通信でビジネスをワクワクさせる。|ソニービズネットワークス株式会社

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小笠原 康貴様
ソニービズネットワークス株式会社 代表取締役社長
小笠原 康貴様

物理学専攻からNTTに入社し、開発や法人営業を経験。その後ソニーに転職し、サービス企画や営業を経て、2020年6月よりソニービズネットワークスの社長に就任

Qご経歴を教えてください。

大学では物理学を専攻しましたが、周囲が研究職を目指す中、私はビジネスの道、特に営業職に強い関心を持っていました。

そのため、部署が未定で多様なキャリアパスを提供するNTTに魅力を感じ、入社を決めました。

初期配属は私の希望とは異なる開発部門でしたが、その仕事に全力を尽くしました。

結果としてこの経験は、技術的な理解を深め、ビジネスへの適用を考える良い機会となりました。

NTTには5年という短い間の在籍でしたが、事業企画を経て、最後の1年は念願だった法人営業も経験させていただきました。

これらすべての経験が、ソニービズネットワークスの骨格である法人営業への思いを強めるキッカケになったと思っています。

Qソニーグループへ転職したきっかけを教えてください。

NTTで念願の営業職に就いていた当時、私は特に転職を考えていませんでした。

しかし、ソニーのプレイステーションの生みの親である久夛良木さんが執筆した、PS3のCPU「Cell」に関する記事を読む機会がありました。

その中で、プレイステーションとインターネットの関係について深い洞察が示されており、その内容に強く心を動かされました。

「想いを仕事にする」というソニーの企業文化や、ソニーらしさに強く惹かれ、転職を決意しました。

ソニーに転職後は、サービス企画や営業部門のマネージャーとして幅広い職務を経験しました。

そして2018年には、ソニービズネットワークスに参加し、法人向け通信事業の拡大に専念。

副社長を経て、2020年6月より現在の職に就任しています。

この経歴を振り返ると、「ソニーらしさ」と「法人営業」という組み合わせこそが、

私が追い求めてきた道であると実感しています。

Qソニーグループに入社して直面した苦労について教えてください。

ソニーは大企業でありながら、NTTのように一貫した商品やサービスを提供する企業ではなく、

多くのビジネスが立ち上がり、同時に終了することも多い、まるでベンチャー企業の集合体のような環境でした。

NTTでの経験しかなかった私にとって、20代のうちに事業がうまくいかない経験をすることは、大きなプレッシャーとなりました。

ソニーでは、市場に出る前に終了する商品が数多くあり、成功を収めつつある途中で事業が終わることもしばしばでした。

私自身、多くの失敗を経験しましたが、そのたびに次に同じ失敗を繰り返さないように学び、行動を改善してきました。

このような経験を通じて、ソニーが大企業でありながらベンチャー企業のような挑戦を続けられる場であることを実感しています。

「どうすれば上手くいくのか」を常に考え、学びながら成長できる環境は、

多くの挑戦と共に大きなやりがいを感じる事ができ、今でも日々の仕事に一喜一憂しながらも、充実感を得ています。

Q「新卒採用」に期待することは何ですか?

当社では、多様な人材を採用する方針を持っています。

中途採用で即戦力となる人材を迎えることは重要ですが、新卒採用にも大きな利点があります。

新卒社員は入社と同時に会社の方向性に沿って動き始めるため、組織全体の一体感を形成しやすいと感じています。

また、新卒採用を継続することで、社内の世代間バランスを保ち、組織全体のダイナミズムを維持することが可能です。

異なる世代の社員が共に働くことで、多様な発想が生まれ、それが組織全体の知識やスキルの向上に繋がります。

私自身も、世代を問わず経験豊かな同僚から新たな知見を学ぶことが多々あります。

市場は多様な世代の人々によって形成されています。

そのため、次世代を育成し、ビジネスの継続性を確保するためには、新卒採用の継続が不可欠だと考えています。

Q今後力を入れていきたいことは何ですか。

私たちは「NUROアクセス」というインターネット接続サービスを提供しています。

現在のビジネス環境において、インターネット接続は事業活動に不可欠です。

飲食店などの店舗から大企業まで、営業から決裁までのすべての業務がネット環境上で行われています。

ソニーはもともと「通信を利用するユーザー企業」でしたが、現代のビジネス環境では、遅い回線は企業活動に支障をきたします。

そこで、私たち自身も速くて安定した回線が必要となり、自ら開発してすべての企業に提供する事業を始めました。

もう一つの例として、コロナ禍において、私たちは「ソムリエツール」という社員の健康状態を報告するシステムを開発しました。

このシステムは、発熱など体調不良時に出社を避けるため、体調を報告するのが難しいという問題を解決するために導入されました。

ワンボタン操作で毎日の体調を報告し、管理職が確認できるように設計されており、開発からリリースまで約3〜4週間という短期間で実現しました。

当初は自社で利用を開始しましたが、その後、無償で他の企業にも提供を始めました。

このように、市場の成長を支援し、企業が必要とするサービスを自ら作り提供する姿勢は、今後も継続していきます。

インターネット回線は、ほとんどすべての企業が必要とするサービスであり、

私たちは「NUROアクセス」を多くのお客様との接点を生み出すために非常に重要な商材と位置づけています。

これからも、回線サービスを核としながら、企業の成長を支える新たなサービスの開発に積極的に取り組んでいきます。

Q若者に期待することは何ですか?

若者に限らず、どの世代においても挑戦する姿勢は非常に重要です。

私たちは、常に新たな挑戦を続けることを社員向けの企業理念として掲げています。

そのため、学生の皆さんにも、それぞれの立場で見つけた挑戦の方法を追求し、それを貫いてほしいと思います。

そのような経験が将来的に皆さんの力となると確信しています。

Q「通信でビジネスをワクワクさせる」の設定背景を教えてください。

今後、すべてのビジネスが通信を基盤として成り立つ時代が訪れると確信しています。

2012年の設立当初からこの考えを持っていましたが、振り返ると、その時点ではまだ十分ではなかったと感じています。

今後も、私たちの想像を超える形で、通信を基盤に多くのビジネスが展開されるでしょう。

そういう意味で、ビジネスの成長と変革への期待感を通信が生み出していると考えています。

私たちは、この重要な分野で活動できることに誇りを持ち、堅実にビジネスを推進していきたいと考えています。

これが私たちの企業理念の核心です。

会社概要

会社名 ソニービズネットワークス株式会社
本社 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ ウエスト23F(総合受付21F)
営業所 大阪、愛知、福岡、北海道
設立 2012年7月20日
資本金 6億円(資本準備金含む)
代表者名 小笠原 康貴
従業員数 308名(2024年7月1日時点)
事業内容 ●電気通信事業法に基づく電気通信事業(届出番号/A-24-12875)
●ネットワークインテグレーション事業(ネットワーク設備・関連機器の企画・設計・運用・管理・保守・販売およびレンタル)
URL https://sonybn.co.jp/

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