自己PRをプレゼンで効果的にアピールするには?プレゼンのコツや資料作りの方法を解説!

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はじめに

書類選考を無事に通過すると、ホッと胸を撫で下ろすのも束の間、面接での選考が始まります。

もっとも避けたいのは、自分の魅力を伝えきれないで面接が終わってしまうことでしょう。

最大限自分をアピールして完璧な面接にするためにも、準備を万全にして臨みましょう。

今回は、自己PRをプレゼンで効果的にアピールする方法を解説していきます。

プレゼンのコツや資料作りについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【自己PRをプレゼン】企業がプレゼンを課す意図

自己PRをプレゼンで行うとはどういうことなのか、理解することが重要です。

その部分が理解できていないと、適切なプレゼン資料を作ることができず、効果的なアピールもできないでしょう。

だからこそ自己PRのプレゼンを考える前に、なぜ企業側がプレゼンを課すのかという意図に目を向ける必要があります。

プレゼン力を知るため

コンサル業や営業職に就いたときに、重要になってくるのがプレゼン力です。

それは、自社商品を最大限にアピールする必要があるからです。

どんなに人の役に立つ商品や魅力的な商品を開発したとしても、顧客にそれを明確に伝えられなければ、買ってもらうことはできません。

「この商品が欲しい」という気持ちを抱かせ「買う」と決断してもらうためには、プレゼン力が必要不可欠なものなのです。

企業は、志望者にその力があるかを知りたいからこそ、プレゼンを課します。

プレゼンをするには、その対象をよく理解していることが前提となってきます。

自己PRをプレゼン形式で行うということは、自身を正確に理解していないとできません。

コンサル業や営業担当として採用するために、まず自分についてきちんとプレゼンできるかを見ているのです。

就活生を深く知るため

プレゼンとは、聴衆に情報を提示して、理解を得られるようにするためのものです。

とくに、視覚が重視されると言われています。

それは写真や図、グラフなどを用いることで、伝えたいことをより具体的に説明できるからです。

また、そのプレゼン資料を作成した人物の人間性をイメージしながら、聞くことができます。

例えば、資料は見やすくまとめられているかというポイントから見ると、読み手の立場になって作られているかどうかを確認することが可能です。

プレゼンをするのは、相手に情報を伝えて分かってもらうためのものです。

自分本位の資料になっていたら、適切に理解してもらえないでしょう。

このように、プレゼン資料からは作り手の内面まで知ることができるのです。

ミスマッチしないか知るため

企業は、誰でも採用したいわけではありません。

自社の社風や理念に合っている志望者を採用したいと思っています。

書類だけで、人柄は分かりません。

文章上からいくら有能そうな印象を感じられたとしても、対面したときに雰囲気や立ち居振る舞いに不快感を覚えれば、一緒に働きたいとは思われないでしょう。

とくにコンサル業は、直接人と接する仕事です。

会話をしていて好感を得られれば、もっとその人の話を聞きたいと思いますし、商品も「この人良いな」と感じられる人物から買いたいと思うものです。

逆に、不快感を覚える人との会話はどうでしょう。

早く切り上げたいと感じ、商品をすすめられても「買いたくない」と思ってしまうはずです。

そうなってしまった場合、企業は出せる利益も出せなくなってしまう可能性があります。

どんなに魅力的な経歴を持っていても、企業はそれだけを重視しているのではなく、言動や立ち居振る舞いから読み取れる人間性も評価していることを念頭に置いておきましょう。

仕事は、人と人との協力で成り立っているのです。

企業側がプレゼンを課すのは、書類だけでは分からない人間性を見るためでもあるのです。

【自己PRをプレゼン】プレゼンのコツとは

プレゼンを成功させるためには、事前にいくつかの要点を押さえておく必要があります。

作成した資料をただ読むだけでは、企業側の心に刺さりません。

自分の強みや魅力に、熱い気持ちを乗せて伝えていくことが重要です。

台本を丸暗記しない

「台本を作ってそれを丸暗記すれば大丈夫だろう」と考えている人は要注意です。

なぜなら、その場の雰囲気に合わせて、プレゼンを進めていくことが大切だからです。

自分が話すことに精一杯になってしまうと、相手の表情や仕草などを観察することまで気が回らなくなってしまいます。

しかし、プレゼン中に注目する必要があるのは相手の反応です。

頷いているのか、首を傾げているのか、無表情で見ているのかといった部分から、相手の気持ちを読み取れます。

そしてそれに応じて、プレゼンの進め方を調整していく必要があるのです。

台本を丸暗記し、その内容をそのまま伝えれば良いという考えで面接に臨んだら、臨機応変な進め方ができません。

企業側が途中で「その部分はどういうことなのか」と質問したとしても、台本の内容しか頭に入れていなければ、その質問に適切に答えることは難しいです。

だからこそ台本を丸暗記するのではなく、自分が伝えたいことの本質に意識を向けて、話す内容を頭に入れていくことを心がけましょう。

また、資料に紐付けて話すことを覚えるのもポイントです。

そうすることで、次のスライドで話すことを緊張から一つ前のスライドで話してしまうなどのミスを未然に防げます。

話に緩急をつける

プレゼン内容を作り終えると、ひとまず安心するでしょう。

そしてそのまま面接まで台本をしまっておき、当日はその台本をひたすら読み上げるというやり方で進めてしまうのは、せっかくのチャンスを自ら棒に振るようなものです。

「完璧にできた」と納得いく自己PRをするためには、台本を作成して終わりではなく、その台本をもとに何度もプレゼンの練習をすることが重要です。

どんなに人に訴えかける内容を書いたとしても、棒読みしたら自分の気持ちも考えもまったく伝わりません。

自分の作成したPRの内容の中で、どこを強調したいのかを考えてみましょう。

それを自分の中で明確にし、緩急を付けながら話してみるのです。

そうすることで、より聞き手に理解を得られるプレゼンができるはずです。

ボディーランゲージを取り入れる

プレゼンに臨む際は、話し方にだけ気を配るのではなく、ボディーランゲージも取り入れることで、より一層熱意を込めて自身をアピールすることができます。

ボディーランゲージとは、体の動きで表現する意思の伝達手段です。

面接という緊張する場面では、それを取り入れるのが難しいと尻込みしてしまうかもしれません。

しかし、そんなときこそボディーランゲージを意識することが、自己PRを成功させるために役立つのです。

それは、ボディーランゲージは表現力を向上させるだけではなく、緊張の緩和にも効果的だからです。

緊張すると膝がガクガクしたり、口が上手く回らずスムーズに話せなくなったりと、通常の自分では考えられないことが体に起きるでしょう。

しかしそんなときに、自分が緊張していることを自覚すると、焦ってますます緊張し、悪循環に陥ってしまう可能性があります。

だからこそ、緊張しているときほど身振りや手振り、表現を豊かにする意識をするのです。

体を動かすことで血行が促進されると、いくらか緊張が和らいでくるでしょう。

また、棒立ちでプレゼンに臨むと、聞き手に緊張している印象を与えてしまうこともあります。

一方で、ボディーランゲージを取り入れてプレゼンを行うと、リラックスし、自信を持ってプレゼンに臨んでいる印象を抱かせられるはずです。

それはコンサル業を志望するうえで、きっと高評価につながることでしょう。

ベンチャー企業はラフさも大切

ベンチャー企業は大企業と比べ、カジュアルな風土を持っています。

面接がカジュアルな形式であることも少なくありません。

それは、企業側が人間性を重視して、人材採用をしたいと考えているからでしょう。

だからこそ、ガチガチに内容をすべて伝えようとするプレゼンより、表情豊かに、伝えたい要点をしっかり押さえるプレゼンを意識すると良いかもしれません。

また、ラフさが大切だと言っても、決して「テキトー感」を出せば良いわけではありません。

ベンチャー企業とは新しいサービスや事業を展開する企業を指すので、当然働く意欲のある人、チャレンジ精神がある人、能動的に動ける人を求めています。

テキトーに仕事をやれば良いと考えている方は、評価されないと考えても良いかもしれません。

自分の中にある熱い思いを適切に伝えていきましょう。

【自己PRをプレゼン】プレゼンの注意点とは

どんなに自分の強みや良さを企業にアピールしようと努力しても、それが空回りしてしまってはもったいないです。

ここでは、プレゼンの注意点を解説します。

どんなことに気を付けて面接に臨めば良いのか、事前にチェックしておきましょう。

時間に柔軟に対応する

面接前にどんなにプレゼンの練習をしても、緊張して制限時間で終わりそうにないということは往々にしてあります。

そこで大切なことは、全部を伝えようとせずに要点をしっかり伝え、時間に対して柔軟に対応することです。

自分をアピールしなければと思うと、時間が押してでもすべてを話し切ろうとしてしまいがちですが、面接を受けているのは自分だけではありません。

企業側のこと、そして自分以外の就活生のことも考えて、臨機応変に対応することが大切です。

今後仕事をしていくにあたっても、顧客や自社のことを考えて行動していく必要があります。

周りの人のことを考えつつ現状を客観的に捉え、今どのような行動をすることが重要なのかを考え、適切に対応することを心がけましょう。

難しい言葉は用いない

難しい言葉を使うと一見立派なプレゼンになるような気がしますが、プレゼンの際には誰でも分かるような言葉を使うことが重要になります。

なぜなら、聞いていて分からない言葉が出てきたら、相手は困惑し、置いていかれてしまうからです。

また、相手に一生懸命聞く姿勢があったとしても、分からない言葉を使われれば徐々に聞く気も失せてしまうでしょう。

それでは、本末転倒となってしまします。

プレゼンをするのは、相手に自分が伝えたいことを適切に理解して欲しいからです。

それならば、聞き手の立場になって言葉を選び、内容を作る必要があるはずです。

自分よがりのプレゼンになってしまったら、何のためのプレゼンなのかが分からなくなってしまうでしょう。

余計な話をしすぎない

プレゼンの場では多少の余談を入れることで、聞き手に面白いなと感じさせたり、記憶に残りやすくなったりします。

しかしそれが過度になり、本筋からかけ離れてしまったら、本末転倒です。

「この志望者は一体何を伝えたいのだろうか」と思われてしまうことになりかねません。

限られた時間の中で、もっとも伝えなければならないことは自分の魅力です。

そしてそれを企業でどのように活かせるのか、どう役立てられるのかということでしょう。

その部分を伝えられなければ、自分が後悔することになってしまいます。

納得いくプレゼンをするために、余談はプラスアルファとして考えておいた方が良いかもしれません。

【自己PRのプレゼン】時間の目安

プレゼンでは、話す速さにも気を配る必要があります。

プレゼンで話す文字数の目安は、1分間で300字くらいです。

これ以上の文字数を話すと、早口で話すようになってしまい、相手が聞き取りづらくなってしまいます。

また情報量も多くなるため、聞き手が理解しにくくなってしまうので気を付けましょう。

説明する際のスライド資料は、1分間に2枚が目安です。

持ち時間が5分の場合は、スライドは10枚ほど準備しましょう。

【自己PRのプレゼン】最強の資料作り

プレゼンにおいては、資料がとても重要になります。

ここでは、自分を効果的にアピールする資料作りの足掛かりを解説していきます。

自分の良さを最大限伝えるためにも、以下の項目を押さえて準備しておきましょう。

結論ファーストで

資料には、結論そして要点を書くようにしましょう。

結論から書くことで、簡潔にまとまります。

自分が話したいことを一字一句書いてしまうと、もっとも伝えたいことがぼやけてしまいます。

また、その資料に目を通す側も、文章ばかりが羅列していたら疲れてしまうでしょう。

資料はすっきり見やすくさせて、何が言いたいのかが一目瞭然になるようにしましょう。

そして自分が使う台本に詳細を書き、口頭で説明していくと分かりやすいプレゼンになるはずです。

ワンスライドワンメッセージの気持ちで

伝わるプレゼンにするために、スライドは欠かすことができません。

しかし上手く使わなければ、逆に分かりにくいプレゼンになってしまうこともあるので、注意が必要です。

基本的に、一つのスライドに一つのメッセージを入れることを意識しましょう。

そうすることで、何を伝えたいのかが一目で分かるようになります。

スライドは視覚的な補助として用い、口頭で内容を濃くしていくのです。

シンプルなスライドであれば、それにばかりに気を取られることもないので、話に耳を傾けてもらいやすくなります。

スライド資料は「読むもの」ではなく「見るもの」とイメージして作成すると良いでしょう。

写真や図を多く用いる

スライド資料を作るときは、写真や図を多く用いることで、訴求力が高まります。

そのため、写真や図を積極的に活用することがおすすめです。

それは、人が視覚からの情報を重視すると言われているからです。

しかし、いくら写真や図を入れることが効果的だと言っても、プレゼンに関係のないものが入っていたら相手は疑問を感じてしまいます。

自分は何を訴えたいのかをきちんと考え、それに関する写真や図を使っていきましょう。

【自己PRのプレゼン】プレゼンは準備が9割

プレゼンの準備は、資料を作成したら終わりではありません。

資料の内容や構成を何度も読み返し、本当にこれで伝わるのか客観的に考える必要があるでしょう。

また、自分が当日伝える内容をきちんと頭の中に入れ、どのように進めるのか、プレゼン中の立ち居振る舞い、表情、話すスピードなども、自分が納得するまで練習を重ねましょう。

アクシデントが起きたときの対処方法など、あらゆることを想定しておくと安心です。

このような発表の場にしたいというイメージ実現させるためには、兎にも角にも準備練習ありきです。

家族や友達の前でもリハーサルを行っていくと、自信がつくでしょう。

まとめ

プレゼンはいかに準備をするかによって、結果が決まってきます。

プレゼン当日は、誰しもが緊張してしまうものです。

しかし抜かりなく準備をして「これで大丈夫」と思えるくらいまで何度も練習をすれば、ガチガチになるほど緊張してしまうことは避けられるはずです。

当日は、あっという間に終わってしまいます。

どんなに自分に良さがあったとしても、企業側にそれが届かなければ採用されることはありません。

それは、大変もったいないことです。

完璧なプレゼンをしたいと強く思うのであれば、面接までの準備期間を大切にする必要があります。

自分の今後を左右するプレゼンだからこそ、一気に仕上げようとせず、じっくり作り上げていきましょう。

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