何らかのインターンシップに参加経験がある就活生は多く、近年ではインターンシップが就職活動の第一歩になるケースが増えています。
夏のインターンシップを見送った人でも、多くの友達が参加していることを知って、焦りを感じ始めた人もいるかもしれません。
しかし、インターンシップに参加しなければ内定を獲得できないというわけでもありませんから、参加を迷っている人も少なくないでしょう。
ここでは、秋のインターンシップに参加するメリットとデメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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【秋インターンに行かない】秋のインターンシップとは?
秋のインターンシップとは、おおむね10月ごろから12月にかけての秋季に行われるインターンシップのことを指します。
夏休みが終わり、学校の授業が始まるため、期間の短いタイプのインターンシップが多く開催されます。
2022年の産学協議会では、期間や内容などから、従来のインターンシップを4つの類型に分類しました。
これによれば、秋のインターンシップの多くは「インターンシップ」ではなく、その内容により「オープンカンパニー」や「キャリア教育」と呼ばれることになります。
ここでの呼称は、便宜上従来どおり「インターンシップ」としてご紹介します。
そもそもインターンシップとは
インターンシップは、2022年の産学協議会で「学生が、その仕事に就く能力が自らに備わっているかどうかを見極めることを目的に、自らの専攻を含む関心分野や将来のキャリアに関連した就業体験を行う活動」と改めて定義されました。
インターンシップでは、就職する前に企業の中で実際の仕事を体験できるため、学生にとってはより深い業界・企業研究ができる絶好の機会です。
また企業にとっては、優秀な学生に早期から接触できるチャンスです。
これまでは三省合意により、インターンシップを採用活動に活用することが禁止されていましたが、上述の協議会では、一定の要件を満たしたインターンシップの学生の情報を採用活動に活用しても良いことになりました。
これにより、学生にとっても企業にとっても、インターンシップの重要度がさらに増していると言えるでしょう。
インターンシップの種類
インターンシップは期間別に区別すると、1day・短期・長期の3種類に分けられ、それぞれ目的が異なっています。
1dayタイプのものは、実態は説明会であり就業体験とは言えないものがほとんどですが、時間的な負担が少ないため、気軽に参加できることがメリットです。
特に、目指す業界や志望企業が決まっていない人は、1dayのものに多く参加してみると、興味のある企業に出会えるかもしれません。
一方で実践的な経験を積むことを目的に、数ヶ月以上にわたって行われるインターンシップを長期インターンシップと言い、企業の中に入って、報酬をもらいながら実際の業務を担当します。
上述した産学協議会のインターンシップの定義変更により、2023年4月からはごく短期のものや就業体験を伴わないものは、インターンシップとは区別されている可能性もあるので注意しましょう。
期間別の分類については、以下のページを参考にしてみてください。
秋のインターンシップの特徴
インターンシップと聞くと、サマーインターンがにぎわっているイメージがありますが、秋のインターンシップは夏とはまた異なった特徴があります。
秋のインターンシップは、学校の夏休み期間を利用して実施される夏のインターンシップに比べ、期間が短いインターンシップが主流になります。
そのため、気軽に参加しやすいことがメリットと言えるでしょう。
秋には、学校の授業が始まりますので、夏に比べて競争率が低いことも特徴です。
夏のインターンシップの選考を通過できず、参加が叶わなかった人は、この機会にぜひ応募してみましょう。
また解禁日が近い秋にインターンを開催する企業は、ベンチャー企業や外資系の企業など、早期に優秀な学生を囲いこみたい企業が多い傾向にあり、早期選考につながる可能性があることも特徴です。
【秋インターンに行かない】秋のインターンに参加をおすすめする人
秋のインターンシップは、夏のインターンシップに応募した経験があるなど、就職活動への熱量が高い人だけにおすすめなわけではありません。
例えば、就職活動に自信がない人にとっては、インターンシップの選考が本選考の練習になるため、応募してみるだけでもメリットになります。
また、すでにインターンシップに参加経験がある場合でも、秋に再度応募することで企業に熱意をアピールできるため、誰にとってもおすすめです。
中でも以下に挙げる人は、秋のインターンシップへの参加を特におすすめします。
夏のインターンに参加していない人
夏のインターンシップの参加しなかった人は、ぜひ秋のインターンシップに参加しましょう。
同じ企業が開催するインターンシップであっても、プログラムは夏のものとは異なる場合が多いものの、どんな内容であっても企業の理解を深めるためには、秋のインターンには参加しておくべきです。
夏のインターンシップの応募時期に、興味のある業界や企業が決まっていなかった人も、秋のインターンシップの応募までには、業界を絞って応募してみると良いでしょう。
選考がある場合が多いので、必ずしも参加できるわけではありませんが、応募するだけでも選考の雰囲気をつかめます。
選考を受けた経験は、本番の選考で有利に働く可能性が高いため、志望企業のインターンには申し込んでおくのがおすすめです。
夏のインターンに参加したが選考につながらなかった人
夏のインターンシップは、多くの就活生が応募するため、競争率が非常に高くなります。
近年の夏のインターンシップは、企業によっては本選考にも劣らないほど難関である場合が少なくないので、応募したにもかかわらず選考に通らなかったという人も多いでしょう。
一方で、秋のインターンシップでは学校の授業が始まるため、夏と比較すれば倍率は下がっている場合がほとんどです。
参加しやすくなっていることが考えられますから、夏の選考に落ちた場合でも、あきらめずに秋のインターンシップにも応募してみましょう。
夏に一度選考を経験している分、初めてインターンシップに応募する人に比べると有利です。
夏のインターンシップの選考を改めて振り返り、秋のインターンシップの選考対策に十分に活かしましょう。
就活を本気でやりたい人
早期から就職活動に本気で臨みたい人は、秋のインターンシップに参加して、早期の内々定を目指してみるのがおすすめです。
就職活動が本格化してくると、周りの友達が内定をもらったなどの話を聞いて、精神的に参ってしまう人も少なくありません。
なかなか選考が進まないと自信がなくなってしまい、せっかく面接の機会を得られても、自信のなさから焦ってしまうことも考えられます。
このような悪循環を防ぐためにも、早いうちにひとつでも内々定をもらっておくと自信につながり、さらに上を目指す気持ちになれます。
自信や安心感を味方に付けて、意欲的に就職活動をしたい人は、秋のインターンに参加して早期の内々定を狙うのがおすすめです。
【秋インターンに行かない】秋のインターンシップに参加するメリット
インターンシップへの参加には、多くのメリットがあることは間違いありません。
特に夏のインターンシップに応募しなかった人や、参加が叶わなかった人は、今後参加のチャンスは多くはありませんから、迷わず応募してみることをおすすめします。
しかしインターンシップは、ただ参加すれば良いというわけではありません。
ここでは、秋のインターンシップに参加するメリットをご紹介しますので、目的意識を持ちながら意欲的に参加できるようにしましょう。
より実践的な経験が積める
夏のインターンシップは、解禁日まで時間があるため、企業側でも自社の認知度を高めることを目的として開催する場合が多いです。
一方、秋のインターンシップは選考につなげたい企業の思惑もあり、ミスマッチを防げるような実践的な内容になっているケースが多いでしょう。
本選考の前に、より実践的な体験ができるインターンシップに参加しておくと、自身の入社後の仕事を現実的に考えられます。
特にベンチャー企業のインターンシップは、大手企業のインターンシップよりも期間が長いことが多く、内容も新規事業の企画立案などをグループで意見を出し合いながら行うなど、充実した体験ができるものが多い傾向にあります。
実際の職場の空気を肌で感じられるため、ミスマッチを防ぐためには非常に有効です。
社会人としての経験が積める
社会人になると、学生時代とは異なるさまざまなマナーを身に付ける必要に迫られます。
社会人として当たり前であることでも、学生時代には学ぶ機会は少なく、知らない場合が多いでしょう。
インターンシップへの参加には、社会人としての常識やビジネスマナーが学べるメリットもあります。
言葉遣いやメールの文章ひとつであっても、ビジネス上で使うものは、学生生活では馴染みがないため、使い慣れている人は少ないでしょう。
これらのビジネスマナーは、いざ社会人になってから身に付けるのに苦労する人も少なくありません。
また就職活動においても、これらのビジネスマナーを身に付けて臨まなくてはならないため、本選考が始まる前に体験しておけるのは大きなメリットです。
自分の将来につながる
インターンシップは、自分がどのような仕事に従事して、どのように活躍していくか考える良い機会になるでしょう。
実際に業務を体験することで、それまでイメージだけで志望していた職種や企業を、現実味のあるものとして受け止められます。
その結果として、自分自身が社会に出てから、どのように仕事をしていきたいかを考えられます。
就職活動中は、とにかく内定を獲得することばかりに考えが向かってしまい、自身の将来を冷静に考えられなくなってしまいがちです。
やみくもに受けた企業の中から、内定をもらえた企業に就職してしまうと、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔することにもなりかねません。
インターンシップに参加することで、しっかりと自分の将来を考える機会を得られるのです。
早期選考につながる
秋のインターンシップは、優秀な学生と早期に接触し、囲いこみたいという目的で行われるものが多くなります。
ですから、秋のインターンシップで企業から評価されれば、早期選考のチャンスを獲得できる可能性があります。
解禁日があるため、建前上は「選考とは無関係」といった記述があっても、秋のインターンは選考に直接関わることが多い傾向にあると言えるでしょう。
インターンシップに参加していない一般の学生に先駆けて、早期に本選考の通知をもらえたりエントリーシートの提出が免除されたりなど、一般の選考フローを短縮してもらえる場合があります。
必ずしも早期選考につながるわけではありませんが、どのようなタイプのインターンシップでも、選考に影響すると思って取り組みましょう。
選考の練習になる
インターンシップは、選考を通過しなければ参加できないものもあり、本選考のようにエントリーシートでの書類選考を通過した後に、面接が設けられている場合も多くあります。
本選考の前に面接の機会があると、その後の就職活動にとって大きなメリットになります。
熱意を伝えるためにはどのように話したら良いのか、どのような立ち居振る舞いがふさわしいのかなど、就活が本格化する前に気付けるでしょう。
就職活動は、学生にとっては初めてのことが多く、実際に体験してみないとわからないことも数多くあります。
その意味では、インターンシップへの応募は選考の練習になるため、本選考にまったくの初体験で臨むより、有利な状況を作りやすくなります。
夏の反省点を活かすことができる
秋のインターンシップに参加するメリットの1つとして、夏のインターンシップでの経験や反省点を活かせることが挙げられます。
夏の段階では、初めてのインターンシップということもあり、うまく立ち回れなかったり、準備不足を痛感したりすることも少なくありません。
しかし、秋のインターンシップに参加することで、夏の経験をもとに改善すべき点を把握し、より準備を整えた状態で臨むことが可能になります。
コミュニケーションの改善や、より深い業界理解、効率的な自己PRの方法を身につけ、前回の課題を克服できるでしょう。
また、秋のインターンシップは夏に比べて規模が小さく、参加者が少ない傾向があります。
そのため、企業側も一人ひとりの応募者に対してよりきめ細やかなフィードバックを提供してくれるため、新たなスキルを取得することも可能です。
他の就活生と差をつけられる
秋のインターンシップに参加するもう1つのメリットとして、多くの他の就活生と差をつけられることが挙げられます。
夏は多くの応募者が就活に対して高いモチベーションを持って参加しますが、秋になると、一度中だるみしてしまうことも少なくありません。
特に、夏にインターンシップに参加しなかった人や、夏に参加して満足してしまった人の中には、その後の準備や活動に手を抜いてしまうケースも見受けられます。
そのため、秋にも積極的にインターンシップに参加することで、他の応募者に対して1歩リードできます。
夏のインターンシップに比べて開催数が少ないため、参加する応募者の意識が高く、企業側も限られた時間で優秀な応募者を見極めようとするため、真剣に取り組むことで強い印象を残せます。
【秋インターンに行かない】秋のインターンシップに参加するデメリット
夏のインターンシップで特に収穫が得られなかった人や、選考に漏れてしまい参加が叶わなかった人は、秋のインターンシップで取り戻したいものです。
基本的にインターンシップは、誰にとっても参加をおすすめできるものですが、場合によってはデメリットになることもあり得ます。
ここでは、秋のインターンシップに参加する場合のデメリットをお伝えします。
下記のような場合には、たとえインターンシップに参加できたとしても、逆効果になりかねないので注意しましょう。
内容が重たい場合がある
秋にインターンシップを開催する企業は、夏のインターンシップと比較すると、ただ単に企業の内情を知ってもらおうというよりは、優秀な学生を早期に確保したいという思惑が強い傾向にあります。
夏のインターンが企業の認知度向上のための軽い内容だったのに比べ、秋のインターンシップは重い内容になりがちです。
また夏のインターンシップの選考に通らなかった人が、十分な対策をして再びチャレンジしてくることも考えられるため、競争率が高くなる可能性もあります。
その結果、本気度の高い学生が集まっていることもあり、業界や志望企業がはっきり決まらないうちに軽い気持ちで参加すると、悪目立ちしてしまう危険もあります。
そのため、業界・業種は慎重に選んでから参加する必要があるでしょう。
本選考が受けられなくなる
秋のインターンシップは、参加中に高く評価されれば早期選考につながる可能性があるため、これを期待して参加を決める人も少なくないでしょう。
しかし、せっかく早期選考のチャンスをもらえても、選考の対策が十分にできていなければ、せっかくのチャンスを取り逃がしてしまうことにもなりかねません。
さらに、早期選考で一度落とされてしまうと、本選考を受けられなくなる企業もあるため十分に注意しましょう。
早期の選考につながったとしても、その分早期に脱落してしまうことにならないよう、参加の際には選考に対する準備をしておく必要があります。
いつ早期選考が行われても困らないよう、十分な対策を行った上で参加しなければなりません。
【秋インターンに行かない】秋のインターンシップでできることは?
インターンシップに参加することで、その業界や企業についての知識を深められるのはもちろんのこと、他にも得られるものが多くあります。
産学協議会準拠のインターンシップだけでなく、「オープンカンパニー」や「キャリア教育」に分類されることになった、従来の1dayやごく短期のインターンシップであっても、さまざまな学びや気付きが得られるでしょう。
以下では、秋のインターンシップでできることを紹介しますので、目的意識を持って参加できるようにしておきましょう。
企業の概要や業務内容が知れる
秋のインターンシップに限らず、インターンシップに参加すると、企業についての理解が深まります。
企業の情報は、インターネットなどで簡単に入手できますが、実際に企業の中に入ってみないとわからないことも多くあります。
特に文字では伝わりにくい場合も多い社風などは、インターンシップに参加することで、自身との相性が肌感覚でわかるでしょう。
同じ業界にある企業でも企業体質などは大きく異なるため、インターンシップで実際に雰囲気を感じてみると、ミスマッチを防ぐのに大きく役立ちます。
業務内容も、実際にやってみるのと文字だけで理解するのとでは、情報量がまったく異なります。
誰でも知れる文字での情報でなく、インターンシップで得た情報は、本選考の志望動機を作成する際にも非常に役立つでしょう。
業務内容の体験ができる
インターンシップは就業体験の場であるので、実際の業務を体験できることが一番のメリットです。
期間が短い場合には、企業の中で実際の業務を任せてもらうのは難しいものの、それでも参加することでその職種における業務内容への理解が飛躍的に進みます。
希望職種への志望度を高められれば、企業や希望職種への熱意が確固としたものになり、志望動機にもおのずと熱意がこもります。
インターンシップで業務体験をした結果、「思ったものと違っていた」と感じることもあり得ますが、就職活動が本格化する前に軌道修正できるのは大きなメリットです。
すでに夏のインターンシップに参加した人であっても、夏とは異なった実践的な内容を経験できる可能性もあるため、再度参加してみる価値はあるでしょう。
現場の社員と交流ができる
インターンシップは、志望企業の先輩社員に、自分自身をアピールできるチャンスが多くあります。
実際に現場で仕事を体験する場合には、社員が付いてくれるケースがほとんどです。
また、グループワークなどを行う場合にも、グループに1人は先輩社員が入ってサポートしてくれるのが一般的です。
また、インターンシップ終了後には、懇親会などがあるケースも少なくありません。
さまざまな場面で、社内で働く人達と交流できるチャンスがあるため、聞きにくいことも積極的に先輩社員に質問して、アドバイスや情報をもらいましょう。
積極的に社員にアプローチする姿勢は、企業側では高く評価されます。
秋のインターンシップが、次の一歩につながるよう積極的に交流しておくのがおすすめです。
【秋インターンに行かない】秋のインターンに応募するときのポイント
秋のインターンシップに参加しようと思っていても、うっかりしていると応募期間が過ぎてしまうこともあり得ます。
また無事に応募できたとしても、エントリーシートでの書類選考や面接などの選考を通過しなければ、参加できない場合も多いです。
そこで、ここからは情報を取り逃がすことなく、秋のインターンシップに参加するためのポイントをご紹介します。
しっかりと対策を講じながら目的意識を持って参加し、実りのあるインターンシップにしてください。
早めに情報収集をする
秋のインターンシップは、夏のインターンシップから間を空けず応募が始まるケースが多いため、情報を見逃さない意識が大切です。
夏のインターンシップに参加できなかった人は、すぐに応募できるように準備をしておかなければなりません。
また、夏のインターンシップに参加している人でも、秋のインターンシップにも参加したい場合には、並行して応募準備を始める必要があります。
気付いたときには応募期限が過ぎていたというような事態にならないために、興味のある企業を見つけたら、早めに情報を集めていく意識が大切です。
そのためには、最低限の業界研究や自己分析を済ませて、早めに自分の行きたい業界や企業をピックアップしておく必要があります。
企業のホームページやSNSを見る
興味のある企業が絞れたら、企業のホームページをこまめにチェックして、正確な情報を自分で集めることを心掛けましょう。
特にベンチャー企業の場合では、インターンシップの情報だけでなく、企業理念や求める人材像などをSNSで発信しているケースも多くあります。
SNSでは、経営者自らが自分の言葉で発信している場合が多く、企業風土や社風が伝わりやすいため、チェックしておくのがおすすめです。
それらの情報は、企業研究に役立つだけでなく、インターンシップの志望動機を作成する際にも役立ちます。
また、インターンシップの選考だけでなく、本選考の志望動機を作成するときにも役立つでしょう。
採用情報がまとめられているページだけでなく、企業の個別のホームページやSNSもあわせて確認しておきましょう。
エントリーシートの対策をする
人気のあるインターンシップでは、選考が設けられている場合が多く、エントリーシートをもとに書類選考が行われます。
重要視される自己PRやガクチカ、志望動機は事前に内容を考え、万全な準備をしておきましょう。
特に志望動機は、その企業への志望意欲に加えて、インターンシップへの参加意欲が十分に伝わるように作成しなければなりません。
そのためには、何のためにインターンシップに参加するのか、目的を明確にしておく必要があります。
また、エントリーシートを通して企業が知りたいのは学生の人柄や能力なので、自己分析を行いながら、客観的に自分自身の魅力を整理しておきましょう。
企業がどのような人物を求めているのかを把握し、自身のアピールポイントを明確にしておくのがおすすめです。
以下のページを参考に、効果的なエントリーシート対策を行ってください。
面接の対策をする
エントリーシートの選考を通過できたら、次は面接があります。
エントリーシートと同様に、面接の対策もしっかりと行っておかなければなりません。
面接は基本的に、エントリーシートに記載した内容をもとに行われるので、エントリーシート作成時にあらかじめ話す内容についても考えておきましょう。
記入した内容は、どの部分を深掘りされた質問がきても、詳細に語れるような準備が必要です。
また話す内容だけでなく、面接の際の立ち振る舞いなど、基本的なマナーについても確認しておくのが好ましいです。
大きな声ではっきりハキハキ話すなど、印象の良い話し方になるように練習しておくと良いでしょう。
以下のページも参考に、ぬかりなく対策を講じて、インターンシップへの参加を実現させましょう。
夏インターンに関係なく応募する
基本的に、夏のインターンに応募して落ちてしまった企業に再度応募する際、遠慮する必要はありません。
再度応募してくるということは、その企業に対して熱意があるという証ですし、企業側も悪い印象を抱くことはないでしょう。
むしろ、夏のインターンに落ちた時からどのように改善して再度応募してきたのか、興味を抱いてくれるかもしれません。
したがって、夏のインターンの選考で落とされてしまった企業に応募する際に、遠慮する必要は全くありません。
むしろ、秋のインターンの選考に通過できれば「夏から成長している」という実感が持てるため、就活に対する自信も強まることでしょう。
【秋インターンに行かない】インターンに行かないときにやること
インターンシップに参加したくても、スケジュールなどの都合で参加できない場合もあります。
また、インターンシップの選考に落ちてしまい、参加できなかったケースも少なくないでしょう。
その場合には、参加しないからと言って、その分の空いた時間をダラダラと過ごしてしまわないように気を付けましょう。
必ずしも、インターンシップに参加しなければ就職活動が成功しないというわけではないので、気持ちを切り替えてやるべきことをやっておくのが大切です。
自己分析をする
秋インターンに参加しなかった人は、なおさら自己分析を入念に行う必要があります。
もちろん、これまで就活に取り組むにあたって自己分析はしてきたことでしょうが、秋インターンに行かないということは、客観的に評価をもらえる機会を1つ逃すことになります。
したがって、自分でしっかりと客観的な視点から自分を分析し、どのような強みがあるか、弱みがあるか、どのような企業に入りたいのかなどをもう1回確認しておくことを推奨します。
自己分析を入念に行うことは、就活を成功させるために必要不可欠です。
業界研究をする
業界研究は、しっかりと行っておきましょう。
インターンシップに参加すれば、その業界や企業への理解が深まります。
参加しないのであれば、参加した学生に劣らないほど詳しく調べるつもりで、業界研究を行わなければなりません。
業界研究を進めて、行きたい企業が見つかったら、次は企業研究を進めていきます。
選考では、企業側が学生の人物像を知るためにさまざまな項目が問われますが、その際には自分自身が企業の求めている人物像と一致していることをアピールできると、高い評価を得られます。
そのため企業研究では、その企業が求めている人物像を把握するのが非常に重要になってくるのです。
自己分析も並行して進めて、自分自身についても客観的に理解しておく必要があります。
エントリーシートの対策をする
エントリーシートの記入項目について、十分な対策をしておきましょう。
特に志望動機や自己PR、ガクチカなどは、応募者の人柄が表れやすい項目であるため、就職活動においては鍵となる重要な項目です。
書類選考を通過した後で、面接でも繰り返し問われることになるので、面接の場を見据えて作成しておく必要があります。
企業研究を通して得られた企業の求める人物像と、自分自身との共通点を強くアピールできるようにしておきましょう。
また志望動機は、十分な企業理解をしていることを、企業側に伝わるように作成するのも大切です。
企業側にとってはミスマッチを防ぎたいため、企業が安心して内定を出せるような内容にしておくのが好ましいです。
面接の対策をする
面接の対策を十分に講じておくのも、忘れてはいけません。
面接ではエントリーシートをもとに質問されるので、エントリーシートに記入にした内容については、どの部分を深掘りされても、詳細に答えられる準備をしておく必要があります。
何を聞かれるのかをあらかじめ調べておき、面接の種類ごとに対策をしておきましょう。
面接がどのような流れで行われるのかは、OB訪問でその企業へ就職した先輩や、その企業の選考を受けた経験のある先輩に、面接の傾向を聞いてみるのも良いでしょう。
言葉遣いや姿勢に加え、服装など、注意すべきところは多岐にわたります。
思わぬところでマイナスな評価を受けてしまうこともあり得るため、立ち振る舞いやマナーに関しても、十分な対策をして臨めるようにしましょう。
友人や家族と模擬面接を重ね、実践的な練習をしておくのがおすすめです。
資格試験の勉強をする
専門的な職種を希望する場合には、インターンに参加する時間を、資格取得のための時間に充てましょう。
少しでも実践に有利になるスキルを獲得しておけば、入社後に役立つばかりでなく、本選考で前向きな姿勢をアピールすることにも役立ちます。
何の資格を取ったら良いかわからない場合は、秘書検定やITパスポートなど、広く役立つ資格を選んでみましょう。
また、すでにある程度のスキルを持っている場合には、改めて資格を取る必要はないと考える人もいますが、面接の際に何をどの程度できるかを説明するのは簡単ではありません。
限られた選考の場で、自分の持つスキルを企業に説明するには、資格をアピールするのがもっともわかりやすく効果的な方法です。
ガクチカを作る
学生時代に力を入れて頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」は、就職活動では必ずと言っていいほど問われます。
ガクチカの題材が見つからず困っている人は、秋のインターンシップに参加するかわりに、ガクチカのエピソードを作るための行動を起こしてみるのもおすすめです。
ガクチカはエントリーシートへの記入を求められるだけでなく、面接で非常によく聞かれる項目でもあり、志望動機や自己PRと同様に、就職活動を成功させるための鍵となる項目です。
秋のインターンシップに参加しない場合は、その分の時間を内定につながるガクチカを仕上げることに使いましょう。
志望企業がベンチャー企業なら、やはり長期インターンなどをガクチカにするのがおすすめです。
詳しくは、以下のページで確認してみましょう。
まとめ
秋のインターンシップは、本選考の時期が近いこともあり、夏のインターンシップとは異なる目的で開催されるケースが多いです。
参加することで、業界や企業への理解が深まることはもちろんですが、早期選考を受けられる可能性がある点もメリットです。
夏のインターンシップに参加しなかった人は、秋にはぜひ参加を検討してみてください。
また従来の短期インターンシップは、産学協議会によりインターンシップの定義が変更されたため、「オープンカンパニー」や「キャリア教育」と名称が変わっている可能性がある点に注意しましょう。