就職活動をする際に、面接やエントリーシートでよく聞かれる質問の一つが「ガクチカ」です。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、企業は学生の自発性や成長率、価値観、個性などを知るために尋ねます。
しかし、ガクチカを作る上で何を重要視して伝えるべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ガクチカで「学んだこと」をどう伝えるかに加え、ガクチカとは何か、なぜ重要か、どう書くかについても解説します。
また、ガクチカ例文も5つ紹介します。
就活エージェントの活用方法もまとめています。
この記事を読んで、就職活動で自分の魅力をアピールするためのヒントを得てください。
【ガクチカで学んだことを述べる】企業がガクチカを聞く意図
企業は就活生になぜガクチカを聞くのでしょうか？
この企業の意図をしっかりと理解しなければ、評価に繋がるガクチカを作成することはできません。
理由はさまざまにありますが、一番大きな理由はガクチカを知ることで、就活生の人間性を知ろうとしているからです。
学生時代に頑張った内容やその方法などを聞くことで、その人の人間性を理解しようとしています。
【ガクチカで学んだことを述べる】ガクチカとは何か、なぜ重要かを説明する
ガクチカとは、学生時代に力を入れてきたことの略称です。
就活ではよく聞かれる質問の一つですが、企業はガクチカから就活生の人間性や人柄などさまざまなことを知ろうとしており、評価にも活用しています。
このため、ガクチカを作成する際には、しっかりと考えて作成する必要があります。
【ガクチカで学んだことを述べる】ガクチカで学んだことを書くべき理由
ガクチカで学んだことを書くメリットはいろいろとありますが、代表的なものとして以下の3つを紹介します。
学生時代にどんな経験やスキルを身につけたかを伝えるため
メリットの一つとしては、学生時代に身につけた経験やスキルを伝えることができる点です。
これは経験談だけを語るのではなく、経験したことで何を学び、今後どのように活かしていくかまでを答えられると良いです。
経験だけを伝えるとただの感想文になってしまうので、学んだ内容やどのように活かしていくかも一緒に伝えることが大切です。
学んだことを会社にどう貢献できるかを伝えるため
学んだことが会社にどのように貢献できるかを伝えることも大事なポイントです。
企業は会社で活かせるかを重要視してガクチカを尋ねるわけではありませんが、せっかく学んできたのであれば、活かせるようにアピールすることも大切です。
会社の業務とガクチカのつながりを意識して考えると良いでしょう。
自分の個性や価値観や性格を表現できるため
ガクチカを伝えることで、自分の興味や関心のあることが相手側も理解できます。
学んできた内容の中で、自分がどのように感じたかや、どのような感情で継続してきたかなどの内面的な部分を表現することで、自分の持っている価値観や性格を表現することが可能です。
価値観や性格まで伝えることによって、他者との差別化も図れます。
【ガクチカで学んだことを述べる】学んだことことを伝える際のコツ 3選
ガクチカで学んだことを相手にうまく伝えるにはコツがあります。
企業は学生時代に力をいれたことを聞くうえで、なにを学んできたのかを重要な評価ポイントとしているため、以下で紹介する3つのコツを踏まえたうえで、高評価につながるガクチカを作成しましょう。
具体的な学んだことを伝える
他の人と差別化できるように、自分ならではの学んだことを選びましょう。
例えば、「英語力」「コミュニケーション力」「リーダーシップ」などは抽象的すぎて印象に残りづらくなります。
その代わりに、「英語で海外の友人と交流した」「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」「サークルでイベントを企画・運営した」など具体的な内容を書きましょう。
学びに加えて自分の個性・価値観を伝える
学んだことに加えて、自分の個性や価値観も伝えましょう。
例えば、「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」なら、「チームワークや協調性が大切だと感じました。
自分の意見だけでなく、他人の意見も尊重して、目標に向かって一丸となれる人間です」と書きましょう。
また学びによって自分の価値観が大きく変化した場合は、経験を通してどのように成長できたのかを伝えることも高評価につながりやすくなります。
会社にどう貢献できるかを伝える
学んだことがどう役立つかを明確に伝えましょう。
例えば、「英語で海外の友人と交流した」なら、「グローバルなビジネス展開に興味があります。
英語力だけでなく、異文化理解やコミュニケーション能力も身につけました。
入社後は、海外のお客様やパートナーと円滑にやり取りできるように努めます」と書きましょう。
【ガクチカで学んだことを述べる】効果的なアピール方法｜〇〇体験
ガクチカを伝える際の効果的な方法として、体験談として伝える方法があります。
主に、成功、成長、失敗の3つの体験がアピールとして有効です。
成功体験
自分が目標を達成したり、賞を受賞したり、評価されたりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな役割を果たしたか、どんな努力をしたか、どんな成果を出したかを具体的に書きましょう。
例えば、「サークルでイベントを企画・運営した」なら、「サークルの代表として、イベントのテーマや予算やスケジュールを決めました。
メンバーに役割分担をして、進捗管理や問題解決をしました。
イベントは大盛況で、参加者からも高い評価を得ました」と書きましょう。
成長体験
自分が苦労したり、挑戦したり、スキルアップしたりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな課題に直面したか、どんな対策をしたか、どんな変化があったかを具体的に書きましょう。
例えば、「英語で海外の友人と交流した」なら、「英語が苦手だった私は、海外の友人と話すことに不安でした。
しかし、勇気を出してコミュニケーションを取るようにしました。英語学習アプリやオンラインレッスンで英語力を向上させました。
友人との交流は楽しくなり、英語で自分の考えや感情を伝えられるようになりました」と書きましょう。
失敗体験
自分が失敗したり、反省したり、学び直したりした体験を書きましょう。
その際には、自分がどんな失敗をしたか、どんな原因や反省点があったか、どんな改善策や教訓があったかを具体的に書きましょう。
例えば、「プロジェクトでメンバーの意見をまとめた」なら、「プロジェクトの初期段階で、メンバーの意見がバラバラでまとまらず、時間がかかってしまいました。
原因は、私がメンバーの意見を聞くだけでなく、自分の意見も押し付けていたことでした。
反省して、メンバーの意見に対してオープンマインドで臨むようにしました。
改善策としては、メンバーの意見を整理して共有することや、合意形成の方法を決めることでした。教訓としては、コミュニケーションは双方向であることや、多様性を尊重することでした」と書きましょう。
【ガクチカで学んだことを述べる】ガクチカ例文を5つ紹介
これまでの内容を参考に例文を5つ紹介します。
学んだことや、入社後にどう活かせるかが大切ですので、例文を参考にしてみてください。
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例文① サークル活動
コンテストでの優勝を目標にして、全員で努力する中で、私は主に台本の翻訳と演出効果にこだわりました。
翻訳ではリアルなセリフの置き換えにこだわりをもって行いました。
演出効果もより高められるよう、細部にも徹底した細かい演出を行い、目標であったコンテストでの優勝をおさめることができました。
この経験を通して、私の英語力は飛躍的に向上し、同時に演出力やチームワークも学ぶことができました。
入社後には、これらの身につけてきた能力を活かし、グローバルなビジネスに挑戦したいと考えています。
また、演出力を活かしたプレゼンテーションなどにも挑戦していきたいです。
例文② アルバイト
来店されるお客様へは、満足して気持ちよく帰っていただくために、笑顔での接客や丁寧さを常に心がけた接客を意識して取り組みました。
その結果、お客様に顔を覚えていただくことができ、来店の際にご挨拶をいただけるまでになりました。
ファミレスのアルバイトは、忙しい仕事であるため、スピード力や対応力を身につけることができました。
また、意識して行っているため、接客力も高まり、どのようなお客様でも臆することなく対応できます。
入社後は、これらの身についた能力を活かして、お客様や取引先との関係構築や業務の効率化などに貢献していきたいと考えています。
例文③ 趣味
主に自分の興味のあるテーマについての記事を作成していますが、興味がある内容であっても事前調査は欠かせません。
皆さんに見ていただく記事ですから、間違えた情報発信はできないと考え、内容の調査と深掘りは必ず行っておりました。
これによって、いろいろなことへの調査力や、ブログを書くことでの表現力などを身につけることができました。
また、読者の方々とのやり取りを通じて、コミュニケーション力も向上したと思っています。
入社後には、これらの身につけた能力を活かして、情報収取や文章作成などの業務で貢献したいと考えております。
また、コミュニケーション力を活かし、人間関係を良好に保ち仲間と協力しながら、仕事を円滑に進めたいと考えています。
例文④ ボランティア活動
資格は持っておりませんので、介護ではなく主に一緒に食事をしたり、レクリエーションのお手伝いなどが私の役割です。
多くの方々と直に接するお仕事を手伝わせていただいたことで、人びとの多様性を学ぶことができました。
これによって、人間力やコミュニケーション力が向上しましたが、一番は感謝の気持ちを学ぶことができたのが私にとっては大きく、自分の考え方も変わるきっかけになりました。
入社後には、これらの学んで身についた能力を活かし、社会人として尊重し合える関係を築き
たいと考えています。
また、仕事も円滑に滞りなく進められる人材になりたいと考えています。
例文⑤ 資格習得
理由としては、自分の知識やスキルを証明したかったためと、さまざまな資格にチャレンジして成果を確かめたかったからです。
資格取得のための努力で、学習力や継続力、計画性そして、自信を身につけることができました。
目指す資格までの受験期間から、どのような計画で学習するかを逆算で考えスケジュールを組みました。
また、同時に複数の資格受験を行ったため、マルチタスクも身につけることができました。
入社後は、これらの身につけた能力を活かし、新しい知識やスキルをできるだけ早く、正確に身につけることで、会社に貢献していきたいと考えています。
【ガクチカで学んだことを述べる】就活のプロに相談してみよう
ガクチカをはじめ、自己PRや志望動機などを作成するうえで文章に自信が無い就活生は多くいます。
そんな時には就活のプロである、エージェントに相談してみませんか？
経験豊富なアドバイザーが二人三脚であなたをサポートしてくれます。
ガクチカやエントリーシートの添削、面接対策など、就活の気になる悩み全てにサポート可能です。
また、それ以外の些細なことも、直接質問することができますので、安心です。
費用は一切かかりませんので、まずはお気軽に以下からチェックしてみてください。
おわりに
この記事では、ガクチカとは何か、なぜ重要か、どう書くかについて解説しました。
ガクチカは、自分の学生時代に力を入れたことを効果的に伝えるための質問です。
ガクチカで学んだことを書くメリットは、自分の経験やスキルや人柄を具体的に示すことができることです。
ガクチカ例文5つを参考に素晴らしいガクチカを書きましょう。
ガクチカは就職活動で自分の魅力をアピールするための重要なツールです。
自分の学んだことをしっかりと整理して、自信を持って伝えましょう。
最後に、他のガクチカ例文や作り方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
