【業界研究】航空業界とは?仕事内容や今後の動向を徹底解説!

【業界研究】航空業界とは?仕事内容や今後の動向を徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・航空業界とは
・航空業界の職種
・航空業界の現状と展望
・航空業界に向いている人と向いていない人

この記事をおすすめしたい人

・航空業界に興味を持っている人
・航空業界に向いているか知りたい人

「修学旅行や家族との旅行で飛行機に乗ったことがある」という方も多いのではないでしょうか。

そんなとき、普段の生活では目にしない空港ならではの仕事がたくさんあることに気がつくでしょう。

航空業界は私たちの日常と遠い場所にあるので、パッと思い浮かぶのはパイロット、客室乗務員、グランドスタッフといったところでしょうか。

しかし、航空業界はより多くの職種、そしてさまざまな仕事で成り立っている奥が深い業界なのです。

今回は、航空業界について詳しく解説します。

【航空業界とは?】航空業界とは

まずは、航空業界とは一体どんな業界なのかを説明します。

航空業界は、航空機を用いて旅客や貨物を国内外に輸送することが主な仕事です。

飛行機やヘリコプターなど空を飛ぶ移動手段を扱っているのは、数多くある業界の中でたったひとつ航空業界だけです。

航空業界と聞いて、飛行機を動かす人・作る人・管理する人は何となくイメージがつきますが、それらの飛行機が離着陸する空港の管理を行うのも航空業界の仕事になります。

1機の飛行機を飛ばすために、かなり細かい職種の多くの人たちが関わっているのが航空業界の特徴です。

部門が細かく分かれやすいのですが、それぞれの連携が必要不可欠で、特にコミュニケーション能力や判断力などが求められます。

航空業界の仕組み

航空業界はどのようにして利益を得ているのでしょうか。

航空業界における消費者はお客様、つまり航空機を利用する人や会社のことを指します。

皆さんも飛行機に乗る際には必ずチケットを購入しているはずですが、航空会社はその代金とチケットの受け渡しを行うことで利益を得ています。

航空券の価格は、購入する時期やどんな席を選択するのかによって、常に価格が変動し続けるのが特徴です。

最近では航空会社のサイトから直接チケットを購入する人も増えていますが、海外の航空会社だと日本語対応していないということもあり、多くの方は旅行代理店を仲介してチケットを購入しています。

なお、航空券のチケットを代理販売している旅行代理店は、「販売手数料を取ることによって利益を得る」という仕組みになっています。

航空会社はメガキャリアとローコストキャリアに区別される

航空会社は、いわゆるメガキャリアとローコストキャリアという2つのタイプに分けられます。

どちらの航空会社を使っても目的地にたどり着くことができますが、その間の移動時間をどのように過ごすのかがこの2つの大きな違いです。

近年ローコストキャリアの航空会社が増加し、航空業界の競争は以前よりも激しいものになっています。

メガキャリア

メガキャリアは、機内での飲食やサービス・テレビなどを充実させることにより、移動という手段に高い付加価値を加えている航空会社のことを指します。

かつて、空を飛ぶ移動というのは非日常感があり、移動そのものが一大イベントとなっていた時代もありました。

そのようなお客様のニーズを満たすために、このメガキャリアは生まれました。

昔ながらの航空会社ではこのようなスタイルが一般的ですが、最近では移動はただの手段と割り切り、「できるだけお金をかけたくない」というニーズも存在します。

メガキャリアのデメリットとしては、料金が高くなってしまうということでしょう。

ただ移動するだけではなく、移動中にサービスをするとなると、サービスを提供する人の人件費や物そのものの原価なども相まって航空券の価格は上昇してしまうのです。

ローコストキャリア

ローコストキャリアは、一般的には格安航空会社やLCCと呼ばれています。

飛行機に乗るという行為を「体験」ではなく「移動」と捉え、機内でのサービスや荷物関係のサービスなどをできる限り排除したものになっています。

メガキャリアでは、機内食や持ち込める荷物の個数などはスタンダードでついてくるものになりますが、ローコストキャリアでそういったサービスを受けたい場合は追加料金を支払わなければなりません。

また、座席にはテレビなどもついていませんし、飲み物を飲みたい場合も追加料金を支払って購入することになります。

また機内の席の間隔も、国際線などの長時間フライトの場合でも非常に狭い場合が多いです。

また、あまり使われていない空港を使い運送を行うことで、コストの低下を図るといった工夫も行っております。

【航空業界とは?】航空業界の職種

続いて、航空業界にはどのような職種が存在するのかをご紹介します。

先述したように、航空業界は数多くの職種・仕事で成立している特殊な業界です。

空を使って移動することができるのは、航空会社か資格を持った一部の人、国の機関くらいしかいませんので、決められたルールを守って安全に運航できているかを常に確認し続けなければなりません。

また、万が一飛行中にトラブルが発生したら大きな事故になりかねないので、慎重にチェックしたうえで運航に望まなければならないのです。

では、具体的な職種について詳しく見ていきましょう。

・航空会社の営業職
・航空会社の総合職
・商社
・空港運営会社
・客室乗務員
・グランドスタッフ
・航空関係のIT企業
・パイロット
・案内スタッフ
・旅行会社
・運営管理
・グランドハンドリング
・整備士
・ケータリング
・公務員
・荷物関係
・航空関連メーカー

航空会社の営業職

航空会社にも営業職は存在します。

一般的には、乗客となる個人への営業ではなく、旅行会社などの企業にアプローチするBtoB営業になります。

自分が交渉したことが採用されると、直接成果や給料に結果が反映されやすいので、非常にやりがいの大きい仕事です。

また、自分が営業した結果として多くの人々が飛行機を利用することになります。

そのため、「全国にいる利用者の役に立っている」と実感できるのも、航空業界の営業ならではのやりがいと言えるでしょう。

なお、飛行機の部品を作っているメーカーの場合、自社の部品を使ってもらえるよう、さまざまな空港の関係者にアプローチするのが主な仕事です。

航空会社の総合職

航空会社の総合職では、実にさまざまな仕事を体験します。

入社直後は主に空港や営業所などで実務の経験を積み、ひと通りその経験が終わったら旅客管理部門・貨物事業部門・関連事業部門などの専門的な部門での管理に配属されることが多いです。

さまざまな仕事に携われるので、広い視点から物事を判断できる能力を身につけることができるでしょう。

多くの人がそれぞれの仕事をして成り立っている航空業界では、全体像をしっかり把握する必要があるので、このような経験はその後のキャリアに大きく役立ちます。

また航空業界は、一つひとつの業務こそ専門性が高いと言えますが、細かく仕事を細分化していくと一般的なビジネススキルも求められます。

航空会社での経験は、他業種・他業界でも十分活かすことができるので、転職の際も有利に働くでしょう。

商社

航空業界の商社では、航空機そのものだけではなく、計器や部品などのさまざまな関連商品を取り扱っています。

自分たちが扱う商材になりますので、もちろんそれらに対する深い理解と知識が必要になってきます。

商社というと給与面の待遇が良いイメージがありますが、それだけを理由に入社してしまうと、その商材に興味がなかった場合に業務は大変になることが予想されます。

反対に、昔から飛行機が好きだった人や、物や細かい部品に興味のある人にとっては、これまでよりも深い知識を身につけることができるのでおすすめです。

なお、全体的に採用者数が少ない傾向にあり、航空業界の商社で働くことは非常に狭き門となっているので、事前の対策は欠かせません。

空港運営会社

空港運営会社では、空港のさまざまなサービスや企業・店舗全体の運営を担当します。

具体的には、チェックインカウンターや航空会社、空港関連企業のオフィスに役所の出先機関のほか、お土産ショップ・レストラン・クリニックなどです。

これらは基本的に空港内に存在する施設であり、その全体の管理が主な業務になります。

空港は、毎日朝早くから夜遅くまで多くの人が利用する場所です。

飛行機に乗る旅行客だけではなく、飛行機の運航を支える人も快適に空港で過ごせるようにすることが、空港運営会社の役割です。

空港の規模が大きくなればなるほど業務は多岐にわたり、複雑化します。

また、国際空港などでは日本人以外の多国籍なお客様も利用するため、英語や外国語の能力が重宝されます。

客室乗務員

客室乗務員は、一般的にはCAやキャビンアテンダントと呼ばれます。

機内の安全を確保しつつ、緊急の際にはお客様の誘導や指揮を行う重要な役割です。

また、機内でのお客様へのさまざまなサービスを行うのも客室乗務員の仕事です。

飛行機に乗るときに会うため、最も印象に残りやすい職種とも言えます。

昔は、客室乗務員になるには容姿や性別などの厳しい基準がありましたが、最近では男女や容姿は関係なく、人柄や才能そのもので採用されるケースが増えています。

華のある職業ですが、お客様の身の安全を守るという重要な役割も担っているので、乗務資格や訓練などが必要です。

また、どのような航空会社でも基本的に国内線限定ということは少なく、海外のお客様を多く乗せる国際線ともなれば語学力も求められます。

グランドスタッフ

グランドスタッフとは、チェックインから搭乗の手伝い、ラウンジでの接客、お客様の総合的な手助けなどを主な仕事とする職種です。

空港に到着したら、まずは航空会社のチェックインカウンターでチケットの発券や荷物の預け入れを行いますが、そのときに対応をしてくれるのがグランドスタッフです。

最初にお客様と直接コミュニケーションを取ることになるので、まさに空港の「顔」となるようなポジションと言えるでしょう。

最初の対応が良ければ良いほどお客様の期待値は上がります。

そのため、実際に搭乗するまでにいかにワクワクした体験を届けられるかが肝要になってきます。

もちろんマニュアルは存在するものの、状況に応じてマニュアル外の臨機応変な接客を求められるのもこの仕事の特徴です。

航空関係のIT企業

航空関係のIT企業では、航空関係の設備を整えるほか、企画提案などを行うことで航空業界を支えています。

裏方で地味な仕事のように感じますが、実は非常に重要な役割を担っています。

実際に現場に出てお客様とのコミュニケーションを取るなど、飛行機の運航に関することには携われませんが、専門的かつ幅広い仕事をこなす必要があります。

航空関係のシステムエンジニアは、今やITの力で管理をしているドローンや飛行機の運航のシステムを開発するという重要な役割を果たしています。

大学や専門学校などで空気学力や天体学力などといった物理を専攻していた学生なら、今まで身につけた知識が比較的役に立ちます。

そのため、「自分の専門性を活かした仕事をしたい」と考えている理系の学生にもおすすめです。

パイロット

飛行機、航空業界と言えばやはり「パイロット」です。

小さい頃、このパイロットという職に憧れを抱いていた方も多かったでしょう。

パイロットは、実際に飛行機の操縦などを担当するのがメイン業務です。

飛行機を操縦するには、高いスキルと強い精神力が必要です。

万が一操縦を誤って空中で操縦が不可能になった場合、地上での事故とは比べものにならないような大惨事が起こることが予想されます。

そういった航空関係の事故は、どんなにきちんと勉強をして、心身ともに健康であっても完全に防ぐことはできません。

そのような悲惨な惨状を生まないためにも、訓練や身体検査、試験などは非常に厳しく、その狭き門を潜ったわずかな人だけがパイロットになれるのです。

案内スタッフ

案内スタッフは、主に空港内での案内をはじめとして、チケットの販売や飛行機ではない乗り物の乗り継ぎの案内などを行います。

仕事内容は空港によって多種多様で、空港のある場所や気候・地域の特性なども反映されます。

そのため、事前にどのような業務内容があるのかをあらかじめ把握しておくことでミスマッチを防ぐことができるでしょう。

また、近年ではAIの導入やロボットの導入などが進み、以前と比べると案内スタッフの数は減少傾向にあります。

しかし機械では解決できないトラブル、人に合わせたきめ細やかな案内は人間でしか解決できないため、AIに今すぐ代替される仕事とは考えにくいです。

お客様の「困った」を解決するために、案内スタッフは日夜さまざまな業務にあたっています。

旅行会社

「旅行に行きたい」と考えたときにブラウザで検索をすると、大抵大手旅行会社の検索広告が大々的に画面に広がります。

旅行会社は、お客様の「旅行に行きたい」というニーズをどうすれば満たすことができるのかを想像し提案するのが主な仕事です。

最近では、パソコンやスマートフォンを使って航空券のチケットの予約を行う人が多いですが、「直接話した方が安心できるから」と電話で予約する人も少なくありません。

そういった電話対応や各種窓口対応、さらにはクレーム対応まで行うのが旅行会社の特徴です。

「航空関係の会社で働きたいけれど、できれば毎日決まった時間に出退勤したい」「事務職の仕事がしたい」などと考えている人におすすめです。

運営管理

運営管理とは、さまざまな情報を収集してパイロットに航空関係の情報を提供する仕事を指します。

たとえば、飛行機の運航で大事な「気候」に関する情報を提供します。

飛行機を利用したことのある人ならイメージがつきやすいかと思いますが、飛行機というのは天候に左右されやすい乗り物です。

日常的に電車を使っていると、雨や風で遅延するということは首都圏ではあまり聞きません。

しかし飛行機は、雪や風などの悪天候下では、安定した運航を行うことは容易ではありませんので、常に空の状態を把握する必要があります。

その時々の気候を調べて、より安全なフライトのためのサポートを行います。

天気図などから総合的に判断して、よりスムーズに目的地にたどり着けるコースを選ぶことが運営管理の仕事です。

グランドハンドリング

「グランドハンドリング」という言葉はあまり聞き慣れないものかもしれません。

しかし、空港滞在中に、離陸から着陸までをスムーズに行えているのは、このグランドハンドリングのおかげなのです。

具体的な業務として、空港内で飛行機に指示を出しの航空機の誘導を行うこと、また到着した航空券の誘導や貨物コンテナの積搭載などを行うことなどが挙げられます。

また、給油や飛行機の外装メンテナンスなども担っているため、業務内容は多岐にわたります。

空港の滑走路付近などで、飛行機に向かって手を振って見送りをしている人を見かけたことがある人も多いかと思いますが、このような方々はグランドハンドリングの可能性が高いです。

飛行機が離陸着陸するギリギリの瞬間まで、陸からサポートを行っているのです。

整備士

整備士とは、飛行機の整備や定期的な点検・状況に応じた修理やオイル交換、給油に洗浄、塗装など機体に関するさまざまな業務を担当します。

航空整備士は、誰でも簡単になれる仕事ではありません。

航空整備士として働くためには「航空整備士」の資格を取得しなければなりませんが、学科試験と実地試験の両方に合格する必要があります。

航空大学校や航空系の専門学校では、航空整備士に必要な専門知識を身につけることができますが、それ以外の大学から航空整備士を目指すのは独学での勉強が必要となり、非常に大変になります。

合格率はおおよそ20%程度と言われており、航空整備士を目指す人は、あらかじめ航空系の専門学校などを卒業しているケースがほとんどでしょう。

ケータリング

ケータリングは、主に私たちが飛行機に搭乗した際に機内で食べる機内食に携わる仕事です。

機内食を作り出来上がった料理を運ぶほか、食べ終わった機内食の食器や容器の清掃などを行うのもケータリングの仕事です。

通常のレストランと異なるのは、作る食事数の多さです。

飛行機は一度のフライトで600人近くを乗せることもあり、その全員に機内食を提供したとすると1回で600食作る必要があります。

作るだけでも大変な作業になりますが、運搬や清掃も行うので業務量は膨大になります。

なお、資格や学歴などは重視されておらず、大卒や短大卒など多くの人が採用されやすい傾向にあるので、興味がある方は一度チャレンジしてみると良いでしょう。

公務員

航空関係の公務員は、主に航空管制官・入国審査官・入国警備官・税関職員の4つに分かれています。

それぞれ飛行ルートの監視を行ったり、税関で持ち物検査を行ったりするなど、国を危険から守るための仕事を担っています。

ほとんどの職において国家資格が必要となりますので、当然ながら合格へ向けた試験勉強や、一定以上の学歴が必要です。

怪しい入国者や、密輸をしようとしている人を水際で防ぐという非常に重要な役割を担っている公務員は、給与面で見てもほかの職種に比べて高い傾向にあります。

それだけに試験の内容は難しく、ただ学力基準をクリアするだけではなく、視力や聴力などの身体検査もクリアして初めて国家資格を取得できるのです。

荷物関係

空港には、毎日世界各国から空輸を通してさまざまな荷物が運ばれてきます。

その荷物の仕分けや集配・運搬を行うのが荷物関係に携わる方の主な仕事です。

陸での運送業者と大きく異なる点は、厳しいセキュリティ対策を行わなければならないという点です。

海外の顔の見えない人から送られてきた荷物ですから、すべてが安全であるとは言い切れません。

今でも日本では、違法薬物や麻薬や輸入禁止のさまざまなものが空輸を通して日本に入ってきているという事実があります。

もちろん国家資格を持った税関職員が厳しくチェックはしますが、この荷物関係の仕事をしている方が目を光らせることで防げる密輸もたくさんあります。

そういった対策を行いながらの仕事ですので、常に緊張感を持って業務に臨む必要があると言えるでしょう。

航空関連メーカー

航空機関連メーカーは、日本だけでも100を超えると言われるほど多く存在します。

大きな機体1機を作るには、さまざまなメーカーの高度な技術を持った部品をそろえる必要があり、これが企業数の多さにつながるのです。

エンジンの設計や内装を整える仕事など、メーカーによって業務内容はそれぞれ異なります。

シートだけを専用に作っているメーカーも存在するほど、それらの仕事は細かく細分化されています。

機体こそ大きい航空機ですが、その内部にある部品などは非常に細かく、より繊細な作業を求められます。

出来上がった小さな部品の一部が大きな航空機となった姿を見ることができるのは、航空関連メーカーならではのやりがいとも言えるでしょう。

こういった航空機メーカーがあるからこそ、私たちは安全で快適な空の旅を楽しむことができるのです。

【航空業界とは?】航空業界の現状

航空業界は、人々の生活を支えるライフラインである一方、旅行などの娯楽を支える役割も担っています。

そのため、社会情勢によって揺らぎやすい業界でもあります。

記憶に新しいのは、2020年に発生した新型コロナウイルスによる売上の低迷です。

大手航空会社のANAやJALが新卒採用を2年連続見送ったことは、大きなインパクトのあるニュースでした。

自分たちでは予測できない外的要因に振り回されやすい側面もある航空業界の現状を、以下で詳しく見ていきましょう。

・コロナによる客数の減少
・JALとANAの違い
・2社のシェアが圧倒的
・多くの格安航空会社が誕生

コロナによる客数の減少

航空業界のダメージといえば、皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか。

これは、2020年に流行した新型コロナウイルスの猛威です。

国やWHOが警笛を鳴らし、人々は国外はおろか国内ですら移動を自粛しました。

日本国民全体が、いわゆるステイホーム期間に入ります。

これだけに留まらず、海外各国への入国や日本へ戻る際の入国にも厳しい水際対策が敷かれており、今もなおワクチンの接種や抗原検査などが義務化されています。

2020年を境に一気に需要が減った航空業界ですが、それから3年余りが経過して少しずつ以前の生活に戻りつつあります。

最近では水際対策の緩和なども相まって、客足も徐々に回復傾向にあります。

それでもコロナ前の売上を取り戻すには、もう少し時間がかかるのかもしれません。

2社のシェアが圧倒的

ANAとJAL、別名日本航空と全日空、どちらも聞き馴染みのある航空会社です。

この2社は歴史も長いこともあり、国内で圧倒的なシェア率を誇っています。

どのくらいその差があるのかというと、単純に売上だけで見た場合に、この2社はほかの航空会社と比較して桁が1つ違うほどです。

ある種の寡占状態だったところに、新規で格安航空のPeachや春秋航空なども参入して、今ではさまざまな機体の飛行機を空港で見かけるようになりました。

それでもこの2社のシェア率は圧倒的で、かつサービスも充実しているのため、「安心」「快適」を求めるユーザーがいる限り、この2社はほかの航空会社にはない存在感を出し続けることになるでしょう。

JALとANAの違い

JALとANAは航空業界でトップシェアを誇り、多くの格安航空会社が誕生している中でも人気の高い企業です。

航空業界において圧倒的なシェアを誇ることは共通していますが、各社で社風や仕事への取り組み方は違います。

採用情報を確認して自分に合った企業はどちらかを考慮する必要があります。

JALの特徴

JALは国内線に強い航空会社です。

特に地方空港に強く、空港によってはJALは飛んでいるのにANAが飛んでいないケースもあります。

地方空港とのパイプが厚いため、国内旅行の利用が多いです。

日本国内での航空サービスに携わりたいという気持ちが強い人は、JALの特性に合致すると言えます。

両社ともにさまざまな他職種と連携して仕事を進める必要があるため、協調性が重要視されます。

JALの場合は柔軟性がより求められる傾向が強いです。

選考においては、周囲の環境に素早く適応できる人材であること、コミュニケーション能力の高さを示すよう意識しなければなりません。

臨機応変な対応と状況に応じた適切な判断・行動ができる高い思考力をアピールすることが肝になります。

ANAの特徴

ANAはJALと比較しても、運航している便数と提携している航空会社の数が多いことが特徴です。

便数が多いことで、より多くの顧客を運べます。

またANAの利用で他の航空会社のチケットも購入できるなど、提携している会社が多く遠距離の移動がスムーズにできます。

国内の地方空港に強いJALと比べ、ANAは国際線に強いです。

より多くの顧客サービスを提供したい、またはグローバルに活躍したい場合はANAに適正がある可能性が高いです。

ANAではチームワーク力が求められており、お互いに支えあいながら行動する人材が求められます。

高いレベルで協調性を発揮しながらチームのために何ができるかを考えて行動できる人材が活躍できると言えます。

多くの格安航空会社が誕生

「自由化による企業の早急な競争力の向上が必要である」という欧米流の考え方が浸透し、航空業界においても次々に産業規制を緩和し、新規参入がしやすい環境が整備され続けてきました。

この結果として、AirAsiaやPeachなど、続々と新規格安航空会社が誕生しました。

冒頭でも説明したように、「格安」だからといって輸送する飛行機そのもののクオリティが落ちるわけではありません。

あくまで機内で提供されるサービスや荷物の持ち込み数が異なるだけで、格安航空を利用しても安全に目的地にたどり着くことができます。

移動に対する価値観や概念が多様化する中で、時代のニーズに即したサービスを提供できるのが格安航空の大きな強みです。

航空会社の給料

航空業界は人気があり、例年競争率も高くなっており、収入面においても全業界の平均年収と比べ高い業界です。

有価証券報告書2022年によると、JALの平均年収は約702万円、ANAは約495万円、Peachは約477万円です。

航空会社によりばらつきは見られますが、日本における全業界の平均年収約443万円より高水準といえます。

航空業界は新型コロナウイルスの影響が大きく、近年平均年収が下がる傾向にありました。

そのため、特に下がり幅の大きかったANAは2022年の平均年収が495万円になっています。

なお、有価証券報告書2023年3月期によると、ANAホールディングスの平均年収は691万円でした。

新型コロナウイルスの影響が一巡したことにより、今後年収水準は高まるのではないかと想定されます。

【航空業界とは?】航空業界の展望

現在新型コロナウイルスの影響から回復傾向のある航空業界は、今後どのような未来をたどっていくのでしょうか。

航空業界を支える乗客は、通勤や出張にレジャーとさまざまな理由で飛行機を利用します。

これはつまり、それらの方向性や価値観が変化した場合は、航空業界そのものも進むべき姿を常に考え続けなければならないということになります。

環境への負担や人的資源の確保の必要性など、多角的な側面からそれらを推測してみましょう。

燃料と人手が不足する可能性
拡大期を見据えた対応の必要性
環境に優しい運航を目指す

燃料と人手が不足する可能性

最初にご紹介するのは「燃料と人手が不足する可能性がある」という懸念点です。

航空機は機体を飛ばす際に大量の二酸化炭素を放出してしまいますので、決して環境に配慮した乗り物とは言えません。

そんな中で廃プラスチックや植物、廃棄食品から生成される「持続可能な燃料」の使用を義務付ける動きが各国で広まっています。

しかし、日本にはこの燃料を製造するプラントが存在しないため、義務化された場合に供給が追いつかない可能性があるのです。

また、慢性的な人手不足は航空業界も変わりありません。

大勢の人たちがお互いに協力し合い、1機の飛行機を安全に飛ばしている航空業界では、どこかひとつでも欠けてしまうと、安全な運航への支障が生じることが容易に予想できます。

拡大期を見据えた対応の必要性

先ほど「2020年に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響で航空業界は一時低迷していた」とお伝えしましたが、それも現在は回復傾向にあります。

コロナに関するさまざまな規制が緩和されると、この3年間の間に海外に行きたくても行けなかった人の需要が戻るだけでなく、経済や社会全体のさらに発展したグローバル化の波を後押しするかのように航空業界は拡大すると考えられています。

航空業界の需要が高まるということは、それに付随する空港施設の拡充、そして経済的効率化が求められます。

まさに拡大期の最中にいる航空業界は、今後展望していく未来を常に予測し続けながらこの拡大のチャンスを逃さない施策の実施が求められていると言えるでしょう。

環境に優しい運航を目指す

燃料不足が懸念されている中、各国で導入が進んでいる脱炭素化エネルギーの普及は、航空業界の今後の展望において大事なキーワードとなっています。

そのため、すでに目標値としての具体的な数値も示されています。

それによると、排出される二酸化炭素を従来より10%削減することを目標に、各国各社がさまざまな対応を迫られているところです。

公共のバスや車などは電気エネルギーの普及が進んでおり、クリーンな移動手段として評価されつつありますが、航空機がそれらに追いつくにはもう少し時間がかかりそうです。

なお、日本の多くの航空会社に機材の提供を行っている「ボーイング」社では、2030年までに100%持続可能燃料を使用した運航を目指す計画を発表するなど、その動きは日本でも広まりつつあります。

【航空業界とは?】航空業界に向いている人

航空業界のことが徐々にわかってきたところで、航空業界に向いている人とそうでない人をそれぞれご紹介します。

注意してほしいのは、あくまで一般的にそういう傾向があるというだけで、ここに当てはまらないからといって自分が向いていないと諦めるのは早計です。

航空業界を目指すからには、以下で紹介する能力を求められやすいので、普段の生活の中で意識し、自分に足りない部分があればそれを補う努力や工夫をすることをおすすめします。

冷静な判断ができる人
航空関係に興味がある人
努力をし続けられる人

冷静な判断ができる人

航空業界に向いている人の特徴の1つ目は、「どんなときでも冷静な判断ができる人」ということです。

航空業界はイレギュラーなことが非常に多く起こります。

お客様の対応ももちろんですが、天候ひとつでフライトの予定が変わってしまうこともありますし、緊急時にはそれこそ冷静な判断力や対応力が求められます。

どんなにお客様が感情的になったとしても、こちらも感情的になってしまってはサービスとして成立しません。

「今目の前で起こっていることの何が問題なのか」「どう対応することが必要なのか」ということを総合的に判断できなければ2次トラブルを招いてしまうことになるでしょう。

もちろんその判断をするためには、それなりの事前知識や予備知識が必要になってきます。

航空関係に興味がある人

2つ目は「航空業界に興味がある人」です。

好きなことを仕事にすることでモチベーションが高まり、仕事に対する達成感をより多く感じることができます。

好きなことや興味のある分野の場合、「もっと覚えたい!」「これはどうなっているんだろうか?」という意欲・疑問から、自分から主体的に仕事を進められるようになります。

飛行機よりも電車が好きなのに航空業界に入ってしまったら、心のどこかで「鉄道業界に入ればよかった…」と考えてしまうので、飛行機が好きな人に比べると楽しさややりがいは半減してしまうでしょう。

「好きなことを仕事にすると仕事以外に趣味がなくなるのでつらい」という考え方もありますが、一方で好きなものの知識や知見が増えるのは精神的な豊かさにつながります。

努力をし続けられる人

3つ目は「努力をし続けられる人」であるということです。

何か1つ目標を達成できたからといって、そこで努力することをやめてしまうのではなく、常に一歩先を目指しながら努力し続けるマインドは非常に重要です。

「どのようにお客様と接すればうまくいくのか」「どうすればよりお客様に満足していただけるのか」という問いに答えはありません。

まずは1つ目標を定めて、それを達成したら今度は「どうやったら前回を上回ることができるのか」と常に考え続ける必要があります。

そういった努力を続けることで、お客様へ実際に提供するサービスの質が向上していきます。

また、緊急時への対応や専門的な知識も求められることが多く、学び続ける意欲・努力も同時に必要になるので、努力家の方にはぴったりの業界と言えるでしょう。

【航空業界とは?】航空業界に向いていない人

反対に、航空業界に向いていない人とはどのような人なのでしょうか。

航空業界は映画やドラマの舞台にもなりやすいので、漠然とイメージをしやすい仕事ではありますが、いずれもフィクションであることを忘れてはいけません。

実際にはお客様の命を預かる仕事であり、シビアなことを求められる場面も多いです。

もし自分にこれから紹介するような傾向がある場合は、どれだけ航空業界に憧れていたとしても、入社後にミスマッチを起こしてしまう可能性があるので、こういった側面もしっかり把握したうえで就職活動に臨みましょう。

協調性がない
華やかさを求めている
ものを覚えるのが嫌い

協調性がない

1つ目は「協調性がない」という人です。

航空業界の仕事のほとんどはチームワークありきで成り立っている仕事が多く、1人だけで完結できる仕事はほとんど存在しません。

そのため、協調性というのは非常に重要な要素になってきます。

チーム全体で協力しなければならない場面でコミュニケーションが取れず、独断で行動をしてしまった場合、その損害の多くはお客様が被ることになります。

結果として会社全体の満足度の低下につながってしまうので、コミュニケーションを取ることに苦手意識がある方や、人と何かをすることに苦手意識がある人は航空業界は向いていないと言えるでしょう。

「黙々と1人で作業をしたい」という人は、航空業界の中にある研究職などがおすすめです。

華やかさを求めている

2つ目は「航空業界に華やかさを求めている人」です。

たしかに機内で接客をしてくれるキャビンアテンダントなどは、語学も堪能で接客能力も高いので、一見華があるように見えます。

しかし、私たちの見えていないところで力仕事をしたり、少々泥臭い清掃の仕事を行ったりすることもあります。

お客様からは華々しい存在かもしれませんが、それ以外の部分では地味な仕事をしているので、華やかな側面だけに憧れて入社するとそのギャップを理解するまでに時間がかかってしまうでしょう。

どんな仕事でもつらいことはあります。

「地味でつらい仕事はしたくない」「体力を使う仕事は極力避けたい」ということは通用しませんので、志望する際は注意しましょう。

ものを覚えるのが嫌い

最後は「ものを覚えるのが嫌い」という人です。

航空業界は、お客様の命を預かる責任のある仕事が大半を占めます。

マニュアルで決められたことがうろ覚えになっていては、いざというときにお客様の命を危険にさらしてしまう可能性があります。

これは人命を預かる立場として、決してあってはならないことです。

いつどこでどのような緊急事態が発生しても、一度インプットした情報を瞬時に引き出す力が求められますから、そこに苦手意識がある人には向いていないと言えます。

だからといって、指示されたことだけを覚えていて、それ以外のことに気を回せないということでは、日々環境が変わる中で臨機応変な対応ができなくなってしまいます。

記憶力が良く、さらに臨機応変に対応できる高いスキルが必要と言えるでしょう。

【航空業界とは?】航空業界に就職するためにすべきこととは?

では、実際に航空業界に就職したい場合、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?

航空業界に働いている人が身近にいる場合は、事前にどんな準備をしたのかを聞くことができますが、そうではない場合、何をして良いかわからなくなることもあるでしょう。

ここでは、航空業界の就職を目指す学生がどんなことに取り組めば良いのかを簡単に紹介します。

できればここに書いてあることを覚えるだけではなく、自分で情報収集を行っていろいろなことに取り組んで対策を講じることをおすすめします。

航空業界の就職活動のために取り組んだことは、ほかの業種への就職活動でも活かすことができるので、やりすぎて損をすることはほぼないと言えるでしょう。

この機会に自分自身の過去を振り返り、自分の特性を掴み志望する企業にエントリーしてみてください。

業界研究をする

最初にするべきことは業界研究です。

業界について詳しく知り特徴を知ることで、自分自身の考え方や価値観にマッチしているかどうかが見えてきます。

また業界を調べていくと、自然とその業界の企業に関する情報にも触れることになりますので、良い企業があるかどうかもわかるようになるでしょう。

まずは、業界地図や会社四季報などをチェックしてみましょう。

また、今現在航空業界で働いている人に話を聞きに行くのもおすすめです。

さらに、企業が主催するインターンなどに参加することも有効で、これによって鮮明に業界の内側が見えてくるようになります。

実際にインターンに参加してみると、当初思い描いていたような業界ではなかったということもよくあります。

入社後にミスマッチが生じても、簡単に辞めることは難しいです。

インターンを通じて事前に知っておくと、入社後のミスマッチで悩む可能性が少なくなるので、時間に余裕がある大学3年生頃から積極的に参加することをおすすめします。

自己分析をする

2つ目は自己分析です。

自己分析はその名前のとおり、自分自身を分析することを指します。

「自分は何をやりたいのか」「何が好きでどんなことにモチベーションを感じるのか」ということを明確にして具体的な職種を絞り込んでいきます。

また自分の良い側面だけではなく、苦手なことや嫌いなことなどのマイナスな面も知ることが大切です。

このとき、マイナスな面を知って落ち込むのではなく、得意なことを活かせる企業や業界選びをするということが必要になってきます。

自己分析をしないで企業の選考に臨むのは非常に危険です。

何となく「面白そう」という理由だけで就職活動に臨むと、実際に入社してから自分の得意なことを活かせないどころか、苦手なことばかり任せられてしまうということになりかねません。

自己分析にはさまざまなやり方があります。

具体的には、「マインドマップを作成する」「自分史を作成する」などやり方はさまざまです。

1つだけのやり方にとらわれずに、複数の自己分析をしてみることで、多面的に自分のことを理解できるようになりましょう。

他己分析をする

3つ目は他己分析です。

他己分析とは、自分で自分のことを分析する自己分析の反対、つまり他人に自分のことを分析してもらうことです。

親しい友人や家族などの信頼できる人で、良いことだけではなくマイナスな面も含めてきちんと自分の意見を言ってくれる人に他己分析をお願いするのが理想です。

これにより、自分では気がつかなかった自分の長所や短所に気づくことができます。

他人からどう見られているかということを気にしすぎるのは好ましくありませんが、他己分析や自己分析をもとに、自分自身を深く知ることで「自分は何がしたいのか」「何に向いているのか」が自然と見えてくるでしょう。

できることを増やしておく

4つ目は「できることを増やしておく」ということです。

漠然としていますが、就活を始める前に自分自身ができることを増やしておくことは非常に大切です。

たとえば、「空港のグランドスタッフになりたい」と思っていたとして、英語が話せなかったとします。

このとき、英語が話せる学生が多くいた場合、あなたは不利になってしまうでしょう。

大学生のうちは時間がありますので、英語の勉強をして資格を取得するといった努力をしておくと良いでしょう。

ですが、実際にはさまざまな勉強をする必要があるので、簡単に達成できるものではありません。

そんなときは、大学内にいる留学生などと交流してみましょう。

楽しみながら英語を学ぶことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

エージェントに相談する

最後は、「エージェントに相談をする」ということです。

エージェントとは就活のプロであり、これまでも多くの大学生を内定まで導いた実績を持っています。

就活に関して何か悩んでいることがあれば、どんな些細なことでも構いませんので、エージェントに相談してみると良いでしょう。

アドバイザーが一人ひとり手厚く親身になって熱心に話を聞いてくれますので、就活に関するさまざまな悩みを解消する糸口が見つかることでしょう。

身近な人には言えないようなことも、エージェントなら安心して話せます。

とはいえ、就職エージェントは数多存在しており、人によっては迷ってしまうこともあるでしょう。

どのエージェントに相談するか迷ったら、以下のサイトにアクセスしてみてください。

まとめ

今回は、航空業界への就職を視野に入れている学生に向けて、さまざまな情報をお届けしました。

航空業界は多くの方の協力のうえで成り立っており、業界の内情を知るには事前の情報収集が欠かせません。

また、実際に航空業界で働いている人のもとに話を聞きにいくことで、より鮮明に仕事のイメージがしやすくなるでしょう。

また、航空業界で働くことへの憧れを、実際に内定に結びつけられるよう、努力することも重要です。

英会話の勉強のほか、基本的なコミュニケーション能力を身につけるのはほぼ必須となります。

狭き門ではありますが、しっかり対策をすることで、自信を持って企業の選考に臨むことができるでしょう。

憧れを憧れで終わらせることなく、夢の実現へ向かって一歩ずつ進んでいきましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます