【業界研究】証券会社とは?大手3社の比較や実際の業務を徹底解説!

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就活生に人気の業界の1つが、金融です。

金融業と言っても、銀行や保険会社・信販会社などさまざまな企業があります。

その中の1つである証券会社とは、どのような企業なのでしょうか。

また、証券会社に入社すると、どのような業務を任されることになるのでしょう。

今回は、証券会社の概要や大手3社に関する情報、証券会社で執り行われている業務内容などを解説します。

証券会社への就職を考えている方・証券会社がどんな会社か知りたい方は、ぜひお読みください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 証券会社について
  • 証券会社に向いている人
  • 証券会社の仕事内容
この記事をおすすめしたい人  
  • 証券会社に興味がある人   
  • 証券会社の業界研究をしたい人
  • 証券会社の仕事内容を知りたい人

【証券会社の業界研究】業界研究とは

就活で何からはじめれば良いか迷っている方は、業界研究からはじめてみることをおすすめします。

業界研究とは、さまざまな業界に関する情報を集め、その業界に備わっている特徴を理解することです。

まず、世の中には、どのような業界が存在するのかを知ることからスタートしましょう。

次にその業界の中で、具体的にはどのような業種・有名企業が存在するかも調べます。

業界研究をはじめて、特に興味を感じたところがあれば、さらに深く掘り下げてみてください。

その業界ならではの特徴的な業務・平均給与・キャリアプラン・入るために必要なスキルや資格などを知れるでしょう。

業界研究は就活において、自己分析や企業研究と並んで重要な作業です。

とりあえず有名な企業に応募しようとするのではなく、まずは自分が本当に入りたい企業・業界を見つける努力をしましょう。

【証券会社の業界研究】業界研究をするときのポイント

業界研究をする際に、重要な4つのポイントを解説します。

最初は、Web上の記事や書籍などの文章を読んで、情報収集することになるでしょう。

興味が出てきた企業があれば、企業説明会・インターンシップなどで、さらなる情報収集を進めるようにしてください。

業界の市場規模を理解する

市場規模は、業界研究の段階でしっかり確認しておくべき数字の1つです。

これは、ある市場における経済活動の規模を意味する言葉です。

具体的には、その市場で行われる商取引で、どれだけ売上があるかによって表されます。

証券業界の場合、金融商品の売上高合計が市場規模になるでしょう。

市場規模の推移を見ると、その業界が成長企業かそうでないかがはっきりします。

特に日本は人口が減少傾向にあるため、多くの企業は今まで通りのビジネスモデルを続けていても、売上が落ちてしまう可能性が高いです。

そのため、入社後の給与を高くしたい・将来性のある企業に入りたいと思うなら、市場規模が伸び続けている・今後も伸び続ける可能性が高い企業を選ぶのが良いでしょう。

業界の仕組みを理解する

次に、その業界の仕組みを理解できるよう努めましょう。

仕組みとは、その業界で商品やサービスをどのような方法で売っているか・どのように利益を出しているかです。

利益を出す方法は、売上をアップさせるだけではありません。

仕入れ値を減らしたり、広告費・人件費を削減したりする努力も、利益を上げる方法です。

業界によって、利益を上げるために努力しているポイントは異なるでしょう。

入社すると、その業界・企業のやり方にしたがって働き、売上に貢献しなければなりません。

事前にその業界ではどのように利益を出しているのか・どんな業務をしなければいけないのかを知り、入社後のイメージを持っておくことが大切です。

就職面接でも、業界についてしっかり理解できているかを問われる質問がよくなされます。

業界内の代表的な企業同士の違いを理解する

ほとんどの業界で、日本人なら誰もが名前を聞いたことのあるような大企業がいくつか存在します。

それ以外に、大企業と違う作戦で、着実に利益を上げている企業も多いです。

入社前に、代表的な企業の特徴を理解しておきましょう。

これは、面接時に必ずと言っていいほど「なぜうちの企業を選んだのか」と質問されるためです。

企業への志望度は、面接で重視されるポイントの1つです。

業界の中で、その企業を特に魅力的に感じた部分は、熱を込めて話せるようにしておきましょう。

ビジネス戦略だけでなく、社風で他の企業と異なるユニークなポイントが見つかる企業もあります。

性格が社風と合っているかも面接でチェックされるポイントなので、社風や企業が求める人材も事前にリサーチしてください。

業界の最近の動向や将来の展望を理解する

業界の動向・将来展望も、学んでおくことが大切です。

成長性のない業界では、社員を減らしていかなければならず、長く働くことが難しい・自分がやりたいことに就けないといった可能性があります。

また、時代の変化に伴って働き方も変化するでしょう。

今後の動向を知らず、過去のビジネスモデルのイメージで入社してしまうと、自分がやりたかった仕事とズレが出てくることもあり得ます。

企業説明会でも、多くの企業は今後の業界全体の展望・自社の目標などについて説明してくれることでしょう。

業界研究をして興味が出たところがあれば、ぜひさまざまな企業の説明会に出席してみてください。

スケジュールに余裕があれば、短期インターンシップに申し込んでみるのもおすすめです。

【証券会社の業界研究】証券会社とは

次に、証券会社の現状や今後の展望について、簡単に解説します。

証券会社について大まかに知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、市場規模・平均年収などの基本的データを知り、自分が入りたい業界かどうか考えてみましょう。

証券会社の現状

証券会社は、現在景気がだんだんと良くなっているのが現状です。

理由としては、コロナ禍など複数の理由により、多くの方が資産運用への意識を高めていることなどが挙げられます。

また、ここ数十年の見過ごせない社会の変化は、ネットの普及でしょう。

これは証券会社にも大きな影響を与えており、ネット証券が増加したことによって、多くの方が金融商品の取引をしやすくなりました。

こういった事情を考えると、証券会社には現在追い風が吹いていると言えます。

また、証券会社のビジネスは収益性が高く、平均年収が高い傾向にあることも特徴です。

仕事にある程度の経験が要求されることなどから、平均年齢が高めで年功序列の傾向があることも、業界全体の特徴と言えるでしょう。

証券会社の展望

証券会社の大きな特徴として、社会・経済の動向に大きく左右されることも挙げられます。

当然、日本の景気が悪くなれば、証券会社の景気も悪くなってしまうでしょう。

そのため、証券会社はインフラ系の企業と異なり、安定性が望めません。

しかし、資産運用ブームなど、業界全体の景気が上昇傾向にあることを考えると、今後も発展が期待できる成長業界であると言えます。

成長業界で働きたい方・高い収益を上げて企業に貢献し、高い給与を得たい方は、証券業界が就職先候補の1つになるでしょう。

証券会社は大手同士の吸収合併などが珍しくないため、勢力図が大きく変わりやすい業界でもあります。

そのため、証券会社を志望するなら、ニュースは必ずチェックしておきましょう。

【証券会社の業界研究】証券会社の大手3社比較

次に、証券会社の大手3社を比較してみましょう。

現在日本を代表する証券会社大手3社と言えば、野村証券・大和証券・SMBC日興証券です。

3社の基本データを比較してみましょう。

3社の基本データ

・野村証券(収益:1兆3,356億円、平均年収:1,090万円、平均年齢:42.4歳)

・大和証券(収益:4,642億円、平均年収:1,219万円、平均年齢:40.3歳)

・SMBC日興証券(収益:2,628億円、平均年収:731万円、平均年齢40.5歳)

どの企業も、日本を代表する大手企業であることは間違いありません。

野村証券

野村証券は国内最大手の証券会社で、大手3社同士で比較しても、規模が頭1つ抜けていると言えるほどの大企業です。

日本で初めて投資信託業務認可を受けた企業でもあり、長く日本の証券業界をけん引してきた老舗(1925年に大阪野村銀行の証券部門が分離する形で設立)と言えるでしょう。

野村證券の親会社・野村ホールディングスは、野村證券以外にも、数多くの金融企業を子会社に持ちます。

日本国内で展開するのは、野村アセットマネジメント・野村信託銀行などです。

さらに、野村ホールディングスはグローバル金融サービスグループとして、世界30か国・地域に拠点を持っていることも大きな特徴です。

野村証券の社員は日本だけでなく、世界中の金融市場に影響を与える仕事をしていると言えるでしょう。

大和証券

大和証券は、日本国内で野村証券に次ぐ、国内2番目の大手証券会社です。

この企業は、1943年に藤本証券・日本信託銀行が合併することにより設立されました。

野村證券・大和証券という国内上位2つの証券企業は、みずほなどメガバンクのフィナンシャルグループに属さない独立系であることが特徴です。

大和証券は、三井住友フィナンシャルグループと資本提携をしていましたが、これが2009年に解消されたことにより独立系になりました。

ただし現在、大和証券グループはネット銀行なども傘下に収めています。

大和証券は、アジアを中心に提供網を拡大している点も大きな特徴です。

もちろん、アメリカなどにも海外拠点を持っています。

社風については、ワークライフバランスの重視を強く打ち出している点が目立つ企業です。

SMBC日興証券

SMBC日興証券は、1920年に創業された日本の大手証券会社です。

これまでいくつもの証券会社と合併し、成長を遂げてきたことが大きな特徴と言えるでしょう。

アメリカ・シティグループの傘下だったこともありますが、その後三井住友フィナンシャルグループが証券事業を買収しました。

2011年、日興コーディアル証券株式会社から、SMBC日興証券株式会社に会社名が変わっています。

親会社に三井住友フィナンシャルグループという、3大金融グループの一角がいる点は、野村證券・大和証券と大きく違う点です。

三井住友フィナンシャルグループでは、三井住友銀行だけでなく、三井住友カード・SMBCコンシューマーファイナンス(消費者金融の「プロミス」)など多様な金融サービスを提供しています。

【証券会社の業界研究】証券会社の職種

続いて、証券会社ではどんな職種の方が働いているか、見ていきましょう。

もちろん、庶務・経理など直接証券事業に携わらない職種の方もいますが、多くの方は入社後に法人営業など証券会社ならではの仕事を任されることになります。

営業職

営業職は、口座開設・投資商品の提案といった新規顧客開拓や、既存顧客に対する新しい金融商品の提案といった業務を行います。

証券会社は、営業社員一人ひとりの実績がそのまま会社の収益に直結する企業です。

責任が重い分、やりがいがあると感じる方もたくさんいらっしゃいます。

これは証券社員に限った話ではありませんが、営業職はノルマのプレッシャーがある代わりにインセンティブもあり、成果を出せば出すほど高い給与を得られる職種です。

特に証券会社の場合、扱う商品が高額なので、大口の顧客と契約を結べればそれだけ高い給与を得やすくなります。

自分の力で稼ぎたい方・若いうちから活躍できる環境で働きたい方にとって、証券会社の営業職は魅力的な職業の1つでしょう。

事務職

証券会社の事務職は、書類整理・データ入力・顧客情報の整理・商品の紹介・販売促進などの仕事をします。

書類整理やデータ入力などは、証券会社以外の企業でも事務職が担う仕事でしょう。

これらの事務作業で、営業職が働きやすいようにサポートするのが事務職の役割です。

ただ証券会社の場合、事務職がやる仕事の幅が広く、証券に関する専門知識が必要なことが多いです。

営業職のように、自ら顧客と会って商品の説明をする機会はほとんどないものの、常に金融知識を学ぶ姿勢が必要になります。

また、証券会社は、特にお金・数字に関するデータを扱うことが多い企業です。

事務職の方が数字を1ケタ間違えるだけでも、企業の損失につながる可能性もあり、強い責任感が求められます。

オペレーター

証券会社のオペレーターは、コールセンターに常駐し、電話でお客様の問い合わせやクレームに対応するのが主な業務です。

コールセンターで電話を受ける仕事は他の業種でもありますが、証券会社のコールセンターは顧客のお金に関する話をします。

取引画面の操作方法・エラー時の対処法など、自社の商品に関する知識も求められるため、大変な業務と言えます。

契約トラブルの場合、電話でどこに勘違いやミスが存在しているのかを正確に把握し、報告しなければいけません。

また、コールセンターの職員が電話で、口座開設などをすすめる営業電話をかける場合もあります。

この仕事もする場合、営業職のように成果を出すことによりインセンティブをもらえるため、高収入を目指せるでしょう。

【証券会社の業界研究】証券会社の業務内容

次に、証券会社の業務内容を見ていきましょう。

証券会社は、顧客に金融商品を買ってもらう以外にも、さまざまな方法で利益を出しています。

株や国債の扱いで企業に利益が出る場合もあれば、損失をもたらしてしまう場合もあるため、どの仕事も責任が重いです。

ブローカー業務

ブローカー業務は、企業や銀行と証券取引の仲介をする仕事です。

証券取引所で株を売りたい人・買いたい人の交渉を助け、仲介手数料を得ます。

この仲介手数料は、証券会社の主な収入源です。

なお、過去にこの委託手数料は、どの証券会社でも統一されていました。

しかし、日本版金融ビッグバン以降、この委託手数料は自由化されています。

そのため、今ではオンライン化で経費を削減したインターネット証券会社が、安い手数料をウリに台頭するようになってきました。

個人投資家でも株式の注文をしやすくなったため、この時代の流れを歓迎している方も多いでしょう。

一方、証券会社は、収入の多くを占めていた手数料収入の減少を、その他の手段で補うよう求められる時代です。

ディーリング業務

ディーラーが行うディーリング業務は、自社の資金で株式・債権・為替などを売買する仕事です。

証券会社は当然ながら、個人投資家よりずっと豊富な投資資金を保有しています。

ディーラーはその資金を投資に回し、利益を得るよう求められますが、当然投資に失敗して損をしてしまう可能性も否定できません。

豊富な金融知識・経験が求められるため、新卒で証券会社に入社した方が、いきなりディーリング業務を任されることは考えにくいでしょう。

責任の重いディーラーは、一度に数千万・億単位のお金を動かすこともあります。

ディーラーの仕事をするなら、常に株式市場の動向・世界の経済情勢をチェックしていなければなりません。

業務に就いている時間以外も、ニュースなどに敏感でなければならないでしょう。

アンダーライター業務

アンダーライター業務とは、他社の株式を売買して利益を上げる仕事です。

日本語で、引き受け業務と呼ばれることもあります。

具体的には、株式を発行した企業から株式・債権を買い受け、その売却先を探します。

発行企業は、証券会社に買い受けてもらうことにより、円滑な資金調達が可能です。

もちろん、証券会社は引き受け時に手数料を受け取って、利益を出します。

当然買い受ける際には、自社の資金を使うことになり、引き受けた株式が売れ残れば自社の損になってしまうでしょう。

業務の性質上、アンダーライターは資金力が豊富な大手証券会社でなければ、難しい業務です。

基本的には国内企業の株式を扱うことが多いですが、場合によっては国の債権を買い受けることもあります。

セリング業務

セリング業務もアンダーライター業務と同様に、新規発行された株式を一時的に買い取り、投資家に売る仕事です。

しかし、セリング業務はアンダーライター業務と異なり、他社から委託を受けて株式売買を行います。

そのため、万が一買った株式が売れ残っても、証券会社に損失は生じません。

ブローカー業務・ディーリング業務・アンダーライター業務・セリング業務が、証券会社の四大業務です。

これらのさまざまな方法で、証券会社は利益を上げています。

証券会社に入社したい場合、この金融会社の業務それぞれについて、さらに詳しく学んでおきましょう。

書籍などで勉強するのも良いですが、できれば企業説明会やOB訪問で、実際に働いている現役社員の話を聞くのがおすすめです。

【証券会社の業界研究】証券会社に向いている人

証券会社には、どんな性格の方が向いているのでしょうか。

以下の見出しで、証券会社勤務に適した3つの性格を紹介します。

ただし、以下の見出しで紹介する性格に当てはまっているからと言って、必ずしも証券会社がおすすめになるわけではありません。

コミュニケーション能力が高い人

証券会社に入社すると、仕事でさまざまな取引先・投資家の方と関わることになります。

そのため、コミュニケーション能力が高い人のほうが向いているでしょう。

特に営業の仕事をするなら、コミュニケーション能力は絶対に求められます。

顧客が証券会社と契約する場合、高額のお金を預けることが多いです。

営業社員が信頼できる人間でなければ、利回りなどが魅力的に見える商品でも、安心してお金を預けられません。

証券会社におけるコミュニケーション能力は、話し上手・聞き上手であることだけでなく、人から信頼してもらえることも意味しています。

商談などのコミュニケーションだけでなく、総合的な人間力で、顧客に信頼してもらえるように努めなければいけません。

金融知識がある人

証券会社では株式や証券を扱うため、金融知識が求められます。

もちろん、入社後に研修などで金融に関すること・業務に関することを教わる機会はたくさんあるでしょう。

しかし、知識がほとんどない状態で入社すると苦労し、挫折してしまう可能性が高くなります。

もちろん、就職試験でも面接などで金融に関する質問がなされる可能性が高いです。

知識が浅い・勉強していないと判断されれば、面接に落ちてしまうでしょう。

証券会社を志望するなら、先に金融知識を勉強しておくことをおすすめします。

特に、大学の学部・専攻分野が経済・金融関係ではないのに証券会社を志望する場合、なぜ証券会社を志望したか聞かれることも多いです。

自分の志望度の高さを示すためにも、勉強して知識を得ていること・金融に興味があることを示しておく必要があります。

分析力・判断力が優れている人

証券会社で扱う証券・株式は、日々その価値が変化します。

そのため、情報を分析して、どのような取引をするか判断する力が必要です。

株式を売るタイミングを1日逃してしまうだけで、この業界では大損をしてしまう可能性もあります。

商品販売のマーケティングなどと異なり、じっくり時間をかけて分析できない状態で判断を迫られることも多いです。

そのため、証券会社では、分析力・判断力に優れていることが強く求められます。

学生のうちにマーケティングなどの勉強をしていて、ビジネスに通じる情報分析力を磨いていると、良いアピール材料になる可能性が高いです。

大学の授業やアルバイト以外にも、普段の学生生活で分析力・判断力を求められることもあるでしょう。

自分の分析力・判断力が活きたエピソードがあれば、履歴書や面接で説明できるようにしておくのがおすすめです。

【証券会社の業界研究】証券会社に向いていない人

続いて、証券会社に向いていないのがどんな人か、特徴を3つ紹介します。

性格などの弱点は、仕事の進め方・物事の考え方でフォローすることが可能です。

そのため、これらの条件に当てはまる方でも、絶対に証券会社に入社できないわけではありません。

メンタルが弱い人

メンタルが弱い人は、証券会社の仕事に向いていないと言えます。

具体的には、人から怒られたり、拒否反応を示されたりした際に落ち込みやすい方です。

特に新規開拓の営業は、金融商品を買ってくれる・口座を開設してくれる可能性がある方に電話をかけたり、直接訪問したりします。

しかし、新規開拓営業は、ほとんどが失敗におわるのが当たり前です。

試行錯誤しながら数をこなし、チャンスのある顧客をいかに説得して、契約にこぎつけるかが勝負と言えます。

中には、いきなり電話をガチャ切りされたり、強い言葉で拒否されたりすることもあるでしょう。

メンタルが弱いと、失敗が続いた際に仕事を続けるのが難しくなったり、心身に不調をきたしたりすることが考えられます。

変化に疎い人

次に、変化に疎い人・変化を好まない人も、証券会社勤務に向かない性格と言えます。

証券会社では、日々動き続ける証券・株価の変化を追い続けなければいけません。

また、日々の社会情勢・経済の流れも、業務に影響してきます。

常にニュースや最新のトレンドなどに目を向け、情報収集しなければ生き残れないでしょう。

そのため、毎日変わらないルーティンの業務をしたい方・安定を好ましいと感じる方は、仕事が肌に合わない可能性が高いです。

もちろん、変えないことがマイナスにならない仕事もあります。

伝統を守り続けることが価値を生み出す仕事もあるため、変化を好まないこと自体が悪いわけではありません。

自分がそのような性格と感じる方は、自分に合う業界・企業を探すことが大切です。

考えすぎてしまう人

最後に、考えすぎてしまうタイプの人も、あまり証券会社に向いていません。

金融業界はトレンドの変化が激しく、スピーディーな意思決定が求められる場所です。

1日どころか、数時間で大きく株価が動く可能性もあるでしょう。

考えすぎて決定を下せず、状況が変化してしまったために、大きな損失を生んでしまうことは避けなければいけません。

日常生活で決断力が弱い方・何ごともじっくり考えて動かなければ納得しない方は、他の仕事のほうが向いているでしょう。

世の中には、じっくり考えてリスクを避けることが第一に求められる仕事もあります。

考えすぎてしまう短所は、慎重に考えられる・焦らず行動できる長所の裏返しと言えるので、自分の長所を活かせる仕事を探してみるのが良いでしょう。

【証券会社の業界研究】証券会社に入るためにすべきこと

最後に、証券会社に入社したい方がしておくべきことを3つ紹介します。

就職活動はしっかり準備しておくことが非常に大切で、学歴が高く部活などの活動実績があっても、それを効果的にアピールできなければ意味がありません。

自己分析を進める

就職活動に臨む前に、しっかり自己分析を進めておくことは大切です。

自分は何をやりたいか、何が好きかを明確にして、業界や職種を選ぶようにしてください。

その際にやっておく自己分析の方法としては、マインドマップ・自分史などが考えられます。

多面的に自分を知り、就職活動で活かせるようにしましょう。

就職活動前の自己分析のやり方については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

自己分析を進める前に、ぜひ参考にしてみてください。

金融知識をつける

金融知識をつけておき、証券会社・業界に対する理解を深めておくことも大切です。

経済学部などに在籍し、金融に関する知識を蓄えている学生もいますが、ほとんどの方は金融・証券に関する知識を持っていません。

そのため、知識を身につけるだけで、インターンシップ・本選考で他の学生と差をつけられます。

大学には投資サークルや、証券・金融の研究を進める研究会などがあることも多いので、興味のある方はそちらの活動に参加してみるのも良いでしょう。

就活エージェントに相談する

最後に、就活エージェントに登録しておくのもおすすめです。

就活エージェントは、就活のプロがあなたの就活をサポートしてくれるサービスです。

自己分析・エントリーシート添削・面接練習といったサポートが、無料で受けられます。

登録者の希望とマッチする企業の紹介・キャリアプランなどの相談もできるので、ぜひ登録しておきましょう。

おすすめの就活エージェントサイトは、ジョブコミットです。

ぜひこちらのサイトから、詳しいサービス内容などをご確認ください。

【証券会社の業界研究】まとめ

証券業界は金融知識を求められるため、証券会社に入社を希望するなら、事前に勉強しておく必要があります。

また、大手証券会社は非常にレベルの高い学生が応募するため、内定を得るのは簡単ではありません。

証券会社で活躍したいなら、まずはしっかり就職活動の準備を進めておきましょう。

自己分析・業界研究などをやっておくことはもちろん、インターンシップに申し込む・英語を勉強してTOEICで高得点を取るなど、就活のアピール材料を作っておくのもおすすめです。

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