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・休日についての質問の意図
・おすすめの回答構成
・企業から好印象をもらうコツ
・回答が思いつかない場合の対処法
・面接を控えている就活生
・面接準備を進めたい人
・対策で他と差をつけたい人
・解答例を見て参考にしたい人
就活向けの面接では、いろいろな質問を受けることがありますが、「休日はどのように過ごしますか?」と聞かれたときは何と答えたら良いでしょうか。
「特にないです」と答えるわけにもいかず難しい質問だと言えます。
今回は休日の過ごし方を聞かれた時の回答についてを紹介します。
具体的な回答例も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次[目次を全て表示する]
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】休日についての質問で企業が見ているポイント
企業が休日の過ごし方を聞くのは、あなたの休日の過ごし方にすごく興味があるわけではありません。
休日の過ごし方の答えを考える前に、なぜ企業がその質問をするのか意図を考える必要があります。
質問の意図に沿った回答をすることで、しっかりとコミュニケーションが取れる人材との評価を得られます。
そこで、企業の質問の意図をいくつか紹介します。
自己分析の精度
コミュニケーション能力
ストレスを自己処理できるか
オンオフの切り替えが出来るか
人柄
休日の過ごし方を質問するのは、あなたの人柄を知りたいという意図があります。
このような質問に対しての回答は、人それぞれで内容が異なるため模範的な回答はありません。
正解や優劣がないからこそ、就活生の個性や人柄が回答にも現れてきます。
例えば、スポーツをする人は活発的であると捉えられますし、読書と答えた人は学習意欲の高い人と、ある程度の判断ができます。
面接で多角的に質問を行うことで、深くまで人材を理解し、企業にマッチしているかを見ています。
自己分析の精度を知るため
面接官がこの質問を行うのは、自分を客観視することができる人材であるかを見たいといった意図があります。
自分で自分をわかっていなければ、第三者へ理解や評価をしてもらうのは難しいものです。
休日の質問で答えられる、あなたの趣味や興味関心、価値観などを把握することで、自己分析の精度や自己理解の深さを評価できます。
自分について、隅々まで理解しているかどうかを見るためにも休日の過ごし方を聞く面接官は多くいます。
コミュニケーション能力を見たい
このような質問は、応募者のコミュニケーション能力を測るために行われている場合もあります。
自己紹介や自己PR、ガクチカなどの頻出質問とは違い、少し角度の変わった質問を行うことで、質問への対応力を見極めコミュニケーション能力を測っています。
通常の堅苦しさを感じる質問とは異なり、場が和むような質問を行うことで、多少リラックスさせ本来のコミュニケーション能力がどの程度あるのかを判断している場合があります。
ストレスを自己処理できるか
社会に出て仕事をするようになると、大なり小なりストレスに見舞われます。
近年ではストレスに上手に対処できずに、精神的な不調を訴える人も多くなっています。
このため、休日の過ごし方でストレスの対処法を持っている人は高い評価を受け、これらを確認するために質問される場合があります。
オンとオフの切り替えがしっかりとでき、ストレスの解消法を持っている人は自己管理ができる人との高い評価を得ることができます。
オンオフの切り替えが出来るか
企業が休日に関する質問を通じて確認したいポイントの1つとして、オンオフの切り替えがうまくできる人かどうかということが挙げられます。
これは、仕事とプライベートのバランスを取る能力があるかを見極めるためです。
オンとオフの切り替えがうまくできる人は、仕事に集中する時間とリフレッシュする時間をしっかり区別できるため、効率的に働くことができます。
逆に、休み方がうまくない人は、長期的には仕事のパフォーマンスが低下したり、ストレスが蓄積して燃え尽き症候群に陥ったりするリスクがあります。
企業は自社で長期的に活躍する人材を求めています。
そのため、ストレスをうまく発散できるか、休日にしっかりと休んでリフレッシュできるかは重要な要素です。
仕事とプライベートのバランスが取れていることで、結果的に持続的に高いパフォーマンスを発揮できると期待されます。
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】おすすめの構成
面接で休日の過ごし方を聞かれた際には、その内容だけではなく答え方によっても伝わり方が変わるため、面接官の評価にも影響します。
単純に思いついた順番に答えるのではなく、答え方にもコツや注意点があります。
これらに注意をして答えることで、相手への伝わり方も変わり、理解しやすくなるため高い評価を得ることにもつながってきます。
結論
まずは結論ファーストで伝えることが重要です。
ビジネスの場では、全ての質問に対し結論ファーストで答えることが重要ですが、これは就活の場でも同様です。
今回のように休日の過ごし方を聞かれているのであれば、「休日は映画を見て過ごしています」や「休日は愛犬を連れて散歩に出かけます」などのように端的に結論から述べることが大切です。
理由 / エピソード
端的に結論から伝えることができたら、次は具体的な理由やエピソードなどを伝えます。
人柄や性格がつかみやすくなるように、できるだけ具体的なエピソードを交えて話をすると面接官もイメージができて伝わりやすくなります。
始めたきっかけであったり、自分にもたらす効果や恩恵などを分かりやすく伝えることができれば、高評価につながります。
今後の目標
休日の過ごし方で行っていることが、入社後にも活かせる内容であれば、最後に今後にからめて伝えると良いでしょう。
これは仕事についての質問を受けているわけではないため、あまり難しく考える必要はありません。
例えば、休日に行っていることがリフレッシュにつながり、ストレスなく仕事に取り組めるなど、仕事にプラスになる要素があれば、アピールとして伝えるのが良いです。
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】企業から好印象をもらうコツ
面接ではどのような質問であっても、良い印象を残すように答えたいと思うでしょう。
休日の過ごし方の質問を受けた際にも、好印象をもらうためのコツがあります。
以下で5点ほど好印象をもらうためのコツを紹介します。
しっかりと理解して、実践することで好印象をもらうことができますので、ぜひ実践してみてください
ポジティブに明るく伝える
継続的なエピソードがあれば積極的に使う
コミュニケーション力を伝える
自己アピールにつなげる
明確な理由や具体的な根拠を述べる
前述でも説明しましたが、明確な理由や具体的な根拠を示すことができれば、内容に説得力が生まれます。
これは面接官にも伝わりやすいため、高評価につながるポイントです。
具体的に述べる方法として、内容を深掘りをすると良いです。
例えば、実際にどのように過ごし、どのくらいの頻度で行っているか、またどうして取り組もうと思ったかなど、事前に深掘りをして考えておくことで、具体的で詳細に伝えることができます。
ポジティブに明るく伝える
このような質問は雑談形式で行われることが多いため、あまり硬くなりすぎないことです。
多くは序盤で質問されるか、中盤でのかたい話を和らげるためにされるため、緊張しすぎて難しい話を行うと好印象にはつながりません。
できるだけポジティブで明るく伝えることが大切です。
また、しっかりと会話ができることも評価のポイントになっています。
コミュニケーション力をアピールしながら、適度に笑顔を挟んで明るく答えることが重要です。
継続的なエピソードがあれば積極的に使う
休日の過ごし方について質問された際、長く続けている趣味や活動に関するエピソードを使うと、より良い印象を与えられます。
長期間にわたり同じ趣味や習い事を続けているということは、継続力や忍耐力があるということでもあるため、面接官にとても高評価につながりやすい要素です。
例えば、趣味として長年スポーツを続けている場合は、体力があることや精神的な強さをアピールできますし、音楽や語学、料理といった趣味を続けている場合は、スキルを習得し、向上させる姿勢や、自己研鑽に対する積極的な姿勢を示すこともできます。
また、趣味に関して新しいことを学んだり、技術を向上させたりする努力をしている場合、その向上心やチャレンジ精神を評価されるでしょう。
コミュニケーション力を伝える
頻出問題のようにかしこまった質問ではないため、事前準備ができていない就活生も多いことは企業側も理解しています。
しかし、その分アドリブ力も問われていることは知っておく必要があります。
質問に対して、あまり間をおくことなく、質問からずれていない回答が求められます。
なぜその回答であるかの明確な理由とともに、自分について理解していることがしっかり伝えられると、コミュニケーション力のアピールにつながります。
自己アピールにつなげる
伝え方に工夫を加えることができれば、自己アピールを行いつつ、質問である休日の過ごし方への回答を行うこともできます。
例えば、学生時代から運動を趣味としてることを「コツコツと継続する力がある」と言ったように表現したり、趣味の映画鑑賞を洋画中心に見て「ヒアリングの練習をしている」と言った表現で語学力のアピールが可能です。
このように伝え方に工夫を加えることで、同時に自己アピールを行うことができますので、ぜひ実践することをおすすめします。
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】答える際のNGポイント
休日の過ごし方を聞かれた際には、注意しなければならない点もいくつかあります。
あまり考えずにこれらの回答を行うと、逆に評価を下げてしまう可能性もあるため注意が必要です。
注意すべきポイントはいくつかありますが、重要なものを4つ紹介し、それぞれについての解説を行います。
よく理解して、これらの表現は避けるように気をつけましょう。
「なにもない」
この質問を受けた際に、「なにもしていない」といった回答が一番良くない回答です。
この回答では、会話がこれ以上広がることはないですし、休日はだらだらと過ごしているとの印象が付き、質問の意図をきちんと理解できていないと捉えられてしまいます。
面接官の印象も下げてしまう回答ですので、例え本当にだらだら過ごす休日があったとしても、別の活動している時のエピソードを事前に見つけておく必要があります。
できるだけポジティブな回答を心がけるのが良いでしょう。
嘘のエピソード
見栄えのするエピソードがないからといって、嘘のエピソードを回答するのは良くないです。
深掘りされた時などにつじつまが合わなくなり、嘘が露見するようなことがあれば、他の質問に対する回答まで信憑性を失ってしまいます。
このような不用意な嘘で信頼を失うことがあっては非常にもったいないです。
無理に壮大なエピソードを伝えようとするのではなく、平凡な内容で構いません。
伝え方や表現を工夫することで、印象が良くなる伝え方はありますので、そちらでの工夫を行うようにしましょう。
ネガティブな回答
こちらも良くない表現の一つで、ネガティブな回答は避けるべきです。
例えば、「ゲームをしているだけです」や「ギャンプルに熱くなっています」などの回答では面接官の印象は良くなりません。
どちらも趣味であり、否定されるものではありませんが、面接の場での答えとしてはふさわしくありません。
また、あまり活発的な活動を行っていなければ、健康的ではないかもしれないとの印象を与えます。
これらの印象を避けるためにも、自分から進んで楽しんでいる活動を選ぶようにしましょう。
長すぎる回答
ある程度、長く話ができることや、たくさんのことを話せるスキルは必要ですが、面接の場で長すぎると思われる回答は良くありません。
休日の質問を受けた際の回答でも、長すぎると内容が分かりにくくなり、伝えたいことが何かわからなくなる可能性もあります。
長く話すことが大切なことではなく、論点を絞って相手に伝わりやすいように話すことが大切です。
自分が自信を持って答えられる過ごし方を一つ選び、具体的なエピソードを付随させるように話すと印象が良く伝わるでしょう。
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】回答例を紹介
ここまで、休日の過ごし方について聞かれたときの注意点や考え方についてを解説してきました。
では、具体的にはどのように回答するのがいいのでしょうか。
ここでは、回答の例文を10つ紹介します。
これまでの解説で伝えてきたことをよく理解して、回答例を参考にしながら、自分自身の回答を作成してください。
①体を動かす
②旅行をする
③映画鑑賞をする
④資格勉強をする
⑤アルバイトをする
⑥友人と遊ぶ
⑦ボランティアをする
⑧英会話教室に通う
⑨食べ歩きをする
⑩サウナに行く
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】NG回答例
当然ながら、面接において休日の過ごし方を答える際、間違った解答例も存在します。
下記のような回答をしてしまうとマイナスイメージを与えてしまうため、注意しましょう。
何も価値を生まない過ごし方
私は寝ることが大好きで、休みの日は一日中寝て過ごしています。
日々の疲れを癒すためには、休みの日を寝て過ごすことが大切であると考えています。
より質の高い睡眠を得るために、寝具にもこだわり、布団に入る30分前からはパソコンやスマホなどのブルーライトを遠ざけることも徹底しています。
これにより忙しい日々を乗り越えることができています。
フィードバックコメント
質問の意図は就活生の人柄やストレス発散方法を知ることです。
よって、生産性が全くない回答は、質問意図を汲み取れていないことが伝わってしまいます。
よって、ある程度生産性が伝わるような話をしましょう。
世間的に好ましくない過ごし方
私は競馬が大好きで、休日は必ず競馬場に足を運んでいます。
賭けた馬が一着でゴールする際はアドレナリンが出て、これ以上ない快感を得られるので、日々のストレスも解消できます。
買った日も負けた日も、帰りには前後不覚になるまでお酒を楽しみ、日々のストレスを吹き飛ばすことで、辛い毎日を乗り越えています。
フィードバックコメント
確かに、こうした趣味を持つ人もいるでしょう。
趣味自体を否定するつもりはありませんが、どう考えても聞こえが悪いです。
酒やタバコ、ギャンブルは世間一般から見たらマイナスな響きです。
よって、控えた方が良いでしょう。
しかし、これらの商品を取り扱っている企業を受ける際は、うまく展開すれば良い印象を与えられることもあります。
【面接で休日の過ごし方を聞かれたら?】回答が思いつかない場合の対処法
続いて、面接で休日の過ごし方について聞かれた際、回答が思いつかない場合の対処法を考えていきましょう。
下記の対処ができれば、いきなり面接で回答に困る質問をされても回答できるはずです。
ストレス発散方法から考える
自分がどのようにして日常のストレスを解消しているかを振り返ることも一つの手段となります。
人は日々の生活の中でさまざまなストレスにさらされますが、そのストレスをどのように処理しているかはそれぞれです。
読書や映画鑑賞、スポーツ、散歩、料理、音楽を聴くなど、それぞれのストレス発散方法があるでしょう。
ストレス発散方法は単に時間を潰すためだけではなく、健康維持や趣味など、自分自身を高めるために意識的に選んでいるものが多いので、休日の過ごし方を考える際の良い出発点となるでしょう。
理想とする生活から逆算する
自分が目指している理想の生活や将来設定している目標から逆算して現在の活動を考えるのも良いでしょう。
自分が将来どのような人物になりたいか、または達成したい目標があるかを基に、それに向けて現在どのような努力をしているのかを振り返ります。
例えば、将来的に海外で活躍したいと考えている場合は「休日に外国語の勉強をしている」「国際ニュースを観る時間を作っている」などが挙げられます。
このように回答できれば、自分の将来像や目標に向けた具体的な行動を示すことができ、積極的で目標志向のある姿勢をアピールすることが可能です。
就活エージェントに相談する
適切な「休日の過ごし方」への回答が思いつかない場合は、就活エージェントを利用するのも選択肢の一つです。
就活エージェントは企業分析も得意なので、あなたの志望する企業がどのような回答を求めているかも考えてくれます。
特におすすめのサービスはジョブコミットです。
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毎年、無数の就活生を志望する企業に送り込む「就活プロ」と二人三脚で就活に取り組めば、志望する企業への内定も目指せるはずです。
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まとめ
「休日はどう過ごしますか?」という質問は、回答次第で自身の強みをや企業が求める人物像であることをアピールすることができます。
そのため、質問の意図や回答のポイントをしっかりと把握した上で、事前に企業に応じた回答を準備しておくことが大切です。
とはいえ、面接は企業と就活生とのマッチングの場ですので、背伸びをしすぎずありのままの自分で、自信を持った回答を心がけましょう。