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・明るさをアピールする自己PRの作り方について
・明るさは自己PRになるのか
・明るさを自己PRにするときの注意点
・SPIの言語分野の勉強をこれから始める人
・明るさを自己PRに活用したい人
・自己PR作成に課題を感じている人
はじめに
これから就職活動をする際に、まず自己PRを考えることになるでしょう。
しかし、人によってはなかなかアピールできることが思いつかないこともあるかもしれません。
そこで検討してみてほしいのが、「明るさ」を全面的にアピールすることです。
実は明るいことも、自己PRにおいて重要な要素になります。
本記事では明るいことが本当にアピールになるのか?そしてどのように伝えるのが効果的なのか?などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【明るさをアピールしたい】明るさは自己PRで使える?
結論として、採用担当者に対して好感を持たれやすいですし、活用できます。
例えば、職場でのコミュニケーションが円滑になり、チーム全体の雰囲気を良くする力として評価されるでしょう。
しかし、この強み多くの就活生が自己PRに使うため、単に「明るい性格です」と言うだけでは他の候補者との差別化が難しくなります。
そのため、他の就活生と差別化するための工夫が求められます。
その工夫の1つは、具体的なエピソードを交えることです。
過去の経験を通じて、あなたの強みがどのように周囲に影響を与えたのかを詳しく述べましょう。
例えば、アルバイトやサークル活動、ボランティアなどの具体的な場面で、周囲をポジティブに導いたり、難しい状況を前向きに乗り越えたりしたエピソードを加えると、説得力を高められます。
【明るさをアピールしたい】明るさのアピールで企業が感じる印象
まずそもそも明るいことは、自己PRとして成立するのかどうか気になっている人も少なくないかもしれません。
そこでここからは、明るさをアピールすることでどんな印象を与えられるのかを3つ紹介します。
あなたも自己PRで何を言えば良いのか悩んでいる場合は、とりあえず明るいことを伝えるようにしてみてください。
信頼関係構築が得意そう
明るさをアピールすることで、信頼関係を作るのが得意な人なんじゃないかと思われやすくなります。
信頼関係は、これから他の人と一緒に仕事をしていく上で、必ず重要になる要素です。
もちろん仕事を通じて関わるのは、職場の人だけではありません。
多くのお客さんや取引先など、幅広く付き合うことになるため、もっとも重要視される部分といっても良いでしょう。
だからこそ、明るいことは積極的にアピールしていくことが大切です。
おまけに上司からも気に入られやすくなるため、いざ働くことになったらスムーズに出世できる可能性もあります。
場の雰囲気を和ませてくれそう
明るい人を見ると、あなたはどんな印象を受けますか?
どんなシーンにおいても、ムードメーカーになってくれることが多いのがまさに明るい人です。
つまり、そんな人を採用することで職場全体の雰囲気が良くなることが想像できます。
それだけでも、企業によってはつい採用したくなってしまうでしょう。
職場が良い空気になれば社員全体の生産性も上がる可能性があるため、あなたが明るい性格なら全力でアピールしてみてください。
ポジティブに取り組んでくれそう
どんな企業も、常に前向きに仕事をしてくれる人材を求めています。
今の時代でも、数ヶ月はおろか数日以内に辞めてしまう人も、意外と少なくありません。
だからこそ、できる限り長く働いてくれそうな人を探したい企業は多い状況です。
そこで企業が注目するのが、志望者が明るい性格の持ち主なのかどうか?ということ。
明るい人はどんな状況でも、常にポジティブ思考で居てくれるイメージを与えやすくなります。
そのため、どの企業にとっても採用しやすい存在になるといえるでしょう。
あなたの明るいところが、場合によっては何よりも強みになる可能性があるのです。
【明るさをアピールしたい】アピールするときのおすすめ構成
明るさをアピールすることで得られるメリットは理解できても、具体的に何をどうアピールすれば良いのかわからない人もいるでしょう。
そこで、ここからは面接でどんなアピールをするともっとも効果的なのかを詳しく紹介します。
以下の6つの構成をもとに、自分らしいアピールの仕方を一度考えてみてください。
結論
自己PRをする際に、まず意識してほしいのが結論から話し始めることです。
つまり、今回の場合は明るいことを必ず最初に伝えるようにしましょう。
なぜなら、結論から伝えることで、話の内容を理解してもらいやすくなるからです。
話が下手な人ほどいきなり解説から長々としがちですが、それだといくら頑張って話続けても、相手の印象には残りにくくなります。
だからこそ、先に結論を持ってきてから具体的な話に持っていく方が良いのです。
これは面接だけではなく、プライベートやさまざまなビジネスシーンでも使えるテクニックになるため、覚えておいて損はありません。
概要
結論を伝えたあとは、いよいよその理由について詳しく話していくことになります。
ここで大切なのは、明るいことに関する具体的なエピソードを伝えることです。
例えばなぜ明るいのか?明るいことでどんな出来事を経験したのか?などを、わかりやすくまとめて話すようにしましょう。
そして、ここで覚えておいてほしいのが数字を使うことです。
実はどんな自己PRをする場合でも、そこに数字が含まれることで話す内容に信憑性が生まれやすくなります。
つまり、何も疑われずに聞いてもらえる可能性が高くなるのです。
自分が本当に明るい人間であることをアピールしたいなら、どれだけ話す内容を信じてもらえるのかも意識していきましょう。
課題
明るいことは、状況によっては必ずしも良いことばかりではないでしょう。
そのため、これまでどんな出来事にぶつかってしまったことがあるのかも一緒に話してみてください。
例えばよくあるのが、明るすぎることで空気が読めない発言をしてしまうケースでしょう。
あなたも明るいタイプなのであれば、そんな経験を一度はしたことがあるかもしれません。
他にも、明るいことで何でもかんでも楽観的に考えすぎてしまうことはありませんか?
このように、何かにぶつかってしまったエピソードも一緒に伝えると、より自分の明るいところが伝わりやすくなるでしょう。
解決策
もちろん、ただ壁にぶつかったことだけを伝えて終わってはいけません。
自己PRでは自分の長所をしっかり伝えて終わることが重要ですので、その課題をどのように乗り越えてきたのかまで話すようにしましょう。
むしろ、ここがもっとも注目される部分になります。
企業はどんな困難にも立ち向かえる力のある人材を欲しがる傾向があるため、自己PRの際には特に解決策のところに力を入れてください。
ただし、いくら大事な部分だといっても話を余計に盛りすぎないようにしましょう。
その理由は、面接官を惹きつけることができた際に、話を掘り下げられる可能性があるからです。
そうなると、スムーズに回答できなくなるおそれがあるため、逆に悪い印象を残して終わってしまうことも少なくありません。
結果
自分が課題に対してどう解決したのかを伝えたあとは、そこからどんな結果を得られたのかも伝えましょう。
なお、結果を伝える際のポイントは、そこからどんな学びを得たのかに焦点を当てることです。
例えば「その結果、どんな状況でも落ち着いて対応しなければいけないことを学びました」のような形でOKです。
企業は志望者がこれまでどんな経験をして、そこから何を勉強したのか?何に気づきを得たのか?を、詳しく知りたがる傾向があります。
だからこそ、自分が得た結果についても忘れないように、きちんと話すようにしてください。
貢献
ここまで解説した内容を踏まえるだけでも、自己PRとしては十分だといって良いでしょう。
しかし、ここで終わってしまうのは非常にもったいないといえます。
なぜなら、まだ自分のことを話しただけだからです。
あくまでも企業に対して自分をアピールするのが面接ですので、これから入社した際にはどんなことに貢献できそうなのかまで話す必要があります。
その際には、これまで話してきた明るさを全力で活かせる内容が望ましいでしょう。
これにより、初めてあなたを採用する価値を感じてもらうことができます。
企業は自社で使えそうな人材なのかどうかをきちんと判断したいと思っているため、あなたの口から採用するメリットを提示してください。
【明るさをアピールしたい】明るさをアピールする際のポイント
ここまでは自己PRで「明るさ」をアピールして良いのか、そしてアピールする際の構成方法について詳しく紹介してきました。
ここからは、実際に明るさを自己PRにおいてアピールする際のポイントについて確認していきましょう。
あらかじめポイントを抑えてから作成することで、よりスムーズに自己PRを作成できます。
他の就活生に差をつけ、人事に良い印象を与えるために重要なポイントは大きく分けて3つあります。
成功に繋がった具体的なエピソードを伝える
ただ一言で「私は明るい性格です」と伝えるのではなく、それがどのような場面で発揮され、どのように成功につながったのかを具体的なエピソードで伝えることが重要です。
例えば、部活動やアルバイト、ボランティア活動などで周囲が落ち込んでいたり困難な状況に直面していた時、自らが場を明るくして前向きな雰囲気を作り出した結果、チーム全体のモチベーションが高まり、最終的にプロジェクトが成功したといった経験を共有できれば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
このように伝えるだけで、実際に業務や人間関係において役立つスキルとしての明るさを伝えることができます。
入社後どのように発揮するか話す
企業が求めるのは応募者が入社後にどのように貢献してくれるかです。
そのため、面接で自分の強みをアピールする際は入社後、どのように業務に活かし、企業に貢献できるかを具体的に伝えることが不可欠です。
具体的には、職場の雰囲気を和らげ、他のメンバーが仕事に集中しやすい環境を作ることに貢献できる点などを強調すると良いでしょう。
営業職や接客業の場合、明るさが顧客との良好な関係を築く上で重要な役割を果たし、結果的に業績向上につながることをアピールすることも効果的です。
また、業務上の問題や課題に直面した際に前向きな姿勢で周囲を励ましながら、困難な状況を乗り越える力を発揮できると伝えるのも有効です。
このように、強みが職場でどのように発揮されるのかを具体的に述べることで採用担当者はあなたの入社後の活躍をイメージしやすくなり、企業への貢献度が高い人材として評価されやすくなります。
面接で明るく振る舞う
自己PRで明るさをアピールしている人は、面接でも明るく振る舞うことを心がけましょう。
自己PRで明るさをアピールしているにも関わらず、面接で歯切れが悪いと「一貫性が無い」「自己PRに書いていることと違う」とマイナス評価をされる恐れがあります。
明るく振る舞い、ハキハキと質疑応答に対応することで、コミュニケーション能力の高さもアピールできるでしょう。
コミュニケーション能力は自己PRでも多くの就活生がアピールする、ほとんどの業種・企業で求められるスキルです。
そんなコミュニケーション能力を自己PRに使うことなくアピールできれば、就活の成功が近づくことでしょう。
明るく振る舞える人材は、チームでプロジェクトを進める企業ならばより高く評価される傾向にあります。
チームの士気を高められる、企業に良い影響を及ぼす人材であることも、面接官にアピールしていきましょう。
短所とともに伝える
これは明るさをアピールする際以外にも活用できるテクニックですが、自己PRをする際は短所とともに伝えるという選択肢もあります。
長所だけでなく、それに伴う弱みを認識しており、解決策を示せる人物であることをアピールしましょう。
これにより、自己理解の高さについてはもちろんのこと、成長力を面接官にアピールできます。
特に、自己理解の高い人材を多くの企業が求めています。
なぜならば、自己理解が高いということは、自己分析をしっかり行っているということでもあるからです。
自己分析をしっかり行っている人材のほとんどは、就活を成功させるために努力しています。
つまり、入社への意欲が高く、内定を出した場合、就職してくれる可能性が高いとみなされるのです。
【明るさをアピールしたい】アピールするときの注意点
明るさを面接でアピールする際には、もちろん注意点がいくつかあります。
その内容を理解していないと、採用されやすくなるどころか逆にいらない人材だと思われてしまうおそれがあるでしょう。
そのため、ここで大きく2つに分けて詳しく説明します。
あとで後悔したくない人は、必ず面接に向かう前に頭に入れておいてください。
企業へのメリットを明確に伝える
まず大前提として、企業に対してあなたの明るさがメリットにならなければいけません。
そもそも明るい人は、世の中にいくらでもいることがわかると思います。
ということは、単純に明るいことだけを伝えても、他のライバルと何も差別化を図ることができません。
つまり、印象に残らない結果に陥ってしまうおそれもあるのです。
だからこそ、明るいことをアピールする際には、いかにインパクトのあるエピソードも一緒に話せるのかが肝心になるでしょう。
そして最後に、自分を採用することで何を得られるのか?といったアピールをすることが大切です。
何を伝える時も、できるだけ他のライバルと被らない内容になるように、常に意識しておいてください。
ビジネスの場で通用する明るさではない場合
明るいことは、必ずしもすべてのシチュエーションにおいて重要になるとは限りません。
例えば応募する企業によっては、仕事の性質上黙々と作業をすることが多くなる場合もあるでしょう。
そんな環境では、自分の明るさを何も活かすことができない可能性があります。
そうなると、いくら面接でアピールしたところで、何も響かずに終わってしまうかもしれません。
そのため、自分が志望する企業との相性も、あらかじめ理解しておいた方が良いでしょう。
周りと差別化できるようにする
明るさをアピールする際の注意点として、他の就活生と差別化できるように心がけなければならないことが挙げられます。
途中でも述べましたが、明るさを自己PRとする就活生は非常に多いです。
つまり、うまく差別化しなければ、ありきたりな自己PRであると思われてしまうことでしょう。
よって、エピソード部分に力を入れることが重要です。
無理に話を誇張する必要や、大袈裟に表現する必要はありませんが、あなたの明るさがどのような場面で発揮されたのか、わかりやすく伝えましょう。
また、「明るさ」という言葉自体を言い換えてしまうのも選択肢の一つです。
言い換えることでより深くあなたの魅力について説明できるならば、言い換えることをおすすめします。
【明るさをアピールしたい】失敗パターンのアピール
明るさをアピールする際、うまく伝えられなければ逆効果になる可能性があります。
これから紹介する失敗パターンのアピールを踏まえて、より適切に伝えるためには何が必要なのかを考えてみましょう。
企業が求める明るい性格ではない
企業が求める「明るい性格」が何であるかを理解しておくことを忘れてはいけません。
仕事において求められるのは、楽観的であることや、ただ何も考えずに、無邪気に振る舞うことではありません。
職場での明るい性格とは、同僚や顧客との間に良好な関係を築くために必要なスキルの一部であり、場面に応じた適切な対応や配慮が求められるものです。
一方で、楽観的すぎる性格をアピールしすぎると「慎重さに欠ける」や「トラブルに対して適切に対応できない」など、ビジネスの現場で必要なスキルに欠けるという印象を与えかねません。
例えば「いつも楽観的に考え、問題があっても気にしません」といったアピールでは、逆に信頼性を損なってしまうことが多いでしょう。
したがって、仕事に活かせるような形でアピールすることが大切です。
明るい性格が当たり前とされる志望業界・職種
明るさが求められる業界や職種は多いですが、例えば接客業やサービス業などでは「明るい性格」は業界全体で当たり前のスキルとして認識されている場合が多いです。
このような職種において、ただ「私は明るい性格です」と自己PRしても、他の応募者との差別化を図ることは難しく、採用担当者に良い印象を残せないでしょう。
志望する業界や職種において、明るさが当たり前の資質とされている場合には、その性格がどのように他者と異なり、どのように業務に貢献できるかを具体的に示す必要があります。
例えば、明るい性格と言っても社交的な振る舞いに留まるものではなく、ストレスの多い環境でも冷静に対応し、周囲をリードして前向きな雰囲気を作り出せるなどの付加価値を加えると良いです。
【明るさをアピールしたい】明るい性格の短所
明るさをアピールする場合、これから紹介する明るい性格の短所も併せて理解しておくと良いでしょう。
短所を理解した上でカバーできる旨を採用担当者に伝えられれば、他の応募者との差別化を図ることが可能です。
自己PRを考える際はぜひ参考にしてください。
目立ちたがり屋すぎる
明るい性格の人は積極的にコミュニケーションを取ったり、人前に立つことを苦にしたりしないため、社交性や積極性が評価されることが多いです。
しかし、自己中心的に見られ、周囲の空気を読まない「目立ちたがり屋」として捉えられる場合もあります。
例えば、会議やチームワークが求められる場面で必要以上に自分の意見を前に押し出すと、他のメンバーの発言や意見を無視していると判断される可能性があります。
明るさをアピールする際には自分だけが目立とうとせず、他者とのバランスを考え、チーム全体の協力を促進できるように心掛けるようにしましょう。
自己管理ができない
明るい性格の人は楽観的で前向きな考え方を持っているケースが多く、問題が起きた際も深く悩まずに前向きに対応しようとする傾向があります。
しかし、楽観的な性格の度が過ぎると、自己管理ができないと見られるリスクがあります。
例えば、仕事においてスケジュール管理が甘く、結果として準備不足や納期遅れが発生することがあるかもしれません。
また、リスクや課題に対して「なんとかなるだろう」と軽視してしまい、予測できた問題に対処せずに事態を悪化させる場合もあるでしょう。
そのため、明るさをアピールする際には、楽観的な側面がどのように自己管理に影響を与えるのかを理解し、対策を講じていることを示す必要があります。
例えば「常にリスク管理を意識して行動している」や「計画を立てる際は、予備の時間を設けて対応している」などと伝えて、物事には適切に取り組んでいることをアピールすると良いでしょう。
楽観的で反省できない
明るい性格の強みの1つは失敗しても引きずらずに気持ちを切り替え、すぐに次の目標に向かって前進できる点です。
こうしたポジティブな性格はチームの士気を高め、周囲に良い影響を与えることが多いですが、同時に失敗を軽く受け止めてしまうと見られるリスクもあります。
過去の失敗から学ばず、反省することなく同じミスを繰り返すと、周囲から「成長意欲がない」または「責任感が薄い」と見なされてしまう場合があります。
失敗をした後にどのようにその経験を活かして成長してきたか、具体的にどのような対策を取って、次に同じミスを繰り返さないように工夫したかを伝えることも、重要です。
楽観的な性格であっても失敗を真摯に受け止め、その経験を基に改善策を考えて実行している姿勢を見せることで、信頼を得られるでしょう。
【明るさをアピールしたい】明るさを活用した自己PR例文
明るさをアピールすれば良いといっても、あまりイメージが沸かない人もいるかもしれません。
そのため、ここからは明るさを活用した自己PRの例を4つに分けて紹介します。
まだ何もひらめかない場合は、こちらの内容を参考にしながら、自分に当てはめてみると良いでしょう。
そうすれば、素敵な自己PRができるようになるかもしれません。
いい雰囲気づくりが得意な点をアピール
例えば以前勤めていたアルバイト先ではパソコンを使った仕事だったため、あまり仕事中に人と話すようなことはありませんでした。
そのため、せっかく休憩時間になっても1人でデスクに座って過ごすアルバイトさんばかりでした。
でも私はもっと皆の仲を深めたいと思っていたので、ある日から積極的に「一緒にご飯食べませんか?」と声をかけるようにしました。
その結果、アルバイトさん同士で自然と仲良くなるようになり、いつの間にかプライベートでも遊ぶ仲にもなれたのが嬉しかったです。
御社で仕事をすることになった際にも、私が率先して1人1人が仲良くなれるように行動していきたいと考えています。
そうすれば楽しく仕事ができるようになりますので、結果として生産性を上げることにもつながると思っています。
前向きさをアピール
以前務めていたアルバイト先では、正直数々の失敗を繰り返してきました。
そのため先輩からは何度も怒られることがあったのですが、それでも私は一切くじけることなく一生懸命仕事をしてきました。
私は何事においても負けず嫌いな性格なので、これからも失敗を理由に弱音を吐いたり、仕事を辞めたりすることはありません。
むしろ失敗こそ成功の元だと思っているので、何が起こっても立ち向かえる自信はあります。
御社に入社した際にも、持ち前の明るさを活かして、どんなことがあっても前向きに取り組んでいきたいと考えています。
怒られることも出てくるかもしれませんが、メンタルだけは強いので何でも任せてください。
必ず最後までついていき、立派な社員として羽ばたいてみせます。
協調性をアピール
学生時代はずっとバスケ部で頑張っていたんですが、そこではどうしてもキャプテンになりたかったため、頼まれなくとも積極的にチーム全体をまとめるような行動を取っていました。
例えば1人1人に、どうすればもっと試合に勝てるようになると思うのか?を丁寧にヒアリングしたり、誰よりも練習方法のアイデアを考えるようにもしていました。
最初はなかなかうまくいきませんでしたが、徐々に結果が見え始めるようになったのを覚えています。そして最終的には、大事な大会でも大きな結果を出すことに成功しました。
もちろん私だけの努力ではないですが、自分が率先してチームをまとめる努力をしたことが、良い結果につながったのではないかと今でも思っています。
御社で仕事をすることになっても、自ら積極的に周りの意見を聞くようにして、全員が気持ちよくかつ結果を出していけるように頑張っていきたいと考えています。
信頼関係構築力をアピール
なぜなら、誰とでも信頼関係を築いて仲良くなれるからです。
例えば営業職では、特に信頼関係が重要な要素になると考えています。
そのため、どれだけ相手の意見や考えを聞くことができるのか?そして自分の意見もいかにうまく伝えることができるのか?常に気をつけていなければいけません。
私はこの2つのことを、いつも意識しながら人と接するようにしています。
だからこそ、今までも複数人で行動する必要がある時は、自分がまとめ役になることが多かったです。
もちろん友達を作るのにも、苦労したことはありませんでした。
御社で仕事をする際にも、自分の明るさを活かして、誰とでも信頼を構築できるようなコミュニケーションを取っていきたいと考えています。
精神力をアピール
これまでも精神力の強さを活かして、困難を乗り越えてきました。
大学時代、一家の大黒柱であった父が倒れ、収入源がなくなったことがあります。
そこで私は昼間は大学、授業が終わったらすぐに塾講師としてアルバイトし、その後深夜からは警備員として働き、家計を支えました。
体力的に辛い時期でしたが、家族に明るく生活してほしい、父に心配をかけたくないという気持ちが私を動かしました。
1年半、父が復職するまでこの生活を続けられたのは、持ち前の明るさと精神力があったからです。
貴社に入社した暁にも、困難なプロジェクトに取り組む際、さまざまな問題に直面することでしょう。
しかし、持ち前の精神力で、必ず乗り越える所存です。
コミュニケーション能力をアピール
学生時代、何度もこのスキルに助けられてきました。
特に大学時代、野球部に所属していた際にこのスキルを活用しました。
当時はコロナウイルスが流行しており、新入生の入部希望者が少なく、既存のメンバーもなかなか集まって練習をできませんでした。
そこで、コミュニケーション能力を活用してメンバーから意見を募り、その結果、週に3回、Zoomでミーティングしながらストレッチと投球、打撃フォームの確認をし合うことになりました。
これにより再び交流を深め、技術面が大幅に解消し、コロナ禍が落ち着いた後の大会では初の県ベスト4まで進出できました。
貴社に入社した際も、このコミュニケーション能力を活用し、さまざまな社員の方と関わり、多くの学びを得て、一日でも早く戦力として活躍したいと考えています。
【明るさをアピールしたい】経験別!例文紹介
続いて、経験別の自己PRの例文を紹介します。
多くの方がアピールしやすいであろう代表的な経験を厳選して作成しているので、非常に参考になるはずです。
あなたがアピールしたいと思っている経験のものはもちろん、時間に余裕があれば他の例文も参考にして、構成やエピソードの展開を確認してみてください。
アルバイト
飲食店でのアルバイトでは、忙しい時間帯に店内の雰囲気がピリピリしている時こそ、私は笑顔で明るく接し、スタッフ全員がリラックスできるように努めました。
シフトが重なった新人スタッフが緊張している様子に気付いた際は、率先して声をかけ、業務のサポートを行い、緊張を和らげることができました。
このように取り組み続けることで、店舗全体の雰囲気が良くなり、顧客満足度の向上にも繋がったと感じています。
この経験から、職場での人間関係やチームワークの向上において明るい性格が大きな役割を果たすことを実感しました。
今後は、貴社での業務においても、チーム全体が効率良く動けるよう、明るい雰囲気づくりを心掛け、業務の円滑な進行に貢献したいと考えています。
職場全体のモチベーションを高め、貴社の成果向上に貢献できるよう、尽力する所存です。
サークル
大学時代、所属していた音楽サークルでのイベントの準備期間中は特に忙しく、メンバーの間で意見が衝突することもありました。
そのような時は、持ち前の明るさでメンバーを和ませたり、ポジティブな言葉をかけたりして、雰囲気をリセットすることを、努めて行いました。
サークルの大型イベント前に激しい言い争いが起き、メンバーのモチベーションが下がってしまったことがありましたが、前年のイベントの楽しかった思い出や、イベントが成功したらどれほど喜ばしいか語り、皆の意識を前向きにするように働きかけました。
この経験から、私は組織の雰囲気を良くすることの大切さを学びました。
貴社でも、プロジェクトが困難な局面を迎えた時こそ、私の明るさを活かしてチーム全体を鼓舞し、成果を上げられるようにサポートしたいと考えています。
前向きな姿勢を保ちながら、メンバーと共に課題を乗り越える存在であり続け、将来は精神的支柱としてプロジェクトにおいて頼れる存在を目指します。
ゼミ
大学のゼミでは、グループワークが多くあり、メンバー間で意見の対立が生じることも多々ありました。
しかし、私はチームの雰囲気を前向きにする役割を担い、皆が建設的に話し合えるように雰囲気づくりを意識しました。
意見がぶつかってしまった際には、皆をリフレッシュさせるために軽い雑談を挟むことで、話し合いを円滑に進められるよう工夫しました。
これにより、良くも悪くも自己主張が強いメンバーが協調し、卒業研究も無事に終えられたと考えています。
この経験を通じて、チームの結束力を高める上で明るい雰囲気がいかに重要かを学びました。
貴社においても、私の明るさを活かして、プロジェクトメンバーの間で良好な関係を築き、
チーム全体の生産性を向上させることに貢献したいと考えています。
困難な状況でも、常に前向きな姿勢で物事に取り組むことで、チームの成功に繋げ、長期にわたって貴社に貢献する所存です。
部活動
大学ではテニス部に所属し、試合や練習での雰囲気作りにおいてこの強みを発揮してきました。
特に、チームの士気が低下しやすい試合後や連敗が続く時期には積極的な声掛けとポジティブな姿勢を大切にしていました。
チーム全体の雰囲気が悪くなりがちなときこそ、率先して声を出し、ポジティブなエネルギーを提供することで、チームメンバーが再び挑戦する意欲を持てるようにサポートしました。
また、練習後にはメンバー同士がリラックスできる時間を作り、チームの結束力を高めるための工夫も行いました。
その結果、チーム全体が再び一丸となって練習に励み、次の試合では連敗を止めて勝利を収めることができました。
この経験を通じて、私はどんな状況でもポジティブな姿勢を保ち、周囲を元気づけることができると実感しています。
貴社のチームにおいても、私の明るさを活かしてチーム全体のモチベーションを高め、より良い成果を上げられるように貢献する所存です。
ボランティア
大学時代は地域のボランティア活動に積極的に参加しており、その中で周囲を和ませ、困っている人を支えることに力を注いできました。
特に福祉施設でのボランティア活動では、利用者の方々が抱える不安や孤独感を少しでも和らげることを目標にしていました。
例えば、ある利用者の方は最初はとても緊張していて、なかなか他の利用者とも話すことができませんでした。
しかし、私は毎回その方に寄り添い、ゆっくりとお話を伺うことで、次第に笑顔が見られるようになり、他の利用者とも積極的に交流されるようになりました。
このような経験を通じて、私はコミュニケーションにおいて相手に安心感を与えることが、関係構築の第一歩であると感じました。
貴社でも、社内外でのコミュニケーションを円滑にするために、私の明るさと積極的な姿勢を活かして、信頼関係を築きながら、人々と良好な関係を構築していきたいと考えています。
留学
大学時代に半年間、英語圏の大学へ留学をし、言語や文化の違いに直面しながらも、ポジティブな姿勢で周囲と関係を築きました。
特に最初の数週間は、現地の学生とのコミュニケーションに苦労しましたが、笑顔で積極的に話しかけることで、少しずつ友人を増やしました。
現地でのグループプロジェクトでは、文化的な違いから誤解や意見の対立が生じることがありました。
しかし、常に前向きな姿勢で取り組み、明るく振る舞うことで緊張感を和らげ、建設的な意見交換ができるように努めた結果、プロジェクトの進行に貢献できました。
この経験を通じて、異なる文化や背景を持つ人々と協力して成果を出す際にも、ポジティブな姿勢が非常に重要であることを学びました。
貴社でも、明るい性格を活かし、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを促進し、良好な関係を築くことで、業務に貢献していきたいと考えています。
【明るさをアピールしたい】「明るい」の言いかえ、アピールポイント
「明るい」という言葉には様々な意味があり、捉え方も様々なものがあります。
そのため、自己PRとして「明るい」という言葉を使う際には、自分だけの言い換えでアピールすると、より的確に自分の強みを表現できますし、差別化しやすいでしょう。
自分だけの明るさをアピールするためにも、オリジナリティや具体性のある表現にすることを推奨します。
以下の5つの言い換えの中で、あなたの明るさをより的確に表現できるものがあれば、ぜひ活用してください。
- 信頼関係構築が得意
- 素直
- 社交的
- 前向き
- 協調性がある
また、以下の記事では自己分析の方法について詳しく紹介しているため、時間に余裕があればこちらも参考にしてみてください。
【明るさをアピールしたい】自己PRが見つからない場合は
明るさには自信があっても、自己PRとして伝えられるようなエピソードが見つからないこともあるかもしれません。
そんな時は、一度考え方を大きく変えてみるのも良いでしょう。
例えば明るい性格を伝える際に、必ずしも成功談である必要はありません。
つまり、失敗談からつなげる方法もあります。
そもそも人生において、誰しも何かしら失敗を経験するものです。
そこから持ち前の明るさを使って、どのように乗り越えてきたのかを考えてみると良いでしょう。
また、最近では就活エージェントを使って、自己PRを作る人も増えてきました。
就活エージェントでは常にプロに相談できるようになっているため、1人では難しいといった場合にはぜひ活用してみてください。
強み一覧から探してみるのもおすすめ
ここまで明るさを自己PRにする際の構成やポイント、注意点などについて詳しく紹介してきました。
「これなら明るさを魅力的にアピールできそうだ」と思った人も多いでしょう。
しかし「特に自己PRが思いつかないから、とりあえず明るさをアピールするしかない」という方も居るはずです。
そういった場合は、「強み一覧」から強みにできそうなものを探してみるのも良いでしょう。
下の記事では就活で活用できる強みを15個紹介しています。
さらに、自己PRの書き方が分からない方にとってもおすすめの記事もありますので、併せて参考にしてみてください。
おわりに
今回は明るさが自己PRに使えるのかどうか?そしてどのように面接で伝えれば良いのか?などを、詳しく解説しました。
明るいことは基本的に良いイメージを与えられるものなので、もちろんアピールになります。
ただし、明るいことだけを伝えても差別化は一切できないため、必ずそこに自分なりの個性を詰め込む必要があるでしょう。
本記事をもとに、ぜひ素敵な自己PRを作ってみてくださいね。