はじめに
転職の面接対策をしたいけれど何をしていいかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方はまずは面接におけるマナーをチェックしましょう。
一度社会に出ている転職者がマナーが守れていないと恥をかいてしまいます。
面接通過はもちろん、恥をかかないためにもマナーをしっかり押さえましょう。
【転職面接のマナー】転職面接の流れ
後ほど転職面接におけるマナーを説明しますが、その際に、面接の流れが頭に入っていたほうが理解しやすいため、まずは転職の面接の基本的な流れを以下に示します。
①入室
②職務経歴
③転職理由
④転職先の志望動機
⑤募集内容の説明
⑥条件の確認
⑦応募者からの質疑応答
⑧退出
企業によっても面接の詳細は異なるため、上記の流れはあくまでも一例となります。
転職面接の流れについての詳細はこちらの記事を参照してください。
【転職面接のマナー】基本のマナー
マナーは大切だとよく言われますが、なぜ大切なのでしょうか。
一言でいうと「人間関係を円滑にするため」です。
面接官は、仕事面で会社に貢献してくれるかどうかはもちろん、一緒に働きたいと思うかという観点でも審査しています。
例えば仕事はよくこなすが挨拶ができない人と一緒に仕事をしたいでしょうか。
また、お客様と直接かかわる仕事の場合、マナーがおろそかになっていると、相手を不快にさせてしまうこともあり、ビジネスどころではありません。
このように、気持ちよく仕事を進めるうえでマナーは必要なのです。
それでは実際にどんなマナーが求められるのか、面接全体にかかわることや特定の場面で求められることなど詳細に説明していきます。
身だしなみ
面接にふさわしい服装・髪型で臨むのが大前提です。
そのうえで、面接直前には、服装や髪型が乱れていないか確認し、身だしなみを整えましょう。
服装としてはワイシャツのしわや襟の乱れ、ストッキングが破れていないか、髪型についてはアホ毛やおくれ毛がないかなどが注意するポイントとなります。
タバコ、香水、柔軟剤などの匂いがきついと相手に不快感を与えてしまう可能性があるのでなるべく面接前は控えましょう。
面接時の身だしなみについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
持ち物
持ち物に関するマナーは3点あります。
1点目はスマホは着信音やバイブが鳴らないように設定することです。
ワイシャツのポケットなどではなく鞄の中にしまいましょう。
2点目はバックは自分が座る椅子の横に立てて置くことです。
机の上などに置いたり、寝かせて置いたりしないように気をつけましょう。
3点目は筆記用具を必ず持ち歩くことです。
面接中にスマホでメモを取ることはできないので筆記用具がないとメモを取れません。
メモをとっていないと意欲がないと思われてしまう可能性があります。
姿勢
面接中は背筋を伸ばして、手を膝に乗せるのが基本姿勢です。
男性は肩幅に足を開いて手を軽く握り、女子は足をそろえて手を重ねます。
椅子の背もたれには寄りかからずに座面の背もたれ側を3分の1程度あけてすわるようにしましょう。
緊張すると手遊びをしてしまう癖がある人もいると思いますが、挙動不審に思われてしまうのでやめましょう。
話し方
大きな声ではきはきと笑顔で話すようにしましょう。
自信がないように聞こえてしまうので、話すときは文の途中でフェードアウトせず、最後まで言い切って終わる、語尾は伸ばさないという点に気をつけましょう。
対面の場合は相手の目、オンラインの場合はカメラを見て話すことで相手により訴えかけられます。
受付
受付の際は、約束している時間、来社理由、自分の名前、担当者の名前を大きな声ではっきりと簡潔に伝えます。
到着が早すぎても遅すぎても面接官や対応してくれる方の迷惑になってしまうので、10分前を目安に到着するようにしましょう。
入室
入室時に気を付けるべきマナーは4点あります。
1点目はドアを3回ノックして、中から「どうぞ」と応答があったら、「失礼します」と言って、ドアを開けて入室することです。
返答を待つことを忘れないようにしましょう。
2点目はドアを占める際に、後ろ手ではなく、ドアのほうを向いて静かに閉めることです。
3点目はドアを閉めた後、面接官の方を向いてお辞儀することです。
椅子の方まで進み、横に立った際にも同じように一礼し、挨拶します。
その際、お辞儀は30度の角度で、手先を伸ばすようにします。
挨拶の例文としては「本日はお忙しい中お時間を作っていただきありがとうございます。〇〇と申します。本日はよろしくお願いします。」などが挙げられるので参考にしてみてください。
4点目は面接官に促されてから「失礼します」と言い、椅子に座ることです。
自分のタイミングで座らないように注意しましょう。
退出
退出時に気をつけるべきマナーは5点あります。
1点目は面接終了の合図があったら「本日はありがとうございました」とあいさつして椅子に座ったままお辞儀することです。
2点目は椅子から立ち上がった後、再度お辞儀をすることです。
3点目は出口まで歩いて行って、ドアの目の前まで着いたら面接官のほうを向き、「失礼します」とお辞儀することです。
4点目はドアを開け閉めするときは入室時と同様、静かに閉めることです。
5点目は面接室を退室したあとはまっすぐ出口に向かうことです。
社内にいる間は選考が続いていると考えて気をぬかないようにし、スマホの操作や飲食は会社を出てからにしましょう。
【転職面接のマナー】マイナス評価になる行動
これまではマナーとしてやるべき行動について説明しましたが、ここではマイナス評価につながるやってはいけない行動について説明していきます。
無意識のうちにやってしまっている可能性もあるので、しっかり確認して気をつけて行動しましょう。
スマホや書類を確認する
面接前に控え室に通される場合があるが、その際にスマートフォンを操作したり書類を確認したりするのは避けましょう。
会社に到着した、もしくはオンライン面接に接続した時点で戦功は始まっていると考えるべきです。
姿勢を正して、いつ担当者の方が入室しても良い状態にしておきましょう。
面接室に先に通されて面接官があとから入室する場合も同様です。
基本的には立って待つようにしましょう。
遅刻の連絡をしない
そもそも遅刻は厳禁ですが、交通機関の遅延等でやむを得ずに遅刻する際は必ず早急に連絡しましょう。
無断遅刻は面接に限らず社会人として生きていく上であってはならないことです。
多少の交通機関の乱れがあっても間に合うよう、時間に余裕をもって行動するようにしておくと安心です。
挙動不審
挙動不審な行動として、貧乏ゆすりや手遊び、髪や顔を触るなどが挙げられます。
これらの行動は無意識のうちに普段からやっていたり、緊張するとやってしまいがちだったりします。
面接時に出さないように注意しましょう。
人の話を聞かない
面接官が話している途中にさえぎって話し始めるのはもちろん厳禁です。
的を得た受け答えをしないと、質問を聞いていないと思われてしまい、失礼に当たります。
面接官の話は集中して最後まで聞くよう気を付けましょう。
【転職面接のマナー】エージェントを利用しよう
マナーは面接対策の基本です。
基本を押さえたら、次は実践的な面接対策に進みましょう。
そのためにエージェントを活用するのがおすすめです。
アゲルキャリアでは面接対策はもちろん、企業紹介などもおこなっており、内定獲得まで手厚くサポートしてくれます。
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まとめ
この記事で紹介した転職面接におけるマナーは、入室の仕方など知識がなければ正しい行動ができないものもあれば、貧乏ゆすりをしないなどの癖が影響するものがあったと思います。
知識が必要なものについてはこの記事をきっかけに正しい知識を取り込んで、頭の中でイメージトレーニングしたり、実際に面接を重ねる中で慣れていったりして身につけましょう。
紹介したエージェントを利用するなどして面接対策を進め、納得のいく転職活動にしてください。