【例文6選】継続力を自己PRでアピールする方法とは?評価されるポイントや注意点を徹底解説

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はじめに

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現在就活されている方や、これから就活をされるという方にとって、面接対策は非常に重要です。

さまざまな項目について事前に用意をしておかなければ、当日面接の場でうろたえてしまい、合否に影響を及ぼすでしょう。

その中でも自己PRは絶好のアピールポイントです。

ここで継続力のある人間であることを、いかにして伝えるかお困りの方も多いのではないでしょうか。

ぜひとも今回ご紹介する内容を参考にしてみてください。

【自己PRで継続力をアピールするには】企業が評価する「継続力とは」

仕事とは事業を通して利益を出すことであり、雇用されている会社に貢献することでもあります。

それは一朝一夕でどうにかなるものではなく、継続的な努力や時間を必要とします。

すぐに諦めてしまったり嫌になって退職してしまったりすると、利益を出すどころか大きな損失を出してしまう可能性もあるのです。

楽しいときに頑張ることは、そこまで難しいことではないかもしれません。

しかし仕事は楽しいときばかりではなく、困難な状態に遭遇するときもあります。

そのときにどれだけ根気良く仕事に向き合えるかという継続力に、企業は関心があるのです。

最後までやり遂げることができる

働くということは、何かしらのサービスを提供することで顧客の役に立ち、その報酬として給与を得ることです。

働くうえでは、ときに忍耐や継続力が求められます。

なぜなら、欲しいサービスは人により千差万別だからです。

誰も求めていないサービスを開発したり、提供したりしたとしても、企業は事業を通して利益を上げられません。

だからこそ、仕事をしていく中で困難な状況にぶつかることもあれば、顧客のために何ができるかを粘り強く考え、実行し続けることも必要になってきます。

すぐにもうできないと音を上げたり、途中で挫折したりしていては、事業を発展させることはできません。

そのため企業側は、根気良く最後までやり遂げる力を持ち合わせている人材を求めているのです。

継続的な努力により大きな成長を果たす

どんな仕事であっても、継続して取り組み続けるからこそ、大きな成果を出すことができます。

何にでも言えることですが、基礎を築き上げるからその後の応用が成り立つのです。

初めから大きなことはできません。

小さな仕事を一つひとつ大切にし、確実に成し遂げるからこそ、大きな仕事もできるようになるのです。

それは、地道な努力がなければ難しいことです。

自分が思い描く結果を得られないときは、誰でも頑張って取り組んでいることを投げ出したくなるでしょう。

そのようなときにじっと耐えることや、投げ出したくなることをグッと我慢し、ひたむきに持続的に努力を重ねること、新しい方法を模索することで道が拓けることもあるのです。

企業が志望者に対して関心があるのは、どのようなときも継続的な努力ができる人材であるかということです。

楽しいときや調子が良いときに努力することは、そこまで難しいことではありません。

しかし、苦しいときや困難な状況に陥ったときに、粘り強く取り組むことは誰もができるわけではありません。

そのような人材は長期的に見て、大きく成長してくれるという印象を与え、高く評価されるでしょう。

長期的に企業に貢献してくれる

企業側にとって新卒採用の活動は、採用したら終わりではありません。

むしろ、始まりと言っても良いくらいです。

なぜなら採用した後、その人材が企業に貢献できるようになるまでは、日々新人を教育する必要があるからです。

志望者側は採用されたら嬉しさが募り、先のことはあまり考えられないかもしれませんが、企業側は先々のことを考えて研修や勉強会などのスケジュールを組んでいるのです。

そのような学びの場を提供されることは、当たり前のことではありません。

時間や労力、そして費用をかけて、企業側は新卒者に提供しているのです。

だからこそ、企業は長期的に活躍してくれる人材を採用したいのです。

企業側の視点に立ってみると、継続力を重要視する理由が分かることでしょう。

評価される自己PRを作成するために最も大切なことは、企業側が志望者に何を求めているのかを理解することです。

【自己PRで継続力をアピールするには】継続力を別の言葉で言い換えた際の例

継続力をアピールする際に、そのまま継続力という単語を使ってしまうのは避けましょう。

ほかの志願者と同じという印象を与えてしまいかねませんし、言い回し1つで伝わり方が変化するからです。

たとえば「コツコツ」「地道な努力」のような言葉があるでしょう。

少しずつでも積み重ねながら前進する、というイメージの言葉であれば表現可能です。

そのほかにも「目標に向かってまい進」「ひたむきに取り組む」という表現も、バリエーションの一種となります。

問題や障害が立ちふさがっても、決して諦めることなく継続する力があることを、実体験を交えながら伝えるだけでよいのです。

出来事の大小よりも継続する力が備わっているのかという部分が重視されます。

そのためどんな些細なことでも大丈夫です。

【継続力を自己PRでアピールするには】継続力をアピールする際の注意点

継続力をアピールする際の注意点ですが、代表的なものが4つあげられます。

ただ継続しているという事実だけを並べたところで、それは面接官にとってあまり参考にはならない情報です。

これからご紹介する4つのポイントを押さえられているかによって、回答になるかどうかが決まるといっても過言ではありません。

それ次第でアピールの質が変わる部分です。

しっかりと意識するようにしましょう。

もしもポイントを押さえられていなかった場合、せっかくのアピールがアピールになっていないという恐れもあります。

自分のことをより深く理解しているかどうかが、決まる部分でもあります。

スラスラと言葉が出てくるくらいに、体に染み込ませるくらいがちょうどよいのです。

動機をはっきりする

過去に困難な状況に陥ってしまったが、乗り越えられたという出来事があったとしましょう。

そのエピソードを聞いた面接官が気になるポイントとしては、乗り越えられた動機です。

乗り越えられた出来事自体にも関心はありますが、どうしてその状況下でも継続できたのかという理由が大切です。

問題にぶつかったときに心が折れてしまい、諦めてしまいそうになることもあるでしょう。

そこで諦めずに継続できたからには、何か思いや信念などの動機があったはずです。

その部分を面接官は知りたがっています。

明確な動機部分を伝えるようにするとよいでしょう。

そもそも面接官はなぜ動機に注目しているのかといえば、再現性があるかどうかを見極めるためです。

たとえば過去に継続力を示すような経験があっても、それが業務上では起こり得ないシチュエーションではあまり意味がありません。

業務においても起こり得る内容だからこそ、確認する意味があるのです。

主体的に取り組んでいるかどうか

また継続力を確認するうえで、重要なポイントとなるのが「主体的であるかどうか」という部分です。

継続するというのはかなり根気がいるように思いがちですが、案外なんとなくでも続けられることもあります。

しかし面接官や企業が知りたい継続力というのは、なんとなくのものではありません。

それでは業務上発生した問題や困難な状況に対しての、対応力を知ることにはならないからです。

継続が難しいような状況でも、明確な意志をもってコツコツと努力をしたというエピソードであれば、問題ないといえます。

主体的に取り組むことによって継続しようとする場合、何らかの試行錯誤をするケースも少なくないでしょう。

ダメ元でもさまざまな方法を実際に試してみることで、結果的に継続するに至ることがあります。

主体的に取り組めていると、そうした具体的な考え方や取り組み方までも感じ取れるようになるのです。

その部分を面接官に伝えられれば自己PRは成功することでしょう。

継続して当たり前の内容ではないか

就職活動をしているのは、自分だけではありません。

自分が「ここに入社したい!」と思うということは、他の就活生もその企業に魅力を感じていると考えて良いでしょう。

企業は、すべての志望者を採用するわけではありません。

自社にふさわしいと思う人材は誰なのかを、選考を通じて決めるのです。

他の人と変わりばえしないPR内容や、取り組んで当然なことを伝えても、注目してもらうことは難しいでしょう。

事業を通して利益を出し、会社を発展させるためには、新しいアイデアをもとに商品やサービスを開発したり、ときには結果が出るまで忍耐強く作業に取り組んだりする必要があります。

それは当たり前の行動をするだけでは、なかなかできないことです。

だからこそ、誰もが当然のようにできるわけではなく、自分だから継続できた内容をアピールしていくのです。

そうすることにより、企業の目に留まりやすくなるでしょう。

一貫した内容になっているかどうか

自己PRは、内容に終始矛盾がないことがとても大切です。

言っていることがそのときそのときによって異なると、企業は困惑してしまうはずです。

何より不信感を抱かれ、敬遠されてしまうでしょう。

仕事をするにあたって最も大切なことは、人と人との関わり合いです。

周りの人と協力しコミュニケーションを取らなければ、仕事は成り立ちません。

そのため、面接ではこれまでの経歴以外に、誠実性や一貫性などの人間性も評価対象となってきます。

自身の強みを伝えた際に、他の質問でその強みと矛盾するようなことを言わないように気をつけましょう。

とくに弱みを聞かれた際は「飽き性」「流されやすい」「集中力がない」など、長所の継続力に矛盾する可能性のある短所は避ける必要があります。

【継続力を自己PRでアピールするには】自己PRの構成とポイント

実際に自己PRの内容を作成するにあたり、気をつけたいのは構成です。

聞き手である面接官が理解しやすいような、話の組み立てを考える必要があります。

基本となるのは以下の6パートに分けた構成です。

1. 強み
2. 発揮したエピソード
3. 課題
4. 解決策
5. 結果
6. 会社にどう貢献できるか

まずはご自身にどのような強みがあるかを伝えましょう。

継続力や忍耐力、実行力などさまざまな強みとなる要素があります。

その中で得意、あるいは秀でていると感じているものをチョイスするとよいでしょう。

続いてその強みとなる要素を、実際に発揮できたエピソードが必要になるのです。

そもそも強みとなる要素を決められた時点で、過去にそう思うだけの出来事があったはずでしょう。

何らかの状況において発揮できた、あるいは友人や知人・家族などからそう言われたなど、些細なところから引っ張りだしましょう。

実際に直面した課題をあげたうえで、そのときの解決策に関しても提示します。

その結果どうなったのか、入社後その強みによって会社に対してどのように貢献ができるか、という部分までが自己PRです。

強みは端的かつ印象的に定義する

どんなに自分に強みや魅力があったとしても、相手にしっかりと伝わらなければ、就職活動は悔いが残るものになってしまいます。

自己PRを作成したら、客観的に見て分かりやすいかを確認してみましょう。

チェックのポイントは、具体的な文章になっているかと、回りくどくなく核心に触れる文章が作られているかです。

ダラダラと長い説明では、一体何が言いたいのか分からないと思われてしまうことも少なくありません。

また、今後仕事をするうえでも、端的で分かりやすい説明ができなければ、業務をスムーズに行えない可能性も出てきてしまいます。

それらのことを念頭に置き、自己PRを考えてみましょう。

自分だけが分かれば良いと考えるのではなく、誰が聞いても分かるような文章を作ることが大切です。

エピソードは具体的に伝える

エピソード次第で、強みの度合いと話の説得力が評価されます。

企業に注目してもらう自己PRをするには、いかに自分の魅力を具体的に伝えるかが鍵になってきます。

どのくらいの規模感で取り組んだ行いなのかや、取り組んだ期間などを数字で伝えるなどして、できる限り具体的に伝えましょう。

また、事実に基づいた伝え方をしていくこともおすすめです。

事実とは、誰にでも同じように考える事柄を指します。

例えば大きいと表現しても、どの程度のサイズを大きいと感じるかは人によって違うでしょう。

しかし、その大きさの代わりに「20cm」と言えば、誰にでも同じ大きさを認識してもらえます。

このように伝え方を具体的かつ明確にすることで、誤解されることなく正確な評価を得られるでしょう。

また具体的に伝える方法として、きちんと筋道を立てて考えたことを表現することも意識すると良いかもしれません。

それを実行するために「5W1H」を考慮して、自己PRを作成してみましょう。

論理的で相手に伝わりやすい文章になるはずです。

入社後の活かし方を明確に伝える

企業が志望者の強みを聞く一番の理由は、自社で活躍できるかを図るためです。

自分の強みや魅力をアピールした後に、それをどのように企業で活かせるのかまで伝えられると高く評価されるでしょう。

しかし、入社後の活かし方を伝える際には注意することもあります。

それは、企業の特色を事前に調べて理解しておかなければ、適切に強みの活かし方を伝えられないということです。

いくら自分に強みや魅力があったとしても、企業のニーズに合わなければ採用したいとは思ってもらえません。

やみくもに活かし方を伝えれば良いわけでもないのです。

自己PRするためには、相手側のこともよく知る必要があります。

そのうえで、企業での貢献イメージとそのポテンシャルを合わせて伝えられれば、注目されやすくなるでしょう。

数字を用いて伝えてみる

継続した期間と成果は、具体的な数字にしましょう。

一貫してや常に、長期間といった表現では具体性に欠け、継続的な取り組みの程度が曖昧になりかねません。

数字を加えることで、具体的な成果が明確に伝わりやすくなります。

数字を使わないと期間や成果の評価度合いが、面接官の主観に左右される恐れがあります。

数字を用いることは面接官が客観的に判断できるだけでなく、アイキャッチとなることで強調される効果もあります。

継続力を言い換える 

継続力をアピールする志願者は多いため、言い換えを使い差別化をしましょう。

例えば、「コツコツと続ける」や「地道に取り組み続ける」と表現できます。

他には、「コミットメント力」や「コンスタントな努力」「根気強さ」「やり抜く力」とも言えます。

ただ単に、継続しただけのエピソードにならないようには、工夫が必要です。

目的指向で進めたり、向上心を持って取り組んだりした要素を加えることで、継続力のアピールがより効果的になります。

例えば、目的達成に必要なスキルアップのため自主的に講座を受講し、その知識を活かし成果を上げたことなどです。

この工夫をすることで継続力の訴求が他の志願者と差別化され、評価されやすくなります。

【継続力を自己PRでアピールするには】例文

ここまで自己PRの書き方のコツをご紹介しましたが、実際に作成するとなるとうまくできない方もいるのではないでしょうか。

せっかくのアピールポイントもしっかりとまとめられなければ、面接官に伝わりません。

そこで以下からは、自己PRの例文をいくつかご紹介いたします。

例文があることによって、過去の出来事やその際にどのようにして継続できたのかを思い出せることでしょう。

こちらを参考、にぜひご自身に当てはめて自己PRを作ってみてください。

例文①

私の強みはコツコツと努力をし続けられることです。
中高大と学生時代に打ち込んだ、硬式テニスの部活動においてその強みを発揮できました。

中学生のときにテニスを始めたのですが、最初はまともにボールをコート内に打ち返すことすらできなかったのです。
しかし私はレギュラーになって、試合に出場したいという目標がありました。
そのため毎日部活動での練習だけでなく、帰宅後も素振りや壁打ちを最低でも1時間はすると決心したのです。
雨の日や風の日も、暑い日も寒い日も365日休まずに必死に頑張りました。

その結果、中学2年生のときにはじめてレギュラーメンバーとして試合に出場できたのです。
高校や大学の部活動でも、メンバーとの技術力の差に苦しんだこともありました。
しかしコツコツとした努力を続けたことで、試合に出られるほど成長できたのです。

貴社に入社した際にも、はじめのうちはわからないことばかりかもしれません。
しかし持ち前の強みを活かして、結果を出せる社員に必ずや成長します。

この例文のポイントとしては、具体的であることです。

ただ単に中学から大学まで練習や自主練を頑張ったというだけでは、努力の量がいまいち伝わりません。

具体的な練習内容や365日という数値であらわすことによって、努力の度合いがわかりやすくなります。

例文②

私の強みは諦めることなく地道な努力を続けられることです。
今でこそ標準体型ですが、中学生のころは165cmの身長に対して体重が80kgとかなり太っていました。

当時好きだった同級生に告白したところ、体型を理由に断られてしまったのです。
それをきっかけにダイエットを決心しました。
ご飯のおかわりをやめ、毎日1時間はランニングするようにしました。
食べざかりでもあったので満腹になるまで食べられないのは、大変辛かったです。

しかし最終的には、半年間で14キロの減量に成功しました。
クラスメイトからは大変驚かれたほどです。

このように地道な努力を続けられるという強みがあります。
貴社に入社した際にはどれほど困難な出来事があったとしても、諦めることなく地道な努力を続けることで結果に結びつけたいと思います。

このエピソードのポイントとしては、地道な努力という部分です。

学生時代のダイエットというのは、地道の象徴といっても過言ではないでしょう。

それでも継続して半年間で14kgの減量というたしかな結果を出せたのは、具体的で非常にわかりやすいものです。

ダイエット方法に関しても明確ですので、当時どのように取り組んでいたのかが伝わるでしょう。

例文③

私の強みは目標に向かって諦めずに挑戦できることです。
高校生のころ、私は漢字が苦手でした。

簡単なものであればわかりますが、少しでも難しくなると書くことはおろか、読むことすらできなかったのです。
このままではいけないと思い、漢字検定1級の合格を目標に漢字の勉強を始めました。
5級・4級・3級・準2級と順調に一発合格ができたものの、2級の試験で2度不合格になってしまったのです。
2回の失敗を受けてこれが限界かと諦めかけていました。

しかし漢字検定への思いを見つめ直した結果、まだたったの2回しか失敗していないと冷静に考え直せました。
そして3回目の挑戦で、見事2級に合格できたのです。

貴社に入社した際も、困難な状況にぶつかることがあると思います。
そのときには失敗しても何度でも諦めずに挑戦し続けることで、最終的に結果を出したいと思っています。

このエピソードのポイントは挫折感です。

漢字検定2級の試験で2度の不合格になってしまったという挫折と、そこからどのようにして諦めずに挑戦する気になったのかという、動機が明確になっています。

特に順調だったときの急な挫折は仕事においてもよくあることです。 会社にどう貢献できるかという部分もわかりやすいでしょう。

例文④

私の強みは、どんなときもバランスの良い考え方をして行動できるところです。
物事には良い面と悪い面がありますが、その一方を見るのではなく、両方を見て中立的な考え方をすることで、困難な状況に遭遇しても前に進めると考えています。
それを強く実感したのは、高校生活最後の部活の試合です。
私はテニス部に所属しており、団体戦に出場しましたが、自分のミスで1ゲームを落としてしまったのです。
自分のせいでゲームを落としてしまった罪悪感やプレッシャーで体が強張り、また注意力も散漫になり、このままだと負の連鎖に突入することは容易に想像できました。
そのときに私は、悲観的なことや最悪な状況になることばかりに着目するのではなく、ミスをしてしまったからこそできることにも目を向けました。
例えば、失敗したからこそアドバイスをし合うことができる、励まし合うことができるなどです。
それを、試合が終わるまで繰り返しました。
その考え方により、チームの仲間と試合中もコミュニケーションを取り続け、結果的に勝利を手にしました。
今後仕事をしていく中でも、困難なことにぶつかることはあると思います。
そのときにすぐ諦めたり、悲観的になったりするのではなく、広い視野で物事を考えて業務に取り組み、結果を出していきたいと考えております。

この例文では、追い込まれているときでもバランスの良い思考を用い、継続してそのときに望ましい行動を取れるという強みを具体的に伝えられています。

仕事でも何でも言えるのは、いつでも自分の思い通りにはいかないということです。

そして、自分の思い通りにならないときや苦しいときにこそ、自分の力が問われるということです。

苦汁をなめてもそれだけでは終わらないといったエピソードを入れることで、採用するメリットがあることを伝えられるでしょう。

例文⑤

私の強みは、苦手なことも苦手と思わなくなるくらい努力を重ねられるところです。
私は学生時代、飲食店のキッチンでアルバイトをしていました。
しかし、それまではほとんど料理を作った経験がなく、包丁を握ったこともほぼありませんでした。
そのため、キッチンにいるスタッフの誰よりも業務スピードが遅く、できないことが目立ちました。
私はこれではダメだと思い、練習を兼ねて自宅でも料理を作り、苦手だった玉ねぎの薄切りも毎日自宅で練習しました。
それを続けることで、アルバイト業務でも支障を出さなくなりました。
さらに苦手意識もなくなり、後輩に教えることができるほどに成長したのです。
御社では事務職を志望しておりますが、初めての業務ではなかなかうまくできないことも出てくるかもしれません。
しかしそのようなときは、うまくできるようになるまで取り組み、苦手なことから逃げずに行動していきたいと思います。

苦手のことの1つや2つは、誰にでもあるものです。

ただそれを避けるのではなく、毎日向き合う継続力を実際の経験と結び付けたPR内容となっています。

得意なことや好きなことに力を入れるのは、それほど難しいことではありません。

しかし、その反対は誰でもできることではないため、企業側に困難な状況でも粘り強く活躍してくれそうだという印象を与えることができるでしょう。

例文⑥

私はアルバイト先で、後輩の悩み相談係という役割を担う中で、相手の立場になって話を聞くことを続けました。
それが職場の上司に評価され、アルバイト先独自の賞をいただいた経験があります。
最初は、自分にとって悩みでも何でもない事柄が他の人にとっては問題である理由が、なかなか理解できませんでした。
そのため自分本位の助言ばかりしていました。
しかし、相手に興味関心を持ち、その悩みの裏にある気持ちや感情に目を向ける努力を続けたことで、徐々にその人にあった声かけができるようになりました。
何より相手に共感できるようになり、信頼関係を築けるようになりました。
それがバイト仲間内のチームワークを向上につながり、バイトをやめる人が少なくなったことで、上司に評価されたと考えています。
御社の営業業務においても、常に顧客の立場に立ち、相手が何に困って何を求めているのかを考えて努力したいです。
そのように一人ひとりの方に対し丁寧に接し、満足のいくサービスを提供することで、企業に貢献できると考えています。

この例文では、継続してきた自分の強みをただ単に上司に評価されたことだけでなく、具体的なエピソードを通して伝えています。

また、その強みを今後どのように活かしていきたいかも表現されているため、企業から高い評価を得られるでしょう。

例文⑦

私の強みは、目標達成に向けて粘り強く取り組めることです。
3大学が参加するインターカレッジサークルでビーチクリーンイベントの企画に参加した経験があります。
1年間の集大成の企画で、10ヶ月に及ぶ準備期間がありました。
大学代表者が集まれる日数が限られていた上、意見が対立しまとまらないこともありました。
例えば、日程や場所、漁協関係者との段取りなどです。
そのため、スケジュールの組み直しが必要になり、企画メンバーの意識低下が課題と感じました。
モチベーション向上とチームビルディング能力の向上をするため、自主的にコーチング能力の講座を半年かけて受講しました。
これにより、インカレサークルメンバーのまとめ役として活躍でき、結果としてイベントが成功し来場者が10%増加しました。
このようなメンバーをまとめて交渉や調整ができる強みを活かし、困難に直面しても粘り強くやり遂げることで貢献したいと考えております。

この例文では、他校の生徒とも調整し、成功に向けて取り組み続けたやり遂げる継続力をイベント企画の事例で伝えています。

自主的に講座を受講したことで向上心を持って成し遂げる姿勢も高く評価されるでしょう。

例文⑧ 

私の強みは、目標達成に向けて毎日コツコツと続ける力です。
世界経済や国際情勢に興味があり、近年、変動が大きいためいち早く知りたいと考えるようになりました。
その多くの情報は英語で発表されており、英語を理解できれば原文や発言の内容を早く正確に把握できると考えました。
そのため毎朝1時間の勉強時間を設け、ネイティブが提供するオンライン教材やBBCの音声ドラマを聞くことで学習しました。
更に、分からない単語は英英辞書で調べるようにし、初めは理解することに苦労しましたが、徐々に理解速度が向上しました。
英語を英語で学ぶことで、文法や語彙だけでなく自然な表現やニュアンスも身につけることができます。
2年間経過し、コミュニケーション力が重視されるIELTS試験を受験して、バンドスコア5を取得するまでになりました。
この自らに課題を課し、挑戦し続ける姿勢を活かして会社に貢献したいと考えています。

この例文では、グローバルな視点で課題を捉えて行動していることが伝わります。

特に自ら高いレベルの学習方法に、挑戦し続ける姿勢を示しています。

入社後も自己研鑽をして活躍する印象を与えられるでしょう。  

例文⑨

私の強みは、責任感を持って最後までやり遂げることです。
衣料品のセレクトショップでアルバイトし、リーダーを任されていました。
店舗の課題は購買率や客単価が低いことと考え、顧客対応スキルを向上する方法を探しました。
これまで色選びの相談をされることが多かったのですが、提案をしても決め手を欠き購入してもらえないことが多かったです。
そこで、自らの感性や知識だけでは説得力を増すことが難しいと感じ、色彩検定3級の取得をしました。
資格学習で得た色彩知識や色彩構成の理解の知識を活かし、コーディネートを提案することで、購買率が改善し購入点数が増加しました。
また、同僚にも要点を伝えて接客のときに実践してもらいました。
その取り組みを1年間続けたことで、売り上げが10%向上できました。
このような向上心を持って役割を最後まで取り組む姿勢で、課題を克服して結果を出す人材として貢献したいと考えております。

この例文では、課題解決のために自ら学び、責任感を持ってやり遂げたことを伝えています。

具体的な期間を書いて対策を取り続けて成果を上げている点が、変化が出るまで動じず続けられることを表現できています。

【継続力を自己PRでアピールするには】エージェントに相談する

自己PRの作成が難しいと感じたら、エージェントに相談してみると、強みが明確になり作成のアドバイスを受けられます。

多くの志願者がアピールする継続性の要素では、差別化した伝え方が重要です。

エージェントは、長年の経験で得た豊富な知識を活用して、作成をサポートしてもらえます。

エージェントは繰り返し行う面談を通じて、あなたのエピソードから自己PRに活用できる要素を見つけ出し、効果的なアドバイスを提供してくれます。

さらに、エージェントは就職活動全体を通じてサポートを続けてくれるため、安心して活動に取り組むことができます。

このようにエージェントを利用することで、短期間でより効果的な就職活動ができるでしょう。

まとめ

継続力は非常に素晴らしい強みです。

仕事においても必要になる能力なので、しっかりと面接官の方にアピールできるようになりましょう。

せっかくその能力が備わっていて、過去に発揮したエピソードがあったとしても、うまく伝えられなければ能力はあってないようなものになってしまいます。

貴重な人材であることを伝える必要があるので、ぜひとも今回ご紹介したポイントを押さえつつ自己PRを書いて採用につなげましょう。

 

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