エントリーシートの通過率は?通過率が低い理由や通過率を上げる方法を徹底解説!

エントリーシートの通過率は?通過率が低い理由や通過率を上げる方法を徹底解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・エントリーシートの通過率の上げ方
・エントリーシートを書く際のコツ
・エントリーシートが通らない理由

この記事をおすすめしたい人

・エントリーシートが通らない人
・エントリーシートの通過率を上げたい人
・良いエントリーシートを書きたい人

採用選考の最初のステップである書類選考にて、多くの企業が取り入れているのがエントリーシートです。

エントリーシートが通らなければその後の面接も受けられないため、多くの学生が時間をかけてエントリーシートの作成に取り組んでいます。

それだけ重要なエントリーシートだからこそ、「通過率がどのくらいなのか」気になる方も多いでしょう。

そこで今回は就活におけるエントリーシートの通過率や通過率が低いといわれる理由、通過率を上げるための方法を解説します。

【エントリーシートの通過率は?】エントリーシートの通過率はどれくらなのか?

内定を勝ち取るための第一歩である、エントリーシートの通過率は50%前後といわれています。

企業によって通過率は変わるため一概にはいえませんが、平均としては2人に1人が通過できる計算です。

応募者の多い大手企業の場合、書類選考の段階で面接する人数をぐっと絞る必要があり、通過率はさらに下がる傾向があります。

そのため、大手企業の書類選考では、いかに企業に響くエントリーシートを作成できるかが重要なポイントになるでしょう。

中小企業やベンチャー企業については、大手企業と比較すると通過率は高く、次の選考に進みやすいといえます。

しかし、エントリーシートを出せば必ず次の選考にいけるわけではないため、慎重な内容の検討が必要です。

【エントリーシートの通過率は?】エントリーシートが通らない理由

エントリーシートの通過率は平均50%ほどとご紹介した通り、2人に1人は通過できない可能性が出てきます。

選考を通過できるエントリーシートと通過できないエントリーシートには、どのような差があるのでしょうか。

ここでは、エントリーシートが通らない要因となる理由を解説します。

人気企業ばかりにエントリーしている

就活の際、人気の高い企業ばかりを選んでエントリーしていると、なかなか選考を通過できない事態に陥るケースがあります。

人気の高い企業は、エントリーする人数が多いため、書類選考で落ちる人数も多くなるのが一般的です。

本来であれば面接でじっくりと学生の優秀さや仕事への適性を判断するものですが、人気の企業ではエントリー数が多いためにすべての学生に面接の機会を与えられません。

そのため、人気の高い企業ばかりにエントリーしていると、その分通過できない確率も高まり、面接のチャンスすら得られない事態となります。

エントリーシート提出の段階では、人気の企業だけにこだわらず、自分の希望に近い企業を広く探しておくのがおすすめです。

質より量にこだわっている

エントリーシートの作成は、同時進行で複数の企業分おこなうケースが基本です。

経団連の就活スケジュールに沿って募集をしている企業が多く、エントリーシートの提出を受け付ける時期も同時期となります。

そのため、採用の本選考が始まる時期は、複数の企業へ提出するエントリーシートの作成に追われている方が多いでしょう。

そうなると締め切りまでの提出に気を取られ、スピーディーに多くの企業のエントリーシートを仕上げることに注力してしまう学生も少なくありません。

しかし、それでは質の高いエントリーシートであるとはいえず、複数の企業に提出したとしても、選考を通過できる可能性は低くなってしまいます。

締め切りに余裕を持って作成できるような段取りは必要ですが、質の高いエントリーシートの作成を第一に取り組めると良いでしょう。

自己分析が不十分

エントリーシートは十分に自己分析ができていないと、説得力のある内容に仕上がりません。

エントリーシートで問われる志望動機や自己PRなどで重要なのは、「なぜそう考えるようになったのか」「なぜそのように行動してきたのか」など考えや行動を裏付ける理由です。

しかし自己分析が不十分だと、説得力のある内容が記載できず、良い評価がもらえない可能性が高まります。

また、自己分析が中途半端だと、自分の興味や関心が明確にならないため、そもそも本当にやりたい仕事が見つからない可能性もあります。

エントリーシートを作成する前に、自己分析を効果的におこないましょう。

おすすめの自己分析の方法は、こちらの記事で解説しています。

業界・企業研究が不十分

エントリーシートを作成するうえで、業界・企業研究は重要な要素です。

志望動機や自己PRでは、「企業の求める人物像にマッチするか」「興味関心がその企業・業界での仕事に合っているか」などが見られます。

つまり、業界・企業研究が不十分であると、その業界や企業で活躍できる人材であると十分にアピールできず、通過できないエントリーシートになってしまう可能性があります。

また、仮に選考を突破できたとしても、本当に自分がやりたい仕事なのか、向いている仕事なのかが分からず、入社してからミスマッチが起きて退職してしまうケースもあるため注意が必要です。

自己分析と同様に、エントリーシート作成時には業界・企業研究も欠かさずおこないましょう。

業界研究のやり方や正しい手順は、こちらの記事で解説しています。

【エントリーシートの通過率は?】エントリーシートの通過率を上げる方法

エントリーシートは、ただ単に提出しているだけでは選考を突破するのに十分とはいえません。

ポイントを押さえて、より効果的に作成を進めるのが大切です。

ここでは、エントリーシートの通過率を上げるための方法をご紹介します。

人気企業以外も応募する

人気の高い企業はエントリーする人数が多く、書類選考で落ちる人数も多くなるのが一般的です。

その分通過率も下がってしまうため、就活では人気企業だけでなく、自分の希望や適性にマッチするその他の企業にもエントリーするのがおすすめです。

ベンチャー企業であると人気企業や大手企業よりは知名度が低く、必然的にエントリーする人数も減り、他の就活生との競争率は下がります。

人気企業へ挑戦しつつも、それだけにこだわらずに視野を広げていきましょう。

ただし、ベンチャー企業であっても、募集人数が少なければ通過率も人気企業と同等のケースもあるため油断は大敵です。

ベンチャー企業についてはこちらの記事で解説しています。

ベンチャー企業の探し方はこちらの記事で解説しています。

採用人数が多い業界・企業に応募する

エントリーシートの通過率は、企業の採用人数も影響します。

採用人数が少なく人気も高いとその分選考突破の難易度も上がりますが、採用人数の多い業界や企業であれば選考通過の可能性も高まります。

採用人数の多い業界には、金融業界やメーカー業界、IT業界などが挙げられるため、ぜひチェックしてみてください。

金融業界

金融業界はお金に関するビジネスをおこなう業界で、銀行、証券、保険など主に10個ほどの業種があります。

金融業界の企業は取引の規模が大きい傾向にあり、その分多くの人材が必要です。

新卒採用の人数も多く、他の業界と比較してエントリーシートの通過率も高くなるといえるでしょう。

また、仮想通貨など金融業界におけるベンチャー企業も多数あり、大手企業だけではない選択肢も広いといえます。

金融業界やおすすめの金融ベンチャー企業は、こちらの記事で解説しています。

メーカー業界

メーカー業界は、食品、自動車、衣料、医薬品などを開発、生産、販売していく業界です。

取り扱う商品は企業ごとに異なりますが、1つの企業のなかで営業職、開発・研究職、製造、企画・マーケティング職、広報などさまざまな職種が活躍する業界であるため、その分多くの人材が必要となります。

またエントリーシートでは、新卒採用で入社して数年は営業として経験を積み、ゆくゆくはマーケティングや広報にチャレンジしていくなどキャリアアップのビジョンも描きやすいでしょう。

IT業界

IT業界は情報技術に関するビジネスをおこなっており、ソフトウェアやハードウェア、インターネットサービスなどを取り扱う業界です。

IT業界は現在も成長し続けている業界で、技術やサービスの開発・提供のために多くの人材を必要としています。

IT業界と聞くと専門的な知識や経験が問われるのではと考える方もいますが、多くの企業で文系の学生を採用しており、入社後にスキルを付けていくケースも少なくありません。

IT業界のベンチャー企業については、こちらの記事で解説しています。

質にこだわる

エントリーシートの質は、通過率に大きな影響を与える要素です。

多くの企業で採用広報活動が本格始動する3月以降は、どの学生もエントリーシートの作成に追われ、とにかく志望する企業すべてのエントリーシートを作成して提出することが目標になってしまうケースがあります。

もちろん、締め切りまでの提出も必須条件ですが、内容が薄く質の低いエントリーシートでは高評価は期待できません。

エントリーシートが通過しなければ、面接にも参加できずに終わってしまうため、まずは企業ごとに質の高いエントリーシートを仕上げることを目指しましょう。

そのためには事前にある程度の内容は決めておき、志望する企業ごとに内容を変えていくなど、効率的に作成する工夫が大切です。

自己分析を進める

エントリーシートの通過率を上げるために、自己分析は欠かせません。

エントリーシートは企業側が納得感を持てる内容が重要ですが、自己分析を十分におこなわなければ「なぜ志望するのか」「なぜそのように考えるのか」が曖昧になり、説得力に欠ける内容になってしまう恐れがあります。

さらに、自己分析は将来自分がどのように働いていきたいのかなどビジョンを明らかにするためにも大切な作業で、企業側も重要視しているポイントです。

また、早い段階で自己分析を進めておけばエントリーシートの作成だけではなく、面接対策や企業選びにも役立ちます。

自己分析を深めて考えやビジョンを明確にし、説得力のあるエントリーシートを仕上げていきましょう。

業界・企業研究を進める

自己分析と合わせて業界・企業研究もエントリーシートの通過率を高めるために重要なポイントです。

エントリーシートでは「企業の求める人物像にマッチするか」「興味関心がその企業・業界での仕事に合っているか」などが見られているため、すべての企業で同じ内容を書いていれば良いわけではありません。

また、業界や企業についての理解が浅いまま作成を進めてしまうと、それぞれの企業に刺さる志望動機や自己PRは作れません。

一方で企業研究をしっかりおこなったうえでエントリーシートの作成すれば、それだけ志望度が高いと企業側にも伝わる内容になります。

その業界や企業で活躍できる人材であることや志望度の高さをアピールするため、業界・企業についての理解を深め、説得力のあるエントリーシートを作りましょう。

オリジナリティーを出す

同時期に就活をする学生が多くいるなかで、オリジナリティーのあるエントリーシートの作成も通過率に繋がるポイントです。

企業は同時期に就活生から送られてくる大量のエントリーシートをチェックしており、ありきたりな内容だと印象に残らず多くのエントリーシートのなかに埋もれてしまいます。

そのため、自分ならではのエピソードや表現方法でオリジナリティーを出し、他の就活生との差別化を目指しましょう。

注意としては、オリジナリティーが必要だからといって、他にはない珍しい経験をしなければいけないわけではありません。

エントリーシートに書く内容を言語化していくなかで、エピソードや考え方、表現方法などでオリジナリティーを出せる場所がないか探していくと良いでしょう。

第三者に添削をしてもらう

自分で作ったエントリーシートは、第三者に添削をしてもらうと、より内容がブラッシュアップできます。

エントリーシートでは自分で自分の考えをまとめようとすると、ついつい主観的な文章になりがちです。

しかし、就活ではいかに企業側に伝えるかが大切なポイントであるため、客観的に見ても納得力のある内容に仕上げる必要があります。

そのために第三者に添削してもらいアドバイスをもらうのは、有効な手段です。

身近な家族や友人など自分のことをよく知っている人からは、自分でも見落としていた強みやエピソードのアイディアが得られるかもしれません。

また、就活エージェントやキャリアセンターを活用して就活のプロからアドバイスをもらうのも良い手段であるため、自分に合った方法で添削を依頼しましょう。

添削ならジョブコミットがおすすめ!

第三者に添削を頼む際には、就活のプロからアドバイスをもらえるサービスの利用もおすすめです。

ジョブコミットでは専属のアドバイザーが企業別のエントリーシートの添削にくわえ、面接対策や優良企業の紹介、入社準備までのサポートをしてくれます。

ジョブコミットについてはこちらでご紹介しています。

【エントリーシートの通過率は?】通過率の高いエントリーシートの作り方

エントリーシートの通過率を高める方法をご紹介してきましたが、いざ書き始めようと思うと手が止まってしまう方もいるでしょう。

ここではエントリーシートでよく聞かれる3つの質問について、効果的な作り方のポイントを解説します。

ガクチカの作り方

ガクチカを作る際は、過程の重視が大切なポイントです。

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を答える質問で、企業側は学生のモチベーションの根源や課題解決能力を判断し、入社した後に活躍できる人材かどうかを検討します。

「どういった理由でどのように物事に取り組んでいたのか」は、入社後の仕事への取り組み方にも大きな影響を与えるためです。

そのため、ガクチカでは華やかな取り組みや素晴らしい結果を強調するのではなく、課題解決のためにどのような過程を踏んだのかを意識して伝えるようにしましょう。

自己分析をしながら過去を振り返っていく作業が、過程を重視したガクチカを作るポイントです。

魅力的なガクチカの作り方はこちらの記事をご覧ください。

志望動機の作り方

志望動機を作る際のポイントは、その企業が求めている人物像と自分がいかにマッチしているかを伝えることです。

志望動機では「その企業を志望する理由」を答えるため、企業の理念や求める人物像とマッチしているかが見られています。

企業は採用活動において、入社後に企業で活躍できる人材を採用したいと考えるのが基本です。

また、企業の働き方や考え方にマッチせず、入社してすぐに辞めてしまう事態も避けたいと考えます。

そのため、エントリーシートで志望動機を作る際は、業界・企業研究を進め、志望する企業の理念や価値観、求めている人物像に合っているとアピールできると良いでしょう。

ベンチャー企業の志望動機の作り方はこちらの記事をご覧ください。

自己PRの作り方自己PRでは入社後に活躍しているイメージを、採用担当者に持ってもらえるようアピールしましょう。

自己PRは「自分の強み」を答える質問で、その企業に入社した後に貢献できる人材であるかが見られています。

エントリーシートの自己PR以外の質問項目から資格やスキル、経験について知ることもできますが、具体的にそれらがどう仕事に活かせるのかまでは伝わりません。

自己PRで企業の求める能力や強みがあり、入社後に貢献できる人材であるとアピールできれば高評価が期待できるでしょう。

企業によって求める能力や強みは異なるため、業界・企業研究を通して、企業への理解を深める必要があります。

ベンチャー企業の自己PRの作り方はこちらの記事をご覧ください。

【エントリーシートの通過率は?】まとめ

採用選考の最初のステップであるエントリーシートは、志望する企業の内定を勝ち取るために重要な選考です。

エントリーシートが通らなければその後の面接も受けられないため、「質より量」「自己分析はせずにとりあえず書き進める」など、通過できないエントリーシートの特徴に当てはまっている方は注意しましょう。

エントリーシートは複数の企業分を同時進行で作成するケースも多いため、いざ就活が始まってから焦らないよう、早い段階から準備を進めておくのがおすすめです。

評価の低いエントリーシートにならないようポイントを押さえ、確実に選考突破を目指してください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます