電話面接はどうやって受ければいいの?大切なマナーや対策方法を解説

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就活に取り組んでいる学生の中には、志望している企業の選考で電話面接が行われると聞いて、焦る方も多いのではないでしょうか。

近年増えているWeb面接は知っていても、電話面接を知らないケースも珍しくありません。

そんな電話面接は、一部の企業の選考初期段階で採用されている選考方法です。

この記事では、多くの学生に馴染みのない電話面接はどのように受ければ良いのかを解説します。

電話面接で大切なマナーや対策方法も解説しますので、志望する企業で電話面接が実施される方はぜひ参考にしてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 電話面接とは何か
  • 電話面接で注意すべき点
  • 電話面接のマナー
この記事をおすすめしたい人  
  •    
  • 電話面接を控えている人
  • 電話面接の注意点を知りたい人
  • 電話面接のポイントを知りたい人

【電話面接とは】Web面接との違い

電話面接と混同しやすい選考方法は、Web面接です。

就活においてオンラインでの対応が普及している中で、Web面接を行う企業が増えています。

しかし、電話面接とWeb面接は違った選考方法であるため、注意が必要です。

「Web面接の経験があるから」「電話面接とWeb面接は大差ないのでは」と油断して電話面接の準備を怠っていると、思わぬ落とし穴にはまってしまうケースもあります。

ここでは、Web面接と電話面接の違いや特徴について説明します。

Web面接

Web面接とは、ZoomやTeamsなどのWwb会議システムを活用して、オンライン上で面接する選考方法です。

面接会場へ行かずに、自宅や大学など自分のいる場所から企業の面接が受けられます。

Web面接が普及した背景にあるのは、新型コロナウイルスの拡大です。

学生と企業担当者が対面しないため、感染症拡大防止の観点から安全性の高い面接方法として導入している企業が多くあります。

学生としては、わざわざ面接会場まで移動する時間が省ける点がメリットと言えるでしょう。

電話面接と比較すると、Web面接は学生と企業担当者がお互いの顔を見ながら話せる点が最大の特徴です。

そのため、話す内容にくわえ、表情や雰囲気も選考の対象となります。

電話面接

電話面接は、スマートフォンや固定電話の通話機能で面接をする選考方法です。

Web面接が普及していなかった時代に、対面での面接の前段階として行われていた背景があります。

そのため、現在は電話面接ではなく、Web面接を導入している企業のほうが多い状況です。

一方で、後述する理由から、電話面接を行う企業もあります。

電話面接は、Web面接と違い、学生と企業担当者が音声のみで会話をする点が特徴です。

話す内容や話し方、声のトーンなど、音声から得られる情報が評価の対象となります。

【電話面接とは】電話面接が行われる理由

Web面接が普及している中でも、電話面接を行う企業には理由があります。

まず、会話のキャッチボールを重視して評価したいケースです。

電話面接は音声のみでやり取りするため、話す内容や話し方など細かい会話のキャッチボールをより注視して評価できます。

次に、Web面接ができないために、やむを得ず電話面接となるケースです。

Web面接で通信環境が悪化して続行できなくなったり、応募者が通信環境を用意できなかったりなどの理由で、電話面接を行う場合があります。

【電話面接とは】事前準備

他の選考と同じように、電話面接でも事前準備は欠かせません。

多くの学生にとって、電話面接は馴染みの薄い選考方法であるため、事前準備なしで挑むのはリスクが高いです。

電話面接は音声のみでやり取りするため、話す内容や話し方など、細かい会話のキャッチボールがより重要視されます。

Web面接との違いも踏まえて、事前準備を行いましょう。

電話面接を実施するかは、企業や状況によって異なります。

実施の可能性がある場合には、以下の準備項目を参考にしてみてください。

通話できる環境を整える

Web面接と同じように、電話面接でも安定して通話できる環境が必要です。

逆を言えば、電波が繋がらない場所や騒音がひどい場所は、電話面接に適した環境ではありません。

電話面接は、話す内容や話し方、声のトーンなど、音声から得られる情報が評価の対象となります。

そのため、電波がしっかりと繋がり、騒音もなく、声がクリアに届く環境を整えるよう心がけましょう。

このように、電話面接は通話環境を整える必要がありますが、Web面接と比べれば事前準備の手間は少ないと言えます。

Web面接は、学生と企業担当者がお互いの顔を見ながら話すため、画面に映る背景や表情なども大切です。

一方で、電話面接は音声のみのやり取りとなるため、背景などを気にする必要はありません。

資料を用意しておく

電話面接を行う際は、手元に資料を用意しておきましょう。

電話面接は、他の選考以上に短時間で行われるケースが一般的です。

話のポイントを資料にまとめておくと、企業が求める回答をスムーズに伝えられます。

電話面接はWeb面接と違い、学生と企業担当者が音声のみで会話をする点が特徴です。

手元に資料を置き、面接中に資料を確認しながら回答できます。

しかし、一言一句話す内容を用意しておくと、文章を読み上げるだけになり、説得力のない話し方となるケースもあるため注意が必要です。

用意する資料としては、応募書類のコピーや伝えたいポイントをまとめたメモなどが便利です。

企業からの質問に対して、的確かつスムーズに回答ができるよう、事前準備を行いましょう。

スケジュール表を準備する

電話面接では、日程を確認したり、書き留めたりできるスケジュール表を準備しておきましょう。

電話面接は、対面での面接の前に実施されるケースが一般的です。

そのため、電話面接の後に、控えている選考の日程調整を話す可能性があります。

対面面接が実施される場合に、いつなら空いているかを回答できるよう準備しておくと、安心です。

また、その他の選考に関する日程の案内を受ける場合には、スケジュール表にメモをします。

電話面接中にスケジュール表が手元にないと、「スケジュール表が手元にないので、取ってきます」と企業を待たせてしまいます。

そうすると、事前準備ができない学生であるとネガティブな印象に繋がる可能性もあるため、注意が必要です。

【電話面接とは】電話面接の流れ

電話面接にも、他の面接と同じように定型的な一連の流れがあります。

まず、企業から電話がかかってくるため、電話をとります。

事前に電話面接の日程は知らされるため、通話環境の整った場所ですぐに電話をとれるよう待機しておきましょう。

電話をとったら、簡単な挨拶をします。

たとえば「お世話になっております。就活太郎です。本日はよろしくお願いいたします。」などです。

電話面接が始まると、企業からの質疑応答が始まります。

質問内容については、志望動機や自己PRなど、対面での面接と大きな違いがないことが一般的です。

企業によっては、学生側からの質問を受け付ける逆質問の時間が設けられているケースもあります。

質疑応答が終われば、今後の選考に関して説明を受けて電話面接は終了です。

最後に電話を切る際には、企業より先に切らないよう注意しましょう。

【電話面接とは】電話面接のポイント

電話面接で良い評価を得るためには、ポイントを押さえた対応が大切です。

多くの学生が慣れていない電話面接だからこそ、ポイントを押さえていないと思わぬ落とし穴にはまってしまうケースもあります。

電話面接は対面ではなく、学生と企業担当者が音声のみで会話をする点が特徴です。

話す内容や話し方、声のトーンなど、音声から得られる情報が評価の対象となります。

電話面接ならではのポイントを押さえ、選考を通過できるよう高評価を狙いましょう。

ハンズフリー通話を利用する

スマートフォンや固定電話を使用した電話面接では、ハンズフリー通話を活用しましょう。

電話を手に持ったまま通話を続けると、資料の確認がしにくかったり、メモが取りにくかったりと不便です。

ハンズフリー通話は、スピーカー機能やヘッドフォンなどを活用して、両手を空けた状態で通話できる機能を指します。

スマートフォンのほとんどでスピーカー機能がついていて、卓上に置いた状態で通話が可能です。

また、マイク機能のついたイヤフォンやヘッドフォンの使用もおすすめです。

スピーカー機能よりも周囲の音が入りづらく、よりクリアに企業担当者へ音声を届けられます。

ハンズフリー通話を活用し、よりスムーズに手元資料の確認やメモを行いましょう。

メモを取る

電話面接では、積極的にメモを取りましょう。

電話面接では、細かな会話のキャッチボールが行われる傾向にあります。

また、音声でのやり取りのみとなる電話面接では、会話のキャッチボールが評価に大きく影響する要素です。

相手から細かな質問や立て続けに質問があった場合に、内容を記憶できなければ的確な回答ができません。

しかし、緊張する面接の場面で、企業側の発言を正確に記憶できないケースもありえます。

そういった事態に備え、メモを取っておくと安心です。

Web面接など、対面の面接ではメモを取らないのが一般的ですが、電話面接はメモを取れるメリットがあります。

電話面接のメリットを活用し、より高評価を得られるよう努めましょう。

正しい姿勢で受ける

良い印象を残すためには、正しい姿勢での電話面接が大切です。

猫背の姿勢よりも姿勢を整えたときのほうが、呼吸や声出しがしやすくなります。

また、姿勢を正したほうが気持ちも上を向き、気合いが入ると感じる方も多いはずです。

正しい姿勢で電話面接を受けると、声の通りが良く、明るいトーンで話せるようになるので、ぜひ試してみてください。

電話面接の最大の特徴は、学生と企業担当者が音声のみで会話をしなければならない点です。

企業担当者に「声が小さく聞きにくい」「声が暗く元気がないように感じる」と思われてしまうと、ネガティブな評価に繋がりかねません。

電話面接ではしっかりと姿勢を正し、声の大きさやトーンを意識しましょう。

聞こえなかった場合は聞き返す

電話面接中に、電波の問題などで質問や説明が聞こえなかった場合は、正直に聞き返しましょう。

企業担当者からの質問が理解できないまま話を進めてしまうと、企業側が求めている回答とは違った内容を伝えてしまう恐れがあります。

電話面接では、細かな会話のキャッチボールが評価されるため、的外れな回答はネガティブな評価に繋がる可能性が高いです。

「聞き返すのは失礼」「時間を無駄にしてしまう」と思って、聞くのを躊躇してしまう方もいるかもしれません。

しかし、聞き返さずに会話がかみ合わなくなるほうがリスクは大きいため、思い切って聞き返しましょう。

聞き返す際は「申し訳ございません。

聞き取れなかったのでもう一度お願いできますか?」などと伝えると良いです。

普段よりハキハキと話す

電話面接では、普段よりハキハキとした話し方を意識しましょう。

対面であれば、相手の身振り手振りや表情で、伝えたい内容を理解できるケースがあります。

しかし、電話面接は音声のみで会話をするため、相手の様子が見えず、視覚的な情報が得られません。

そのため、ボソボソとした話し方では、企業担当者に伝えたい内容が伝わらない恐れがあります。

また、ボソボソとした話し方は、暗く元気がない印象にも繋がりかねません。

電話面接は「お互いに顔が見えない」「身振り手振りなど視覚的な情報でのアドバンテージがない」と常に意識し、普段よりハキハキと話してみてください。

企業担当者に伝わる回答ができるだけでなく、明るく元気のある印象も残せるでしょう。

相槌を打つようにする

電話面接では、企業担当者の話に対して、こまめに相槌を打つのも大切なポイントです。

一般的に、話している相手から相槌などの反応がないと「ちゃんと聞こえているか」「内容を理解してもらえているか」と不安になります。

電話面接においても、企業担当者の話を無言で聞いていると、企業担当者も不安を覚えるはずです。

表情や身振りが見えない電話面接では特に、声を出さなければ相槌を打っていることも伝わりません。

そのため、こまめに声を発して相槌を打ち、話を聞いているとアピールすると良いです。

たとえば「はい」「かしこまりました」「ありがとうございます」などが相槌になります。

一方、企業担当者の話を途中で遮ってしまうタイミングの悪い相槌は、ネガティブな印象にも繋がりかねないので、注意が必要です。

【電話面接とは】就活エージェントに相談する

電話面接の対策に不安を感じたら、就活エージェントに相談するのもおすすめです。

電話面接は事例の少ない選考方法であるため「対策はこれで十分か」「伝える内容はこれで良いか」など、悩んでしまう方もいるでしょう。

そういった方は、就活エージェントへ相談すれば、自分に合ったアドバイスをもらえます。

就活エージェントは、就活に関する全般の対策を個別にサポートしてくれるサービスです。

就活のプロが一人ひとりに合わせた熱心な対応をしてくれます。

自分一人では行えない模擬面接や、他では閲覧できない就活情報、エントリーシート添削などのサービスもあるため、電話面接以外のサポートを受けたい方にもおすすめです。

就活エージェントへの相談は、こちらから。

まとめ

一部の企業で導入されている電話面接は、馴染みのある選考方法でないため、対策に焦る学生も多いでしょう。

オンライン対応の普及したWeb面接とは違った特徴があるため、電話面接ならではのポイントを押さえた対策が必要です。

電話面接は音声のみでのやり取りである点が特徴で、細かな会話のキャッチボールが重視されたり、表情などの要素が評価基準になかったりと対面とは違った難しさもあります。

一方で、手元の資料を確認しながら正確に回答ができたり、画面の背景を気にしなくて良かったりする点はメリットです。

志望する企業の選考で電話面接が行われる場合には、電話面接のメリットを活かしながら、高評価が得られるようしっかりと対策をとりましょう。

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