・ESで研究内容を伝える方法
・ESで研究内容を伝える際のポイント
・ESで研究内容を伝える際の例文
・ESで研究内容を伝える方法を知りたい人
・ESで研究内容を伝えるポイントを知りたい人
・ESに自信がない人
目次[目次を全て表示する]
はじめに:ESの研究内容、何を書けばいいか分からないあなたへ
「ESの研究内容、何を書けばいいんだろう…」「専門的すぎて、人事に伝わるか不安だ」就職活動において、多くの学生がこの悩みに直面します。
研究に打ち込んできた人ほど、その複雑さや専門性をどう伝えれば良いか迷ってしまうものです。
しかし、心配はいりません。
ESの研究内容は、いくつかの「型」と「ポイント」さえ知れば、誰でも論理的で魅力的に書くことができます。
この記事では、企業が何を見ているのかという本質的な視点から、具体的な書き方のステップ、評価を上げるテクニック、そして豊富な例文までを網羅的に解説します。
この記事を読めば、あなたの研究内容が、自分自身の強みを最大限にアピールする最高の武器に変わるはずです。
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【ES 研究内容 】企業はなぜ研究内容を聞くのか
ESでは、必ずしも研究について聞かれるとは限りません。
志望する職種によっては、求められないことがほとんどでしょう。
しかし、設問として聞かれることはもちろんあります。
ESで自分が扱う研究内容は、学生時代に力を入れたことや自己PRとして用いることも可能です。
ESで研究内容を聞く企業は多いですが、どうして研究内容を聞くのでしょうか?
ESで研究内容を聞く理由を理解したうえで作成をすることで、より評価される内容になります。
ここでは3つのポイントに分けて解説します。
学生が興味をあることを知りたい
学生の興味があることを知ることで、モチベーションの源泉を知ることができます。
モチベーションの源泉がないと長く会社で活躍することが難しくなってしまう可能性があります。
それに加えて、学生の興味があることから職種や配属部署を振り分けることが多いため、学生の興味を知りたいと考えます。
また興味がある場合はその分野のスキルを持ち合わせている場合が多いため、そのスキルを活かすことができる仕事を任せることができます。
ESの研究内容だけで職種や配属部署が決まるという可能性は低いですが、自分の考えを詳しく伝えることが大切です。
思考力・課題解決能力があるかを知りたい
思考力は社会人にとって必要な力であり、トラブルへの対応をする際や新しいプロジェクトを始める際などにとても大切になります。
研究内容を聞くことで、どのようにその研究を進めてきたのか、その研究に対してどのように考えるかが分かるため、学生の思考力や考え方が見えてくるのです。
それに加えて、学生の考え方を知ることで、企業と学生の相性を知ることができます。
学生と企業の相性が良いと長く活躍し続けられる場合が多いですが、相性が良くないと活躍できないだけではなく、早期離職に繋がってしまう場合があります。
また企業は研究の華々しい成果そのものよりも、予期せぬ壁に直面した際に「何を考え、どう行動し、どう乗り越えたか」という課題解決のプロセスを知りたがっています。
研究への「主体性」や困難に立ち向かう姿勢を示すことで、再現性の高いビジネススキルとして評価されます。
そのため文字数制限があると思いますが、その中で可能な限りこれらの自分の考え方を織り込むようにしましょう。
研究を通して学んだことの再現性と将来性
企業がエントリーシートで研究内容を尋ねる理由の1つに、応募者が研究を通じて何を学んだのかを知りたいという意図があります。
企業は研究のテーマや成果そのものだけでなく、そのプロセスを通じて応募者がどのような経験をし、そこから何を得たのかに注目しています。
また、たとえ研究において困難や失敗があった場合でも、その中で問題をどのように分析し、解決に向けて行動したのか、また、そこから得られた教訓が応募者の成長にどうつながったのかを知ることで、その人材の柔軟性や成長力を評価しようとしています。
企業がこうした点に着目する理由は、研究を通じて得られたスキルや学びが実際の業務においても活かせる可能性が高いからです。
研究で培ったスキルが入社後にどう活かされるのか、その「再現性」と企業で活躍してくれるだろう「将来性」を具体的に提示することが重要です。
自分の研究経験を客観的に棚卸しし、「この経験で得た〇〇という力は、貴社の△△という事業でこのように貢献できる」と、未来の活躍イメージに繋げて語りましょう。
専門外の人にも伝わる「要約力」と「論理的説明力」
採用担当者の多くは、あなたの研究分野の専門家ではありません。
そのため、専門用語を多用した説明では内容が全く伝わらず、「コミュニケーション能力が低いのでは」という印象を与えかねません。
ここで見られているのは、複雑な事象を整理し、誰にでも分かる平易な言葉で説明できる「要約力」と「論理的説明力」です。
研究の【背景・目的→課題→自身のアプローチ→結果・考察】といった論理的な構成を活かして説明しましょう。
【ES 研究内容】この構成で書けばOK!5つのステップで完成させる書き方
研究内容の書き出しに困る場合、結論を最初に述べ、その後に理由や具体例を続ける構成がおすすめです。
これにより、論理的な文章構成になります。
ESでは文字数制限があることが多く、指定された場合は必ず守る必要があります。
一般的な文字数は400字前後ですが、50字や100字といった短い文字数指定の場合もあります。
そのような場合は、概要のみを簡潔に記述しましょう。
また今回紹介する「黄金テンプレート」は、理系・文系を問わず、どんな研究内容にも応用可能です。
以下の5つのステップに沿って情報を整理するだけで、論理的で説得力のある文章が完成します。
結論: 私の研究テーマは「〇〇」です
ESに研究概要を記す際にこのテーマを記載することが結論にあたります。
結論から述べ、研究の成果や結論を最初に示すことで採用担当者の興味を引き、その後の説明にスムーズにつなげることができます。
ここでは研究テーマを明確にします。
まず、研究テーマを簡潔に示し専門用語は避け、誰にでも理解できる言葉を使うことが大切です。
具体的にかつ簡潔に記すために「私は現在〜に関して〜な内容について学んでいます」と専門用語はなるべく避け簡単な説明を加えましょう。
仮に専門用語を使わなくてはならない際は簡単な説明を加えましょう。
私の研究テーマは、「[〇〇という社会課題や技術的課題]」を解決するため、「[△△という独自の手法や技術]」を用いて「[□□という目標]」の実現を目指すものです。
【テンプレート②:分析・解明型】
私は、「[〇〇という特定の分野や現象]」における「[△△のメカニズムや関係性]」を解明する研究を行っています。これにより、「[□□という新たな知見]」を得ることを目指しています。
【テンプレート③:シンプル型】
私は「[〇〇]」に関する研究を行っています。これは、[△△]することで[□□]を明らかにする(または実現する)ための研究です。
背景・目的: なぜその研究に取り組んだのか
結論のあとはそれを裏付ける理由を述べなくてはなりません。
ここでは研究背景や目的を記す必要があります。
なぜその研究を選んだのか、何をしたいのかを記します。
「興味があった」「関心があった」だけでは弱いため具体的に記しましょう。
研究の背景は社会的背景や学術的背景、個人的背景など様々です。
ここでは社会的な課題や先行研究の課題を明確にする必要があります。
研究を通して何を明らかにしたいのか、研究成果の社会実装など、最終的な目標を明確にすることで説得力が増します。
また背景、目的、目標が論理的に繋がるように記述することで読みやすいエントリーシートができます。
ここでも専門用語は避け、誰にでも理解できる言葉で説明しましょう。
もし使う必要があれば簡単な説明を加えましょう。
社会的な背景:解決すべき社会問題やニーズ、技術革新や時代の変化など
学術的な背景:先行研究で未解明な点や課題、研究分野の最新動向など
個人的な背景:研究テーマへの興味・関心、研究を通して実現したいことなど
本研究の背景には、「[〇〇という社会的な問題やニーズ]」があります。私はこの課題を解決したいと強く考え、「[△△という状態]」を実現することを目的として、本研究に着手しました。
【テンプレート②:学術的興味起点】
私がこの研究テーマに関心を持ったのは、「[〇〇という講義や文献]」がきっかけです。先行研究では[△△]まで解明されていますが、未だ[□□]という点が不明でした。そこで本研究では、この謎を解明することを目的としています。
【テンプレート③:経験起点】
「[〇〇という自身の経験]」を通して「[△△という課題]」に直面したことから、本研究テーマに関心を持ちました。この原体験を基に、[□□]を明らかにすることで、同様の課題を解決することを目的としています。
役割・工夫: 課題に対してどう考え、行動したか
次に具体性を持たせるために経験を具体的なエピソードや事例で示す必要があります。
ESで研究内容が問われるのは、応募者が大学で何を熱心に取り組んだのかを知るためです。
研究の結果を出すために、自分が励んできたことを書いていきましょう。
ここでは研究におけるプロセス、 課題への取り組み方や試行錯誤の過程を記述しましょう。
目標達成における問題や失敗なども記すことで、問題や失敗に対してどう取り組んだか、どのように対応したかなどをアピールすることができます。
企業はこのようなエピソードに強い関心があります。
研究を進める上で、「[〇〇という想定外の困難]」という壁に直面しました。そこで私は、[△△という従来の方法]を見直し、「[□□という新たな視点やアプローチ]」を試みました。この粘り強い試行錯誤が、課題解決の糸口となりました。
【テンプレート②:仮説検証型】
当初は「[〇〇という仮説]」を立てて実験を進めましたが、思うような結果が得られませんでした。そこで私は、[△△というデータを分析し直し]、「[□□という新たな仮説]」を構築しました。この仮説検証を繰り返したことが、成果に繋がりました。
【テンプレート③:役割遂行型】
チームで研究を進める中で、私は「[〇〇という役割]」を担いました。特に[△△という課題]が発生した際には、率先して[□□という行動]を起こし、計画の遅延を防ぐなど、チームの目標達成に貢献しました。
結果・学び: 研究から何を得て、どう成長したか
研究における具体的なエピソードを述べた後は、その研究から得られた成果について記述します。
研究で顕著な成果が得られた場合は、積極的にその内容を記載しましょう。
しかし、必ずしも目覚ましい成果が出なかったとしても選考を行う企業が特に注目しているのは、応募者が研究活動を通じてどのように成長したのかという点です。
したがって、研究活動を通じて得られた結果や、そこから学んだことを具体的に記述することが重要です。
研究結果を述べる際には、単に結果だけを羅列するのではなく、その結果を通して自身がどのように成長できたのかという視点を中心に据え、簡潔にまとめましょう。
重要なのは、結果がないからといって事実を捏造し、虚偽の内容を記載することは絶対に避けるべきであるという点です。
誠実に、自身の研究活動とそこから得られた学びを伝えることが大切です。
上記の取り組みの結果、「[〇〇という指標]」を[△△%向上させる/□□まで削減する]という成果を得ることができました。このプロセスを通じて、成果だけでなく、目標達成に向けて粘り強く試行錯誤を続ける「[課題解決能力]」を習得しました。
【テンプレート②:定性的成果】
その結果、これまで不明確だった「[〇〇という新たな事実や法則性]」を明らかにすることができました。この経験から、複雑な情報の中から本質を見抜き、論理的に物事を考える「[分析力]」と「[論理的思考力]」の重要性を学びました。
【テンプレート③:スキル習得】
この研究活動全体を通して、「[〇〇という具体的な成果]」を得ることができました。何よりの学びは、[△△という困難な状況]を乗り越えた経験から得た、「[□□という目標達成に向けた粘り強さ/主体性]」です。
貢献: その学びを、入社後どう活かすか
エントリーシートの締めくくりとして、研究活動を通して得られた成果や自身の成長を述べた上で、応募する企業でどのように貢献できるかを具体的に記述しましょう。
ここで重要なのは、企業への深い理解に基づいた貢献を示すことです。
そのためには、徹底的な企業研究が不可欠となります。
入社後の自分の姿を明確にイメージできている応募者は、企業から積極的かつ意欲的な人物として評価されるでしょう。
企業理念や事業内容を十分に理解していなければ、説得力のある貢献は書けません。
ただし、企業の事業内容に合致した貢献内容であっても、これまでの研究内容や経験と全く関連性のない記述は避けるべきです。
一貫性のある内容で締めくくることで、あなたの熱意と適性がより効果的に伝わるでしょう。
研究活動を通じて培った「[〇〇というスキルや強み(例:課題解決能力)]」は、貴社の「[△△という事業や職種]」において、[□□という場面]で必ず活かせると確信しております。
【テンプレート②:思考プロセス応用型】
研究における「[〇〇という課題に対して△△と工夫した思考プロセス]」は、貴社の「[□□というビジネス領域]」で新たな価値を創造する上で大きく貢献できると考えています。未知の課題に対しても、粘り強く最適解を導き出します。
【テンプレート③:具体策提案型】
研究で得た「[〇〇という専門知識や分析スキル]」を活かし、貴社の「[△△という製品やサービス]」が持つ「[□□という課題(仮説)]」の解決に貢献したいです。具体的には、[▲▲]といったアプローチで事業の成長に貢献できると考えています。
【ES 研究内容】評価を格段に上げるためのライティング術10選
ESを書く際に、おすすめの構成を紹介しました。
ESでは結論から述べ、理由と具体例、そして今後の貢献について書きます。
次に、書くうえで意識しておきたい点をいくつか挙げていきます。
魅力的なESにするためには、ただ構成に沿って書くだけでは足りません。
使用する言葉に注意したり、図やグラフなどを活用したり、綺麗な字を心がけたりなど、さまざまなポイントがあります。
ポイントを一つひとつ言及していくので、事前に確認してみてください。
構成の原則: 結論から書き始める
構成について説明した箇所と同じように、まず大切なのは結論を明らかにすることです。
最初に結論から話すと、自分の言いたいことが相手に分かりやすく伝わります。
さらに、基本的な社会人のマナーが身についているというアピールになります。
結論から述べる方法は、ESを書くとき以外に、プレゼンテーションや対話などの場面でも役に立つでしょう。
また採用担当者は、限られた時間で多くのESに目を通さなければいけません。
結論の書き方は、第一印象を決める要素の1つです。
最初に目にしたときに分かりやすい一文があると、続きの文章がスムーズに頭に入ってくるでしょう。
結論では難しい言い回しをせず、簡潔に述べてください。
ESで研究内容を述べる際は、専門的な内容になるのでなおさらです。
言葉選び: 誰が読んでも分かる平易な言葉を選ぶ
研究内容を書く際には簡単な言い回しを意識することが重要です。
研究内容は専門的で複雑なものになりがちですが、採用担当者は必ずしもその分野の専門知識を持っているわけではありません。
そのため、専門用語を多用したり、難解な表現を使ったりすると、理解が進まず、印象が薄れてしまう可能性があります。
誰が読んでも分かりやすく、簡潔に研究の内容や目的、成果を伝えることが大切です。
もし、どうしても専門用語を使わなければならない場合はそれに続いて具体例や日常的な言葉を使って説明を補足すると良いでしょう。
また、研究内容を説明する際には複雑なプロセスをすべて詳細に記載する必要はありません。
研究の背景や意義、結果を簡潔にまとめ、その中で特に重要な部分だけを掘り下げるようにしましょう。
具体性: 固有名詞や数字を用いて具体的に記述する
研究内容を明確に書くことは重要です。
経験を用いて、具体的なイメージを持ってもらえるようにしましょう。
具体性がなければ、ほかとの差別化を図れません。
ESは意識して書かないと、似たものになってしまいがちです。
また、志望する企業以外にも当てはまるような内容では、志望度が低いと判断されてしまうかもしれません。
具体性を持たせることは、差別化を図るだけではなく、企業に志望度の高さを伝えることにも関係してきます。
個人的なエピソードを明らかにし、それを入社後にしたいことにつなげ、企業に合った独自のESを目指しましょう。
具体的に書くと言っても、研究を説明するのではありません。
自分の研究がどういうものかという説明よりも、経験を伝えることに重きを置いてください。
客観性: 第三者の評価や客観的な数字を盛り込む
研究内容に、第三者の視点を取り入れられると、主観的なものにならずに済みます。
研究に対する評価が、自分の考えや感じたことのみでは、本当に成長したり学んだりしたのかが企業に伝わりにくいです。
自分の評価だけではなく、相手からの評価などといった客観的な評価を盛り込むことで、説得力が増します。
応募者の研究について、専門外の人に対しても結果が分かるようにするためには、ほかの人の言葉やデータの数値化が効果的です。
教授に評価されたり、具体的な数字として結果を述べられたりするのなら、ぜひESに書くと良いでしょう。
数字を書く際には、漢数字と算用数字を混合せず、統一させてください。
一般的に、指定されたESの紙が縦書きの場合は漢数字、横書きの場合は算用数字を使用します。
視覚情報:(可能であれば)図やグラフを活用する
研究内容は、専門的な言葉の使用を避けられないときもあるため、文章だけでは分かりにくくなってしまう部分が多いです。
したがって、可能であれば、図やグラフを活用することをおすすめします。
視覚的に理解しやすくすることで、ESの見栄えが良くなり、企業は研究がどういったものなのかをイメージできるでしょう。
図やグラフは、その研究について詳しくない人が見たときに、何を表しているのかが分かるような簡潔なものにしてください。
自分が知っていることだからと言って、ただ貼り付けるのは避けましょう。
使用した後は、それに対して簡単な説明を加えておくと親切です。
文字だけで作成するように制限されていないのであれば、積極的に図やグラフを用いるのがおすすめです。
表現: ポジティブな言葉で熱意を伝える
簡潔な文章で作成しようとすると、淡々と書かれたものになってしまいがちです。
専門的な用語をたくさん使用したり、抽象的な表現になってしまったりしないように、言葉には気をつけてください。
ポジティブな言葉を使えば、自分の思いや意志が伝わりやすいです。
ESにおいて研究の内容を述べる箇所は、どうしても説明的な文章になります。
したがって、ESの構成の理由や今後の展望などの説明が必要ではない箇所で、熱意を見せられると良いでしょう。
専門的な用語を使わなければいけないときは、その用語の説明を入れてください。
ESの字数により説明が不可能ならば、採用担当者が疑問に思いそうな言葉について、自分で補足するための資料を別に用意しておくと安心できます。
文字数: 指定文字数の8〜9割以上を目安に書く
ESは、企業から文字数を指定されていることが珍しくありません。
文字数は、指定の80%以上を埋めるようにしましょう。
ただし、多ければ多いほど、意欲が伝わるというものではありません。
制限文字数を超えないよう、注意して作成してください。
制限文字数は50字、100字、200字、400字、600字など、企業によって異なります。
50字の場合は、概要だけで構いません。
詳しく説明する余裕はありませんが、研究の結果までは含めてください。
100字であれば、企業は研究内容以外のことも知ろうとしています。
この記事で紹介した構成に沿って、今後の展望まで書きましょう。
200字以上を指定されているのなら、より詳しく述べられます。
作成する前に、どの箇所にどれほど字数を設けるのかを決めておきましょう。
専門用語: 専門用語は使わない、または噛み砕いて説明する
相手に伝わらないような用語は、簡単な言葉に言い換えてから記載します。
自分では日常的に使用しているため、難しい言葉なのかどうかが判断できないこともあるでしょう。
その場合は、その研究について知らない人に、研究内容を見てもらうのも1つの手です。
ESでは、可能な限り、専門的な用語を使用しないのが好ましいです。
しかし、内容によって、使用は避けられないかもしれません。
その場合は、用語の意味を書いてください。
制限された字数におさまらないのなら、ESで意味を説明する必要はありませんが、面接などで問われることは考えられます。
準備をせずに、誰もが分かるように用語を説明するのは難しいものです。
ESで書かなかったとしても、問われた際に意味を伝えられるように準備しておきましょう。
一貫性: 研究のプロセスが論理的に繋がるように書く
研究内容は手順に沿って整理された構成を意識することが大切です。
「内容→取り組んだ理由→研究目的→作業した内容→結果→今後の研究」という流れを用いると良いでしょう。
この構成なら研究の全体像が明確に伝わり、あなたが研究を通じてどのような学びを得たのか、どのようなスキルを身につけたのかが分かりやすくなります。
また取り組んだ理由について説明する際は研究の背景を説明することを推奨します。
特に専門分野でない方が採用担当である場合、まずその研究がなぜ行われたのかについても理解できないかもしれません。
そこで「なぜその研究が行われたのか」「どのような目的があり」「目的は達成できたのか」「その過程で何を学んだのか」などについて話すと良いでしょう。
【ES 研究内容】例文紹介
これから、ESで研究内容を伝えられる例文を挙げていきます。
実際に研究に取り組んでいる人やまだ始まっていない人など、状況に合わせていくつか例を紹介します。
自分の現在の状況に当てはまるものがあるかもしれないので、例文を参考にしてESを作成してみましょう。
紹介する例文は、50字と200字を指定された場合のものです。
200字以上書かなければいけないときは、200字のものの内容を、より具体的に記載すれば問題ありません。
情報関連の研究(50字)
私の研究テーマは、認知学にもとづいたマーケティング方法です。
人の意思決定がどう作用するのかを研究しています。
情報関連の研究(200字)
デジタル化社会において、映像による広告は日常的に溢れています。
私は映像制作に興味があり、中でも広告は、短い時間内で人の記憶に残すことが求められています。
私は、瞬間的に人はどのような映像に惹かれるのかを調べるために、地域のPRの動画を作成しました。
そして効果のデータをとり、結果をもとに、マーケティングの傾向を明らかにできるように努めました。
今後も調査を重ねたうえで、印象的な広告を制作して成果につなげたいです。
生物関連の研究(50字)
生物関連の研究(200字)
感染症の流行がきっかけで、細菌について興味を持つうちに、細菌の遺伝子を調べるべきだと考えました。
細菌がなぜ増殖するのかを知り、研究に取り組んだ結果、細菌の遺伝子が複製されていることが分かりました。
細菌の遺伝子の数は数千個に及びますが、私は地道な作業を続けるのが得意です。
今後も、遺伝子の研究で得た知識を活かし、細菌の増殖をコントロールすることを目指して励みます。
工学関連の研究(50字)
人が話した言葉を、瞬時に文字に変換するプログラミングに力を入れています。
工学関連の研究(200字)
感性工学とは、科学的手法により、ヒトの心や体の反応を分析するものです。
私は感情の反応を測定できれば、ものづくりに活かせると考えたため、研究しています。
大学で多くの人に協力してもらい、情報を収集し、傾向を見出しました。
一定の状況下で、選択肢の中から自由に回答してもらい、選択肢と感情の関係性を調べました。
入社後は顧客の感性を数値化し、求められている製品の開発に貢献したいです。
研究がまだ始まっていない場合(50字)
私の研究はまだ始まっていません。
皮膚を通して、体内に水道水を吸収することで生じる人体の影響について、研究する予定です。
研究がまだ始まっていない場合(100字)
英語を話すことや交流することが非常に好きで、この言語がどのように派生していったのか、どのような発音のルールが存在するのかを学びたいと考えています。
研究がまだ始まっていない場合(200字)
テーマは、地震の被害が建造物によって異なるので、条件を特定し、建造物の安全性を確保したいと思って決めました。
まだ研究は始まっていませんが、基礎を学び、これから研究に入ります。
研究の目標は、建造物の被害をおさえるために、地震が起こった際にどう応答し、崩壊するまでにどのような特性を持つのかを解明することです。
そして今後は、顧客に耐震診断の情報を分かりやすく伝えることを心がけていきます。
【ES 研究内容】文理別のES例文
ここからは、理系学生と文系学生別の例文をご紹介いたします。
研究やゼミで取り組むテーマは文理で大きく異なります。
学部、学科や研究内容、方法に違いがありすぎて想像しにくいこともあるかと思います。
自分の状況に近い例文を参考にすることで、ご自身の文章作成に役立ててください。
理系学生の例文(200字)
「人工光合成の触媒設計」に関する研究に取り組んでいます。
特に、水分解反応における酸素発生触媒の効率向上を目的とし、ルテニウム錯体の配位子構造を制御する実験を行いました。
現在は分子構造と反応性の相関を解析し、より効率的な触媒設計に向けた指針を模索しています。
この例文では、研究対象(人工光合成の触媒設計)と目的(酸素発生反応の効率向上)が明確に書かれており、企業側が学生の専門性をイメージしやすい構成になっています。
専門用語も使われていますが、背景や意図が簡潔に書かれているため理解しやすく、ESにふさわしい表現です。
理系学生の例文(400字)
私は「人工光合成における高効率触媒の開発」というテーマで研究を行っています。
地球温暖化対策の一環として、水と太陽光から水素や酸素を生成する人工光合成の実現が注目されています。
中でも、水分解反応のうち酸素発生反応はエネルギー的に困難であるため、高効率な触媒の開発が不可欠です。
私はルテニウムを中心金属とする錯体に注目し、配位子の電子供与性や立体構造が触媒性能に与える影響を調べています。
触媒合成から電気化学的評価、構造解析まで一貫して行い、反応効率向上のメカニズム解明を目指しています。
この例文では研究の社会的意義(地球温暖化対策)から始まり、研究テーマ、具体的なアプローチ、手法、目的までが論理的につながって説明されています。
読み手に研究の全体像と学生の主体的な取り組みが伝わる構成となっており、高評価が期待できます。
文系学生の例文(200字)
ゼミでは「人口減少と地域経済の持続可能性」について研究しています。
特に中山間地域における高齢化と若年層流出による経済縮小の実態に注目し、地域通貨やクラウドファンディングを活用した地域活性化の事例を調査・分析しました。
今後は政策提言を行う予定です。
文系の研究であっても、問題意識・調査手法・目的を明示することが重要です。
この例では、課題の深刻さと学生の分析視点がしっかり伝わっており、政策提言というアウトプットまで示すことで、主体性や論理的思考をアピールできています。
文系学生の例文(400字)
私は「人口減少と地域経済の持続可能性」をテーマに研究を進めています。
日本各地で人口減少と高齢化が進行する中、特に中山間地域では商業や交通など生活インフラの維持が困難になっています。
私は、地域経済を持続させる新たな取り組みとして、地域通貨やクラウドファンディングの活用に注目しました。
先進事例として、徳島県上勝町や長野県飯田市などを対象にフィールド調査を行い、住民の参加意識や経済波及効果の分析を行いました。
その結果、単なる資金調達だけでなく、地域内の信頼関係構築が重要であることを明らかにしました。
文系研究においても、フィールドワークや事例調査の具体性があると説得力が増します。
この例文では、課題意識・実施内容・分析結果の流れがスムーズで、読者が研究の意義を理解しやすい構成になっています。
自ら行動した実績も強みとなります。
【ES 研究内容】これは避けたい!評価を落とすNG例文
続いて、ESにおけるNG例文を50字、100字、200字でそれぞれ紹介します。
反面教師にして、マイナスの印象を与えないよう心がけてください。
余分な文章が多い
フィードバックコメント
50字という文字数制限の場合、極限まで不要な文字を省略する必要があります。
例えば、「私は〇〇に関する研究をしています」ではなく、「私は〇〇を研究しています」で十分です。
また、「当初は臨床心理学を学ぶ予定でしたが」という部分も不要です。
自分らしさが欠如している
世界には様々な文化があり、それぞれの考え方が存在するため、お互いに尊重し合うことが重要であること、そして多様性や異文化理解が重要であることを学びました。
フィードバックコメント
100字となると、研究内容に加えて学びを述べることができます。
そこで、ありきたりな表現ではなく、自分の言葉で表現することをおすすめします。
異文化に関する研究で「お互いを尊重し合うことが重要である」というのは当然のことであり、もう少し言い方を工夫したいところです。
抽象度が高い
プログラミングを学ぶことで汎用的なITスキルを身に付け、市場価値の高い人物になりたいと考えたからです。
ゼミではPythonなど様々なプログラミング言語を学び、自分でも言語を活用できるようになりました。
この経験を通じて身に付けたプログラミングスキルを活かし、貴社においても活躍できるプログラマーを目指したいと考えています。
フィードバックコメント
プログラミングを学ぶことで市場価値が高まるのは事実ですが、直球すぎる表現は避けた方が良いです。
また、「Pythonなど様々なプログラミング言語」と言っていますが、具体的にPython以外に何の言語を扱えるのかが不明です。
さらに、プログラミングスキルをどのような業務にどう貢献するのかも明確にすべきです。
文字数別テンプレ
ここでは文字数別にESで研究内容を書く際に参考にしてほしいテンプレをご用意しました。
何から書けばいいかわからない人は〇や△、[ ]の中に自分の経験を入れて型を作ってみてください。
必ずこのテンプレ通りでなくてはならないわけではないので参考程度にESを作成してみましょう。
「私の研究テーマは、〇〇における△△の解析です。この研究で得た課題解決能力を貴社で活かしたいと考えています。」
「私の研究テーマは、〇〇の課題解決に向けた△△の開発です。実験を通じて、仮説検証の重要性とデータ分析力を培いました。この経験を貴社の新技術開発に貢献したいです。」
「私の研究テーマは、◇◇における〇〇のメカニズム解明です。この分野では△△という未解明な課題があり、私は□□という手法を用いてその解明に挑みました。実験では予想外の壁に直面しましたが、試行錯誤の結果、△△の一部を明らかにできました。この研究を通じて培った論理的思考力と粘り強さを活かし、貴社のR&D部門で貢献したいです。」
「私の研究テーマは、[専門ではない人にもわかるように具体的なテーマを記述]です。この研究は、[社会的な背景や学術的な課題を具体的に記述]という背景から着手しました。[あなたの研究が目指す目的や目標を記述]を達成するために、私は[具体的なアプローチや手法を記述]に取り組みました。研究を進める中で、[直面した課題や困難を具体的に記述]という壁に当たりました。しかし、[その課題に対し、あなたが行った工夫や試行錯誤、具体的な行動を記述]ことで、問題を解決し、[研究結果や得られた成果を具体的に記述]。この経験から、私は[研究を通じて得た最も大きな学びやスキル、例えば課題解決能力、分析力、忍耐力などを記述]を習得しました。貴社の[志望する部署や事業内容]において、私の[習得したスキル]を活かし、[具体的にどのように貢献したいかを記述]することで、貴社の発展に貢献したいと考えています。」
【ES 研究内容】研究テーマの例文
ESで研究内容ではなくテーマを聞かれた際、短い文字数で端的に答える必要があります。
50字、100字と指定がある場合も多いです。
今回はよく指定される50字と100字の例文をご紹介いたします。
例文を参考に自身の研究テーマを簡潔にまとめてみてください。
50字
「中山間地域における人口減少と地域通貨の効果」
50字のテーマは、簡潔でありながら研究の核を的確に伝えることが求められます。
この例では、地域課題(人口減少)とアプローチ手法(地域通貨)という2つの要素を明示することで、読み手が研究の方向性をすぐに理解できる工夫がされています。
100字
「中山間地域の人口減少による経済縮小に対し、地域通貨導入が住民意識と経済循環に与える影響を実証的に分析」
100字のテーマは、研究対象・課題・手法・目的を含めてバランスよく書く必要があります。
この例文では、具体的な社会課題に対して、どのような切り口(地域通貨)で、どんな観点(住民意識と経済循環)から分析したのかが明確で、関心を引きやすい構成です。
【ES 研究内容】完成度を高めるには
例文を参考にすることによって、実際にESを書けるようになるかもしれません。/p>
書こうとしても、書き出しから納得できず進められないままでいると、完成しません。
ESは、何度も書いて改善していくものだと捉え、まずは書いてみましょう。
ESが完成した後は、さらに好印象を与えられる内容を目指してください。
一度書いたものをあらためて読み返すと、気になる点が見つかります。
最後に、ESの完成度を上げるコツを紹介するので、確認してみてください。
他の人に添削してもらう
ESの内容をより良くするには、自分1人の力に頼らず、ほかの人に協力してもらうのも1つの手です。
第三者の目が入ることでミスを発見してもらえるので、家族や友だちの意見を取り入れていきましょう。
とくに研究内容は、その分野の知識がない人に見てもらえば、読みやすいものになっているのかが分かります。
自分では分かりやすくても、何も知らない状態で研究内容を読むと、難しく感じさせてしまうかもしれません。
文章のチェックだけではなく、貼り付けた図やグラフも見やすいのか、補足した説明が理解できるものなのかなどを聞いてみてください。
図やグラフは、できるだけ簡略化しましょう。
ほかの人にとって見やすいESは、採用担当者にも同じ効果を期待できます。
就活エージェントに相談してみよう
ESの書き方や例文などを紹介しました。
しかし、なかなか思うようには書けない可能性も否めません。
その際は、ぜひ就活のプロに相談してみてください。
就活エージェントはESをはじめとし、就活のあらゆる場面で支えてくれます。
ESは第三者に見てもらえると、より魅力的なものになります。
エージェントについてよく知らない人は、お金が発生するのではないかと不安に思うかもしれません。
ジョブコミットならば、無料でESの添削をしてもらえます。
スムーズに就活を進められるので、積極的に活用していきましょう。
就活におけるさまざまな悩みを、解決に向けてサポートしてくれるはずです。
一人ひとりに合わせて相談に乗ってくれるので、安心できるでしょう。
ジョブコミットについて知りたい人は、こちらを確認してみてください。
【ESにおける研究内容の書き方】よくある質問
続いて、ESにおける研究内容の書き方について、多くの就活生の方からいただく質問に回答します。
様々な質問が寄せられるため、全てに回答したいのですが、特によくいただく質問2つに回答します。
もし、他にも気になることがあれば本メディアの別の記事を参考にするか、ジョブコミットに相談してみてください。
複数の研究をしている時はどうすればいいですか
人によっては大学で複数のゼミに所属していたり、1つのゼミで複数の研究をしていたりする場合、どの研究をアピールすれば良いか悩む方も多いでしょう。
同じ熱量で2つ以上の研究に取り組んでいたとしても、企業が求める人物像に合わせて1つに絞ることをおすすめします。
企業研究を行い、その企業が求めるスキルや人物像に合わせた研究をアピールしましょう。
ただし、400字以上など文字数に余裕がある場合は、複数の研究について言及するのも1つの方法です。
文字数がオーバーしてしまう時はどうすればいいですか
「研究内容について色々と話したい」と熱心に書いた結果、文字数が大幅にオーバーしてしまう人も少なくありません。
このような場合の対策としておすすめなのは「企業側がどのような人物像を求めているか」を考えることです。
例えば、あなたが研究を通じてコミュニケーション能力とプログラミングスキル、リーダーシップを身につけたとします。
企業がチームを引っ張るような人物を求めている場合はリーダーシップを強調してアピールし、技術力の高いプログラマーを求めているならば、プログラミングスキルを積極的にアピールしましょう。
このように、企業側が求めている部分、そして自分が最も伝えたい部分だけを残し、それ以外は簡略に書くか、もしくは省略することをおすすめします。
【ESにおける研究内容の書き方】研究内容を面接にも活かそう
エントリーシート(ES)の提出はゴールではありません。
面接官は、あなたが書いた研究内容を手元に置き、その一行一行から質問を投げかけます。
彼らが知りたいのは、研究の専門性や成果そのものよりも、「なぜそのテーマを選んだのか」「困難にどう立ち向かったのか」「その経験から何を学び、どう成長したのか」という、あなたの思考プロセスと人柄です。
研究活動を通じて、課題をどのように設定し、粘り強く解決に向けて取り組んだのか、その再現性のある能力こそが、入社後の活躍イメージに繋がります。
ESに書いた内容を丸暗記するのではなく、あらゆる角度から質問されることを想定し自分の言葉で一貫性をもって語れるように準備しておくこと。
それが、研究内容を最強のアピールに変える鍵となります。
【深掘り質問①】「なぜ?」で探る思考力と興味の源泉
面接で最も頻出するのが「なぜ、その研究テーマを選んだのですか?」「なぜ、そのアプローチを取ったのですか?」といった、動機を問う質問です。
面接官はこの質問を通じて、あなたの興味の源泉や価値観、そして物事を論理的に考えられるか(思考力)を見ています。
単に「面白そうだと思ったから」ではなく、「〇〇という社会課題に関心があり、その解決に貢献したいと考えたから」のように、自身の経験や社会との接点を交えて語ると説得力が増します。
研究テーマの選択理由を明確に言語化し、あなたの主体性や知的好奇心の強さをアピールしましょう。
【深掘り質問②】「困難と乗り越え方」で見る課題解決能力
「研究で最も大変だったことは何ですか?」「それをどう乗り越えましたか?」という質問は、あなたのストレス耐性や粘り強さ、そして課題解決能力を測るためのものです。
ここでは、成功体験だけを話す必要はありません。
むしろ、予期せぬ実験結果や人間関係のトラブルといった「失敗」や「困難」に対し、どのように原因を分析し、仮説を立て、次の一手を打ったのか、その具体的なプロセスを語ることが重要です。
「ただ頑張った」ではなく、「〇〇を試したが駄目で、次に△△という方法を試した」のように、試行錯誤の過程を伝えることで、入社後も困難な状況を乗り越えてくれる人材だと評価されます。
【深掘り質問③】「学びと貢献」で測る将来性と再現性
「その研究から何を得ましたか?」「その学びを当社でどう活かせますか?」という質問は、あなたの経験が自社で通用するか(再現性)、そして将来活躍してくれるか(将来性)を見極めるための最終確認です。
ここでは、研究で得た専門知識や技術スキルに加え、「粘り強くデータと向き合う力」や「チームで協力して目標を達成する力」といったポータ-ブルスキルもアピールしましょう。
そして最も重要なのは、その学びを企業の事業や職務内容と具体的に結びつけること。
「貴社の〇〇という事業の△△という場面で、私の□□という経験が必ず役立つはずです」と力強く語り、入社意欲の高さと貢献できる自信を示しましょう。
【ESにおける研究内容の書き方】研究内容を効果的にアピールできるESを作ろう
この記事では、ESにおける研究内容について解説してきました。
研究内容について述べようとすると、複雑な文章になってしまいがちなので、分かりやすさを意識して作成しましょう。
まずは、構成に沿って書き始めてみることが大切です。
ぜひ記事を参考にしたり、エージェントを利用したりしながら、効率良く就活に取り組めるようにしましょう。
就活はES以外にも、面接などさまざまな対策が必要です。
自信を持って選考に臨むために、進んで取り組んでみてください。