【就活生必見】SWOT分析を用いて自己分析をしよう!分析の仕方を徹底解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること  
  • 自己分析のやり方について
  • SWOT分析について
  • 自己分析の方法
この記事をおすすめしたい人  
       
  • これから就活を始める人
  • 自己分析の方法を知りたい人
  • 自己分析がうまくできない人

就職活動を成功させるためには、自己分析をしっかり行うことが重要であるとされています。

しかし、いざ始めてみてもなかなかうまくできなかったり、就職活動にどのように活かしたら良いのかわからなくなったりと、自己分析に関して苦手意識を持つ就活生は少なくありません。

自己分析には様々方法がありますが、ここでは、その中のひとつ「SWOT分析」による自己分析について解説します。

より深く自分を知るための方法として活用してみてください。

【SWOT分析で自己分析】自己分析とは

就職活動における自己分析とは、自分の過去を具体的に振り返り、自分の思考や行動の傾向を見つけることです。

自分を正しく把握していないと、自分に合う企業を選べないので、そのために自己分析が必要なのです。

これまでの自分の経験を振り返り分析してみると、強みや弱みがわかります。

それにより自分の適性を把握でき、自分に合う業界や仕事を見つけられます。

また、就職活動は、エントリーシートから最終面接までを通して、自分自身のことを企業に知ってもらう活動とも言えるでしょう。

自分についてわかりやすく説明するためには、まず自分が客観的に自分自身を把握しておくことが必要であり、そのためにも自己分析を行っておくことが重要なのです。

【SWOT分析で自己分析】SWOT分析とは

SWOT分析のSWOTは、Strength(強み)、Weekness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字をとったものです。

これらの要素を内部要因と外部要因とに分け、これらを掛け合わせて分析する方法がSWOT分析です。

本来は企業が自社の現状を正しく把握し、効果的な経営戦略を練る際に用いられているマーケティング手法のひとつですが、これを応用すると就職活動における自己分析にも活用できます。

自己分析に使う場合は、内部要因を自分自身の強みや弱みなどとし、外部要因を業界や就活市場の動向などに設定して行い、これらを掛け合わせることで、自分に合った業界や企業を見つける際に役立てます。

SWOT分析による自己分析でミスマッチを防ぎ、自分自身が活き活きと活躍できる企業選びを行いましょう。

【SWOT分析で自己分析】SWOT分析を使うメリット

自己分析には様々な方法がありますが、どの方法で行う場合にもメリットを理解し、目的をしっかり意識して行わないと意味がありません。

ここではSWOT分析用いて自己分析を行う場合のメリットを解説するので、しっかり確認しておきましょう。

様々な角度から分析できる

自己分析をはじめ、物事を深く掘り下げようとする場合は、できるだけ多角的に分析することでより精度を高められます。

SWOT分析は、自分自身の内部要因である強みや弱みだけでなく、外部の要因も含めて分析していく方法なので、様々な角度から自己分析を行えるのがメリットです。

とくに、就職活動のために行う自己分析としてSWOT分析を活用する場合には、業界や企業の動向を外部要因として設定し、それらを絡めて分析します。

自分に合った企業を見つけるためには、非常に有効な自己分析方法と言えるでしょう。

正確な分析を行うためには、外部要因として書きだす業界や企業の動向を正しく把握している必要があるので、あらかじめしっかりと調べておきましょう。

情報が整理しやすい

SWOT分析は情報が整理しやすく、そのことがSWOT分析で自己分析を行うメリットのひとつであると言えます。

自己分析は、どの自己分析方法で行う場合でも、自分自身に関する様々な情報の中から、自身の思考パターンや行動パターンを客観的に見出さなければなりません。

物事を分析するためには、まず、すでにわかっている情報を確認することが必要です。

しかし、情報がうまく整理できていないと、そこから何かを導き出すことが難しくなってしまうのです。

自己分析がうまくいかない場合には、多くの情報をうまく整理できていないことが原因であることが多いでしょう。

SWOT分析は、4つの要素を内部要因と外部要因を分けて、さらに箇条書きで記述していくものなので、書きだした情報がわかりやすく、整理しやすい分析法なのです。

【SWOT分析で自己分析】SWOT分析を使うデメリット

自己分析の方法には様々な方法がありますが、どの方法にもデメリットが存在します。

SWOT分析を行う場合にも、分析結果を有効に活かすためには、デメリットはデメリットとしてしっかり理解しておくことが必要です。

ここではSWOT分析を就職活動の自己分析に用いる場合のデメリットを解説します。

深い分析はできない

SWOT分析は、4つの要素だけで分析するため、それ以上深く分析できないことがデメリットと言えます。

とはいえ、適性のある業界や仕事を見つけるためには非常に有効な方法でもあるので、SWOT分析では深く知ることが難しい部分は、他の自己分析の方法を併用することをおすすめします。

就職活動のための自己分析は、自分自身の何について知り、何に活かすために自己分析を行うのかを明確にし、目的意識を持って行うことが重要です。

その意味では、企業選びや自分の仕事に対する適性について知りたい場合には、SWOT分析で行う自己分析が合っていると言えます。

自己分析の方法は様々ありますので、SWOT分析に限らず、複数の方法を併用して行うと深く分析できます。

自分の強みや弱みを知っている必要がある 

SWOT分析では最初のステップで、自分の強みや弱みを整理して記述しなければなりません。

つまり、SWOT分析を始める前に、あらかじめ自身の強みや弱みを把握しておく必要があるのです。

強みや弱みはエントリーシートに記述を要求されることも多く、面接でも深堀りされることが多いため、しっかりと把握しておく必要があります。

また、正しく把握せずに強みや弱みを書きこんでしまうと、有効にSWOT分析ができません。

強みや弱みを把握するために、別の自己分析が必要になります。

つまり、SWOT分析のデメリットは、事前に強みや弱みを把握するための自己分析が必要であり、SWOT分析だけでは自己分析が完了できないことだと言えるでしょう。

【SWOT分析で自己分析】SWOT分析の手順

ここでは実際にSWOT分析を行う際の手順を解説します。

各ステップの書きだしの作業で、いかに多くの要素を書きだせるかが重要です。

自分の強みや弱み、現在の市場動向など、分析を始める前に把握しておかなければならないこともいくつかありますので、まずはここで確認してみましょう。

自分の長所や強みを書きだす  

SWOT分析を活用した自己分析を行う際の最初のステップは、SWOTの「S:Strength」の要素を書きだす作業です。

企業がマーケティングに使う場合には、内部要因としてのメリットとして「自社の強み」を書きますが、自己分析に応用する場合には「自分の長所や強み」を書きます。

分析に使う材料は、できるだけ多いほうが好ましいです。

些細なことでも構わないので、自分が強みであると思えることをどんどん箇条書きで書きだしてみましょう。

自分の長所がわからない場合には、以下で自分自身の個性を把握できる自己分析のやり方を挙げていますので、あわせて行ってみてください。

・真面目

・運動が得意

・我慢強い

・負けず嫌い

・謙虚

・英語が得意

・体力がある

・人とのコミュニケーションが得意

・コツコツやることが得意

・旅行の計画が得意

自分の短所や弱みを書きだす

次のステップは、SWOTの「W:Weekness」の部分の書きだし作業です。

このステップでは、内部要因のデメリットである「自分の短所や弱み」を書きだします。

強みや長所と同じように、できるだけ多く書きだすようにしましょう。

短所は見つけにくい場合もありますが、この部分をおろそかにしたり、見逃したりしてしまうと、適性のある業界や仕事を選べるSWOT分析のメリットを十分に発揮できません。

企業選びは、自分に合う企業を見つけることも大切ですが、自分に合わない企業を除外するという視点も重要です。

ミスマッチの企業を選ばないためにも、しっかりと弱み・短所を書きだしましょう。

弱み・短所

・飽きっぽい

・じっとしていられない

・一人でいることが嫌い

・プライドが高い

・勉強するのが苦手

・優柔不断

就活市場・業界における自分へのメリットを書きだす

3ステップ目は、SWOTの「O:Opportunity」の部分を書きだします。

Opportunity(機会)というとわかりにくいですが、マーケティングの場合には、外部要因であり、かつ自社にとってのメリットが「機会」として書きだすべき要素です。

具体的には、市場において自社にとってチャンスとなる要素を書きます。

ここでは就職活動のために活用するので、外部要因は就活市場や業界の動向になります。

就職活動に関する現在の状況において、自分にとってメリットに働く要素を書きだしましょう。

・働き方改革による労働環境の改善

・副業の解禁

・リモートワークの普及

・ネット証券の増加や資産運用のブームによる景気の向上

・収益性が高く安定している

・IT人材の不足

・売り手市場で内定を得やすい

・採用を増やす企業が多い

・海外進出が増えている

就活市場・業界における自分へのデメリットを書きだす

書きだし作業の最後のステップは、SWOTの「T:Threat」の要素の書きだしです。

マーケティングに活用する場合は、自社にとっての脅威となる外部要因を書きますが、自己分析の場合には、就活市場や志望業界において自分にデメリットになることを書きだしてみましょう。

Opportunity(機会)を書きだす場合も同様ですが、これらを書きだすには、就職を取り巻く環境や業界の動向について知っておく必要あります。

就職活動には、業界・企業研究も欠かせない作業なので、現在の就活市場や興味のある業界については事前に調べておきましょう。

・AIの発達

・終身雇用崩壊

・市場縮小

・成長鈍化傾向

・実力主義・業績主義

・国内市場の縮小

・競合が多い

・市況に影響を受けやすい

それぞれの項目を掛け合わせる

書きだしの作業は以上で終わりです。

それぞれの項目別に箇条書きした内容を見て、分析をしてみましょう。

たとえば、内部要因の強み「体力がある」「我慢強い」と内部要因の弱み「じっとしていられない」を掛け合わせて考えると、事務職や研究職などの社内で行う仕事よりも体力が必要で、さらに成果が出るまでは我慢も必要である「営業職」に向いているのではないかと分析ができます。

また、内部要因の強みの「コミュニケーションをとるのが得意」と外部要因のデメリット「国内市場の縮小」を掛け合わせて、海外への進出を伸ばしている企業や外資系の企業が良いのではないかと分析します。

書きだした様々な項目を掛け合わせてみて、できるだけ多角的な分析を行ってみましょう。

【SWOT分析で自己分析】SWOT分析を行う上での注意点 

SWOT分析を活用した自己分析を行う際にも、より有効に就職活動に活用できるようにするために注意すべきことがあります。

自己分析を行ってみたは良いけれど、どこかしっくり来ない場合には、以下の注意点を見直してみましょう。

短所をマイナスにとらえない

SWOT分析で自己分析を行う目的は、自分がどのような仕事や業界に適性があるのかを見つけることです。

そのためミスマッチを防ぐには、とくに短所の書きだしは丁寧に行うことが重要です。

短所を書きだす場合には、些細なことでも構わず、より多く書きだすことが大切なのですが、その際に短所をマイナスにとらえてしまうと、多く書きだせなくなってしまいます。

短所は誰にでもあることと、場合によっては長所にもなり得る要素であることを前提に、短所をマイナスとしてとらえないようにしましょう。

大切なのは、短所は自分自身の個性のひとつの要素であり、その個性を良い方向に働かせるためには、どのような仕事を選んだら良いのかを分析することです。

論理性を意識する

書きだした要素を掛け合わせる際は、論理性を意識して分析を行いましょう。

そもそも、分析とは、物事を細かく分類し、または集めた情報を体系的に整理し、矛盾や飛躍がないように、論理的な思考によって筋道の通る結論を導き出すことです。

論理的に考えられなければ、物事を分析することはできないのです。

そのためSWOT分析を行う場合も、ただやみくもに掛け合わせるのではなく、分析結果に論理性が伴っているかどうかに注意してみる必要があります。

分析材料となる様々な要素をどのように繋げたのか、そしてどうしてその結果に行きついたのか、誰が聞いても筋の通った納得のいくものになっているか、一つひとつ論理的に考え、分析していくことが大切です。

【SWOT分析で自己分析】他の自己分析方法

SWOT分析を活用して行う自己分析だけでは、就職活動のための自己分析としては不十分です。

なぜなら、SWOT分析を始める前に、分析の材料となる自身の強みや弱みを把握する必要があるからです。

また、これらはエントリーシートにも記述を求められるため、他の自己分析方法で把握しておく必要があります。

ここでは、就職活動に使われる代表的な自己分析の方法をご紹介します。

自分史

自分史とは、これまでの自分の人生を振り返り、経験した出来事を時系列でまとめた年表のようなものです。

これを作成して分析することで、自分の共通する思考パターンや行動の傾向など、より深く自分を知るためのベースを客観的に把握できます。

これまでの経験を洗い出す際には、幼少期、小学生期、中学生期、高校生期など期間を区切って行うと良いです。

詳細を思い出しやすくなるほか、後で見返した時も見やすくなります。

それぞれの経験をした時に、自分がどんな気持ちだったのか、またどのように考えてどのような行動をしたのかを細かく思い出し、書きだしてみることで、自分の大切にしている価値観や考え方に気付けるでしょう。

具体的な手順は以下のページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

マインドマップ

マインドマップは、思考を「見える化」して客観的に理解する方法です。

頭の中で考えていることを整理して把握でき、その考えをさらに広げて考えたり、思考を繋げたりできるため、ひとつのことを深堀りするのに向いています。

主に企画会議やアイデアを出す際など、ビジネスの場面で使われている方法ですが、自分の考えや価値観を深く掘り下げて把握できるため、自己分析をする際にも活用できます。

深堀りしていった結果、自分で今まで気付くことのできなかった自分の一面を発見できることもあるかもしれません。

マインドマップは、ひとつのキーワードについて連想するワードを思いつくままに書きだして作ります。

紙とペンさえあれば、誰でも簡単に、いつでも作成できることがメリットです。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフは、これまで経験した出来事に対する自分のモチベーションの度合いをグラフ化したものです。

横軸に時間の流れをとり、時系列で表すところは自分史と似ていますが、自分の気持ちの動きをひと目でわかるように作成することが特徴です。

できあがったモチベーショングラフの高いところを見れば、自分のモチベーションが高まった出来事がわかるほか、反対に低いところを見れば、どんな時にモチベーションが下がるのかがひと目でわかります。

これにより、自分の価値観を知り、就活の軸を見つけられたり、面接の際のエピソード探しに役立てたりできます。

以下のページを参考に、ぜひ実際に作成してみて就職活動に役立ててください。

就活エージェントを使うのもあり!

自分のことは自分が一番わかっているつもりでも、正しく自分自身を把握しようとすると案外難しいことがわかります。

そのため、様々な方法を行ってみても、うまく自己分析ができないと悩む就活生も少なくありません。

自分一人では、うまくできないという場合や、やってはみたものの自信がない場合には、就活エージェントを活用してみるのもひとつの方法です。

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また、内定獲得後には入社準備までサポートしてもらえるためおすすめです。

まとめ

SWOT分析による自己分析は、それだけでは就職活動に十分に対応できるほど深い分析はできませんが、自分に合う業界や企業を見つけるためには非常に有効です。

たとえ志望企業の採用を勝ち取ったとしても、入社後に「こんなはずではなかった」と後悔するようでは、その就職活動は成功とは言えません。

苦労して入社した会社を早期退職するようなことにならないためにも、SWOT分析を活用した自己分析で、ミスマッチのない企業選びを行いましょう。

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