【就活の軸一覧165選】自分に合った就活の軸の見つけ方や答え方のポイントを解説

【就活の軸一覧165選】自分に合った就活の軸の見つけ方や答え方のポイントを解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・就活の軸とは
・就活の軸の見つけ方
・就活の軸一覧165選

この記事をおすすめしたい人

・就活の軸がどういうものかよくわからない人
・就活の軸を見つけたい人
・就活の軸の具体例を知りたい人

就活において、企業選びや選考などのさまざまな場面で重要になってくるのが就活の軸です。

そこでこの記事では、ジャンルと業界ごとにわけて、代表例を合計165個ご紹介します。

「就活の軸が決まっていない」「そもそも何をしたらいいのかわからない」という人におすすめの記事です。

具体例に触れながら、業界や仕事についての理解を深めて、就活を効率的に進めていきましょう。

目次目次を全て表示する

【就活の軸一覧】就活の軸とは

就活の軸とは、就活を進めるうえで絶対に譲れない条件のことです。

「自分のやりたい仕事は何なのか」などの根本的なものであり、業界や働く環境を決める際に必要になってきます。

具体的には、業務内容や社風、福利厚生、企業理念などが挙げられます。

人によって、働くうえで大切にしていきたい価値観や欠かせない要素は異なってくるので、就活の軸として自身の基準を定めることが非常に重要です。

世の中には数多くの企業があり、それぞれが魅力を持っているため、その中で自分に合う企業を見つけることは難しいです。

したがって、最終的に納得できる就職活動にするために、就活の軸を持っておくことが重要なのです。

就活の軸と志望動機の違いは何か

就活の軸と志望動機は、どういった違いがあるのかがわからない人もいるでしょう。

志望動機とは、ESや面接で「なぜ弊社を志望したのですか」と聞かれる項目なので、就活の軸と似た部分があります

しかし、順番としては就活の軸が先にあり、志望動機はそれをもとに決められるものです。

企業にエントリーするときに、いきなり志望動機を聞かれて詰まってしまう人は、軸がしっかりと定まっていないのかもしれません。

まずは自己分析を行い、就活において自分が重視することを明確にしましょう。

就活の軸が必要になる場面とは

就活の軸が必要になる場面は、企業選びとES、面接対策の3つです。

企業選びの際には、自分がどういった業界で、その中でもどのような社風や規模の企業で働きたいのかを決めるのに役立ちます。

ESを作成する際にも、それぞれの質問項目で、統一性を持って回答するために必要です。

また、ESの質問項目であったり、面接で聞かれたりすることもあるので、そのための対策も欠かせません。

このように、就活の軸は、就活のさまざまな場面で必要になってくるので、事前に用意しておく必要があります。

【就活の軸一覧】就活の軸を決めておくメリット4選

就活の軸を決めておくべき理由
  • 入社後のミスマッチを防げる
  • 企業選びの基準が明確になる
  • 将来のビジョンがイメージできる
  • 選考で一貫性のあるアピールができる

就活の軸を決めておくことと、選考準備から選考中、最終的な企業選びまで様々な場面で役立ち、就活を有利に進められます。

そこで、数あるメリットの中から、代表的な就活の軸を定めておくことで得られるメリットを4つご紹介しますので、確認しておきましょう。

1.入社後のミスマッチを防げる

就活の軸を定める1つ目のメリットは、入社後のミスマッチを防げることです。

就職先を選ぶ際には、自分が企業で働くうえで、重要視する要素を決めておくことが大切です

同じ業界・業種でも、労働条件は企業の方針や社風、規模によって異なり、「ワークライフバランス」を重要視している企業もあれば、「業績・実績」を重視する企業もあります。

自分が何を大切にしたいか決まっていないと、入社後に「思ったような環境と違う」といったミスマッチが発生してしまいます。

そこで、就活の軸をもとに自分の価値観や譲れない条件に当てはまる企業を絞り込み、残った企業について細かく調べることで、企業分析の精度も高められるでしょう。

2.企業選びの基準が明確になる

就活の軸を定める2つ目のメリットは、企業選びの基準が明確になることです。

自分の優先したい条件が明確だと、多数の企業から自分に合った企業を絞り込むことができ、企業選びに一貫性が出ます

応募企業は就活サイトで探すことが多くなりますが、ほとんどの場合は自社の良い面を強くアピールしているため、何も基準がなければ、印象に流されてしまうかもしれません。

そこで就活の軸を持っておけば、イメージや知名度にとらわれずに、自分の価値観を重視して企業が選べるようになります。

自身の就活の軸から外れている企業は除外できるため、効率的にエントリー企業を決めることができるでしょう。

3.将来のビジョンがイメージできる

就活の軸を定める3つ目のメリットは、将来のビジョンがイメージできることです。

入社後、社内で昇格や昇給してキャリアアップすることを目指す人や、安定した生活で家庭を築くことを重視する人など、人それぞれ実現したい将来像は異なるでしょう。

そこで、自身の目標を達成するために、どのようなキャリアを歩めばいいのか、どのような環境がある会社なら近づきやすいかを考えることが将来のビジョンを深める鍵になります。

このように、自分の価値観や目的にあった企業を選べるので、実際に働いている姿をイメージしやすく、入社後のビジョンも一緒に明確になっていきます。

もし特に思い描くイメージがない人は、志望企業の中で目標となるキャリアを歩む先輩社員を見つけることで、将来の姿がイメージしやすくなるでしょう。

4.一貫性のあるアピールができる

就活の軸を定める4つ目のメリットは、面接やESで一貫性のあるアピールができることです

就活の軸は、「自分が大切にしている価値観や目標を明確化するための指針」となります。

これを明確にしておくことで、企業側があなたの考えや行動に対して「筋が通っている」と感じるため、説得力を持たせることが可能です。

特に、面接では「就活の軸は何ですか?」という質問が頻出であるため、軸を明確にすることで、事前にしっかりと準備しておく必要があります。

例えば、部活動で高い目標に向けてチャレンジした経験を伝えた場合、「挑戦できる環境」を就活の軸として伝えると、一貫性が生まれます。

このように、軸があれば、それを基準にして全ての質問に関連づけて答えることができるため、論理的でまとまりのある受け答えが可能です。

【就活の軸一覧】就活の軸を聞く面接官の意図

面接で就活の軸を聞かれる理由
  • 長期的に働いてくれるかを確認するため
  • 志望動機を照らし合わせるため
  • 自社を選んだ理由を知るため

面接において就活の軸について面接官が聞く意図には以上の3つが挙げられます。

相手の意図を踏まえた上で適切に回答することで、より良い印象が与えられますので、以上の3点を踏まえた上で採用担当者があなたを採用したいと思うような回答を用意しましょう。

長期的に働いてくれるかを確認するため

企業が面接で就活の軸について聞く理由の1つは、あなたが長期的に働いてくれるかどうかを見極めたいと思っているからです。

早期離職が起こってしまうと、新たな人材の採用と育成にかけるコストや時間が必要になり、業務の停滞や他の従業員の負担増加といった問題も発生するため、大きなリスクとなります。

したがって、企業は可能な限り長期にわたって企業に貢献してくれる人材を探しています。

そこで、採用担当者は就活の軸を通じてあなたの価値観やキャリアビジョンを確認し、企業の方向性や文化とどの程度一致しているのかについて知りたいと考えています。

志望動機を照らし合わせるため

もう1つの意図として、あなたの志望動機が企業の求めるものと合致しているかを確認していることが挙げられます。

企業はあなたが自己分析や企業分析をしっかりと行っているか、そしてその上で自分の価値観と企業の価値観をどれだけマッチさせているのかを確認しています。

これは、あなたが本当にその企業で働きたいと思っているか、単にどこでも良いと思って就活を進めているのではないかを判断するためです。

志望動機が企業のビジョンやミッションと一致している就活生は、内定を受けた後も辞退する可能性が低く、実際に入社した後も企業に対して高いモチベーションを持ち続ける可能性が高いです。

したがって企業は、就活の軸を通じて就活生の本気度や入社後にどのような活躍をしてくれるのかを測りたいと考えています。

自社を選んだ理由を知るため

面接官が就活の軸を質問する理由の1つに、応募者が自社を選んだ理由を知りたいという意図があります。

企業は同じ業界内で多くの選択肢がある中で、なぜ自社を志望したのかを理解したいと考えています。

この質問を通じて、応募者がどれだけ企業研究を行い、自社の特徴や価値を理解しているかを判断しているのです。

そして、その軸が自社の特徴や理念と一致しているかどうかも、採用の重要なポイントになります。

また、企業理念や事業内容が応募者の軸にどのように合致するかが明確であればあるほど、面接官にとって説得力のある回答となるため、意識しましょう。

【就活の軸一覧】就活の軸の見つけ方7選

まだ就活の軸が見つかっていなかったり、決まっていなかったりする人もいるかと思います。

そこで次に、軸の見つけ方としてよくある方法を7つご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

人によってやり方に向き不向きがあるため、いくつか試してみると良いでしょう。

1.自己分析をする

就活の軸を決めるうえで最も基本的な方法は、自己分析をすることです。

就活の軸を決める際、企業や業界の情報にばかり目が向きがちですが、本当に重要なのは、自分にとって譲れないものや大事にしたいことです。

過去の経験を振り返るなど、自分自身を分析して深く理解することで、働くうえで大切にしたいことが明らかになっていきます。

特に自分の興味があるものや、希望する働き方を考えることで、次第に自分の軸が見えてきます。

自己分析のやり方については、以下の記事も参考にしてみてください。

自分ができることを書き出す

自分のやりたいこと、興味があることから就活の軸を決めようとしても、なかなか思いつかない人もいると思います。

そのような場合は、自分ができることや、今までやってきたことを書き出すと良いでしょう。

今までに自分がやってきたものや、できるようになったことの中で、自分が楽しさを感じることや得意だったこと、活躍できた経験が明らかになり、選択肢が広がるでしょう。

また、自分ができることは、選考などでのアピールポイントにもなるので、整理しておけば企業にも評価されやすくなります。

まずは、学生時代に取り組んできたことを順番に書き出し、そこで自分がやったことを言葉にしてみましょう。

消去法で考えてみる

自分がやりたくないことや嫌いなことを先に考えて、消去法で絞っていくのも選択肢の1つです。

過去の経験や日常生活の中で感じたことを振り返り、自分が何に対してストレスを感じたか、どのような環境や仕事が自分にとって不快だったのかを具体的に書き出してみてください。

例えば「単調な作業が嫌だった」「チームプレーが嫌だった」「インターンの営業で、成果を求められるプレッシャーが合わなかった」などといった経験がある場合、それらをリストアップしてみることを推奨します。

やりたくないことを明確にすることで、逆にやりたいことや向いている仕事が自然と浮かび上がってきます。

将来像から逆算する

将来像から逆算するのも、就活の軸を見つける効果的な方法の1つです。

まず、自分が将来どのような働き方をしたいのか、どのような人間になっていけばいいのかといった具体的なビジョンを描くことがスタートポイントとなります。

例えば「将来的には管理職としてリーダーシップを発揮して働きたい」「専門的なスキルを身につけて、プロフェッショナルとして活躍したい」「社会貢献を通じて誰かの役に立つ仕事をしたい」といった目標を明確にしてみましょう。

将来の自分の姿をイメージすることで、そこに至るために必要な経験やスキル、環境が何かが見えてくるため、自然と就活の軸も明確になります。

逆算する際は、まず最終的なゴールを決定し、そのゴールに到達するためのステップを具体的に考えてみましょう。

例えば「10年後には海外で活躍できる人材になりたい」という目標がある場合、英語力や異文化理解が必要であり、スキルを磨ける企業や職種を選ぶことが軸となります。

2.他己分析

就活の軸の見つけ方としては、他己分析という方法もあります。

他己分析とは、仲の良い友人や身近な人など、自分をよく知る他者に、自分について感じることを教えてもらう方法です。

特に、自分の長所や強みなどは他人の方がよく分かっている場合も多く、他にも第一印象など、自分では気付いていなかった客観的な事実を知るうえで効果的です。

他己分析の方法について詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

3.インターンに参加してみる

就活の軸を見つける前に、どんな業界・職種があるかわからない場合は、インターンに参加してみるのがおすすめです。

インターンに参加して実際の仕事を体験することで、リアルな現場の情報を仕入れることができ、どんな視点で就活の軸を探せば良いかがわかりやすくなるためです。

就活の軸を定めるにしても、事前知識が全くない状態では考えにくいですが、インターンを通じて自分に合う・合わないと感じる職場環境や仕事内容の雰囲気を掴めるでしょう

志望先がなくても参加できる点がメリットなので、以下の記事も参考にしてぜひ参加してみましょう。

4.OB/OG訪問を行う

就活の軸が定めるためにより詳しい情報を知りたい場合には、OB訪問を行うのが効果的です。

短期のインターンや会社説明会などでは、社員個人の事情を詳しく聞くことが難しい場合も多いため、実際に社員に直接訪問することで、企業や仕事について理解を深められるでしょう。

また、OB訪問ではその先輩の仕事内容に加えてやりがいなど、説明会などではわからない立ち入った部分や自分の気になることを聞けるため、就活の軸を考える参考にもなりやすいです。

OB訪問については、以下の記事も参考にしてみてください。

5.興味を持った企業の共通点から考える

就活の軸を見つける方法の1つとして、興味を持った企業の共通点を探すというアプローチがあります。

就活を進めていく中で、複数の企業に魅力を感じる場面があるはずです。

その際、それらの企業がどのような特徴や価値観を持っているのかを比較し、共通点を見つけ出すことで、自分が本当に重視しているポイントを明確にできます。

魅力的に感じる企業がすべて「新しい挑戦を支援する環境」を提供しているならば、あなたは「挑戦」を重視している可能性が高いです。

このような共通点は、自分が企業に求める要素を具体化する手助けとなるため、自分に合った企業を見つけやすくなるだけでなく、選考での説得力ある志望動機にもつながるでしょう。

【就活の軸一覧】就活の軸を答える際のおすすめ構成

続いて、就活の軸について尋ねられた際にどのように答えれば良いのか、おすすめの構成を紹介します。

志望企業にあなたの適性や志望度の高さをアピールでき、他の設問でも汎用的に活用しやすい構成ですので、ぜひ活用してみてください。

構成:①結論→②具体的なエピソード→③軸と企業の共通点→④入社後の貢献

1.結論

就活の軸を伝える際は最初に結論から述べることが重要です。

採用担当者は多くの学生の話を短時間で把握しなければならないため、冒頭で軸を明確にして話の全体像を理解しやすくする工夫が求められます。

「私の就活の軸は〇〇です」といった形で軸の内容を簡潔に伝えるようにしましょう。

また、抽象的な表現ではなく、なるべく具体的でイメージしやすいことを選ぶことが大切です。

「成長できる環境」「やりがいのある仕事」といった曖昧な表現ではなく「新規事業に関われる環境」「一人ひとりの裁量が大きい組織」といった具体的な環境や働き方を明示することが大切です。

2.具体的なエピソード

就活の軸に説得力を持たせるためには、その軸を意識するようになった背景や価値観が形成された経験を伝えることが欠かせません。

「この軸を大切にしています」と述べるだけでは説得力が生まれにくいため、自分がどのような経験を通じてその考えに至ったのかを明確に語ることが大切です。

このとき、エピソード内容自体が特別である必要はありませんが、自分がその体験から何を学び、どのように考え方が変わったのかを伝えることが大切です。

部活動、アルバイト、ゼミ、留学など、どのような経験でも構いませんが、その経験を通じて「だからこそこの軸を重視している」と繋がるように構成しましょう。

3.軸と企業の共通点

就活の軸を語るうえで、企業側が特に重視しているのはその軸が自社の環境と合っているかどうかです。

いくら立派な考え方を持っていても、企業の方向性やカルチャーとズレていては説得力が弱いです。

したがって、自分の軸と企業の特徴がどのように合致するのか、具体的に説明することを意識しましょう。

志望企業の事業方針や働き方、価値観などを調べたうえで「この軸を持つ自分だからこそ、この企業で活躍できる」と根拠を示しましょう。

企業との共通点を明確に示すことで、説得力と具体性が加わり、企業との相性の良さを強くアピールしやすくなります。

4.入社後のビジョン・貢献

最後に、就活の軸に基づいた入社後のビジョンや、自分が企業でどのように貢献できるかを伝えて、説得力を持たせましょう。

企業は「活躍してくれる人物」が欲しいと思っているので、企業研究で調べた「求める人物像」をもとに、自分のスキルをどのように企業に還元するかを述べると印象が良くなります。

また、この貢献のイメージとエピソードが結びついていると、より説得力が高まります。

「部活でキャプテンとしてチームをまとめた→だから入社後数年で自分の仕事を完璧に覚え、リーダーとして貢献する」といった流れで、自分はまさに企業が欲しがっている人物であることをアピールしましょう。

これにより、活躍できる人物であることと同時に、企業研究をしっかり行っている、やる気のある人物であることも伝わります。

【就活の軸一覧】ES・面接で評価される就活の軸の伝え方

ES・面接で評価される就活の軸の伝え方
  • 原体験を加えて独自性を持たせる
  • 企業の特徴に合った軸を伝える

続いて、ESや面接において企業から評価されやすい就活の軸の伝え方について紹介します。

せっかく質の高い就活の軸を用意できたにもかかわらず、それが評価される伝え方をできなければ、意味がありません。

ぜひ以下のポイントを踏まえた上で、企業に良い印象を持ってもらえるような回答を心がけましょう。

原体験を加えて独自性を持たせる

ESや面接で就活の軸を伝える際には、その軸を持つようになったきっかけとなった原体験を加えることで独自性を持たせることが非常に効果的です。

単に「〇〇が大切だから」「〇〇な環境で働きたいから」といった抽象的な理由だけでは、他の就活生と差別化を図ることは難しいです。

しかし、そこに自分自身の具体的な経験エピソードを交えることで、なぜその軸が重要なのか、どのような背景があるのかを説明できるようになります。

例えば「チームで成果を出すことが好きだから」という軸を伝える際に、そう思う理由を述べるだけでなく、部活やプロジェクトで仲間と困難を乗り越えた経験、その中で自分が感じた達成感や成長を詳しく語ると良いでしょう。

原体験をもとにした説明は、あなたの人間性や価値観を企業に伝えるための強力な武器となります。

企業の特徴に合った軸を伝える

就活の軸をより効果的に伝えるためには、志望する企業の特徴や価値観に沿った軸を選び、説得力を持たせることが重要です。

企業ごとに求められる人物像や社風は異なるため、自分の就活の軸がその企業にフィットするかを具体的に示すことで、他の就活生との差別化が図れます。

例えば「挑戦を重視する」という軸を持っている場合、それが志望する企業の求める姿勢やカルチャーと一致しているかどうかを事前にリサーチすることが欠かせません。

そして、その軸が企業の成長戦略やビジョンにどう合致しているかを説明することで、企業に対して「この人は当社に合った人物だ」と感じさせることができます。

企業研究を深めてその企業の特性を理解した上で、自分の軸がどの部分にフィットするのかを具体的に伝えることを心がけましょう

【就活の軸一覧】就活の軸の4つの分類

就活の軸にはタイプがあり、大きな分類は「顧客・文化」「事業・仕事内容」「企業理念」「働き方・環境」の4つです。

ここからは、それぞれの分類について、就活の軸を考えるとき、軸を定めるときのポイントについて紹介します。

そもそも、どのカテゴリで考えるのかによって、就活の軸は全く異なるものになるので、自分はどのタイプの就活の軸を持つのが良いかを考えるうえで参考にしてみてください。

顧客・文化

就活の軸の1つ目は、「顧客・文化」です。

これは企業が商品・サービスを提供する顧客や、企業の風土や文化など、主に人にまつわる項目です。

たとえ同じ製品を販売する企業同士でも、事業者向け(toB)か一般消費者向け(toC)かなど、誰にどのように提供するのかによって、働き方は大きく変わります。

また企業で働くうえでは、所属部署や関連部署など、必然的に周囲の人と協力しながら仕事を進めなければなりません。特に、所属部署の上長のマネジメント体制は大きな影響をもたらすでしょう。

就活の時点ではそこまで考えるのは難しいかもしれませんが、会社の方針から多少なりとも把握できるため、まずどのような顧客と付き合いたいか、どんな社風で働きたいかを考えてみましょう

事業・仕事内容

就活の軸の2つ目は「事業・仕事内容」です。

これは、あなたがどのような業界で働きたいか、その企業でどのような仕事に従事したいかという部分に関わってきます

企業の活動の根幹は、商品やサービスを作って顧客に提供するという事業活動なので、これに興味を抱けるかどうかは極めて重要です。

会社が携わっている事業や作っている商品、自分が取り組んでいる業務に誇りを持って、前向きに取り組めると、仕事のやりがいにも直結します。

また、仕事内容や事業だけでなく、自分が業務を通じて得たいスキルを就活の軸にするのも良いでしょう。

ひとつの会社に長く留まるのではなく、スキルを獲得しながらキャリアアップしたいと考えている人におすすめです。

企業理念

就活の軸の3つ目は、「企業理念」です。

その企業がどんな理念やミッション、ビジョンを抱えているのかによって、働き方や仕事のスタイルは大きく異なってきます。

例えば、伝統的な日系企業は、社員の結束や仲の良さを重んじるケースが一般的ですが、一方でベンチャー企業や外資系企業は個人主義の場合が多く、社員それぞれの実力が重要視されやすいです。

このような企業理念は、職場の雰囲気だけでなく、風通りの良さや人事方針などにも影響してきます。

もし、自分が希望する業界や職種であっても、社風が合わないと職場の人間関係がうまく構築できず、結果的に働きにくくなってしまうでしょう。

そのため、同じ会社で長く働きたい人にとって、価値観が合う企業を探すのは非常に大切です。

働き方・環境

就活の軸の4つ目として、「働き方・環境」も忘れてはいけません。

給与が高かったり自宅から通いやすかったりなどのほか、福利厚生がしっかりしているなどの理由も、企業を選ぶ理由になり得るためです。

特にプログラミングや外国語のスキルなど、すでに明確なスキルを持っている場合は、給与や待遇も気に留めたほうがいいでしょう。

また研究職や開発職の場合、工場や研究所の立地が、郊外や地方にないかどうかにも注意が必要です。

一方で、これらの労働環境の魅力だけを伝えてしまうと、表面的な条件だけで企業を選んでおり、志望度や意欲が低いと思われる可能性があります。

そのため、他の軸も合わせて考えるようにしておき、ESや面接で働き方や環境を前面に出しすぎないようにしましょう。

【就活の軸一覧】ジャンル別就活の軸一覧55選

ここでは、ジャンル別に代表的な就活の軸を55個紹介します。

「働き方」「環境」「企業理念・適正」「将来像」「人」の5つのジャンルは、特定の企業に関係なく、さまざまな業界や職種に当てはまります。

そのため、自分の個性にあった企業を広く探したい人や、行きたい業界を明確に絞れていない人も確認しておくと安心です。

働き方に関する軸

仕事とプライベートを重視したい人、こだわりがある人は、働き方に関することを中心に考えるのがおすすめです。

勤務時間が気になる人は、「ワークライフバランスが取れる仕事に就きたい」などが良いでしょうし、勤務形態を重視する場合には、「リモートワークで働きたい」「服装・髪色自由の会社で働きたい」などの軸があります。

単に働き方と一口で言っても企業ごとに多様なメリット・デメリットがあるので、その中でも自分が重視することをより具体的にする必要があります。

働き方に関する軸の一覧は以下の通りです。

働き方
  • 服装・髪色自由の会社で働きたい
  • 年間休日が多い企業で働きたい
  • 成長段階の企業で自分で仕組み作りをしていきたい
  • 社宅がある会社で働きたい
  • 副業可の会社でスキルアップしたい
  • チームワークを重視し、周囲と協力しながら仕事を進めたい
  • 個人での作業が中心の仕事で自分のペースで働きたい
  • フレックスタイム制・テレワークを導入している企業で働きたい
  • ワークライフバランスが取れる仕事に就きたい
  • できるだけ転勤をしたくない/地元に根差して働きたい
  • 出張で色々なところに行きたい

環境に関する軸

環境に関することを重視して就活を進める場合、どのような環境で働きたいのかに触れた軸を持つようにしましょう。

例えば、目上の人と仕事をすることでスキルアップしたい人は「社長・経営者の近くで働きたい」がおすすめですし、自分のやり方で仕事を進めたい人は、「裁量権のある仕事に就きたい」が就活の軸になると考えられます。

このように求める環境によって様々な就活の軸が考えられるため、企業選びにおいて譲れない条件を自分なりの言葉で定義しましょう。

環境に関する軸の一覧は以下の通りです。

環境
  • チャレンジ精神を発揮できる環境
  • 社長・経営者の近くで働きたい
  • 若手のうちから裁量権を持って活躍できる
  • 女性が活躍できる職場で働きたい
  • 落ち着いた雰囲気の職場で働きたい
  • 体育会系のエネルギッシュな環境で働きたい
  • 風通しが良く意見を言いやすい環境で働きたい
  • 上司や先輩からフィードバックをもらいやすい
  • 社員同士の交流の場が多い企業で働きたい
  • 社員の個性や多様性を尊重する企業で働きたい
  • キャリアアップ支援制度が充実している

企業理念・適正に関する軸

企業理念・適正に関するものについても、できるだけ具体的な部分に触れるようにしましょう。

適正に関するものとしての代表例は、「自分の長所を活かして働きたい」「自分の専門分野を活かして働きたい」などです。

ESで書いたり面接で話したりする際には、具体的にどのような長所や専門性、経験があるのかをセットで述べ、そのスキルや能力をどんな場面で活かせるかにも触れるようにしましょう。

企業理念を重視する場合は、「企業理念に共感できる企業で働きたい」が代表的で、選考で用いる際には具体的にどのように企業理念に惹かれたのかを伝えることが大切です。

企業理念・適性に関する軸の一覧は以下の通りです。

企業理念・適性
  • 自分の専門分野を活かして働きたい
  • 自分の強み・経験を活かして働きたい
  • 語学力を活かして働きたい
  • 企業理念に共感できる企業で働きたい
  • ○○という企業理念を実現するために貢献したい
  • 社会課題解決への貢献を重視している企業で働きたい
  • 従業員を大切にする企業文化
  • 革新的な技術開発に挑戦している企業
  • 多様な文化・考え方を尊重している企業
  • 持続可能な社会の実現に貢献している企業
  • 地域貢献活動を支援している点に共感した

将来像に関する軸

将来像や自分の目指すゴールが明確な人は、それをそのまま就活の軸に据えて構いません。

具体的に解決したい課題がある場合、「貧困をなくしたい」「病気を治したい」「教育を向上させたい」などでも良いでしょう。

また、趣味や好きなことを仕事にしたい人は、「自分の興味関心や好きなことに関係する仕事に就きたい」などを軸に据えるのもおすすめです。

将来像に関する軸の一覧は以下の通りです。

将来像
  • 自分の将来の夢を実現できる企業で働きたい
  • 貧困に苦しむ人に貢献したい
  • 教育環境を向上させたい
  • 仕事を通して新しいことに挑戦し続けたい
  • 環境問題の解決に貢献できる仕事がしたい
  • 日本のすばらしさを海外に伝える仕事がしたい
  • 自分の興味関心や好きなことに関係する仕事に就きたい
  • 後輩の育成を通して組織の質を向上させたい
  • 長期的な視点でキャリアを積み、会社を動かす存在になりたい
  • 未来にも形に残るような仕事がしたい
  • 過疎化地域の活性化を果たしたい

人に関する軸

人に関する軸を持つ場合は、対象がどのような人で、どうやって役に立ちたいかまでを含めて、具体的な就活の軸を考えられると良いでしょう。

例えば、人に影響を与えるという意味で「人の心を動かす仕事に就きたい」という軸も考えられますし、社内での人間関係に関して「風通しの良い環境」などの軸でも構いません。

このように、様々な角度から人とどのように関わっていきたいかを深掘りして、軸を定めていきましょう。

  • 人の役に立つ仕事に就きたい
  • 人の成長に貢献できる仕事に就きたい
  • 人のつながりを生み出す仕事に就きたい
  • 尊敬できる人々とともに働きたい
  • チームワークを大切にしている環境で働きたい
  • 人間関係の風通しの良い環境で働きたい
  • 人材育成に携わる仕事で社員をサポートしたい
  • 多様な人と関わることができる仕事をしたい
  • 人の悩みに寄り添う仕事がしたい
  • 人の心を動かせる仕事に就きたい
  • 人の夢を叶える仕事に就きたい

【就活の軸一覧】業界別就活の軸70選

次に、業界や職種別によく見られる就活の軸を、合計70個ご紹介します。

金融・商社・メーカー・コンサル・不動産・IT・広告・インフラ・旅行の9つの業界を取り上げていますので、目指す業界がある人は、ぜひ就活の軸を考えるときの参考にしてください。

金融

金融業界を志望する際に、よく見られる就活の軸をご紹介します。

1つ目は「責任がある仕事がしたい」というものです。

銀行や証券会社は、お客様から預かったお金をきちんと管理・運用する必要があり、動く資金も大きいので、他の業界と比べてもより責任感が求められるでしょう。

2つ目は「さまざまな業界と関わりながら仕事をしたい」です。

基本的に顧客の業種・業界に関わらず、様々な企業と関係を持てることが金融業界の魅力です。

3つ目には「金融面から企業を支援したい」が挙げられます。

銀行や証券会社は、預かった資金を投資して運用するという投資家の側面を持っているため、あくまで企業の資金ではありますが、それを通じて有望な企業に融資して、新たな事業を育てられることが魅力です。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 高度な専門知識を習得し、プロフェッショナルとして活躍したい
  • 顧客との信頼関係を築き、長期的に貢献したい
  • グローバルな視点を活かして国際金融市場で活躍したい
  • 地域経済の活性化を通して地域社会を発展させたい
  • リスク管理能力を活かし、安定的な金融システムを支えたい

総合商社・専門商社

次に、商社を志望する学生によく見られる就活の軸をご紹介します。

1つ目は「流通の力で豊かな社会を創造したい」です。

商社は、原料や製品、サービスなど、売りたい相手と買いたい相手を結びつけることが仕事になります。その取引先は非常に多岐にわたるので、流通の力を活かせる立場と言えるでしょう。

2つ目としては、「世の中の役に立つ価値を見つけ出し、広く届けたい」が挙げられます。

どんなにすばらしい原料や製品も、使ってくれる人がいなくては価値がありません。商社は、まさに取り引きによって世の中に新しい価値を創造する仕事と言えるでしょう。

3つ目として「海外事業に携わり、グローバルに活躍したい」もよく見られます。

商社の取引先は国内に留まることはほとんどなく、多くの場合海外との取り引きがメインになるためです。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 多様な文化や価値観を持つ人々との協働したい
  • 幅広い事業領域で、常に挑戦し続けたい
  • 国内外の企業や人々を繋ぎ、社会の発展に貢献する架け橋になりたい
  • 大規模なプロジェクトを推進し、社会インフラの整備や産業の発展に貢献したい
  • 未知の可能性を秘めた新興国や新市場を開拓し、ビジネスチャンスを創出したい

メーカー

次に、メーカーでよく見られる就活の軸をご紹介します。

まず1つ目は「ものづくりを通じて人々の生活を豊かにしていきたい」です。

新しい機械や製品を作ることで、世の中を便利に発展させることにやりがいを感じる人は多いです。

2つ目としては「開発力・創造力のある企業で働きたい」が挙げられます。

日本には世界に誇るメーカーも数多くあり、そういった会社で働けることは仕事の誇りにつながるでしょう。

3つ目に「仕事を通して成果を形として残していきたい」というものもあります。

メーカーの特徴は、自分の手掛けた仕事が、ひとつの製品として世の中に出ることです。ヒットすれば長い間使われ、人々に愛され続ける製品になるかもしれないことは、仕事をしていくうえでの大きなモチベーションになるでしょう。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 自分のアイデアや技術を活かした仕事をしたい
  • 環境に配慮した製品開発を通して、持続可能な社会の実現に貢献したい
  • 市場ニーズを捉え、常に新しい価値を創造し続けたい
  • 生産管理を担い、製品生産率を向上させたい
  • コミュニケーション能力を活かし、顧客の声に耳を傾けたい

コンサル

次に、コンサルを志望する場合に、よく挙げられる就活の軸をご紹介します。

1つ目の軸は「顧客と寄り添って結果を出していきたい」です。

コンサルの主な仕事は、クライアントの課題をヒアリングして、それを解決するような提案をすることです。自分の提案には責任も伴いますが、結果が出れば顧客から感謝されるというやりがいもあります。

2つ目としては「企業の成長をサポートしていきたい」という就活の軸もあります。

クライアント企業が成長するための課題を解決し、顧客と成長を喜べるのは、他の職種にはない魅力のひとつです。

3つ目には「様々な課題に取り組み、幅広い視野を身に付けたい」があります。

扱う領域は企業にもよりますが、ひとつの業界だけでなく、さまざまな課題に取り組めるのがコンサルの特徴です。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 新規事業の創出に貢献したい
  • 複雑な問題を構造化し、論理的に解決したい
  • 多様な人と関わる仕事をしたい
  • スタートアップ企業の支援をしたい
  • 分析力を活かした仕事をしたい

不動産

不動産業界において、よく見られる就活の軸をご紹介します。

1つ目としては、「まちづくりに貢献したい」が挙げられます。

一口に不動産と言っても、さまざまな業態がありますが、まちづくりや地域創生に貢献している側面は大きいです。

2つ目の就活の軸は「お客様に快適な暮らしをお届けしたい」です。

不動産業界は、お客様と直接コミュニケーションを取りながら物件をやり取りする機会が多くなります。その中で、よりよい暮らしを提供できることに、やりがいを感じることも多いでしょう。

3つ目は「都市開発に携わっていきたい」です。

大手の不動産メーカーの場合、建物ごとの管理だけでなく、都市全体にわたって開発することもあります。自分の手で新しい街を生み出せることは、不動産業の大きな魅力のひとつです。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 不動産を通して人々の暮らしを豊かにしたい
  • 安心できる住環境を提供したい
  • 不動産市場の活性化に貢献したい
  • 環境に配慮した不動産を開発したい

IT

次にIT業界を志望する場合の、代表的な就活の軸をご紹介します。

1つ目は、「新しい技術・サービスに携わりたい」です。

IT業界は発展がめざましく、日々新しい技術・サービスが生まれています。そういった業界の最先端を進めることが、やりがいにつながる人も多いです。

2つ目には「サービスを通して社会の発展に携わりたい」が挙げられます。

IT技術を開発することで、人々の生活を便利にして、世の中に貢献したいという人も多いでしょう。

3つ目には「サービスの制作に携わりたい」も考えられます。

ITサービスは多くの人が関わり、協力し合いながら作り上げていきます。プロジェクトやチームで大きなことを成し遂げたい人にとって、IT業界はうってつけの仕事です。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • ITの専門知識を身につけ、プロフェッショナルになりたい
  • 情報格差のない社会を実現をしたい
  • 最新技術を使って企業の事業を拡大したい
  • 自分の手で新しいサービスの開発をしたい
  • IT技術を取り入れたアイディアで社会に貢献したい

広告

広告業界を志望する場合、次の軸が代表的なものになります。

1つ目は「人の心を動かす広告を作りたい」というものです。

多くの人の目にとまる広告に関われることを、魅力に感じる人も多いでしょう。

2つ目は「自身の発想力・アイディアを仕事に活かしたい」です。

自身が持つクリエイティブさを活かして、社会に貢献したい人には、広告業界が向いていると言えます。

3つ目の軸は「多くの人々の生活の一端に貢献していきたい」が挙げられます。

広告は、世の中のありとあらゆるところで使われているので、人々の生活の役に立ちたいと考える人も多いです。

4つ目の軸は「広告の力で企業の成長を助けたい」です。

広告で商品やサービスが売れることにより、クライアントが利益を上げられると、大きなやりがいにつながります。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • デザインを通して社会に貢献したい
  • マーケティング戦略を活かした広告で業績に貢献したい
  • 文化の発展に貢献したい
  • 発想力を活かして影響力のある広告を作りたい

インフラ

インフラ業界を志望する際によく見られる就活の軸をご紹介します。

1つ目は「社会の基盤を支える仕事がしたい」という軸です。

電気・ガス・水道・道路・通信など、インフラ業界の仕事は人々の生活に密接に関わっています。

2つ目は「長期的に関われる仕事がしたい」です。

インフラの整備・保守は短期間で完結するものではなく、数年〜数十年単位で続くプロジェクトも珍しくありません。地道に成果を積み上げていくことが求められるため、1つの物事に腰を据えて取り組みたいと考えている人におすすめの業界と言えます。

3つ目は「安全・安心な暮らしを守りたい」です。

インフラが停止すれば交通も止まり、病院も機能せず、日常生活が成り立たなくなります。そのため、インフラに関わる仕事には高い使命感と責任感が求められます。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 人々の当たり前の生活を根底から支えたい
  • 景気に左右されにくい環境で、長期的な視点でキャリアを築きたい
  • インパクトの大きな仕事に携わりたい
  • 高度な技術と知識を身に付け、社会を支えたい

旅行業界

最後に、旅行業界を志望する際の就活の軸を3つご紹介します。

1つ目の軸は、「お客様に喜びを届けたい」です。

旅行業界の魅力は、普段は行ったことのない土地で、新たな体験を届けられることでしょう。そのため、お客様の楽しい思い出作りの役に立てることは、大きなやりがいにつながります。

2つ目の軸は「旅行を通して生きがいを提供していきたい」です。

旅行を通じて得られる体験は、生涯を通して忘れられないものになる場合もあります。そういった体験を通じてお客様の人生を彩ることは、旅行業界の魅力のひとつと言えます。

3つ目の軸は「観光事業を通して地域を活性化させたい」です。

ツアーなどによって、観光客が多くその地域を訪れれば、地域創生にもつながります。そうして地方活性化に貢献できることも、旅行業界のやりがいになり得ます。

他にも、以下のような就活の軸の具体例が考えられます。

  • 顧客のニーズにこたえて想い出づくりをサポートしたい
  • 旅行業界の活性化に貢献したい
  • 自分の言語能力を活かした仕事をしたい
  • 環境にも配慮した旅行プランを提案したい
  • 様々な地域の魅力を顧客に発信したい

【就活の軸一覧】職種別の就活の軸例35選

続いて、職種別の就活の軸の例を紹介します。

どのようなものがあるのか箇条書きで紹介した後に、それぞれの解説を行います。

あなたが目指している職種がある場合は、ぜひそれを中心にどのような就活の軸を組み立てれば良いのか考えながら読んでみてください。

営業職

営業職の具体例
  • 顧客の課題解決に深く貢献できる
  • 成果が正当に評価される環境で挑戦できる
  • 信頼関係を構築するコミュニケーション能力を活かせる
  • 目標達成意欲を高く持ち、常に上を目指せる環境
  • 本当に価値があると信じられる製品・サービスを扱える

営業職を目指す学生の方がよく掲げる就活の軸として挙げられるのが「顧客の課題解決に深く貢献したい」という思いです。

企業の代表としてクライアントと直接やり取りし、課題を把握したうえで最適な提案を行う仕事には相手の立場に立った思考力とコミュニケーション力が求められます。

また「成果が正当に評価される環境で働きたい」という軸を持つ方も、営業職を目指す場合が多いです。

営業は数値での評価が明確なため、自分の努力や実績が評価につながることにやりがいを感じる傾向にあります。

企画職

企画職の具体例
  • 自身のアイデアを形にし、世の中に影響を与えたい
  • 世の中のニーズを捉え、新しい価値を創造したい
  • データ分析に基づいた、論理的な意思決定ができる環境
  • 多様なバックグラウンドを持つメンバーと協働できる
  • 0から1を生み出すプロセスに携われる

企画職を目指す人の多くは「自分のアイディアを形にして、世の中に新しい価値を提供したい」といった就活の軸を掲げます。

商品開発やキャンペーン設計などを通じて自分の発想が社会や消費者に影響を与えるプロセスに携わりたいという意欲は、企画職と非常に相性が良いです。

また「データに基づいた論理的な判断を重視する環境で働きたい」という軸を持つ方にとっても、企画職は魅力的です。

マーケット分析やターゲット設定においては数値情報の活用が欠かせないため、理論と感性の両方を活かせます。

事務・管理系職

事務・管理系職の具体例
  • 組織の基盤を支え、社員が働きやすい環境を作りたい
  • 業務効率化や改善提案を通じて、組織全体の生産性向上に貢献したい
  • 「縁の下の力持ち」として、チームや会社全体をサポートする
  • 高い専門性(法務、経理等)を身につけ、プロフェッショナルとして成長できる
  • 社内外との調整役として、円滑なコミュニケーションを促進したい

事務・管理系職を志望する学生の間では「組織の基盤を支える仕事がしたい」といった趣旨の就活の軸を掲げる人が目立ちます。

また「業務の効率化や、改善提案を通じて組織全体の生産性を高めたい」といった軸を持つ方も多く、業務の中で気づいた課題をどう解決していくかを考える姿勢が求められます。

「チームを支えたい」「高い専門性を身につけ長く活躍できる人材になりたい」という方も事務・管理系職に向いていると言えるでしょう。

接客・販売職

接客・販売職の具体例
  • 自分の行動でお客様に直接感謝される環境
  • 好きな商品やサービスの魅力を、自身の言葉で直接伝えられる
  • 顧客との対話の中からニーズを汲み取り、的確な提案がしたい
  • 目標(売上など)達成に向けて、チームで協力し合える環境
  • 臨機応変な対応力を活かし、お客様の期待を超えるサービスを提供したい

接客・販売職に関心を持つ方が多く掲げる就活の軸として「お客様から直接感謝される環境で働きたい」といった傾向があります。

店舗などでお客様と直接やり取りをして、自分の提案や対応がその場で評価される点に魅力を感じる人が多いです。

「好きな商品やサービスを自分の言葉で伝えたい」という軸を持つ方にとっても接客は非常に魅力のある職種と言えるでしょう。

また、顧客との対話を通じてニーズを引き出して、最適な提案ができることにやりがいを感じる人も多くいます。

クリエイティブ職

クリエイティブ職の具体例
  • 自身の創造性や表現力を最大限に発揮できる
  • 制作物を通して、人々の心を動かしたい
  • ユーザーの視点に立ち、新しい価値を生み出したい
  • コンセプト立案から実現まで、一貫してものづくりに携われる
  • クオリティに妥協せず、細部までこだわり抜ける環境

クリエイティブ職を目指す人は「自身の創造性や表現力を最大限に発揮したい」という就活の軸を持つ人が多いです。

自分の感性やアイデアを形にして、それを通じて多くの人に影響を与えたいという思いが職種選びの原動力になっています。

また「制作物を通じて、人々の心を動かして新しい価値を生み出したい」といった軸も代表的です。

クリエイティブ職にはデザインや広告など、ユーザー視点に立った発想や共感を呼ぶ表現を重視する姿勢が求められます。

エンジニア職

エンジニア職の具体例
  • 常に新しい技術を学び続け、自身の市場価値を高められる環境
  • 大規模で影響力の大きいシステム開発に携われる
  • 他のエンジニアや企画職とチームワークを活かして連携できる
  • お客様の声に寄り添い、継続的に製品を改善していける
  • 自分の技術力を活かし、ユーザーの課題を解決できる

エンジニア職を目指す人が持つ代表的な就活の軸の1つとして「常に新しい技術を学びたい」という姿勢が挙げられます。

IT業界は技術革新のスピードが速く、継続的な学習が欠かせない分野です。

したがって「自分の市場価値を高め続けたい」という思いが職種選択の背景にあることが多いと言えます。

また「大規模で影響力の大きい開発に関わりたい」「自分の技術で課題を解決したい」といった就活の軸を挙げる人も多いです。

開発の規模や社会への影響力が大きいプロジェクトに携わり、ユーザーの利便性向上に貢献したいという思いが強い人が多い傾向にあります。

医療系専門職

医療系専門職の具体例
  • 患者様に寄り添い、心と体の両面から支えたい
  • 常に最新の医療知識や技術を学び続け、専門性を高められる環境
  • 医師、看護師など多職種と連携し、チーム医療に貢献できる
  • 人の役に立っていることや社会貢献へのやりがいを感じられる
  • 患者様やご家族との対話を大切にし、信頼関係を築ける

医療系の専門職を目指す方の多くは「患者に寄り添い、支えたい」という就活の軸を大切にしています。

医療現場では心身の両面にわたるケアが求められるため、人に対する思いやりや信頼関係の構築が不可欠です。

また「最新の知識や技術を学び、専門性を磨きたい」という成長意欲を軸に据える学生も多く、学び続ける姿勢が欠かせない職業であることを理解したうえで選択している人が多い傾向にあります。

さらに「チーム医療に貢献したい」「各職種と連携して最適な医療を届けたい」といった就活の軸も見られます。

【就活の軸一覧】就活の軸を聞かれた際の例文6選

ここまで紹介してきた内容を踏まえたうえで、実際に就活の軸について尋ねられた際の例文を紹介します。

もちろん、最優先で読むべきはあなたが目指している業界に対応している例文ですが、他の例文も参考になる部分が豊富ですので、ぜひ自身の就活の軸を作る際に役立ててください。

金融

私の就活の軸は大きな責任を伴う環境で自分の判断や行動が誰かの意思決定や未来に影響する仕事に挑戦することです。
大学時代、ゼミ活動の中で地域の中小企業を対象とした経営分析プロジェクトに取り組み、改善提案を行いました。
私の提案が実際に先方の事業戦略に反映され「業績が伸びたので、感謝しています」という言葉をいただいたことが深く印象に残っています。
貴社の顧客の財務に深くかかわり、ただサービスを提供するだけでなく、人生や企業経営に大きく関わる金融支援を行っている点に共感しています。
入社後は法人営業として企業の課題を正確に把握し、適切な金融商品や資金戦略を提案することで、顧客から信頼される存在になりたいと考えています。

商社

私の就活の軸はスピード感のある変化に富んだ環境で多くの人と協力して新たな価値をつくる仕事に挑み続けることです。
大学2年次、海外短期インターンで現地企業との通訳を担当しました。
時には認識のズレから摩擦も起こりましたが、その都度双方の立場に立って対話を重ね、最終的に受注まで繋げられました。
貴社の多くの国、そして業種を横断してビジネスを展開し、プロジェクト単位で変化の激しい環境に身を置ける点に大きな魅力を感じます。
入社後は現場の声をくみ取りながら、社内外と連携してプロジェクトを前進させ、将来的には海外案件も任せていただける存在になりたいです。

メーカー

私の就活の軸は自分が納得できる製品・技術を世の中に届けることで、社会や人々の暮らしに確かな価値を残せる仕事に携わることです。
機械工学の研究室で産学連携の一環として新型モーターの開発に関わりました。
実験・解析を担当し、粘り強く試行錯誤を重ねました。
試作機が完成し、実証試験で従来よりも性能が向上したときの達成感は今でも忘れられません。
貴社の技術と製品開発へのこだわりが強く、それらを通じて着実に社会へ価値提供している点に惹かれました。
入社後は開発部門で地道な改善や試行を重ねながら、長く愛される製品づくりに貢献する所存です。

コンサル

私の就活の軸は複雑な課題に対して仮説を立てながら分析し、論理的に解決していける環境で自分の力を試すことです。
大学時代、学園祭の予算編成を担当した際、限られた資金の配分に頭を悩ませました。
そこで、過去の来場者数や模擬店の収益をすべてデータ化し、エリアごとの集客効果と費用対効果を算出しました。
これにより、来場者数は約1.3倍に増加しました。
この経験から、情報を整理し、定量的に判断し、周囲を納得させながら形にしていく過程に大きなやりがいを感じました。
貴社が多様な業界の企業に対し、課題に応じた質の高いアドバイスを提供されている点に惹かれました。
入社後は目の前の課題に誠実に向き合い、あらゆる視点からの分析力と提案力を鍛えながら、信頼されるコンサルタントを目指します。

不動産

私の就活の軸は長期的な視点で人や地域の暮らしに関わる仕事に取り組むことです。
大学時代、地域の空き家再生をテーマとしたプロジェクトに参加しました。
築50年以上の空き家を「高齢者が安心して集える場所」にする案を提案し、設計・資金調達・運営体制の整備まで携わりました。
地域に必要とされる空間を一から形にする経験を通じて、人と空間のつながりの大切さを実感しました。
貴社の、ただ物件を供給するだけでなく、街づくりやライフスタイルの提案に注力しており、人の暮らしに寄り添う視点で価値を提供し続けている姿勢に強く共感しています。
入社後は街の将来像を見据えながら、住む人・使う人の視点に立ち、長く愛される空間を生み出せる営業担当として貢献する所存です。

IT

私の就活の軸は技術を活用して非効率や不便を解消し、誰かの行動や意識を前向きに変えられる環境で働くことです。
大学では学園祭の実行委員を務めましたが、例年、来場者の導線づくりが課題となっていました。
そこで、Web系の勉強をしていたこともあり、模擬店やステージの位置をスマホで確認でき、現在地からの経路も表示できるアプリを開発しました。
その結果、迷子の問い合わせが激減し、来場者からも好意的な声を多数いただきました。
貴社の業務や生活の中にある「不」に対して、技術を用いてシンプルかつ継続的に解決していく姿勢を持っている点に共感しています。
入社後はユーザー視点を持ち続けながら、課題発見から実装・改善まで主体的に関わり、より快適な社会を築く技術者として貢献する所存です。

【就活の軸一覧】ベンチャー向いている人の軸5選

ベンチャーに向いている人の就活の軸は、以下の5つです。

まず、小規模な企業で社員同士の顔を見ながら仕事をしたい人に、ベンチャー企業は向いています。

そこで考えられるのは「社員同士の距離が近い環境で働きたい」という軸です。

次に、ベンチャーは規模的に事業の小回りが利きやすく、さまざまな仕事に挑戦できる点も特徴です。

そのため、「挑戦し続けられる環境で働きたい」「自由な発想を活かして企業の発展に貢献したい」という人はベンチャー向きと言えます。

また、多くのベンチャー企業は規模が小さいため、経営やトップ層への意見がしやすいことも特徴のひとつです。

そこで「意見や提案がしやすい環境で働きたい」「裁量権が大きい企業で働きたい」という人も、ベンチャー企業がおすすめです。

【就活の軸一覧】就活の軸を聞かれた時の注意点

就活の軸を聞かれた際の注意点
  • 優先順位を決める
  • ポジティブな言葉で表現する
  • 抽象的な表現は避ける
  • 他の回答と矛盾しない
  • 受け身な印象を与えるいい方は避ける

続いて、就活の軸について聞かれた際に注意しなければならないことについても紹介します。

以下の4つを意識しないとマイナスな印象を与えてしまう可能性があるため、それぞれ理解した上でマイナスイメージを避けた回答を心がけましょう。

優先順位を決める

面接で就活の軸について聞かれた際は、優先順位を踏まえた上で回答するようにしましょう。

企業の社風、仕事内容、勤務地など多くの要素を考慮した上で就活を進めていることでしょうが、全てを対等に扱うのではなく優先順位をつけることが大切です。

これにより、自分が何を最も重要視しているのかを明確にでき、企業選びの基準が一貫性を持つようになります。

例えば、成長性を最優先し、次に社風、その次に仕事内容を重視するといった具合に順位付けをすることで、面接官に対して自分の意思決定プロセスが論理的であることを示せます。

これにより企業は、あなたが自社にフィットする人材かどうかを判断しやすくなるのです。

ポジティブな言葉で表現する

ESや面接で就活の軸を伝える際には「ポジティブな表現を心がけること」が重要です。

あなたの人柄や思考、思想を面接官が理解するための重要な手がかりとなります。

そのため、軸そのものやそれを設定した理由を伝える際には前向きで肯定的な言葉を選ぶことが評価につながるのです。

就活の軸を「挑戦し続ける環境」にしたならば、その理由として「過去に挑戦を怠り、成長が停滞した経験」を挙げる人も多いでしょう。

しかし、この場合でも、ネガティブな経験だけに焦点を当てるのではなく「その経験を通じて学んだこと」や「それが今の自分にどう影響しているか」を強調することで、ポジティブな印象を与えられます。

抽象的な表現は避ける

就活の軸について聞かれた際は、具体性のある理由を回答することが重要です。

抽象的な回答では企業側に熱意が伝わりにくく、しっかりと企業研究を行っていない、熱意が低い人物であるとみなされてしまう可能性があります。

例えば、「成長できる環境が欲しい」というだけでは企業研究が浅いと判断されがちです。

「貴社の新規事業開発部門での取り組みが、自分の成長に繋がると感じたため」など具体的なエピソードや理由を交えることで、企業に対する理解と熱意を示せます。

「この就活生は弊社のことをしっかりと調べており、本当に入社したいと考えている」と伝わる書き方をしましょう。

他の回答と矛盾しない

いくら素晴らしい就活の軸について述べていようとも、他の回答と矛盾してしまっていては「嘘をついている」もしくは「何も考えていない」と思われてしまう可能性があります

例えば、他の質問で「安定性を重視する」と述べた後に就活の軸で「チャレンジ精神を大事にする」と答えると矛盾が生じ、面接官に対して一貫性のない印象を与えてしまいます。

それにより、自己分析ができておらず、就活に対してのモチベーションが低いと思われてしまう可能性もあります。

したがって、就活の軸を明確に持ち、それを軸に自分の価値観や目標を一貫して述べることで説得力のある回答を用意する必要があるのです。

受け身な印象を与える言い方は避ける

受け身な印象を与える言い方だけは絶対に避けましょう。

特に給料や福利厚生、勤務地などの待遇面を就活の軸として強調してしまうと、熱意や志望度が低い人材であると受け取られてしまいます

これらの条件は確かに就活を進める上では非常に大切ではありますが、あくまで仕事を選ぶ際の一部の要素であり、軸そのものとして伝えるのは適切ではありません。

いわゆる「本音の軸」というものであり、面接官に対して話す建前の軸ではありません。

企業に「この人は会社の理念や業務内容よりも、自分の都合を優先しているのではないか」と思われてしまいます。

そこで「成長できる環境を求めている」「新しいことに挑戦できる職場を選びたい」といった積極的な姿勢や将来のビジョンに焦点を当てた伝え方を心がけることを推奨します。

【就活の軸一覧】就活の軸がブレてしまった際の決め方

就活を進めていくにつれ、新しい情報や知識が増えていき、徐々に就活の軸がブレてしまうこともあるでしょう。

そこで、もう一度現在の自分に合う就活の軸を決めるために、こちらでご紹介する2つの方法を試してみてください。

再度自己分析を行ってみる

就活の軸がブレてしまったときには、まずはあらためて自己分析を行ってみましょう。

就活をしていくうちに、はじめに定めていた軸や、就活の価値観が変わってしまうのは自然なことです。

特に面接でいろいろな質問を受けたり、OB訪問などで社員と話したりしていると、価値観が変わりやすいとされています。

新しい経験を経て自己分析を行うことで、より大事にしたい就活の軸が見つかるかもしれません。

また、その際は最初とは違った方法やツールを使って、自己分析をやってみることも効果的です。

志望している企業から見つける

自己分析が思うように進まないときには、志望している企業から見つけることもできます。

あなたが魅力を感じて志望した企業には、気づかないうちになんらかの一貫した軸が存在していることもあるためです。

たとえば、給与面や福利厚生の待遇は違っていても、理念や社風が似通っている場合があります。

このように、今まで目を向けていなかった項目について、志望企業になんらかの共通点がないか探ってみましょう

そこから、自分はどのようなことを大切にしたいのか、就活の軸をあらためて考え直せます。

【就活の軸一覧】困ったらエージェントに相談しよう

ここまで就活の軸をご紹介してきましたが、一人で自己分析をしているだけだと、なかなか軸が定まらないことも多いです。

そのようなときは、就活のプロである就活エージェントと一緒に、就活の軸を決めるのがおすすめです。

就活エージェントでは、専属のアドバイザーが付き、数多くの就活生を支援してきた経験から、効果的なアドバイスをもらえます。

ES添削や面接対策なども、内定を獲得するまで何度でもサポートしてもらえるので、気になる人はぜひ利用してみましょう。

まとめ

この記事では、就活の軸として代表的なものを165個ご紹介しました。

就活の軸を決めてくと、効率的に就活を進められるだけでなく、入社後のミスマッチを防げますので、ぜひ本記事で紹介した方法を参考にして、就活の軸を決めてみてください。

また、就活の軸はジャンルや業界によってある程度のパターンがあり、あらかじめ知っておくと面接やESでも活用できますので、ぜひこの機会に身に付けていきましょう。

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