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・志望動機を聞かれた時の対処法
・志望動機のおすすめ構成
・400字程度の志望動機の書き方を知りたい人
・自分の志望動機に不安がある人
はじめに
志望動機を作成しようとは思っているものの、書き方から全くわからないという人、全く何も思いつかないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は最も一般的な文字数である400文字程度の志望動機の書き方をメインに、おすすめの構成やポイントなどについて徹底的に紹介していきます。
また、本記事は志望動機を作成するにあたっての基本的な記事になるので、他の文字数の志望動機を作成する人にも有用なはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
【400字の志望動機の書き方】志望動機を聞く意図
志望動機を作成する前に、そもそも企業側がなぜ志望動機を聞いてきているのかについて意図を理解しておく必要があります。
なぜならば、就活においては志望動機はもちろんのこと、自己PRやガクチカなど、それぞれ企業がなぜ聞いてきているのかについて理解しておくことが重要だからです。
相手側の意図を理解することができれば、それに応じた回答を用意することができ、相手が求めている、質の高い回答を用意することができるはずです。
入社意欲があるか
企業が志望動機について確認する理由の一つとして、そもそも入社意欲があるのかどうかというのを確認している場合があります。
当然ながら、就活において「一つの企業にしか応募しない」という人はいないでしょう。
となると、それぞれ企業において優先順位というものが存在しますし、志望度のランキングも存在するはずです。
しかし、滑り止め程度に、適当に受けている人を採用したいと思う人はあまり多くないでしょう。
特に、ベンチャー企業のようなモチベーションを重要視するタイプの企業ならなおさらです。
よって、志望動機をしっかりと確認し内定を出した場合に、しっかりと就職をしてくれる人物であるのかどうかを確認している場合があります。
自社に合う人材か
いくら志望動機がしっかりとしており、モチベーションが高そうな人物に見えたとしても、自社に合わなければせっかく採用をしても意味がありません。
例えば、比較的ゆるい雰囲気の会社に、冗談が通じない、非常に真面目な方が入ってきても、雰囲気が合わず、すぐに仕事を辞めてしまう可能性が高いでしょう。
このように、企業にはそれぞれ文化や社風というものが存在しており、それに全く適合していない場合、本人も居心地が悪いです。
また、現存の社員も新入社員に対してどう接して良いのかわからなくなってしまいます。
それ以外にも、そもそも持っているスキルが企業で活躍できるものではないなど、合っていない場合は早い段階で選考から外すのも企業側の配慮の一つです。
まずは、志望動機を通じて自社にそもそも合う人物かというのを確認しているのです。
【400字の志望動機の書き方】おすすめの構成
ここからは400文字で志望動機を作成するにあたってのおすすめの構成について詳しく紹介していきます。
この志望動機は400文字はもちろんのこと、300文字や500文字、それ以外の場合でも活用できる基本的なものなので、ぜひこの記事で覚えてしまいましょう。
また、どのような企業を受ける際でも、どのような志望動機を述べるに当たってもこのテンプレートは活用できるので、ぜひ覚えておいてください。
冒頭
まずは志望動機において、冒頭でその企業を志望した理由を簡潔に述べるようにしましょう。
この部分は50文字程度で述べる必要があります。
もちろん文字数が異なる場合は多少変動しますが、400字の志望動機の場合は50文字程度で述べれば良いでしょう。
なぜ冒頭で志望動機を結論で述べていく必要があるのかというと、企業の採用担当者に志望動機を念頭に置いて読んでもらう必要があるからです。
企業の採用担当者は就活のシーズンになると非常に忙しく、全ての志望動機や自己PRをくまなく読む余裕はありません。
ダラダラ書かれている文章だと、なおさら頭に入ってきにくいことでしょう。
そこで、先に冒頭で結論を述べることで、「この人は〇〇だから弊社を志望しているのだな」と念頭においた状態で文章を読んでもらうことが重要なのです。
詳細な理由
結論について述べるたら、続いては詳細な理由を紹介していきます。
自分がなぜその企業について志望したのか、理由を分かりやすく説明していくことができれば良いでしょう。
関わりたいサービスや商品、職種などの詳細を述べることができれば、よりあなたがなぜその企業に入りたいのかが如実に伝わるはずです。
400文字の志望動機の場合は、100文字程度で述べるとバランスが良くなります。
背景
あなたがなぜその企業を志望するようになったのか、なぜその業務を行いたいと思うようになったのかについて背景を分かりやすく説明していく必要があります。
きっかけとなった経験を述べると説得力が高まるでしょう。
特にエピソードの部分はあなたに初めて会う企業の採用担当者に対しても理解してもらえるよう、可能な限り誰が読んでも理解できる、客観的な書き方をする必要があると言えます。
よって、この背景の部分は400文字という限られた文字数の指定ではありますが、150文字程度を割いても構いません。
志望動機において最も力を入れる部分でもあるので、誰が読んでも理解することができるか、客観的に読んでみるなり、誰かに読んでもらうなり、対策を行う必要があると言えます。
入社後の貢献
入社後にどのように貢献するつもりかというのも、分かりやすく説明していく必要があると言えるでしょう。
なぜならば企業の採用担当者は入社後に活躍する意思がある人材を採用したいと考えているからです。
特にベンチャー企業においてはこの傾向が非常に強く、モチベーション重視で採用するところが多いです。
現状では即戦力として活躍することはできなくても、モチベーション高く努力し続ける人材は入社後に貢献する可能性が非常に高いと考えられているからです。
よって、あなたがどのような業務においてどのように工夫して貢献するつもりなのかについて、わかりやすく説明していきましょう。
ここをしっかりと述べられると企業研究をしっかり行っている、モチベーションが高い人材であるとみなされる可能性が高まります。
また、この部分は、400文字の志望動機の場合はだいたい100文字程度で述べることができるとバランスが良いでしょう。
【400字の志望動機の書き方】伝えるときのポイント
ここまで400文字で志望動機を書く際の構成などについて詳しく紹介してきました。
ここからはさらに1段階クオリティの高い志望動機を作成するために、伝える時のポイントについて詳しく紹介していきます。
ここまで紹介してきた内容だけでも十分質の高い志望動機は作成できることでしょうから、時間に余裕のある方に行って欲しい対策であると言えます。
具体的なエピソードを述べる
志望動機を話す際は、可能な限りエピソードは具体的にするようにしましょう。
これは構成の部分でも詳しく紹介したことなので、もうすでに理解ができている方は飛ばしても構いません。
なぜ具体的なエピソードを述べる必要があるのかというと、企業の採用担当者は基本的にあなたのことは全く知らないからです。
たまたま知り合いであるという奇跡的な確率を除き、企業の採用担当者とあなたはせいぜい就職説明会で会ったことがある程度でしょう。
よって、あなたに対する前提知識が全くないので、エピソードが具体的でないと、よくわからないのです。
あなたがなぜその企業は志望しているのか、誰が読んでもわかる、客観的で分かりやすい説明をしていく必要があると言えます。
数字など定量的なものを用いて説明するのもおすすめです。
キャッチーな表現を用いる
全ての志望動機に盛り込むことができるものではないので、無理に行う必要があるものではありませんが、もしできるならばキャッチーな表現を用いるのも選択肢の一つであると言えるでしょう。
志望動機が他の就活生と差別化されているものであると、他の企業の採用担当者もあなたにあなたの志望動機が目に止まるはずです。
就活において無理に差別化を図ろうとしてマイナスな印象を与えるのはおすすめしませんが、もし可能であればキャッチーな表現を盛り込んで、他の就活生と差別化を図っていきましょう。
特にあなたの志望動機が他の就活生と似たようなものである場合は、特に差別化を図る必要があります。
自分の長所を用いる
志望動機の部分は、自分がなぜその企業を志望しているのかについて述べる部分なので、長所については話さなくて良いと思っている人も多いのではないでしょうか。
自己PRや長所などについて聞かれることも多いので、志望動機では長所について全く話さない人もいるはずです。
しかし、自分がその企業に入りたいと考えていることだけについて400文字で述べているだけでは、企業の採用担当者はあなたを採用したいと思ってくれません。
自分がどのような長所を持っていて、それをどのように業務に活かすことができるのか盛り込むことができれば、一気に企業の採用を担当者に良い印象を与えることができるはずです。
ただ「貴社に入りたいです」と言っているだけでは、入社後、その後どう貢献してくれるのかよく分かりません。
しかし、「私の長所である〇〇を活かして貢献したいと考えています。
」などと述べることができれば、企業の採用担当者はあなたが活躍してくれるイメージをすることができ、自社に迎え入れたいと考えてくれるはずです。
その企業でしか使えない理由を述べる
企業によってはなかなか難しいかもしれませんが、可能な限りその企業でしか使えない理由を述べることが重要であると言えます。
その業界において、その企業しか行っていない取り組みなどがあれば、積極的に志望動機に盛り込んでいきたいところです。
もしそれが難しい場合でも、例えば「営業職に魅力を覚えたから」「接客が好きだから」など、どの企業でも当てはまるような、あまりにも汎用性の高い志望動機を述べることはおすすめしません。
企業側も「この会社にこそ入りたいと思っている人材」を採用したいと思っているはずです。
よって、志望する企業についてしっかりと調べ、独自の魅力について述べ、それが志望動機と関連していることを説明することができれば良いでしょう。
【400字の志望動機の書き方】例文紹介
ここからはここまで紹介してきた内容をもとに、400文字の志望動機の例文について紹介していきます。
さまざまな業界に関しての志望動機を紹介していくので、あなたが入りたいと思っている業界があればその例文を中心に参考にしてみてください。
また、本記事で紹介した構成や注意点、ポイントなどについて踏まえた上で作成されている例文なので、時間に余裕のある方は自分と関係のない業界の例文もぜひ併せて読んでみてください。
コンサルティング業界
IT業界
金融業界
不動産業界
商社
広告業界
自動車業界
保険業界
メーカー
【400字の志望動機の書き方】どうしても書けない時は
今回は志望動機を作成するにあたってのポイントはもちろんのこと、注意点やおすすめの構成方法について詳しく紹介してきました。
本記事を読んだだけで質の良い志望動機が作成できた方もいるかもしれません。
しかし、なかなか一つ記事を読んだだけで完璧なものを作成できるという人はいないでしょう。
そこで、おすすめなのは就活エージェントを利用することです。
毎年何人もの就活生を目標とする企業に送り込んでいる就活のプロにマンツーマンでサポートしてもらうことができます。
特におすすめはジョブコミットというサービスで、無料で志望動機や自己PRなどのES作成はもちろんのこと、面接対策もしっかりと行ってくれます。
本記事の趣旨は志望動機を作成することですが、もし自己PRや面接対策など、他に不安なところがある場合は、そちらも併せて相談することができるので、ぜひ一度気になる方は登録してみてください。
おわりに
今回は志望動機を400文字で作成するにあたってのポイントや構成、注意点などについて紹介しつつ、業界別に豊富な例文を紹介してきました。
確かに志望動機を作成することは大変かもしれませんが、就活において最も重要なものの一つなので、質の高いものを作成する必要があります。
本メディアでは他にも志望動機の作成方法について詳しく紹介している記事が複数あるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。