【面接】「あなたの課題は何ですか?」と聞かれたときは、どう答えるべき?好印象を貰うためのポイントを紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・面接で聞かれる「自分の課題」とは?

・企業があなたの課題を聞く理由

・自分の課題を述べて、好印象を得るコツ

この記事をおすすめしたい人

・面接対策をしようと思っている人

・「自分の課題」が見つからず悩んでいる人

目次目次を全て表示する

はじめに

就職活動が本格的に始まると、あなたにも迫ってくるのが避けては通れない面接という関門です。

この面接の中で「あなたの課題は何ですか?」と質問されると聞き、何か準備しなければと思いながら、何をすればいいのか分からずに困っているのではないでしょうか?

この記事では、そもそも「面接における「課題」とは?」から始め、「企業があなたの課題を聞く理由」を説明していきます。

その後、「「自分の課題」が何かを考える上でのコツ」や「回答する際の注意点」「自分の課題が見つからない時の探し方」を深掘りして説明していきます。

最後には「例文を紹介」していますので、是非参考にしてみて下さい。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】面接における「課題」とは?

まず最初にそもそも「面接における『課題』とは?」それが何なのかについて説明していきます。

ここでいう課題とは、目標とする理想の自分と今の自分を見比べた時に、足りていない部分やギャップのことを指します。

この課題のことを、単なる弱みや短所と捉える就活生が多くいますが、それだけでは不十分と言えます。

現状の自分に満足することなく、常に成長したいと思う気持ちがないとこの足りない部分やギャップは生まれず、この課題を正しく認識することができません。

そのため、この自分の課題を明確にできている就活生は、向上心があると受け止められやすく、好印象を与える傾向にあります。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】企業があなたの課題を聞く理由

そもそもの課題という言葉が持つ意味が分かったところで、次は「企業があなたの課題を聞く理由」について説明していきます。

ここでは特に見られている「向上心があるかを知るため」「自己分析の精度を計るため」「課題解決のために努力できる人材かを見るため」の3つに絞って詳しく説明していきます。

この聞く理由が分かると、何をアピールするべきなのかが自然と見えてくるはずです。

向上心があるかを知るため
自己分析の精度を計るため
課題解決のために努力できる人材かを見るため

向上心があるかを知るため

企業があなたの課題を聞く理由の1つ目は「向上心があるかを知るため」です。

先ほどの課題とは?の部分でも説明しましたが、この課題というものは、目標とするなりたい自分と今の自分を比べた時に足りない部分やギャップのことを指します。

そのため、この「あなたの課題は?」の質問にすぐに答えることができる就活生は、常に目標を掲げて日々過ごすことができているため、向上心がある人材だと言えます。

この向上心は仕事をする上で非常に重要なポイントになるため、アピールできれば大きなプラス評価に繋がる可能性があります。

自己分析の精度を計るため

企業があなたの課題を聞く理由の2つ目は「自己分析の精度を計るため」です。

就職活動をする上で、多くの就活生はこの自己分析は必ず行うと思いますが、自分のことを振り返ったり深掘りをしてみても、自分のことを100%理解できるという就活生はいないです。

そんな難しい自己分析ですが、深くすればするほど自己理解は深まりますし、新しい自分を発見することもできるため、繰り返し行うことでその精度を上げることは可能です。

「あなたの課題は?」の質問に答えるためには、当然自己分析ができていないと回答は難しいため、その深さを計るという狙いがあります。

課題解決のために努力できる人材かを見るため

企業があなたの課題を聞く3つ目の理由は「課題解決のために努力できる人材かを見るため」です。

就職し日々の仕事をしていく上で、この課題解決能力はとても重要なポイントになります。

そのため、「あなたの課題は?」の質問には、まず課題に思っていることを述べた後に、必ずその課題解決に向けて実施していることや、計画していることをセットで伝えるようにしましょう。

課題を正確に認識しているだけではなく、それを解決しようとしていることを伝えることで、課題解決能力があるとアピールすることができますし、仕事ができると印象付けることができるはずです。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】「自分の課題」が何かを考える上でのコツ

企業があなたの課題を聞く理由が分かったところで、次は「「自分の課題」が何かを考える上でのコツ」を説明していきます。

ここでは特におすすめしたいコツとして「良い面をさらに良くするという視点を持つ」「「課題に対してどう対応していく?」という問いも視野に入れる」の2つに絞って詳しく説明していきます。

良い面をさらに良くするという視点を持つ
「課題に対してどう対応していく?」という問いも視野に入れる

良い面をさらに良くするという視点を持つ

自分の課題が何かを考えるコツ1つ目は「良い面をさらに良くするという視点を持つ」ことです。

「あなたの課題は?」と聞かれると、どうしても自分の欠点や短所に目が行きがちですが、それをそのまま伝えてしまうとマイナス評価に繋がってしまう可能性もあります。

そのため、発想を転換し長所をもっと伸ばすことを考えてみましょう。

就職活動の面接なので、今の長所を仕事で活かすためにはどうすればいいのか、自分の強みを活かし活躍するためには何が必要なのか、に関しても課題と言えます。

この方法を使えば、あなたの強みや長所をアピールしながらも、向上心のある姿勢をアピールできるため、非常に大きなプラス評価に繋がる可能性があります。

「課題に対してどう対応していく?」という問いも視野に入れる

自分の課題が何かを考えるコツ2つ目は「『課題に対してどう対応していく?』という問いも視野に入れる」ことです。

この質問は先ほど説明しましたが、課題とそれに対する対策をセットで準備するようにしておきましょう。

この「あなたの課題は?」この質問は必ずと言っていいほどに深掘りの質問をされますので、そこで詰まってしまうと準備不足の印象を与えてしまい、マイナス評価に繋がります。

今現状の課題を把握しているだけでなく、その後のプランもきちんと考えていることを伝えることで、課題解決能力があるとアピールすることができます。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】回答する際の注意点

あなたの課題を考えるコツが分かったところで、次は「回答する際の注意点」を説明していきます。

ここでは回答する際に絶対に避けて欲しい「ネガティブに走りすぎない」に絞って深掘りし説明していきます。

「あなたの課題は?」と質問されるとどうしてもネガティブになりがちですが、面接ではとても危険だと言えます。

ネガティブに走りすぎない

面接官から「あなたの課題は?」と聞かれても、決して「ネガティブに走りすぎない」ように心掛けましょう。

課題を聞かれているので、どうしても短所や弱みの話になりがちで、少し後ろ向きな内容になってしまいますが、それだけで回答を終えてしまうと、あなたの印象がネガティブで終わってしまいます。

そうならないためにも、それに対する対処方法などを必ず用意しておきましょう。

また、話す内容がネガティブだと、どうしても声が小さくなったり猫背になってしまったりと、面接全体の印象も悪くなってしまうので、そこも注意が必要です。

実行できないような解決策は言わない

実行できないような解決策を言わないというのも、自分の課題を面接で聞かれた際の注意点の一つと言えるでしょう。

問題が発生した時、その課題にどのように向かっていき、解決するのかを伝えるべきことが重要です。

つまり、実行できないような解決方法を話してしまうと、冷静な判断や分析ができない人だと思われてしまいます。

しかし、意外と実行できないような解決方法について話してしまう就活生は多く、企業の採用担当者からはマイナスのイメージを受けることも多いです。

なぜならば、自分の課題について分析が足りておらず、どのように解決すれば良いのかまだ分かっていないからです。

よって、まずはしっかりと自己分析を行い、「自分の課題はそもそもどうしたら解決できるのか?」という観点から考えていくことが重要であると言えるでしょう。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】課題意識がある人の特徴

就活において「あなたの課題は?」と聞かれた際に、適切な回答ができる課題意識がある人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

就活において良い印象を与えられる自分の課題について理解している人の特徴にはさまざまなものがありますが、下記の3つは必ず当てはまることでしょう。

自分が当てはまっているか確認し、当てはまっていない部分は改善し、近づいていけるように取り組んでいきましょう。

目標を持ち続けている人

課題意識を持つ人々は、自分自身に対して明確な目標を設定しています。

目標に向かって積極的に行動し、その過程で自分と目標との間に存在する隔たり、つまり乖離を見つけ出します。

目標を持つだけでなく、単に成功を夢見ることではなく、現状と理想との間のギャップを明確にし、それを埋めるために必要な課題を達成することが大切です。

この課題に直面することを恐れず、むしろそれを成長の機会と捉え、解決策を見つけるための動機付けとすることが重要です。

高い目標を持っており、それを達成するために工夫できる人物こそ、企業が求めている、就活生のあるべき姿と言えるでしょう。

思考力がある人

課題意識を持つ人々、特に思考力がある人は自身が直面している課題を深く理解し、それを解決するための解決策をスムーズに見出すことができます。

問題の根本原因を洞察し、その上で論理的かつ創造的な解決策を導き出せる人は長期的な視点を持って課題に取り組む能力を持っています。

よって、企業の採用担当者は、就活生が思考力を持つ人材かどうかを判断し、企業に貢献できる人材かを知りたがっています。

思考力がある人は将来の見通しを立てながら目の前の課題を解決するための具体的な行動を計画し、実行することができるため、チームや組織にとって不可欠な存在と言えるでしょう。

特にベンチャー企業のように、一人ひとりに大きな責任がかかる会社の場合、思考力の高さを重視する傾向にあります。

課題解決のために努力をしている人

課題解決のために積極的に努力をしている人は「成長への強い意欲と実行力を持っている」と評価されます。

問題を認識するだけでなく、解決策を見つけ出し、具体的な行動に移すことで問題に立ち向かえることをアピールしましょう。

新たなスキルを習得し、既存の知識を深め、さらには新しい視点を得ることを大切にしている人材は、成長の見込みが高いと考え、好印象を与えられるでしょう。

こういった姿勢は個人の成長だけでなくチームや組織全体の成長にも貢献します。課題に直面した際に前向きに取り組む姿勢は周囲にも良い影響を与えるので、職場全体のモチベーションにも影響を与えるはずです。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】自分の課題が見つからない時の探し方

今まで「あなたの課題は?」を考える上でのコツや、回答する際の注意点を説明してきましたが、そもそも「自分の課題が見つからない時の探し方」の方が大切です。

ここでは特に有効な方法である「過去経験を思い返す」と「第三者に自分の弱みを聞いてみる」という2つの方法を詳しく説明していきます。

この2つの方法であなたの課題を見つけていきましょう。

過去経験を思い返す
第三者に自分の弱みを聞いてみる

過去経験を思い返す

自分の課題が見つからない時の探し方1つ目は「過去経験を思い返す」という方法です。

ここで特に意識して欲しいことは、過去の良い経験ではなく、むしろ失敗した挫折した経験を振り返ることです。

その失敗の原因は自分の何だったのか、その理由は何なのかを深掘りすることで、あなたの短所や弱み、欠点が見えてくるはずです。

そこで、見えたものを課題をして自分に落とし込み、その内容を整理して伝えるようにしましょう。

ここで心掛けたいのが、何度も言っているように、それを克服する、解決するための行動をセットで述べることです。

絶対に短所や弱み、欠点だけを伝えるようなことがないように、しっかりと組み立てておきましょう。

第三者に自分の弱みを聞いてみる

自分の課題が見つからない時の探し方2つ目は「第三者に自分の弱みを聞いてみる」という方法です。

先ほどの過去経験を思い返すのが自己分析であり、この第三者に自分を聞いてみる方法は他己分析という分類になります。

この2つの分析を行うことで、あなた自身を多角的に見ることができ、あなたの課題をより明確にすることができます。

また、自分では気づけなかった短所や弱みを発見することにも繋がり、人としての幅が広がるはずです。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】例文を紹介

「あなたの課題は?」と聞かれる理由や、回答を考えるコツ、回答する際の注意点や課題を見つけるための方法などが理解できてきたので、自分でも書いてみようとなっている頃ではないでしょうか。

しかし、0から自分で組み立てるのは想像以上に難しいと思いますので、最後に「例文を紹介」しておきます。

是非、参考にしてみて下さいね。

例文①

私の課題は何事に対しても準備に時間をかけすぎて、実行力に欠けていることです。大学3年生の夏休みを活用し参加した長期インターンシップの課題で、マーケティング戦略を考える機会がありました。その際、事前の調査や市場分析をしっかりと行ってから戦略を考えたいと思いすぎたため、最後の方では時間が全く足りませんでした。そして事前に調査・分析したデータを十分に活かし切ることができずに、悔しい思いをした経験があります。そのため、その長期インターンシップを終えてからは、事前の準備は周囲と相談しながら進め、ある程度プランが見えてきたら、その方向にまずは進めてみることを意識するようにしています。御社に入社してからも、まずはやってみることを意識するようにし、様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。

例文②

私の課題は何事にも慎重になりすぎて、物事を進めることができないことです。私は大学で英語を専攻しており、大学3年生の時に留学にいけるチャンスがありました。しかし、自分のスキルが足りているのか、留学先でやっていけるのかなどの不安要素を考えすぎてしまい、結局参加を見送ってしまいました。今思えば、チャレンジしておけばよかったと後悔しており、そこからは頭で考えすぎるのではなく、まずチャレンジしたり行動したりすることを心掛けております。これを意識するようになってから、新しいことにチャレンジすることが多くなり、今までになかった経験や体験を数多くすることができ、自己成長に繋がりました。御社に入社してからも、慎重に考えすぎるのではなく、チャレンジすることを意識し、毎日成長していきたいと考えております。

例文③

私が現在取り組んでいる課題は接客スキルのさらなる向上です。アルバイトとしてカフェで働くにあたり、良質な顧客サービスがいかにビジネスにとって重要かを深く学びました。さまざまなお客様に対応する中で、時にはコミュニケーションが上手くいかない場面もありました。特に、顧客のニーズを的確に把握し、それに応えるための言葉選びやタイミングが自分にとっての課題であると考えています。そこで、私は接客スキル向上のために店長にフィードバックしてもらうことと、接客や営業に関する書籍を週に最低でも3冊は読むことを徹底しています。このように積極的にスキルアップに取り組むことで、対人スキルを伸ばし、最終的には貴社の営業職として活躍する所存です。

【「あなたの課題は?」と聞かれたらどうするべきか】面接で好印象を取りたい就活生は、就活のプロに相談してみよう

ここまで「あなたの課題は?」に対する回答の方法を色々な角度から説明してきました。

この記事を参考にして、面接練習をすればする程、あなたの面接スキルは向上し、よりよい回答ができるはずです。

しかし、面接練習を友人や家族にお願いするのは恥ずかしいし、どうも気が引けると思っているのではないでしょうか。

そんな時は、就活のプロであるエージェントに相談してみましょう。

エントリーシートや面接だけでなく、受ける業界・企業の選定なども行ってくれるため、あなたの就職活動をトータルでサポートしてくれます。

少しでも気になった場合は、下記にリンクを貼っておくので、是非一度覗いてみて下さい。

まとめ

就職活動の面接では、自己PRや志望動機、ガクチカなどの定番の質問から、「あなたの課題は?」という少し変わった質問もあり、あらゆる質問を想定しておく必要があります。

この課題を聞かれた場合、多くの就活生がネガティブな内容になりがちなので、長所をより伸ばすことを伝えるなどで、他の就活生と差別化することができます。

仮にネガティブな短所や弱みなどを課題として述べる場合は、それに対する対処方法や克服方法をセットで伝えることを忘れないように心掛けましょう。

抱える課題をプラスに転ずることを意識するだけで、面接官からの印象もとても良くなりますので、回答方法は工夫するようにしましょう。

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