【プロが厳選】業界研究に向いている本を知りたい方にオススメ!本を選ぶ際のポイントも紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 業界研究の必要性
  • 業界研究のやり方
  • 業界研究で本を活用するメリット
  • 業界研究向けのおすすめの本
  • 業界研究向けの本を選ぶ際のポイント​
この記事をおすすめしたい人  
  • 業界研究について知りたい人
  • 業界研究のやり方を学びたい人
  • 業界研究向けのおすすめの本を知りたい人

【業界研究向けの本】業界研究は必須なのか?

これから就活を始める人の中には、業界研究の必要性を疑問視している人もいるでしょう。

しかし、就活において業界研究は必須です。

どの業界に行きたいか、自分に適しているかなどがわかっていない状態で就活を進めてしまうと、マッチ度の低い企業を志望先に選んでしまう危険性があります。

志望先とのマッチ度が低いと、そもそも選考を通過できなかったり、入社できても結局仕事や職場が肌に合わず早期離職に繋がったりと、大きなデメリットがあるのです。

そのため、自己分析と並行してさまざまな業界を研究し、それぞれの比較を行って自分に適した業界や企業を選ぶ必要があります。

【業界研究向けの本】業界を変えるときもやるべき?

大学3年生の秋冬や4年に入り、すでにある程度就活が進んだ状態でこれまでとは違う業界に興味が湧き、そちらに進んでみようと思っている人もいるでしょう。

すでに他の業界を研究していても、後から業界を変えようという場合は、できる限り業界研究をやり直すことが大切です。

特に、幅広い業界を受けているわけではなく、興味のある業界に絞って選考を受けている場合は、企業とのミスマッチを起こさないためにも研究が必要となります。

前まで志望していた業界の関連業界であっても、関連業界として研究するのと、メインの業界として研究するのとでは見え方が異なる場合もあるため、しっかり研究し直しましょう。

【業界研究向けの本】業界研究のやり方

業界研究は、1つずつ段階を踏んで進めていくのがおすすめです。

あれもこれも一度にやろうとすると情報が散らばってしまい、まとめにくくなってしまいます。

まずは業界全体の概要を把握するところから始め、そこから少しずつ企業にピントを合わせていきましょう。

ポイント

・さまざまな業界の概要に触れる

・興味のある業界を選ぶ

・選んだ業界を深掘りする

・企業や職種にピントを合わせて深掘りする

業界研究の進め方についてより詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。

業界の全体像を軽く把握する

業界研究の際は、さまざまな業界の概要についてチェックするところから始めましょう。

世の中にはどのような業界があるのか、軽くで良いので把握することが大切です。

ただし、この段階で時間をかけすぎてしまうと、肝心の深掘りに時間を割けなくなるため注意しましょう。

なるべく時間をかけずに、全体を広く浅く把握することがポイントです。

中には、すでに興味のある業界が決まっているという人もいるでしょう。

しかし、就活において視野を狭めてしまうと、本来マッチングできるはずだった相性の良い職場を逃すことになりかねません。

業界研究の段階で、思ってもみなかった興味深い仕事が見つかる可能性もあるため、まずは各業界の概要だけでも確認しておくことをおすすめします。

興味のある業界を選ぶ

世の中にある業界の全体像や概要を把握した後、もともと興味のあった業界やあらたに興味を持った業界を選んで、より詳しい情報を集めましょう。

概要について調べた業界すべてを掘り下げようとすると、時間がいくらあっても足りません。

そのため、現時点で興味があり、受ける可能性のある業界だけに絞って調べていくと効率的です。

自分の好きなことや興味関心のあること、学生時代に学んだことを活かせそうな業界など、求める条件や就活の軸などに合わせて、マッチ度が高そうな業界を選んでみましょう。

業界全体の業務内容だけでなく、良い印象を持っている企業や興味のある仕事の観点から、そういったものが所属している業界を選ぶのも1つのポイントです。

興味のある業界をさらに深堀りする

興味のある業界をピックアップできたら、それぞれについて深掘りして、概要より踏み込んだ詳細を把握しましょう。

まず、その業界がどれだけの市場規模を持っているか、チェックする必要があります。

市場規模は、売上や今後の展望に影響する重要な条件です。

また、その業界で一般的なビジネスモデルや、近年になって注目を集めつつあるビジネスモデルなども調べておきましょう。

そして、現状の売上やビジネスモデルごとに企業を分類してまとめると、比較しやすくなります。

どのような商材を扱っており、顧客はどのような存在なのか、販売経路はどのようなものなのかなどをわかりやすくまとめることが大切です。

業界内でトップの企業、興味のある企業とその競合について調べ、それぞれにどのような特色があるのか調べましょう。

職種や求められる人材像を調べる

職種には、大体どこの業界や企業にでもあるものと、その業界ならではのものが存在します。

前者は人事や経理、事務職など、後者は研究職や技術職などです。

また、同じ名前で似た職域の職種であっても、業界によって少しずつ取り扱っている業務が異なる場合もあります。

仕事を選ぶ際は、志望先にどのような職種があるのか、求められる人材像は何かを把握することが大切です。

正確な業務内容やどのような職種を置いているかは、企業ごとに異なります。

まずは、それぞれの企業を内包している大枠であるその業界に着目して、調べると良いでしょう。

一見、企業によって違いがありそうな給与水準や残業の有無などの待遇も、実際は業界全体で一定の傾向が見られる可能性があります。

【業界研究向けの本】本を活用するメリット

続いて、業界研究において、出版社から発行された本を利用するメリットについて紹介します。

最新の情報を本から得ようと思うとお金はかかりますが、それでも本から得られる情報がもたらすメリットは大きいです。

ぜひ、就活に関する本の活用を検討してみてください。

ポイント

・適切な情報がわかりやすく載っている

・視野を広げられる

・すぐに情報を確認できる

適切な情報が分かりやすく載っている

業界研究で本を活用するメリットは、適切な情報がわかりやすく載っていることです。

何度も裏取りを重ねて出版される本は、Web情報などと比べて、より正確な情報をわかりやすい構成で記載しています。

Web情報の場合は、必ずしも正しいデータが記載されているとは限りません。

また、本の場合は見開きの紙面などを使って、表やグラフ、画像なども添え、視覚的にもわかりやすく説明されている場合が多いです。

そのような図解やカラー印刷などは、直感的にわかりやすく情報を伝えてくれているため、情報収集におすすめできます。

文章中のわかりにくい単語には注釈がついている場合があるほか、巻頭や巻末に補足資料や参考文献が載せられており、より深い情報を知りたい場合の足がかりにもなるでしょう。

視野を広げることができる

就活生の業界研究のために出版されている本は、1つの業界だけでなく、さまざまな業界が掲載されているため、視野を広げるのに役立ちます。

国内外に存在するほとんどの業界が掲載されている本が多く、思いがけない発見がある可能性が高いです。

最初から興味のある業界だけをWebなどで調べるに留めてしまうと、本来ならば適性があったかもしれない業界との出会いを逃すことになります。

そのため、まずはじめに本を一読することで、さまざまな業界についての見識を持つことができ、視野を広げられるでしょう。

そのようにして知った業界の中に、興味深いものや今後の就活に役立つ情報が眠っている可能性もあります。

はじめから仕入れる情報を限定してしまうのではなく、幅広い情報を得て吟味するために、本を活用しましょう。

すぐに確認することができる

業界研究で本を活用するメリットは、見たい情報にすぐアクセスできることです。

物理的な紙面があれば、該当のページを開いて、すぐに知りたい情報にたどり着けます。

Web情報の場合、一度見た情報にアクセスするために再度検索をかけたり、履歴から辿ったりする必要があります。

そのため、どの記事やどのWebサイトかなどがわからなくなってしまうことがあり、情報へのアクセスが遅れる場合が多いです。

本が手元にある場合、気になるポイントに付箋を貼っておくなどの工夫をすれば、どのページに何が書いてあるか一目瞭然となるでしょう。

また、自分の感想や後で調べたいこと、付加情報などをページに直接書き込めることもポイントです。

自分で購入した本であれば好きなように活用できるため、就活用の本を購入することをおすすめします。

【業界研究向けの本】おすすめ本5選

続いて、就職活動で業界研究を行ううえで、おすすめの本を5冊紹介します。

これらの本は、これまで就活の情報収集に実績のある出版社が発行している、信頼の置ける情報源です。

自分にとって興味のある分野に合わせ、まずは1冊手に取ってみましょう。

ポイント

・会社四季報 業界地図|東洋経済新報社

・就職四季報|東洋経済新報社

・就職四季報 優良中小企業版|東洋経済新報社

・日経業界地図|日本経済新聞出版

・図解入門 業界研究|秀和システム

会社四季報 業界地図|東洋経済新報社

会社四季報 業界地図は、多くの就活生が使用している業界研究に実績のある本です。

東洋経済新報社が発行しており、就活関係の本の中でも、長年トップクラスに売上が良い本となっています。

各業界の基本情報や業界同士の提携状況のほか、業界内の勢力図なども把握することが可能です。

また、株式投資などを行う投資家からも、厚い支持があります。

株式投資は情報の正確性が非常に重要な現場であるため、そこで用いられている本であれば、就活の情報源としても十分なクオリティだと言えるでしょう。

各業界における今後の動向予測なども掲載されているため、これ1冊で簡単な業界研究を済ませられます。

まず、どのような業界が存在するのか知りたい場合や、効率良くさまざまな業界について情報を得たい場合に便利です。

会社四季報 業界地図について詳しくは、こちらからどうぞ。

就職四季報|東洋経済新報社

就職四季報は、大手企業特化型の四季報です。

会社四季報 業界地図と同じく、東洋経済新報社が出版しており、名だたる大企業の情報が1冊に詰まっています。

掲載されている企業は、主にプライム上場企業が多いです。

就職四季報という内容の通り、これまでに採用の実績がある大学、従業員の有給取得率、残業時間、離職率など、就活生にとって重要な情報を一通り把握できます。

業界だけでなく、企業にも焦点を当てた本であるため、企業研究に使えるのも魅力的です。

いくつか興味のある業界がピックアップできている状態で、より詳細な企業の情報がほしい場合などに役に立ちます。

大手企業への就職を目指す場合は、購入して損はないでしょう。

就職四季報について、詳しくはこちらからどうぞ。

就職四季報 有料中小企業版|東洋経済新報社

就職四季報 優良中小企業版は、国内産業における中小企業特化型の四季報です。

会社四季報 業界地図や大手企業版の就職四季報と同様に、東洋経済新報社が出版しています。

大手企業は魅力的な存在ですが、知名度が高く待遇も良いため人気があり、選考の倍率が高いです。

そのため、大手を狙うばかりでは内定がなかなか出ず、就活の途中で焦ってしまう場合があります。

したがって、興味のある業界内部の中小企業も、志望先の候補として織り交ぜていくことが大切です。

大手企業版と同様、企業に対する深掘りにも使用できるため、途中で中小企業も受けてみたいと思ったときに役立ちます。

追い詰められて狭まりがちな就活中の視野を広げるためにも、おすすめの1冊です。

就職四季報 優良中小企業版について、詳しくはこちらからどうぞ。

日経業界地図|日本経済新聞出版

日経業界地図は、先に紹介した3冊とは異なり、日本経済新聞出版が出している業界地図です。

出版社こそ違うものの、内容は東洋経済新報社が出しているものと同じようなものになります。

こちらは、日本経済新聞出版に勤める記者のうち、業界研究に精通したベテラン記者が書いていることが特徴です。

そのため、表側からはわからない業界の裏話など、普通には探しにくい情報がたくさん記載されています。

掲載されている業界は180あり、情報の精度も高いです。

最新版を購入する前に、大学の図書館やキャリアセンターなどで過去の本を見比べ、視覚的なわかりやすさなど好みで購入する本を決めると良いでしょう。

すでに就職している先輩に、東洋経済新報社と日本経済新聞出版のどちらを選んだのか聞いてみるのもおすすめです。

日経業界地図について、詳しくはこちらからどうぞ。

図解入門 業界研究|秀和システム

図解入門 業界研究は、業界ごとに冊子が分かれている各業界特化型の本です。

秀和システムが出版しており、業界ごとに異なる本を購入する必要があります。

そのため、先ほど紹介した業界地図などで、ある程度興味のある業界、行きたい業界を絞れた際に利用すると良いでしょう。

志望する業界が決まったら、業界ごとにさらに理解を深めることが大切です。

図解入門 業界研究であれば、化粧品業界、IT業界、出版業界など、さまざまな業界に特化しているため、よりその実態を深掘りできます。

業界の主流なビジネスモデルや知名度の高い大企業の特徴、今後の課題などがまとめられているため、企業研究にも役立つ1冊としておすすめです。

図解入門 業界研究について、詳しくはこちらからどうぞ。

【業界研究向けの本】本を選ぶ際の3つのポイント

続いて、業界研究のための本を選ぶ際に、重視するべきポイントを3つ紹介します。

本の購入にはお金がかかるほか、1冊読むのにもそれなりに時間がかかるでしょう。

そのため、まずは信頼できる本を選択し、時間の限られた就活の貴重な資源を無駄にしないようにすることが大切です。

ポイント

・信頼性が高い本を選ぶ

・著者の主観でなく、客観的なデータが用いられた本を選ぶ

・自分にとって読みやすい本を選ぶ

信頼性が高いこと

就活の情報収集において何よりも重視すべきなのは、情報源の信頼性です。

せっかくお金や時間をかけて収集した情報が間違っていると、単に徒労に終わるだけでは済みません。

仮にその間違った情報をもとに、選考書類や面接での回答を組み立ててしまうと、企業の採用担当者からは不信感を持たれます。

企業研究が不十分として選考に落とされる原因にもなるため、正確な情報源を選ぶ必要があるのです。

そのため、本を購入する際は出版元や著者のプロフィールなどを確認し、本当に信頼できる本かどうかを確認することをおすすめします。

そういった情報のチェックが面倒な場合は、この記事内で紹介した本5冊の中から、使い勝手の良さそうなものを選ぶと良いでしょう。

主観ではなく正しいデータが記載されていること

本に書かれた情報の正確性を確かめるには、その本が著者の主観で書かれていないかを確認するのもおすすめです。

購入前に本屋などでパラパラとめくって読んでみて、主観で記載されていないかを確認すると良いでしょう。

「〜だと思う」ではなく、「〜です」と文末で言い切っている文章であれば、おおむね問題ありません。

また、巻末に参考文献や出典が明記されており、どのようなデータを用いたかがはっきりしている本の場合、信頼性が高いです。

逆に、データの出処についての詳細が不明であったり、グラフの作成方法がおかしかったりするなど、怪しい記述がある本は避けたほうが良いでしょう。

本を購入する前に、すでに購入した人の口コミや評価などを確認するのも効果があります。

自分が読みやすいと思うかどうか

本を購入する際に、口コミなど他人からの評価を確認することも重要ですが、最終的にその本に書かれている情報を読んで判断するのはあなた自身です。

そのため、就活用の本を購入する際も、直観的に自分が読みやすいと思う本を選ぶことが重要になります。

先輩が読みやすい、役に立ったと紹介してくれた本があなたにとってはわかりにくいなど、人によって読みやすい本は異なります。

文章が多いほうが良いのか、図解が多いほうがすぐ理解できるのか、同じページ内に注釈があったほうが良いのか、巻末にまとめてほしいのか、本をどう活用するかによって適したページレイアウトも異なるでしょう。

ある程度中身を確認して、自分でわかりやすいと思った本を活用するのがおすすめです。

【業界研究向けの本】業界研究からエージェントにお願いするのもオススメ

就活での業界研究に困ったら、就活エージェントに頼るのも1つの手段です。

ここからは、おすすめの就活エージェントと、就活エージェントを用いるメリット・デメリットを紹介します。

自分一人では解決が難しいと感じたら、プロの手を借りると良いでしょう。

ポイント

・おすすめの就活エージェント「ジョブコミット」のサービス内容

・就活エージェントを活用するメリットとデメリット

サービス内容

就活エージェントを用いる場合は「ジョブコミット」というサービスがおすすめです。

専属のアドバイザーが二人三脚で就活のサポートをしてくれるため、あなたに合った業界を探すための業界研究にも親身に手を貸してくれます。

志望先の紹介や選考書類へのアドバイス、面接対策のほか、内定獲得後の入社サポートなど、就職のための包括的な支援が魅力的です。

一人ではなかなかやる気が出ない、現状で周りにおいていかれていると感じている、内定を取れるかが不安という方に、おすすめなサービスとなっています。

ジョブコミットについて、詳しくはこちらからどうぞ。

メリット・デメリット

就活エージェントを利用する主なメリットは、内定獲得までのすべてのサポートを無料で受けられることです。

また、本番を想定した面接対策が繰り返し行えるうえ、大学のキャリアセンターほど混雑せず、予約を取りやすい傾向にあります。

さらに、アドバイザーから自分の希望に沿った優良企業を複数紹介してもらえるため、相性の良い企業を見つけやすく、内定に繋がりやすいです。

一方、主なデメリットとして、相性の良くないエージェントと当たってしまう可能性があります。

ヒアリングがうまくいかず、志望度が高くない、興味がない企業を紹介される可能性もあるため、もらった情報は自分でも精査したほうが良いでしょう。

まとめ

一度にたくさんの業界について研究したい場合、さまざまな業界が掲載されており、すぐに情報を確認できる本を活用するのがおすすめです。

どの本を選択するかについては、情報の信頼性や見やすさをもとに、自分で判断する必要があります。

適宜プロの力も借りながら業界研究を進め、自分に合った職場を見つけましょう。

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