【例文あり】コールセンターの経験をガクチカで書くには?ポイントや構成を徹底解説

【例文あり】コールセンターの経験をガクチカで書くには?ポイントや構成を徹底解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ガクチカの基本的な書き方がわかる
・コールセンターアルバイトのアピールポイントがわかる
・コールセンターアルバイトでガクチカを書く方法がわかる

この記事をおすすめしたい人

・コールセンターでアルバイトをしていたけれどガクチカの書き方がわからない人
・コールセンター経験を上手くアピールできない人
・コールセンターアルバイトを強みにしたい人

はじめに

コールセンターでのアルバイト経験は、就活において大きな武器となり得ます。

顧客対応のスキルや問題解決能力、高いコミュニケーション能力など、多くの企業が求める能力を身につける絶好の機会だからです。

しかし、これらの経験をガクチカとしてどのように書くかは、多くの学生にとって頭を悩ませる問題です。

この記事では、コールセンターアルバイトの経験をどのようにガクチカとして書くかについて具体的な方法を解説します。

コールセンターでのアルバイト経験を持つ就活生は、ぜひこの記事を参考にして、自分の強みを最大限にアピールしてください。

<この記事を読んでわかること>

・ガクチカの基本的な書き方がわかる

・コールセンターアルバイトのアピールポイントがわかる

・コールセンターアルバイトでガクチカを書く方法がわかる

<この記事をおすすめしたい人>

・コールセンターでアルバイトをしていたけれどガクチカの書き方がわからない人

・コールセンター経験を上手くアピールできない人

・コールセンターアルバイトを強みにしたい人

【コールセンターでガクチカ】ガクチカとは

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を指します。

頑張ったことに対して、どの程度情熱を持って取り組んだか、そしてその過程で学生がどのように自発的に行動できたかを示すものです。

これには学業の成果だけでなく、部活動、ボランティア活動、アルバイト経験など、学生生活を通じて取り組んださまざまな活動が含まれます。

【コールセンターでガクチカ】企業がガクチカを聞く理由

ガクチカは、ただ単に頑張ったことを答えるのでは企業に刺さる回答になりません。

企業の目的を押さえた上で、しっかりと対策をしましょう。

企業がガクチカを聞く理由は主に2つです。

人柄を確かめるため

コールセンターの仕事では、学生の技術的な能力も重要ですが、それ以上に人柄や価値観が重要視されます。

コールセンター業務は、顧客からの様々な問い合わせやクレームに対応する必要があるためです。

学生がどのような考え方を持ち、どのように挑戦や失敗から学んできたかを知ることで、その人がチームにフィットするかどうかを判断したい企業は多いものです。

企業とのマッチ度を測るため

企業は、ガクチカを通じて学生が自社の文化や価値観に合致するかどうかを見極めようとします。

企業が見ているポイントは、学生が過去にどのような価値観を持って行動してきたか、どのような経験を通じて成長してきたかです。

ガクチカを聞くことで、その人が企業の目指す方向性やチームの雰囲気に適合するかどうかを評価するのです。

【コールセンターでガクチカ】コールセンター経験でアピールとなる学び

コールセンターでの経験をガクチカで効果的にアピールするには、話のトピックになる学びの部分を重要視する必要があります。

コールセンター経験でアピールポイントとなる学びは主に4つです。

協調性

コールセンターの仕事は、単に顧客からの問い合わせに答えるだけでなく、チームとして一丸となって働くことが求められます。

異なる年代や背景を持つ顧客と効果的にコミュニケーションを取ることで、多様な視点を理解し、柔軟に対応する能力が養われます。

このようにして培われる協調性は、どのような職場においても高く評価される資質です。

そのため、協調性を具体的なエピソードと共にアピールしましょう。

提案力

コールセンターでの業務では、顧客からの問い合わせに対して、ただ回答をするだけではなく、その背後にある真のニーズを理解し、最適な解決策やサービスを提案することが求められる場面が多々あります。

これには、優れた提案能力はもちろん、その提案を相手に理解してもらうためのコミュニケーションスキルが必要とされます。

就活生は、コールセンターでの経験を通じてどのように提案力が身についたか、具体的な成功例を交えて語ることで、ガクチカを強力な武器とすることができます。

問題解決能力

コールセンターの業務は、顧客からの様々な問い合わせや申し込みに対応することが主な仕事です。

この過程で、顧客が抱える問題を的確に理解し、最適な解決策を迅速に提供する能力が求められます。

また、顧客が将来同様の問題に直面しないように予防策を考えることも、重要な役割の一つです。

コールセンターでの経験を通じてどのように問題解決能力を身につけ、実際にどのような問題に対処したかを具体的な事例と合わせてアピールしてください。

粘り強さ

コールセンターでの業務は、時に厳しいものとなることがあります。

また、クレーム対応のような難しい状況においても、冷静に対応し続ける粘り強さはそんな仕事でも重宝されるでしょう。

失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢は、どのような職場でも価値があるとされるからです。

コールセンターでの経験を通じて培った粘り強さを、困難に直面しても諦めずに解決策を模索し続ける能力としてアピールできます。

【コールセンターでガクチカ】ガクチカでコールセンターの経験を書く際のポイント

ガクチカでコールセンターでの経験を書く際にはコツがあります。

ここからは、ガクチカでコールセンターの経験を書く際のポイントを紹介します。

具体的なエピソードを述べる

ガクチカで最も重要なのは、具体的なエピソードを通じて自分の経験を伝えることです。

コールセンターでの勤務中に直面した特定の問題、その問題にどのように対処したか、そしてその結果どうなったかを詳細に説明しましょう。

特に、数字を用いて成果を示すことができれば、話の信憑性と説得力が高まります。

たとえば、「顧客満足度を前年比で20%向上させた」「クレーム解決率を30%改善した」などの数値は、具体性を伝えられます。

内容にオリジナル性をもたせる

多くの就活生がアルバイト経験をガクチカとして挙げる中で、コールセンターの経験をどのようにオリジナルなものとして提示するかが鍵となります。

自分だけの特別なエピソードや、コールセンター特有の問題にどのように取り組んだかを強調することで、他の学生との差別化を図れます。

オリジナリティを出すためには、自分の行動がチームや顧客にどのようなプラスの影響を与えたか、その過程で自分自身がどのように成長したかを具体的に述べましょう。

自己PRとアピールポイントを変える

ガクチカと自己PRは、似ているようでその目的が異なります。

ガクチカでは学生時代に力を入れた経験を通じて、自分の価値観や取り組み方をアピールします。

一方で、自己PRではその経験がどのように自分の能力や強みに繋がっているかを強調します。

自分の強みをアピールするのは、ガクチカも自己PRも同じですが、伝えたいことが異なることを理解して、作成しましょう。

企業が求める人物像を意識する

「企業が求める人物像」は言い換えれば、「企業がどんな学生と働きたいか」を言語化した言葉でもあります。

企業が求める人物像を理解するには、まず企業研究や業界研究を徹底的に行いましょう。

例えば、チームワークやコミュニケーションを重んじる企業であれば、コールセンター業務での協力やチーム内での調整役としての経験を前面に出すことが有効です。

ガクチカのエピソード選びを行う前に、企業が求める人物像は必ず確認しておきましょう。

【コールセンターでガクチカ】ガクチカの構成

ガクチカは構成が命です。

ただやみくもに伝えたいことを書いても、企業に刺さるガクチカは作成できないかもしれません。

ここからは、企業に刺さるガクチカの構成を紹介します。

結論

ガクチカの導入部では、まず初めに学生時代に取り組んだことを簡潔に述べましょう。

どんなに良いエピソードを述べても、導入がわかりにくいと全体の文脈がうまくつかめません。

今回の場合、「私が学生時代に頑張ったことはコールセンターでのアルバイトです」という流れになります。

理由

次に、なぜその活動に取り組んだのかの理由を述べます。

コールセンター業務において直面した問題や課題、またはその仕事を選んだ動機を簡潔に説明しましょう。

この部分では、あなたの価値観や課題へ取り組んだ理由をなるべくイメージしやすいように詳細に伝えましょう。

具体例

理由の説明の後は、具体的なエピソードを紹介します。

ここでは、実際に行った行動やアルバイトの詳細、そこで遭遇した困難や挑戦、そしてそれをどのように乗り越えたかなどを詳細に述べます。

あなたの能力や経験の高さを、採用担当者にイメージさせるようなエピソードを選びましょう。

結論

最後に、その経験から何を学んだのか、そしてその学びを応募している企業でどのように活かすことができるのかをまとめます。

この部分では、成長した部分だけでなく、その成長が将来的に企業にどのような価値をもたらすかを強調しましょう。

採用担当者に自分が企業で働いている姿を想像してもらうことが、この部分の目的です。

【コールセンターでガクチカ】ガクチカを書く際の注意点

ガクチカを書く際には注意点もあります。

注意点を知らないまま書き始めてしまうと、思わぬところで減点になってしまう可能性があります。

ここからは、ガクチカを書く際の注意点を解説します。

専門用語を使わない

コールセンターの仕事には、その業界特有の専門用語が存在します。

しかし、これらの専門用語は業界外の人にとっては理解しづらいものであり、採用担当者がそれらの用語に精通しているとは限りません。

例えば、「ウィスパリング」や「トークスクリプト」といった用語は、コールセンター業務に詳しい人には通じるかもしれませんが、一般的にはあまり知られていないため、使用する場合はその意味を簡単に説明するか、より一般的な言葉で置き換えるべきです。

エピソードを伝える際は、できるだけ誰にでも理解しやすい言葉を選びましょう。

守秘義務を守る

コールセンターでの仕事では、顧客情報や企業の機密情報に触れる機会が多くあります。

ガクチカを書く際には、そのような情報を具体的に記述することなく、守秘義務を遵守することが非常に重要です。

たとえば、売上の増加などの成果を示す際にも、具体的な数値ではなく、パーセンテージでの表現を選ぶなど、企業情報を保護する配慮が求められます。

嘘をつかない

経験や成果を語る際には、誠実さが何よりも大切です。

嘘のエピソードや誇張された成果を記述すると、面接などの選考過程で辻褄が合わなくなる可能性があり、信頼を失うことにつながりかねません。

また、嘘は具体性に欠けるため、採用担当者からの評価も低くなりがちです。

自分の真実の経験や学びに基づいて書くことで、信頼性の高いガクチカになります。

【コールセンターでガクチカ】アピールポイント別ガクチカ例文

ここまでコールセンターでのアルバイト経験を活かしたガクチカの書き方を紹介してきました。

しかし、実際に書くとなるとなかなか手が動かない人もいるかもしれません。

ここからは、アピールポイント別のガクチカ例文を解説するので、実際に書く前に1度目を通してみてください。

協調性をアピールしたガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、コールセンターのアルバイトです。アルバイトでは周囲との協力が不可欠でしたが、初めは連携に苦労し、しばしばすれ違いがありました。この問題を解決するため、周囲の状況を迅速に把握し、雑談を交えて電話の時間を調整したり、相手の話を聞きながら上司とアイコンタクトでコミュニケーションを取るなどの対応を行いました。その結果、1日に30件の対応を達成することができました。この経験から、周囲の情報を素早く理解し、多くのお客様に対応できる能力を身につけました。貴社での業務では、この協調性と迅速な状況判断能力を活かし、チーム内での円滑なコミュニケーションを促進し、プロジェクトの効率化と目標達成に貢献したいです。

提案力をアピールしたガクチカ

私が学生時代力を入れたことは、コールセンターのアルバイトです。大学1年生からコールセンターでアルバイトをしていました。特に力を入れたのは、顧客に対してより良い提案をすることです。電話で商品の魅力を伝え、購入を決めてもらうことは容易ではありませんでした。しかし、顧客に良い商品を知ってもらいたいという強い思いから、丁寧な説明を心掛けた結果、購入してくれる顧客が増えました。この経験を通じ、顧客が喜ぶ提案をするための工夫ができるようになりました。貴社では、持ち前の提案力を生かして、顧客のニーズを的確に捉え、満足度の高いサービスや製品の提案によって、ビジネスの成長に貢献したいです。

問題解決能力をアピールしたガクチカ

私が学生時代力を入れたことは、コールセンターのアルバイトです。私はコールセンターでのアルバイトを通じて、問題解決能力を養いました。特にクレーム対応では、上司の負担を減らすためにどのような対応をすれば良いか、周囲と積極的に話し合いを重ねました。マニュアルに頼らず、相手に合わせた対応を提案した結果、上司を呼ぶ回数が減り、クレームの件数も減少しました。この経験から、問題の根本原因を客観的に分析し、効果的な解決策を導き出す能力を身につけました。貴社においては、この問題解決能力を活かして、業務プロセスの改善や顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

粘り強さをアピールしたガクチカ

学生時代、私が特に力を入れたことは、コールセンターアルバイトのオペレーターとして対応ランキングで1位になることでした。この目標を達成するためには、1日に30本以上の電話を受け、それぞれに対して適切に回答し、顧客の問題を解決する必要がありました。最初のうちはなかなか上手くいかず、挫折しそうになることもありましたが、粘り強く取り組み続けた結果、アルバイトを始めて1年で目標達成することができました。この経験から、持続的な努力と忍耐が成功への鍵であることを学びました。貴社での業務においても、この粘り強さを生かして、どんな困難な状況でも諦めずに目標達成に向けて努力を続けることができます。プロジェクトが直面する可能性のある挑戦や難題に対しても、解決策を見出し、成果を出し続けることで、チームや組織全体の成功に貢献したいと考えています。

まとめ

この記事では、コールセンターでのアルバイト経験を就職活動においてアピールするための重要なポイントを詳細に解説してきました。

コールセンターで働いた経験がある人は、どのような職場に進むにせよ、その経験を強みとして前面に出すことが可能です。

そのため、本文のアドバイスや例文を参考にしながら、コールセンターでの仕事を効果的にガクチカとして活用しましょう。

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