【新卒面接 質問集】完全ガイド|よく聞かれる100問!面接ごとに求められることとは?

【新卒面接 質問集】完全ガイド|よく聞かれる100問!面接ごとに求められることとは?

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はじめに

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

「就活では特定の質問がよく出るって本当?」

「面接でよく聞かれる質問内容とベストな回答方法について知りたい」

面接対策中の学生なら、一度はこのような疑問を抱いたことのある方もいるのではないでしょうか。

どんな質問が聞かれるのか、不安に思う学生もいるかもしれません。

しかし面接でよく聞かれる質問は、すでにパターンが決まっています。

つまり、しっかりと事前に対策をすれば、不安に思う必要は全くないのです。

この記事では、新卒向け面接でよく出る100の質問を紹介し、それぞれの質問の意図や最適な回答方法を詳しく解説します。

記事を活用することで、面接に自信を持てるようになり、内定に一歩近づくことでしょう。

どの質問にどのように答えるべきかに迷っている新卒学生や、面接対策に不安を感じている方にとって、この記事が頼りになるはずです。

具体的な回答例文も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

・新卒向け面接でよく出る40の質問とその意図
・各質問に対するベストな回答方法と注意点
・面接で成功するために質問対策以外にやっておくべきこと

この記事をおすすめしたい人

・新卒学生で、面接に備えたい人
・面接質問に対する適切な回答方法を知りたい人
・内定を勝ち取るための面接対策を考えている人
・面接での自信をつけたい人

面接対策はまず初めに自分の面接力を知ろう

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面接対策としてまず最初に知るべきことは面接に対する自分の適応力です。

面接で必要なスキルの中で、自分に今何が足りないのかを把握しておくことで、効率的に面接対策ができます。

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【新卒の面接質問集】焦らず入念に面接対策をしよう

面接は、焦らず入念な対策を行うことが成功への近道です。

各企業は異なる価値観を持つため、一社一社の特性を把握し、それに合った回答を用意することが不可欠です。

面接で聞かれる質問を調べたことのある学生の中には、その多さに思わず焦ってしまったことのある人もいるかもしれません。

しかし要点を入念に押さえ、準備を重ねれば、面接の質問には必ず答えられるようになります。

自信を持って面接に挑みましょう。

焦らず、段階的な対策を進めましょう。

【新卒の面接質問集】面接について知ろう

まずは面接の対策をする前に、面接の概要について理解しておかなければなりません。

以下の項目を知らずに取り組んでもあまり面接練習の意味がありませんから、まずは概要を理解しておきましょう。

面接の流れについて紹介した後に、それぞれの種類別に特徴などを紹介します。

面接の流れ

まず、面接も含めた全体の選考の流れについて紹介します。

基本的に新卒採用の流れは、応募者から提出されたエントリーシートの情報や自己PRなどを確認する書類選考からスタートします。

書類選考を通過した学生は一次面接へと進み、この段階では採用担当者や現場の社員が面接官を務めることが多いです。

応募者の人柄やコミュニケーション能力、基本的なスキルが評価されます。

一次面接を通過すると、二次面接が行われることが多いです。

人事部門の役職者や現場の責任者が面接官を務めることが多く、専門的なスキルや業務の適性、チームとの相性などが評価されます。

二次面接の次はほとんどが最終面接で、社長や役員などの経営層が面接官を務めることが多く、企業のビジョンや価値観と応募者の考え方が一致しているか、長期的に活躍できる人材かどうかが確認されます。

面接の種類と特徴

続いて、面接の種類と特徴について紹介します。

大きく分けて4つの種類があり、個人面接・グループ面接・グループディスカッション・Web面接が実施されることが多いです。

それぞれどのような特徴があるのか、一緒に確認しましょう。

個人面接

個人面接は応募者と面接官が1対1で対話を行う形式の面接で、最も基本的かつ多くの企業で取り入れられている形式です。

応募者の性格や志望動機、過去の経験などについて深く掘り下げられることが特徴と言えます。

面接官との距離が近く、直接的なコミュニケーションの一つひとつが評価対象になり、自分の言葉で伝えられる力が求められます。

グループ面接(集団面接)

グループ面接は複数の応募者が同時に1人、または複数の面接官と面接を行う形式で、限られた時間の中で自分を分かりやすくアピールすることが求められます。

同じ質問が複数人に投げかけられるため、他の応募者と比較されやすく、自分の強みや個性を短時間で印象付ける必要があります。

回答の順番が後になると内容が重複する可能性もあるため、その場で柔軟に話す内容を調整する力が重要です。

グループディスカッション(GD)

グループディスカッションは複数人で与えられたテーマについて、制限時間内に意見を出して結論を導き出す形式の選考です。

面接官は議論の内容だけでなく、発言の仕方や関わり方、全体の貢献度などを観察しています。

自分の意見を述べつつ、他者の意見にも耳を傾け、建設的な議論ができることが重要です。

リーダーシップを発揮して全体をまとめると、高く評価されますが、無理に仕切ろうとするのではなく、議論を円滑に進める姿勢が求められます。

Web面接(オンライン面接)

Web面接はZoomやGoogle Meetなどのツールを使用して行われるリモート形式の面接で、ますます一般的になっています。

場所を問わず受けられる利点があり、通信環境、カメラの写り方、音声など技術的な面も選考に影響を及ぼすのが特徴です。

カメラの位置や照明、背景の整備にも配慮し、面接官に好印象を与える準備が必要です。

また、オンラインでは表情や声のトーンのリアクションが伝わりにくいため、普段より意識的に明るく、はっきりと話すことを心がけましょう。

【新卒の面接質問集】フェーズごとで質問は異なる

新卒の面接において質問の内容はフェーズごとに異なります。

まずはそれぞれの違いを理解し、面接のフェーズに応じた対策を行いましょう。

また、一次面接と二次面接の違いについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

一次面接

一次面接では、学生の社会人としての適性を確認するために、学生のパーソナリティに迫るような質問がなされます。

例えば、過去の経験やチームでの協力経験など、候補者のコミュニケーション能力や問題解決能力を評価する質問が含まれます。

また、自己紹介や職務経歴書に記載されていない個人的な側面についても質問されることがあります。

一次面接は、候補者の基本的な能力や社会人としての適応力を把握するための重要な段階です。

一次面接の対策方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

二次面接

二次面接では、企業における候補者の適性を評価するために、志望動機や入社後のキャリアプランについて深く掘り下げた質問が行われます。

二次面接では、候補者が企業のビジョンや価値観に共感しているか、自身のスキルや経験が会社の目標やミッションにどのように貢献できるかを示すような質問が聞かれます。

また、過去の実績や困難を乗り越えた経験についても具体的に説明するよう求められることがあります。

このフェーズでは、候補者の企業への深い理解が重視されます。

二次面接で聞かれる質問についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

最終面接

最終面接では、採用決定権を持つ役員や社長が候補者と対面し、入社への熱意を確認します。

最終面接では、会社への貢献意欲や長期的なキャリアプランが重視され、候補者が本当にその会社で働きたいという意欲を示すことが求められます。

また、会社のビジョンや方針についての質問に加えて、候補者が会社の理念を実現するために、入社後にどのように貢献していくかについての具体的なビジョンも求められることがあります。

最終面接の対策方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【新卒の面接質問集】頻出質問集100選

面接時に出る質問は、一定のパターンが存在します。

もちろん、企業ごとに質問内容や面接の進行は異なりますが、よくある質問については、事前に自分なりの回答を考えておく必要があります。

ここからは、例文と合わせて新卒の面接でよく聞かれる頻出質問100選を紹介します。

基本情報・自己紹介

面接において最初に求められることが多い基本情報や自己紹介についての話は、名前を提示するだけでなく、自分の強みや特徴を簡潔に伝える重要な機会です。

採用担当者はここで応募者の第一印象を把握し、話し方や雰囲気などから基本的なコミュニケーションスキルも同時に見ています。

自己紹介では出身学部・学科、大学生活で取り組んだこと、アピールしたいポイントなどを1つから2つに絞り、1分以内で話すのが望ましいです。

話す内容に一貫性を持たせ、聞き手に分かりやすく構成することを意識しましょう。

質問例

・自己紹介をお願いします。
・ご自身の強みと弱みを教えてください。
・自分を一言で表すと何ですか?
・友人や家族からはどんな人だと言われますか?
・学生時代に力を入れたことを教えてください。(ガクチカ)

志望動機・企業理解

志望動機の質問ではなぜその企業を選んだのか、なぜその業界を志望するのかといった応募者の意思と理解度が問われます。

企業は自社の価値観や方針と合う人材を見極めようとします。

よって、ただの憧れや表面的な動機では不十分です。

企業研究が浅いと感じさせてしまうと評価が下がる可能性があるため、事前にIR情報やニュースリリース、社員の声などを読み込み、事業内容への理解を深めておくことが大切です。

質問例

・なぜこの業界を志望しましたか?
・当社を志望した理由を教えてください。
・競合他社ではなく、なぜ当社を選んだのですか?
・当社の企業理念についてどう思いますか?
・入社後にどのように活躍したいですか?

学生時代の経験

学生時代の経験を問う質問ではどのような経験に力を入れて取り組んだか、そこから何を学び、どう成長したのかが注目されます。

企業はこの質問を通じて、応募者の行動力や課題に対する姿勢、成長意欲を把握しようとしています。

取り組みの規模や成果そのものよりも、課題にどう向き合い、どのようなプロセスを経て乗り越えたかが重要です。

アルバイト、ゼミ活動、ボランティアなど、どんな経験でも、自分なりの目標に向かって行動していたことが伝われば、十分に評価されます。

その経験から得た学びやスキルが志望職種や企業にどうつながるかを説明できると、説得力が増します。

質問例

・学業で最も力を入れたことは何ですか?
・ゼミや研究内容について詳しく教えてください。
・アルバイト経験について教えてください。
・部活・サークルでの役割と成果を教えてください。
・インターンシップの経験はありますか?

チームワーク・リーダーシップ

チームワークやリーダーシップに関する質問では、応募者が集団の中でどのような役割を果たし、どのように他者と協力して目標を達成したかが評価されます。

企業は入社後、チームで仕事を進める場面が多いため、個人の能力だけでなく、周囲との連携力や調整力を重要視しています。

経験はサークルやアルバイトなど、どのようなチームで自分の立場から課題に向き合ったかといったエピソードを具体的に語ることがおすすめです。

リーダー経験がなくても、周囲を支えた、または意見をまとめる役割を担った経験でも十分にアピールになります。

質問例

・チームで協力して何かを成し遂げた経験を教えてください。
・リーダーシップを発揮した経験はありますか?
・チーム内で対立が起きたとき、どのように対処しましたか?
・後輩や仲間を指導した経験はありますか?
・グループワークでどのような役割を担うことが多いですか?

問題解決・挑戦経験

問題解決力や挑戦経験を問う質問では、困難な状況に直面した時にどのように考え、行動して乗り越えたかが見られています。

企業は入社後も必ず直面する課題に対して、粘り強く向き合い、工夫を重ねて取り組める人材を求めています。

そのため、経験の内容が特別である必要はありませんが、課題の発見、原因の分析、解決策の実行、結果の振り返りという一連のプロセスをしっかりと語ることが重要です。

「サークルでの意見対立を乗り越えた」「アルバイトで売上目標が達成できなかった原因を改善した」など、身近な経験でも十分にアピールにつながります。

質問例

・失敗した経験と、そこから得た学びを教えてください。
・大きな課題に直面したとき、どのように乗り越えましたか?
・自ら考え、行動した経験を教えてください。
・困難な状況でも諦めずに取り組んだことはありますか?
・「改善」を意識して行動した経験はありますか?

価値観・考え方

価値観や考え方に関する質問では、その人がどのような信念や判断基準を持っているかが問われます。

企業は自社の理念や行動方針と応募者の価値観が合っているかどうかを確認するために、このような質問を投げかけるのです。

「仕事をする上で大切にしていることは何ですか」「あなたが大切にする価値観を教えてください」などが代表的な質問です。

回答の際には抽象的な言葉だけで終わらせるのではなく、具体的な経験と結びつけて話すようにしましょう。

質問例

・あなたの人生の座右の銘は何ですか?
・尊敬する人物は誰ですか?
・仕事をする上で大切にしたい価値観は何ですか?
・5年後、10年後のキャリアプランを教えてください。
・あなたにとって「働く」とはどういうことですか?

ストレス耐性・適応力

ストレス耐性や適応力に関する質問ではプレッシャーにどう対応できるか、未知の環境において柔軟に行動できるかがチェックされています。

どの職場でもストレスをゼロにすることはできませんし、新しい環境や人間関係への適応力も、仕事をする上で欠かせません。

質問の例としては「これまでで最もストレスを感じた経験は何ですか」「ストレスに対処するために意識していることは何ですか」などが挙げられます。

答える際には過去のストレス経験から何を学び、どう活かしたかを伝えることが大切です。

質問例

・ストレスを感じたとき、どのように対処しますか?
・環境の変化にどのように適応しますか?
・予想外のトラブルが発生したとき、どのように対応しますか?
・苦手なタイプの人とどのように付き合いますか?
・失敗したとき、どのように切り替えますか?

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力を問う質問では話す力だけでなく、聞く姿勢や相手との信頼関係を築く力も含まれます。

「あなたはどのように人との関係性を築いていましたか」「人との関わりの中で大切にしていることは何ですか」といった質問が多いです。

回答する際は、対人関係で自分が意識していることを具体的に伝えることを推奨します。

話し方や受け答え自体も評価対象となっているため、内容だけでなく、表情や声などにも注意しましょう。

質問例

・初対面の人とすぐに打ち解けることができますか?
・相手の意見を尊重しながら自分の意見を伝える方法を教えてください。
・上司や先輩とどのようにコミュニケーションを取りますか?
・お客様対応の経験はありますか?
・説明が苦手な人に対して、分かりやすく伝える工夫をしたことはありますか?

自己分析・自己成長

自己分析や自己成長に関する質問は応募者がどれほど自分自身を理解しており、それを今後どう活かしていこうとしているのかを見極めるために行われます。

「あなたの強みと弱みを教えてください」「これまでにどのような成長を遂げたと感じますか」などが挙げられます。

この質問に対しては自分の性格を述べるだけでなく、何をきっかけにその強みに気づいたのか、どのように活かしたり、改善したりしたのかといったプロセスを語ることが大切です。

「自分の弱みは計画性の欠如だと思いますが、アルバイトで失敗したことをきっかけに、スケジュール管理を徹底するようになりました」といった具体例があると伝わりやすくなり

質問例

・自分の短所を克服するために取り組んでいることはありますか?
・最近成長したと感じた経験を教えてください。
・これまでの経験から学んだ最も大きなことは何ですか?
・どのような人と働きたいですか?
・仕事において、自分が最も大事にしたいことは何ですか?

業界・職種理解

業界や職種に関する理解度を問う質問は、応募者の志望理由や入社後のミスマッチを防ぐために重視されます。

企業は「この業界の課題や今後の展望についてどう思いますか」といった質問を通して、その人が本当に自社で活躍できるかどうかを見極めようとしています。

回答では業界や職種の特徴や将来性に触れた上で、自分の価値観や経験とどのように結びついているのかを語ることが大切です。

IT企業を志望するならば「技術革新による社会課題の解決に魅力を感じた」「自分の向上心が活かせると感じている」などと述べ、その背景になる自分の体験や関心を詳しく説明できると、納得感が生まれます。

質問例

・この業界の課題や今後の展望についてどう思いますか?
・志望職種について理解していることを教えてください。
・仕事をする上で必要なスキルは何だと思いますか?
・入社後、どのようにスキルを磨いていきますか?
・異動や転勤についてどう考えていますか?

働き方・価値観

働き方や価値観に関する質問では応募者の思考や仕事に対する姿勢が企業と合っているかを確認することが目的です。

「あなたにとって働くこととは何ですか」「どのような職場環境でなら力を発揮できそうですか」といった質問が想定されます。

このような質問には自分がどのような価値観を大切にしているかを明確にし、それが応募先の企業の文化や方針とどのように一致しているかを伝えることが大切です。

また、働き方に関しても「チームでの協力を重視する」「個人で裁量を持つスタイルを好む」などを明らかにして、それが志望職種や職場のスタンスと合致していることを説明できると、相性の良さをアピールできます。

質問例

・ワークライフバランスについてどう考えますか?
・仕事をする上でモチベーションとなるものは何ですか?
・チームで働くことと、一人で働くことのどちらが得意ですか?
・成功とは何だと思いますか?
・お金とやりがい、どちらを重視しますか?

状況対応・適性検査

状況対応力や適性に関する質問は変化の多いビジネス環境の中で、柔軟にどう対応できるかを見るために設けられます。

「仕事でミスをしたらどうしますか」「ピンチの時にどう動いたか教えてください」といった質問が多いです。

こうした問いには問題の発生時にどのように考えて行動し、どのような結果につなげるのかという一連の流れを具体的に説明することを心がけましょう。

落ち着いて対応する能力や柔軟性を見られている可能性が高いため「その場の状況に応じて対応できること」をアピールできると良いでしょう。

質問例

・もし配属希望が叶わなかったらどうしますか?
・上司に理不尽なことを言われたらどう対応しますか?
・仕事でミスをしたらどうしますか?
・納期の厳しい仕事を任されたらどう対応しますか?
・自分の意見が通らなかった場合、どう対処しますか?

逆質問(企業への質問)

面接の最後に設けられる逆質問は企業理解を深める大切な機会であり、最後のアピールの場面でもあります。

企業側もこのパートを通して、あなたの意欲や理解度、姿勢を見ています。

「御社で活躍している人に共通する特徴はありますか」「入社後の成長支援体制について教えてください」など、企業研究を踏まえた質問がおすすめです。

反対に、サイトを見れば分かるような基本情報や待遇に関する質問ばかりでは準備不足を疑われる可能性が高いため、注意しましょう。

質問例

・会社の雰囲気を教えてください。
・研修制度について詳しく教えてください。
・若手社員のキャリアパスについて教えてください。
・1日の業務の流れについて教えてください。
・社員の評価基準について教えてください。

その他の質問

その他の質問は、例を見てもわかるように「100%聞かれるわけではない、イレギュラーな質問」です。

こうした質問に対応する上では、一つひとつを徹底的に対策することは不可能であるため、「変わった質問が来ても、落ち着いて対応すること」を心がけることが大切です。

いずれも業界研究や企業研究、自己分析を行っていれば、ある程度話せる内容ですし、相手も自己PRや志望動機ほどの完成度を求めているわけではありません。

即座に反応することが求められるわけではないため「30秒ほど考える時間をいただけますか」と断って、回答を練っても良いでしょう。

質問例

・最近気になったニュースはありますか?
・今までに最も感動した経験は?
・どんな時にやりがいを感じますか?
・仕事で成し遂げたいことは何ですか?
・英語やプログラミングなどのスキルはありますか?
・自己PRをしてください。
・他に受けている企業はありますか?
・もし内定をもらえたら、すぐに入社を決めますか?
・最近読んだ本や影響を受けた本はありますか?
・あなたの強みを当社でどのように活かせますか?
・仕事をする上でのモットーは?
・何か新しいことに挑戦した経験は?
・あなたの短所が仕事にどう影響すると思いますか?
・どんな職場環境が理想ですか?
・残業や休日出勤についてどう考えますか?
・上司と意見が合わなかったとき、どう対応しますか?
・仕事をする上で大事なことは何だと思いますか?
・チャレンジ精神はありますか?
・企業研究はどのようにしましたか?
・自分の強みを1分でアピールしてください。
・学生時代に学んだことで仕事に活かせることは?
・あなたを採用するメリットは?
・AIやDXについてどう考えますか?
・どんなリーダーになりたいですか?
・面接官に伝えたいことは?
・内定後のキャリアプランは?
・一番の成功体験は?
・10年後の自分をどう想像しますか?
・自分の意見を貫くタイプですか?
・過去のアルバイトで一番学んだことは?
・仕事とプライベートのバランスは?
・他人と違うところは?
・どんな社会人になりたいですか?
・会社にどんな貢献ができると思いますか?
・最後に何か質問はありますか?

【新卒の面接質問集】例文紹介

続いて、新卒の方が面接で聞かれやすい質問に対しての回答の例文を紹介します。

まるまるコピーしてはあなたの魅力が伝わりませんが、参考になる要素が散りばめられているため、ぜひ確認してみてください。

自己紹介をしてください

自己紹介は、企業が学生の基本的なプロフィールを把握するために聞かれます。

学生は、1分以内に自身の人柄や取り組んできたことの概要を簡潔に伝える必要があります。

あれこれと情報を盛り込みたくなる気持ちはわかりますが、この後に内容を深掘りされることを意識して簡潔に要点をまとめましょう。

以下は回答例です。

「○○大学△△学部の〇〇と申します。専攻は△△で、〇〇を学ぶゼミに所属しています。課外活動としては、〇〇サークルで〇〇の活動や、〇〇のボランティア活動に従事してきました。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。」

このような自己紹介は、簡潔かつ明確に、自己の経歴や取り組んできたことを端的に伝えることが重要です。

また、自己紹介は面接で語るエピソードへの導入となるため、相手の興味を引くような内容を意識すると良いでしょう。

自己紹介の参考例を知りたい方は、次の記事を読んでみてください。

 

趣味はありますか

「趣味はありますか」の質問では、企業は学生の人間性や興味について知りたいと考えています。

学生は自身の個性や独自の興味を伝えることで、自分の人柄を企業に伝える機会を得ることができます。

ただし、ギャンブルや飲酒などの過度なエピソードは印象が悪くなる可能性があります。

嘘をつく必要はありませんが、面接の場に相応しい内容かどうかは吟味してください。

以下は回答例です。

趣味はプログラミングです。大学の授業で初めて触れた際に、0から何か新しいものを作る喜びを知りました。その経験から、個人的にもプログラミングスクールに通い、日々学習に励んでいます。プログラミングを通じて新しいアプリやウェブサイトを作ることに喜びを感じており、自己表現の手段としても活用しています。

例文の回答は、学生の興味や自己表現の能力を示す一方で、ポジティブで印象的な趣味に焦点を当てています。

これにより、学生の個性や関心事を明確に伝えるとともに、企業で活躍できそうなイメージにもつながります。

趣味に関するより詳しい回答例については以下の記事をご覧ください。

特技を教えてください

「特技を教えてください」という質問では、企業は学生の独自のスキルや才能について知りたいと考えています。

学生は他の候補者と差別化されるような特技を伝えることが重要です。

また、業務で活かせるタイピングや英語力などについて、特技として話すことも良いでしょう。

以下は回答例です。

私の特技はピアノです。小学1年から続けており、全国コンクールで金賞を受賞した経験もあります。ピアノは私のストレス発散の手段であり、創造性を発揮する大切なアウトプットでもあります。

例文のように、その特技がもたらす価値や意義についても触れることで、特技に対しての自分なりのこだわりを伝えられます。

休日の過ごし方を教えてください

「休日の過ごし方を教えてください」という質問では、企業は学生の生活のリズムや価値観について知りたいと考えています。

ポイントは自身の個性や興味を示せるような趣味を選ぶことです。

とはいえ、個性的な趣味を持っていない学生も安心してください。

趣味そのものは一般的なものであっても、エピソードでさをつけられれば問題ありません。

以下は回答例です。

私は休日には読書や映画鑑賞をすることが多いです。最近では『○○』という本(映画)にハマっています。これらは私の想像力を刺激し、日常生活に新しい視点をもたらします。また、一人でゆっくりと思考を巡らす時間が好きなので、このような時間はリラックスするためにも大切な一時となっています。

作品名などを具体的にあげると、内容の説得力が増します。

内容が思いつかない人は、企業の求める人物像も参考になるかもしれません。

休日の過ごし方に関するより詳しい回答例については以下の記事をご覧ください。

幼少期はどんな子供でしたか

「幼少期はどんな子供でしたか」という質問では、企業は学生の人間性や成長過程について知りたいと考えています。

また周囲のエピソードから学生が自分をどのように客観視しているのかも見られています。

以下は回答例です。

幼少期は好奇心旺盛で、よく近所の公園で昆虫採集をしていました。自然に対する興味を育み、常に新しい発見を求める姿勢が私の成長に大きな影響を与えました。

学生の幼少期の興味や行動パターンについて具体的に示し、その経験がどのように自己形成に影響したかを示すことが大切です。

家族や周囲の人から聞いたエピソードも交えながら、企業に対して、自分を知ってもらいましょう。

〇〇時代に取り組んでいたことはありますか

ここでの〇〇時代には、主に中学か高校が入ります。この質問を通じて、企業は学生の継続的な取り組みや興味について、知りたいと考えています。

どのような取り組みをしたかに止まらず、その取り組みを経験したことによって、どんな成長を遂げたかを強調することがポイントです。

以下は回答例です。

〇〇時代は吹奏楽部に所属しており、トランペットを担当していました。音楽に対する情熱が私の粘り強さやチームワークを育み、練習を通じて自己成長を遂げることができました。

例文のように熱意や努力、チームワークなど、入社後にも再現性を持ってイメージできる要素を盛り込むと高評価に繋がるかもしれません。

また「〇〇時代に取り組んでいたことはありますか」という質問ではありますが、今でも継続していることを挙げても問題ありません。

今の自分を形成した経験を教えてください

「今の自分を形成した経験を教えてください」という質問では、企業は学生の人間性や成長過程について深く知りたいと考えています。

その経験が、どのように自分を変えたかを具体的に伝えることがポイントです。

なるべくエピソードの背景は簡潔に述べ、得た学びや変化の部分に重点をおいて話しましょう。

以下は回答例です。

大学時代に留学した経験です。異なる文化に触れ、多様性を重んじる環境に身を置くことで、私は自己開示と対話の重要性を学びました。これにより、他人の意見や考えを尊重するような柔軟な思考を持つようになりました。海外事業に力を入れている御社でも、課題に柔軟な思考を活かして取り組み、チームで一丸となって成長していきたいです

例文は、学生の留学経験がもたらした価値観の変化や成長について具体的に示しています。また最後に企業の事業内容と結び付けることで、企業に対するマッチ度の高さも示すことができます。

あなたを動物に例えたらなんですか

「あなたを動物に例えたらなんですか」という質問では、企業は学生の性格や特性を間接的に知りたいと考えています。

答える動物に正解はなく、学生の発想力も見られる質問です。

このような回答は、学生の性格と動物の特性をリンクさせることで、企業にどの動物を選んだ理由をわかりやすく伝えられます。

以下は回答例です。

私は自分をカメだと考えています。なぜなら、一歩一歩確実に進むタイプで、長期的な視点で物事を見る性格がカメの性質と一致しているからです。また、困難に直面してもじっくりと対処し、着実に目標に向かって努力する姿勢もカメと共通しています。

この質問には「あなたを色で例えると?」「あなたをもので例えると?」などの派生の質問があるので、質問に合わせて回答パターンをいくつか用意しておきましょう。

今の大学/学部を選ばれた理由を教えてください

企業は「今の大学/学部を選ばれた理由を教えてください」と聞くことで、企業は学生の価値観や興味、意欲について知りたいと考えています。

回答のコツとしては、自身が学びたいこととその原体験が学部で学べることとマッチしていることを述べることがポイントです。

以下は回答例です。

出身地の地方活性化に貢献したいという思いから、地方課題とその解決策に特化した学びを深めることができる〇〇大学の社会学部を選びました。学部のカリキュラムや研究室で実際に現地調査を行う機会が豊富であり、その地域に密着した学びを得ることができると感じたからです。

「勉強したいと思った理由」や「興味があった理由」をなるべくロジカルに話せるように充備しておくことが大切です。

また、学部で勉強している内容が専門的な場合、どんな研究をしているのかについて補足を入れることも忘れないようにしましょう。

 

所属しているサークル/部活について教えてください

「所属しているサークル/部活について教えてください」という質問では、企業は学外活動での取り組みや人間関係について知りたいと考えています。

サークルの概要や役割を簡潔に伝えましょう。

以下は回答例です。

私は大学でテニスサークルに所属しています。サークルでは、主にイベントの企画・運営を担当しています。チームワークを養うことやメンバーとの協力関係を築くことで、リーダーシップやコミュニケーション能力を向上させることができました。

ゼミやアルバイトについての質問に並んで、サークルや部活について聞かれることもしばしばあります。

コミュニティ内でのポジションや立ち位置をうまく説明できれば、人柄を伝えるだけでなく、あなたの多面的なスキルをアピールすることができます。

所属しているサークルに関する詳しい回答例は以下の記事を参考にしてください。

ゼミ/研究室の研究内容を教えてください

「ゼミ/研究室の研究内容を教えてください」という質問から、企業は学生が大学時代にどんな専門性を身につけてきたかを知りたいと考えています。

回答のコツは専門用語を使わず、一般の人でもわかるように説明することです。

以下は回答例です。

私たちの研究室では、コンピューターを使って医者の仕事をサポートする技術を研究しています。具体的には、コンピューターに大量の医療画像を見せて、病気のサインを見つける訓練をさせています。これを「深層学習」という技術を使って行います。また、私たちは人それぞれの遺伝子の情報を使って、一人一人に最適な治療法を提案する方法も研究しています。要するに、私たちはコンピューターと医学の力を合わせて、もっと賢く、もっとパーソナルな医療を実現しようとしています。

その研究がどのような社会的な意義を持つかを示すことで、学生の研究の専門性と社会貢献意識をアピールすることができます。

 

資格は持っていますか

この質問では、企業は学生が専門的な知識や技能を有しているかを確認したいと考えています。回答のポイントは、資格を具体的に示し、それによる付加価値や活かせる業務をアピールすることです。

以下は回答例です。

はい、二つの資格を所持しています。

1点目は英語関連で、TOEICで850点を取得しています。

2点目はIT関連で、基本情報技術者試験を取得しています。

資格を聞かれた際は、簡潔にその資格が「どんな業界や領域で活用されているものなのか」という概要を添えると相手に伝わりやすくなります。

座右の銘を教えてください

座右の銘を聞くことで、企業は学生の価値観やモットーについて知りたいと考えています。

回答の際には、言葉だけでなく、その座右の銘を選んだ理由やその言葉があなたの人生にどう影響しているかを添えましょう。

以下は回答例です。

「継続は力なり」です。小さい頃からこの言葉に励まされ、数々の困難を乗り越えてきました。この言葉は私にとって、目標に向かって努力し続ける重要性を教えてくれるものであり、困難に直面したときに前に進むための支えとなっています。

例文では「小さい頃から」という表現を使っていますが、時間が許す場合は、その言葉を誰に教えてもらったのか、またはどんな本を通じて知ったのかなどを盛り込むと、充実した内容になるでしょう。

大切にしている価値観を教えてください

「大切にしている価値観を教えてください」という質問から、企業は学生の考え方や行動原理について知りたいと考えています。

回答のコツは具体的なエピソードや状況を示して、価値観を実践していることをアピールすることです。

以下は回答例です。

誠実さを最も大切にしています。人との関係や仕事において、常に正直であることを心掛けています。過去の経験から、信頼を築くことの重要性を痛感し、常に誠実さを貫くことで良好な人間関係を築いてきました。

大切にしている価値観は、給料や勤務時間などのワークライフバランス重視のものではなく、あくまで対人関係や仕事におけるスタンスに繋がる内容にしましょう。

 

尊敬する人はどんな人ですか

尊敬する人を聞かれた場合、企業は学生が理想とする人物像やその理由について知りたいと考えています。

具体的な人物を挙げ、その人物のどのような点を尊敬しているのかを明確にしましょう。

有名人ではなく、家族や身近な人の名前をあげても構いません。

しかしこの場合にも、なぜその人を選んだのかの理由づけはしっかりと行いましょう。

以下は回答例です。

私はスティーブ・ジョブズを尊敬しています。なぜなら誰にも真似できないほどの驚異的な実行力があり、困難な状況でも挫けずに常に前に進む姿勢が魅力的だからです。彼の情熱と創造性は私にとって常に目標とすべきものであり、彼から学ぶことは多くあります。

学生が理想とする人物像やその人物の持つ価値について具体的に示すことで、ロールモデルとなる人物の参考例になることになります。

尊敬する人に関するより詳しい回答例については以下の記事をご覧ください。

苦手な人はどんは人ですか

「苦手な人はどんな人ですか」という質問では、企業は学生の人間関係や対人スキルについて知りたいと考えています。

人それぞれ、苦手に感じる人の特徴は異なります。

だからこそ、この質問から学生と相性の悪いメンバーや、学生が対人関係において努力するべきポイントが浮かび上がってくることもあるでしょう。

以下は回答例です。

約束を守らない人には苦手意識を感じることがあります。なぜなら、私にとって信頼を築くことは人間関係で最も重要なものであり、それを実現するには約束を守ることが不可欠だからです。そのような場合には、コミュニケーションを通じて相手との約束を守ることへの意識をすり合わせ、円滑な関係を築く努力をしています。

回答のコツは、苦手な人に対してどのように対処しているかも合わせてアピールすることです。

例文では、対人関係における「苦手な人」を「約束を守らない人」と率直に示し、その上でどう対策しているのかを示すことで、学生の対人スキルをアピールしていますね。

学生時代に力を入れた取り組みを教えてください

「学生時代に力を入れた取り組みを教えてください」は「ガクチカ」と呼ばれ、ほぼ全ての企業で聞かれると言っても過言ではありません。

この質問では、企業は学生の人間性やチーム内での適応力を評価したいと考えています。

話したいことが盛りだくさんになってしまう気持ちはわかりますが、企業によっては「取り組み、目標、結果を簡潔に教えてください」と条件を指定されることもあります。

どんな聞かれ方でも柔軟に対応できるようにしておきましょう。

以下は回答例です。

私は学生として、常に成長することに意欲を持っています。学内コンテストや学外活動への積極的な参加を通じて、自分自身を向上させるために努力してきました。学外活動の中では、異なる環境に住む留学生たちとの交流の中で衝突もありましたが、互いのバックグラウンドについての理解を深めながらその都度話し合ってきました。今では協調性のあるチームプレーヤーとして、周囲の意見を尊重し、皆が協力し合える環境づくりに努めています。御社の業務においても、これらの特性を生かすことで、新しい課題に対して柔軟に取り組みながら、良い結果を生み出すことができると考えています。

「ガクチカ」はよく聞かれる質問だからこそ、対策を怠ると他の学生との差が開きます。

文章の書き方がわからない学生は、次の記事の例文を参考にしてみてください。

人生で最大の決断をした経験を教えてください

この質問では、企業は学生の価値観や判断軸について知りたいと考えています。

回答のコツは、どうしてそれが最大の決断だったのかを詳細に伝えることです。

決断を正解にするために、あなたがどんな努力をしたかを明確に伝えましょう。

以下は回答例です。

私の人生最大の決断は大学時代に休学をしてアメリカへ留学をした経験です。当時コロナ禍の影響で海外留学ができない状況で大学3年生になろうとしていました。しかし、私は将来海外で活躍できる人材になりたいという思いから、1年間の休学をし、海外留学をすることを決意しました。この決断に至るまでの過程で、慎重な検討と準備を行い、自分のキャリアビジョンを明確にする努力をしました。

繰り返しにはなりますが、企業が知りたいのは決断に至るプロセスや考え方です。

「最大の」と聞かれると構えてしまう気持ちはわかりますが、決断の内容を考えることに時間を取られすぎないように注意してください。

チームワークを発揮した経験を教えてください

「チームワークを発揮した経験を教えてください」という質問では、企業は学生がチームに適応することができるか、協調性があるかを知りたいと考えています。

このような質問では、必ずと言って良いほど、主張を裏付けるエピソードを求められます。

以下は回答例です。

大学2年次にフットサルサークルで6名の幹部同士で協力し、目標としていた学生の練習参加率の向上を達成したことがあります。この目標達成には、互いの信頼関係を築きながら、メンバーそれぞれの得意分野を生かしたタスク分担や効果的なコミュニケーションが必要でした。その過程で、私はチームの一員として自分の役割を果たすことの重要性を学びました。

多くの企業では、さまざまな部署で協力しながら利益を追い求めています。

そのためチームワーク、つまり協調性はどんな企業でも求められるスキルです。

些細な日常のエピソードでも構わないので、なるべく具体的にあなたがチームワークを発揮した場面を伝えられるようにしましょう。

あなたの性格を教えてください

「あなたの性格を教えてください」という質問では、企業は学生の自己理解ができているか、社風とマッチしているかを知りたいと考えています。

だからこそ、回答のコツは志望企業の社風とマッチしない性格は控えることです。また、根拠となるエピソードも簡潔に伝えましょう。

以下は回答例です。

私は、一度決めたことは最後までやり遂げるタイプです。大学時代には資料が少ないことから論文の作成が困難とされる研究テーマを選びました。「テーマ選びに失敗した」と感じることもありましたが、直接知見を持っている人に話を聞いたり、資料を再度徹底して探し回ることで、最終的には成果を上げることができました。このような経験から、私は粘り強さと責任感を持つことの重要性を学びました。

例文では、性格を裏付けるエピソードとして研究での失敗を挙げながら人柄をアピールしています。

回答時間に余裕があるようであれば、企業の中であなたの性格がどのように活かされるのかまで述べましょう。

性格に関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

周りからどんな人と言われますか

「周りからどんな人と言われますか」という質問では、企業は他人から評価されたあなたの特性や性格を知りたいと考えています。具体的なエピソードや振る舞いを交えて説明することで、評価を裏付けるようにしましょう。

以下は回答例です。

周りからは、頼りになる人と言われることが多いです。友人や同僚からは、私が困っている人を放っておけない性格だと言われています。例えば、大学のプロジェクトで誰かが困難に直面した際、私は率先して手伝ったり、アドバイスを提供したりすることがあります。また、チームの一員としての役割を大切にし、チーム全体が成功するために努力することを重視しています。これらの特性が、周りから「頼りになる」と評価される理由の一部だと思います。

例文の「周りからは、〇〇な人と言われることが多いです」に始まる冒頭のように、他者の意見を基に、自身の長所や特性を伝えましょう。

エピソードを深掘りされた際には、1人で完結する内容ではなく、他者との関わりの上で活躍したエピソードを語ると企業での再現性が生まれます。

挫折経験を教えてください

企業が面接で挫折経験を聞く意図は、逆境に直面した際の対処能力や学習能力を把握したいためです。

回答のポイントは、挫折の内容よりも、その経験から得た教訓や成長を強調することです。自身の成長過程を具体的に示すことで、貴重な経験を伝えることが重要です。

以下は回答例です。

私は大学2年生の時、研究発表で最も低い評価を受けたことがあります。しかし、その経験からフィードバックを受け取り、効果的な研究方法を学びました。この経験は私にとって、失敗を受け入れることの大切さや、改善を目指す姿勢の重要性を学ぶ機会となりました。

挫折から学んだことや成長した点を具体的に示し、どのように挫折から立ち直ったのかを明確にしましょう。

挫折経験に関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

今までで一番嬉しかった経験はなんですか

この質問の企業の意図は、あなたがどのような成果や達成感を重視するか、またその背景や達成までの過程を知るためです。

「今までで一番嬉しかった経験はなんですか」に対する回答では、成果や達成感を共有するとともに、その背景や取り組みを簡潔に説明することが重要です。

以下は回答例です。

私にとって最も嬉しかった経験は、研究のプロジェクトが大成功を収め、その貢献が認められた時です。チーム一丸となって積み重ねてきた努力が結果として認められた瞬間は非常に感動的でした。この経験から、チームワークと協力の大切さを改めて実感しました。

例文では達成感や成果を共有するとともに、協力やチームワークの重要性を強調しています。

何を軸に回答を組み立てるのか、強調したい要素を最初に決めておきましょう。

今までで一番苦しかった経験はなんですか?

「今までで一番苦しかった経験はなんですか?」という質問に対する企業の意図は、逆境や困難に直面した際の対処能力や学びを知るためです。

回答のポイントは、苦境からどのように立ち向かったか、その困難を克服するための努力や工夫を具体的に説明することです。

以下は回答例です。

私が直面した中で最も苦しかった経験は、留学中に文化や言語の壁に苦しんだ時期です。しかし、地道にコミュニケーション能力を磨くことで、その困難を克服しました。この経験から、忍耐力の重要性を痛感しました。

「今までで一番苦しかった経験はなんですか?」の質問では、困難を克服するための具体的な取り組みや学びを示すことが重要です。

誰かに助けられたエピソードではなく、あなたが主体的に問題解決のために取り組んだことを伝えられる内容にしましょう。

長所を教えてください

長所も、ガクチカや自己PRと同様に面接で非常によく聞かれる質問です。

企業が長所を聞く意図は、あなたの強みや特性を明確に把握するためです。

この質問に対する回答のポイントは、長所を述べるだけでなく、それを具体的な行動や経験と関連付けて示すことです。

以下は回答例です。

私の長所は、多様なバックグラウンドを持つ人々と円滑にコミュニケーションを取る能力です。大学では国際交流のサークルに所属し、さまざまな国籍や文化背景を持つ人々とのプロジェクトを進行してきました。例えば、異なる文化の違いを尊重しながらチームメンバーと協力し、意見を調整して共通の目標に向かって進む方法を学びました。

長所を具体的な行動や経験と結び付けて示すことで、自身の強みを明確にアピールしましょう。

長所がなかなか見つからずに困っている人は、次の記事を読んでみてください。

短所を教えてください

長所だけでなく、短所を聞かれることもあります。

「短所を教えてください」と聞く企業の意図は、あなたの自己認識や自己改善への取り組みを把握するためです。

この質問に対する回答のポイントは、本当に短所と感じている点を率直に伝えることです。

以下は回答例です。

私の短所は、時に細かい点にこだわりすぎることです。このことにより、プロジェクトの全体像を見失うことがあります。過去に経験したプロジェクトで、ディテールに時間をかけすぎて全体の進捗が遅れてしまったことがあります。改善策として、定期的に全体像を確認することや、優先順位を考慮して作業を進めることを心がけています。

自身の短所を素直に示すことで、謙虚さや成長への意欲をアピールしましょう。改善策や学びについても具体的に示すことが重要です。

短所の見つけ方にはコツがあります。次の記事も合わせて読んでおきましょう。

また、長所と短所に関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

自己PRをしてください

「自己PRをしてください」も、面接において定番の質問です。

「自己PRをしてください」と聞く企業の意図は、あなたの魅力や独自性を把握し、その企業における貢献度を評価するためです。

この質問に対する回答のポイントは、特別な経験やスキル、資質を具体的に示し、それがどのように実績や結果に繋がったかを説明することです。

以下は回答例です。

私の最大の強みは、人を巻き込むリーダーシップを持っていることです。例として、大学の時に所属していたサークルでの経験があります。新しいイベントを企画する際、初めはメンバー間で意見がバラバラで進行が難航していました。しかし、私はまず各メンバーの意見をしっかりと聞き出し、それを基に全員が納得する方向性を模索しました。具体的な役割やタスクを明確にし、メンバーのモチベーションを高めるためのサポートも行いました。結果として、イベントは大成功を収め、多くの学生に参加してもらうことができました。以上の経験から私には人を巻き込むリーダーシップがあると考えております。

自分の経験やスキルを具体的に示すことはもちろん、あなたなりのオリジナリティを感じられる要素を盛り込んで自己PRを効果的なものにしましょう。

どこでそれらを培ったのか、企業においてどのように活かせるかを明確に伝えることが大切です。

面接で自己PRを回答する際のポイントは以下の記事を参考にしてください。

あなたにとって働くとはなんですか

「あなたにとって働くとはなんですか」と聞く企業の意図は、あなたが働くことに対してどのような価値観やモチベーションを持っているかを知るためです。この質問に対する回答のポイントは、働くことの意義を簡潔に表現することです。

以下は回答例です。

私にとって、働くとは自らのスキルや知識を活用して社会に貢献することです。社会の課題は日々進化し変わっていくものと捉えており、その変化に対応するためには、絶えず自己研鑽を続けることが不可欠です。そして、その学びを実際の場に応用し、社会への貢献を実現することが働くことに求められると私は考えています。

「あなたにとって働くとはなんですか」は言語化しておくと、就活に役立つだけでなく人生の指針にもなります。

ありきたりの回答にならないよう、時間をとってしっかりと考えましょう。

就活の軸を教えてください

「就活の軸を教えてください」と聞く企業の意図は、あなたが就職先を選ぶ際にどのような基準や価値観を持っているかを知るためです。

この質問に対する回答のポイントは、自身の価値観や優先事項を明確に示すことです。

以下は回答例です。

私の就活の軸は「学びの環境」です。新しい知識や技術が日々更新される現代社会では、絶えず自己成長することが求められます。そのため、私は企業選びの際に、従業員のスキルアップをサポートする体制や文化を重視しています。

就活の軸に関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

他社の選考状況を教えてください

「他社の選考状況を教えてください」と聞く企業の意図は、あなたの就職活動の状況や他社との比較を知るためです。この質問に対する回答のポイントは、正直に状況を伝えると同時に、なぜその企業を希望しているのかを説明することです。

以下は回答例です。

私は企業の成長と発展を資金面からサポートしたいという強い意志を持っており、そのために銀行業界を中心に就職活動を進めています。現在の選考状況についてご報告申し上げますと、A行においては2次面接を、B行においては3次面接をそれぞれ翌週に控えております。

他の企業の選考が進んでいる場合には、あくまで面接を受けている会社への熱意を伝えつつ、他社の選考状況を上手に伝えましょう。

なお、就活状況に関する質問の回答例は以下の記事をご覧ください。

今気になっているニュースがあれば教えてください

「今気になっているニュースがあれば教えてください」と聞く企業の意図は、面接を受ける人がどのような関心を持っているのかや時事問題に敏感であるかを知るためです。

この質問に対する回答のポイントは、関心を持っているトピックと、それに対する考えや意見を簡潔に述べることです。

また、なぜそのニュースに関心があるのか、あなたの考えを聞かれることが多いです。

以下は回答例です。

最近、環境問題に関連するニュースを追っており、特に再生可能エネルギーの普及に関する動向が気になっています。地球温暖化の問題がますます深刻化する中で、持続可能なエネルギー源へのシフトが重要だと考えています。特に新たな技術や政策がどのように導入されているかについて、関心を持っています。

志望する企業の属する業界や、最近の事業内容に関わるニュースは必ず事前にチェックしておきましょう。

また最近のニュースに関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

弊社の商品/サービスを利用したことはありますか

「弊社の商品/サービスを利用したことはありますか」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が企業に対してどの程度関心を持っており、事前にどれだけ調査を行っているかを確かめるためです。

この質問に対する回答のポイントは、無理に感想や改善点を述べることなく、素直に経験の有無を伝えることです。

以下は回答例です。

はい、御社の〇〇というサービスを利用したことがあります。

利用経験がない場合は、深掘りの質問に答えられなくなるため、素直にないことを伝えてください。

OB訪問は何回されましたか

「OB訪問は何回されましたか」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が企業への真剣さや事前の情報収集状況を確認するためです。

この質問に対する回答のポイントは、実際に行った回数を正直に答えると同時に、その経験から何を学んだかを簡潔に伝えることです。

以下は回答例です。

2回OB訪問を行い、御社の文化や業界の動向について深く学ぶことができました。

社員の名前を聞かれることもあるため、嘘はつかずにあくまで正直に答えましょう。

志望動機を教えてください

志望動機を聞かない企業はほとんどありません。

記事で紹介した質問の中でも、最も対策すべき質問であるともいえます。

志望動機を企業が聞く意図は、面接を受ける人が企業を選んだ背景やモチベーションを知るためです。

この質問に対する回答のポイントは、企業の特徴や自分の経験・価値観との関連を具体的に述べることです。

以下は回答例です。

大学で食品科学を専攻しており、その知識と技術を生かして食品業界でのキャリアを追求したいと考えています。特に、発酵食品の健康への効果や品質の向上の研究が御社の酵母を使用したヨーグルト製品の開発に活かせると考えており、志望しました。

質問の回答で企業の特徴だけ説明して終わってしまう学生がいますが、自分の経験・価値観との繋がりが一番大切な部分です。

「その企業の魅力を知って、自分はどう感じたのか」という点までしっかりと盛り込みましょう。

志望動機のより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

同業他社でなく弊社を志望する理由を教えてください

「同業他社でなく弊社を志望する理由を教えてください」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が他の競合企業との違いを認識しているか、そしてその選考基準をどれだけ知っているかを確認するためです。

この質問に対する回答のポイントは、企業の独自の特徴や自分の価値観との一致点を具体的に挙げることです。

以下は回答例です。

他社も魅力的な点は多々ありますが、御社の顧客理解から導入支援までを一貫して行う事業や利他精神の文化は私の、「顧客の幸せを災害源に追及する」という軸と合致していると感じました。私はお客様に真に価値あるサービスを提供するために、お客様のニーズを深く理解することを大切にしています。この自らの信念を活かせる場こそが御社だと感じ、新入社員としてともに働きたいと考えております。

この質問の回答では「〇〇業界で働きたいから」などの、他社でも通じる志望理由は避けるべきです。

自分とその企業を繋げるような、限定的な内容を考えておく必要があります。

インターンに参加した学生の場合、インターンでの経験やエピソードを盛り込むと具体性が増します。

弊社の志望度を教えてください

「弊社の志望度を教えてください」と聞く企業の意図は、面接を受ける人がどの程度その企業を志望しているか、またその理由がどのようなものかを知るためです。

この質問に対する回答のポイントは、具体的な理由や感じた魅力をしっかりと伝えることです。

以下は回答例です。

"第一志望群です。特に御社の○○な取り組みや△△の文化に共感し、自分のキャリアの中で大きな役割を果たす場と考えています。"

志望度だけでなく、すでに内定が出ている企業の数や「内定を出した場合に自社に来てくれるか」を聞かれることもあります。

入社後のキャリアプランを教えてください

「入社後のキャリアプランを教えてください」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が将来的なビジョンや目標をどのように描いているのかを確認し、その企業のビジョンや方針との適合性を見極めるためです。この質問に対する回答のポイントは、具体的な目標や野望を述べ、それに向かって努力する姿勢を見せることです。

以下は回答例です。

入社初年度は業務をしっかりと学びながら、着実にノルマを達成していき、3年後には〇〇部署のリーダーになりたいと考えています。
そして、10年後までには、御社の経営陣となり、〇〇のプロジェクトを推進したいと考えています。

あくまでざっくりで構いませんので、3年後、5年後、10年後の3パターンの将来像を答えられるようにしておくと面接での回答に困らないでしょう。

あなたを採用する理由を教えてください

「あなたを採用する理由を教えてください」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が自己評価や自身の強み、そしてその強みが企業にどのように貢献するかをどれだけ認識しているかを確認するためです。

この質問に対する回答のポイントは、自身の強みや経験を具体的に述べ、それがどのように企業の利益につながるかを明確に伝えることです。

以下は回答例です。

私は過去の経験で高い傾聴力と課題解決力のスキルを習得しました。これらのスキルを活かして、チームと協力して効果的な問題解決策を提供し、業務全体の効率性と成果に貢献できると考えています。私の柔軟性と組織への適応力が、チームの成功に繋がる要素となることを信じています。

資格や大会での実績を持っている場合には、あなたのスキルをより具体的にアピールできるでしょう。

最後に何か言いたいことはありますか

「最後に何か言いたいことはありますか」と聞く企業の意図は、面接を受ける人が志望動機や熱意を再確認するとともに、それまでの面接で伝えきれなかった点を聞きたいからです。

この質問に対する回答のポイントは、熱意や意欲を伝えると同時に、自分の強みや適性を再度アピールすることです。

以下は回答例です。

私はどんな高い目標にも貪欲に取り組むことができます。御社の海外展開に向けた抱負や意欲を共有し、その成長に貢献したいと熱意を持っています。私自身の柔軟性と新しい環境への適応力が、チームに多様性をもたらすと信じています。何卒、よろしくお願いいたします。

最後の言葉は、「よろしくお願いします」以外に「本日はありがとうございました」と感謝の意を述べて締めるのも良いでしょう。

最後の言葉に関するより詳しい回答例は以下の記事をご覧ください。

質問があれば教えてください

企業の意図は、面接を受ける人が企業や業務に対する興味や関心を確認するためです。

この質問に対する回答のポイントは、事前のリサーチで得た知識をもとに、仮説立てた質問をすることです。また、調べればわかる情報を質問しないようにしましょう。

以下は回答例です。

御社に貢献するためには、どのようなスキルや知識を身につけると良いでしょうか?私自身は〇〇に興味があり、その分野でのスキルを高めたいと考えています。

「質問があれば教えてください」はいわゆる「逆質問」と呼ばれる質問です。

せっかくのアピールの場なので、「ありません」はなるべく避けましょう。

より具体的な質問例は以下の記事をご覧ください。

【新卒の面接質問集】面接に臨む前の事前準備

質問への回答の準備をして対策を終わりにしてしまう学生もいますが、それは非常に危険です。

そもそも、面接の回答を具体的で説得力のある内容にするには、自己分析や企業研究が欠かせません。

準備において、前段階のフェーズを飛ばしている場合には、回答の内容が不足している可能性もあります。

ここからは、質問の回答と合わせて進めるべき面接に臨む前の事前準備を紹介します。

自己分析

自己分析は面接において、最も重要な要素といっても過言ではありません。

自己の強み、弱み、経験を明確にし、それらが企業や希望する職種とどのように関連しているのかを理解することが必要です。

また、他己分析を行うことも有益です。友人や家族、先輩などからのフィードバックを通じて自分自身の外部からの評価を得ることで新たな気付きを得ることができます。

自己分析にはいくつか方法があります。詳細を知りたい学生は下記の記事も読んでおきましょう。

企業研究

企業研究は面接に臨む前の準備段階で、欠かせないステップです。

企業HPやIR情報を通じて、会社のビジョンやミッション、事業戦略を把握しておきましょう。

さらに、製品やサービス、企業の特徴、社風なども把握しておくと良いでしょう。

また、業界全体のトレンドや動向を把握しておくと質問の回答をより具体的な内容にできます。

さらに、企業説明会への積極的な参加が推奨されます。直接社員と対話することで、企業の雰囲気や文化を肌で感じることができます。

職務理解

職務理解は、希望する職種や役職の業務内容を詳細に把握することを指します。

職務理解で知るべきは、業務内容だけではありません。

他にも、求められるスキルや資質をしっかりと把握することが求められます。

リアルな情報を知りたいときには、OB訪問を利用することで、社内の雰囲気や仕事の実態をより深く知ることができます。

社員と直接対話し、具体的な仕事の内容ややりがい、難しさなどを聞いてみましょう。

想定質問の回答準備

想定質問の準備として、過去の就活生が受けた質問をまとめ、それに対する自分の回答をあらかじめ用意しておきましょう。

自己分析や志望動機、強みや弱み、将来の展望などに関する質問はよく出題されるため、ある程度回答の型が決まっています。

それらの模範回答を見ながら、オリジナリティを十分に盛り込むことが必要です。

また、その他の一般的な質問にも対応できるように幅広い視点での準備を行いましょう。

模擬面接

模擬面接は友人や家族、またはキャリアセンターなどで実施することができます。

模擬面接を通じて、自身の発言や表現、姿勢などを客観的に評価してもらいましょう。

フィードバックを受けることで、自身の課題や改善点を把握し、より良い面接を行うための準備を進めることができます。

企業の事前視察

企業の事前視察は面接当日のスムーズな対応につながる重要なステップです。

企業の所在地やビルの位置、受付の場所などを事前に確認し、地図やナビアプリを利用してルートを把握しておきましょう。

また、交通機関の遅延などによる遅刻を防ぐために、余裕を持った時間計画を立てることも大切です。

事前の視察を徹底することで、面接に臨む前のストレスを軽減し、落ち着いた状態で面接に臨むことができます。

ジョブコミットなら全ての対策をサポート

とはいえ、面接対策を一人で進めるのは意外と難しいものです。

企業目線での「正解」がわからない限り、一人で対策を続けていてもなかなか手応えを感じられないかもしれません。

そんな時は、プロのサポートを受けるのも一つの手です。

ジョブコミットは、学生の内定獲得に向けた取り組みをトータルで支援しています。自己分析の手法や企業分析のポイント、効果的な面接対策など、就職活動における重要な要素を網羅したサービスを提供しています。

経験豊富なコーチングスタッフが個々のニーズに合わせたアドバイスを行い、あなたの長所を最大限に活かすためのヒントをくれるはずです。

ジョブコミットのサービスを利用すれば、より自信を持って面接に臨むことができるでしょう。

詳細は次のリンクから確認してください。

【新卒の面接質問集】面接後の対応を知ろう!

面接が終わった後は、そのまま何もせずに、ただ企業からの連絡を待っていれば良いというわけではありません。

お礼メールの書き方を知っておけば、より印象が良くなり、内定が、1%かもしれませんが、近づく可能性があります。

また、面接を振り返る際のポイントや、不採用だった時の対応についても紹介するため、参考にしてみてください。

面接後のお礼メールの書き方

面接を終えた後はできるだけ、早めにお礼のメールを送ることが望ましいです。

目安としては24時間以内が理想であり、メールの内容では、面接の機会を頂いたことへの感謝の気持ちを述べるとともに、当日面接で話した内容に軽く触れると良いです。

「本日は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました」といった定型文に加えて「〇〇の事業に関してさらに関心が深まりました」と、自分の熱意や理解が深まったことを具体的に記載すると誠実さが伝わります。

また、宛名の間違いがあると当然ながら印象が悪くなってしまうため、送信前に何度も見直しましょう。

お礼メールの例文

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

本日(または昨日)はお忙しい中、面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。

面接を通じて、貴社の〇〇の取り組みについてより深く理解することができ、ますます貴社で働きたいという思いが強まりました。
また、〇〇様からいただいたアドバイス(具体的な内容)を今後の成長に活かしていきたいと考えております。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げます。

〇〇大学 △△
メールアドレス: XXXXX@XXX.com
電話番号: 090-XXXX-XXXX

 

面接後の振り返りポイント

面接が終わった後、その経験を次回に活かすために振り返りを行うことが極めて重要です。

内容をしっかりと振り返ることで、自分の面接対応の弱みや強み、改善点を客観的に把握できます。

まず、自分が答えた内容の中でスムーズに話せたものと、そうでなかったものを整理しておきましょう。

「質問の意図が曖昧だった」と感じた場面や、答えが抽象的になってしまった部分があれば、その理由を分析しておくことがおすすめです。

また、想定外の質問にどう対応したかを振り返り「今ならこう答える」という代案を準備しておけば、次回の面接に活かせることでしょう。

不採用だった場合の対応

面接の結果が不採用だった場合でも、落ち込みすぎず、前向きに受け止めることが大切です。

就活において不採用の経験は珍しいことではなく、むしろほとんどの人が通る道です。

不採用通知が届いたら、まずはその企業に応募した自分の姿勢を振り返り、何を得られたかを考えてみましょう。

面接のやり取りや企業研究の過程の反省は、次の選考で確実に役立ちます。

また、不採用の理由は明示されない場合がほとんどですが、自分なりに原因を分析し、改善点を見つけておくことが次につながる対策です。

感情的になって企業に問い合わせる、または不必要に自己否定に陥ったりするのではなく、冷静に受け止め、成長のきっかけとして捉えることが大切です。

【新卒の面接質問集】印象が良い回答の仕方

回答内容のみならず、その伝え方も面接官に良い印象を与えるポイントです。

話し方に緊張感がないとやる気がないと受け取られることがありますが、逆に緊張しすぎるとスムーズなコミュニケーションができなくなることがあります。

面接では、適度な緊張感を持ちながらもリラックスして話すことが大切です。

その他にも、印象が良い回答の仕方には以下のようなポイントがあります。

結論ファーストで話す

結論ファーストで話すことで、面接官が最初に重要なポイントを把握できるようにし、話の全体像を素早く理解しやすくします。

また、結論を先に述べることで、自身の意図を明確に伝えることができます。

とはいえ、話を論理立てて伝えることが苦手な学生もいますよね。

そんな学生におすすめのフレームワークがPREP法です。

PREP法とは、最初に結論を伝え、次にその理由と具体例を出し、最後にもう一度結論を述べる論理的手法のことです。

 PREP法

・Point:要点(結論、主張)

・Reason:理由(結論や主張の理由)

・Example:具体例(理由に説得力をもたせる具体例やデータ)

・Point:要点(結論、主張)

「要点→理由→具体例→要点」というシンプルな論理的構造になっているため、自分の主張を短時間でわかりやすく相手に伝えることができます。

PREP法を活用すれば、自身の話が論理的で整然としたものになり、面接官との意思疎通を円滑に図ることができます。

ナンバリングを駆使する

ナンバリングを駆使することも、面接中に自身の話を整理しやすくするための効果的な手段です。

たとえば「〇〇には3つの理由があります。1つ目は…、2つ目は…」というように、話の中で具体的な数字を使用することで、聞き手にとって話の論理性や構造がわかりやすくなります。

また、順序を明確に示すことで、自身の話が整然としているという印象を与えることも可能です。

さらに、ナンバリングを駆使することで、自身の主張やポイントを際立たせ、聞き手に深い印象を与えることができます。

自身の思いを伝える

シンプルな方法ではありますが、自身の思いを率直に伝えることは、面接中に自己表現力を高める上で非常に効果的です。

感じたことや考えたことを正直かつ明確に伝えることで、面接官との共感を生み出しやすくなるからです。

率直な思いを伝えることで、自身の情熱や信念を伝え、面接官の心に刺さるアプローチをすることができます。

表情を豊かにする

面接は採用活動の一貫ではありますが、人と人とのコミュニケーションでもあります。

表情を豊かにすることで、面接官との間に良好なコミュニケーションを築き、自身の印象をより深く印象付けることができます。

感情を伝えるのは、言葉だけではありません。

表情や身振り手振りも、あなたの想いを伝えるツールの一つであることを忘れないでくださいね。

【新卒の面接質問集】回答する際の注意点

面接は自分をアピールする場ということで気合が入りすぎて空回りしてしまう学生も多いもの。

せっかくの準備を台無しにしないためにも、この章では面接の質問に回答する際の注意点を紹介します。

長くても1分で抑える

回答は簡潔かつ具体的に答えましょう。

面接では短時間で多くの質問に答えなければならないため、長くなり過ぎると面接官の興味を失う可能性があります。

したがって、要点を明確に把握し、余分な情報を省くことで、効果的な回答を行うことが重要です。

自身の言葉を適切に選び、的確な言葉で的を得た回答を話すことで、面接官に深い印象を与えることができます。

一方向のコミュニケーションにしない

面接は、面接官との双方向のコミュニケーションです。

質問に対する回答だけでなく、面接官との対話を形成することで、より深い理解を得ることができます。

質問に対する回答が長くなりそうな場合は、面接官に許可を求めるなど、相手への気遣いも大切です。

一方向のコミュニケーションになってしまうと、発言に独りよがりな印象を与えてしまう可能性もあります。

面接は「学生が回答を話すだけの場」ではないことを覚えておきましょう。

正しい敬語を用いる

面接中には、適切な敬語を使用することが求められます。

尊敬語や謙譲語を適切に使い分けることで、相手を尊重する姿勢を示すことができます。

正しい敬語の使用は、自身の教養やマナーを示すことにも繋がります。

また、面接中に丁寧な言葉遣いを心がけることで、面接官に丁寧な印象を与えることができます。

正確な敬語の使用は、面接を成功につなげる重要な要素の一つです。

【新卒の面接質問集】学生からよくある質問

最後に、新卒の面接の質問に関して、学生からよくある質問をまとめました。

逆質問はするべき?

逆質問は、企業への興味や熱意を示すための貴重な機会です。

そのため、逆質問はできる限りしましょう。

質問をすることで、自分自身の関心や企業への理解を深めることができます。

「特にありません」はせっかくのチャンスを捨ててしまっているのと同じです。

面接の準備段階で適切な逆質問を考え、当日は自信を持って質問しましょう。

回答は暗記しておくべき?

面接での回答は暗記するよりも、要点を抑えた上で自然体で答えることが望ましいです。

自然な表現や適切な言葉遣いを心がけながら、自身の経験や考えに基づいて話しましょう。話の軸となるキーワードや、内容の要約をざっくりと覚えておくにとどめておくことをおすすめします。

回答がすぐに思いつかなかったらどうすればいい?

質問に対する回答がすぐに思いつかない場合は、焦らずに少し考える時間をとることが重要です。冷静に考えることで、より適切な回答を準備することができます。

また、自信を持って答えることができるように、面接前に予想される質問について十分な準備を行うことも重要です。

質問の回答以外に対策することはありますか?

質問の回答以外にも、面接の流れやマナーについての知識を身につけておく必要があります。

面接において、丁寧な言葉遣いや礼儀正しい態度を心がけることは最低限の礼儀でもあります。

また、面接官との対話においても、適切な間を取りつつ、自然な会話を行うことが大切です。

質問の回答への対策だけでなく、振る舞いについても適切な対応ができるように対策しましょう。

まとめ

新卒の面接は、人生の分かれ道にもなる大きなチャンスです。

面接に向けての準備は想定される質問に対する回答準備だけでなく、模擬面接や事前視察も欠かせません。

また、面接中の印象を良くするためには、明確な話し方や適切な表情の使い方もマスターする必要があります。

面接では自信を持って、自分の価値を伝えることが大切です。

しっかりと準備して、自分らしさをアピールしましょう。

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