【例文3選】自己PRで思いやりってどう書くの?書き方を徹底解説

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はじめに

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

エントリーシートや面接など、自己PRは就職活動では避けて通れません。

夏や秋のインターンシップへ応募して、自己PRの書き方がこれで良いのか、思いやりでは自己PRにはありきたりではないのか不安になった方も多いのではないでしょうか。

思いやりも伝え方次第で、企業に魅力的だと思ってもらうことができれば、選考を突破する自己PRになります。

この記事では、選考突破できる思いやりでの自己PR方法を解説します。

この記事を読んでわかること

・思いやり課題解決エピソード例
・思いやりを自己prでアピールするメリット
・思いやりを自己prにする際の注意点

この記事をおすすめしたい人

・思いやりを発揮する課題解決エピソードがわからない人
・自分の強みを生かせる企業を知りたい人
・自己PRの書き方がわからない人

【思いやりをPR】「思いやり」は自己PRで十分使える?

結論として、思いやりを自己PRでアピールすることは十分に可能です。

ただし、思いやりは誰でも持っている要素であり、就活においては大前提とされることも多いため、アピールとしては弱くなってしまうことも少なくありません。

また、目指す企業によっては他の能力をアピールした方がよほど魅力的であり、外れのアピールとなってしまうことも多いです。

したがって、あなたが目指している企業がどのような能力を求めているのかを確認した上で、思いやりが当てはまるかどうかを考えてみましょう。

コミュニケーション能力や、社員同士でスムーズにやり取りできることを重視している場合は、思いやりをアピールしても構いません。

【思いやりをPR】そもそも思いやりがある人とは

思いやりがあることをアピールする前に、自分が本当に思いやりがある人なのか、定義から確認する必要があります。

以下の2点が自分に当てはまっているかどうか考えてみた上で、思いやりを自己PRに含めるかどうか検討しましょう。

周囲の人とうまく協力して業務を進められる

思いやりがある人は、周囲の人とうまく協力して業務を進められることが多いです。

少なくとも、自己中心的な行動を取ることはあまりありません。

しかし、周りの人にただ「遠慮」するだけでなく「協力」して、業務や、やるべきことをスムーズに進める必要があります。

仕事において協調性やチームワークが必要不可欠なものであり、1人思いやりがある人がいるだけでチームがスムーズに動くようになります。

自分が部活やアルバイトなどで周囲のメンバーと協力して1つの目標に向かった経験があるか考えてみましょう。

適切な気遣いで利益を生み出してくれる

思いやりがあるだけでなく、適切な気遣いで利益を生み出してくれる人材を企業は求めています。

確かに、優しくないよりは優しい人の方が重宝されますし、お互いに気遣いができないよりは気遣いができる方が良いです。

とはいえ、就活においては「仕事に活かせるレベルの気遣いができること」が重要視されます。

特に、顧客と関わる営業職などの仕事の場合は、高いレベルでの気遣い力が求められます。

営業職を目指す場合は、顧客のニーズを適切に汲み取り、顧客満足度を上げられるような人物であるかどうか自分で考えてみましょう。

【思いやりをPR】自己PRの目的

必ずと言っていいほど就職活動で問われる自己PR、なぜ企業は自己PRを求めるのでしょうか?

企業には何千という学生からのエントリーシートが届きます。

そのすべての学生の中から、企業は自社で活躍する人材を見極めなければいけません。

その中で、自社が求める人材を見極めるために使われるのが自己PRです。

自己PRの目的とは、自身の強みを企業に伝えることです。

自分の強みを企業に伝えるため

自己PRでは、その強みが入社後にどのように発揮されるのかを伝えることで、企業があなたを雇うメリットを伝えることを求められているのです。

そのため、あらかじめ志望企業の採用情報サイトや説明会などで自身の強みが企業の求める人物像とマッチしているのかを確認しておきましょう。

自己PRに使う強みは、たった一度だけ発揮された強みではなく、再現性のあることを伝える内容にしましょう。

再現性とは何か

就職活動で求められる再現性とは、あなたがPRした強みが、入社後に企業でも発揮されるかということです。

例えば、アルバイトで大きな売り上げを達成したとしても、それが偶然であれば再現性があるとは言えません。

企業にとって、あなたの強みが入社後も発揮されなければ雇うメリットはなくなってしまいます。

入社後でも発揮される強みであることをアピールできる思いやりの自己PRを考えていきましょう。

【思いやりをPR】自己PRの書き方

ところで自己PRは、どういう構成で書けば良いのでしょうか?

自己PRはただただ自身の強みを羅列すればよいのではありません。

自己PRにはテンプレートのような書き方があります。

ここでは自己PRの定番の書き方を紹介します。

それは、自身の強みを最初に伝え、次にそれが発揮されたエピソード、最後にその強みがどう企業で役立つかという三つのステップです。

自身の強み

就職活動では、結論ファーストを求められます。

聞かれていることに最初に答えることが重要です。

途中や最後に強みを伝えても、話がわかりにくくなり、強みの印象がぼやけてしまいます。

特に面接では、質問に答えることが重要なので、簡潔に強みを答えましょう。

私の強みは思いやりです。というように最初に言い切ってしまいましょう。

エピソード

エピソードはあなたの強みに信憑性を与えます。

自分で「思いやりが強みです」と主張しても、企業はあなたが自分で言っているだけでなく、他者から見ても思いやりがある人なのかわかりません。

エピソードでは、具体的な数値を盛り込み、具体的なエピソードにする方が良いでしょう。

企業でどう役立つか

最後に、志望する企業の職種でどう役立つのかを述べましょう。

「私は貴社の営業職でこの強みを生かし」というように、その企業のその職種であなたの強みがどう役立つのかを伝えることで、企業があなたを雇うメリットを明確にし、志望度の高さを表すことができます。

【思いやりをPR】企業が何を見ているか

企業は自己PRの何をポイントとして見ているのでしょうか。

企業がみているポイントは、再現性と自社とのマッチです。

例えば、ベンチャー企業では、積極的に新しいことに挑戦するのは評価されますが、保守的な企業であれば合わないと判断される可能性が高いです。

また、友人が困っていたから助けたというエピソードでは、友人だから思いやりが発揮されたのではないかと疑われる可能性もあります。

見知らぬ人や対立する人でも助けたというような、入社後も発揮されることが期待されるエピソードを選びましょう。

企業分析をすることで志望企業にマッチした長所をアピールし、入社後もあなたの強みが業務で生かされると判断されるような自己PRをしましょう。

【思いやりをPR】思いやりの言い換え

この強みは本当に思いやりとして自己PRしていいのかな、志望企業に合わせてこのエピソードをもう少し押し広げた意味の強みとして使いたい。

そんなあなたのために言い換え表現を紹介します。

・気配り上手

・主体性がある

・他者に寄り添って行動できる

・ホスピタリティがある

・状況把握力が高い

ベンチャー企業では、主体性がある人。

ホテル業界ではホスピタリティがある人。

チームで取り組むことが多い業界では状況把握力が高い。

このように志望業界やあなたに合う言い回しを選んで、あなたの魅力を企業にアピールしましょう。

【思いやりをPR】思いやりを自己PRでアピールするメリット

自己PRで思いやりをアピールするメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

ポイントは以下の2つです。

・細部まで気を使えると評価される
・チームワークを大切にできると評価される

思いやりは個人に対してだけでなく、集団の中でも発揮できます。

人間関係が良好であれば作業も順調に進むため、企業にとっては大きなメリットです。

また細かい気配りが企業の質を上げることにもつながります。

思いやりをアピールすることで具体的にどのような評価をされるのか見ていきましょう。

細部まで気を使えると評価される

思いやりがある人は、細かいことにも注意して行動できる人が多いです。

周りをよく見ることで、ちょっとした変化や違和感に気づき、すぐに対処することができます。

そのため、細かなミスや矛盾をなくし企業としての信頼を獲得することにもつながります。

また、困っている人を探す能力にたけているのも、思いやりがある人の特徴です。

広い視野を持ち、その人が何に困っているのか、何を求めているのか理解し、寄り添うことができます。

これは社内のみならず社外の人間関係にもいえることです。

細かい気配りができることで取引先との関係も良好になりますし、相手の困りごとにいち早く気づいて何か力になることもできるでしょう。

より良いサービスや製品を作るためにも重要な能力なのです。

チームワークを大切にできると評価される

思いやりがあれば、周りと良好な関係が築けます。

チームで取り組む場合、誰か一人が率先して仕事をすればいいというわけではありません。みんなで意見交換したり協力したりすることが大切です。

思いやりがある人は気配りができるため、ひとりひとりがどういう人なのか、何が得意で苦手なのか考えながら行動します。

自分のしたいことを優先してするのではなく、周りに寄り添い理解することで円滑に作業を進めることができるのです。

また、作業が滞ったときにはどうすれば解決できるか一緒に考えたり、困っている人のために手を貸したり、サポートにも適しています。

思いやりがある人は、広い視野を持ち個人への気配りもできるため、チームワークを大切にできると評価されることが多いのです。

【思いやりをPR】自己PRで思いやりをアピールするコツ

続いて、自己PRで思いやりをアピールする際のコツについても紹介します。

以下の3点を確認した上で、質の高いアピールを行い、企業の採用担当者に強い印象を与えましょう。

根拠になる具体的なエピソードを入れる

単に「思いやりがある」と述べるだけでは説得力が弱く、他の応募者との差別化が難しいため、具体的なエピソードを交えて話すことが非常に重要です。

例えば、日常的な行動や過去の経験を通じて、どのような場面で思いやりを発揮したのかを具体的に説明しましょう。

困っている人を助けた経験、チームメンバーや友人、家族との関係で相手をサポートした事例などが良いです。

また、そのエピソードにおいて、相手の気持ちをどのように察知し、どのような行動を取ったのかを詳細に伝えることも大切です。

この具体的な行動を明確に説明することで「思いやり」という言葉に重みが加わり、あなたの人間性が採用担当者にしっかりと伝わります。

思いやりの定義、自分だけの言いかえを探す

思いやりは普遍的なテーマで、多くの人がアピールポイントとして取り上げるため、そのままでは他の応募者との差別化が難しくなります。

そこで、思いやりという言葉をただ使うのではなく、あなた自身の経験や価値観に基づいて、オリジナルな表現や言いかえを考えることが大切です。

例えば「相手の立場に立って考える力」や「細かいところまで気を配る能力」といった形で、あなたならではの言葉に置き換えると、より具体的で個性的なアピールとなります。

また「なぜ自分はそうした行動ができるのか」を掘り下げ、あなた独自の視点から説明することで、さらに説得力が増します。

思いやりという言葉を一歩進めて、自分自身の体験や価値観を反映させた独自の表現を見つけることが、自己PRをより魅力的にする重要なポイントです。

仕事にどう活かせるか話す

思いやりをアピールする際にはそれを仕事にどう活かせるかを明確にすることが必要です。

単に思いやりを持っているというだけでは、企業側はそれが業務にどのように活かせるのかを判断しにくいためです。

例えば、営業職であれば「顧客のニーズや課題を的確に把握し、最適な解決策を提案します」など、思いやりが役立つ場面を説明しましょう。

このように、具体的な仕事の場面を想定して、思いやりが実際にどのように活かされるかを説明することで、企業側もあなたが入社後にどのような役割を果たせるかをイメージしやすくなります。

【思いやりをPR】思いやりを自己PRにする際の注意点

自己PRではできるだけ自分の特徴をアピールしておきたいですよね。

しかし方法を間違えるといい印象が与えられなくなります。

思いやりを自己PRする際の注意点は以下の3つです。

・お節介と思われる内容ではないことを確認する

・当たり前のことと思われる場合がある

・思いやりがあると思われる態度を心掛ける

自己PRは自慢する場ではありません。

自分の人となりを伝えたうえで、企業でどのように生かせるかアピールすることが重要です。

企業により良い印象を与えられるよう、どのような点に注意すべきか、詳しく見ていきます。

お節介と思われる内容ではないことを確認する

自分では思いやりをもって行動をしていても、ときにはその行動を周りがお節介と感じることがあります。

思いやりは、相手のことを思って行動することはもちろんのこと、相手にとってもいいことであって初めて成り立ちます。

一方お節介は、自分では相手のためにしたことでも、相手にとって迷惑だったり、もうしてほしくないことだったりします。

話すエピソードによっては、ただの自己満足で終わってしまい、そのように面接官にとらえられてしまうと、自分勝手、空気を読めないなどと思われてしまいます。

思いやりのエピソードを話す際は、相手の立場になって十分考え、迷惑なことではなかったか、その後いい変化があったかなどを確認したうえでアピールするようにしましょう。

当たり前のことと思われる場合がある

自分では思いやりを持った行動だったとしても、社会人として当たり前のマナーであることがあります。

例えば、「道を尋ねられて教えてあげた」といった場合、自己PRのエピソードとしては物足りないですし、当たり前のことだととらえられることもあるでしょう。

また、相手のことを考えて先回りして行動した場合も、面接官の印象に残らないことがあります。

例えば、「飲食店でアルバイトをしていて予約時間が近づいたため、お客様に電話でお知らせした」といった場合、これは業務の一環として考えることもできます。

ただ何かをしてあげただけではなく、その思いやりがどのような結果を生んだのか、もう一歩踏み込んだエピソードが必要です。

自分のエピソードが常識なのか、それとも思いやりとしてアピールできるのかしっかり精査しましょう。

思いやりがあると思われる態度を心掛ける

面接官は自己PRから思いやりがあるかを判断するのではなく、選考全体から思いやりがあるかを判断することがあります。

自分の思いやりのエピソードが企業にマッチしていたり、入社後も発揮できると印象づけるものであっても、それだけではうまくいきません。

例えば、エントリーシートを書く際には、指定文字数分を埋めるだけでなく、読み手のことを考え見やすくなっているか。

または、話す際に自慢げな口調になっていないか、などが気を付けるポイントとして挙げられます。

面接で話す際は、特に本来の人間性が出てしまいますので、誇らしく話さないことがポイントです。

相手を不快にさせないということも思いやりとして欠かせない要素なので、自己PRする際は相手にどう思われるか考えるようにしましょう。

【思いやりをPR】例文

実際に自己PRでは思いやりをどう表現すればいいんだろう。

実際に例文を見てみましょう。

これまでのポイントを踏まえて、人事担当者に評価される思いやりの自己PRを3つ紹介します。

アルバイト、ボランティア、サークルという身近な例なので参考にしてくださいね。

例①アルバイト

私の強みは相手の立場に立って思いやれるところです。私は学生時代、飲食店のホールスタッフとしてアルバイトをしていました。接客をする中で、杖をついているお年寄りにはソファ席に通したり、小さなお子様を連れた家族には、チャイルドチェアを配置したり、お子様用の食器を用意するか注文時に伺ったりと、周りの状況をよく観察することでお客様のニーズを把握し、柔軟に対応していました。そうしていると、お客様から「あなたのおかげで楽しい時間を過ごすことができた」と声をかけていただくこともありました。このように声をかけていただいたことで、より一層周りの状況に注意を払い、個々のニーズに沿った接客に強いやりがいを感じるようになりました。この強みを生かし、貴社の販売職では、周りの状況に気を配り、お客様一人一人に寄り添った接客をすることで、それぞれのニーズに対応した商品を提供することに役立てたいです。

一つ目はアルバイトについての例文です。

このようにアルバイトの接客という身近な例ですが、思いやりをアピールできます。

どのように課題に取り組み、その経験を通して何が得られたのかを具体的に書いています。

例②ボランティア

私の強みは他者に寄り添うことができることです。私は学生時代、週に一度、五時間ほど、こども食堂のボランティアに参加していました。私は配膳を担当していましたが、食事の後に自習をしている子どもがいることに気づきました。そこで、配膳や後片付けの後に、悩んでいる子ども達に声をかけ、勉強を教えていました。「わかりやすい」、「教えてくれる人がいないから助かった」などと子ども達から喜んでもらうことができました。また、一人の子に勉強を教えていると他の子どもも集まってきて、子ども達同士での交流も促進され、笑顔を見る機会が増えました。この経験から私は、自分に割り当てられた仕事だけでなく視野を広げて、より良い価値提供には何ができるのかを考えるようになりました。課題を発見し、指示を受ける前に動き、他者のために主体的に動く、自身の思いやりという強みを貴社でも生かしていきたいと考えています。

二つ目はこども食堂でのボランティア経験です。

こども食堂での経験で、どのように強みが発揮されたのかを書くことで再現性をアピールし、企業で役立つことを強調しています。

例③サークル

私の強みは、周りの状況に気を配り、率先して行動できることです。この能力は、自身が所属する茶道部の中で培われました。茶道部は活動への参加が任意で、ほぼ姿を見せないメンバーもいました。それ故、積極的に参加している、活動準備担当のメンバーの業務負担が大きく、準備がずさんな状態でした。私は、準備担当者に手伝いを申し入れ、他の暇そうな人たちにも手伝ってもらえるように声掛けを行いました。これを継続的に行ったところ、手の空いている人たちが自分の業務以外でも動くことが習慣化され、活動が円滑に行われるようになり、部内のぎくしゃくしていた雰囲気もなくなりました。その後、たまにしか来なかった部員の参加頻度が増え、「部内の雰囲気がよくなり、活動に参加しやすくなった」と伝えられました。入社後は、仕事が円滑に行われるように、自身の思いやりを生かしていきたいと考えています。

三つ目はサークルで他の人の仕事を手伝った話です。

継続的に行ったことをアピールすることであなたの強みに信憑性を持たせることができます。

また、課題→取り組み→成果の順に記載することで面接官がイメージしやすくなります。

例④部活動

私の強みは、広い視野で物事を見て、気配りができることです。
学生時代、私は吹奏楽部の部長を務めました。
各楽器ごとにリーダーもいましたが、意見がぶつかりうまくいかないと相談を受けることも多々ありました。
そんなとき、私は各リーダーと集まって何度か話をすることにしました。
お互いに困っていることやうまくいっている点などを共有することで、解決策を見つけ、いい演奏へとつなげることができました。
各リーダーからは、ひとりで悩みを抱え込まず、同じ立場の者同士励ましあって乗り越えることができたと感謝の言葉が聞けました。
このように、一歩引いた立場から周りの様子に目を配り、困りごとや問題点に対して情報を共有しながらみんなが協力できるチームにしたいと考えています。

四つ目は部活動についての例文です。

部長という立場で、悩みを抱える部員にどのように寄り添ったのか具体的に書いています。

この経験で生かされた周りへの気配りは、チームで仕事をする際の強みとしてアピールできます。

例⑤マネージャー

私の強みは、細かいところに目を向けることです。
私は学生時代、サッカー部のマネージャーをしていました。
はじめは慣れない仕事ばかりで、選手自身になかなか目を向けることができませんでした。
そんなとき、ひとりの選手が過度な練習で足を故障してしまい、しばらく試合に出られなくなったことがありました。
私は、もっと選手に目を向けていたら、故障を防げたかもしれないと後悔しました。
それからは練習中の選手の特徴や、ちょっとした変化を注意深く観察し、ノートにメモしたものをチームで共有するようにしました。
その結果、選手たちも自身のことをよく理解できるようになり、体で違和感のある箇所をチェックするようになったのです。
貴社でも少しでもリスクを軽減し、円滑に作業を進められるよう、どんな些細なことにも目を向けるという強みを 生かしていきたいと考えています。

五つ目は部活動でマネージャーとしての経験です。

自身の心配から学んだことを、どのようにして部に還元したか書くことで、再現性をアピールできます。

例⑥ゼミ

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミで全員が積極的に参加できるように取り計らうことです。
私が所属していたゼミはその年度に開講されたものであり、学生の理解度もそれぞれ非常に差がある状態でした。
そこで、それぞれのメンバーが理解度を深め、積極的に参加できるように、ゼミの発表準備の際、学んできた学問が多少異なるメンバー同士でペアを組むように提案しました。
これにより、自分の専門分野を分かりやすく説明できる能力を身につけるだけでなく、お互いの理解度を深めることができ、発表もスムーズに行うことができました。
また、ゼミの発表の際もランダムに他のメンバーに意見を求める制度を提案することで、発表の内容やプレゼンテーションの方法のブラッシュアップを行うこともできました。
これにより、卒業研究では全員が同じ研究に力を入れることができ、学部内でも高い評価を受けることができました。
この経験を通じて身につけた思いやりや配慮できる能力を活用して、貴社のプロジェクト運営にも貢献していきたいと考えています。

例⑦留学

私が学生時代に力を入れたことは、留学において思いやりの心を身につけることです。
カナダの大学に留学した際、グループでプロジェクトに取り組むことが非常に多く、多国籍な環境の中で様々な意見が生まれました。
また、全員が英語をスムーズに話せるというわけではなかったため、コミュニケーション自体がうまくいかず、意見を集めることが難しいこともありました。
そこで、私はジェスチャーなどのボディランゲージやスマートフォンの翻訳アプリなどを活用し、全員がスムーズにコミュニケーション取れるように取り計らい、相手の意見をまずは尊重することを皆に呼びかけました。
これにより、頭ごなしに否定し合うのではなく、お互いに意見を尊重する空気が生まれ、より質の高い議論が行われるようになりました。
この経験から感じたことは、議論を深めるにあたってはお互いの意見を尊重することが大切であると学びました。
貴社に入社した際にも、この経験を活かし、新入社員の方からベテランの方まで誰もが意見を出しやすい雰囲気を作れるミーティングの進行役として貢献したいと考えています。

例⑧インターン

私が学生時代に力を入れたことは、先日まで参加したインターンにおける商品提案のプロジェクトです。
様々な大学からインターン生が13人参加していたということもあり、中にはアルバイト経験もなく、インターンに不安を感じているメンバーもいました。
そこで、私は不安がっているメンバーが落ち着いて取り組めるよう、全力でサポートを行うことを決めました。
例えば、タスクが溜まってしまっているメンバーには優先順位を一緒に考え、一つひとつ解決することを提案し、なかなかプレゼンテーションが作れず悩んでいるメンバーにはおすすめのプレゼン作成ツールなどを紹介しました。
これにより、全員がストレスフリーに取り組めるようになるだけでなく、お互いにサポートできる環境が整い、商品提案本番でもクライアントから高い評価を受けることができました。
この経験を活かして、貴社においては悩みを抱えているメンバーや、業務が行き詰まっているメンバーに気を配り、適切にサポートすることで、全員が100%パフォーマンスを発揮できるマネージャーとして貢献したいと考えています。

【思いやりをPR】思いやりを評価する企業

これまでは、思いやりで自己PRを書く際に意識するポイントと例文を紹介しました。

ところで、企業とのマッチが重要と言いましたが、思いやりを評価するのはどのような企業なのでしょうか。

ここからは思いやりという強みにマッチする企業を二つ紹介します。

日系企業

日系企業では完全なジョブ型は難しく、また、終身雇用も視野に入れた長期的な雇用関係が多いので、他の人との関わりが重要です。

日系企業では、協調性を重視する傾向がありますが、思いやりではどの企業でも求められる主体性と協調性がアピールしやすいです。

一方、ベンチャー企業では、主体性や挑戦力を見られることが多いです。

思いやりのエピソードの中でも主体性が強く現れている面をアピールしましょう。

接客業

接客業はお客様とのコミュニケーションがメインになる仕事です。

品物がどんなに良くても、店舗まで足を運んでくださるお客様にそれぞれのニーズにあった接客ができなければブランドや店舗の価値が下がってしまいます。

あなたの接客が企業のイメージにつながり、接客業はそのパフォーマンスに対してお金をもらう仕事です。

よって、接客業も思いやりを重視する職種であると言えるでしょう。

【思いやりをPR】就活エージェントに相談する

就活エージェントでは、プロのアドバイザーが専属でサポートしてくれます。

自己PRだけでなく、ES添削、面接対策、優良企業の紹介など内定を獲得するまで手厚いサービスを受けることができます

そのため、就活を進めるのが不安な方や、何から始めていいかわからない方にとっては心強い味方です。

また、就活を進めているけれど、自分がどんな企業に向いているのか分からなくなったということもあるでしょう。

その場合でも、アドバイザーが話を聞く中で詳しく分析しあなたに合った企業を紹介してくれます。

さらに、内定獲得後も入社までの研修を実施しフォロー体制も万全です。

就活に関して不安な方は、就活エージェントにぜひご相談ください。

まとめ

この記事では、思いやりで自己PRをする際の書き方、マッチする企業などを紹介してきました。

思いやりという言葉ではしっくりこないという人のために、思いやりの言い換えも紹介していますので、自分に合った強みは何かもう一度よく考えて自己PRを書いてみましょう。

思いやりは社会人として重要なスキルなので、自己PRの仕方次第で大きな強みとなります。

しかし、企業によって評価しない企業もあるので企業分析をして自己PRしていきましょう。

 

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