明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
はじめに
・WEBテストの対策方法
・WEBテストの形式・種類
・WEBテストの見分け方
・WEBテストの対策を始めた人
・WEBテストの見分け方を知りたい人
・WEBテスト効率的な対策スケジュールを知りたい人
近年は就職試験の筆記試験を、WEBテストで実施する企業が多くあります。
WEBテストの通過率を上げるためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
今回はWEBテスト対策や効率的な進め方について解説するので、ぜひ参考になさってください。
【WEBテスト対策法】WEBテストとは
就職活動でのWEBテストとは、適性検査や能力検査を指します。
他にもインターネット上で受けられるテストはありますが、就職活動ではSPIなど決まった形式のテストを受験することが多いでしょう。
そのため、どのようなテストか事前に知っておくことが大切です。
性格検査
性格検査では、就活生の性格や人柄を問う問題が出されます。
例えば「人に頼まれると断れない性格だ」という設問に対し、「当てはまる」「やや当てはまる」「どちらでもない」といった選択肢を選ぶ問題です。
性格検査は決まった正解がないため、正直に直感で答えるようにしましょう。
これは応募者と企業とのマッチ度を見るための検査で、自分を良く見せようと答えると就活のミスマッチにつながる可能性が高いです。
また嘘をついて性格検査に答えても、面接で自分の性格があらためて判断されます。
能力検査
能力検査は一般常識から出題される、筆記試験のようなWEBテストです。
難易度は小学生レベルから高校生レベルのものまでさまざまですが、問題数が多くじっくり時間をかけて解こうとすると間に合わない場合が多いでしょう。
短い時間で判断したり、考えても解けなさそうな問題は後回しにしたりするテクニックも必要です。
また問題の形式・答え方に慣れておくとより多くの問題を解けるため、点数が上がります。
ぜひ事前に模擬テストを解いておきましょう。
WEBテストは効率的に勉強しよう!
WEBテストは就職試験の前半に課されることが多く、テストの結果が悪いと面接のチャンスをなかなかもらえません。
またテストの結果は、最終的な判断のために使われることが多く、内定につながる決め手のひとつになることもあるでしょう。
確かに非常に重要な試験ですが、面接・履歴書などその他にも内定を得るために準備しておくべきことはあります。
そのため、WEBテスト対策は他の就活準備と並行して、できるだけ効率的に済ませておきたいところです。
【WEBテスト対策法】WEBテスト効率的な対策スケジュール
WEBテストの効率的な対策スケジュールを紹介します。
1.WEBテストの目的を把握する
2.WEBテストの形式・種類を知る
3.WEBテストの対策ツールを知る
4.勉強をする
5.WEBテストを受ける準備をする
就職試験で出されるWEBテストは1種類だけではないので、結構時間がかかるものです。
半日~1日時間ができた休日に、テストについてしっかり下調べしておくことをおすすめします。
1.WEBテストの目的を把握する
まずは、WEBテストが実施される目的を知ることが大切です。
テストが何のために行われるか・合格ラインはどれぐらいか・いつ何回受験しなければならないのか、といったことを把握しておきましょう。
多くの企業を受験する場合、SPIなどのWEBテストは、毎日のように受ける時期があってもおかしくありません。
しかし、就職試験時以外あまり受ける機会がないのも事実です。
ほとんどの方にとってなじみが薄いものなので、事前にしっかり基礎的なものを学んでおきましょう。
2.WEBテストの形式・種類を知る
続いて、WEBテストの形式・種類を学んでおくことも大切です。
WEBテストは1種類だけでなくさまざまな種類があり、企業によって選ぶ試験が異なります。
同じ名前の試験でも、企業によって出題範囲や難易度が違うことも多いです。
例えば英語力を重視する企業だと、他の企業が実施するWEBテストに加え、英語のWEBテストを追加することがあります。
自分の苦手科目・問題をしっかり対策できるよう、テストの種類を知っておくことが効率化のポイントです。
3.WEBテストの対策ツールを知る
続いて、WEBテストの対策ツールをチェックしておきましょう。
WEBテスト対策の方法は1つだけではなく、さまざまな学び方があります。
主な対策ツールは、参考書や問題集・アプリです。
しかし、人によって自分に合った勉強法は異なるでしょう。
どの方法が自分にとってやりやすいか、見極めてから勉強を始めるのがコツです。
まずはアプリをダウンロードしたり、書店で参考書や問題集を手に取って中身を確認したりして自分に合ったツールを探しましょう。
4.勉強をする
WEBテストの目的や種類・対策ツールについて十分予習をしてから、勉強を進めていきます。
人によって勉強スタイルは違うので、自分に合った方法で進めましょう。
先に問題集を解いてみて、苦手分野を見つける方が点数を伸ばしやすい人も多いです。
しかしWEBテストを初めて受ける人は、まず参考書でどのような問題が出るか解説を読み、学んでから試験を受けるスタイルがやりやすい場合も多いでしょう。
アプリを使い、スキマ時間に少しずつ問題を解いていく方法もおすすめです。
5.WEBテストを受ける準備をする
最後に、WEB テストを受けるための準備をしておきましょう。
WEBテストを受けるには、インターネット環境や音声関係の周辺機器などを充実させておく必要があります。
WEBテストの受験に必要なIDなどがあれば、その情報も紛失しないようにしておかなければいけません。
また、テストが立て込む時期はスケジュール管理も必要になります。
テストは時間のある時に自宅で受けられますが、志望する企業のテストをいつでも自分の希望する日時に受けられるように準備しておくことが大切です。
【WEBテスト対策法】WEBテストの実施目的
次に、WEBテストの実施目的を2つ紹介します。
実施目的には自社とのマッチングも含まれており、テストで高得点の人が必ずしも合格するとは限りません。
しかし、もちろん高得点であるほど試験をパスし面接のチャンスを与えてもらえる確率が上がります。
1.採用活動の効率化を図ること
WEBテストを実施する目的の1つは、採用活動の効率化です。
人気企業ともなれば、何千人・何万人という規模で応募があります。
すべての応募者を面接するのは難しいため、テストの点数や書類審査である程度ふるいにかけなければなりません。
WEBテストは足切りの役割を持ちますが、落とされる割合は決して低くないためしっかり対策する必要があります。
企業の採用方針にもよりますが、書類とWEBテストをクリアした時点で応募者の半分以上が落ちていることも珍しくありません。
2.自社に合う人物を探すこと
WEBテストのもう1つの目的が、自社に合う人物を探すことです。
面接もそのための手段ですが、30分程度の面接を数回実施しただけでその人の性格をすべて把握するのは困難でしょう。
そのため、面接だけでは見えにくい就活生の人柄を知る助けとしてもWEBテストは機能します。
性格検査の結果だけで合否を決める可能性は低いものの、同レベルのスキル・評価の人が並んだ時に、自社の社風と合うか性格検査の結果を最後の判断基準とする可能性は低くありません。
自分の性格を自分でいきなり変えることはできないので、ここを「対策する」ことは困難です。
WEBテスト対策は、基本的に能力検査の点数を上げるための勉強になるでしょう。
【WEBテスト対策法】WEBテストの内容
次に、WEBテストで出題される内容を簡単に紹介します。
1.言語能力
2.非言語能力
3.英語
4.構造的把握力
5.性格検査
言語系・非言語系などさまざまな領域で頻出問題は決まっているので、苦手分野を見つけてしっかり対策することが大切です。
企業側にも各セクションの点数は伝わるので、極端に出来の悪い分野があるとマイナス評価になる可能性も否定できません。
1.言語能力
言語能力を測る問題では、国語のテストに近い問題が出題されます。
2語の関係・空欄補充・文の並び替えといった問題です。
中学生程度の日本語能力があれば解けるものが多く、それほど難しくありません。
例題を数多く解いて練習しておき、本番では言語系より解答に時間のかかる問題にしっかり時間を残せるようにしておきましょう。
例えば、このような問題が出題されます。
「積極的」「消極的」、この2語の関係と同じものをア~エからすべて選びなさい。
ア:「需要」「供給」
イ:「悪意」「偽善」
ウ:「甘い」「辛い」
エ:「平和主義」「社会主義」
この問題では積極的と消極的が対義語の関係なので、同じく対義語の関係となっているアとウを選べば正解になります。
2.非言語能力
非言語能力は算数・数学に近い問題が出ますが、こちらは公式などを思い出せないと少し苦戦するかもしれません。
また計算が必要で、言語系より解くのに時間がかかる問題も多いです。
具体的には、割合と比・順列と組み合わせといった問題が出題されます。
例えば、以下のような問題です。
1,500名の学生が在籍する〇〇大学において、学生の70%が都内の高校出身である。東京都以外の高校出身である学生のうち、60%が男性である。この大学に、東京都以外の高校出身である女性の学生は何人いるか。
A:180人
B:270人
C:420人
D:520人
D:630人
東京都以外の高校出身の学生は1,500人のうち30%なので450人、その450人の中で女性は40%です。
したがってこの問題の答えは、Aの180人となります。
3.英語
英語のWEBテストは、すべての企業で実施されるわけではありません。
しかし外資系企業・海外と取引している企業など英語力を合否材料にしているところでは、英語の試験を課すことが多いです。
英語のWEBテストでは、同義語・空欄補充といったさまざまな問題が出題されます。
例えば、「Can you work()Sundays?」という文章の()に入る単語を「in」「on」「at」「with」から選びなさいといった問題です。
他にも、「次の単語と最も意味が近い単語を選択肢から選びなさい」といった問題も出題されます。
英語の問題は中学レベルとは限らず、大学受験で出てくるようなさらに難しいレベルからも出題されます。
自信のない場合は、就活が始まる前にしっかり英語を勉強しておくのがおすすめです。
4.構造的把握力
構造的把握力は、SPIで実施される物事の論理構成力を測るための問題です。
コンサルティング・商社・金融系など顧客に論理的な説明をする必要性が高い企業で、よく出題されます。
言語系・非言語系とさまざまなパターンの問題がありますが、知識だけで解けるとは限らないため苦手とする人は多いです。
例えば、この例文の会話と同じパターンの問題はどれかと問われる問題が出題されます。
A:「今日の夕食はあっさりしたものがいいな」
B:「それなら、最近近所にできたそば屋に行くのはどうでしょう」
この例文はBさんがAさんの考えを受け、「選択肢を提示する」会話です。
しかし選択肢が
A:「若い顧客にもわが社の商品を知ってもらいたい」
B:「しかし、既存の中高年齢層の顧客も大切にしたいですよね」
であれば、Aさんの考えを受けて選択肢を提示する内容の会話ではなく間違いになります。
5.性格検査
性格検査は、その人のコミュニケーションの取り方や性格をチェックするために実施される試験です。
企業側には、ストレス耐性・リーダーシップ・他者への攻撃性などさまざまな指標がプロフィール表やグラフとなって伝わります。
基本的に、ある文章を見てそれが自分に当てはまるかどうかチェックしていくものが多いです。
「私は涙もろい方だ。 はい/いいえ/どちらでもない」といった問題が、100問200問と並んでいると考えてください。
これは深く考えて答えるものではなく、限られた時間ですぐ答えを出すテストです。
自分の性格を知ってもらうためのものなので、「どう答えれば評価してもらえるか」と考えず自分のことを素直に答えましょう。
逆に自分を良く見せようとすると、回答に一貫性がないと診断され悪い評価を受けるリスクもあります。
【WEBテスト対策法】WEBテストの形式・種類
次に、WEBテストの形式や種類をチェックしていきましょう。
どのテストも実施される目的は同じで、近い問題が出題されることも多いです。
しかしそれぞれ独自の特徴もあるので、どの種類も1度は模擬テストを受けておくことをおすすめします。
①SPI
SPIは言語系・非言語系・性格診断からなるWEBテストで、多くの企業が採用している有名なテストでもあります。
英語を重視する企業では、SPIの英語試験も一緒に実施されることも多いです。
そのため対策本などもたくさん出ており、事前の練習をするツールには困らないでしょう。
SPIについてより詳しく知りたい方・対策したい方は、これらの記事もぜひ参考になさってください。
②玉手箱
玉手箱は能力テスト・性格テストがどちらも出題されるWEBテストです。
能力テストは言語・計数・英語といった分野があります。
SPIと同様に、多くの企業で実施している有名なテストです。
玉手箱の方がSPIより難しい・時間が短いと感じ苦戦する就活生が多く、難しくてあまり解けなかった場合でも周りも点数が良くない可能性が高いので、悲観する必要はありません。
③TG-Web
TG-Webも、多くの企業が採用しているWEBテストです。
特徴としては従来型・新型と2タイプの試験があることや、SPIなど他のWEBテストと形式が異なる問題が多いことが挙げられます。
またTG-Webは非常に難易度が高いテストですが、大企業が採用しているケースが多く問題が難しいにもかかわらず、合格ボーダーラインが高く設定されている可能性があるのです。
④GAB
GABは、総合職の適性を確かめるために言語・計数系の問題が出題されるWEBテストです。
パーソナリティ検査も実施されます。
GABは、企業側に成績に基づいた職務適性などが伝えられることが特徴です。
論理的思考力を試される問題が多く、事前に対策をしておくようにしましょう。
またGABは電卓の使用が認められているので、解答時間短縮のために電卓を準備しておくことが大切です。
⑤CAB
CABは能力検査・性格検査が実施されるWEBテストで、プログラマー・エンジニアといった職業の適性を見るために実施されることが多いです。
そのため、IT系の企業などで実施されることが多いでしょう。
能力検査では四則演算・法則性・暗号などの問題が出題される傾向が強く、暗号など他の試験では出題されないこともある問題を、しっかり対策しておく必要があります。
【WEBテスト対策法】WEBテストの見分け方
WEBテストがSPIか玉手箱か、それとも別のテストか見分ける方法について解説します。
テストを開いた瞬間にどのテストか把握しておけば、どのような問題が出題されるか予測し心構えができます。
ぜひ、見分け方を覚えておきましょう。
URLのドメインで見分ける
WEBテストを見分ける最も簡単な方法は、URLのドメインを確認することです。
ドメインとはネットワークやコンピュータを識別するもので、ネットワーク上の住所を示すものと言い換えることもできます。
例えば、Googleで何かを検索すると、検索結果のページには何を検索しても「google.com」というドメインが含まれるでしょう。
しかしYahoo!で検索すると、検索結果ページには「search/yahoo.co.jp」というドメインが含まれます。
このように、アドレスを見てドメインを特定できれば今から受けるテストが何か判別できるのです。
WEBテストだと「http://arorua.net/」はSPI、「e-exam」・「nsvs」・「tsvs」を含むアドレスは玉手箱と判別できます。
TG-Webは、「http://assessment.c-personal.com/」・「http://assessment.e-gitest.com/」・「https://www.c-personal.com/」といったアドレスです。
アドレスをチェックする時に、間違えて別のページに飛ばないよう注意しましょう。
ある程度WEBテストに慣れてくると、最初の注意事項やはじめの問題も見たことがあるものが多くなり、ドメインを見なくても問題が予測しやすくなります。
【WEBテスト対策法】WEBテスト対策ツール
次に、代表的なWEBテスト対策ツールを紹介します。
これからWEBテスト対策を進めたい人は、ぜひ参考になさってください。
こちらの記事でも、詳しくWEBテストの効率的な勉強法を紹介しています。
ぜひこちらも読んでおくことをおすすめします。
参考書・問題集
参考書・問題集は手軽に入手できるおすすめ対策ツールですが、さまざまな本が出ているのでどの本を買えば良いか迷う方も多いでしょう。
おすすめの参考書を紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
・『これが本当のWebテストだ!』
・『2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』
しかし、WEBテストはいくつも種類があります。
どのテストもしっかり対策しておきたい場合は、ぜひさまざまな参考書・問題集を使いましょう。
こちらの記事では、さらに詳しくWEBテストの参考書・問題集を紹介しています。
アプリ
近年は紙ベースの参考書・問題集だけでなく、アプリでもWEBテストの対策ができるようになっています。
特におすすめのアプリは、「SPI言語・非言語 就活問題集 -適性検査SPI3対応」・「SPI言語|しっかり解説の資格試験問題集」・「SPI言語・非言語 一問一答"」です。
アプリは短時間でもスマホがあれば勉強ができ、成績管理・弱点分野なども把握しやすい特徴があります。
参考書・問題集とうまく組み合わせると、さらに効率的な勉強ができるでしょう。
【WEBテスト対策法】WEBテスト性格検査対策方法
次に、WEBテストで実施される性格検査の対策方法を解説します。
性格検査は考える時間がなく、次々と答えなければいけません。
また正解がない検査なので、問題集などでの対策は不可能です。
性格検査についてより深く知りたい方は、こちらの記事も参照なさってください。
自己分析
性格検査でマイナス評価を受けにくくするためには、自己分析が大切です。
企業が性格検査を実施するのは、応募者の性格と企業が求める人物像に大きなズレがないか確認する目的があります。
そのため、自分の性格と社風・求める人物像が合わない場合は、同業他社の別の企業を受けることでWEBテストの通過率を上げることも可能です。
テスト対策だけでなく入社してからの働きやすい会社を選ぶことにもつながるので、しっかり自己分析を進めておきましょう。
企業の特徴を捉えよう
企業の特徴を捉え、社風や働き方などの特徴を理解しておくことも大切です。
企業が求める人物像に、ある程度寄せた回答をしやすくなります。
嘘をつくのは良くありませんが、「違う」と答えると社風と合わないと評価されそうな設問を、「どちらかといえば違う」に回答するといった対策はできるでしょう。
また自分の性格の一部が社風と合わないと知っていれば、面接で性格の話題になってもフォローができます。
「こういう弱点はありますが、こうしたことに注意して仕事をしたい」など言い方で、その性格が大きな問題にならないことを伝えてください。
【WEBテスト対策法】WEBテストの受験前の準備
最後に、WEBテストの受験前の準備について説明します。
会場に行かなくても大丈夫なWEBテストですが、ちょっとしたミスで受けられなくなったり、解答が送信できなくなったりすると非常にもったいないです。
重要事項をしっかり確認しておきましょう。
受験日を確認する
根本的に受験日を間違えてしまうと不合格になってしまうので、受験日をしっかり確認しておくことが重要です。
多くの企業が、WEBテストを実施する時期が近いため、複数の企業のテストを同じ日に受けるといったケースが出てきてもおかしくありません。
どの企業のテストを何時に受けるか、各企業のURLはどれかなど整理しておきましょう。
テストに関する案内のメールは、フォルダを作るなどしてわけておくのがおすすめです。
また、部屋でテストを受けている時間に邪魔が入らないよう対策しておきましょう。
問題を解く感覚を取り戻しておく
WEBテストについて、すでにさまざまな過去問を解いてきている人もいるでしょう。
そんな人は安心しきっているかもしれませんが、必ず事前に問題を解く感覚を取り戻しておいてください。
なぜなら、以前はスムーズに書けたのに、本番ではうまく書けなくなってしまっていることも珍しくないからです。
特に問題を解く練習をしてから時間が経過していればいるほど、その感覚は忘れかけているおそれがあります。
だからこそ、本番直前にもう一度その感覚を掴んでおいてください。
ちなみに、普段からできる対策方法として、いつも自然に目にすることになるニュースから数字が出てきた時に、それが何を意味しているのかを考えるクセもつけておくと良いでしょう。
これが適性検査の準備としてもっともおすすめです。
パソコン受験に慣れておく
WEBテストは文字通り、WEB上でおこなわれるテストになります。
つまり、誰もが必然的にパソコンを使って受験することになるのです。
そうなると、パソコンの基本的な操作ができるようになっておく必要があります。
例えば、テスト内容によっては、特徴的な回答方法が出てくることもあるでしょう。
そんな時に、何もわからずに挑んでしまうと、本当は答えられたはずの問題が解けなかったという事態に陥るおそれがあります。
だからこそ、本番で問題なく実力を出せるように、パソコン上での適性検査をきちんと体験して、操作に慣れておかなければいけません。
そうすれば、いざという時に焦ることなく、常に冷静な状態で受験に臨めるはずです。
テスト形式を確認する
WEBテストの案内にテストのURLが載っていれば、そのドメインでどのテストが出題されるか事前に確認できます。
テスト形式や所要時間などを確認し、どのような問題が出題されるか想定しておくようにしてください。
今まで自分が見たことのないURLの場合、ドメインを確認して事前に模擬テストを受けておくのがおすすめです。
初めての形式では、時間配分などがわからなかったり、何を問われているか確認するのに時間がかかったりして苦労することがあります。
そのため、経験済みの形式より成績が落ちてしまう可能性が高いです。
電卓を準備する
GABなどのテストでは、電卓の使用が認められています。
電卓を使える場合、大きな数字の計算をする必要があるなど手計算だと時間がかかる問題が出題される可能性が高いでしょう。
計算問題で時間をかけすぎると他の問題で時間が足りなくなるので、電卓を使ってしっかり時間の節約をしておきたいところです。
すぐ使えるように、受験前に電卓を手元に用意しておきましょう。
慣れているならスマートフォンの電卓機能でも構いませんが、より早く問題を解くために使いやすい電卓を1個購入しておくことをおすすめします。
通信環境を整える
多くの方は、WEBテストを自宅のインターネット回線を利用して受けることになるはずです。
そのため、通信環境が悪いと読み込みができなかったり、解答に時間がかかったりして損することも考えられます。
自宅のパソコンのマウス・キーボード・ヘッドフォンなどを、使いやすいものに変えて、使い慣れておくことも大切です。
ルーターの調子が悪いといった理由で回線切れになってしまう可能性が高いなら、学校など別の場所でWEBテストを受けることも検討しましょう。
テストセンターの場合は事前に性格検査を受験する
テストセンターとは、適性検査であるSPIにおける受験方法の一種です。
リクルートマネジメントソリューションズが会場に準備してあるパソコンを使って、受験する形になります。
また、基本的にテストセンターでの検査は、能力検査のみです。
そのため、拘束時間もかなり短めになっており、厳密には35分で終了します。
さらに1問ごとにも制限時間があるため、スピーディーに検査が進むのが特徴です。
性格検査については自宅で受講しなければいけませんので、勘違いしないようにしましょう。
ちなみに性格検査は、制限時間が30分になっています。
いずれにしても短めだといえるので、ゆっくりと考えて問題を解いている時間は、あまりないといえるでしょう。
【WEBテスト対策法】困ったときの対処法
WEBテストを受ける際には、場合によってさまざまなトラブルが発生することも出てくるかもしれません。
そんな時には、どのように対処すれば良いのでしょうか。
これから3つのパターンを紹介しますので、同じような状況に遭った時は、ぜひこの内容を参考にした上で対処してみてください。
そうすれば、少しでもなんとかなる可能性が出てきます。
パソコンがフリーズしてしまった
WEBテストはパソコンを通じておこなうことになるため、状況によっては突然フリーズしてしまうケースもあるでしょう。
フリーズの原因にも色々ありますが、特によくあるのが連続クリックをしてしまうことです。
なかなか画面が切り替わらないことでついクリックをたくさんしてしまう人もいますが、不必要にクリックしすぎることによって画面が固まり、余計に前へ進まなくなってしまうおそれがあります。
そのため、余計なことはせず落ち着いて行動することが重要です。
もしどうしてもフリーズしてしまった場合は、一旦ヘルプデスクに問い合わせてみてください。
連絡先は受験予約完了メールに書かれているはずですので、そこから問い合わせるだけでOKです。
時間内に回答ができなかった
WEBテストの問題は、それぞれ時間が定められているため、ゆっくり考えすぎると次に進んでしまいます。
そのため、回答する前に終わってしまうことも少なくありません。
だからこそ、普段からスピードも意識して問題を解く練習をしておいた方が良いでしょう。
もちろん、どこまで練習していたとしても、本番当日でうまくいかなくなることがあります。
そんな状況になってしまったとしても、落ち着いて次の問題を解くようにしてください。
人によってはすべての問題を解きたいと思うかもしれませんが、よほど自信がない場合は解けるものだけを優先的に取り組む方が、最終的に高い得点になる可能性があります。
受験期間を過ぎてしまった
WEBテストを本当は受けるつもりだったのに、うっかり受験期間を過ぎてから気づいてしまうケースもあるでしょう。
この場合は、残念ながら先攻対象外になってしまうと思っておいた方が良いです。
どうしても諦めがつかない場合は、ダメもとで企業に連絡を入れてみるのも良いかもしれません。
ただし、そこまでしても結果は変わらないことがほとんどなので、あまり過度な期待をしてはいけません。
とはいえ、状況次第では必ずしもお断りされるとは限らないのも事実です。
例えば、謝罪内容によっては再受験のチャンスが得られる可能性もあります。
そのため、何もせずに諦めてしまうくらいなら、少しの可能性にかけてみるのも良いでしょう。
【WEBテスト対策法】対策が難しいと感じたら
WEBテストについて、人によってはなかなかうまく対策できずに、頭を抱えてしまうことがあるかもしれません。
特にこれから初めて経験する人であれば、きちんとこなせる自信がまったくなかったりしませんか?
そんな人にこそおすすめなのが、就活エージェントを利用する方法です。
就活エージェントでは、就活におけるさまざまなサービスが提供されています。
しかも無料で活用できるので、どんな人でも平等に利用できるのが大きなポイントです。
もちろんWEBテストに関する対策や相談も、就活エージェントを通じておこなうことができます。
プロのアドバイザーに協力してもらえば、どんな人でもWEBテストに自信をつけることができるでしょう。
興味がある人は、ぜひこちらから実際に試してみてください。
まとめ
WEBテストにはSPI・玉手箱などさまざまな形式があり、問題に慣れておくことで正答率を高めたり解答にかける時間を減らしたりできる問題も多いです。
そのため、事前に参考書や問題集・アプリなどをやっておくとテストの通過率が上がります。
WEBテストを少しでも多く通過し、面接のチャンスを多く得ることが内定への近道です。
エントリーシートの準備を進めたり面接の練習をしたりすることも重要ですが、WEBテストの対策も怠らないようにしましょう。