【SPIの時間対策】SPIは時間が足りない?時間配分や攻略のコツを徹底解説!

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はじめに

大学3年生を迎えると、本格的に就活に向けての準備が始まります。

そのため、説明会に足を運ぶなどして、企業研究を進めている方が目立ち始めます。

志望する企業の採用フローを見ていて「SPIテスト」の文言を見つける方も多いのではないでしょうか。

今回は、SPIテストの時間配分や高得点を取得するためのコツについて、徹底的に解説していきたいと思います。

【SPIの時間】SPIとは

SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが開発したテストで、Synthetic Personality Inventoryの略称です。

企業の採用活動は、エントリーシート(ES)による書類選考と面接を中心に行われます。

しかし、限られた時間の中で、選考する学生の能力や人柄を深く知ることは難しいという一面があります。

そこで多くの企業は適性検査を活用し、業務に必要な基本的な能力があるかを図ろうとしているのです。

その適性検査の代表的なものがSPIであり、1973年に開発されてから50年以上も就職活動の場で活用されています。

2020年の利用社数は年間約13,500社、受験者数は約203万人にものぼり、国内最大級の適性テストといっても過言ではないでしょう。

【SPIの時間】SPIの内容

SPIテストは、業務に必要な基本的な学力や能力を測るための能力検査と、人間性やパーソナリティを把握するための性格検査という2つの柱で構成されています。

具体的にどのような問題が出題されるのか、以下で説明していきます。

能力検査

能力検査は、働くうえで必要となる基礎的な能力を測る試験です。

問題は、言語分野と非言語分野に分かれています。

言語分野は言葉の意味や話の要旨を的確に捉えて理解できるかどうか、非言語分野は数的な処理ができるかをチェックするものです。

どちらも「論理的思考力を持って問われていることが何かを正しく理解し、どういったプロセスで考えれば答えが出そうかを合理的に考え、効果的・効率的に処理していく能力」を測る目標があります。

また、通常の能力検査にプラスして、英語や構造把握力の問題を出題する企業もあるのです。

英語は語彙力を問う問題と、長文の穴埋めや読解問題が出題されます。

構造把握力検査は、文章の背後にある共通性や関係性を把握する力を測定するもので、どちらも制限時間は20分です。

性格検査

性格検査では、日常の行動や考え方などについての多角的な質問を出題されるのが特徴です。

先ほどの能力検査が学力や基礎的な能力を測るものであるのに対して、性格検査にはその人がどんな人なのか、どのような仕事や組織に向いていそうかなど人柄を把握するという意図があります。

具体的には、物事や人、目標などに対する考え方などについて、AもしくはBの2択が表示されます。

そして「Aに近い」「どちらかといえばAに近い」「どちらかといえばBに近い」「Bに近い」の4つの選択肢が提示され、自分に当てはまるかものを選択していくという形式です。

後から詳しく述べますが、1問あたりの制限時間は非常にタイトなものになっているので、直感で回答していくテストになります。

【SPIの時間】SPIの受験形式

SPIテストは、さまざまな形で受講できるのも広く支持される理由の1つです。

とくに、新型コロナウイルスの影響を受け、自宅で受検可能なテスト形式は広く普及されました。

主な4つの受験形式について、以下で説明していきます。

WEBテスティング

WEBテスティングは、インターネット環境に接続できるパソコンから受検する形式です。

指定された受検期間の中であれば、都合の良い時間に自宅や学校などのパソコンから受検できるのがメリットといえます。

注意しなければならないのは、スマートフォンからの受検です。

スマートフォンから受験するとスペック次第では通信が遅くなる、小さな画面であるために誤作動のリスクが高まる、ウィンドウを同時に開けないので調べるなどの作業ができないなどのデメリットがあります。

必ず通信環境の整った状態で、パソコンから受検するようにしましょう。

テストセンター

テストセンターは、適性検査SPIを開発するリクルートマネジメントソリューションズが指定した会場で、用意されたパソコンを使って受検する受験形式です。

指定された受検期間の間であれば、都合の良い日程・会場を選択して予約し、受検できます。

現在はリアル会場とは別に自宅などでパソコンを用意し、オンラインで監督者と接続して受検するオンライン会場も開設されており、選択可能になっています。

飛び込みでは受検できないので、予約を忘れないようにしましょう。

インハウスCBT

インハウスCBTは、応募先の企業に足を運び、企業内に設置されたパソコンで受検する形式です。

応募先企業の採用担当者の目に留まるため、受検だけでなく身だしなみや会場での振る舞いなども見られています。

選考の材料になっているので、注意が必要です。

また、不正をして見つかろうものなら即不採用となるので、正々堂々とテストを受けましょう。

場合によっては面接を伴う可能性もあるので、スーツ着用で受検するようにしてください。

ペーパーテスティング

ペーパーテスティングは、応募先の企業が用意した会場で受検し、マークシートで回答する形式です。

試験開始前に問題文の冊子が配布されるので、全体の問題内容を確認してから解けるために、時間配分がしやすいというメリットがあります。

しかし、他の受験形式では許可されている電卓の持ち込みはできないので、数学に自信がない方は練習問題を解いてスピードを上げておく必要があります。

ここでも企業の採用担当者に行動を把握されている可能性があるため、振る舞いや身なりにも気を遣いましょう。

【SPIの時間】SPIは時間が厳しい!

SPIを受検した人の感想で最も多いのが「時間が足りなかった」「もっと時間配分を意識して回答すれば良かった」という出題数と時間のバランスに関するものです。

SPIは問題数が多いため、ゆっくり解いているとあっという間に制限時間を迎えてしまいます。

SPIを受検する前に試験内容を把握して、なるべくスムーズに解けるようにしておき、時間配分を意識することが大切です。

先ほども少し触れましたが、SPIを受検後に後悔しないようにするためにも、時間についておさらいしておきましょう。

【SPIの時間】SPIの制限時間と問題数

SPIの時間と問題数は、テストの受検形式によって若干異なります。

多くの問題集を解く必要はありませんが、理解したうえで対策することにより、万全の態勢で試験に臨むことが可能です。

PC受験とペーパーテストについて説明します。

PC受験

PC受験の場合は、65分の試験時間です。

その中で、性格検査が30分・能力検査が35分という内訳になっています。

1問ずつに制限時間があり、制限時間になると自動的に次の問題に切り替わるため、スピーディーな回答が求められるのです。

また、問題の正答率が高くなればなるほど、後半に出される問題の難易度が上がっていくという特徴があります。

そのため後半に進むほど、さらに時間を意識して問題を解く必要があるといえるでしょう。

ペーパーテスト

ペーパーテストの制限時間は、性格検査が40分、能力検査が70分という時間配分になっています。

問題数は性格検査が300問で、能力検査は言語分野が30分で40問、非言語分野が40分で30問という内訳です。

単純計算をすると、ペーパーテストにおいて性格検査は1問約8秒、能力検査は1問1分というスピードで解く必要があるといえます。

そのため、事前に準備をして臨まなければ、時間オーバーとなってしまう問題が多く出てくるでしょう。

【SPIの時間】SPIの時間対策

このように、SPIは非常にタイトな時間制限の中で解いていかなければなりません。

そのため、時間配分をいかにうまくするかが勝敗の分かれ目といえるでしょう。

具体的にどのような時間対策をすれば良いのか、説明していきます。

性格検査の対策

性格検査で意識すべきことは、できるだけ直感で答えることです。

企業の求める人物像に合わせて見せたい自分を作り出そうと、虚偽の回答をするのはおすすめできません。

なぜなら、性格検査は一問に対する時間が非常に少ないため、考えて答えていると時間が足りなくなってしまうからです。

また先ほども述べたように、同意義の質問が何度か繰り返されるために、辻褄が合わないと嘘をついていることが見破られてしまいます。

そのため、直感に任せてスピーディーに回答していくことが求められるのです。

また、自己分析をしておくことで自分の性格について客観的に理解することができるので、自己分析は済ませておきましょう。

自分の性格を表すキーワードをいくつかもっていると、性格検査では困らないといえます。

能力検査の対策

能力検査の対策は、大きく3つの方法に分けられます。

まず、解答の精度とスピードを上げるという最大の課題のために、問題集や過去問を解くという方法があります。

SPIの出題傾向には、毎年大きな変化はありません。

そのため、問題集や過去問を解いておけば、過去に出されていた問題の傾向をつかむことができ、本番でも戸惑うことなく回答できるのです。

問題集は最低でも一周は解くようにして、一問あたり一分で解くことをゴールにして取り組んでください。

それが一番の近道であり、確実な方法です。

次に、分からない問題を諦めて飛ばすというテクニックも重要です。

能力検査の時間が限られているため、分からない問題にずっと取り組んでいたら、他の問題を解く時間がなくなってしまいます。

分からないなと思ったら早めに見切りをつけて、次の問題に移る潔さを持つのも高得点をマークするためには必要なのです。

最後に重要なのが、基本となる公式を記憶しておくことです。

能力検査ではスピーディーな回答が求められるため、基本の公式をインプットしておかないと時間が足りなくなってしまいます。

受験する前に簡単な公式はおさらいして、問題を見たら条件反射で出てくるレベルにしておきましょう。

【SPIの時間】就活で困ったらエージェントに相談しよう

SPI対策以外にも、就活をしていくうえで、エントリーシートや面接についてなど困ったり悩んだりする場面に遭遇するでしょう。

そのようなときは一人で悩まず、エージェントに相談してみませんか。

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気になる方は、こちらからアクセスしてください。

まとめ

SPIは多くの企業で本採用の前に取り入れられているために、就活生なら一度は解く場面に遭遇するでしょう。

そして、きちんと対策をしておかなければ「足きり」にあってしまい、面接に行けない可能性もあるのです。

しかし、SPIに複雑な問題が出ることはまれであるために、対策さえすれば高得点が取れるテストです。

就活が本格的にスタートすると、まとまった時間を確保することが困難になります。

そのため、早いうちから問題集に取り組んで、ベストな状態で本番に臨んでください。

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