明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・自己PRを聞く理由
・コミュニケーションを自己PRにする方法
・コミュニケーションを自己PRにするポイント
・自己PRをの意味を知りたい人
・コミュニケーションを自己PRにする方法を知りたい人
・コミュニケーションを自己PRにするポイントを知りたい人
就職活動において試練となるもののひとつが、自己PRの作成ではないでしょうか。
この記事では、自己PRの基本をはじめ、コミュニケーション能力を自己PRとしてアピールするにはどうすれば良いのか、具体的な方法について解説しています。
目次[目次を全て表示する]
【コミュニケーションを自己PRで活かす】自己PRとは
企業に自分をアピールし、売り込むために行うのが自己PRです。
過去にどのような経験をしてどんな強みを得たか、その強みを活かしてどのように企業に貢献できるかなどを伝えることになります。
大学生は社会人経験がなく、印象とポテンシャルをもとに選考を進めていくことになるため、新卒の就活では自己PRが特に重要と言われています。
自己PRをしっかり準備しておくことで、採用担当者の注目を得ることができ、最終的なゴールである内定に近づくことができるでしょう。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】なぜ企業は自己PRを聞くのか?
企業は利益を出すためにさまざまな事業を展開しており、会社の利益に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。
候補者の能力や性格を把握し、入社後に活躍できる人材かどうか判断するために自己PRを聞くと言われています。
では、具体的な理由について詳しく見ていきましょう。
企業に合った人材かを判断するため
自己PRと言われると、自分の能力や性格の中で、もっとも優れているものをアピールしなければならないと思うかもしれません。
しかし重要なのは、企業が求める人物像に自分がいかに当てはまっているかを伝えることです。
どんなに高い能力を持っていても、その企業の要件に合っていなければ、ミスマッチとみなされ不採用となってしまいます。
企業研究を行い、どんな人材が求められているのか正確に認識したうえで自己PRを作成すれば、効果的なアピールができるようになるでしょう。
自己分析ができているかを見るため
自己分析は、就活のスタート地点とも言えます。
そもそも、自分の性格や強みを理解できていない状態では、どんな企業や職種が合っているのか判断できません。
その結果、企業のニーズに沿わない自己PRをしてしまう可能性も高くなります。
あなたは企業という顧客に対し、自分という人材を売り込む営業担当なのです。
商品を売るためには、商品知識を頭に入れておく必要があります。
自己分析を行い、自分という人間についての理解を深めておきましょう。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力は、人によって異なる定義を持ち、職種や企業の求める内容もさまざまです。
一般的に、コミュニケーション能力は「言語能力」と「非言語能力」で構成されます。
言語能力とは、話すことや書くことで自分の意図を的確に伝える力であり、非言語能力は、表情やジェスチャー、姿勢など言葉を使わない表現力を指します。
これらのスキルを理解することが、自己PRでの効果的なアピールにつながります。
コミュニケーション能力を構成するスキル
コミュニケーション能力は、人によって異なる定義を持ち、企業や職種ごとに求められる要素も異なります。
しかし、一般的な意味でのコミュニケーション能力には「言語能力」と「非言語能力」が含まれます。
言語能力は、言葉を使って明確に意図を伝えるスキルであり、非言語能力は、表情や身振り、アイコンタクトなどで情報を伝達するスキルです。
これらのスキルを磨くことが、円滑な対話や協力関係を築く上で重要です。
一般的なコミュニケーション能力の解釈
コミュニケーション能力は、いくつかの基本的なスキルで構成されます。
- 伝える力
自分の意見や情報を分かりやすく相手に伝達する能力です。
- 聞く力
相手の意見をしっかりと理解し、共感するための能力です。
- 質問する力
相手から必要な情報を引き出し、対話を円滑に進めるためのスキルです。
これらのスキルをバランスよく活用することで、効果的なコミュニケーションが可能となります。
企業がなぜコミュニケーション能力を求めるのか
企業がコミュニケーション能力を重視するのは、仕事を円滑に進めるための基盤だからです。
就活の面接では、自己PRやチームワークの中での役割を伝える能力が問われます。
入社後も「報告・連絡・相談」(ホウレンソウ)が求められ、上司や同僚との円滑な関係構築や取引先との信頼関係の維持に不可欠です。
社内外問わず、情報共有や協力が必要なシーンでは、コミュニケーション能力が大きな役割を果たします。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーション力があることはベンチャー企業向き!
多くのベンチャー企業は少数精鋭であり、ほかの社員との距離が近いです。
エンジニアと営業が連携を取ったり、社長と一般社員が直接話したりといったことも珍しくありません。
さまざまな部署や立場の人と関わる機会が多いため、コミュニケーション力が重視される傾向があるのです。
とりわけ、企画や営業などの業種では、コミュニケーション力が仕事の成績にも影響します。
ベンチャー企業への就職を目指している方は、自己PRで自分のコミュニケーション力の高さをアピールしてください。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーションを自己PRにする前の準備
企業に伝わる自己PRを作成するためには、事前準備をしっかり行うことが大切です。
行き当たりばったりで書き始めてしまうと、中身が薄く、何が言いたいのかわからないものになってしまいます。
以下の項目で、正しい手順を確認していきましょう。
自己分析を徹底的にする
就活全体において、自己分析は非常に重要なポイントになります。
自己分析を通じて自分の新たな特徴を発見し、「こんな職種も向いているのかもしれない」と新たな気づきを得る場合もあります。
自己分析には十分な時間を割くように心がけ、その後も必要に応じて随時行うようにしましょう。
難しそうに感じるかもしれませんが、インターネット上には自己分析のための診断ツールやアプリがたくさんあるので、気になる方は一度利用することをおすすめします。
企業研究をする
採用にあたり、企業はあらかじめ「こんな能力や性格を持った人に入社してほしい」という方針を決めています。
自己PRを書くためには、会社説明会、過去の面接の体験談、OB・OG訪問などを利用して傾向を知っておく必要があります。
具体的な傾向は、おおよそ企業の公式サイトを見ることで理解できますが、必ずチェックしておきたい情報が企業理念です。
企業の根幹となる価値観や考え方がまとめられており、使命・思想・存在意義のほか、社員の行動規範となる文言なども明文化されているため、自己PR対策の役に立つでしょう。
エピソードを考えておく
「私はコミュニケーション力が高いです」と単に述べるだけではアピールになりません。
その根拠となる具体的なエピソードを挙げ、説得力を持たせたうえで採用担当者に伝える必要があります。
企業が見ているのは、派手な行動や輝かしい成果などといったエピソードの華やかさではなく、 エピソードに候補者の人となりが表れているかということです。
自己PRに加えるエピソードは、企業に知ってほしいあなたの特徴がよく表れているものを選ぶようにしましょう。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーションを自己PRにするポイント
下準備が終わった後は、いよいよ自己PRの文章を書き始めます。
採用担当者の目に留まるものを作成するためには、これから挙げるいくつかの構成のポイントを押さえておくことが重要です。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
結論から書く
自己PRは、まず結論から述べるのが鉄則です。
書き出しでは、「私は○○を強みとしています」と簡潔に述べましょう。
最初にアピールポイントを明確にすることで、それ以降の文章も書きやすくなります。
また、採用担当者が目を通す書類の数は膨大で、一つひとつ時間をかけて読むことはできません。
だからこそ、1文が冗長でわかりにくいと、内容が十分に理解されない可能性があります。
1文に1つの意味のみを持たせるという意識を持ち、端的に書くよう心がけましょう。
具体的なエピソードを加える
次に、結論の根拠となる具体的なエピソードを加えます。
自分の置かれていた立場や起こっていた問題、解決するために取った行動などを詳しく書きましょう。
採用担当者がその場面を想像できるように、できるだけ具体的な表現を用いることがポイントです。
ただし、エピソードの部分が長くなりすぎないように気をつけましょう。
どんな努力や改善を行い、どのように成長したのか伝えられれば、挫折や失敗の経験でも自己PRのエピソードとして活用することができます。
入社後のビジョンを書く
強みとエピソードを述べるだけで終わってしまうと、自己PRとして成り立ちません。
最後に、自分が入社することで、会社にどのような利益を与えられるのか述べましょう。
「この能力を貴社においても活かしたいです」というように締めても問題はありませんが、ここをさらに詳しく書くことができれば自己PR全体の印象もアップします。
企業のどんな業務で、どのように能力を発揮できると考えているのか伝えることで、あなたが入社後活躍する姿を採用担当がイメージしやすくなるでしょう。
「コミュニケーション能力」を細分化して明確にする
効果的な自己PRをするためには、自分の持つコミュニケーション能力を細分化し、どのスキルが得意かを明確にすることが大切です。
たとえば、「伝える力」「聞く力」「質問する力」のうち、特に優れている力に焦点を当てることで、自分の強みを的確にアピールできます。
このように、具体的なスキルを挙げることで、採用担当者にもわかりやすく説得力のある自己PRが可能になります。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーションを自己PRにする際の注意点
コミュニケーション力は、就活において強力な武器となります。
しかし、自己PRとして活用する際には、注意すべき点がいくつかあるので、以下で解説する内容を意識しながら作成していきましょう。
なお、自己PRが完成した後も定期的に見直しを行うことをおすすめします。
ビジネスでのコミュニケーション意識する
社交的で、いつも友達に囲まれているような人を「コミュ力が高い」と表現することがあります。
しかし、これは採用の場において企業が求める能力とは異なります。
人気者だからといって、ビジネスで活かせるコミュニケーション力を持っているとは限りません。
前述したように、コミュニケーション力は抽象度の高い言葉です。
あくまでもビジネスシーンにおいて、どんな場面でどのように活かせる能力なのかアピールするということを忘れないようにしましょう。
マイナスな言葉は避ける
自己PRは、あくまで自分の良いところを企業にアピールするためのものです。
ネガティブな表現を使ってしまうと、自ら評価を下げることになりかねません。
他業界・他社の批判は、それが本音や一般的な意見であっても基本的にNGです。
また、「いろいろな」「さまざまな」「~など」といった表現も避けた方が良いでしょう。
具体性が求められる自己PRで抽象的な言葉を使うと、印象が悪くなってしまう可能性があります。
つい使ってしまわないよう、普段から意識しておくことが大切です。
正しい敬語を使用する
自己PRを記入したエントリーシートは、企業に提出する正式な書類のひとつです。
言葉遣いが不適切だと、ビジネスマナーを知らない人だと思われてしまいます。
特に敬語については、正しいと思って使っていた表現が実は間違っていたということも珍しくありません。
よくある例としては、1つの文章の中で同じ意味の敬語を2回以上使用する「二重敬語」や、文章の不必要な箇所に「さ」を入れる「さ入れ言葉」などが挙げられます。
文章が正確かどうか、自分で調べて確認するのはもちろん、友人や家族に見てもらうと良いでしょう。
言いかえ表現を使う
コミュニケーション能力はあいまいで抽象的な表現なので、コミュニケーション能力の中でも特にアピールしたいことに絞ることで効果的にアピールすることができるようになります。
- 傾聴力を持って会話ができる
- 相手の本心を引き出すのが得意
- 説得力がある
- わかりやすく説明するのが得意
- 人の立場に立って物事を考えられる
- 多くの人と一緒に協力できる
- 違う価値観の人とも分かり合える
【コミュニケーションを自己PRで活かす】コミュニケーション能力が求められる職業
コミュニケーション能力は、多くの職業で成功の鍵となる重要なスキルです。
職種ごとに求められる具体的なコミュニケーションスキルが異なりますが、どの職業でも「伝える力」「聞く力」「質問する力」のバランスが求められます。
以下に、特にコミュニケーション能力が重要とされる職業を紹介します。
営業職
営業職は高いコミュニケーション能力が求められます。
営業職は、会社が扱っている商品やサービスを売って、利益を生み出していかなくてはなりません。
そのためには、コミュニケーション能力のうち「伝える力」だけでなく「聞く力」も必要となります。
顧客に商品やサービスの魅力を伝えるための「伝える力」や取引先との良好な信頼関係を保つためにニーズを聞き出す「聞く力」どちらも重要です。
事務職
事務職も意外にコミュニケーション能力が必要な職業です。
一人で黙々と作業を行うイメージがありますが例えば、経理で営業が出した経費申請に不備があった場合、営業とのコミュニケーションが必要になりますし、事務同士で分業して仕事を行うという時も必要になります。
事務職は真面目に作業に取り組めるというのもアピールになりますが、コミュニケーション能力も伝え方によっては有効なアピールになります。
エンジニア職
エンジニア職も任された仕事を黙々とこなせばいいように思えますが。
コミュニケーション能力も重要な要素です。
任された仕事が大規模の場合、複数のエンジニア同士で協力して行うことになります。
その際にどこまで進んでいるのか進捗を伝えあい確認をし、納期に遅れないようにするためにコミュニケーション能力が必須になります。
販売職
販売職は言わずもがな、コミュニケーション能力が必要な職業です。
一見コミュニケーション能力のうち、商品の魅力を伝え購買してもらうために「伝える力」が特に重要であると思われますが、商品が多ければ多いほど顧客のニーズも多種多様になるため、ニーズに適切にあった商品を提案するには「聞く力」も必要になります。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】活動別例文紹介
ここまで、コミュニケーション力を活用した自己PRの書き方の手順や、さまざまなポイント、注意点などをお伝えしてきました。
以下に、それらを踏まえた例文を3つご紹介しますので、作成の際の参考にしてみてください。
例文①聞く力×アルバイト
例文② 聞く力 × サークル
この強みは、大学の文化祭で模擬店を運営するサークルのリーダーを務めた際に発揮されました。
私たちのサークルでは、模擬店の出店をすることにしました。
企画を進めるにあたり、模擬店で提供するメニューを決める段階でメンバー間の意見が対立し、料理のジャンルやコンセプトがまとまらず時間が限られている中で、このままでは準備が間に合わない状況でした。
この課題を解決させるために、私は全員の意見を一つずつ丁寧に聞くための時間を設けました。
まず、小グループに分かれて各意見の詳細を掘り下げ、それぞれの意見の背景や理由を理解することに努めました。
議論の中で、共通のテーマとして「地元の特産品を使った新感覚料理」というアイデアを提案しました。
この提案は、地元の特産品を活かしつつ、若者向けにアレンジすることで、双方の意見を取り入れる形になりました。
結果、全員が納得し、各メンバーが積極的にアイデアを出し合い、料理のレシピやブースの装飾に一貫性を持たせることができました。
文化祭当日は、模擬店は予想以上の来場者でにぎわい、売上もサークル歴代最高を記録する結果となりました。
さらに、地域新聞にも取り上げられ、サークル全体の士気が高まりました。
貴社に入社した際も、チームメンバーの多様な意見を丁寧に聞き取り、共通のゴールに向かって調整する力を活かし、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
例文③ 聞く力 × 部活
この強みは、大学時代にバスケットボール部のキャプテンとしてチームをまとめていた際に活かされました。
当時、私たちのチームは県大会出場を目指していましたが、成績が伸び悩んでおり、チーム全体の士気が低下していました。
この課題を解決させるために、私は既存の戦術を見直し、各選手の特徴を活かせる新たなフォーメーションを提案しました。
また、各ポジションの役割についても、具体的な例を用いながら説明し、全員が納得するまで何度も話し合いを重ねました。
結果、新しい戦術はメンバーに受け入れられ、試合でその効果を発揮することができました。
特に、攻守のバランスが改善され、県大会では前年を超える成績を達成しました。
また、チーム全体の雰囲気も向上し、メンバー同士が互いにサポートし合う文化が根付きました。
貴社に入社した際も、多様な意見を尊重しながらチーム全体をまとめ、プロジェクトの目標達成に向けて柔軟に対応する力を発揮したいと考えています。
例文④ 聞く力 × ゼミ
この強みは、大学のゼミで共同研究のテーマを決める際に活かされました。
ゼミのメンバー全員で地域社会に関する研究を行うことになり、テーマ選定の際に意見が分かれました。
一部のメンバーは「経済の視点から地域を分析したい」と主張し、別のメンバーは「環境問題に焦点を当てたい」と考えていました。
ゼミ内で議論が紛糾し、方向性がなかなか決まらないという課題がありました。
この課題を解決させるために、私はゼミ全員と個別に意見交換を行い、各自が興味を持つポイントや期待する研究のアウトカムを深く掘り下げました。
その後、全員で集まる場を設け、各意見の共通点を見つけ出すためのディスカッションを進行しました。
このプロセスで、複数の視点を統合する「地域の持続可能な経済発展」というテーマを提案しました。
このテーマは、経済と環境の両方に焦点を当てたものであり、全員が納得できるものでした。
結果、ゼミ内の結束が強まり、研究活動はスムーズに進行しました。
私たちの研究は学内で高い評価を受け、発表会では最優秀賞を受賞することができました。
また、研究結果は地元の自治体にも提供され、実際に地域活性化の施策として取り入れられるなど、具体的な成果を生むことができました。
貴社に入社した際も、プロジェクトメンバーの意見を的確に集約し、全員が共通の目標に向かって協力できる環境を整えることで、チームとしての最大の成果を上げられるよう努めていきたいと考えています。
例文⑤ 伝える力 × アルバイト
この強みは、飲食店での新メニュー紹介イベントで発揮されました。
私が働いていたカフェでは、新しく導入したメニューのプロモーションが課題でした。
売上が伸び悩み、新商品が思うように浸透していない状況でした。
この課題を解決するために、私はイベントの企画に積極的に参加し、試食会を提案しました。
試食会の際には、商品の背景やこだわりをお客様に丁寧に伝えるためのパンフレットを作成し、説明の際に強調するポイントをわかりやすく整理しました。
また、接客時には、お客様に直接質問を投げかけながら、新商品の魅力を引き出す形でコミュニケーションを取りました。
結果、試食会での反応は非常に良く、イベント終了後には新商品の売上が30%増加しました。
常連のお客様も新メニューを積極的に注文するようになり、売上目標を達成することができました。
貴社に入社した際も、顧客に対して製品やサービスの魅力を的確に伝え、ブランドの信頼性を高めることに貢献したいと考えています。
例文⑥ 伝える力 × サークル
この強みは、大学のサークルで新規プロジェクトを提案した際に活かされました。
私たちのサークルは、社会貢献活動として地域の清掃イベントを企画しましたが、メンバーがこのプロジェクトの意義を十分に理解していないことが問題となっていました。
この課題を解決するために、私はまずプロジェクトの目標とその意義を整理し、わかりやすいプレゼンテーション資料を作成しました。
具体的な目標と期待される効果を段階的に説明し、過去の成功事例や他の地域での事例も紹介しました。
また、メンバーが興味を持ちやすい要素を取り入れ、参加のメリットを強調しました。
結果、メンバー全員がプロジェクトの重要性を理解し、積極的に準備や参加をするようになりました。
イベント当日は、予想以上の参加者を集めることができ、地域社会からも高い評価を受けました。
貴社に入社した際も、複雑なプロジェクトを整理し、分かりやすく伝える力を活かして、社内外でのコミュニケーションを円滑にし、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
例文⑦ 伝える力 × 部活
この強みは、大学時代のバスケットボール部で新しい戦術を導入する際に発揮されました。
当時のチームは、従来の戦術では勝てないと判断し、新しい戦術の導入が急務でした。
しかし、メンバーは新しい戦術に慣れておらず、不安を感じている状況でした。
この課題を解決するために、私は練習の初めに、新戦術の目的と利点をわかりやすく説明しました。
具体的なプレー例を映像で見せることで理解を深め、疑問点があればその場で回答するようにしました。
また、段階的に戦術を取り入れることで、メンバーが徐々に慣れていけるように工夫しました。
さらに、各選手の役割とその重要性を強調し、自信を持って取り組めるようモチベーションを高めました。
結果、新戦術は徐々にメンバーに浸透し、試合でその効果を発揮することができました。
特に、県大会での勝利はチーム全体の自信を大きく引き上げ、その後の成績向上にも繋がりました。
貴社に入社した際も、新しい取り組みを丁寧に伝え、チーム全体を引っ張るリーダーシップを発揮したいと考えています。
例文⑧ 伝える力 × ゼミ
この強みは、大学のゼミで行った研究発表の際に発揮されました。
ゼミでは、地域の経済動向に関する調査を行っており、複雑なデータと統計分析の結果を発表することが求められており、専門的な知識がない人も多く、データを理解してもらうのは大きな課題でした。
この課題を解決するために、私はグラフや図表を用いた視覚的な資料を作成し、各データのポイントを簡潔にまとめることを心がけました。
さらに、日常生活に関連する具体例を交えることで、抽象的な数字の背後にある意味をわかりやすく説明しました。
また、発表前にはゼミメンバーとリハーサルを行い、フィードバックを受けて改善を重ねました。
結果、発表は大きな成功を収め、ゼミ内での最優秀プレゼン賞を受賞することができました。
また、発表内容は学内外で話題となり、私たちの研究は地域メディアにも取り上げられました。
貴社に入社した際も、データや情報を効果的に整理してプレゼンテーションすることで、プロジェクトの推進に貢献していきたいと考えています。
例文⑨ 質問する力 × アルバイト
この強みは、レストランで新人スタッフの教育を担当した際に発揮されました。
当時、新人スタッフの一部がメニュー内容を正確に把握しておらず、提供ミスが頻発する状況でした。
この課題を解決するために、私は新人スタッフ一人ひとりと面談を行い、具体的にどのメニューが難しいのか、どの点で混乱しているのかを質問して把握しました。
その後、特に理解が難しいメニューについては、詳細なマニュアルを作成し、実際の調理手順を一緒に確認するトレーニングを実施しました。
さらに、定期的にクイズ形式で理解度を確認し、分からない部分についてはその都度質問を促すことで理解を深めました。
結果、新人スタッフのミスが大幅に減少し、全体のサービス品質が向上しました。
特に、彼らが自信を持って接客できるようになったことで、リピーターのお客様も増加しました。
貴社に入社した際も、適切な質問を通じて問題の本質を見極め、チーム全体のスキル向上に貢献したいと考えています。
例文⑩ 質問する力 × サークル
この強みは、大学のサークルで新しいプロジェクトを立ち上げた際に発揮されました。
私たちは地域のイベントに参加し、子ども向けのワークショップを開催することになりました。
しかし、メンバーの経験不足から具体的な進行方法や準備物が明確でないという問題がありました。
この課題を解決するために、私はプロジェクトの計画段階で各メンバーに積極的に質問を投げかけ、進行方法やターゲットとなる進行方法、役割分担、ターゲット層のニーズなどを明確にしました。
また、過去の類似イベントをリサーチし、その情報を基にメンバーと具体的なアプローチについて議論しました。
結果、プロジェクトの進行が明確になり、各メンバーが自信を持って準備を進められるようになりました。
ワークショップ当日は、参加者から好評を博し、イベントは大成功に終わりました。
また、地域の他の団体からも高い評価を受け、次回の参加依頼もいただくことができました。
貴社に入社した際も、適切な質問を使って情報を明確にし、プロジェクトを成功へと導くためのサポートを行いたいと考えています。
例文⑪ 質問する力 × 部活
この強みは、高校のバレーボール部で新しい練習プランを導入する際に発揮されました。
当時、コーチが提案した練習メニューが複雑で、メンバー全員がその意図や具体的な内容を理解できていない状況でした。
この課題を解決するために、私はコーチとのミーティングを設け、練習メニューの目的や各ドリルの意図について詳しく質問しました。
また、メンバーが抱えていた疑問点もリスト化し、チーム全体で共有する場を設けることで、皆が同じ理解を持てるよう努めました。
その後、各練習のポイントをわかりやすくまとめたマニュアルを作成し、練習前に皆で確認する習慣を取り入れました。
結果、メンバー全員が練習内容を深く理解できるようになり、実際の試合でも効果的に新しいスキルを活用することができました。
特に、試合中のコミュニケーションが改善され、チームワークが大幅に向上しました。
その結果、地区大会で上位入賞を果たし、チームの評価も大きく向上しました。
貴社に入社した際も、不明確な点をクリアにし、チームの理解を深めることで、プロジェクトの精度と効率を高めることに貢献したいと考えています。
例文⑫ 質問する力 × ゼミ
この強みは、大学のゼミで共同研究の進行中に活かされました。
私たちのゼミでは、地域社会の変化に関する調査を行っていましたが、研究の途中でデータの分析方法に関して意見が割れ、チーム内での議論が停滞する状況に陥っていました。
この課題を解決するために、私はゼミのメンバー全員と個別に面談を行い、それぞれが重視しているポイントや抱えている疑問を深く掘り下げる質問を投げかけました。
また、教授とのディスカッションの場を設け、具体的な分析手法やデータの解釈について詳しく質問し、明確なガイドラインを作成しました。
その結果を基に、研究の方向性を再構築し、全員が納得できる新しい分析方法を提案しました。
結果、研究はスムーズに再開し、分析結果も的確なものとなりました。
最終的に、私たちの研究はゼミ内での評価が高く、学内の研究コンテストで優秀賞を受賞することができました。
特に、データの分析結果が具体的で信頼性が高いと評価され、学外の研究機関からも注目を集めました。
貴社に入社した際も、チーム内でのコミュニケーションを円滑にし、問題の本質を明確にすることで、より効果的な解決策を見つけるためのサポートを行いたいと考えています。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】職種別例文紹介
ここでは、コミュニケーション能力を活かすための、職種別の例文を紹介します。
以下の例文を参考にして、自身が志望する職種の自己PRを作成してみましょう。
例文① 営業職
この強みは、前職で新規顧客を獲得するための営業活動において発揮されました。
ある時、新製品の売上が低迷している状況で、私は新規顧客を訪問し、製品の詳細説明を行うことになりました。
商談を進めるにあたり、顧客の課題や要望が曖昧で、なかなか具体的なニーズが見えないという問題がありました。
この課題を解決するために、私は顧客に対してオープンエンドの質問を投げかけ、現状の業務プロセスや課題点について詳しく聞き取りました。
その後、得た情報をもとに、製品のどの特徴が顧客にとって有益であるかを整理し、具体的な提案を行いました。
結果、顧客は私の提案に満足し、最終的には大型の契約を結ぶことができました。
また、その後も顧客との信頼関係を築くことができ、継続的な取引へと発展しました。
貴社に入社した際も、顧客の声に耳を傾け、最適なソリューションを提供することで、売上拡大に貢献したいと考えています。
例文② 事務職
この強みは、現在の職場でのプロジェクトサポート業務で発揮されました。
私はチーム内のコミュニケーションを円滑にするため、データの整理と報告を担当していました。
プロジェクトを進めるにあたり、各メンバーが異なる情報を基に業務を進めており、全体の進行が遅れるという課題がありました。
この課題を解決するために、私は定期的な進捗報告の会議を提案し、最新の情報をわかりやすくまとめた報告書を作成しました。
さらに、全員がアクセスできる共有フォルダを作成し、情報の一元管理を行いました。
結果、プロジェクトの進行がスムーズになり、期限内に目標を達成することができました。
また、チーム内のコミュニケーションが向上し、次のプロジェクトでもこの手法が採用されることになりました。
貴社に入社した際も、正確な情報共有を通じてプロジェクトの効率を高め、チームの成果に貢献したいと考えています。
例文③ エンジニア職
この強みは、システム開発プロジェクトでのリーダー業務で発揮されました。
プロジェクトでは、新しいシステムの導入を検討しており、複数の部署からのフィードバックを求めていました。
導入プロセスを進めるにあたり、技術的な用語が多く、非技術系のメンバーにとって理解しづらいという課題がありました。
この課題を解決するために、私は専門用語を平易な言葉に置き換え、ビジュアルを多用したプレゼンテーション資料を作成しました。
また、各部署ごとに個別の説明会を開催し、それぞれの視点からの質問に答えることで、理解を深めました。
結果、各部署からの理解と協力を得ることができ、システム導入は予定通り進行し、全社的な業務効率の向上に寄与しました。
貴社に入社した際も、複雑な技術情報をわかりやすく伝え、チーム全体の理解を深めることで、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
例文④ 販売職
この強みは、前職での店舗販売員としての経験で発揮されました。
私は、家電量販店で接客を担当しており、新しい商品を積極的に提案する役割を担っていました。
接客するにあたって、顧客が本当に必要としている機能が何であるかを理解することが課題でした。
この課題を解決するために、私はお客様に対して、具体的な使用状況や日常生活の中で感じる不便さを丁寧にヒアリングし、それを基に最適な製品を提案することに努めました。
また、製品のメリットをシンプルな言葉で説明し、購入後の具体的な活用シーンをイメージしやすいようにしました。
結果、提案した製品の購入率が上がり、顧客満足度の向上にもつながりました。
また、リピーターのお客様が増え、店舗全体の売上にも貢献できました。
貴社に入社した際も、顧客の声を丁寧に聞き取り、的確な商品提案を行うことで、売上拡大と顧客の満足度向上に貢献したいと考えています。
【コミュニケーションを自己PRで活かす】良い自己PRにしたいなら、エージェントを利用しよう
ここまでの解説で、あなたのコミュニケーション力を活かした魅力的な自己PRが書けたでしょうか。
さらに良いものに仕上げたいなら、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
専任のエージェントが内定獲得までの道のりをサポートしてくれるので、安心して就活を進めることができます。
優良企業の求人紹介だけでなく、エントリーシートの作成や企業ごとの面接対策など、就活に関する幅広いサービスを無料で利用できるので、気になる方はぜひアクセスしてください。
まとめ
コミュニケーション力は、自己PRの材料としてはありふれたものです。
しかし、書き方を工夫すれば就活に有利なものになります。
ぜひこの記事を手がかりとして、あなたの能力を最大限にアピールする自己PRを作成してください。