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- スカイプ面接とは?
- スカイプの使い方
- スカイプ面接で気をつけること
- スカイプ面接を控えている人
- スカイプを使ったことがない人
- スカイプ面接で選考突破したい人
初めに
テレワークを導入する企業が多くなったということもあり、オンラインで面接を実施する企業も多くあります。
Zoomを用いるのが一般的とされてはいますが、Zoomが流行する前に多くの企業が導入していたビデオ通話サービスにはスカイプもあります。
今でもスカイプを導入している企業は多いので、今回はスカイプでの面接における方法や対策準備などについて具体的に解説していきます。
もちろん操作方法以外はZoomで面接を行う際にも活用できるので、Zoom面接に臨む方もぜひ参考にしてください。
【スカイプ面接のやり方】スカイプ面接とは?
まずは、そもそもスカイプ面接とはどのようなものなのかについてある程度理解しておきましょう。
概要を抑えておくことで、準備をスムーズに進められるはずです。
スカイプ面接とは?
・スカイプ面接はWeb面接の中の一つ
・PCもスマホもどちらでも対応
スカイプ面接はWeb面接の中の一つ
スカイプ面接はWebの面接の一つです。
スカイプは10年以上前から利用されているインターネット電話の先駆け的な存在であり、一昔前まではオンラインでビデオ通話をするならばスカイプ一択とされており、覇権を握っていたサービスです。
Zoomが流行して以降は「業界トップ」というわけではありませんが、利用している企業は多いです。
昨今のWeb面接の増加傾向などを考えると避けては通れないツールなので、時間がある時にあらかじめ対策をしておくことが重要と言えます。
PCもスマホもどちらでも対応
スカイプはパソコン、スマホ、どちらでも利用が可能です。
アプリをダウンロードすれば、どのデバイスでも共通のアカウントで利用可能です。
しかし、面接の場では特にコミュニケーションが重要となるため、パソコンの使用が推奨されています。
パソコンを利用することで、画面が大きく、相手の表情や非言語的なコミュニケーションをより詳細に捉えることができるからです。
また、スマホよりもパソコンの方が安定したインターネット接続が見込め、映像や音声の途切れも少なくなることが多いからです。
また、パソコンを利用すれば、ドキュメントやプレゼンテーションなどを簡単に共有でき、面接中に必要な資料を相手がスムーズに提示できるのはもちろんのこと、こちらからも提示しやすくなります。
【スカイプ面接のやり方】面接中によく使うスカイプの機能
ここからは面接中によく使うスカイプの機能について詳しく紹介していきます。
下記の機能はスカイプ面接においてよく使われるものなので、あらかじめ覚えておきましょう。
面接中によく使うスカイプの機能
・通話記録機能
・背景をぼかす
・画面共有ができる
通話記録機能
スカイプ面接においては、通話記録機能が多く用いられるので、覚えておきましょう。
面接官が後で通話の内容を確認するために、通話を記録されることがあります。
この機能は通話とスクリーン画面を両方記録できるものです。
また、もし相手方から許可を得られた場合は、自分が面接をフィードバックするために確認してみても良いでしょう。
しかし、企業の機密情報などを取り扱うことも多いので、必ずしも通話記録機能を利用することが許可されるわけではありません。
よって、無理にお願いする必要はないでしょう。
背景をぼかす
スカイプの面接においては、背景が面接官に与える印象も重要なポイントであるとされています。
しかし、自宅で面接を受ける際はどうしても適切な背景を用意できないこともあります。
そこで、背景ぼかし機能を利用するのも良いでしょう。
不要な背景の乱れやプライバシーの問題を回避でき、面接に集中できる環境を作り出すことが可能です。
しかし、背景をぼかすと面接官に不信感を抱かれる可能性が高いので、面接の初めに「なぜ背景をぼかしているのか」を簡単に説明すると良いでしょう。
「部屋が散らかっているので」など正直に言っても落とされるわけではありませんが、部屋を掃除できないということは、自堕落な人材であると思われてしまう可能性があります。
よって、たとえば「実家に住んでおり、あまりにも生活感が出てしまうため」など、納得できる、そして悪印象を与えない説明をすれば良いでしょう。
画面共有ができる
多くのビデオ通話サービスと同様に、スカイプでは画面共有ができます。
多くの場合は面接官が資料を提示したい場合に利用されますが、こちら側でもこの機能を活用することをおすすめします。
自分のプレゼンテーションをより効果的に行うことができますし、画面を共有すれば自己PRや志望動機など、ポートフォリオを直接面接官に見せることができます。
この際自分がうまくプレゼンテーションができることをアピールできれば、業種によっては一気に採用に近づく可能性もあります。
プレゼンテーションができるということは、コミュニケーション能力はもちろん、誰かに説明する能力や、話をまとめる能力などさまざまな能力を持っているとアピールできます。
自己PRで他の能力をアピールしつつ、プレゼンテーションでこれらの能力をアピールできれば、多彩な仕事のできる人材であると考えてもらえるでしょう。
【スカイプ面接のやり方】スカイプ面接のために必要な準備
スカイプ面接を行うには、当然ながら準備が必要です。
あらかじめ準備を行っておき、実際にスカイプ面接が実施される時に慌てないようにしましょう。
スカイプ面接のために必要な準備
・スカイプをダウンロード
・アカウントを作成しIDを取得する
スカイプをダウンロード
まずはスカイプをダウンロードしましょう。
公式ダウンロードページからアプリをダウンロードするだけで利用できます。
Windowsを使っている場合でも、Macbooku使っている場合でも、どちらでも問題なく利用可能です。
スカイプのダウンロードリンクはこちらです。
https://www.skype.com/ja/get-skype/
アカウントを作成しIDを取得する
続いてアカウントを作成してIDを取得しましょう。
ダウンロード後、画面に従っていけばアカウント登録ができます。
基本的に誰でも利用できる簡単な操作方法なので、登録方法がわからないという方はほとんどいないでしょう。
注意するべきポイントとしては、「面接で表示されるアカウント」ということを忘れないことが重要です。
いわゆるSNSのようにニックネームなどで登録したくなるかもしれませんが、面接で使うものなので、フルネームの本名で登録し、プロフィール画像は就活用の証明写真にすると良いでしょう。
【スカイプ面接のやり方】スカイプ面接当日の流れ
続いて、スカイプ面接当日の流れについて詳しく紹介していきます。
スカイプ面接を行う際の流れは大きく分けて6つあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。
スカイプ面接当日の流れ
・インターネット環境を確認
・身なりを整える
・スカイプにサインイン
・カメラやマイクの動作確認
・準備が整ったらメッセージを送る
・面接開始
インターネット環境を確認
まずはインターネット環境を確認しておきましょう。
当然ながら、スカイプはインターネット環境がしっかりしていなければ音声が途切れてしまったり、映像が途切れてしまったり、面接を適切に行うことができません。
よって、オンラインでビデオ通話するにあたって、十分なインターネット環境が用意されているか確認しておくことが重要です。
余裕があるならば、友人や家族などと一度スカイプ通話を行ってみて、問題がないか確認してみるのも良いでしょう。
身なりを整える
ビデオ通話といえど、上半身だけでなく、下半身もしっかりスーツを着用しておくことが重要であると言えます。
髪型や服装をしっかりしておくことは、対面での面接と同様に重要なことです。
下半身はほとんど映ることがないので、用意できない場合は仕方ありませんが、可能な限りスーツを着用することが大切です。
また、部屋が暗い、または光が後ろから光が差しているような状態だと、暗い、またはまぶしすぎてあなたの表情などが相手に伝わらない可能性もあるので、一度カメラの状態を確認し、適切にあなたが表示されているか確認しておきましょう。
スカイプにサインイン
服装が整ったら、スカイプにサインインします。
10分前には事前に作っておいたアカウントでスカイプにサインインしておくと良いでしょう。
これにより、もし「面接を少し早めに実施したい」と連絡があったり、緊張しすぎて直前にトイレに行きたくなったりした場合でも慌てる必要がありません。
カメラやマイクの動作確認
カメラやマイクの動作確認を行うことも非常に重要です。
マイクやカメラが正常に機能するかどうかあらかじめ確認しておきましょう。
自分がより良く映る角度や、聞き取りやすい音量などに調整しておくことも重要です。
可能な限り相手に良い印象を与えるために工夫をしましょう。
音声だけでなく、よりスタイリッシュに自分が映る角度についても研究しておけば、モチベーション高く面接に臨めるはずです。
準備が整ったらメッセージを送る
準備が整ったら、メッセージを送りましょう。
いつでも面接が開始されて良いタイミングになったら、準備が完了したと面接官に伝えます。
ただし、あまりに早すぎると相手を急かしてしまうことになりマナー違反にも捉えられてしまうので、3分から5分前程度に連絡をすれば良いでしょう。
面接開始
時間になると、面接官から直接ビデオ通話がかかってくるので、すぐに出られる状態にしておきましょう。
ボタン一つで参加できるので、特に気をつけることはありません。
ビデオ通話は最初が一番緊張するものですが、なるべくリラックスした状態の方が最大の能力を発揮しやすいので、肩の力を抜いて臨むようにしましょう。
面接は確かに就活において非常に重要ですが、「失敗したところで命を取られるわけではない」と自分に言い聞かせて、肩の力を抜いて臨みましょう。
【スカイプ面接のやり方】面接中の注意点
続いて、スカイプ面接を行う際に当たっての注意点について紹介していきます。
下記の3つを意識しておくことができれば企業の採用担当者により良い印象を与えられるはずです。
特に面接を始めとした就活というものは総合点で判断されるので、プラスの印象を与えることはもちろんのこと、マイナスの印象を与えないように注意することが重要であると言えます。
面接中の注意点
・相手に目線を合わせる
・対面の面接よりも明るさを意識する
・通信が途切れてしまったら
相手に目線を合わせる
相手に目線を合わせるのは、対面で面接を行う際と何ら変わりません。
相手が話す際にカメラを見る人であれば、こちらも話す時はカメラを見て話すようにしましょう。
一方で、相手が話す際に画面の中の相手の顔を見るタイプであれば、こちら側も相手の顔を見ながら話す方が良いです。
基本的に話す姿勢は相手と合わせるのが良く、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
もし練習をする機会があるならば、いずれのパターンにおいても対策しておくと良いです。
目線が合っている人物の方が感じも良く、少しでも採用の可能性が高まるかもしれません。
対面の面接よりも明るさを意識する
オンライン面談の際は、いくら相手の顔が見えているとはいえ、対面の面接と比べて相手の雰囲気や細かな表情が伝わりにくいことがあります。
特に、いくらこちらが素晴らしいネット環境を用意していたとしても、相手のネット環境があまり良くない場合、こちらも綺麗には表示されません。
よって、対面の面接よりもさらに明るさを意識することが重要です。
明るさにも2種類あり、「部屋の明るさ」はもちろん、「人柄の面の明るさ」も少し強調できると良いでしょう。
あなたの表情がはっきりわかるような部屋の明るさにすることも重要ですし、表情やボディランゲージなどで明るい人柄をアピールする対策も重要です。
意識的に、無理のない程度で笑顔を作ることや、頷くなどのリアクションを大きめに取るなどして、ポジティブでエネルギッシュな印象を与えましょう。
通信が途切れてしまったら
スカイプはオンラインでインターネットの環境を利用して面談を行うものなので、当然ながらどちらかのインターネットの環境が急激に悪化し、通信が途切れてしまうことは往々にしてあります。
この際に一発で不合格になってしまうと思う人もいるかもしれませんが、特に問題はありません。
再度面接官に連絡して、面接を再開すれば特に問題はないでしょう。
この際、どちらが原因で通信が途切れたのか不明な場合でも、ひとまず謝罪をしておくことが重要です。
自分では100%相手の回線が悪いと思っていても、相手もあなたの回線が悪いと思っているかもしれません。
そういった場合に、何も言わずにふんぞり返っていると「態度が大きい人物である」と思われてしまうかもしれないので、何が原因で通信が途切れたとしても、軽い謝罪はしておいた方が良いでしょう。
まとめ
今回はスカイプ面接のやり方について詳しく紹介してきました。
基本的にスカイプで使うことができる機能は、Zoomなどの他のビデオ通話サービスでも利用可能なので、どのようなサービスを指定されたとしても、基本的には本記事の内容を応用して活用できるはずです。
オンライン面談は対面よりも相手に与えられる情報はやや少ない場合が多いですが、その分画面共有などの機能を活用すればあなたの魅力を最大限にアピールできる可能性はあります。
ぜひ本記事を参考に、企業の採用担当者に良い印象を与えられるスカイプ面接の対策をしていきましょう。