エントリーシートの将来の夢には何を書いたらいいの?書き方のポイントと例文4選

エントリーシートの将来の夢には何を書いたらいいの?書き方のポイントと例文4選

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・エントリーシートでの将来の夢の書き方
・将来の夢を書く際のポイント
・将来の夢を書く際の注意点

この記事をおすすめしたい人

・将来の夢の書き方がピンとこない人
・将来の夢が思い浮かばない人
・SPIの言語分野に苦手意識がある人
・S将来の夢を書く際の例文を知りたい人

就職活動や転職活動において、よく用いられることになるのがエントリーシートです。

エントリーシートにはさまざまな項目がありますが、そこでは将来の夢を書かなければいけないこともあります。

しかし、一体どんなことを書くべきなのか?すでに頭を抱えている人も少なくないかもしれません。

そこで本記事では、エントリーシートに書くべき将来の夢について、必ず押さえておいてほしいポイントや例文を紹介します。

【エントリーシートに将来の夢】聞かれる理由

多くの企業は、エントリーシートを通じて志望者が持つ将来の夢を聞いてきます。

なぜなら、志望者がどんな人なのかをできる限り理解したいと考えるからです。

では具体的に、どのようなことを知ろうとしているのでしょうか?

ここでは大きく分けて、企業が志望者に将来の夢を聞く理由を3つ解説します。

企業理念や事業内容に合っているか

まず企業は、将来の夢を通じて自社の企業理念や事業内容との相性を計ります。

どんな企業にもそれぞれの考え方や事業の方向性があるため、志望者が自社で自分の夢を叶えられそうかどうかを判断するのです。

そのため、そこにうまくつながらないと思った場合は、採用するべきではない人材だと考える可能性が出てくるでしょう。

また、自社のスタンスに合っていない人を採用してしまうと、企業としてはさまざまなリスクが生じます。

例えばすぐに離職されてしまうおそれもありますし、何より自社のノウハウを無駄に外部に出してしまうおそれもあるでしょう。

だからこそ、どの企業も採用をする際には、志望者のさまざまな情報から本当に迎え入れるべきかどうかを慎重に考えるのです。

志望動機との整合性はあるか

エントリーシートを通じて志望者の夢を聞く理由の1つに、志望動機との整合性を確かめたいことが挙げられます。

というのも、エントリーシートの中には、矛盾した箇所が存在するケースも珍しくありません。

特に、将来の夢と志望動機が絶妙に一致しない人もいるため、本気で入社したいのかどうかを調べるために将来の夢を聞いていることがあるのです。

もし、そんなことが発覚してしまうと「この人は適当なことを言ってるんだな」と思われてしまうでしょう。

そのため、エントリーシートで将来の夢を書く際には、志望動機ときちんとつながるように書いておかなければいけません。

具体的なキャリアを考えられているか

志望者が抱く将来の夢から、企業はその人がどれだけ先のことを考えられているのかどうかも見ています。

つまり、具体的にどんなキャリアを歩みたいのかを、ここで確認するのです。

キャリアプランがきちんと定まっていれば、それだけで夢を実現したい想いが伝わりやすくなるでしょう。

逆にその辺が明確になっていない場合は、夢を持っているだけで特に何も考えていないと思われてしまいます。

たとえ採用しても「適当に毎日過ごされてしまうんじゃないか?」とイメージされてしまうため、大雑把に書きすぎないことも重要です。

【エントリーシートに将来の夢】書くポイント

将来の夢を書くこと自体は、そこまで難しいことではないと考える人もいるはずです。

ただし、エントリーシートに書く場合は、好き勝手に何でも書いて良いわけではありません。

そこでまずは、将来の夢を書く時の大事なポイントを5つ紹介します。

すべて押さえることができれば、それだけで他のライバルに差をつけられるようになるでしょう。

(1)文章構成の基本

まず大前提として考えなければいけないことがあります。

それは、読み手がストレスなくエントリーシートを読めるようにすること。

そのためにも、必ず理解しておいてほしいのが、PREP法と呼ばれる文章構成の基本です。

PREP法とは、結論、理由、具体例、そして結論の流れを守って文章を組み立てる方法になります。

この方法の良いところは、伝えたいことを明確にわかりやすく伝えられることです。

ちなみにPREP法は、エントリーシートを書く時以外にも使える手法になるため、さまざまなシーンで活用できます。

これから直接面接で話す時はもちろんのこと、職場内でのコミュニケーションにおいても必ず役に立つでしょう。

(2)具体的に記載する

エントリーシートに将来の夢を書く際に大事なのは、できる限り具体的に記載すること。

なぜなら、志望者が叶えたい夢に対してどれだけ本気なのか?どれだけ情熱を持っているのか?を知りたいからです。

どれだけすごい夢を語っていたとしても、なぜ実現したいのか?その主な理由が見えてこないと、どんな相手にも刺さらない薄いエントリーシートになってしまうでしょう。

また、実際に夢をどうやって叶えていこうとしているのかも、注目されるポイントです。

企業はその夢を自社で叶えられるのかどうかも判断しようとするため、そこで本当に相性が良いのかを見極められます。

(3)志望企業との関連性を記載する

基本的にエントリーシートに書く内容は自由ですが、だからといって好きなように書けば良いわけではありません。

大事なのは、志望する企業との関連性を示すことです。

例えば将来の夢を書く時にも、志望企業に入社することで初めて実現できることを書くようにしましょう。

すると、本当に入社したい気持ちが伝わりやすくなります。

これは志望動機の1つにもなるため、必ず記載しましょう。

(4)自分の夢が叶うことが企業の発展に繋がることを書く

志望している企業に本気で入社したいと考えているなら、自分のことばかりではなく相手の立場にもなってみることが大切です。

つまり、あなたを採用することでどんなメリットがあるのかを明確にしましょう。

そもそも企業が人材を採用するのは、単純に人手が欲しいだけではありません。

どんな企業も、自社にもっとも利益をもたらしてくれそうな人材が欲しいと考えています。

だからこそ、自分の夢を書く際には、企業の発展にもつながることを書くようにしてください。

その結果、自分の夢も叶うことを伝えることで、お互いにWINWINだと認識させやすくなります。

(5)夢に対して取り組んでいることを書く

夢を長々と熱く語るだけでは、何も相手の心には響きません。

そこで常に意識してほしいのが、夢の実現のために普段から取り組んでいることも一緒に書くことです。

あなたの1つ1つの努力をエントリーシートに記載しておくことで、しっかり熱意が伝わりやすくなるでしょう。

例えば資格を取得するために日々勉強していることでも良いですし、志望する企業に関連するアルバイトをやってきたことを書いてもかまいません。

たとえ些細なことでも、努力をしている様子がわかれば、それだけで相手に良い印象を与えることができるでしょう。

【エントリーシートに将来の夢】NG例

エントリーシートに書くべき将来の夢には、絶対に書いてはいけないNG例も存在します。

一体どんな内容の夢が、エントリーシートには適していないのでしょうか?

ここではその具体例を、大きく4つに分けて紹介します。

これからエントリーシートに将来の夢を書く際には、必ず気をつけるようにしてください。

(1)プライベートな内容しかないこと

まず理解しておかなければいけないのは、あくまでも相手にとって関係のないことは書かないことです。

つまり、プライベートすぎる将来の夢は書かないようにしてください。

例えば「素敵な人と恋愛して結婚したい」や「大きな一戸建てのマイホームを買いたい」のような夢は、エントリーシートに書く内容として不適切だといえるでしょう。

そもそもエントリーシートは、企業に自分をアピールするためのものです。

SNSで自分のプロフィールを書くのとはわけが違うため、それだけは決して間違えないようにしてください。

(2)起業したい思いしかないこと

現代では起業をする若者のニュースを度々見かけるようになったため、将来は起業したいと考えている人も珍しくないでしょう。

そこでエントリーシートには、将来の夢として起業したいことを熱く語りたい人もいるかもしれません。

しかし、残念ながら起業に関する夢をエントリーシートに書くのも、あまりよくないことを覚えておいてください。

その理由は、どんな企業も自社で長く働いてくれそうな人材を求めているからです。

つまり、起業を目標に掲げていることが相手に伝わった時点で、すぐに辞めてしまうんじゃないかと思われてしまいます。

起業の夢はとても立派なことですが、就職活動や転職活動において適したアピールとはいえないでしょう。

(3)起業に関しては例外あり

一般的に起業というワードは、エントリーシートに書く上で逆効果になってしまうおそれがあります。

ただし、企業によっては起業したい人を応援していたり、場合によっては起業サポートまでしていたりするケースもあるでしょう。

そのため、志望する企業によっては、むしろ起業が自己アピールになることも覚えておいてください。

(4)夢があいまいなこと

将来の夢を相手に伝える時に注意してほしいのが、抽象的すぎる内容だけを伝えてしまうパターンです。

例えば「日本中の人たちが幸せに暮らせる社会を作りたい」や「誰もが笑顔になれるような商品を作りたい」のような夢は、明らかに具体性に欠ける内容だといえるでしょう。

どんなにその気持ちが本気だったとしても、それだけでは相手に伝わりません。

だからこそ、エントリーシートに将来の夢を書く時は必ず何をどうしたいのか?具体的に自分が叶えたいことを1つ1つ詳しく説明してください。

そしてもう1つ重要なのが、現実的に叶えられそうな夢を書くことです。

いつになったら叶うのか想像できない夢よりも、ある程度現実味のある夢を書いた方が、より相手に納得してもらいやすくなります。

【エントリーシートに将来の夢】例文4選

エントリーシートに書くべき将来の夢について、どんなものが良いのかある程度イメージできたことでしょう。

しかし、もっと具体的に知りたい人も多いかもしれません。

ここではそんな人に向けて、エントリーシートに適した将来の夢に関する例文を4つ紹介します。

どうしても自分の頭だけで考えるのは難しいと思った人は、こちらの内容を参考にしてみてください。

そして、自分のケースに当てはめた上で書いてみると良いでしょう。

将来の夢の例文①トップ営業マンになりたい

私は将来、トップ営業マンになりたいと考えています。
理由は、自分の力だけでも直接売上を作れるようになりたいからです。
そして最終的に、会社にとってなくてはならない存在になれれば、それが何よりも理想です。
学生時代は飲食店でアルバイトの経験をしており、そこでお客様とのコミュニケーションをしっかり学ぶことができました。
アルバイト先の店長からは丁寧な接客を褒められたこともたくさんあるので、貴社のお仕事でも必ず活かせると思っています。

将来の夢の例文②新規事業創造をしたい

私は将来、貴社で新規事業を創りたいと考えています。
理由は、貴社の社員が新規事業を立ち上げようとしている姿をSNSで拝見し、とても興味を持ったからです。
その様子を見ていて、自分もその場に深く関わりたいなと強く思いました。
また、私自身も常に新しいことをするのが好きなタイプです。
学生時代はよく学校でのイベント事も、自分から率先して企画を出して盛り上げていました。
だからこそ、貴社でも必ず力になれると思っています。
これから入社した際には既存の事業だけではなく、私もさまざまな新規事業に挑戦できれば幸いです。

将来の夢の例文③管理職に就きたい

私は将来、貴社で管理職に就きたいと考えています。
理由は、これまで働いていたアルバイト先でも、バイトリーダーとして長く活動していたからです。
例えば、後輩のスタッフに仕事を教えたり、指示を出したりすることはもちろん、毎日のシフト管理も私が1人で担っていました。
また途中から、仕事に必要な備品や商品に関する仕入れ管理まで、すべて任せてもらえるようにもなりました。
貴社に入社した際にも、人や物を管理してきた経験を積極的に活かしていきたいと思っている所存です。

将来の夢の例文④人事として採用成功させたい

私は将来、貴社で人事として採用を成功させたいと考えています。
理由は、人こそが会社の将来を大きく左右する存在になることを強く理解しているからです。
これまで勤めていた職場でも、すでに人事業務から新人育成まで、幅広く活動してきました。
その中で、どうすればポテンシャルの高い人材を判別できるのか?どうすれば社員のやる気やスキルを向上させることができるのか?など、明確に理解することができました。
だからこそ、必ず貴社でもその経験が役立つと思っています。

【エントリーシートに将来の夢】思いつかない場合

エントリーシートに将来の夢を書こうと考えても、人によってはなかなか思いつかずに悩んでしまうこともあるかもしれません。

どうしても夢がないのは仕方がないことですが、もちろん何か夢があった方が必ず生きていくモチベーションにつながります。

そのため、ここからは将来の夢が思いつかない人のために、夢の具体的な探し方を2つ紹介しましょう。

プライベートのことから考える

エントリーシートに書くべき将来の夢は、あくまでも志望する企業に関連付けられる内容であることが重要です。

とはいえ、いきなり書き始めるのは難しいと感じてしまうかもしれません。

そんな時は、とりあえずプライベートのことから考えてみるのも良いでしょう。

なぜなら、そこから何を書けば良いのか見えてくる可能性があるからです。

例えば「マイホームを買いたい」や「最高のパートナーを見つけて幸せな家庭を築きたい」でもかまいません。

自分の欲求をいくつか挙げていけば、そこからエントリーシートに適した将来の夢も見つかりやすくなるでしょう。

それを叶えるために何が必要か考える

プライベートな夢をたくさん挙げたあとにやってほしいことは、その夢をどうすれば叶えることができるのか?を考えることです。

つまり、そのプロセスから次第にエントリーシートに書けそうな内容が見えてくるようになります。

例えば安定した生活を送れるようになりたいなら、そこから必要なものとして収入が挙げられるはずです。

さらに収入を上げるためには、役職に就くことも重要になるでしょう。

ということは、志望する企業で役職に就くことを将来の夢として設定することができるのです。

このように、エントリーシートに書く夢を考える時は、ゴールから逆算していく考え方がとても大切になります。

夢を叶えるためには必ず何か段階を踏むことになるため、そこにフォーカスするのをぜひ意識してみてください。

【エントリーシートに将来の夢】大事な理由

将来の夢は、いざ考えようと思ってもなかなか浮かばないものかもしれません。

そのため、つい目を背けたくなってしまう人もたくさんいるでしょう。

しかし、夢を持つことは必ず将来につながります。

人生の最終的な目標があるのとないのとでは、あなたに訪れる結果が大きく変わってくるでしょう。

だからこそ、後回しにせずに早く将来の夢を見つけておくことが大切です。

自己分析に繋がる

自分の夢を見つけられていない人は、これからの生き方にも必ず影響してくるでしょう。

なぜなら、今やるべきことがわからないまま、毎日を過ごすことになるからです。

その結果、無駄に人生を消耗してしまうおそれも、もしかしたらあるかもしれません。

だからこそ、将来の夢を見つけるために自己分析から始めてみるのもおすすめです。

自分が強みとしていることや、自分の特徴をより深く理解することで、将来の夢が見えてくるようになります。

自己分析については、下記記事にて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回はエントリーシートに将来の夢を書く時のポイントや、例文をいくつか紹介してきました。

将来の夢といっても、自分のプライベートな欲求だけを書いていいわけではありません。

必ず読み手となる企業の存在が必要になることを、その夢の中に含めていくことが重要です。

そうすれば、どんな企業に対しても良い印象を与えやすくなるでしょう。

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