【転職】役員面接では何が聞かれる?よく聞かれる質問とその対策をご紹介

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はじめに

就職活動の選考において、面接は誰もが避けては通れない関門です。

対面での面接はもちろん、近年ではオンライン面接も流行していますが、企業の採用担当や社員たちと話す機会はほぼ確実に訪れます。

今回は、面接の中でも特に重要となる、役員面接についてよく聞かれる質問や対策をご紹介します。

【転職の役員面接】役員面接とは?

役員面接とは、文字通り企業の役員たちが面接官となって行われる面接です。

部長や課長といった会社の中でも上位の地位に位置する人が面接官となるのはもちろん、企業によっては社長自らが面接官となって就活生の前に現れる場合もあります。

役員面接の前には採用担当者や社員相手に面接を行うことになりますが、この役員面接が最終的な意思決定がなされる重要な役割を持つと考えておいて良いでしょう。

採用の可否を大きく分ける面接のため、油断せずに取りかからなければなりません。

前段階の面接で採用担当や社員にいくら好印象を与えていても、役員面接で気を抜いてしまえば落とされてしまうケースもあります。

役員面接の所要時間は、平均40分かかるとされているため、入念に準備して臨む必要があると言えるでしょう。

一次・二次面接との違い

先ほども軽く触れましたが、選考における面接は、まず採用担当者や現場社員が面接官となって行われる一次面接・二次面接があります。

これらの面接では、就活生側が持つスキルや人間性を確認して、自社にマッチするかどうかを見極めるケースが多いです。

会社で業務をこなせるだけの十分なスキルを持ち合わせているか、また現時点ではスキルがなくても向上心があり将来性の高い人材であるかどうかなどを、学生時代のエピソードや話し方をもとに判断します。

これに対して役員面接では、企業がその人材を雇うことで利益が生じるかどうかといった、現実的な面を重視して判断されます。

長く会社で働き続けてくれる人材か、ゆくゆくは大勢を取りまとめて先頭に立てる人材であるかどうかなど、会社への貢献の期待度を探ってくることになるでしょう。

【転職の役員面接】役員面接のポイント

役員面接で面接官に好印象を与えて乗り切るためには、どのようなポイントを押さえておくべきなのでしょうか。

以下のポイントを押さえて面接に臨めば、たとえ地位の高い役員の方でも自分自身をしっかりとアピールできます。

入社意欲をアピールする

まず大前提として、役員面接で特に重視されているのは入社意欲です。

「この会社に入りたい」という想いがどれだけ強いか、役員たちはこの入社意欲を面接の中で探ります。

なぜなら、入社意欲が強い人は入社後の仕事に対するモチベーションも高く、企業に大きな利益をもたらしてくれる存在となりうるからです。

「どこの会社でもいいからとりあえず就職・転職したい」という気持ちで臨んでいては、面接官側もその人材を優先して採用しようとは思えません。

今まで以上に入社意欲が伝わるよう、より具体的にアピールしましょう。

一貫性を持たせる

面接時に話す内容には一貫性を持たせて、決して嘘はつかないようにしましょう。

「自分自身を少しでも大きく見せたい」という気持ちはわかりますが、前の面接で話した内容や、エントリーシートの内容と齟齬があると面接官側も判断に困ります。

一次面接・二次面接で話した内容はそのままで、表現方法だけ少し変えてみるなどの工夫を行いつつ、一貫性があるブレない話し方を心がけておきましょう。

面接時の会話の内容は、その人の信頼性を図るための重要な判断材料になります。

冷静さを保つ

役員面接だからといって今まで以上に緊張してしまうと、話すつもりだった内容が頭から飛んでしまう場合もあります。

また企業にもよりますが、役員面接は今までの面接と比べて圧迫面接気味になるケースも少なくありません。

面接官からの質問や、その後に行うやり取りに高圧的なものを感じてしまうと、萎縮してしまい話す予定だったものが話しづらくなってしまいます。

どのようなときでも冷静さを保ち、準備してきたことに自信を持って面接に臨むようにしましょう。

【転職の役員面接】役員面接でよく聞かれる質問

就活における面接ではある程度聞かれる質問が決まっていますが、役員面接においてはどのような質問が出てくるのでしょうか。

よく聞かれる質問を以下にまとめましたので、これらの質問には最低限答えられるように準備しておいてください。

志望動機は何か

まず、志望動機はほぼ必須の質問事項と捉えておきましょう。

役員は、応募者の志望動機から入社意欲などを判断してきます。

志望動機については、今までの面接で何度も話しているとは思いますが、役員面接でもあらためて聞かれます。

今までの選考で答えたものを、そのまま答えるようにしましょう。

入社意欲をより上手に伝えるために多少表現を変えてもかまいませんが、前述のとおり、話に一貫性を持たせることだけは意識しておきましょう。

強み・弱みは何か

自分自身の強みや弱みを聞かれるケースも多いです。

志望動機と同様、前段階の選考で既に聞かれる場合もありますが、あらためてここで回答しておきましょう。

表現を多少変えるのは良いですが、志望動機と同様にエントリーシートの自己PR欄に記載した内容などと矛盾しないように注意してください。

また、弱みについては語ったうえでどのように改善していくつもりでいるか、補うために自分が取り組むべきことも併せて話しておくと良いでしょう。

当社以外に応募している企業はあるか

「当社以外に応募している企業はありませんか?」など、ほかに選考が進んでいる企業があるかどうかを聞いてくるケースも多いです。

複数の企業を応募していると、「面接官に良い印象を持たれないのではないか?」と不安に感じる方も多いでしょうが、ここでは嘘をつかず一貫性を意識して回答しましょう。

転職活動は今の会社に勤めながら行うなど、時間的にも限られる場合があります。

スムーズに転職先を見つけるために、複数の企業の選考を並行して進めるのは決して悪いことではありません。

評価が下がることはないので、堂々と回答しましょう。

入社後のキャリアビジョンは何か

入社後に、どのようなキャリアを目指しているかのビジョンを具体的に聞かれる場合もあります。

何年で役職持ちの社員になって、何年で部署をまとめるリーダー的人材となれるよう目指すのか、いつまでに何をするか具体的なビジョンを事前に考えて回答すると良いでしょう。

目標は、比較的高めに設定しておいても損はありません。

むしろ役員たちからすれば、入社前から具体的に目指すキャリアが決まっている人物であるとして高い評価を得られるケースが多いです。

同業他社ではなくどうして当社なのか

業界によって異なるものの、「同業他社ではなくなぜ自社を選んだのか?」と聞いてくる役員も少なくありません。

この場合、同業他社のデメリットを説明したうえでこの会社を選んだと回答する人も多いですが、なるべく他社への否定的な発言は控えておきましょう。

逆に、「御社は他社と比べて◯◯な点で優れているから選んだ」という肯定的に差別化できるポイントを探して回答すると良いでしょう。

スムーズに回答できるよう、事前に同業他社の情報も調べて準備しておくようにしてください。

どんなときにやりがいを感じるか

自分が仕事においてどんなときにやりがいを感じるのか、仕事に対する熱意やモチベーションについて問われます。

転職活動時は、現職あるいは過去に行っていた仕事内容を考慮しつつ、どのような点にやりがいを感じているのかをまとめて話せるようになると良いでしょう。

また、この質問では仕事への姿勢や取り組み方も判断されます。

自己分析を進めておき、自分自身がどんな場面で喜びや達成感を味わえる人間なのかを把握しておくと、より具体的な回答ができるかもしれません。

最後に何か伝えたいことはあるか

役員面接では、一連のやり取りが終わった後にこの質問を投げられることが多いです。

ここで「特にありません」と、何も言わずに終わる人もいますが、それはなるべく避けた方が良いでしょう。

「この面接を通じて、以前よりも入社したいという気持ちがより強くなりました」など、肯定的な内容を語ると好印象を与えられます。

入社への熱意や自分自身の仕事に対する姿勢などを、最後の場面であらためてアピールしておきましょう。

ただし、これらは事前のやり取りで話した内容と被る箇所もあるため、冗長にはならず簡潔に話すのがポイントです。

【転職の役員面接】役員面接の対策

役員面接では、今までの面接以上に準備して臨まなければなりません。

そのためには、事前にいくつか準備しなければならない内容もあります。

以下のポイントをチェックしつつ、最後の難関である役員面接を乗り切りましょう。

再度志望動機を確認する

まずは、企業への志望動機を再度確認してまとめておきましょう。

役員面接において注意すべきは、話す内容に矛盾が生じてしまうことです。

一次・二次面接の内容は役員たちに共有されており、エントリーシートも見ながらの面接となれば、役員面接でだけ違うことを話してしまうとすぐに嘘だと判明します。

話に一貫性を持たせて、誠実に話すことが就活における面接では何より大切です。

「役員たちに強くアピールしたいから」と、今までとは違う内容を話さないように気をつけましょう。

企業研究を深くやっておく

入社に対する熱意をどれだけ持っているか、これは企業の情報をどれだけ押さえているかをアピールすることでも伝わります。

そのためには、あらためて企業研究を深く進めておきましょう。

企業の特徴に触れながら話を展開できると、それだけこの会社に入りたいという想いが強いのだと、役員たちにも高評価を与えられます。

提供しているサービスを実際に使って感想をまとめる、OB訪問をして先輩の話を聞くなど、本当に強く入社したいと考えている企業ならば惜しみなく企業研究を進めておきましょう。

キャリアプランを考えておく

役員面接では質問で、入社してからの具体的なキャリアビジョンを聞かれることが多いです。

そのため、企業研究を深く進めたうえで、その企業で自分が活躍していく具体的なキャリアプランを考えておきましょう。

キャリアプランを伝える場合は、何年でどのポジション、年収はどれぐらいを目指すなどの数値を具体的に伝えると、相手のイメージもより具体的になるため効果的です。

キャリアプランは必ず聞かれる内容なので、具体的なビジョンを用意しておきましょう。

逆質問を考えておく

就活生側から面接官に質問をする、逆質問もいくつか考えておきましょう。

逆質問を行うことで、企業に対する興味や入社意欲のアピールにもつながります。

「最後に何かありますか?」と聞かれたタイミングで、いくつか話せるようにしておくと良いでしょう。

評価制度や、入社までに学んでおくべき知識はないかなどを質問すると、役員たちにも大きく意欲をアピールできます。

その際、ホームページを見たらすぐにわかるような簡単な内容は質問しないように気をつけましょう。

【転職の役員面接】エージェントを利用して転職を成功させよう

正直なところ、想定質問の回答の準備や企業研究などは、自分一人で進めるのは困難です。

そのような場合は、転職活動のプロであるアドバイザーが専任でサポートしてくれる、転職エージェントの利用をおすすめします。

多くの方が不安を抱く面接についても、プロの視点でアドバイスしてくれるため、不安なく本番の面接に臨むことができます。

転職エージェントを積極的に利用し、自分の転職活動を成功させましょう。

なお、以下のサイトがおすすめなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回は、選考の最終関門である役員面接について詳しくご紹介しました。

今までの面接と同様、落ち着いて一貫性を持って質問に回答していけば悪い印象を持たれることはありません。

入社意欲や熱意を伝えられるように準備し、最後の関門である役員面接に臨んでみてください。

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