明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・エントリーシートでの将来の夢の書き方
・将来の夢を書く際のポイント
・将来の夢を書く際の注意点
・将来の夢の書き方がピンとこない人
・将来の夢が思い浮かばない人
・SPIの言語分野に苦手意識がある人
・S将来の夢を書く際の例文を知りたい人
就職活動や転職活動において、よく用いられることになるのがエントリーシートです。
エントリーシートにはさまざまな項目がありますが、そこでは将来の夢を書かなければいけないこともあります。
しかし、一体どんなことを書くべきなのか?すでに頭を抱えている人も少なくないかもしれません。
そこで本記事では、エントリーシートに書くべき将来の夢について、必ず押さえておいてほしいポイントや例文を紹介します。
目次[目次を全て表示する]
【エントリーシートに将来の夢】就活で「将来の夢」はどの場面で聞かれるのか
まずは就活において「将来の夢」がどのような場面で聞かれるのかを理解しておきましょう。
結論として、エントリーシート、面接、そして交流会などで聞かれる可能性が高いです。
それぞれの場面において、どのような点を意識して回答を述べれば良いのかを覚えておきましょう。
適切な準備をすることで、どの場面でも自信を持って答えられるようになります。
エントリーシート
エントリーシートは、企業が応募者の基本情報や考え方を確認するために使用する書類であり「将来の夢」についてもここで問われることがあります。
特に、ガクチカや志望動機、自己PRと同様に200〜300字程度で要約して書くよう求められる場合が多いです。
簡潔かつ明確に自分の将来像を伝えることが求められます。
例えば「社会に貢献する」という漠然とした表現だけでは具体性に欠けてしまい、面接官に印象を残すことは難しいです。
そのため、「技術を通じて高齢者の生活を支える製品を開発したい」といった具体的なビジョンを盛り込むことが効果的です。
面接
面接では一人ひとりに対して時間をかけて質問が行われるため、「将来の夢」を深掘りされる場面が多く見られます。
特に、エントリーシートに書いた内容を基にした追加の質問や具体的な夢の実現可能性についての問いが投げかけられることがあります。
面接官は応募者の将来の夢を通じて、その人の価値観やビジョン、そして目標達成のための姿勢を確認しています。
「なぜその夢を抱くようになったのか」という動機や背景に加え、どのような努力や計画を通じてその夢を実現しようと考えているのかを説明することが重要です。
交流会
交流会や説明会後の座談会は、応募者と現場社員が直接話す貴重な機会であり「将来の夢」についてカジュアルに問われる場面が見られます。
このような場では、面接のような公式な雰囲気ではなく、リラックスした環境で自己アピールを行うチャンスです。
特に、社員との会話を通じて自分の夢と企業文化の相性を確認することができます。
この場で「将来の夢」を語る際にはあまり堅苦しい表現は避け、自然なトーンで話すことが大切です。
例えば「将来こういう形で社会に貢献したいと思っています」といった形で話すことで、現場の社員に親しみを感じてもらいやすくなります。
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【エントリーシートに将来の夢】聞かれる理由
多くの企業は、エントリーシートを通じて志望者が持つ将来の夢を聞いてきます。
なぜなら、志望者がどんな人なのかをできる限り理解したいと考えるからです。
では具体的に、どのようなことを知ろうとしているのでしょうか?
ここでは大きく分けて、企業が志望者に将来の夢を聞く理由を3つ解説します。
企業理念や事業内容に合っているか
まず企業は、将来の夢を通じて自社の企業理念や事業内容との相性を計ります。
どんな企業にもそれぞれの考え方や事業の方向性があるため、志望者が自社で自分の夢を叶えられそうかどうかを判断するのです。
そのため、そこにうまくつながらないと思った場合は、採用するべきではない人材だと考える可能性が出てくるでしょう。
また、自社のスタンスに合っていない人を採用してしまうと、企業としてはさまざまなリスクが生じます。
例えばすぐに離職されてしまうおそれもありますし、何より自社のノウハウを無駄に外部に出してしまうおそれもあるでしょう。
だからこそ、どの企業も採用をする際には、志望者のさまざまな情報から本当に迎え入れるべきかどうかを慎重に考えるのです。
志望動機との整合性はあるか
エントリーシートを通じて志望者の夢を聞く理由の1つに、志望動機との整合性を確かめたいことが挙げられます。
というのも、エントリーシートの中には、矛盾した箇所が存在するケースも珍しくありません。
特に、将来の夢と志望動機が絶妙に一致しない人もいるため、本気で入社したいのかどうかを調べるために将来の夢を聞いていることがあるのです。
もし、そんなことが発覚してしまうと「この人は適当なことを言ってるんだな」と思われてしまうでしょう。
そのため、エントリーシートで将来の夢を書く際には、志望動機ときちんとつながるように書いておかなければいけません。
具体的なキャリアを考えられているか
志望者が抱く将来の夢から、企業はその人がどれだけ先のことを考えられているのかどうかも見ています。
つまり、具体的にどんなキャリアを歩みたいのかを、ここで確認するのです。
キャリアプランがきちんと定まっていれば、それだけで夢を実現したい想いが伝わりやすくなるでしょう。
逆にその辺が明確になっていない場合は、夢を持っているだけで特に何も考えていないと思われてしまいます。
たとえ採用しても「適当に毎日過ごされてしまうんじゃないか?」とイメージされてしまうため、大雑把に書きすぎないことも重要です。
【エントリーシートに将来の夢】企業が「将来の夢」を質問する3つの意図
企業は就活生に対して「将来の夢」を質問する際に、どのような意図を持っているのでしょうか。
相手の考えを理解することで、企業が求めている回答を用意し、良い印象を与えることができます。
以下の3つの意図を念頭に置きながら、回答を作成してみてください。
これらを意識することで、より相手に響く内容を伝えられるはずです。
①学生の「目標」が入社後に叶うか
企業が「将来の夢」を質問する1つ目の意図は、学生が抱く目標やビジョンが企業での仕事内容やミッションと合致しているかを確認するためです。
企業は自社で働くことで応募者の目標が達成される可能性が高ければ、高いモチベーションを持ち続けて働いてくれると考えます。
そのため、学生の将来の夢と企業が提供できるキャリアパスや成長機会が一致しているかが選考の重要なポイントです。
例えば「新技術を活用して社会課題を解決したい」と考えている場合、企業側はその夢を実現するための環境やプロジェクトを提供できるかを判断します。
仮に、企業のビジョンや事業内容と学生の目標が一致しない場合、入社後にミスマッチが生じ、早期退職につながる可能性があるため、慎重に見極めようとします。
②仕事への価値観がマッチしているか
企業が「将来の夢」を尋ねる2つ目の意図は、応募者がどのような価値観を持って仕事に向き合うかを把握することです。
将来の夢には学生が何を重視しているのか、どのような姿勢で仕事に取り組もうとしているのかが反映されています。
そのため、企業はこの質問を通じて、応募者の価値観が自社の文化や仕事のスタイルと一致しているかどうかを確認しようとしているのです。
例えば、応募者が「地域に密着したサービスを通じて社会に貢献したい」と述べた場合、その価値観は地域密着型の事業を展開している企業に非常にフィットするものです。
一方、応募者がグローバルな事業展開や競争力を重視している場合、地域密着型の企業では価値観のズレが生じる可能性があります。
企業はこのようなミスマッチを防ぐために、応募者の夢を通じて仕事に対する姿勢や重要視しているポイントを深掘りします。
③長く勤めてくれそうか
企業が「将来の夢」を質問する3つ目の意図は、応募者が企業で長く働き続けてくれる可能性を見極めることです。
人材を採用する際には研修や教育に時間やコストがかかるため、できるだけ長期的に活躍してくれる人材を採用したいと考えています。
将来の夢を聞くことで、応募者が企業でのキャリアビジョンをどのように描いているかを確認し、長期的な貢献が期待できるかを判断します。
例えば「入社後3年以内にリーダーポジションに就き、チームを率いる経験を積みたい」といった具体的なキャリア目標を持っている応募者は企業にとって魅力的です。
一方「特に目標はないが、働きながら考えたい」と答える応募者は「長期的なビジョンを持っていない」と判断される可能性が高いでしょう。
【エントリーシートに将来の夢】書くポイント
将来の夢を書くこと自体は、そこまで難しいことではないと考える人もいるはずです。
ただし、エントリーシートに書く場合は、好き勝手に何でも書いて良いわけではありません。
そこでまずは、将来の夢を書く時の大事なポイントを5つ紹介します。
すべて押さえることができれば、それだけで他のライバルに差をつけられるようになるでしょう。
(1)文章構成の基本
まず大前提として考えなければいけないことがあります。
それは、読み手がストレスなくエントリーシートを読めるようにすること。
そのためにも、必ず理解しておいてほしいのが、PREP法と呼ばれる文章構成の基本です。
PREP法とは、結論、理由、具体例、そして結論の流れを守って文章を組み立てる方法になります。
この方法の良いところは、伝えたいことを明確にわかりやすく伝えられることです。
ちなみにPREP法は、エントリーシートを書く時以外にも使える手法になるため、さまざまなシーンで活用できます。
これから直接面接で話す時はもちろんのこと、職場内でのコミュニケーションにおいても必ず役に立つでしょう。
(2)具体的に記載する
エントリーシートに将来の夢を書く際に大事なのは、できる限り具体的に記載すること。
なぜなら、志望者が叶えたい夢に対してどれだけ本気なのか?どれだけ情熱を持っているのか?を知りたいからです。
どれだけすごい夢を語っていたとしても、なぜ実現したいのか?その主な理由が見えてこないと、どんな相手にも刺さらない薄いエントリーシートになってしまうでしょう。
また、実際に夢をどうやって叶えていこうとしているのかも、注目されるポイントです。
企業はその夢を自社で叶えられるのかどうかも判断しようとするため、そこで本当に相性が良いのかを見極められます。
(3)志望企業との関連性を記載する
基本的にエントリーシートに書く内容は自由ですが、だからといって好きなように書けば良いわけではありません。
大事なのは、志望する企業との関連性を示すことです。
例えば将来の夢を書く時にも、志望企業に入社することで初めて実現できることを書くようにしましょう。
すると、本当に入社したい気持ちが伝わりやすくなります。
これは志望動機の1つにもなるため、必ず記載しましょう。
(4)自分の夢が叶うことが企業の発展に繋がることを書く
志望している企業に本気で入社したいと考えているなら、自分のことばかりではなく相手の立場にもなってみることが大切です。
つまり、あなたを採用することでどんなメリットがあるのかを明確にしましょう。
そもそも企業が人材を採用するのは、単純に人手が欲しいだけではありません。
どんな企業も、自社にもっとも利益をもたらしてくれそうな人材が欲しいと考えています。
だからこそ、自分の夢を書く際には、企業の発展にもつながることを書くようにしてください。
その結果、自分の夢も叶うことを伝えることで、お互いにWINWINだと認識させやすくなります。
(5)夢に対して取り組んでいることを書く
夢を長々と熱く語るだけでは、何も相手の心には響きません。
そこで常に意識してほしいのが、夢の実現のために普段から取り組んでいることも一緒に書くことです。
あなたの1つ1つの努力をエントリーシートに記載しておくことで、しっかり熱意が伝わりやすくなるでしょう。
例えば資格を取得するために日々勉強していることでも良いですし、志望する企業に関連するアルバイトをやってきたことを書いてもかまいません。
たとえ些細なことでも、努力をしている様子がわかれば、それだけで相手に良い印象を与えることができるでしょう。
【エントリーシートに将来の夢】NG例
エントリーシートに書くべき将来の夢には、絶対に書いてはいけないNG例も存在します。
一体どんな内容の夢が、エントリーシートには適していないのでしょうか?
ここではその具体例を、大きく4つに分けて紹介します。
これからエントリーシートに将来の夢を書く際には、必ず気をつけるようにしてください。
プライベートな内容しかないこと
まず理解しておかなければいけないのは、あくまでも相手にとって関係のないことは書かないことです。
つまり、プライベートすぎる将来の夢は書かないようにしてください。
例えば「素敵な人と恋愛して結婚したい」や「大きな一戸建てのマイホームを買いたい」のような夢は、エントリーシートに書く内容として不適切だといえるでしょう。
そもそもエントリーシートは、企業に自分をアピールするためのものです。
SNSで自分のプロフィールを書くのとはわけが違うため、それだけは決して間違えないようにしてください。
起業したい思いしかないこと
現代では起業をする若者のニュースを度々見かけるようになったため、将来は起業したいと考えている人も珍しくないでしょう。
そこでエントリーシートには、将来の夢として起業したいことを熱く語りたい人もいるかもしれません。
しかし、残念ながら起業に関する夢をエントリーシートに書くのも、あまりよくないことを覚えておいてください。
その理由は、どんな企業も自社で長く働いてくれそうな人材を求めているからです。
つまり、起業を目標に掲げていることが相手に伝わった時点で、すぐに辞めてしまうんじゃないかと思われてしまいます。
起業の夢はとても立派なことですが、就職活動や転職活動において適したアピールとはいえないでしょう。
起業に関しては例外あり
一般的に起業というワードは、エントリーシートに書く上で逆効果になってしまうおそれがあります。
ただし、企業によっては起業したい人を応援していたり、場合によっては起業サポートまでしていたりするケースもあるでしょう。
そのため、志望する企業によっては、むしろ起業が自己アピールになることも覚えておいてください。
夢があいまいなこと
将来の夢を相手に伝える時に注意してほしいのが、抽象的すぎる内容だけを伝えてしまうパターンです。
例えば「日本中の人たちが幸せに暮らせる社会を作りたい」や「誰もが笑顔になれるような商品を作りたい」のような夢は、明らかに具体性に欠ける内容だといえるでしょう。
どんなにその気持ちが本気だったとしても、それだけでは相手に伝わりません。
だからこそ、エントリーシートに将来の夢を書く時は必ず何をどうしたいのか?具体的に自分が叶えたいことを1つ1つ詳しく説明してください。
そしてもう1つ重要なのが、現実的に叶えられそうな夢を書くことです。
いつになったら叶うのか想像できない夢よりも、ある程度現実味のある夢を書いた方が、より相手に納得してもらいやすくなります。
容易に達成できる内容にしない
エントリーシートに記載する将来の夢は自分が挑戦する姿勢や向上心を示す重要な要素です。
そのため、容易に達成できそうな内容ではなく、高い目標や挑戦的な姿勢を伝えることが求められます。
例えば「部下を数人持つリーダーになる」といった目標は具体的ですが、入社後の短期目標にとどまる内容として評価されにくいです。
企業側は応募者の意欲や長期的な視野に立ったキャリアビジョンを確認したいと考えています。
そのため、目標は現実的でありつつも、挑戦的な要素を含める必要があります。
企業と関係のない夢にはしない
エントリーシートに記載する将来の夢は、応募企業や業界に関連する内容でなければなりません。
仕事に全く関係のない夢は企業にとって「なぜこの夢が自社と結びつくのか」と疑問を抱かせる原因になります。
例えば「世界一周旅行をする」といった個人的な目標は、自分的には魅力的かもしれませんが、企業の求める人物像や価値観との関連性を見出すことが難しいため、採用担当者に好印象を与えることはできません。
将来の夢を語る際は、その内容が企業や業界とどのように関連しているかを具体的に説明する必要があります。
例えば、食品業界を志望する場合は「世界中の食文化を調査し、地域特有のニーズに応じた製品開発を行う」といった内容が良いでしょう。
絶対に「将来の夢はない」と記載しない
「将来の夢がない」とエントリーシートに記載することは絶対に避けるべきです。
将来の夢は、企業が応募者の価値観や仕事に対する意欲を測るための重要な質問です。
仮に具体的な夢が思いつかない場合でも、自分の興味や目標をもとに、企業の事業内容や理念に沿った将来像を考えることが重要です。
例えば、製造業界を志望する場合「製品の品質を向上させる技術革新に貢献したい」と述べることで、自分がその企業で実現したいことを明確に伝えることができます。
また、将来の夢は漠然としたものであっても「入社後に経験を積みながら、自分の専門性を深めていきたい」といった形で成長意欲を示すことも可能です。
【エントリーシートに将来の夢】説得力のある将来の夢の答え方4ステップ
続いて、説得力を持って「将来の夢」を語るための4つのステップを紹介します。
以下の構成を意識して作成すれば、誰もが一度で理解でき、納得感のある回答を作ることが可能です。
1つずつポイントを確認し、自分でも試してみてください。
練習を重ねることで、自信を持った回答が作成できるようになります。
ステップ①結論(将来の夢)を先に伝える
将来の夢を伝える際には、初めに簡潔で具体的な結論を述べることが重要です。
「自分の夢は何か」を明確にすることで、採用担当者に興味を持たせると同時に、あなたの回答の方向性を示すことができます。
例えば「将来は多くの人々に利用される製品を開発し、社会に貢献したい」や「グローバル市場で活躍する営業職として新たな取引先を開拓したい」といった具体的な表現が効果的です。
漠然とした表現は避け、簡潔ながらもあなたのビジョンをわかりやすく伝えることを心がけましょう。
ステップ②理由をエピソードを添えて伝える
夢を持つに至った理由を説明する際には、自分の経験やエピソードを交えることが大切です。
この部分ではあなたの価値観や人柄、夢に向かう熱意を伝えることが求められます。
例えば「中学生の頃に参加したプログラミングコンテストで賞を受賞した経験がきっかけで、技術開発に興味を持った」といった具体的なエピソードを交えると説得力が増します。
理由を述べる際にはただの思いつきや漠然とした動機ではなく、具体的な出来事や影響を受けた人物を挙げ、話に深みを持たせましょう。
ステップ③夢の実現のために解決すべき課題や解決法を述べる
夢の実現に向けてどのような課題が予想され、それをどのように克服していくのかを具体的に述べることで、現実的な計画性と課題解決力をアピールできます。
例えば「グローバル市場で活躍するためには語学力が必要だと感じ、大学時代に留学を決意した」といった具体例を挙げると説得力が増します。
また「目標達成のために、どのようなリソースを活用し、どのように準備を進めているか」を説明することも重要です。
この部分ではあなたの計画性や具体的な行動力を伝えると同時に、課題に対して前向きに取り組む姿勢を示すことが求められます。
ステップ④夢を実現できたあとのビジョンを伝える
最後に、夢を実現した後のビジョンを伝え、あなたの夢がもたらす社会的な影響や、自己実現の意義を採用担当者に伝えましょう。
夢を達成した後にどのような変化や成果をもたらすのかを具体的に描写することが重要です。
例えば「開発した製品を通じて多くの人々の生活を便利にし、業界全体に新しい価値を提供したい」というように、夢が社会や企業にどのように影響を与えるかを説明します。
また、夢が達成された後も継続的に努力を重ねる姿勢を示すことが大切です。
「グローバル市場での活躍を基盤に、新興国市場の拡大にも取り組むことで、さらに企業に貢献したい」というように、未来志向の内容を加えることで、採用担当者に「長期的に貢献する人材である」と感じてもらうことができます。
【エントリーシートに将来の夢】思いつかない場合
エントリーシートに将来の夢を書こうと考えても、人によってはなかなか思いつかずに悩んでしまうこともあるかもしれません。
どうしても夢がないのは仕方がないことですが、もちろん何か夢があった方が必ず生きていくモチベーションにつながります。
そのため、ここからは将来の夢が思いつかない人のために、夢の具体的な探し方を2つ紹介しましょう。
プライベートのことから考える
エントリーシートに書くべき将来の夢は、あくまでも志望する企業に関連付けられる内容であることが重要です。
とはいえ、いきなり書き始めるのは難しいと感じてしまうかもしれません。
そんな時は、とりあえずプライベートのことから考えてみるのも良いでしょう。
なぜなら、そこから何を書けば良いのか見えてくる可能性があるからです。
例えば「マイホームを買いたい」や「最高のパートナーを見つけて幸せな家庭を築きたい」でもかまいません。
自分の欲求をいくつか挙げていけば、そこからエントリーシートに適した将来の夢も見つかりやすくなるでしょう。
社員インタビューを見てみる
社員インタビューを見てみることも、将来の夢が思いつかない時に有効な対策の1つです。
これにより、その企業で働く人々がどのように活躍しているか、どのような価値観や目標を持っているかを具体的に理解できます。
自分がその企業でどのように成長できるか、どのようなキャリアを歩むことになるのか、具体的にイメージすることも可能です。
社員が語る日々の業務内容や達成感、会社のビジョンに対する思いなどを確認し、エントリーシートに反映させましょう。
これにより、企業の求める人物像に一致していることと、企業研究をしっかり行っていることの両方をアピールできます。
内定者のエントリーシートを参考にする
内定者のエントリーシートを見れる機会があれば、ぜひ参考にしましょう。
内定者のエントリーシートには成功した就活生がどのように自己PRや将来の夢を表現しているか、どうすれば良い印象を与えられるかのヒントが散りばめられています。
これを参考にすることで、自分では気づかなかった視点やアイデアを得られる場合も多いです。
どのように回答すれば良いかのヒントになるでしょう。
ただし、内容をそのままコピーするのではなく、自分の経験や考えに基づいてアレンジし、自分らしい表現にすることが重要です。
内定者の成功例を参考に、自分の強みや価値観を再認識し、それを将来の夢としてどう活かすかを考えることで、企業にとって魅力的な文章を作成できる一助となります。
OB・OG訪問をする
ぜひ行ってほしい対策として、OB・OG訪問が挙げられます。
OB・OG訪問では先輩たちが実際にどのように働いているのか、どのような目標を持っているのかを直接質問できるからです。
これにより、企業の公式情報やネット上の情報では得られない、現場のリアルな状況や雰囲気を確認できます。
先輩たちが語る具体的な業務内容、仕事のやりがいなどを参考にすることで、自分自身の将来の夢や目標設定の参考になるでしょう。
「将来はこの人みたいになりたい」と感じるOB・OGに出会えれば、「その人のようになること」を夢としてエントリーシートに書けます。
また、OB・OG訪問の情報だけでは夢を言語化できなくとも、訪問を通じて得た情報を基にした自己分析を再度行えば、あなたの夢を言語化できる可能性が高いです。
それを叶えるために何が必要か考える
プライベートな夢をたくさん挙げたあとにやってほしいことは、その夢をどうすれば叶えることができるのか?を考えることです。
つまり、そのプロセスから次第にエントリーシートに書けそうな内容が見えてくるようになります。
例えば安定した生活を送れるようになりたいなら、そこから必要なものとして収入が挙げられるはずです。
さらに収入を上げるためには、役職に就くことも重要になるでしょう。
ということは、志望する企業で役職に就くことを将来の夢として設定することができるのです。
このように、エントリーシートに書く夢を考える時は、ゴールから逆算していく考え方がとても大切になります。
夢を叶えるためには必ず何か段階を踏むことになるため、そこにフォーカスするのをぜひ意識してみてください。
【エントリーシートに将来の夢】将来ビジョン別例文8選
エントリーシートに書くべき将来の夢について、どんなものが良いのかある程度イメージできたことでしょう。
しかし、もっと具体的に知りたい人も多いかもしれません。
ここではそんな人に向けて、エントリーシートに適した将来の夢に関する例文を8つ紹介します。
どうしても自分の頭だけで考えるのは難しいと思った人は、こちらの内容を参考にしてみてください。
そして、自分のケースに当てはめた上で書いてみると良いでしょう。
将来の夢の例文①トップ営業マンになりたい
理由は、自分の力だけでも直接売上を作れるようになりたいからです。
そして最終的に、会社にとってなくてはならない存在になれれば、それが何よりも理想です。
学生時代は飲食店でアルバイトの経験をしており、そこでお客様とのコミュニケーションをしっかり学ぶことができました。
アルバイト先の店長からは丁寧な接客を褒められたこともたくさんあるので、貴社のお仕事でも必ず活かせると思っています。
将来の夢の例文②新規事業創造をしたい
理由は、貴社の社員が新規事業を立ち上げようとしている姿をSNSで拝見し、とても興味を持ったからです。
その様子を見ていて、自分もその場に深く関わりたいなと強く思いました。
また、私自身も常に新しいことをするのが好きなタイプです。
学生時代はよく学校でのイベント事も、自分から率先して企画を出して盛り上げていました。
だからこそ、貴社でも必ず力になれると思っています。
これから入社した際には既存の事業だけではなく、私もさまざまな新規事業に挑戦できれば幸いです。
将来の夢の例文③管理職に就きたい
理由は、これまで働いていたアルバイト先でも、バイトリーダーとして長く活動していたからです。
例えば、後輩のスタッフに仕事を教えたり、指示を出したりすることはもちろん、毎日のシフト管理も私が1人で担っていました。
また途中から、仕事に必要な備品や商品に関する仕入れ管理まで、すべて任せてもらえるようにもなりました。
貴社に入社した際にも、人や物を管理してきた経験を積極的に活かしていきたいと思っている所存です。
将来の夢の例文④人事として採用成功させたい
理由は、人こそが会社の将来を大きく左右する存在になることを強く理解しているからです。
これまで勤めていた職場でも、すでに人事業務から新人育成まで、幅広く活動してきました。
その中で、どうすればポテンシャルの高い人材を判別できるのか?どうすれば社員のやる気やスキルを向上させることができるのか?など、明確に理解することができました。
だからこそ、必ず貴社でもその経験が役立つと思っています。
将来の夢の例文⑤若手の育成をしたい
理由としては、若手の成長が組織の成長に直結すると考えているからです。
新しい視点や意欲を持った若手が活躍することで、組織全体の活性化やイノベーションが促進されると考えています。
また、若手を育成することで自分自身もリーダーシップやコミュニケーション能力を磨けると考えています。
そのために、まず御社で多様な経験を積みたいと考えています。
現場での実務経験を通じて業務において必要なスキルを身につけ、同時にリーダーシップやマネジメントのスキルを学ぶ所存です。
自分自身の成長を促進し、将来の育成活動に携われるような人物を目指します。
将来の夢の例文⑥語学力を活かしてグローバルな活躍をしたい
理由は、より多くの日本の優れた製品を海外に届けたいからです。
私は大学時代に1年間カナダに留学に行き、多くの日本の製品がカナダ人から愛されていることを知りました。
しかし、流通している商品はごくわずかであり、より多くの日本の素晴らしい商品が海外の様々な地域に届き、愛されてほしいと考えました。
そのために、まずは御社で営業力を身につけ、様々な国の企業の担当者とスムーズに交渉ができるように成長したいと考えています。
そして営業力を身につけ、TOEIC920点を取得した英語力を活かし、御社の発展に大きく貢献できるような大きな商談を成功させ、貢献する所存です。
将来の夢の例文⑦幸せに生活できるようにサポートしたい
理由としては、「社会に貢献している」という強い実感こそ、仕事における最も大きなやりがいであると考えているからです。
「誰かに幸せを提供している」という強い実感は、相手からの感謝の言葉や幸せそうに生活している姿を見ることを通じて、自分自身の仕事に対する誇りとなって返ってくると考えています。
そこで、まずは御社でコンサルタントとしての姿勢や業務への取り組み方を学びたいと考えています。
そして一人前のコンサルタントに成長し、クライアント企業の発展をサポートします。
ただ自社の利益や目先の売上にとらわれず、クライアント企業が中・長期的な目線で発展するためにはどうすれば良いか、親身になってサポートできる人物を目指します。
将来の夢の例文⑨接客のエキスパートになりたい
理由としては、お客様に最高のサービスを提供することで、満足度を高め、企業の信頼性とブランド価値を向上させたいからです。
接客のエキスパートとして成長することで、仕事においては顧客満足度の向上に貢献し、企業の業績向上に寄与することができます。
また、コミュニケーションスキルが向上し、より豊かな人間関係を築くことができます。
そのために、まずは御社で実践的な接客スキルを学びたいと考えています。
現場での接客経験を通じてお客様のニーズを正確に把握し、それに応じた最適なサービスを提供する能力を磨き、最高の販売員として御社に貢献できる人物を目指します。
【エントリーシートに将来の夢】業界別「将来の夢」の回答例文12選
ここまで紹介した内容を踏まえた上で、業界別に「将来の夢」についての回答例文を12個作成しました。
時間に余裕がない方は、自分が目指している業界の例文だけでも目を通してください。
また、余裕がある方はどのような点を強調しているか、どの部分が参考になるかを考えながら、12個全てを読んでみることをおすすめします。
他の業界の例文も、自分の回答をブラッシュアップするヒントになるかもしれません。
メーカー
メーカーでの仕事は日々の暮らしに欠かせない製品を形にすることで社会に直接貢献できる点が非常に魅力的だと考えています。
この夢を持つに至った理由は大学での機械工学の研究です。
特に省エネルギー技術に関するプロジェクトに取り組んだ際、自分の提案した設計が効率改善に貢献したことがありました。
この成果が、社会に役立つものを生み出す喜びを私に教えてくれました。
夢を実現するためには製品開発の現場で求められるスキルを磨く必要があると感じています。
大学で培った分析力と課題解決力を活かしつつ、実務経験を通じてこれらのスキルを強化していくつもりです。
IT
この夢を抱くきっかけとなったのは、大学でプログラミングコンテストに参加したことです。チームで協力してアプリケーションを開発し、ユーザーからの高評価を得られたとき、自分の技術が直接的に役立つ実感ができました。
夢の実現に向けて、まずはシステム開発に関する知識をさらに深める必要があります。
特にプロジェクトマネジメントやデータ分析スキルを習得することで、より大きな規模の課題に取り組めるようになりたいと考えています。
将来的には自分が手掛けたシステムやサービスが多くの人々の生活を支える基盤となり、社会全体の生産性向上や利便性の向上に寄与したいと考えています。
商社
この夢を持つに至ったきっかけは大学でのゼミ活動です。
貿易政策について研究する中で、日本の技術や製品が世界で評価される理由を学びました。
また、留学中に現地で日本製品が高く評価されているのを目にし、自分もそのような価値を広める仕事に携わりたいと強く感じました。
夢を実現するにはまず商流や物流、マーケティングの知識を身につけることが必要です。さらに、語学力の向上も欠かせません。
これらのスキルを磨くことで、国際的なプロジェクトを円滑に進める力を養いたいと考えています。
将来的には、利益を追求するだけでなく、持続可能な取引を通じて社会に貢献することを目指します。
広告
この夢を抱くきっかけは大学でのマーケティングゼミで行った広告キャンペーンの企画経験です。
チームでアイデアを出し合い、ターゲット層を分析し、実際に広告のプロトタイプを制作した結果、プレゼンテーションで高評価を得られ、広告が人々の行動を変える力を持つことを実感しました。
大学での経験を活かしつつ、これらのスキルをさらに磨き、広告を通じた価値創造に取り組みたいと考えています。
入社後は貴社で人々の生活をより豊かにし、企業の価値を高める広告を生み出すことで貢献する所存です。
マスコミ
この夢を持つきっかけは大学でのジャーナリズム研究です。
特に情報の信頼性や発信方法について学ぶ中で、情報がどのように社会を動かすかを深く理解しました。
この経験を通じて、情報発信の責任とやりがいを強く感じました。
夢を実現するためには読者や視聴者が求める情報を敏感に察知し、それを的確に提供できる能力を身につけることが求められると考えています。
将来的には自分の発信する情報が社会の課題解決や新しい価値の創造につながるような役割を、貴社で果たしたいと思っています。
コンサル
この夢を抱いたきっかけは大学でのケーススタディ形式の授業です。企業課題を分析し、解決策を提案する過程で、自分のアイデアが企業の成長につながる可能性を感じました。
夢の実現にはまず、業界や企業に関する深い知識を習得し、分析力やコミュニケーション力を磨くことが必要です。
大学で培ったプレゼンテーションスキルを活かしつつ、さらに実務経験を積むことでこれらのスキルを高めています。
将来は貴社で多くの企業の成長を支援し、ひいては地域や国全体の発展にも貢献するコンサルタントを目指します。
金融業界
この夢を持つきっかけは大学で学んだ経済学の授業と、金融機関でのインターンシップ経験です。
授業では金融市場の仕組みや資産運用の重要性を学び、インターンシップでは実際にお客様と向き合い、適切なアドバイスが人生の大きな決断に影響を与える場面を目の当たりにし、金融業界で働く意義を強く感じました。
夢を実現するために、大学で培った分析力を基盤に、実務経験を通じてこれらのスキルを高めていきたいと考えています。
貴社ではお客様の期待に応えるだけでなく、信頼される存在として長期的な資産運用を支援する所存です。
人材業界
この夢を持ったきっかけは人材系の企業でのインターンです。
就職活動に悩む学生たちと話し合い、それぞれに合ったアドバイスを提供する中で、多くの感謝の言葉をいただきました。
夢を実現するために、迅速かつ適切に対応する調整力を磨き、幅広い人々に寄り添えるプロフェッショナルを目指したいと考えています。
貴社では個人と企業の双方が満足する採用活動を実現し、多様な人材が活躍できる環境を創出することを目指します。
不動産
この夢を抱いたきっかけは、大学での都市計画に関する研究です。
特に、地域活性化を目的とした再開発プロジェクトの調査を通じて、不動産が地域社会に与える影響の大きさを学びました。
夢を実現するために、大学で培った分析力を活かしながら、土地や建物に関する専門知識を磨いていきたいと考えています。
貴社では多くの人々に満足いただける住まいや働く環境を提供するだけでなく、地域全体の魅力を向上させるプロジェクトに取り組む所存です。
サービス
この夢を持ったきっかけは学生時代に経験した飲食店でのアルバイトでした。
自分の些細な気配りや対応が、お客様の体験を大きく変えることを実感しました。
また、接客を通じて培ったコミュニケーション能力や問題解決力をさらに伸ばし、プロフェッショナルとして成長したいという意欲も生まれました。
夢を実現するために、お客様のニーズを的確に把握し、期待を超えるサービスを提供する能力を、現場での経験を通じて磨き続けたいと考えています。
貴社では顧客満足度を高めるだけでなく、サービス業界全体のレベルを引き上げるような取り組みをしていく所存です。
小売
この夢を持つきっかけは地元の商店街でのイベント運営のボランティア経験でした。
地域住民が求める商品やサービスを深く理解し、それに応えることで大きな満足を提供できることに感動しました。
また、大学のマーケティングの授業で、消費者行動や店舗運営の仕組みを学び、小売業の可能性に興味を持ちました。
夢を実現するために、商品選定や在庫管理、マーケティング戦略の立案など、幅広い知識とスキルを学び、実務に活かしながら、現場での経験を通じて成長したいと考えています。
貴社ではお客様にとって「必要不可欠な店舗」として認識されるような店舗を築く所存です。
官公庁
この夢を抱いたきっかけは、大学で参加した地域課題に関するフィールドワークでした。
高齢化や人口減少など、地域が直面する具体的な課題に触れる中で、行政が果たす役割の重要性を実感しました。
また、地元の自治体でインターンシップを経験し、政策を形にするプロセスや、多くの人々と連携しながら地域課題に取り組む仕事のやりがいを学びました。
夢を実現するために、法律や行政に関する知識を深めることに加え、地域住民の声を的確に汲み取る力を、現場での実務を通じて磨いていきたいと考えています。
貴庁では地域社会の持続可能な発展を支える政策を企画・実行し、多くの人々が住みやすいと感じる地域を作ることを目指します。
【エントリーシートに将来の夢】エントリーシートでNGな将来の夢は?
エントリーシートにおいて「将来の夢」を語る際に避けるべきNG例も存在します。
見出しを読んだだけで理由が納得できる方もいるかもしれませんが、詳しくメカニズムを理解しておきましょう。
NGな回答を避けることはマイナスな印象を与えないために重要です。
自分の回答にこれらの要素が含まれていないか、しっかり確認してから提出してください。
お金持ちになりたい
将来の夢として「お金持ちになりたい」と述べることは、採用担当者に悪い印象を与える可能性が高いです。
個人的な願望を語るだけでは企業への貢献意欲や社会的な価値観が伝わりにくいからです。企業は「この人が自社でどのように活躍できるか」「どのように社会に貢献できるか」を重要視しています。
「お金持ちになりたい」という表現は自分本位な印象を与え、チームでの協調性や仕事への熱意が欠けていると思われる可能性があります。
将来の夢として収入を得ることを目指す場合でも、その目標を社会貢献やキャリアビジョンに結びつける工夫が必要です。
例えば「お金を稼ぐことで、地域経済の活性化に貢献したい」「自らのスキルを活かし、会社の利益を向上させることで報酬を得たい」といった形に言い換えることで、ポジティブな印象を与えることができます。
幸せな家庭を築きたい
「幸せな家庭を築きたい」という夢はプライベートな目標としては素晴らしいものですが、就職活動で伝えるべき内容としては適切ではありません。
企業でのキャリアビジョンや具体的な目標と結びつかないため、採用担当者には「仕事への意欲が薄い」と見られるリスクがあります。
企業は将来の夢を通じて応募者の働く目的や価値観を理解しようとしていますが、家庭に関する目標ではその意図に応えられません。
どうしてもこの話をしたいならば「家庭を持つことで得られる安心感を基盤に、仕事に全力で取り組みたい」といった形で仕事への意欲に結びつける工夫をすることが重要です。
独立したい
「独立したい」という夢を就職活動の場で語るのは、特に新卒採用においてNGとされる場合が多いです。
「独立=いつかは辞める」ということだからです。
企業は応募者が自社にどれだけの期間貢献できるかを重視しています。
そのため、独立のような自分本位な目標をそのまま伝えるのは避けるべきです。
こちらに関してはどう言い換えてもマイナスな印象しか与えないため、別の題材にした方が良いでしょう。
世界平和に貢献したい
「世界平和に貢献したい」という夢は理想としては素晴らしいものですが、具体性に欠けるためエントリーシートでは不適切です。
広すぎる目標は採用担当者に「現実味がない」と感じさせる可能性が高いでしょう。
また、自分がその目標をどのように達成するのか、企業でのキャリアとどのように結びつくのかが見えにくいため、説得力に欠けると判断されます。
このような抽象的な目標を語る場合は、具体的な方法や行動計画を添えることで説得力を持たせましょう。
例えば「持続可能な製品を通じて世界中の人々の生活を向上させたい」といった形に変えると、夢が現実的で実現可能なものとして採用担当者に伝わります。
【エントリーシートに将来の夢】大事な理由
将来の夢は、いざ考えようと思ってもなかなか浮かばないものかもしれません。
そのため、つい目を背けたくなってしまう人もたくさんいるでしょう。
しかし、夢を持つことは必ず将来につながります。
人生の最終的な目標があるのとないのとでは、あなたに訪れる結果が大きく変わってくるでしょう。
だからこそ、後回しにせずに早く将来の夢を見つけておくことが大切です。
自己分析に繋がる
自分の夢を見つけられていない人は、これからの生き方にも必ず影響してくるでしょう。
なぜなら、今やるべきことがわからないまま、毎日を過ごすことになるからです。
その結果、無駄に人生を消耗してしまうおそれも、もしかしたらあるかもしれません。
だからこそ、将来の夢を見つけるために自己分析から始めてみるのもおすすめです。
自分が強みとしていることや、自分の特徴をより深く理解することで、将来の夢が見えてくるようになります。
自己分析については、下記記事にて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【エントリーシートに将来の夢】就活エージェントに相談する
ここまでエントリーシートにおいて「将来の夢は何ですか」と聞かれた際の回答例や、思いつかない際の対策を紹介しました。
しかし、「この記事を読んだだけで完璧な回答を用意できた!」という人ばかりではないでしょう。
そんな方におすすめなのは、ジョブコミットを利用することです。
就活のプロがあなたのエントリーシート作成や面接練習を徹底的にサポートするだけでなく、将来の夢の答え方なども一緒に考えてくれます。
また、あなたに合った企業の紹介や、エージェントだけが持っている非公開求人を紹介してもらえることもあるため、企業選びがなかなか進まない方にもおすすめです。
完全無料で利用できるため、まずはお試しで登録してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回はエントリーシートに将来の夢を書く時のポイントや、例文をいくつか紹介してきました。
将来の夢といっても、自分のプライベートな欲求だけを書いていいわけではありません。
必ず読み手となる企業の存在が必要になることを、その夢の中に含めていくことが重要です。
そうすれば、どんな企業に対しても良い印象を与えやすくなるでしょう。