・ゲーム業界の知識
・ゲーム業界の課題
・おすすめのゲーム会社
・ゲーム業界の志望動機のおすすめ構成
・ゲーム業界について知りたい人
・志望動機を作ろうとしている人
・おすすめのゲーム会社について知りたい人
・志望動機の構成について知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【ゲーム業界の志望動機】ゲーム業界とは
まず、ゲーム業界の定義についてあらためて確認しましょう。
ゲーム業界は、大きく以下の4つに分類できます。
①ゲームハードベンダー…家庭用ゲーム機、またはVR端末を用いた商業用ゲーム機の開発と販売を行います。
代表的な企業は、任天堂、SONYなどです。
②ゲームパブリッシャー…自社タイトルでゲームソフトやスマホ用のゲームアプリなどの企画・販売をします。
代表的な企業として、スクエアエニックスなどが挙げられます。
③ゲームディベロッパー…企業から注文を受け、ゲームソフトの開発のみを担当するクリエイターです。
④プラットフォーマー…他の企業が開発したゲームをストアで提供します。
代表的な企業は、Apple、ディー・エヌ・エーなどです。
ゲーム業界の現状
新型コロナウイルスの蔓延の影響を受けて多くの業界が打撃を受けましたが、ゲーム業界では追い風になりました。
ステイホームの時間が増えた結果、今までゲームに関心がなかった人にも訴求が可能となり、ゲームのオンライン上のコミュニケーションが人気を集めました。
その結果、2020年度には国内市場規模が過去最高の2兆円を突破したのです。
YouTubeのゲーム実況の爆発的な人気も、ゲーム業界の邁進を後押ししていると言えるでしょう。
ゲーム業界の将来性
巣ごもり需要で盛り上がりを見せるゲーム業界ですが、この成長は一時的なものではなく、今後も続いていくと予想されています。
とくに近年では、社会現象となった「ウマ娘」が記憶に新しいように、アプリゲームが盛り上がりを見せています。
スマートフォンの機能向上により高いグラフィックの再現が可能になったこと、また移動時間や隙間時間にできる手軽さが人気の理由です。
今後もアプリゲームを中心に、ますます市場規模は拡大していくでしょう。
【ゲーム業界の志望動機】おすすめのゲーム会社を紹介
ここからは就職を目指すにあたっておすすめのゲーム会社をそれぞれ大手ゲーム会社、中小企業ゲーム会社に分けて、なんと9社も紹介していきます。
これさえ読んでおけばゲーム会社について知らないことはない、というほど詳しく紹介してていくので、ぜひ参考にしてください。
大手ゲーム会社
まずは大手のゲーム会社です。
皆さんゲーム業界を志望する方ならば一度は聞いたことがある社名も多いでしょうが、一緒に確認していきましょう。
・任天堂株式会社
・株式会社バンダイナムコHD
・株式会社スクウェア・エニックス・HD
・株式会社ネクソン
ソニーグループ株式会社
ソニーグループ株式会社はゲームだけでなくネットワークのサービスや音楽、さらには映画など様々な事業を手掛けている企業です。
PlayStationシリーズはもちろんのこと、グランツーリスモやアンチャーテッドシリーズなど非常に人気のシリーズを展開しているのが特徴です。
任天堂株式会社
日本が誇るゲーム会社といえば任天堂株式会社でしょう。
マリオシリーズを始めとした世界で評価されるゲームシリーズの多くは任天堂が生産しています。
ニンテンドースイッチが非常に好調ではありますが、これまでもWiiやニンテンドーDSなど主要となるハードを生み出してきている企業です。
就職できれば、ゲーム業界において非常に大きな経験を積めることでしょう。
株式会社バンダイナムコHD
株式会社バンダイナムコHDはネットワークのコンテンツはもちろんのこと、家庭用のゲームや玩具なども開発しています。
「バンダイナムコのおもちゃで小さい頃遊んだことがある」という方も多いのではないでしょうか。
ゲームではテイルズオブシリーズや鉄拳シリーズなど非常に人気タイトルが多いのも特徴です。
最近ではエルデンリングシリーズも非常に人気です。
ハード自体こそ発売していないものの、数あるゲーム会社の中でも非常に人気のある企業の1つです。
株式会社スクウェア・エニックス・HD
ゲームが好きな方ならば名前を聞いたことがない人はいないことでしょう。
スクウェア・エニックス・HDは言わずと知れたファイナルファンタジーやドラゴンクエストシリーズが代表作です。
上記の2タイトルがあまりにも有名なので、他の作品が思い浮かばない人も多いでしょうが下記の有名タイトルもスクウェア・エニックス・HDの作品です。
・「スターオーシャン」シリーズ
・「ライフ イズ ストレンジ」シリーズ
・「NieR:Automata」シリーズ
その他にもアニメやマンガなどさまざまなジャンルのサービスを提供している、日本が誇る大企業です。
株式会社ネクソン
株式会社ネクソンはオンラインゲームを中心として開発しているので、家庭用ゲームだけしか遊んだことがないという方は名前を聞いたことがあるかもしれません。
しかし「メイプルストーリー」というタイトルについては聞いたことがあるのではないでしょうか。
PC向けゲームを多く発売しており、オンラインでゲームをすることが一般的でなかった時代から力を入れているので、オンラインゲームを中心に開発したいという方には非常に向いていると言えるでしょう。
中小ゲーム会社
ここからは中小ゲーム会社について詳しく紹介していきます。
名前を聞いたことがない企業もあるかもしれませんが、ゲーム業界では比較的有名な部類に入るので、参考にしてください。
・enish
・マーベラス
・マイネット
・日本ファルコム
ドリコム
ドリコムは基本的にアプリをはじめとしたゲーム事業を展開しています。
みんなのゴルフシリーズをスマホに落とし込み、誰でも遊べるようなタイトルにした「みんゴル」シリーズやダービースタリオンなどが有名な作品となっています。
メディア事業や出版映像事業も展開しているので、様々な業務に取り組んでみたいという方に向いている企業と言えるでしょう。
主要タイトル
・新日本プロレスSTORONGSPIRITS
・みんゴル
・ONEPIECEトレジャークルーズ
enish
enishゲームアプリの企画開発運営を行うスタンダードな上場企業です。
主な製品は下記のようなものが挙げられ、特に「ゆるキャン」は皆さん一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
主要タイトル
・ぼくのレストランⅡ
・ガルショ☆
・ごとぱず
・ゆるキャン
・ディライズラストメモリーズ
マーベラス
マーベラスはデジタルコンテンツ事業はもちろんのこと、アミューズメント事業や音楽映像事業、ライブエンターテイメント事業なども行っている、豊富な事業展開が有名な企業の1つです。
ゲーム会社としてそこまで大きな企業ではありませんが、下記のタイトルは皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
主要タイトル
・剣と魔法のログレス
・シノビマスター
・FREDERICA
・東方シンセカイ
マイネット
マイネットはゲーム事業はもちろんのこと、ファンタジースポーツビジネス事業なども行っており、今後さらに発展が期待されている企業の1つです。
下記のタイトルからもわかる通り、非常に人気のある作品を取り扱っているので、企業自体はそこまで知名度はないものの、今後作品を通してより大きな企業になっていくことが予想されています。
主要タイトル
・モバプロレジェンド2
・ひぐらしのなく頃に命
・龍が如くONLINE
・レジェンドオブモンスターズ
日本ファルコム
日本ファルコムはゲームソフトの制作や開発だけでなく、ミュージックタイトルやビデオタイトルの制作、オリジナルゲームソフトの企画はもちろんのこと、ゲームソフトおよび関連商品の販売や各種ライセンス提供なども行っています。
特に下記のタイトルは皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか。
主要タイトル
・ドラゴンスレイヤーシリーズ
・イースシリーズ
・英雄伝説シリーズ
【ゲーム業界の志望動機】志望動機を書く前にすべき事前準備!
ゲーム業界を目指すためには、業界や職種についての理解を深めることが不可欠です。
ゲームと一口に言っても、アイデアを形にする企画、デザインを作り出すグラフィック制作、ゲーム内の動きをプログラミングする開発、さらには市場での販売・プロモーションなど、多岐にわたる職種があります。
事前にそれぞれの役割を把握し、自分がゲーム業界でどのように貢献したいのかを明確にすることで、具体的で説得力のある志望動機を作るための基礎が整います
①ゲーム業界の仕事理解
ゲーム業界では、企画・開発・デザイン・営業・マーケティングなど、ゲーム制作から販売までに多くの専門職が関わっています。
たとえば、ゲームの世界観やストーリーを創り上げる「企画職」は、プレイヤーが夢中になる要素を考える発想力や構成力が求められます。
一方、プログラマーは、実際に動くゲームを作り上げるための技術を駆使し、デザイナーと連携して開発を進めます。
また、完成したゲームが広く支持されるよう、「マーケティング職」や「プロモーション担当者」は、販売戦略を立て市場へのアプローチを担当します。
これらの仕事内容を理解することで、自分の目指す職種へのイメージを持つことができ、さらに自分のスキルや目標に合った具体的なキャリアプランを描くことが可能になります。
企画
ゲーム業界における企画職はゲーム開発の最初の段階を担います。
情報収集から始まり、ゲームのコンセプトやストーリー、キャラクター設定などを立案します。
さらに制作時期や予算の決定も、企画の重要な役割の1つです。
企画担当者は市場のトレンドやユーザーのニーズを把握した上で、それに基づいて魅力的なゲームアイデアを導き出します。
例えば、新しいゲームのジャンルやプレイスタイルを考え出し、それがユーザーにどのように受け入れられるかを予測することが重要です。
こうした企画の内容は後の開発プロセスにおいて重要な指針となります。
具体的な目標を設定し、プロジェクトの全体像を描くことで開発チームが一丸となって進めるための基盤を作るのが企画の役割です。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、新しいゲームの開発を行う際に企画書や仕様書などを作成し、ゲームの骨組みを考える職種です。
たとえば、キャラクターやゲームのルール、アイテムや画面のレイアウトからシナリオまでプロットを作成し、仕様書に落とし込みます。
そして、この仕様書をもとにクリエイターがゲームを作成していくので、脚本家のような役割と言えるでしょう。
平均年収は約450万円で、クリエイティブ力や論理的思考力が求められる職種です。
ゲームディレクター
ゲームプランナーが脚本家であるのなら、ゲームディレクターは現場監督と言えるでしょう。
ゲームの制作スケジュールやトラブル対応、クリエイターのスケジュールやスタッフの管理など、チームをまとめながら現場を統括する仕事です。
さらに、完成後の運用や数値分析などもある程度任せられる、非常に責任感のある立場と言えます。
平均年収は約600万円で、周りの人間を統率するリーダーシップやプロモーション、マーケティングスキルや数値分析力など高いスキルが求められます。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、プロジェクト全体の企画や進行、予算の統括と採算性についても責任を負う、ゲームの顔となる総責任者です。
全体のゲームの方向性を決めるだけではなく、雑誌掲載やイベントへの出展、スポンサーの開拓、広報やマスコミの対応など多方面で前線に立つ職種です。
また予算や運営の管理を行うのも、プロデューサーの大切な業務と言えます。
平均年収は約700〜1000万円で、業界の知識や経験、問題解決力が求められる職種です。
シナリオライター
シナリオライターは、ゲームのストーリーや設定を考え、ゲーム進行の土台となる台本を制作します。
その際に、まずゲームの世界観やキャラクターの設定を決定し、ストーリーの起承転結を考えます。
そのうえでプロットやシナリオを描き、台詞や効果音などの詳細を決めていくという流れです。
プレイヤーをいかにゲームの世界に惹きこめるか否かは、シナリオライターの手腕にかかっていると言っても過言ではありません。
平均年収は200〜500万円で、発想力や想像力が求められる職種です。
エンジニア
ゲーム業界におけるエンジニアはプログラムの作成やメンテナンス、不具合の対応など技術的な側面を多岐にわたって担当する仕事です。
エンジニアは企画で立案されたゲームの仕様をもとに実際のゲームを動作させるプログラムを作成します。
ゲームエンジンの選定やシステムの設計、ネットワーク通信の実装など多岐にわたる技術的な課題に取り組みます。
また、開発中やリリース後に発生する不具合に対して迅速に対応し、安定したゲーム運営をサポートするのも役割の1つです。
新しい技術の導入やパフォーマンスの最適化もエンジニアの重要な役割です。
プレイヤーに快適なゲーム体験を提供するための基盤を作り上げることが求められます。
ゲームデバッカー
ゲームデバッカーは、完成したゲームの最終確認をする職種です。
デバッグとは、バグを発見するという意味を指します。
ゲーム制作するうえで、プログラミング上のバグは避けて通れません。
リリースする前にテストプレイを繰り返して、バグがないかを確認します。
バグがあった場合は、発生源を特定してバグを報告、修正されたかのチェックも行います。
ゲームの品質を高める縁の下の力持ちと言えるでしょう。
平均年収は約250万円で、特別なスキルは必要ありません。
ゲームプラグラマー
ゲームプランナーが作成した仕様書に沿って、プログラミングを行っていくのがゲームプログラマーです。
具体的にはゲームの基本的なシステムを構築し、キャラクターの動作や効果音などの細かいところまで、言語を用いて設計していきます。
ゲームを動かせるように命を吹き込む、非常に重要な仕事と言えるでしょう。
平均年収は、約400〜500万円です。
ゲームのソフト、ハード双方への深い知識と、プログラミング言語や技術が不可欠の専門的な職種です。
デザイナー
デザイナーはゲームの視覚的な要素を担当する職種です。
キャラクターのデザインや背景の作成、文字やエフェクトのデザインなど、視覚的な側面全般を手掛けるのがデザイナーという仕事です。
デザイナーは企画段階で決定されたゲームのコンセプトやテーマを視覚的に表現し、プレイヤーがゲームに引き込まれるようなビジュアルを作り上げることが求められます。
キャラクターの動きや表情、ゲーム内のアイテムやインターフェースのデザインなど、細部にまでこだわりを持って制作しなければなりません。
また、3Dモデリングやアニメーションのスキルも求められることが多く、デザインの幅広い知識と技術が求められます。
デザイナーのクリエイティビティはゲームの魅力を大きく左右する重要な要素の1つです。
ゲームデザイナー
ゲームの基礎設計から世界観やストーリーの設定に加えて、ゲームシステムの構築や演出の方針を決定するなど、ゲーム開発の上流のさまざまな工程で活躍するのがゲームデザイナーです。
それだけではなく、ゲーム内に登場するキャラクターやゲームの背景を構築するなど、クリエイティブな作業も担当します。
さらに、バグのチェックなどのトラブル対応も行います。
平均年収は、約450万円です。
多職種と連携するコミュニケーションスキルと、ある程度の編集ソフトを使いこなすスキルが必要になります。
サウンド制作
サウンド制作の職種はゲーム内の音声や効果音、BGMの作成を担当します。
声優のキャスティングや録音、効果音の作成、音楽の作曲など多岐にわたる業務を担当する仕事です。
サウンド制作はゲームの世界観やキャラクターの個性を音で表現し、プレイヤーの没入感を高める役割を担います。
例えば戦闘シーンの迫力を増す効果音や、感動的な場面を作り上げる音楽など、シーンに合わせた音作りが重要です。
サウンドエンジニアリングの知識や録音技術、作曲スキルなど多様な専門技術が必要です。
ゲームの雰囲気を音で演出し、プレイヤーの感情に訴えるサウンドデザインが求められます。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲームのテーマ曲やBGM、効果音など聴覚に訴えるすべてを請け負う職種です。
自由に曲を作る作曲家とは異なり、ゲームのストーリーや映像に合わせて世界観を壊さずに、ユーザーを惹きこむような楽曲作りをするセンスと技術が求められます。
平均年収は、約400万円です。
基本的な音楽理論や楽器に関する知識だけではなく、作品の世界を汲み取る感性、プログラミング言語をも用いて音楽をデータ化するスキルなど、幅広い技術が必要とされる職種です。
営業
ゲーム業界における営業職は、主にゲームの販売活動を担当します。
新作ゲームや既存のゲームタイトルを販売店や流通業者に紹介して取り扱ってもらうための交渉などを行います。
具体的には、店舗のバイヤーなどと打ち合わせを行い、商品の魅力を伝えるプレゼンテーションを実施するのが仕事です。
ゲームの特徴やプレイスタイル、ターゲット層、販売予測など詳細に説明し、取り扱い数量や販促活動の協力を依頼します。
また、販売状況を常に把握し、必要に応じた追加発注を促すのも営業の役割です。
営業は顧客との信頼関係を築くことが重要なことは、ゲーム業界においても変わりません。
定期的な訪問やコミュニケーションを通じて販売店や流通業者のニーズを把握し、それに応じた提案を行うことで継続的な取引を維持することが求められます。
ゲームプロモーション
営業職の中に「ゲームプロモーション」という役割が存在します。
ゲームの認知度を高め、興味を引くためのマーケティング活動を担当する仕事です。
ターゲットとなるユーザー層を分析し、効果的なプロモーション戦略を立案、実施します。
テレビCM、SNSの動画広告、実際にプレイできるプレイアブル広告など様々な広告手法を用いてゲームの魅力を伝えます。
クリエイティブな広告コンテンツの制作が重要であり、ゲームのストーリーやキャラクターを活かした魅力的な映像の制作など、ユーザーの興味を惹く内容を求められるのがゲームプロモーションの特徴の1つです。
また、プロモーション活動では各メディアや広告代理店との連携も欠かせません。
メディアプランニングや予算管理を行い、効果的な広告出稿を実現します。
新しいプロモーション手法やトレンドにも敏感であり、最新のマーケティング手法を積極的に取り入れることが求められます。
多角的なアプローチでゲームの魅力を伝え、ユーザーの関心を引き付けることがゲームプロモーションの目的です。
②ゲーム業界の構造理解
ゲーム業界の構造を理解することは、業界への理解を深めるうえで非常に重要です。
ゲームはさまざまなジャンルに分かれており、RPGやシューティング、シミュレーションなど、それぞれに特化した開発会社が存在します。
また、ビジネスモデルや収益構造も企業によって異なり、自分が目指す企業がどのようなビジネスモデルで成り立っているのかを把握することが大切です。
企業がどのようなパートナーと連携し、どのようにして収益を確保しているかを知ることで、その企業が持つ強みや課題を理解する手助けとなります。
ビジネスモデルに基づいた収益方法は企業の戦略やターゲット層に影響するため、構造を知ることで志望動機や業界での目標も明確になるでしょう。
1.パッケージ販売モデル
パッケージ販売モデルは、物理的な媒体(ディスクやカートリッジ)やデジタルダウンロード形式でゲームを一度購入してもらうビジネスモデルです。
購入時に費用を一括で支払うため、ゲームがユーザーの手元に届いた時点で企業の収益が確定するのが特徴です。
このモデルでは、販売までのマーケティングやプロモーションが成功の鍵を握り、発売日までの戦略が重要です。
最近ではデジタルダウンロードの利用が増えており、ユーザーにとっても利便性が高まっています。
2.サブスクリプションモデル
サブスクリプションモデルは、定額料金で多くのゲームを無制限に楽しめるサービスです。
このモデルは、毎月一定の収益が期待でき、継続してユーザーに楽しんでもらうことが重視されます。
代表的なサービスとしては、ゲームパスやプレイステーションプラスなどが挙げられ、ユーザーは月額や年額の料金を支払うことで、多数のタイトルにアクセス可能となるものです。
サブスクリプションモデルは、ユーザーにとってコストパフォーマンスが高く、開発者側もプレイヤーの反応をデータとして得やすい点が魅力です。
3.フリーミアムモデル
フリーミアムモデルは、基本プレイ無料で提供し、ゲーム内のアイテム販売や有料コンテンツで収益を得る形式です。
スマートフォンゲームなどでよく用いられるビジネスモデルで、ユーザーは無料で気軽にゲームを始められるため、短期間で多くのユーザーを集めやすいのが特徴です。
このモデルでは、いかにユーザーに有料アイテムを購入してもらうかが収益の鍵となり、課金要素の設定が非常に重要です。
③ゲーム業界で求められてることをイメージ
ゲーム業界は、常に変化する消費者の興味やトレンドに左右されるため、業界の動向やユーザーのニーズに対応する柔軟さが求められます。
そのため、志望動機を考える際には、現状の市場で求められているニーズや課題を分析し、自分がどのように貢献できるかを逆算することが重要です。
近年は、eスポーツの台頭やVR技術の進化、ユーザー体験の高度化などが注目され、技術力やクリエイティブな発想が求められる場面が増えています。
例えば、あるゲームが短期間でヒットする背景には、シンプルな操作性や分かりやすいルール、魅力的なグラフィックなど多くの工夫が詰め込まれています。
これらの要素を把握し、志望企業に自分がどのような形で貢献できるかを具体的にイメージしておくことで、説得力のある志望動機を作成することができます。
④ゲーム業界に向いている人の特徴を知ろう
ゲーム業界では、多岐にわたるスキルと柔軟な発想が求められ、特に特性に合った人が活躍しやすい傾向にあります。
ゲーム業界に向いている人の特徴を理解することで、自分にどのような資質が必要なのか、またどの点を自己アピールに活かせるのかが見えてきます。
例えば、ゲームへの情熱を持ち続けることができる人や、ゲームを多角的に分析できる視点を持つ人は、業界内で強みを発揮しやすいとされています。
以下では、ゲーム業界に特に向いていると言われる特徴について詳しく見ていきましょう。
チームワーク力がある
ゲーム制作には多くの職種が関わり、それぞれのプロフェッショナルが一体となって進める必要があります。
プランナー、デザイナー、プログラマー、サウンドクリエイター、マーケティング担当など、異なるスキルを持つ人々が連携するため、円滑なチームワークが求められます。
一見すると分業制に見える業界ですが、実際には多くの場面で共同作業が不可欠です。
例えば、あるプロジェクトでプランナーがゲームの世界観やルールを提案した際、デザイナーと共にアイデアをすり合わせ、さらにプログラマーが実際の動きとして落とし込む作業が続きます。
このように各職種が連携して作り上げるため、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を的確に伝えるコミュニケーション能力も含めたチームワーク力が求められます。
細部までこだわることができる
ゲームは細部へのこだわりが、プレイヤーに対する完成度の印象を大きく左右します。
細部への徹底した配慮が、プレイヤーの没入感やゲームの面白さを左右することが多いため、妥協を許さない姿勢が重要です。
たとえば、キャラクターの動きや背景の細かい部分、音の響きなど、ユーザーが直接的には気づかないような細かな要素も、全体の品質向上に影響を与えます。
また、細かいバグや不具合を見逃さないための注意力も必要です。
このように、小さな部分にも手を抜かず高い品質を追求し続けることができる人は、ゲーム業界で活躍しやすいといえるでしょう。
細部へのこだわりを持つことが、長く愛されるゲームを生み出す大きな要素となります。
情報収集能力がある
ゲーム業界は、ユーザーのニーズやトレンドが頻繁に変化するため、常に新しい情報を追い続ける情報収集力が求められます。
流行や他のゲームから新たなアイディアを取り入れることで、プレイヤーの関心を引き続け、時代に合ったゲームを提供し続けることが可能になります。
たとえば、新しいデザインの傾向や人気のシステムを把握し、自社のゲームにどのように応用するかを考えることで、魅力的なゲーム体験を提供できるでしょう。
また、SNSやレビューサイトなどからユーザーの声をキャッチし、リニューアルや新作の開発に活かすことも大切です。
市場やトレンドに敏感で、必要な情報を的確に集められる能力は、ゲーム業界で働くうえで大きな武器になります。
忍耐力がある
ゲーム制作には厳しい納期や多くの修正がつきものです。
特にプロジェクトの後半にはスケジュールがタイトになり、プレッシャーがかかる場面も多くなります。
品質向上のために何度も見直しが必要であり、場合によっては全ての仕様を一から再設計することもあります。
このような過酷な状況でも最後まで投げ出さず、目標に向かって粘り強く取り組める忍耐力が必要です。
例えば、リリース前のデバッグ作業では、地道に不具合を修正する作業が続きますが、プレイヤーの満足度に直結する重要な工程です。
このように、困難に直面しても乗り越えようとする粘り強さは、ゲーム業界で求められる重要な資質です。
⑤自分のゲーム業界への興味を深堀り
ゲーム業界を志望する理由を明確にするためには、「なぜこの業界を志望したのか」を深掘りすることが大切です。
単に「ゲームが好きだから」という理由だけで終わらせず、具体的なエピソードや考えを交えて深く掘り下げることで、面接官により説得力のある志望動機を伝えることができます。
たとえば、学生時代に友人と共にゲームをプレイする中で、ゲームが持つエンターテインメント性やチームワークを生み出す力に魅了された経験や、ゲームの開発過程に興味を抱いたきっかけがあったかもしれません。
また、特定のゲームタイトルやジャンルに影響を受けたことで、「自分も同じような感動を与える作品を作りたい」という志を持つようになった場合、その具体的なゲームタイトルやシーンを交えると効果的です。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機で見られるポイント
自社に対する志望度の高さと自社が求める人物像に合っているか、人柄を持っているかを見ています。
つまり、内定を出せば入社する意思があるのか、入社後にポテンシャルを発揮できるかにポイントを絞っているのです。
・企業とマッチしているか
・応募者の人柄
志望度
志望動機では、志望度が見られているポイントです。
企業は採用活動にコストをかけて行っているため、できる限り内定を辞退する人を出したくないと考えています。
そのため、内定を獲得後に辞退せず入社の意向がある志望度の高さを重視しています。
志望度が高いのに具体的な内容を知らないのでは矛盾しています。
そのため、志望企業に詳しい必要があるので、具体的な作品やプロジェクトなどを具体的に伝えるようにしましょう。
企業とマッチしているか
志望動機では、企業とマッチしているかも見られているポイントです。
企業はいくら優秀な人でも会社の社風や働き方などの雰囲気に合わなければ、早期退職につながると考えています。
早期退職は応募者にも企業にとっても大きなデメリットになるため、マッチ度を重視しています。
そのため、企業の求めているスキルや価値観を正確に理解することが重要です。
それをもとにして企業に貢献できることを考え志望動機にしましょう。
応募者の人柄
志望動機では、応募者の人柄も見られるポイントです。
企業は社員同士で相乗効果を生み出して、チームのパフォーマンスを最大化したいと考えています。
そのためには、チーム内で協力し合えて共に働きたいと感じられる人を採用することが不可欠です。
例えば、社内の雰囲気がリーダーシップを求めるのかチームワークを重視するのかでは応募者に求める人柄が異なります。
そのため、企業は慎重に応募者の人柄の判断をしているのです。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機作成のポイント
ゲーム業界の職種や現状、課題を理解したところで、さっそく志望動機の書き方について説明していきます。
ゲーム業界は特殊であるために、採用担当者に訴えるような志望動機を書くのが難しいと考えている方も多いかもしれません。
また、語れるような経験がない、文章を書くのに自信がないという方もいるでしょう。
しかし、実は書くべきポイントさえ押さえれば、誰でも志望動機は作成できるのです。
必ず押さえてほしいポイントを以下の3つにまとめました。
・ゲーム業界の中でなぜこの企業なのか
・求められる人物像を把握する
・入社後自分に何ができるのか
なぜゲーム業界なのか
なぜゲーム業界を志望したのかを伝えることは、とても重要です。
「クリエイティブな仕事がしたい」「やりがいがほしい」などの抽象的な理由だと、ゲーム業界である必要性を訴えることができません。
採用担当者は新入社員に、技術や経験値よりも熱意やポテンシャルを期待する傾向があります。
なぜゲーム業界でなくてはならないのか、ゲーム業界で何がしたいのか、そこを掘り下げてしっかりと伝えることで、業界への志望度の高さを伝えられるでしょう。
ゲーム業界への志望理由を考える際には、業界研究や職業研究をしっかりするように心がけてください。
「ゲームが好き」という気持ちだけではなく、自分の描く業界でのビジョンを語れるようにしておきましょう。
ゲーム業界の中でなぜこの企業なのか
ゲーム業界への熱意を伝えるだけでは「うちではなくてもいいのでは?」と思われかねません。
その企業ではなくてはならない理由についても、しっかりと語ることが大切です。
企業研究と言うと、HPの採用情報や沿革を見れば良いと思っている方も多いでしょう。
そのようにして得た付け焼刃の知識は、毎年何百人もの学生を見ている採用担当者には見破られてしまいます。
まず、業界内での企業の立ち位置や世界市場での評価を理解し、企業の強みや弱み、今後の課題を自分なりに研究しましょう。
それだけではなく、経営陣のインタビューや著書に目を通して今後のビジョンを理解する、またOB/OG訪問を行い会社の内部の情報に触れるなど、自ら踏み込んで情報を手にしましょう。
求められる人物像を把握する
志望動機を作成する際は、志望企業が求めている人物像を把握すると良いでしょう。
求める人物像を把握して求められている要素を組み込むことで、効果的に志望度や人柄をアピールできる志望動機が作れます。
企業研究をしっかりと行い、志望先の企業理念や社風などの特徴を把握します。
その際、ゲーム業界の複数社を調べ比較することで、志望企業のポジションを理解します。
これにより、企業の企業文化に合っている人柄と抱えている課題の理解ができます。
この課題に対する取り組みを企業文化に合った方法でアプローチできるのが、求められている人物像です。
ホームページや就活情報サイト、インターンシップの経験などを利用し情報収集しましょう。
入社後自分に何ができるのか
業界や企業への熱意をまとめられたら、入社後の自分のキャリアプランを考えましょう。
先ほども少し触れましたが、採用試験とは、企業にとって自分が有益な人材であると売り込むことです。
そのためには熱意を語るだけではなく、入社後に自分が企業に対して何ができるのかを、能力のアピールと共に伝えることが大切なのです。
まず自己分析をして、自分の強みを見つけましょう。
そしてそれに伴う具体的なエピソードを端的に伝えることで、説得力を持たせます。
さらにその強みを活かして、入社後どのような業務でどのように貢献していきたいかを伝えて志望動機を締めくくると、きれいにまとまります。
入社後の活躍を企業にイメージさせることで、採用担当者に好印象を残せるでしょう。
「ゲームが好き」で終わっていないか
ゲーム業界を目指す際に、「ゲームが好き」という理由だけで志望動機を終わらせるのは注意が必要です。
なぜなら、ゲーム業界を志望する多くの人が同様に「ゲームが好き」であるため、単に好きだという理由だけでは面接官に強い印象を残せません。
大切なのは、「なぜそのゲームが好きなのか」「その好きなゲームにどのように仕事として関わっていきたいのか」を具体的に掘り下げることです。
たとえば、あるゲームのストーリー性やキャラクターの描写、インタラクティブな要素に感銘を受けた経験があれば、そのゲームが自分にとって特別である理由を伝えることで、より印象に残る志望動機を作ることができます。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機のおすすめ構成
志望動機には、企業や業界を目指す理由と熱意、さらに入社後のビジョンを盛り込むことで、企業に効果的に自分をアピールすることが可能です。
しかし、ただ思いを書き連ねるだけでは、受け取り手に思いが伝わらない可能性もあります。
志望動機におすすめの文章構成について、以下で説明していきます。
結論ファーストで書く
志望動機は、結論から書きはじめましょう。
「なぜ志望するのか」という問いに対する答えをまず書くことで、文章の核となる伝えたい部分を簡潔かつ明確にアピールできます。
またそれだけではなく、先に結論を述べることで「どうしてそう思うようになったのだろう」と聞き手の関心をその後の話の展開に惹きつける効果もあるのです。
「学生時代このような経験をして…」など具体例からつらつらと話しはじめると本題が伝わりづらくなり「この人は結局何を言いたいのだろう」と聞き手が興味を失う可能性もあります。
これは志望動機に限らず、面接の質疑応答やビジネスの場全般でも言えることなので、文章作成や質疑応答の際は「結論ファースト」を常に心がけておきましょう。
具体的な経験を書く
結論を書いたら、その結論を裏付ける具体的な経験を書くことがポイントです。
企業を志望するに至った経験を語ることで、先に結論の根拠を説明しているのです。
この経験部分が薄いと、結論をでっち上げたような印象を与え、説得力に欠ける内容になってしまうでしょう。
しかし、力を入れて経験部分が長くなってしまうのも問題です。
ダラダラと経験を語ると自分語りをしていると思われかねないので、あくまで志望動機の中の一節という枠組みを超えない程度に、端的に述べることをおすすめします。
具体的な経験は、人柄を伝えるという役割も果たします。
短く濃い内容を心がけて、なぜ志望するに至ったのかを自分のアピールも兼ねて上手くまとめるようにしましょう。
企業で再現性を伝える
結論と具体的な経験の後は、入社後にどのように自分の強みを活かしていけるのかを書いていきましょう。
入社したいと本気で考えているのであれば、内定をゴールとして考えているのではなく、入社後のキャリアビジョンが明確にあるはずだと採用担当者は考えています。
そのため「入社後にやりたいこと」や「働くうえでの目標」を自分の強みと絡めて述べることでより魅力的な内容になり、企業に熱意をアピールできるのです。
またそうすることで、企業により具体的に働いて活躍する姿をイメージさせられるというメリットもあります。
ただ、目標やビジョンは「社長になる」などの大それたものではなく、実現可能な範囲で述べるようにしておきましょう。
【ゲーム業界の志望動機】業種別例文紹介
続いて、ゲーム業界の志望動機の例文を、業種別に紹介します。
企画職、エンジニア、デザイナー、サウンド制作、営業の5つに分けて紹介するため、あなたが目指している業種をメインに参考にしてみてください。
また、時間に余裕があれば他の業種の例文も確認することを推奨します。
どのような構成で書かれているか、どのようにエピソードを展開しているかなど、参考になる部分が多いはずです。
企画
エンジニア
デザイナー
サウンド制作
営業
【ゲーム業界の志望動機】志望動機作成のNG例
志望動機では、企業業績に貢献できるかや企業の求める人物像や働き方に合った人柄かが大切です。
そのためには、製品が好きだっただけのような抽象的な動機では企業にささらないです。
注意点を以下にまとめました。
ただそのゲームが好きという理由
嘘をつく
抽象的な志望動機になっている
人を喜ばせたい
「自分の作ったもので人々を喜ばせたい」や「人を笑顔にしたい」という志望理由は、ゲーム業界に限らず、多くの業界で共通して使われる動機です。
エンターテインメント業界や広告業界、さらには飲食業やサービス業など、顧客の満足度を追求する仕事は数多くあります。
こうした理由を述べること自体は悪くありませんが、他の志望者と差別化を図ることができないため、採用担当者に響きにくくなります。
また、この理由だけでは、ゲーム業界での具体的な業務に対する理解や貢献意欲が見えにくく、志望度が浅い印象を与えてしまう可能性が高いです。
特に「人を喜ばせたい」という願望は、クリエイティブな職種においては当然の目的であり、特に強調する必要もありません。
志望理由を強化するためには「なぜゲームというメディアを通じて人を喜ばせたいのか」や「どのようなゲーム体験を提供したいのか」といった具体的なビジョンを示すことが重要です。
ただそのゲームが好きという理由
企業側から見ると、ただの「好き」では業界理解や仕事への熱意が伝わりません。
教員を目指す人が「子供が好きだから」と言うのと同じくらい、ありふれた、魅力のない志望動機です。
ゲーム業界は多様な専門家が関わり合い、複雑なプロジェクトを進行させる場です。
プログラマー、デザイナー、プランナー、マーケティング担当者など、さまざまな職種が協力し合ってゲームを作り上げています。
単に「好きだから」という理由では、こうした多様な職種やプロジェクトに対する理解がどの程度あるのか伝わりません。
そのため「好きを仕事にしたい」という志望理由を述べる際には、自分がその業界でどのような役割を果たしたいのか、どの職種に強い関心を持っているのか、具体的なスキルや経験がどのように役立つのかを明確にすることが重要です。
例えば「自分が作ったゲームがどのような市場に影響を与えたい」などと語ることで、ただの「好き」から一歩踏み込んだ志望理由に変えることができます。
嘘をつく
ゲーム業界の企業では「やったことのあるゲームについて全て書きなさい」などの特異な項目があったりします。
その際、嘘をついてやったことないゲームを書いたとしても、そのリストを深掘り質問されると答えられないリスクが伴います。
例えば、発売日やストーリーの詳細を把握していないなど、矛盾が生じて嘘をついているのはすぐに明らかになってしまいます。
そのため、質問には正直に書くことが最善と言えるでしょう。
また、志望動機のエピソードでも自身を印象つけるために多少話を盛りたくなる気持ちがあるかもしれません。
しかし、明らかな誇張は嘘と同じように面接などの深掘り質問で矛盾が出るので、背伸びせずに正しく伝えましょう。
抽象的な志望動機になっている
志望動機を作成する際は、具体性がとても重要です。
抽象的な表現では、企業はあなたが何を伝えたいのか分かりません。
過去に直面した課題とどのように対処したかのエピソード、入社後に挑戦したいプロジェクト、企業への具体的な貢献方法などを具体的に述べると良いでしょう。
具体的にすることであなたが企業のことや製品・サービス、業界の動向などについて深い理解を持っていることが伝わり、志望度の高さをアピールできます。
さらに、企業が直面している課題に対してどのような解決策を提案できるかと、それを実現するために生かせるスキルや経験を述べます。
そうすれば、あなたの熱意と企業に貢献できるポテンシャルのアピールができます。
どの企業でも当てはまる内容
ゲーム業界には多種多様な企業があり、それぞれの企業が異なる分野や特色を持ってゲームを作っています。
そのため、志望動機を作成する際には、自分が志望する企業に合わせた具体的な理由を示すことが重要です。
もしも「ゲームが好き」「ゲーム開発に携わりたい」といった漠然とした内容だけで志望動機をまとめてしまうと、どの企業でも通用するような内容に聞こえ、志望度が低いと捉えられる可能性があります。
たとえば、志望企業が特定のジャンルや独自のスタイルを強みにしている場合、そのゲームジャンルや開発スタイルに共感していることを具体的に伝えることで、企業への理解度と志望度の高さを示すことができます。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機が思いつかない時にした方がいいこと
志望動機が思いつかない時は、自分自身のことが深く理解できていない場合や志望企業を深く理解できていない場合が原因のときが多いです。
その解決のためには、自己分析と業界・企業研究をおすすめします。
自己分析を進めよう!
志望動機が思いつかないときは、自己分析を進めると良いでしょう。
まずは自分のことを知らなければ、志望動機を書くことはできません。
自己分析は、企業選びや面接、ESなど、就活のあらゆるシーンで重要になり、就活の軸が見えてきて判断の基準が明確になります。
自分史やモチベーショングラフなど様々な方法があるので、複数を試してみると良いでしょう。
自己分析の方法はこちらの記事も参考にしてみてください。
業界・企業研究を進めよう!
業界・企業研究をするのも良いでしょう。
志望する企業や業界のことを知らなければ、もちろん具体的に書くことができず内容が薄い志望動機になってしまいます。
業界・企業研究をして志望企業の事業内容や強み、魅力などを調べて業界内で比較もしてみましょう。
ホームページや就活セミナー、就活情報サイト、OB/OG訪問などを活用すると情報を集めることができます。
業界・企業研究の方法はこちらの記事も参考にしてみてください。
就活エージェントを利用しよう!
志望動機の作成のノウハウについて説明しました。
志望動機は書いて添削するという作業を繰り返すことで、より精度が高く、内容の濃い洗練されたものになっていきます。
しかし、プロに一度見てもらいたいという方は、就活エージェントを利用するのもおすすめの方法です。
ジョブコミットは、あなたに合った企業探しから面接やエントリーシートの対策、内定後の研修まで、専属のアドバイザーの手厚いサポートが評判の転職エージェントです。
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まとめ
ゲーム業界は、学生人気が高く、就活難易度が高い業界です。
そして、内定を勝ち取った後も大手企業や中小企業問わず、業務量が多いとも言われています。
さらに、海外企業は完全に実力主義という厳しい側面もあります。
しかし、自分の携わったゲームが世にローンチされ、多くの人を楽しませているのを実感できるというやりがいは、この業界でしか得られないものでしょう。
自分に足りないと思うところがあれば就活本番まで補う努力をし、エンターテイメントの作り手の一歩を踏み出してください。