面接のロールプレイングとは?ロールプレイングの意味ややり方を徹底解説

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はじめに

面接対策というと、過去の傾向からよくある質問に対しての受け答えを考えておくことが一般的です。

対策としては答えを準備することで十分な場合が多いですが、時には想定外の質問をされることもあります。

よくある質問についてはしっかりと答えられる面接者が多いなかで、想定外の質問があった場合にもスムーズに受け答えができることは面接官の印象に残りやすくなると言えます。

さまざまな質問を想定し、回答を考えておくことも重要ですが、面接の場で話すことに慣れることも効果的な対策のひとつです。

【面接のロールプレイングとは?】面接のロールプレイングとは

面接のロールプレイングとは、模擬面接を行うことを指します。

面接では、面接官が質問して応募者がその質問に答える形式が一般的です。

そのため、質問内容について予想し、回答の仕方を事前に考えて対策をとることが大半です。

しかし面接そのものには不慣れであることから、事前に対策したにもかかわらず、話したいことを話せずにアピールしきれない結果となる恐れがあります。

面接本番を迎える前に予行演習としてロールプレイングをおこなることにより、自身がアピールしたい部分をしっかり伝えられる準備が整います。

しっかりと面接対策を行ったにもかかわらず、不完全燃焼のまま面接が終了することを防ぐためにも、イメージトレーニングだけではなく、実際にロールプレイングをすることで面接に慣れた状態で当日を迎えることが効果的です。

【面接のロールプレイングとは?】面接前にロールプレイングをする目的

面接前のロールプレイングは、イメージトレーニングでは得られない効果があります。

ロールプレイングの目的は、実際に面接の場面を再現することで面接という環境に慣れることです。

面接当日をイメージしながら本番での言動を実際に行うことで、本番で言いたかったことが言えずに終えてしまうといった状況を避ける目的があります。

予行演習ではありますが、当日の緊張感を持ってシミュレーションすることで、面接当日には自信を持ってしっかりと受け答えできる状態で対応することが期待できます。

自信をつけるため

繰り返しロールプレイングを行うことで面接を受けることが初めてではなくなり、堂々と振る舞えるようになります。

面接官と対話することに次第に慣れていき、繰り返し練習したことで返答に自信がつき、表情にも余裕が生まれるはずです。

受け答えが堂々としていて自信のある人材であると、社会人として好印象を持たれやすいです。

面接の場面は誰もが不慣れで緊張する環境であるため、そのような場においても自信を持ってしっかりと自己アピールできることは大きく評価されます。

緊張する場面において力を発揮できる人材であることも同時に示せ、選考を有利に進めることにつながります。

自己アピールについても説得力がでるため自信を持って当日を迎えることは重要です。

本番で緊張しないようにするため

面接は採用選考において重要であり、実際に面接官と対面するため、とくに緊張感が高まります。

「失敗したくない」「うまく話せないと選考に落ちてしまう」という不安が積み重なって緊張してしまい、面接官に伝えたいことを十分に伝えられないこともあります。

緊張した状態では、イメージトレーニングでアピールしようとしていた内容の半分も伝えられなかった、ということも少なくありません。

また、緊張から表情や言動もぎこちなくなってしまい、スムーズな受け答えができないことで良い評価につながらない可能性があります。

そのような結果にならないためには、できる限り本番に近い形でロールプレイングを行い面接に慣れ、緊張を軽くすることが重要です。

面接での受け答えをスムーズにするため

ロールプレイングでは実際に面接官から質問されている場面を想定しながら、志望動機や自己PRなどの受け答えを実践します。

質問に実際に答える練習を繰り返すことで、スムーズに受け答えできるようになります。

答える内容を文章で考え、何度頭の中で回答内容をイメージしていても、実際に口に出す練習をしていなければ、面接官を前にした場面でうまく言葉にならないことは多いものです。

面接当日にうまく言葉にできず、緊張から頭が真っ白になってしまい、準備してきた答えが飛んでしまうこともあります。

実際に面接官と向き合い、頭の中にある考えをしっかりと声に出すロールプレイングを繰り返すことで、頭の中にある考えを言葉にする実践ができ、本番でスラスラと回答できるようになります。

【面接のロールプレイングとは?】面接前のロールプレイングのやり方

面接前には、事前のロールプレイングが効果的であることがわかりました。

就職活動では多くの準備が必要であるため、ロールプレイングに多くの時間を割くことはできませんが、効率良く準備しておくことで実質的には短時間で行えるようになります。

ロールプレイングの方法を理解することで、効率良く繰り返し実践することが可能です。

それでは、面接を前に実際にどのようにしてロールプレイングをすると良いかをご紹介していきます。

事前準備

まず事前準備として、ロールプレイングの質問集を準備します。

ロールプレイングでは本番と同様の対面形式で行うことが大事なため、面接官役の協力者を探せればより実践的となります。

質問集については、基本的に面接でよくある質問をまとめておくと良いです。

業界問わず共通して質問される自己紹介、志望動機、自己PRのほか、協力者が見つかった場合には、少しオリジナリティのある質問をお願いすると良い予行練習となります。

面接ではイレギュラーな質問をする面接官もいるので、想定していなかった質問をされる場面にも慣れます。

質問に対する回答を考えておく

ロールプレイングではできる限り本番に近い形で実際に受け答えの練習をすることが効果的です。

一般的に必ず聞かれる自己PRや志望動機などについては30秒ほどでスラスラと回答できるように準備しておきます。

自身の経験や考え、業界について、自身の強み、弱みなどさまざまな質問を準備しておき、ランダムに質問があった際にもスムーズに回答できるようにしておくことが望ましいです。

回答を考える際には、簡潔に伝わりやすい内容となっているか、自己分析と企業分析を踏まえ企業の求める人物像と合致する内容であるかを意識します。

すべての回答について30秒以内でまとめ、要点をしぼった内容となっていることを確認します。

準備した回答を実際に言葉にする練習を繰り返すことで、本番でスラスラと回答できるようになるでしょう。

服装を整える

実際に面接に行くときに着用する服装を準備し、当日同様に身だしなみを整えます。

企業にて指定されている条件に合っているか、全体を見て身だしなみは整っているかなどを確認するようにします。

服装・髪型・メイク・装飾品を含め、身だしなみは第一印象に大きく関わるものです。

面接において、第一印象が悪くなってしまうとその後にどれだけ良い言動をしても評価に影響してしまう恐れがあるため、まず服装を整えることは重要です。

事前にロールプレイングをすることで、服装についても第三者からの意見をもらう機会となり、改善点がある場合は本番までに対策できます。

当日を迎えるまでに靴まで全身の組み合わせで整え、バッグも含め姿見で全身を確認するようにしましょう。

面接でのマナーを確認しておく

面接での言動はすべて重要なあなたについての情報となるため、面接の場面で失礼がない行動をとることは大切です。

目の前の人と対話する際の受け答えの仕方や言葉遣い、表情など、基本的なマナーは確認しておくことが望ましいです。

また、面接の流れのなかで入室時のノックや入室方法、挨拶、着座マナーは社会人として知っておくべき内容であるため事前に確認しておきます。

時計の着用やバッグは自立するものを選ぶなど気を付けるポイントは多くありますが、実際に当日を想定して動いてみることで不足や改善点に気づけます。

マナーについては、認識がなければ自分ではマナー違反に気づくこともできないため、事前に押さえておくようにしましょう。

実際に行う

準備が整うと、実際にロールプレイングを行います。

本番を意識しながら、入室から退出まで一連の流れを実際に行います。

面接室に入室する際には、ドアをノックすることを忘れないようにしましょう。

ノックの回数は3回で、ドアをノック後に「どうぞお入りください」と言われてからドアを開けるようにするのが一般的です。

面接室のドアが開いている場合には、ノックはマナー違反となるので、ノックはせずに挨拶をしてから一礼して入室します。

勧められる前に着席せず、下座の席の横で待機するなど当日の実際の流れをイメージしながら動くことが大切です。

着座マナーも確認しておき、姿勢を崩さずにしっかりと準備した回答を言葉にすることも実践します。

会場を退室する際のマナーも忘れずに最後まで気を抜かずにロールプレイングを行います。

ロールプレイングを振り返る

ロールプレイングを終えると、必ず内容を振り返るようにしましょう。

準備した内容を伝えられたかどうか、入退室の動きも含め良かった点だけではなく、改善点もしっかりと振り返るようにします。

協力者に面接官として参加してもらえた場合には、必ず客観的な評価をもらうようにします。

振り返りの中ででてきた改善点を面接本番までに修正し、再度ロールプレイングを実施することが効果的です。

ロールプレイング中であっても、気になることがでてきた場合にはメモをとり正しく修正するようにしましょう。

本番は一度きりでやり直しがききませんが、ロールプレイングを実施することで事前に何度も試行錯誤できるため、自信を持って当日を迎えられます。

【面接のロールプレイングとは?】面接前のロールプレイングのポイント

ロールプレイングの実際のやり方をご紹介しました。

面接当日に焦らず余裕を持って、事前に準備した内容をしっかりと伝えられる状態となっていることは非常に重要です。

しかし、事前準備から実施まで時間と労力は少なからずかかるものであるため、確実にポイントを押さえながら当日の結果につながるロールプレイングにする必要があります。

ただなんとなく面接での言動をやってみるのではなく、どのような印象を与えられるか、効果的に自己アピールできるかといった点を重視し取り組みます。

ロールプレイングを実施する際に意識するポイントを見ていきましょう。

第一印象に気を付ける

まず入室時の第一印象が大切です。

初対面での第一印象は相手の記憶に残りやすく、その後の評価にも大きく影響するものです。

服装・髪型・小物・メイクなど身だしなみが整っているか、企業の提示している条件に合っているかを確認します。

清潔感のある服装に整えることはもちろん、動作や座った姿勢でも無理のない体型に合ったサイズであるかもチェックします。

礼など前かがみになった際に髪型が乱れる、髪が顔にかかる場合は整髪剤やピンでの固定、まとめるなどの対策が必要です。

男性は短髪に整えることが一般的です。

面接当日の1週間程度事前に美容室で整えることをおすすめします。

面接官と向き合う際の表情、姿勢も意識し、本番同様にロールプレイングを行います。

ロールプレイングを録画する

ロールプレイングの様子は録画をしておくと振り返りで便利です。

面接官役の協力者からアドバイスをもらうだけでなく、自分の面接の様子を録画しておくことで自分自身でも繰り返し映像を見られ、客観的に振り返れます。

当日協力者がいない場合には第三者に録画を確認してもらうことで評価が可能となり、複数の人からアドバイスを受けることもでき効率的です。

アドバイス内容を振り返りながら改善につなげやすくなり、第三者が気づかない点に気づける可能性もあるため、スマホなどで録画できる環境を整えておくことが望ましいです。

録画を見て自身の言動を振り返り、客観的に自分を見ていく癖をつけていると、普段の生活や今後の仕事においても役立つ視点を得ることにもつながります。

会場を下見しておく

面接は時間どおりに会場へたどり着かないと始まりません。

面接対策というと面接中の言動ばかりを考えてしまう傾向がありますが、会場を下見しておくことも面接本番に焦らず会場入りするための重要な対策です。

時間に余裕のある場合には実際に面接会場へ足を運ぶと、交通機関の乗り換えの事前確認にもなり、当日の余裕にもつながるためもっとも良い方法です。

このような下見も本番の自分になりきるという意味でロールプレイングに含まれます。

社会人になると、職種によっては知らない土地に出向くことも多くなるため、初めて行く場所は事前にチェックするように習慣化しておくことも大切です。

万が一遅延などのトラブルがあった際には別ルートがあるかなど一度調べておくことも余裕につながります。

時間がない場合はストリートビューを使ってみる

就職活動ではやらなければならないことが多く、どうしても時間をとれないことが多々あります。

自宅から直接向かうことが難しい場合には、外出時に会場付近に行ける機会をつくり、最寄り駅から会場まで行ってみることや建物外観だけでも知っておくことは有効です。

どうしても面接会場に行く時間がとれない場合はストリートビューを使って場所や場所の景観を確認しておくことが効果的です。

建物を知っている、入り口がわかっているだけでも当日面接会場に向かう際の余裕になり、面接当日の緊張を和らげることにつながります。

実際に会場の場所を見ることにより面接への実感が湧き、ロールプレイングでもより本番のリアリティを持って実践できます。

何度も繰り返し行う

繰り返し実践することが重要です。

協力者が見つからない場合は、一人でも短時間でも実践することで次第に面接の受け答えに慣れられるため、繰り返しロールプレイングを実施します。

繰り返し行うことで、一般的な質問には自然に答えられる状態で臨め、受け答え自体にも慣れることで緊張しなくなります。

一般的な質問にスムーズに答えられることでさらに緊張が解け、より良い自己アピールにつながるでしょう。

一度だけの実施で完璧に受け答えできることは基本的にありません。

面接本番でミスしてしまうと、その後の選考結果に響いてしまいますが、事前のロールプレイング中に何度ミスをしても問題ありません。

本番同様の気持ちで事前に失敗を経験し、改善してきたからこそ、当日には自信を持って向かえます。

一度実践し、振り返りをしたことが修正できないままでは不安が残ります。

隙間時間を見つけて実践の機会を設けるよう意識し、何度も繰り返しロールプレイングを行うことがポイントです。

他の人に評価をしてもらう

自分だけでロールプレイングを評価していると、自分が気が付かない改善点は認識できずロールプレイングの効果が十分に発揮できない恐れがあります。

第三者に見てもらうと、自分では気づかなかったことがわかる場合があり、評価してもらった内容を参考にアピールすべき点を改善することで、自己PRを強化できます。

一般的な自己PRや志望動機の内容は文面で添削してもらうことも可能です。

しかし面接の中では、回答に対する深掘り質問があり、その受け答えはロールプレイングでしか評価できない内容です。

ロールプレイングで面接練習する際は、深掘り質問の受け答えを重点的に第三者目線で確認してもらうようにしましょう。

第三者の意見を取り入れることで自身の表現や言い回しにも幅がでるため、より良いブラッシュアップが可能です。

面接官の視点から評価をしてみる

基本的にロールプレイングは自分と協力者の2名体制で行うことが望ましいですが、逆のパターンで行うことで別視点で面接をとらえることも可能です。

面接本番で評価するのは面接官であるため、面接官にどのような印象を持たれそうかなどを面接官の視点に立って評価してみてください。

面接官の視点で見た場合に応募者のどのような部分が気になるかを体感でき、より客観的に自分を見つめなおす良い機会にもなるでしょう。

面接練習に協力してもらう相手は家族などの身近な人でも構いませんが、就職活動中の人物であれば互いにフィードバックし、面接本番に向けて修正すべき点が明確になります。

一般的に面接官が注目していると言われる点は第一印象、表情や話し方、質問に対しての回答が的を得ているか、自社の求める人物像に合致しているかなどがあります。

【面接で留年理由は聞かれる?】就活エージェントに相談してみよう!

就職活動には多くのやるべきことがあり、何から始めると良いか、どのように進めると良いかといったことから、迷う場合も少なくありません。

就活に困ったことがあれば、ぜひ就活エージェントに相談してみましょう。

就活エージェントなら、面接の対策をしてもらえるだけではなく、就活に関する不安についてもこれまで多くの就活サポートを行ってきたプロに相談できるのがメリットです。

悩みを抱えた状態で就活に必要な準備が進められない間も、時間は経過し期限は近づきます。

漠然とした悩みだとしても「就活に悩みがある」という方は、今後の方向性や進め方を就活エージェントに相談してみるのがおすすめです。

エージェントを活用して、スピード感を持って準備を進め、志望する企業への就職を目指しましょう。

まとめ

今回は、面接に臨む際に重要なロールプレイングについて解説しました。

ロールプレイングを実施することにより本番の緊張を和らげ、準備した自己PRや志望動機を自信を持って伝えられます。

繰り返し実践することで受け答えのスムーズさにつながり、コミュニケーション力の高さ、マナーや態度の良さで好印象を与えられるはずです。

模擬面接を繰り返すことにより、緊張する場面でも余裕を持った状態でアピールできるようになると、企業にとって魅力的な人材と判断されやすいです。

本来の自分の良さを伝えられる高いスキルを身につけることで、面接のみならず入社後のプレゼンなどにも非常に役立つものとなります。

面接当日の第一印象、受け答えのスムーズさ、堂々とした表情が確実に好感の良さにつながり、高評価を得られるはずです。

ぜひ就活の面接対策にはロールプレイングを取り入れてみてください。

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