【例文20選】ボランティア活動をガクチカにしよう!書き方や評価されるポイントを解説!

【例文20選】ボランティア活動をガクチカにしよう!書き方や評価されるポイントを解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること
  • ボランティア経験はガクチカに使えるか
  • ボランティア経験でアピールできる強みの例
  • ガクチカに使えるボランティア
この記事をおすすめしたい人
  • ボランティア経験のある就活生
  • これからガクチカを作成する人
  • 例文を参考にしてガクチカを作成したい人

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はじめに

ボランティアの経験はガクチカに相応しいのか、どれくらいの期間のボランティアがガクチカになるのか・・

他の人と差をつけたガクチカを作りたいとなった際、どの様なエピソード、構成にした方がいいのかガクチカを作成する際に多くの悩みが出てくるでしょう。

ボランティア経験をガクチカのエピソードを使用する就活生は多いため、この記事を読んで面接官の印象に残る差がつくガクチカを作成しましょう!

ガクチカとは

「学生時代に力を入れたこと」を略した用語です。
物事に取り組む姿勢や思考力などを問われるため、インターン選考や本選考のエントリーシート、面接で必ず聞かれる内容です。

【ガクチカボランティア】ボランティアはガクチカにできる?

まず第1として、ボランティアがガクチカできるのかについてということについてしっかりと考えていきましょう。

一言で言うならば、ボランティア活動の経験は学生時代に力を入れたこととして非常に強くアピールできるポイントなので、問題ないです。

社会貢献の観点、コミュニケーションスキル、リーダーシップや問題解決力、など多岐にわたる強みをアピールすることに使えるでしょう。

重要なのは、その活動がどのように自身の成長に貢献し、求める職種や業界においてどのような価値をもたらす可能性があるかを具体的に説明することです。

ボランティア経験が就職にどのように繋がるか

ボランティア活動が就職にどのように繋がるのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

ボランティア活動では上述したように様々な経験やスキルが得られ、そのどれもが企業に入社してからも活用できるのです。

例えばコミュニケーションスキル等はボランティア活動において必須ですが、仕事も1人でするものではないので重要になってきます。

このように、ボランティア活動で得られる経験やスキルは就職に直接つながってくるものが多いのです。

企業はボランティア経験のどこを見ている?

企業がガクチカでボランティア経験について尋ねる際、単に良いことをしたという事実だけでなく、その経験を通じて培われたあなたの資質や能力を知りたいと考えています。

特に注目されるのは、自ら課題を見つけ行動した主体性、困難な状況を乗り越えた課題解決力、そして多様な人々と協力した協調性やコミュニケーション能力です。

また、活動に継続して取り組んだ経験からは、目標達成に向けた粘り強さや責任感も評価されます。

これらの能力が、入社後にどのように活かせるのか、企業の求める人物像と照らし合わせながら具体的に示すことが重要になります。

他の経験(バイト・部活など)とどう差別化する?

アルバイトや部活動もガクチカの定番ですが、ボランティア経験には特有の強みがあります。

報酬を目的としない活動だからこそ、あなたの価値観や社会貢献への意識、純粋な目的意識を伝えやすい点が特徴です。

アルバイト経験が仕事への適性や対価を得るための工夫をアピールしやすいのに対し、ボランティアでは、より内発的な動機や課題解決への情熱、多様な背景を持つ人々との協働経験を強調できます。

部活動経験が目標達成に向けたチームワークや専門スキルを示す場面が多い一方で、ボランティアでは、普段関わることのない人々や社会課題に触れる中で得た広い視野や柔軟性をアピールすることで、他の経験との違いを明確に打ち出せます。

【ガクチカボランティア】ボランティアをガクチカにするメリット

ボランティアをガクチカにするメリットには下記のようなものがあります。

ぜひ下記の3点を意識しながら、ボランティア経験を魅力的に表現するガクチカを作成しましょう。

メリット
  1. 目的や行動を明確化しやすい
  2. 行動力や主体性や継続力をアピールできる
  3. 課題がわかりやすい
  4. 社会貢献意識の高さを示せる

1.目的や行動を明確化しやすい

ボランティアを行う目的や行動が示しやすいため、企業にアピールがしやすいです。

具体的な行動をガクチカとして使用できることがメリットなので、目標や行動を明確化したガクチカを作成するようにしましょう。

例えば「人の役に立ちたいと思って参加した。

どのような人々が問題を抱えていて、どのようなアプローチをすれば問題を解決できるのかの勉強になった」などと述べることができれば良いでしょう。

2.行動力や主体性や継続力をアピールできる

行動力や主体性や継続力をアピールできるというのも、ボランティアを学生時代に力を入れたことに挙げるメリットの一つです。

ボランティアを続けるためには継続力や主体性そして行動力が必要になってきます。

よって、行動力や主体性、継続力をアピールできます。

行動力や主体性、継続力を重要視している企業を受ける場合は特に魅力的なポイントとして映ることでしょう。

3.課題がわかりやすい

課題が分かりやすいのがボランティアの特徴です。

ボランティア団体は名前などから基本的に目的や課題が明確である活動を行っていることが多いです。

そのため課題が分かりやすくなり、どのような活動を行っていたのかがより分かりやすくなるでしょう。

内容について詳しく述べることも大切ですが、そもそも団体などの名前で何を行っていたのかが分かりやすく、文字数を他の部分に割くことができる場合が多いからです。

4.社会貢献意識の高さを示せる

企業の多くは近年、CSRすなわち企業の社会的責任や、SDGsへの取り組みを非常に重視する傾向にあります。 

こうした社会貢献活動へ積極的に取り組む姿勢は、現代の企業にとって欠かせない要素となりつつあるのです。 

学生時代に取り組んだボランティア活動の経験は、 単なる活動報告にとどまらず、 あなたが当時から社会課題に対して高い関心を持ち、 自ら行動を起こして貢献しようとしていた姿勢を具体的に示すことができます。 

営利を目的としない活動へ主体的に参加した事実は、 あなたの倫理観や他者貢献への意欲を裏付ける、 非常に強力なアピール材料となるでしょう。 

企業の価値観と自身のスタンスが一致していることを示す上で、 ボランティア経験は大きな強みとなります。

【ガクチカボランティア】ボランティア経験でアピールできる強みの例

続いて、ボランティア経験を通じてアピールできる強みの例についても紹介します。

特にボランティア経験をしていた人がアピールしやすい能力は、以下の7つです。

ボランティア経験でアピールできる強みの例
  • 責任感
  • 協調性
  • 継続力
  • 行動力
  • 対応力
  • コミュニケーション能力
  • 社会貢献意識

責任感

ボランティア活動では誰かの役に立つという目的が明確であり、それに対して真剣に取り組む姿勢が求められるため、ボランティア経験は責任感を強く育む場となるでしょう。

ボランティア活動では多くの場合、直接的な利益がない中でも他者のために尽力することが求められ、その姿勢が自己の責任感を育みます。

入社後も活動を通じて得た責任感を発揮し、与えられたタスクやプロジェクトを自主的に進めて成果を出せるとアピールすると、採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。

このような経験を具体的に示せれば、あなたがどのように責任感を持って仕事に取り組めるのかをうまく伝えられます。

協調性

ボランティア活動では他者と協力しながら目標を達成することが多く、特にチームでの作業が中心となることが多いです。

このような環境で作業を進めると、他者と円滑にコミュニケーションを取りながら協力して課題を解決する力が自然と養われるでしょう。

例えば、大規模なイベントの準備や被災地支援の活動など、メンバー同士が連携して役割を分担し、協力し合う必要があります。

協調性は入社後のチームプロジェクトや他部署との連携を必要とする業務においても活かせます。

企業は周囲と協力して成果を出せる人材を求めるため、ボランティア経験で培った協調性を具体的に示すことは良いアピールになるでしょう。

ガクチカで協調性をアピールする具体的な方法は以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

継続力

ボランティア活動に定期的に参加すれば、物事に対して継続的に取り組む力が培われます。

継続力は長期的な視点で仕事を進める上で欠かせないスキルであり、採用にあたっては企業も重視するポイントです。

例えば、定期的に同じ活動に参加している場合、その旨を伝えることで困難な状況であっても、長期間諦めずに努力を続ける姿勢を示せるでしょう。

また、成果をすぐに得られないようなボランティア活動でも、粘り強く続けた経験は業務で目標を達成するために粘り強く努力する力としても評価されます。

こうした継続力を具体的なエピソードと共に伝えることで、採用担当者にあなたの持久力や忍耐力も強く印象付けられます。

行動力

ボランティア活動に積極的に参加する姿勢は、行動力を示す指標となります。

自ら進んでボランティアに参加し、現場でも率先して動いていれば、周囲に対してポジティブな影響を与えられるでしょう。

行動力は入社後に自ら進んで業務に取り組む姿勢や新たなプロジェクトに果敢に挑戦する力として評価されます。

例えば、初めてのボランティア活動に参加した際、失敗を恐れずに自らのアイデアで新しい取り組みを企画・実行したエピソードを具体的に伝えられれば、行動力があることを採用担当者にアピールできるでしょう。

企業は自発的に行動できる人材を求めるため、行動力を強調した自己PRは非常におすすめです。

対応力

ボランティア活動の現場では、 企業でのアルバイトやインターンシップとは異なり、 必ずしも詳細なマニュアルが整備されているとは限りません。 

むしろ、予期せぬトラブルが発生したり、 当日の状況によって予定が急に変更されたりすることは日常茶飯事です。 

例えば、参加者からの想定外の質問や要望、 あるいは天候によるスケジュールの変更など、 様々な事態に直面することが考えられます。 

そうしたマニュアル通りには進まない状況の中で、 その場その場の状況を素早く判断し、 最善策を考えて臨機応変に行動した経験は、 あなたの高い対応力を示す具体的なエピソードとなります。 

問題解決に向けて柔軟に動ける力は、 入社後も多くの場面で求められる重要なスキルです。

コミュニケーション能力

ボランティア活動では異なる年齢層や考え方を持つ人々と協力しながら活動を進めるため、コミュニケーション能力が自然に培われます。

多くの人と関わる必要がある場合、他者との意思疎通や調整を円滑に行う能力が特に求められるでしょう。

例えば、イベントの運営や地域の清掃活動など、参加者同士の意見をまとめたり、リーダーとして全体の指揮をとったりした経験を具体的に伝えることで、あなたのコミュニケーション能力の高さをアピールできます。

異なる立場や意見を持つ人々との協力すると柔軟な対話スキルが身につくため、顧客対応やチームでのプロジェクト遂行にも活かせる力を持っていることを示せるでしょう。

コミュニケーション能力は、ほとんど全ての職種で求められるスキルです。

ボランティア経験で得たコミュニケーション能力を、具体的なエピソードと共に伝えれば、企業に好印象を与えられるでしょう。

コミュニケーション能力をガクチカでうまくアピールする際の具体的なコツについて以下の記事で紹介しているため、併せてご覧ください。

社会貢献意識

ボランティア活動は、 金銭的な報酬を目的とせず、 社会や他者のために自らの時間や労力を使って行動するものです。 

この活動経験を通じてアピールできる強みの一つが、 まさしくその根幹にある社会貢献意識の高さです。 

企業も社会の一員として、 利益追求だけでなく社会的な責任を果たすことが求められています。 

そのため、社会やコミュニティ、 あるいは困っている他者のために行動できるという、 人としての基本的なスタンスや価値観は、 組織の一員として働く上でも高く評価されるポイントです。 

自らの利益だけでなく、 より広い視野を持って他者に貢献しようとする姿勢は、 チームワークや顧客対応においても、 信頼関係を築く上で不可欠な資質と言えるでしょう。

【ガクチカボランティア】ボランティアのエピソードを選ぶ際のポイント

ここからはボランティアのエピソードを選ぶ際のポイントを紹介していきます。

下記の3点を意識して、魅力的なガクチカを作成しましょう。

ポイント
  1. なぜボランティアをしようと思ったのかを明確にする
  2. 企業が求める人を理解する
  3. 活動を通して学んだことを伝えることができているか

1.なぜボランティアをしようと思ったのかを明確にする

なぜボランティアをしようと思ったのかを明確にすることは非常に重要です。

「友達に誘われたからと述べると、マイナスのイメージを与えてしまう」と思っている方も多いでしょう。

しかし、実は動機はそれでも問題はありません。

なぜならば、友達に誘われたからといって、興味が無ければボランティア活動を行わないからです。

なぜ続けることができたのか、自分がモチベーションを保ち、頑張ることができたのかについて明確化することができれば全く問題はないです。

よって、自分がボランティアをしようと思ったきっかけについては正直に述べることが大切です。

2.企業が求める人を理解する

企業が求める人材がどのような人材であるのかについても考えた上で作成することが非常に重要です。

言い回しなども重要になってくるので、あなたを知らない人でも伝わるか、確認してから提出しましょう。

企業がどのような人材を求めているのかをあらかじめ考えた上で作成することで、自分がどのようなことを学んだのか、学んだものの中から何を強調すれば良いのかなどについて考えることができます。

3.活動を通して学んだことを伝えることができているか

活動を通して何を学んだのか、しっかり伝えられるように工夫をすることが大切です。

企業の採用担当者はあなたのボランティアの現場に立ち会ったわけではありません。

まして、人によってボランティアを通じて学ぶことは異なります。

そこで、どのようなことを学んだのか、初対面かつ、あなたのことを知らない人にも伝わるような書き方をしましょう。

【ガクチカボランティア】ボランティアのガクチカ構成

ガクチカは面接官に伝わりやすい構成で書くことが非常に大切です。

ここではガクチカをわかりやすく相手に伝えられる構成を一緒に確認しましょう。

ぜひ、実際にガクチカを作成する時の参考にし、あなたの魅力が伝わりやすい文章が作れるよう取り組んでみてください。

1.結論:ボランティアで頑張ったこと

初めに結論を書きましょう。

今回の場合、「私が学生時代に取り組んだことはボランティアです」とまず一言、先に話します。

これにより、面接官はあなたが学生時代に取り組んだことがボランティアであるという前提を持って後の文章を読む、もしくは話を聞くことができます。

ボランティア活動にどのように力を入れたのか、何を得て何を学んだかの大切な部分は後々掘り下げるため、ここでは書く必要はありません。

2.エピソード:始めたきっかけや目標

続いて、ボランティア活動の具体的なエピソードを紹介しましょう。

実際の経験に基づいて、誰が読んでも理解できるわかりやすい話をすることが重要です。

あなたがどのような問題に直面し、それをどのように工夫して解決しようと取り組んだのかについて話しましょう。

中にはより良い印象を与えようと嘘をついたり、話を盛ってしまう人もいますが、質問された際にうまく答えることができないことが多いため避けましょう。

3.学んだこと:課題からの学び

そのエピソードを通じて、何を学んだのか、どのような能力を身につけたのかについても説明することが重要です。

あなたがボランティアを通じてどのような価値観や知識を得たのか、どのような能力を身につけられたのかについて話しましょう。

ガクチカの最も重要な部分の一つであるため、学んだことが分かりにくい、もしくは何も得られなかったエピソードを選ぶと、あまり良い印象を与えられません。

あなたが目指す企業が求めている能力に近い何かを身につけられたエピソードを選びましょう。

4.入社後どう活かすか:今後の活かし方

全ての企業は入社後、活躍してくれる人材を採用したいと考えています。

ガクチカを通じてどのようなことを学んだのかについて話しましょう。

ガクチカを通じてどのような経験や知見を得られたのか、そしてそれをどのように仕事に活用するのかについて話すことが重要です。

この際、企業が求めている人物像に沿ってアピールすることで、活躍するイメージを与えられるだけでなく、企業研究をしっかり行っている人物であると判断してもらえます。

【ガクチカボランティア】ボランティアのガクチカの注意点

ここまで学生時代に力を入れたこととしてボランティアを紹介する際のポイントやメリットについて詳しく紹介してきました。

また、当然ながら注意点も存在します。

下記のポイントを意識しておくことで、マイナスのイメージを抑えられることでしょう。

ガクチカボランティアの注意点
  • なぜ参加しようと思ったのかを明らかにする
  • 定量的な表現をしよう
  • 無償で働くことをガクチカにしない
  • 団体紹介にならないようにする
  • 結果の自慢話にならないようにする

なぜ参加しようと思ったのかを明らかにする

ボランティア活動をガクチカとして伝える際、 企業側が特に注目するのは、 なぜその活動に参加しようと思ったのかという動機部分です。 

なぜなら、ボランティアは給与が発生しない活動であり、 そこにはあなたの主体的な意思や価値観が色濃く反映されるからです。 

単に単位のためだった、あるいは友人に誘われたからといった理由では、 あなたの熱意や主体性を伝えることは難しいでしょう。 

どのような社会課題に関心を持ち、 どのように貢献したいと考えたのか、 その具体的な動機を明確にすることが重要です。 

さらに、その強い動機があったからこそ、 活動中に直面した困難や課題を乗り越える原動力となったことを示すと、 あなたの内面的な強さや一貫性も伝わり、 ガクチカ全体に強い説得力を持たせることができます。

定量的な表現をしよう

定量的な表現をするというのも非常に重要なポイントです。

基本的に企業の採用担当者はあなたと初めて会うわけですから、あなたのことを詳しくは知りません。

そこで読み手に具体的なイメージがしやすいよう、定量的な表現をすることが大切なのです。

例えばボランティアで順位付けなどが存在する場合は「2位に選ばれた」などと書いても良いですし、「〇〇人の人に食事を配った」などでも良いでしょう。

無償で働くことをガクチカにしない

ボランティアは基本的に給料が発生するものではないため、あまりお金を稼ぐことはできません。

そういった事情もあり、無償で働くこと、無償で誰かに何かを提供することを美徳として紹介したいと考える人は多いでしょう。

しかし「タダで働いていた」ということばかりを強調してしまうと、あまり良い印象を与えることはできません。

無償性ではなく得た学びを強調しよう

ボランティア活動は無償で行われることが多いですが、ガクチカでその点を過度に強調するのは避けましょう。

企業が知りたいのは、あなたが無償で働いたという事実そのものではなく、その経験を通して何を学び、どのような力を身につけたかです。

無償である点をアピールする代わりに、活動の中でどのように課題を発見し、解決のために主体的に行動したのか、その過程でどのようなスキルや視点を得たのかを具体的に説明しましょう。

社会貢献への意欲を示すことは大切ですが、それ以上に、経験から得た学びと成長を企業の求める能力に結びつけて語ることが、効果的なアピールにつながります。

団体紹介にならないようにする

ガクチカは自分が取り組んだ活動を通して何を学び、何を得ることができたのかについて知りたいと考えて聞かれるものです。

必ず、ボランティアを通して何を身につけることができたのか、どのような経験ができたのかについて話すようにしましょう。

もちろん自分がどのようなボランティア団体に所属していたのかについては簡単に紹介する必要はあります。

しかし、団体の紹介ばかりしていては、あなたがそのグループの中でどのような役割を果たしていたのかについて想像することができません。

団体の掲げた目標全体を説明するのではなく、その中で自分がどのような目標を掲げて行動してきたのかについて詳しく述べるようにしましょう。

結果の自慢話にならないようにする

ボランティア活動の成果として、 例えば多くの参加者を集めた、 あるいは大きな感謝を受けたといった結果を伝えることは大切です。 

しかし、単なる結果の自慢話になってしまわないよう、 細心の注意を払う必要があります。 

企業がガクチカを通して本当に知りたいのは、 成果の大きさそのものよりも、 あなたがその成果に至るまでに、 どのように考え、どう行動したのかというプロセスです。 

そこには、あなたの行動特性や思考力といった、 入社後にも活かせるポテンシャルが表れます。 

活動中にどのような困難や課題があり、 それを乗り越えるために何を考え、 周囲とどのように協力し、 具体的にどのような行動を起こしたのか、 その過程を詳細に説明しましょう。 

そして、その経験全体から何を学び取り、 それが今後どう活かせるのかを重点的に伝えることが肝心です。

【ガクチカボランティア】ボランティアのガクチカで避けたい内容

続いて、ボランティアのガクチカにおいて避けたい内容についても紹介します。

以下のようなアピールをしてしまうとマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いため、あらかじめチェックしておき、これらの要素は盛り込まないようにしましょう。

ボランティアのガクチカで避けたい内容
  • 単発のボランティア
  • 主体性のない参加理由
  • 高校以前に参加したボランティア

単発のボランティア

単発のボランティアは継続して努力をしたという過程を書くことができないため、あまり良いイメージを与えることができません。

長期的なボランティア活動をガクチカにするようにしましょう。

ガクチカは「1年生から4年生までずっとやっていたこと」とまでは言いませんが、可能な限り長期間のものである方が望ましいです。

「単発で数回、ボランティアに参加したことがある」という程度である場合は、アルバイトなど別の内容を挙げた方が良いでしょう。

なぜ単発ボランティアはアピールしにくいのか

単発のボランティア経験がガクチカとしてアピールしにくいとされる主な理由は、活動への取り組みの深さや継続性を示しづらい点にあります。

企業はガクチカを通じて、あなたが目標達成のために粘り強く努力できるか、課題に対して試行錯誤しながら改善を図れるかといった点を見ています。

一度きりの参加では、活動を通じて直面した困難や、それを乗り越えるために工夫したプロセス、そしてその結果得られた学びや成長を具体的に語ることが難しくなります。

もちろん、参加した動機や短時間での学びを伝えることは可能ですが、長期的な活動と比較すると、どうしても内容が浅い印象を与えがちになるため注意が必要です。

主体性のない参加理由

ボランティアに参加したガクチカについて話す際に「誰かに誘われたから参加した」や「就活のためにアピールする目的で参加した」といった理由は避けるべきです。

もし本当にそうだったとしても、別の理由を述べるようにしましょう。

主体的に取り組んだ経験が評価されるガクチカという項目においては、自ら積極的に行動した姿勢を示すことが大切です。

企業はボランティア経験を通じて得られたスキルを学び、その経験がどのように職場で活かされるのかを重視しています。

そのため、ボランティア活動を始めた動機や取り組みの中で、どのように自ら進んで課題に向き合い解決しようとしたかをしっかりと伝えることが求められます。

主体的に行動したエピソードがない場合、ボランティアに対する取り組みが表面的に見えてしまい、企業が求める積極性やリーダーシップが伝わりにくくなるため、注意が必要です。

受動的な参加理由をポジティブに言い換えるには

ボランティアを始めたきっかけが友人からの誘いや単位取得のためであったとしても、それをそのまま伝えるのは避けましょう。

ガクチカでは主体性が重視されるため、受動的な動機はマイナスの印象を与えかねません。

正直なきっかけを話す場合でも、なぜその誘いに応じたのか、活動に興味を持った点はどこだったのか、自分なりの理由付けを加えることが大切です。

活動を続ける中で感じたやりがいや、新たに見出した目標などを具体的に説明し、結果的に主体的に取り組むようになったという流れを示すことで、ポジティブな印象に転換できます。

きっかけはどうあれ、活動への真摯な姿勢と成長を伝えることが重要です。

高校以前に参加したボランティア

ガクチカで取り上げるボランティア活動は、できるだけ大学時代の経験に絞ることが望ましいです。

高校や中学時代に参加したボランティア活動の場合、時間が経ってしまっているため、その時の自分と現在の自分との間に成長や考え方の違いがある場合が多いです。

また、詳細なエピソードや学びを正確に覚えていないことも多く、具体的に書ける話になりにくいため、企業に対して説得力のある自己PRにならない可能性もあります。

できる限り大学時代のエピソードに絞り、詳細に語ることを推奨します。

ただし「中学生や高校生から続けてきたボランティア活動を今も続けている」といった、現在との関連が強いエピソードであれば、特に問題はありません。

【ガクチカボランティア】ガクチカに使えるおすすめのボランティア

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ガクチカとして使えるボランティア活動の事例をいくつか紹介するので、自分が当てはまるものがあるか確認してみましょう。

もしなくてもあくまで事例なので、自信を持って自分のボランティア活動をガクチカとしてアピールしてくださいね。

ガクチカに使えるボランティア
  • 高齢者、障害者のサポート
  • 地域貢献活動
  • 被災地や被災者への支援
  • 国際協力・交流
  • 環境保護・自然保全活動
  • 教育支援活動(塾のボランティア、学習支援)
  • 食品廃棄問題への取り組み(フードバンクなど)
  • 文化・芸術の振興支援
  • 動物保護・動物福祉活動
  • スポーツイベントの運営サポート
  • 社会的弱者の支援(ホームレス支援、生活困窮者への支援)

これらの活動も一部に過ぎませんが、どの活動も責任感、コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップなど多くのスキルを発揮し、磨く機会となるでしょう。

【ガクチカボランティア】ボランティアのガクチカ例文20選

ここからはボランティアのガクチカ例文20選を紹介していきます。

本記事で紹介した内容のおさらいにもなるので、ぜひ参考にしてみてください。

地元のボランティア①

例文

私が学生時代に力を入れていたことは、「地元のボランティア活動への長期間の参加」です。

友人がボランティアに力を入れており、参加してみないかと誘われたのがきっかけでした。

地域の清掃活動や高齢者支援、地域イベントの運営など、さまざまな活動に参加しました。

これらの活動を通じて、地域社会のニーズを理解し、それに応える方法を学びました。

また、チームで協力することの重要性や、計画的に物事を進める能力も養われました。

この経験を通じて、社内外でのチームワークを重んじ、地域社会や企業にとっての価値を生み出すための取り組みに貢献できる人物として、私は貴社に貢献できると確信しています。

地元のボランティア②

例文

私は地元の環境美化活動に携わり、清掃を通じて地域の環境改善に取り組みました。

活動のきっかけは、通学路にゴミが散乱していることに気づいたことでした。

当初は個人での取り組みでしたが、持続的な改善のためには地域全体の協力が不可欠だと考えました。

そこで、町内会と連携し、定期的な清掃イベントを企画しました。

しかし、最初は参加者が少なく、思うように活動が進みませんでした。

そのため、地域の掲示板やSNSを活用し、環境問題に関心を持ってもらうための情報発信を始めました。

また、地域の小学校とも協力し、子どもたちと一緒に清掃活動を行う機会を作りました。

その結果、住民の参加者が増え、町全体で環境美化への意識が高まりました。

この経験を通じて、一人でできることには限界があると実感しました。

しかし、周囲を巻き込むことで、より大きな成果を生み出せることを学びました。

貴社でも、チームと協力しながら、より良い結果を生み出すための働きかけをしていきたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

地元のボランティアについてガクチカを書く際は、どうして地元で行うことになったのか背景を説明すると共にその経験で学んだことや就職してから活かせることを説明しましょう。

海外のボランティア①

例文

私は発展途上国での教育支援ボランティアに参加し、現地の子どもたちに学習指導を行いました。

この活動に参加したのは、子どもの教育機会の格差に課題を感じたことがきっかけでした。

現地に到着すると、予想以上に設備が整っておらず、教科書や文房具が不足している状況でした。

その中で、限られた環境の中でも学びの機会を最大限に生かす方法を考えました。

言語の壁にも直面しましたが、ジェスチャーや絵を使った説明を取り入れました。

最も苦労したのは、学習意欲が低い子どもへの指導でした。

ただ授業をするだけでは関心を持ってもらえないため、ゲーム形式の学習方法を取り入れました。

すると、子どもたちの態度が変わり、自ら学ぼうとする姿勢が生まれました。

この経験を通じて、相手の立場を理解し、工夫を重ねることの大切さを学びました。

顧客のニーズを的確に捉え、柔軟な発想で課題解決に貢献していきたいと考えています

海外のボランティア②

例文

学生時代に最も力を入れたことは、「海外のボランティア活動への長期間の参加」です。

英語力を伸ばすことが目標でしたが、結果的にさまざまな経験を得られました。

私は途上国での教育支援や環境保全活動に従事しました。

当初は英語力が足りず、なかなか会話もできませんでしたが、毎朝1時間、英語が得意なメンバーと英語で会話をすることで、10日ほどで日常会話ができるようになりました。

また、現地の言語や文化に触れることで、広い視野と柔軟な思考を養うことができました。

異文化を理解し、多様な価値観を持つ人々と協働できる能力は、国際的な業務を担う企業にとって非常に重要であると考えています。

私はこの経験を活かし、国際的な視野を持って多様なチームと協力し、貴社のグローバルな取り組みに貢献できると信じています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文の良い点は成長の過程が課題(英語力が不足し、会話ができなかった)→努力(毎朝1時間の英語練習を継続)→結果(10日で日常会話ができるようになった)と具体的に書いてある点です。

大学周辺のボランティア①

例文

私は大学周辺の清掃活動に継続的に取り組み、地域の環境改善を目指しました。

大学の近くには飲食店やコンビニが多く、ゴミのポイ捨てが目立つことに問題意識を持ちました。

最初は単にゴミを拾うだけの活動でしたが、根本的な解決には意識改革が必要だと考えました。

そこで、ボランティア仲間とともに、ポイ捨て防止の啓発活動を開始しました。

まず、大学の学生会と連携し、学内のゴミ箱に分別の説明を追加しました。

さらに、地域の商店と協力し、ポイ捨て禁止のポスターを掲示しました。

これにより、少しずつですがゴミの量が減少し、清掃活動の負担も軽減されました。

この活動を通じて、継続的な取り組みが周囲の行動を変えることを実感しました。

また、一つの問題に対して多角的なアプローチを取ることで、より効果的な解決策を生み出せることを学びました。

貴社でも、柔軟な視点を持ちながら、課題解決に向けたアクションを起こしていきたいと考えています。

大学周辺のボランティア②

例文

学生時代に最も力を注いだのは、「大学のボランティアサークル活動への長期参加」です。

高校までは勉強以外、熱中できるものがなく、多くのメンバーが所属しているサークルで趣味を見つけるために参加しました。

私の参加したボランティアサークルでは、地域社会での活動を中心に行っていました。

当初は何をすれば良いかわからず、ただ参加するだけになっていましたが、ボランティアを受ける人々がどのような悩みを抱えているのかを観察することを心がけました。

これらの活動を通じて地域社会のニーズを深く理解し、具体的な支援活動を企画・実行するスキルを磨きました。

この長期にわたるボランティア活動は、単に社会貢献の経験に留まらず、チームでの協働、イベントの企画・運営といったビジネススキルの基礎を築く機会となりました。

私はこの経験を活かして、貴社における様々なプロジェクトやチーム活動に貢献できると自負しています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文では自分が大学時代でのボランティア経験で得たビジネススキルの基礎を企業に入社した後も伝えようとしている点が評価できます。

教育関係のボランティア①

例文

私は小学生向けの学習支援ボランティアに参加し、勉強が苦手な子どもたちのサポートを行いました。

学習に対して苦手意識を持つ子どもが多く、最初は思うように授業が進みませんでした。

そこで、ただ教えるのではなく、一人ひとりの興味や理解度に応じた指導方法を工夫しました。

特に、算数が苦手な児童には、身近な例を使って説明するようにしました。

また、問題を解くことをゲームのように楽しめるようにし、意欲を引き出しました。

その結果、授業への積極的な参加が増え、少しずつ自信を持つようになり、この経験から、相手の立場に立って考えることの重要性を学びました。

また、成長を支援する喜びを実感し、人と関わる仕事の魅力を再認識しました。

貴社でも、相手に寄り添いながら、最適な解決策を提供できるよう努めていきたいです。

教育関係のボランティア②

例文

大学在学中、私は地域社会の教育格差に対する強い問題意識を持っていました。

特に、経済的な理由で十分な教育を受けられない子供たちに対する支援が必要だと感じていました。

この課題に取り組むため、私は同じ志を持つ仲間と共に学習支援ボランティアグループを立ち上げました。

我々の活動は、週に2回、地域の公共施設で無料の学習支援を行うことから始まりました。

このプロジェクトで最も困難だったのは、安定した学習環境を提供することと、子供たちの学習意欲を持続させることでした。

私は仲間と協力してカリキュラムを工夫し、学習が楽しくなるような教材を開発しました。

1年間の活動を通じて、参加した子供たちは学力だけでなく、自己表現力や問題解決能力も向上しました。

この経験から、私は計画の立案から実行まで、一連のプロジェクト管理スキルと、困難な状況下でもチームをまとめ、目標に向かって進むリーダーシップを養うことができました。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文では自分がボランティアを始めた背景や経緯が具体的で、かつ自分の個性をしっかりと出しており、ガクチカとして差別化ができています。

環境活動のボランティア①

例文

私は大学の環境保全団体に所属し、地域の自然環境の保護活動に取り組みました。

活動のきっかけは、身近な河川の水質悪化とゴミの増加を目の当たりにしたことでした。

最初は定期的な清掃活動を行うだけでしたが、根本的な解決には住民の意識向上が不可欠だと考えました。

そこで、地元の小学校と協力し、環境教育のワークショップを開催しました。

また、リサイクルの重要性を伝えるため、地域のイベントで啓発ブースを設け、参加者に体験型のリサイクル活動を実施してもらいました。

その結果、多くの人が環境問題に関心を持ち、活動の参加者も増えました。

この経験を通じて、課題解決には行動を起こすだけでなく、周囲を巻き込むことが重要だと学びました。

貴社においても、チームやクライアントと協力しながら、より良い結果を生み出す力を発揮したいと考えています。

環境活動のボランティア②

例文

大学時代、私は環境問題に対する深い関心から、地域の環境保全に取り組むNPO団体に参加しました。

ゼミで学んだ気候変動の影響と、その地域社会への深刻な影響に心を動かされ、プロジェクトへの参加を決意しました。

私はプロジェクトリーダーとして、地域の川の浄化活動を計画しました。

このプロジェクトでは、企業と地域住民を巻き込むキャンペーンを立ち上げ、川沿いのゴミ拾いや水質改善活動を行いました。

最大の課題は、多様なステークホルダーの協力を得ることでした。

解決策として、私は地域の住民、企業、学校を訪れ、プロジェクトの意義を伝え、積極的に協力を求めました。

その結果、100以上の企業と地域住民のサポートを得て、実際に500人を超えるボランティアが活動に参加しました。

半年間のプロジェクトを通じて、地域の川は明らかに浄化され、生物多様性が改善しました。

未知の環境での困難に直面しながらも、私の主体性を活かし、プロジェクトを成功に導くことができ、大きな達成感とともに、困難な状況でもチームをまとめ、目標を達成する力が身についたと強く感じています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文では自分の積極性をアピールできるようにリーダー経験での役割やそこで培ったものを説明している点が評価されます。

児童支援のボランティア①

例文

私は児童養護施設での学習支援ボランティアに携わり、子どもたちの学習習慣の定着を目指しました。

この活動を始めた理由は、家庭環境によって学習機会が左右される現実を知ったからです。

最初は子どもたちの勉強への苦手意識が強く、学習に対する意欲を引き出すことが課題でした。

そこで、単に教科書の内容を教えるのではなく、ゲームやクイズ形式を取り入れた指導を行いました。

また、小さな達成を積み重ねることで、「できた!」という成功体験を増やし、結果、子どもたちは徐々に学習に対して前向きな姿勢を持つようになりました。

この経験を通じて、相手の立場に立ち、最適な方法でサポートする力を養いました。

貴社でも、クライアントのニーズを深く理解し、適切な提案ができるよう努めていきます。

児童支援のボランティア②

例文

私は地域の子ども向け読書支援活動に参加し、読書の楽しさを伝える取り組みを行いました。

この活動のきっかけは、子どもの読書離れが進んでいることを知ったことでした。

初めの頃は絵本の読み聞かせを行っていましたが、一方的に話を聞くだけでは興味を持ちにくいことがわかりました。

そこで、子どもたちが自分で本を選び、その内容を発表する場を設けました。

また、親子で楽しめる読書イベントを開催し、家庭内での読書習慣の定着も目指しました。

その結果、多くの子どもが自主的に本を読むようになり、読書への関心が高まりました。

この経験から、主体性を引き出すサポートの重要性を学びました。

貴社においても、顧客の主体的な行動を促すようなアプローチを心掛けていきたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文の良い点は一見シンプルに思えるボランティアの活動から自分なりの視点で新しく学んだことを説明している点です。

高齢者支援のボランティア①

例文

私は高齢者施設でのレクリエーション活動に参加し、入居者の生活の質向上に貢献しました。

最初は施設の方々とコミュニケーションを取ることが難しく、距離を感じていました。

しかし、日々の対話を大切にし、それぞれの興味や得意なことを知ることで、個々に合った活動を提供できるようになりました。

特に、昔ながらの遊びや歌を取り入れたレクリエーションを実施したところ、大きな反響がありました。

参加者同士の会話も増え、施設内の雰囲気が明るくなったと職員の方々からも喜ばれました。

さらに、定期的に活動の内容を見直し、より多くの方が参加しやすいプログラムを考えました。

その結果、レクリエーションへの参加率が向上し、普段あまり会話をしない方々同士の交流も活発になりました。

この経験を通じて、相手に寄り添いながら関係を築くことの大切さを実感しました。

貴社でも、チームやクライアントと信頼関係を築き、円滑なコミュニケーションを心掛けていきます。

高齢者支援のボランティア②

例文

私は地域の高齢者向けスマートフォン講習会のボランティアに参加し、デジタル機器の利用支援を行いました。

初めは、操作に対する不安や苦手意識を持つ方が多く、基本的な説明をするだけでも時間がかかりました。

そこで、単に機能を伝えるのではなく、一人ひとりの関心に寄り添った指導を心がけました。

また、同じ質問を何度も受けることもありましたが、根気強く繰り返し説明することで、少しずつ理解を深めてもらうことができました。

その結果、参加者からは「ようやくスマートフォンを使いこなせるようになった」「家族と気軽に連絡できるようになって嬉しい」といった喜びの声をいただきました。

講習会が終わった後も、「また学びたい」という声が増え、地域の交流の場としての役割も果たせるようになりました。

この経験を通じて、相手の立場を理解しながら丁寧に説明することの大切さを学びました。

貴社でも、相手のニーズを把握し、分かりやすい提案やサポートができるよう努めていきたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文の評価される点は課題意識からの工夫した点、結果までが具体性がある点です。

スポーツ指導補助のボランティア①

例文

私は地域の小学生向けサッカー教室で、指導補助のボランティアを行いました。

子どもたちの技術向上だけでなく、チームワークの大切さを伝えることを意識し、特に、初心者の子どもが楽しく参加できるよう、基礎練習を工夫しながら指導しました。

また、試合では勝敗だけでなく、相手をリスペクトする姿勢を重視しました。

その結果、子どもたちは協力しながらプレーすることの楽しさを実感するようになりました。

さらに、保護者向けの報告会を実施し、子どもたちの成長を共有する場を設けました。

すると、指導者だけでなく、家庭でもチームワークや努力の大切さについて話し合う機会が増えました。

この経験を通じて、指導する側の責任とやりがいを学びました。

貴社でも、周囲と協力しながら成果を生み出せるよう努めていきたいです。

スポーツ指導補助のボランティア②

例文

私は、地域の小学生を対象とした陸上クラブでボランティアコーチを経験しました。

指導をする中で、ただ技術を教えるだけでなく、一人ひとりの個性や成長スピードに合わせた声掛けや練習メニューを工夫する必要があることを学びました。

当初は、全員に同じ指導を行っていましたが、うまく結果が出ない子どももいることに気づきました。

そこで、それぞれの得意分野や課題に合わせたトレーニングを考え、フォームの改善やメンタル面のケアにも注力しました。

特に、短距離が苦手な子に対しては、リズム感を意識したスタート練習を取り入れることで、走り方が大きく改善しました。

また、チーム全体の士気を高めるために、個々の努力を積極的に認め、チームワークを意識した声掛けを行いました。

その結果、大会では多くの子どもたちが自己ベストを更新し、練習の成果を実感することができました。

この経験で、一人ひとりに寄り添い、適切なサポートをする重要性を学びました。

仕事においても、チームで協力しながら課題に向き合い、目標達成に貢献していきたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文では自分のスキルを活かして、ボランティア活動を行い他者に寄り添うことができる人間であることをアピールできています。

動物愛護のボランティア①

例文

私は保護施設で犬や猫の世話をするボランティアに参加しました。

この活動を始めた理由は、ペットブームの一方で、飼育放棄される動物が多い現状を知り、何か貢献できないかと考えたからです。

初めは掃除や餌やりが主な仕事でしたが、動物たちが心を開くまでには時間がかかることを実感しました。

特に、人間に対して警戒心が強い犬には、いきなり触れ合うのではなく、まずは一定の距離を保ちながら見守ることを意識しました。

少しずつ慣れてくると、自ら近づいてきてくれるようになり、最終的にはリードをつけて散歩ができるようになりました。

また、猫の世話では、一匹ずつの性格に合わせた対応を心がけ、怖がりな猫には優しく声をかけながら接することで、リラックスできる環境を作りました。

この活動を通じて、相手の気持ちを尊重しながら信頼関係を築くことの大切さを学びました。

貴社でも、クライアントの課題やニーズを丁寧にくみ取り、相手に寄り添った対応をしていきたいと考えています。

動物愛護のボランティア②

例文

私は地域の野良猫保護活動に参加し、TNR(捕獲・不妊手術・リリース)のサポートを行いました。

この活動に関心を持ったきっかけは、大学周辺で増え続ける野良猫の問題を知り、解決策を模索したことでした。

まず、地域住民と協力しながら野良猫の生息エリアを調査し、安全に捕獲できる方法を学びました。

実際に活動を始めると、警戒心の強い猫が多く、簡単には捕獲できないことを痛感しました。

そこで、焦らずに根気強く接することを心がけ、捕獲後もストレスを最小限に抑えるために静かな環境を整えました。

手術後にリリースした猫が元気に過ごしている様子を見たとき、自分の行動が地域環境の改善につながっていることを実感しました。

この経験から、課題解決には粘り強さと計画的なアプローチが不可欠であることを学びました。

入社後も長期的な視点を持ち、着実に成果を積み上げていく姿勢を大切にしたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

この例文の良いところは社会意識が高いことをアピールすると同時に行動力があることをアピールすることができている点です。

被災者支援のボランティア①

例文

私は地震被災地での炊き出し支援に参加し、避難所で生活する方々への食事提供を行いました。

この活動を通じて、被災直後の混乱や、長期化する避難生活の厳しさを目の当たりにしました。

特に、限られた食材や設備の中で、多くの人に温かい食事を届けることの難しさを実感しました。

最初は効率よく作業を進めることに注力していましたが、被災者の方々と直接話す機会を持つうちに、精神的なケアの重要性を感じるようになりました。

ただ食事を提供するのではなく、温かい言葉をかけながら配膳することで、少しでも安心感を持ってもらえるよう努めました。

この活動を通じて、困難な状況にある人々に寄り添い、少しでも前向きになれるような支援をすることの大切さを学びました。

貴社においても、相手の状況を理解し、適切なサポートを提供できるよう心掛けていきたいです。

被災者支援のボランティア②

例文

私は台風被災地での復旧作業に参加し、家屋の清掃や物資の仕分け作業を行いました。

活動に参加した理由は、ニュースで現地の被害状況を知り、自分にもできることがあると考えたからです。

実際に現地へ行くと、浸水被害を受けた家々が多く、泥のかき出しや家具の片付けに追われる住民の方々の姿がありました。

作業は想像以上に重労働で、特に泥水に浸かった家財の撤去は力仕事でしたが、住民の方々と協力しながら少しずつ片付けを進めました。

また、ただ作業をするだけでなく、被災された方の話に耳を傾けることで、精神的な支えにもなれることを実感しました。

「助かりました」と感謝の言葉をいただいたとき、この活動の意義を強く感じました。

この経験から、困難な状況に直面している人々に対し、相手の気持ちに寄り添いながら行動することの大切さを学びました。

貴社でも、チームやクライアントの立場を考えながら、最適なサポートができるよう努めていきたいと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

被災者支援のボランティア活動は自分の活動が決してガクチカとしてしたかったのではなく、自分の思いや経験したことを説明することが大切です。