【厳選例文6選】販売業の仕事内容とは?販売業の志望動機のポイントも徹底解説!

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私たちが小売業のお店を利用する時、接客やレジ打ちをする販売員の方とよく接します。

そのため、販売業は多くの方にとって非常に身近な職業です。

しかしその販売業を自分の職業にしたいと考えた時、志望動機をどう説明すれば良いのでしょうか。

今回は、販売業の仕事内容や販売業に応募する時の志望動機の書き方について解説します。

記事の後半では例文も掲載しますので、これから販売業をメインに就職活動をすすめたい方はぜひ参考になさってください。

【販売業の志望動機】販売業とは

販売業とは、店舗で商品を販売するための業務に従事する職業です。

お客さんに商品説明をしたり商品を取り出してきて渡したり、直接お客さんと接する機会もたくさんあります。

また、コンビニやスーパーマーケットでよく見られる商品陳列なども販売業が担当する仕事です。

販売業の仕事は、企業が商品を売るのに欠かせません。

お客さんと直接コミュニケーションを取る機会が多いため、やりがいを感じる方もたくさんいらっしゃいます。

【販売業の志望動機】販売業の志望動機は書きやすい!?

販売業の仕事は、学生時代にアルバイトでも経験できます。

社会人になってからも販売業に携わりたいと考えるなら、仕事を希望する理由や熱意をアピールしやすい仕事の1つでしょう。

しかし志望動機を考えやすいため書きやすく、それだけ多くの方が似た志望動機を書いて応募する可能性が高いとも考えられます。

志望動機が被りやすい販売業に応募する場合、面接官の胸に響きやすい文章を作るのは難しいです。

そのため、志望動機でいかに差別化を図るかが重要になってきます。

【販売業の志望動機】販売業の仕事内容

次に、販売業の仕事内容について見ていきましょう。

販売業の仕事は、主に接客・レジ打ち・商品管理・顧客管理に分けられます。

このうち接客やレジ打ちなどは、アルバイトでも経験する方が多いでしょう。

しかし社会人となり、社員として仕事をする場合はそれ以上の貢献が求められます。

入社直後は販売の仕事に従事しても、将来出世して店長や幹部になると販売以外の仕事もしていかなければいけません。

そのため若手社員のうちに、さまざまな経験をすることが大切です。

接客

接客は販売業のメインの仕事で、入社直後最初に任される可能性も高いでしょう。

業種によっては、接客にあたる社員のスキルが売り上げを大きく左右することもあります。

顧客のニーズに合わせた商品を提案し、お客さんに商品を購入してもらう仕事です。

そのなかで、顧客とコミュニケーションを取ることが必要になります。

会話のなかでお客さんが何を求めているか、把握しなければいけません。

直接企業の利益につながらなくても、困っているお客さんを案内したり手助けをしたりしなければいけないこともあるでしょう。

しかし業種によっては、ノルマが課せられます。

お客さんに親切に案内するだけでなく、いかに自社の商品を魅力的に伝えるか・購入意欲をかきたてるかのテクニックも必要です。

レジ打ち

販売業のなかで、会計時に対応する仕事がレジ打ちです。

ここで金銭のやり取りがなされるので、慎重さが求められます。

操作をミスしてしまうとお客さんに間違えた金額を払わせたり二重払いをさせてしまったりして、後からクレームになることもあるでしょう。

またレジ打ちの際に商品を袋に入れたり発送の手続きをしたりすることもあり、顧客に対する気配りが要求されるシーンも少なくありません。

入社したらまず、接客・レジ打ちの2つの仕事ができるようにならないといけないでしょう。

アルバイトで販売業を経験していない場合、最初は苦労する可能性もあります。

しかし一刻でも早く基本の仕事を身につけ、それ以上の仕事ができる社員にならなければいけません。

商品管理

商品管理の仕事には、顧客の分析が必要です。

分析の仕事は、マーケティングなど他の部署が主に担当することになるでしょう。

商品管理にあたる販売業は、その分析をもとに顧客のニーズに合わせた商品の仕入れや品出し・棚卸といった仕事を担当します。

小売業の場合、まずは売れる商品を店舗に揃えなければ売り上げが上がりません。

さらに、その商品を魅力的に見せる・手に取ってもらいやすいように見せることも必要です。

そのため、販売業で商品管理の仕事をおこなうためには自社の商品や顧客について勉強しなければいけません。

知識や経験をもとに、どのように商品を揃えれば売り上げが伸びるのか考える必要があります。

接客でのお客さんの声が、商品管理の仕事に活かされることもあるでしょう。

品出し

商品管理の仕事のうち、倉庫などのバックヤードから店頭に商品を取ってきて並べる仕事が「品出し」です。

ただ並べるのではなく、顧客が見やすいように工夫する必要があります。

私たちが普段何気なく利用しているスーパーマーケットやコンビニでも、売り上げを少しでも上げるためにさまざまな工夫がなされているのです。

売れ行きの良い商品・セール品を棚のどこに陳列するかでも、売り上げが変わる可能性があります。

また食品の場合、消費期限や賞味期限を確認し「先入れ先出し」の原則にしたがって品出しをしなければなりません。

もちろん、スーパーマーケット以外の店舗でもその店舗ごとに品出しのルールがあります。

まずは基本的なルールや法則を覚え、店舗の利益に貢献しましょう。

棚卸

棚卸は、商品の在庫を管理し在庫の数や状態を一定に保つための仕事です。

商品が不足すると、顧客に商品を提供する機会を失ってしまうことになります。

このような機会損失を防げるよう、いつでも顧客に商品を提供できる状態にしておけることが理想です。

逆に商品が多くなりすぎてしまうと、廃棄コスト・管理コストがかかってしまいます。

そのため、棚卸ではどの商品が残っていてどれぐらい売れそうか、いつまでにいくつ商品を用意しなければいけないか把握しなければいけません。

品出しや棚卸の作業自体は体を動かす仕事ですが、棚卸の質を高めるためにはさまざまなことを考える必要があります。

入社直後はそこまで考えにくいですが、仕事を経験して仕事の意味について考えられるようになりましょう。

顧客管理

顧客管理は、顧客の購買情報を管理して顧客のニーズや動向を把握する仕事です。

近年は、顧客の情報を会員カードなどにより管理することができるようになりました。

しかし、毎日接客をしている人はデータだけでは得られない情報も得られるでしょう。

今顧客が何を求めているか、今後どのような商品が売れるようになるかを予測し、より良い商品・サービスを提供できるようにしていかなければなりません。

また顧客管理の仕事では、お客さんだけでなく現場で働く方ともコミュニケーションを取る必要があります。

売り場のサービス改善などを提案して受け入れてもらうには、提案力も必要です。

社内の同僚・上司と良好な人間関係を築き、些細なことでも相談できるよう努めましょう。

【販売業の志望動機】販売業で重視される要素

続いて、販売業の選考で重視される要素を3点解説します。

どのような仕事にも向いている性格・向いていない性格はあるため、就職活動では自分に向いた仕事が何か考えることが大切です。

販売業の特徴は、お客さんと接する機会が多いこと・今何をすべきか考えて自ら素早く動かなければいけないことなどが挙げられます。

そういった仕事の特徴から、販売業の選考では「コミュニケーション能力」「向上心」「主体性」といった要素を備えた人が有利になることが多いです。

高いコミュニケーション能力

販売業の選考では、必ず高いコミュニケーション能力があるかどうかが重視されます。

仕事をするのに対人コミュニケーションは必須で、接客においてお客さんとコミュニケーションを取る能力がないと仕事に支障をきたしてしまうためです。

また、対人サービスのなかでもさまざまな状況になることがあります。

お客さんからクレームを言われる・お客さんが困っていて店員に声をかけられずにいる・お客さん同士で何かトラブルになっているといった状況が考えられるでしょう。

そういった時、販売業の方はサービスのために常に笑顔でいること・積極的にトラブルの解決に乗り出すことが求められます。

そのため、コミュニケーション能力が低い方は販売業に向かないとみなされ選考で落とされてしまう可能性が高いでしょう。

向上心がある

どのような仕事でも向上心は必要ですが、販売業では特に向上心が強い人のほうが有利になります。

それは、多くの現場で社員にノルマが設けられているためです。

もちろん、ノルマを達成すればそれ以上の仕事をしなくても良いわけではありません。

ノルマを達成するだけで満足せず、さらに上の業績を目指そうとしてくれる人材を企業は求めています。

そのため、企業が設定した目標を意識してクリアしてくれる・その目標をクリア後もモチベーションを落とさず頑張ってくれる向上心が高い人材のほうが選考では有利です。

「負けず嫌いな性格」「諦めない」といった書き方でアピールすることもできるでしょう。

大学生活や部活などで向上心を発揮し成果を出した経験があれば、さらに良いアピールになります。

主体性がある

販売業は、スタッフ同士のチームワークがとても重要な仕事です。

今自分が何をすべきか、どの仕事に人手が必要か把握し、自分から動かなければいけません。

そのため、社員の誰かが受け身でいること・指示待ち状態であることは企業にとって非常にマイナスになってしまいます。

選考では、主体性を持って動ける人間であるかが重視されるでしょう。

もちろん、主体性があるだけでなくその行動が独りよがりでないことも求められます。

販売ノルマがあるからといって、自分のノルマに関係ない仕事を無視して他のスタッフ任せにするわけにはいきません。

また店舗を運営・経営する立場になった時も、主体性が必要です。

売り上げを伸ばすためには売り場をどうすれば良いか、毎日考えて実行する必要があります。

【販売業の志望動機】販売職の魅力

次に、販売業の仕事にはどんな魅力があるか考えていきましょう。

販売業の魅力として考えられるのは、「販売スキルが身につく」「経営者的視線が身につく」「顧客と直接関わることができる」といったことです。

しかし、「海外で仕事をするチャンスを得られる」「他企業の重役や社長と若いうちから関われる」といった別の魅力のほうが良いと考える方も多いでしょう。

仕事においてどこにやりがいを求めるかは非常に大切なので、就職活動をする前に自分のモチベーションの源泉になるものを考えてみてください。

販売スキルが身につく

販売業には、顧客のニーズを正確に把握しそのニーズに合う商品を提案する経験を積み販売スキルを向上させられる魅力があります。

店舗で顧客に商品を販売する際は、顧客がどのような商品を欲しているのか的確に把握しなければなりません。

似た商品でも、価格帯・スペック・機能・デザインなどの特徴が異なります。

場合によっては、予算内でお客さんが求める希望条件すべてを満たす商品が見つからないこともあるでしょう。

そのような場合でも、「ないなら買わない」と諦められてしまうと店舗の売り上げは0です。

しかし販売員ができるだけ希望に近い商品・より魅力的な付加価値がついた商品を提案できれば、売り上げにつながるかもしれません。

試行錯誤を繰り返し、自分の工夫で売り上げを伸ばせる人材になりましょう。

経営者的視線が身につく

販売業では、経営者的視線を身につけることもできます。

顧客とのコミュニケーションを通して、顧客がどのようにしたら商品を買ってくれるか分析する機会を得られるためです。

もちろん、普段の仕事で何も考えず与えられた仕事をこなすだけでは経営者的視線を身につけられません。

うまくいった時も失敗した時も、それぞれそこには原因があります。

売れなかった原因は「お客さんの買いたい商品がなかった」「価格が高かった」だけとは言えません。

売り方を工夫することで、実は売れていた可能性もあります。

なぜ今回は売れたのか・売れなかったのかを考え、将来自分が経営者・店舗責任者になった時にどのような努力をすれば売れるようになるか考えることが大切です。

顧客と直接関わることができる

顧客と直接関わり、反応を見られることも販売業の魅力でしょう。

多くの方が仕事のやりがいにすることの1つは、お客さんから感謝の言葉をいただけること・喜んでもらえることです。

人の役に立てることを実感できる瞬間でしょう。

販売業は、さまざまな職業のなかでも特にお客さんから直接感謝の言葉を伝えられる機会が多い職業です。

自分が提案した商品を気に入ってくれる瞬間も、仕事の大きなやりがいになりえます。

もちろん、お客さんから直接クレームを言われる・購入してもらえず悔しい思いをするなどの可能性もある仕事です。

しかし販売業の仕事を好きで長く続けている方の多くは、マイナスの点を差し引いてもお客さんと直接関われることを魅力に感じて仕事に取り組んでいます。

【販売業の志望動機】販売業の懸念点

販売業には魅力的な要素がいくつもありますが、一方で懸念点もあります。

次は、販売業に就職する上での懸念点を3つ見ていきましょう。

以下の見出しで紹介するポイントが気になる方は、別の職種を選ぶほうが活躍できるチャンスが大きくなるかもしれません。

また販売業の仕事がある企業に就職しても、販売以外の部署に配属される可能性も考えられます。

販売業の仕事にこだわって就職したいと考える方は、そういった点も意識して応募する企業を選ぶことが大切です。

休みが不定休

販売業は、休みが不定休になることが多いです。

サービス業の多くは、土日祝日のほうが売り上げが期待できます。

販売業はシフトで休みが決まることが多いですが、休日のほうが多くの人員が要求されるため休みは必然的に平日が中心になるでしょう。

友人が土日祝に休みを取る仕事に就いている場合、休日が合わずなかなか会えなくなってしまうことも考えられます。

また趣味のサークルなどに所属していて、その活動日が土日の場合も活動できる頻度が落ちてしまう可能性が高いです。

もちろん、逆に平日休みのほうが嬉しいと感じる方も珍しくありません。

平日休みの方が、ショッピング施設やレジャー施設、土日は混んでいるお店が空いているなど、メリットがあります。

クレーム対応がある

販売業はお客さんから直接クレームを受けることがあるため、そこにストレスを感じる人も少なくありません。

販売業は対人の仕事が中心なので、クレーム対応などネガティブなシーンにも対応しなければいけないことを理解した上で志望するべきです。

もちろんクレーム対応などで逆に社内の評価が上がったり、クレームを解決してもらったお客さんが店舗のファンになってくれたりすることも考えられます。

クレーム対応が上手な方は、販売業で成功できる可能性が高いでしょう。

またクレーム対応の経験は、将来他の職業に転職を考える時にプラスに働く可能性があります。

営業やコンサルタント・テレアポなどは、クレーム対応の経験がプラスに評価される可能性がある職種です。

売り上げのノルマがある

販売業では、売り上げのノルマが課せられていることがよくあります。

もちろん販売員のスキルが売り上げを左右しにくい店舗であれば、ノルマが設定されていないこともあるでしょう。

しかしノルマがある現場のほうが公平に仕事の成果を評価され、結果を出せばより早く重要な仕事を任せてもらえるようになる可能性も上がります。

一方ノルマの目標は数字で目に見えるため、そのことが大きなプレッシャーになるケースも珍しくありません。

またノルマを達成できなかった場合、上司から指導を受けたり厳しい言葉で叱咤されたりする可能性もあります。

そういったストレスを抱えながら仕事をするのが嫌だと感じる方は、ノルマがない事務などの職種の方が向いていると言えます。

【販売業の志望動機】志望動機を書く時のポイント

続いて、販売業の企業に志望動機を出す際に注意すべきポイントを3点解説します。

以下で紹介する特徴に当てはまる文章は、エントリシートの段階で落とされてしまう可能性が高いでしょう。

書類選考通過率を上げることは、より多くの面接を受けるチャンスを得ることに直結します。

面接を多く受けるほど面接の雰囲気に慣れ、より上手にアピールができるようになるでしょう。

志望度の高い企業の選考を受ける前に十分な経験を積み第一志望の企業から内定を得られるよう、面接のチャンスを多く確保することは大切です。

仕事内容について詳しく知らない

同じ職種でも、企業ごとにどのような仕事をしていくのかは異なります。

の仕事内容を企業分析をして理解しておかないと、企業側が求める人材とマッチせず評価されないことがあります。

また仕事内容について詳しく知らないと「企業研究が足りない」とみなされたり、企業側に刺さる志望動機を書けなかったりする可能性が高くなるので注意しましょう。

まずは企業分析をして、その企業の販売職はどのような仕事をするのか、キャリアをどう積めるのか学んでください。

企業のホームページやパンフレットを読むのも良いですが、できれば社員の方に直接話を聞くのがおすすめです。

志望度の高い企業に応募するなら企業説明会やOB・OG訪問を利用し、より詳しい情報を入手してください。

ホスピタリティだけを語る

販売業の志望動機を書く際に、多くの人が「ホスピタリティ」を取り入れます。

ホスピタリティはおもてなしの心を持って接客にあたることで、実際に仕事でホスピタリティの精神が役立つことは多いでしょう。

しかしホスピタリティを中心に志望動機を語るのは、あまりおすすめできません。

理由の1つは、サービス業などとの差別化が図りにくいことです。

ホスピタリティが求められる仕事は、販売業だけではありません。

また販売業はお客様をもてなすだけでなく、売り上げを上げて企業の利益に貢献することも求められます。

どのように企業に貢献できるかもアピールしないと、必要ない人材とみなされてしまう可能性が高いです。

ホスピタリティ精神があることをアピール材料の1つにすることはできますが、志望動機の軸に据えるのは避けましょう。

具体性を持たない

具体性のない志望動機も、企業からあまり良い評価を得られない可能性が高いです。

たとえば「人に喜んでもらえる仕事ができるから」「貴社の商品を多くの方に買ってもらいたいから」といった動機は、さまざまな企業に使いまわせるでしょう。

企業側はこうした具体性のない志望動機を見ても、応募者がどのような人かはっきりとわかりません。

具体性のある、オリジナリティがある志望動機を作りましょう。

たとえばその企業ならではの魅力を志望動機に盛り込むなど、その企業でなければいけない理由が明確にされていると良いアピールになります。

もちろん、その企業でなければいけない理由を考えるのは簡単ではありません。

しっかり企業研究をして、同業他社との違いをはっきり理解しておく必要があります。

【販売業の志望動機】おすすめの構成

続いて、販売業に応募する志望動機でおすすめの文章構成について解説します。

応募書類の文章を書く際は、文章の流れ・つながりを意識しなければいけません。

1文1文の日本語が正しくても文章のつながりがおかしければ、日本語能力・説明力が不足しているとみなされてしまうでしょう。

正しい文章構成でわかりやすい文章が書けることは、論理的思考力の高さをアピールすることにつながります。

販売業に限らずどのような仕事でも論理的思考は必要なので、文章を書くのが苦手な方はしっかり練習しておきましょう。

結論

志望動機の文章は、「貴社の販売業を志望する理由は~~です」と結論を先に言い切る形にしましょう。

このようにする理由は、企業側に話の内容が正確に伝わるようにするためです。

最初に結論が書いてあると、企業側はちらっと文章を見ただけでその人が一番言いたいことを理解できます。

また結論・理由・エピソードの順番で文章を書くほうが、論理的な文章と思ってもらえる可能性が高いです。

この文章の書き方は、「結論ファースト」と呼ばれます。

結論ファーストは就活のあらゆる場面で有効なテクニックで、書類だけでなく面接でも役立つので身につけておきましょう。

志望動機だけでなくその他のさまざまな質問に対しても、最初に結論から述べることを意識してください。

理由

結論を書いた後は、その結論に理由をつける必要があります。

志望動機を読む企業側は、応募者について何も知りません。

「私の志望動機は~~です」「私の長所は~~です」と書くだけでは、説得力皆無です。

そのため、その結論に説得力を持たせるための理由をわかりやすく述べなければいけません。

結論の理由を加えることにより、文章の完成度が大幅に高まります。

理由を書く際は、結論と理由の因果関係がわかりやすく示せるかを考えましょう。

たとえば「社会の役に立つ仕事がしたい」という志望動機に対し、その理由が「やりがいがある仕事だからです」でははっきりした因果関係になりません。

結論を明確に補強できる理由を書かない限り、理由を書いても文章の説得力は上がらないため注意が必要です。

エピソード

結論や理由を書いた後は、そのことに具体性を持たせるためのエピソードを書きましょう。

エピソードでは、今までしてきたこと(部活・サークル・学業・アルバイトなどの体験)を説明していくことになります。

このエピソードは、志望動機で他の就活生と差別化を図るための大切な部分です。

エピソードの印象が乏しいと、企業側は志望動機の文章にあまり良い評価を与えないでしょう。

オリジナリティがある文章で、なおかつアピールになる文章を考えなければいけません。

大切なのは「どんな成果を出したか」ではなく、「なぜそのような行動をしたか」「その経験からどのような学びを得られたか」などです。

同じ経験をしても、そこから何を学びどのようにその経験を次に活かすかは人によって異なります。

貢献

志望動機の文章は、なぜその企業を志望したかがメインです。

しかしより良いアピールをしたいなら、その企業に採用されたらどのように企業に貢献したいかも書きましょう。

自分の志望動機と経験をもとに入社したらこのような仕事をしたい、このような人材になりたいと書くことで、自分の熱意を伝えられます。

入社後の貢献に関する文章を書くのは、企業側に入社後の活躍をイメージしてもらう材料になるため大切なポイントです。

企業側は、一緒に働きたいと思える方を採用します。

この人は入社したらどのように活躍してくれるか・企業の利益になってくれるかを考えながら選考を進めていくので、応募者側は入社後のイメージを持ってもらえるアピールをすることが大切です。

結論

最後に、再度結論を述べて文章を締めてください。

最後に結論を述べることには、志望動機をしっかりした内容にまとめる意味があります。

企業への貢献を締めの文にして、そのなかで再度結論(志望動機)を盛り込んでも構いません。

志望動機の最初が「多くのお客様に自分にぴったりの商品を買ってもらえるお手伝いをしたい」であれば、「入社できたら~~を意識して仕事をすることで、どのお客様にも自分に合う商品を見つけてもらい購入につなげたい」といった形で結びます。

結論・理由・エピソード・貢献・結論と5つの内容を盛り込むと、それだけで志望動機欄はかなりの文字数になるでしょう。

しかし文章があまりに長くなりすぎると、文章をまとめるのが下手という印象を与えかねません。

志望動機を書くにはこれらの内容を簡潔に、わかりやすく文章にまとめる力も必要です。

【販売業の志望動機】例文

続いて、販売業に応募する場合に使える志望動機の例文を6パターン掲載します。

これらの文章に共通している点は、結論ファーストの文章であることです。

また文章の後半では、企業に入社できたらどのように貢献したいかも書いています。

今回はアパレルや自動車などに業種を絞って例文を書いていますが、他の業種に応募する場合でもこれらの方法は効果的です。

これから志望動機の文章を書く場合は、ぜひこういった基本的な構成を参考にしてください。

アパレルの販売

私が貴社の販売職を志望するのは、貴社のブランドを世界中の人に届けることにより満足感ある暮らしをサポートしたいと考えたからです。
学生時代に、私は新宿にあるショップで初めて貴社のブランドを試着する機会がありました。
その際に販売員の方から貴社のブランドの上手な着こなし方・他の服との合わせ方などを丁寧に説明してもらい、今まで貴社のブランドに抱いていた「合わせにくい」というイメージが変わったのが貴社のブランドや販売職に興味を持ったきっかけです。
実際には貴社のブランドは着心地の良さ・洗濯しても型崩れしにくい質の高さもあり、ファッション性が高いだけでなく暮らしにも密着したとても満足感が高いブランドだと思います。
私が貴社に入社できた際にはその満足感をわかりやすく顧客に伝え、少しでも多くの方をファンにすることで貴社に貢献したいです。
将来的には、日本だけでなく世界中の人にも貴社のブランドを知ってもらう仕事に携わりたいと思っています。

自動車の販売

私は貴社の安心・安全な自動車を世界の人々に届け、充実した暮らしを助ける仕事がしたいと考え貴社の販売業務を志望しました。
このように思ったのは私が前にもらい事故にあった際、家族で乗っていた車が貴社の□□であったために大きなけがをせずに済んだことがきっかけです。
警察の方が来た時に、「□□だからこれぐらいのダメージで済んだ」と話していたのがとても印象的でした。
貴社では自動車に「〇〇」「XX」といった機能を世界に先駆けて装備し、特に安心・安全に力を入れて開発に取り組んでいると感じます。
私は販売職になり、多くの方に貴社の車を選んでもらうことでより安心して車に乗ってもらえるようにしたいと思いました。
もし内定をいただけたら△△部で鍛えた体力を活かし、常に元気な姿でお客様と対応できるようになりたいです。
常に明るい対応を心がけることによりお客様に信頼してもらえることが、ひいては貴社の車に対する信頼感・安心感にもつながると考えています。

家電の販売

私はお客様のニーズを的確にとらえてお客様が便利な暮らしをする手助けをしたいと考え、貴社で家電の販売をしたいと思いました。
こう考えたのは、私もかつて貴社の店舗で家電販売員の方に助けてもらったことがあるためです。
〇〇を買い替える機会はめったに起きるものではなく、私はその時商品知識がまったくなく困っていました。
その際販売員の方が私のライフスタイルまで考慮して商品を選んでくれたため、私はその後とても便利に〇〇を使えるようになり感謝しています。
家電はお客様と販売員の商品知識の差が大きいため、お客様のニーズをもとに的確なアドバイスができる存在はとても重要だと思います。
もし貴社で仕事をする機会を与えてもらえた時は商品の特徴などをしっかり研究し、どの商品でもお客様に合うか合わないかをわかりやすく説明できるようになりたいです。
お客様の「便利」を一番に考える商品提案をすることで、少しでもお客様に購入を決断していただけるように努めます。

食品の販売

私が貴社の販売職を志望するのは、貴社の食品を世界に広める仕事がしたいからです。
このように考えたのは、以前サークルの飲み会の幹事をした時にいろいろな人から不満を述べられたことがきっかけでした。
料理がおいしいと評判が良いお店を選んだのですが「〇〇は苦手」「アレルギーがある」など人によってさまざまな事情があり、事前に意見を聞いておかなかったことを後悔したのを今でも覚えています。
貴社の説明会で、アレルギー対応・ヴィーガン食など、世界中のあらゆる人が食べられるような食品を増やす取り組みを続けていると伺いました。
私は食事はみんなが楽しめることが重要だと思っており、貴社のそのような取り組みは世界中で食の楽しさを増すことにつながると思っています。
もし入社できたら、学生時代に弁論サークルで磨いてきたプレゼン力を発揮し少しでも商品の良さを上手に伝えられるよう努力するつもりです。
また今勉強している英語もさらに上達させ、世界中に貴社の商品を広められるようになりたいと思っています。

家具・インテリアの販売

私は貴社の家具やインテリアを販売することで、いろいろな人が幸せで理想的な暮らしができるよう貢献したいと考えこの仕事に応募しました。
貴社の家具はすべて〇〇やXXに配慮して作られており、特に子どもがいる家庭で暮らしの助けになるよう作られていると感じます。
私は学生時代に保育のボランティアをして、親御さんたちが子どもと暮らす家具やインテリア選びで悩むことが多いとの声をたくさん聞いてきました。
そのなかで私の母が愛用していた貴社の家具の特徴を伝えると「いいね」と賛同してもらえることが多く、なかには実際に購入してもらえたこともあります。
もっと多くの子育て世帯で貴社の家具を選んでもらえれば、より良い暮らしを助けられるのではないかと感じました。
入社できたら持ち前の「聞く力」を発揮し、まずお客様の悩みや要望をしっかり聞いた上で商品提案できるようになりたいと思っています。
お客様に寄り添う販売員になることで貴社の利益に貢献しつつ、人々の理想的な暮らしをサポートできるようになるのが目標です。

植物・花の販売

私は植物や花をお客様に提供していくことを通じて、お客様に身近な心の癒しを持ってもらえるようになりたいと考え貴社の仕事を志望します。
今は若い方も高齢の方も一人暮らしで孤独を感じることが多いと、大学の授業で学びました。
私自身も大学に入って一人暮らしをするようになってから、一人でいる時間が長いと孤独を感じることがあります。
そのような時、植物や花のような存在が身近にあることがメンタルに大きな違いを生むと身をもって学びました。
特に大事な試験に落ちた時・失恋した時に、植物の癒し効果が大きな心の支えになったことは間違いありません。
貴社ではショップだけでなくネットでのサービスにも力を入れており、世界中のあらゆる植物を日本全国に届けられる販売網を備えています。
入社できたらさまざまな植物に関する知識を身につけるだけでなく、世の中のトレンドやニーズにも敏感になることを意識し、お客様一人ひとりに癒しとなる植物を見つけてもらえるよう仕事をしていきたいです。

【販売業の志望動機】就活エージェントに相談する

志望動機を自分一人で考えるのに限界を感じた時は、就活エージェントに相談してはいかがでしょうか。

就活エージェントは、志望動機の添削以外にもさまざまなことで就活生を助けてくれる就活のプロです。

自分に合った企業の紹介・模擬面接・キャリアプランの相談など、すべてのサービスが無料で受けられます。

特におすすめの就活エージェントサイトは、ジョブコミットです。

就職活動を始めるなら就活サイトだけでなく、ぜひジョブコミットへの登録もご検討ください。

まとめ

販売業はお客さんと直接接することができ、やりがいを感じる機会が多い職種です。

しかし志望動機を思いつきやすいため、他の就活生と志望動機の文章が似た内容になってしまうことも珍しくありません。

そのため、いかに具体的なエピソードで差別化を図るかが大切です。

また企業へ貢献したい気持ちをアピールし、企業の利益に貢献してもらえそうなイメージを持ってもらうようにしましょう。

結論ファーストの基本的な文章構成を守り、意欲が伝わりやすい文章を書ければ書類選考の通過率が大きく上がります。

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