初めに
就職活動をする際に、面接やエントリーシートでよく聞かれる質問の一つが「ガクチカ」です。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、企業は学生の自発性や成長率、価値観、個性などを知るために尋ねます。
しかし、ガクチカを作る上で何を重要視して伝えるべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ガクチカで「学んだこと」をどう伝えるかに加え、ガクチカとは何か、なぜ重要か、どう書くかについても解説します。
また、ガクチカ例文も5つ紹介します。
就活エージェントの活用方法もまとめています。
この記事を読んで、就職活動で自分の魅力をアピールするためのヒントを得てください。
【学生時代に学んだことの例文】企業が学んだことを聞く意図
企業が学生時代に学んだことについて聞いてくる意図にはどのようなものがあるのでしょうか。
就活においては企業が何を求めているのか、何を知りたいと思っているのかについて理解することが欠かせません。
なぜならば、相手のニーズに沿った回答を提示できれば、印象が一気に良くなるからです。
ぜひ、企業がなぜあなたが学生時代に学んだことを知りたいと思っているのか、理解しておいてください。
将来活躍できるかを知りたい
企業は就活生に学んだことを聞いて、将来活躍できるかどうかを知りたいと考えています。
入社後にどのような働き方ができるか、困難をどのように乗り越えるかを知りたいと思っているのです。
また、入社後の成長性も企業が注目するポイントです。
どのような経験を通じて、どのように成長を遂げたかを説明できれば、学ぶ姿勢や向上心も伝わります。
これらの要素を含めて話すことで、入社後も成長しながら長きにわたって貢献できる人物であるということが伝わることでしょう。
企業にマッチするかを知りたい
企業が学んだことを尋ねるもう1つの理由は、就活生が企業にマッチするかを判断したいからです。
学生時代に取り組んだことから、その人の価値観や考え方を見極めようとしています。
学んだことを通じて、どのように物事に向き合うのかや、何を大切にしているのかを知ることで、自社との相性を確認しようとしているのです。
特に学業や課外活動にどれだけ真剣に取り組んだかは重要なポイントとなります。
その姿勢が企業の求める人物像と合致していれば「入社後も責任感を持って業務に取り組んでくれるだろう」と期待されやすくなるでしょう。
企業は求める人物をあらかじめ設定しており、それに合致するかどうかを判断材料としています。
そのため、自分の学びを示す際には企業の価値観や理念を公式サイトなどでしっかりチェックしておき、一致する部分を意識して伝えることをおすすめします。
【学生時代に学んだことの例文】ガクチカとは
ガクチカとは、学生時代に力を入れてきたことの略称です。
就活ではよく聞かれる質問の一つですが、企業はガクチカから就活生の人間性や人柄などさまざまなことを知ろうとしており、評価にも活用しています。
このため、ガクチカを作成する際には、しっかりと考えて作成する必要があります。
【学生時代に学んだことの例文】ガクチカで学んだことを書くメリット
ガクチカで学んだことを書くメリットはいろいろとありますが、代表的なものとして以下の3つを紹介します。
学生時代にどんな経験やスキルを身につけたかを伝えられるため
メリットの一つとしては、学生時代に身につけた経験やスキルを伝えることができる点です。
これは経験談だけを語るのではなく、経験したことで何を学び、今後どのように活かしていくかまでを答えられると良いです。
経験だけを伝えるとただの感想文になってしまうので、学んだ内容やどのように活かしていくかも一緒に伝えることが大切です。
学んだことを会社にどう貢献できるかを伝えるられる
学んだことが会社にどのように貢献できるかを伝えることも大事なポイントです。
企業は会社で活かせるかを重要視してガクチカを尋ねるわけではありませんが、せっかく学んできたのであれば、活かせるようにアピールすることも大切です。
会社の業務とガクチカのつながりを意識して考えると良いでしょう。
自分の個性や価値観や性格を表現できる
ガクチカを伝えることで、自分の興味や関心のあることが相手側も理解できます。
学んできた内容の中で、自分がどのように感じたかや、どのような感情で継続してきたかなどの内面的な部分を表現することで、自分の持っている価値観や性格を表現することが可能です。
価値観や性格まで伝えることによって、他者との差別化も図れます。
【学生時代に学んだことの例文】大学で学んだことを整理する方法
- 勉強した内容を箇条書きにする
- 内容別に学習内容を整理する
- 企業でアピールできる学習内容を選ぶ
大学で学んだことを言語化できずに悩んでいる方も多いでしょう。
そんな方は以下の3つの方法に取り組んでみてください。
これらの方法を活用すれば、あなたが大学で何を学んだのか整理でき、回答も作成しやすくなるでしょう。
勉強した内容を箇条書きにする
大学で学んだことを整理する際、まずは勉強した内容を箇条書きにまとめることをおすすめします。
これまで取り組んできた授業や活動を一目で把握できるからです。
特に履修登録の履歴や成績表を確認すれば、忘れていた授業の内容や学習経験も思い出しやすくなります。
各科目の概要や学習テーマをリスト化して、どの授業が自分の強みとしてアピールしやすいかについて考えてみてください。
また、これらのテーマは授業だけでなく、資格取得に取り組んだことや、サークルやアルバイトで学んだことでも構いません。
必ずしも「座学」の話をしなければならないわけではないため、自分が最も大学生活において深く学びを得て、現在の自分に活かされているものが何かを考えてみましょう。
内容別に学習内容を整理する
大学で学んだ内容を整理する際は、ただ箇条書きにして満足するのではなく、テーマごとに分類することも心がけてください。
「力を入れて取り組んだ学習」「価値観が変わった学習」「チームで取り組んだ学習」「印象に残った学習」などに分けて整理すると、アピールポイントが明確になります。
それぞれの経験がどのように役立つかを考えながら分類することで、ESの回答もより具体的になります。
テーマごとに分けて整理しておけば、自分の強みも浮き彫りになり、面接での自己紹介や志望動機、自己PRなどの部分にも応用可能です。
企業が求めるスキルや特性に合わせて、自分の学びを整理しておきましょう。
企業でアピールできる学習内容を選ぶ
学習内容をうまく整理できたら、続いて企業でアピールできる内容が何かを厳選しましょう。
すべての経験について話していると文字数や時間がいくらあっても足りないため、特に企業に良い印象を与えられる学びが何だったのかについて整理してみてください。
ここで大切なのは、まず目指す企業の求める人物像やスキルセットについて調べて、その要件に合致する学習内容を選ぶことです。
専門知識が求められる業界ならば、学んだ専門科目や研究内容を重点的に説明すると良いですし、問題解決力やプロジェクト推進力が求められる職種であれば、ゼミのチームで取り組んだプロジェクトなどの経験を話すと良いでしょう。
企業のニーズに合致した学びをアピールできれば、採用担当者もあなたがしっかりと企業研究を行っている、モチベーションの高い人物であると判断するでしょう。
【学生時代に学んだことの例文】ガクチカのおすすめ構成
続いて、おすすめのガクチカの構成について紹介します。
以下の構成は学生時代に学んだことについて話すときだけでなく、アルバイトや部活、サークル、趣味など、何を題材にする場合でも活用できるものです。
一度覚えてしまえばどのような企業を受ける際にも活用できるものであるため、ぜひこの記事で使えるようになっておいてください。
結論
ガクチカの構成においては、まず最初に結論を提示することが大切です。
結論ファーストは非常に重要な考え方であるため、就活全般において意識しましょう。
採用担当者が話の内容をすぐに理解できるため、興味を持って読んでくれるようになります。
特に限られた文字数や時間の中で効率よくアピールするためには冒頭で結論を明確にすることが欠かせません。
話の入り口で「〇〇に取り組み、その中で〇〇を学びました」といった形で示せば、具体的なエピソードに入る前に要点を理解してもらえます。
その後に詳細を補足することで、全体の流れが整理され、分かりやすさが向上することでしょう。
課題
この部分では取り組んだ経験の中で直面した問題やその背景について、具体的に説明しましょう。
どのような状況で何が課題だったのかを明確に伝えれば、面接官に問題意識や課題解決への意欲が伝わり、概要も理解してもらえます。
ただし、問題点を挙げて終わるのではなく、その課題がなぜ重要だったのかを説明することも大切です。
背景をしっかりと説明することで、課題の深刻さや取り組みの価値が伝わりやすくなります。
施策
課題を明確に示した後は、その解決のために取った施策を説明しましょう。
具体的にどのようなアプローチを行い、なぜその方法を選んだのかを詳しく述べることが大切です。
施策を示す際には、その理由や施策を選ぶにあたった理由などについて、目的を示すことで論理性が伝わります。
考え方のプロセスについて詳しく説明できれば、相手はあなたが就職後、課題解決に取り組むにあたって「再現性」があると判断できます。
企業は「ガクチカにおいて的確な施策を取ったか」ではなく「入社後に問題解決に取り組めるか」を重視しているため、再現性を意識して説明しましょう。
結果
施策の説明が終わったら、その結果を明確に伝えることを心がけてください。
どのような成果が得られたのか、数字や具体例を交えて説明すると説得力が増します。
「成功した」「失敗した」と述べて終わるのではなく、どのような流れで成果につながったのかを示すことが大切です。
文字数や時間が限られている場合は長々と説明する必要はありませんが、結果について触れないのは不自然であるため、少なくとも一言だけでも良いので、どのような結果に至ったのかについては説明することを心がけましょう。
学び
最も重要な項目の1つである「経験を通じて学んだこと」については特に力を入れて話すことが大切です。
結果を述べて終わるのではなく、その過程で得た気づきや考え方を整理しましょう。
ガクチカにおいては取り組みの工夫や何を学んだかが最も重要であるため、この部分は特に注力してください。
また、学びを説明する際には、困難を乗り越えたことで得られた教訓や、自分の価値観がどう変わったのかについて含めると分かりやすいです。
自分自身がどのように成長したかをしっかりと伝えることが、分かりやすいガクチカの完成につながります。
入社後にどのように活かすか
最後に、経験を通じて学んだことを入社後にどう活かすのかについて述べると、再現性のある強みとして評価されやすくなるでしょう。
どの企業も結局は「貢献できる人」が欲しいため、再現性のある学びがあることを説明することが大切です。
入社後に活かせるスキルや考え方を述べる際には企業の求める人物像や仕事の特性を意識するようにしましょう。
企業の公式サイトや採用ページなどではどのような人物が求められているか、どのような能力が必要なのかについて説明されていることが多いです。
その部分と照らし合わせて、自分がどのように貢献できるかを説明すると良いです、
「企業研究をしっかりと行っている上に、活躍できる可能性が高い、有望な人物である」と判断してもらえることでしょう。
【学生時代に学んだことの例文】学んだことことを伝える際のコツ を3つ紹介
ガクチカで学んだことを相手にうまく伝えるにはコツがあります。
企業は学生時代に力をいれたことを聞くうえで、なにを学んできたのかを重要な評価ポイントとしているため、以下で紹介する3つのコツを踏まえたうえで、高評価につながるガクチカを作成しましょう。
具体的な学んだことを伝える
他の人と差別化できるように、自分ならではの学んだことを選びましょう。
例えば、「英語力」「コミュニケーション力」「リーダーシップ」などは抽象的すぎて印象に残りづらくなります。
その代わりに、「英語で海外の友人と交流した」「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」「サークルでイベントを企画・運営した」など具体的な内容を書きましょう。
学びに加えて自分の個性・価値観を伝える
学んだことに加えて、自分の個性や価値観も伝えましょう。
例えば、「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」なら、「チームワークや協調性が大切だと感じました。
自分の意見だけでなく、他人の意見も尊重して、目標に向かって一丸となれる人間です」と書きましょう。
また学びによって自分の価値観が大きく変化した場合は、経験を通してどのように成長できたのかを伝えることも高評価につながりやすくなります。
会社にどう貢献できるかを伝える
学んだことがどう役立つかを明確に伝えましょう。
例えば、「英語で海外の友人と交流した」なら、「グローバルなビジネス展開に興味があります。
英語力だけでなく、異文化理解やコミュニケーション能力も身につけました。
入社後は、海外のお客様やパートナーと円滑にやり取りできるように努めます」と書きましょう。
【学生時代に学んだことの例文】効果的なアピール方法｜〇〇体験
ガクチカを伝える際の効果的な方法として、体験談として伝える方法があります。
主に、成功、成長、失敗の3つの体験がアピールとして有効です。
成功体験
自分が目標を達成したり、賞を受賞したり、評価されたりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな役割を果たしたか、どんな努力をしたか、どんな成果を出したかを具体的に書きましょう。
例えば、「サークルでイベントを企画・運営した」なら、「サークルの代表として、イベントのテーマや予算やスケジュールを決めました。
メンバーに役割分担をして、進捗管理や問題解決をしました。
イベントは大盛況で、参加者からも高い評価を得ました」と書きましょう。
成長体験
自分が苦労したり、挑戦したり、スキルアップしたりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな課題に直面したか、どんな対策をしたか、どんな変化があったかを具体的に書きましょう。
例えば、「英語で海外の友人と交流した」なら、「英語が苦手だった私は、海外の友人と話すことに不安でした。
しかし、勇気を出してコミュニケーションを取るようにしました。英語学習アプリやオンラインレッスンで英語力を向上させました。
友人との交流は楽しくなり、英語で自分の考えや感情を伝えられるようになりました」と書きましょう。
失敗体験
自分が失敗したり、反省したり、学び直したりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな失敗をしたか、どんな原因や反省点があったか、どんな改善策や教訓があったかを具体的に書きましょう。
例えば、「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」なら、「プロジェクトの初期段階で、メンバーの意見がバラバラでまとまらず、時間がかかってしまいました。
原因は、私がメンバーの意見を聞くだけでなく、自分の意見も押し付けていたことでした。
反省して、メンバーの意見に対してオープンマインドで臨むようにしました。
改善策としては、メンバーの意見を整理して共有することや、合意形成の方法を決めることでした。教訓としては、コミュニケーションは双方向であることや、多様性を尊重することでした」と書きましょう。
【学生時代に学んだことの例文】ガクチカ例文を10選紹介
これまでの内容を参考に例文を5つ紹介します。
学んだことや、入社後にどう活かせるかが大切ですので、例文を参考にしてみてください。
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サークル活動
コンテストでの優勝を目標にして、全員で努力する中で、私は主に台本の翻訳と演出効果にこだわりました。
翻訳ではリアルなセリフの置き換えにこだわりをもって行いました。
演出効果もより高められるよう、細部にも徹底した細かい演出を行い、目標であったコンテストでの優勝をおさめることができました。
この経験を通して、私の英語力は飛躍的に向上し、同時に演出力やチームワークも学ぶことができました。
入社後には、これらの身につけてきた能力を活かし、グローバルなビジネスに挑戦したいと考えています。
また、演出力を活かしたプレゼンテーションなどにも挑戦していきたいです。
アルバイト
来店されるお客様へは、満足して気持ちよく帰っていただくために、笑顔での接客や丁寧さを常に心がけた接客を意識して取り組みました。
その結果、お客様に顔を覚えていただくことができ、来店の際にご挨拶をいただけるまでになりました。
ファミレスのアルバイトは、忙しい仕事であるため、スピード力や対応力を身につけることができました。
また、意識して行っているため、接客力も高まり、どのようなお客様でも臆することなく対応できます。
入社後は、これらの身についた能力を活かして、お客様や取引先との関係構築や業務の効率化などに貢献していきたいと考えています。
趣味
主に自分の興味のあるテーマについての記事を作成していますが、興味がある内容であっても事前調査は欠かせません。
皆さんに見ていただく記事ですから、間違えた情報発信はできないと考え、内容の調査と深掘りは必ず行っておりました。
これによって、いろいろなことへの調査力や、ブログを書くことでの表現力などを身につけることができました。
また、読者の方々とのやり取りを通じて、コミュニケーション力も向上したと思っています。
入社後には、これらの身につけた能力を活かして、情報収取や文章作成などの業務で貢献したいと考えております。
また、コミュニケーション力を活かし、人間関係を良好に保ち仲間と協力しながら、仕事を円滑に進めたいと考えています。
ボランティア活動
資格は持っておりませんので、介護ではなく主に一緒に食事をしたり、レクリエーションのお手伝いなどが私の役割です。
多くの方々と直に接するお仕事を手伝わせていただいたことで、人びとの多様性を学ぶことができました。
これによって、人間力やコミュニケーション力が向上しましたが、一番は感謝の気持ちを学ぶことができたのが私にとっては大きく、自分の考え方も変わるきっかけになりました。
入社後には、これらの学んで身についた能力を活かし、社会人として尊重し合える関係を築き
たいと考えています。
また、仕事も円滑に滞りなく進められる人材になりたいと考えています。
資格習得
理由としては、自分の知識やスキルを証明したかったためと、さまざまな資格にチャレンジして成果を確かめたかったからです。
資格取得のための努力で、学習力や継続力、計画性そして、自信を身につけることができました。
目指す資格までの受験期間から、どのような計画で学習するかを逆算で考えスケジュールを組みました。
また、同時に複数の資格受験を行ったため、マルチタスクも身につけることができました。
入社後は、これらの身につけた能力を活かし、新しい知識やスキルをできるだけ早く、正確に身につけることで、会社に貢献していきたいと考えています。
ゼミ
研究室
長期インターン
部活動
留学
習い事
【学生時代に学んだことの例文】よくある質問
- 学んだことを書くときの注意点は？
- 学んだことがない場合は？
続いて、就活生の皆さんからよくいただく質問に回答します。
弊社は就活エージェントを運営していますが、大学時代に熱心に勉強しており、その話をガクチカの主題としたいと考え、ご相談くださる方が多くいらっしゃいます。
その中でもよく聞かれる質問を厳選して回答するため、あなたが気になる項目があればぜひ解消しておいてください。
学んだことを書くときの注意点は？
最も注意しなければならない点は、企業で再現性のない内容をアピールしないことです。
面接官が知りたいのは過去の経験そのものではなく「その経験が入社後に活かせるかどうか」という点です。
そこで、自分が得た学びがどのように業務に結びつくかを意識して伝えましょう。
学業で培ったスキルが専門性の高いものであっても、それが業務に直結しないと判断されれば、評価につながりにくいです。
企業が求める人物やスキルセットを理解して、その観点から自分の経験を見直すことがポイントです。
いくら自信がある能力だったとしても、企業の求めるものとかけ離れていては意味がありません。
無理に寄せる必要はありませんが、複数のエピソードがある場合は、最もウケがよさそうなものを選びましょう。
学んだことがない場合は？
学んだことが全くないと感じる場合も多いでしょうが、基本的に「大学生活で学びが何もない」ということはないはずです。
むしろ、あなたの基準が高く、モチベーションが高いがゆえにハードルを高く設定してしまっているかもしれません。
自分としては当たり前のように取り組んできたことでも、実は学びにつながっているケースは少なくありません。
履修した授業内容、サークルで取り組んだこと、アルバイトの経験などを振り返ってみると、意外な学びや成長が確実にあります。
「レポートを必ず期限内に提出する」「アルバイトで少しでも貢献できるように工夫して取り組む」「ゼミで研究効率を高めるために工夫する」など、それら全てが素晴らしいエピソードですし、取り組みの中で何かしら学びがあったはずです。
それらの学びを言語化して、企業が求める人物像に合致することを示しましょう。
【学生時代に学んだことの例文】完成度を高めるために
ガクチカを完成させた後はそのまますぐに提出するのではなく、完成度を高めるための工夫を行ってから提出することをおすすめします。
この一工夫があるかどうかで、クオリティは大きく異なりますし、それが合否を左右することすらあります。
ぜひ、以下の3つの対策に取り組んでからガクチカを提出することを心がけてください。
声に出して読んでみる
文章の完成度を高めるためには、ぜひ声に出して読んでみてください。
自分の耳で確認することで、なかなか気づけない誤字や文法のミス、不自然な表現が浮き彫りになります。
文章を目で追うだけではスルーしてしまうような微妙な違和感やリズムの悪さも、声に出すことで明確に感じ取れます。
ゆっくりと一文ずつ確認し、意味が通じるかを意識してみると良いでしょう。
文章が長すぎたり、主語述語の関係が曖昧だったりする場合は読みづらさを感じるはずです。
他の人に添削してもらう
他の人に添削してもらうことは、より効果的な対策と言えます。
声に出して読むことで、ある程度客観的に確認はできますが、どうしても自分が作成した文章であるため、声に出しても気づけないミスはあるでしょう。
特に、同じ文章を長時間見続けると「間違いはない」と錯覚してしまい、誤りを見逃してしまいやすくなります。
そこで、自分が特に不安を感じている部分や意見が欲しい点についてまとめた上で、友人や家族、就活エージェントなどに添削してもらいましょう。
「語尾の繰り返しや不自然な表現がないか」「初対面の人でも理解できる内容になっているか」などについて、入念に確認してもらうことが大切です。
就活エージェントに相談してみよう
先輩や友人、大学の教授などに添削してもらっても良いのですが、最もおすすめなのは就活のプロに添削してもらうことです。
皆さんには優秀な知り合いの方もいるかもしれませんが、やはり「就活生を目指す企業に送り込むこと」を生業としている人物に添削を依頼することは確実に効果的です。
気になる就活エージェントがあれば、積極的に利用し、添削してもらいましょう。
弊社も「ジョブコミット」というサービスを運営しており、経験豊富なアドバイザーが様々な目線から、あなたのガクチカや志望動機、自己PRなどのESを添削します。
ESが通過した後は面接練習にもお付き合いしますし、非公開求人やおすすめ企業の紹介も可能です。
カウンセリングや登録は無料ですので、ぜひこちらをご覧ください。
おわりに
この記事では、ガクチカとは何か、なぜ重要か、どう書くかについて解説しました。
ガクチカは、自分の学生時代に力を入れたことを効果的に伝えるための質問です。
ガクチカで学んだことを書くメリットは、自分の経験やスキルや人柄を具体的に示すことができることです。
ガクチカ例文5つを参考に素晴らしいガクチカを書きましょう。
ガクチカは就職活動で自分の魅力をアピールするための重要なツールです。
自分の学んだことをしっかりと整理して、自信を持って伝えましょう。
最後に、他のガクチカ例文や作り方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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