・就活における自己PRの概要
・企業が自己PRを聞く意図
・自己PRの基本構成
・アピールするエピソードの見つけ方
・自己PRがうまく書けない人
・自己PRをまだ作ったことがない人
・エピソードが見つからない人
・例文を見て参考にしたい人
目次[目次を全て表示する]
【新卒向け自己PR】そもそも自己PRとは
新卒の方向けの自己PRの作成方法について、まずは紹介したいと思いますが、その前に自己PRが何かについて理解しておく必要があります。
自己紹介やガクチカと混同してしまう人も多いため、それぞれと比較しながら紹介します。
自己紹介との違い
まず、自己紹介は初対面の面接官に対して自分がどのような人物であるかを大まかに説明するためのものです。
自己紹介の目的は自分を知ってもらうことであり、主に基本的な情報や自分のこれまでの学歴などを説明します。
一方、自己PRは自分の強みやスキル、仕事に対する姿勢などを強調し、企業で活躍できることをアピールするためのものです。
自己PRの目的は自分を売り込むことであり、企業が自分を採用すべき理由を具体的に伝えることが求められます。
自己紹介が人間関係のスタートラインを引く役割を果たすのに対し、自己PRはその後の採用決定に直接影響を与える重要な要素となります。
自己紹介についてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ確認してみてください。
長所との違い
長所と自己PRはしばしば混同されがちであるため、しっかり区別しておく必要があります。
自己PRと長所はどちらも自分の強みを企業に伝えるためのものではありますが、目的と視点が異なります。
長所は「自分の視点から見た、自分の良いところ」をアピールするものであり、特性や能力、性格などを説明することが中心です。
一方、自己PRは自分の強みやスキルが企業にどのように役立つかを具体的に示すことであり、自分を採用するべき理由を企業に伝えることが目的です。
つまり、長所は「自己評価の一部」であり、自己PRは「強みを企業のニーズに結びつけて説得力を持たせるもの」と言えます。
長所と自己PRを分かりやすく使い分け、面接官に自分の魅力をより明確に伝えましょう。
長所についてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカとの違い
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」であり、自己PRと混同されがちですが、焦点が異なります。
自己PRは自分の強みが過去の経験を通じてどのように発揮されたかを示すものであり、企業に対して自分がどのように貢献できるかアピールするものです。
一方、ガクチカは具体的な課題に対してどのように取り組み、どのような結果を達成したのかを詳しく説明するものです。
ガクチカの目的は問題解決能力や努力のプロセス、どのようなことにやる気を抱くのか、継続力があるかなどについて説明するものであり、能力に焦点を当てたものではありません。
自己PRは具体的なエピソードや経験に基づいた上で自分の強みに焦点を当ててアピールするものであるため、それぞれの違いについて覚えておきましょう。
ガクチカについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
【新卒向け自己PR】企業が自己PRを聞く意図
自己PRを作成するに当たっては企業側の意図を理解しておくことが重要です。
何事においても相手側の意図が理解できていれば、相手が求めている回答を用意できるからです。
ぜひ、以下の3点を踏まえた上で、企業の採用担当者が求めているような回答を提供できるように取り組みましょう。
自社とのマッチ性を知るため
企業は候補者が自社とマッチしているかどうかを確認するために自己PRを聞いています。
自社の文化や雰囲気と合うかどうかを判断しようとしているのです。
企業は社員が自社の環境に適応してチームの一員としてスムーズに働けるかどうかを重視しています。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、候補者が協力的でコミュニケーション能力に優れているかどうかが重要なポイントとなります。
逆に個人の成果を重視する企業では、自己PRによって自分の独自性や自己主張がしっかりと示されているかどうかも評価されるでしょう。
このように企業が自己PRを通じて候補者の適応性を見極めることで、採用後のミスマッチを防ぎ、長期的に成功する人物を選べるのです。
人柄を判断するため
自己PRは企業が候補者の人柄を理解するためにも重要視されています。
面接の限られた時間の中で、候補者の内面的な特性や価値観を知るためには自己PRが非常に有効です。
自己PRを通じて候補者がどのような人物であり、どのような価値観を持っているか、仕事に対する姿勢やモチベーションなどを知ろうとしています。
例えば、自己PRで誠実さや責任感を強調する候補者は信頼性のある人物として評価される可能性が高いです。
また、自己PRで情熱やチャレンジ精神をアピールする候補者は成長意欲が高く、困難な状況でも前向きに取り組む姿勢があると判断されることが多いです。
このように、企業は自己PRを通じて候補者の人柄を評価し、職場での相互作用にどのように影響するかを見極めようとしています。
スキルや適性を見るため
スキルを見極めるためというのも、自己PRを求められる大きな理由の1つです。
候補者が持っているスキルや適性を聞くことで、企業にとって価値のある人物であるかを確認しようとしているからです。
自己PRは自分の強みや能力をアピールする場であるため、各々が自分の強みをアピールしますが、そのアピールが企業に対して的確であるかを知ろうとしています。
例えば、コミュニケーション能力が高い人材を求めている企業の場合、リーダーシップや協調性、傾聴力をアピールする人材を優先して採用します。
このように、企業は自己PRを通じて候補者のスキルや適性を評価した上で、具体的な業務にどのように役立てられるのかについて確認しているのです。
【新卒向け自己PR】自己PRの構成
続いて、自己PRを作成するにあたってのおすすめの構成について紹介します。
この構成はどのような企業を受ける際にも、どのような職種を目指す際にも活用できるものです。
テンプレートのようなものであり、汎用性が非常に高いため、この記事でマスターしてしまいましょう。
強み
これは志望動機やガクチカなど、企業に提出する書類全てに当てはまることですが、まずは結論から話すことが重要です。
結論を端的に示すことで、読み手が何を伝えたいのかをすぐに理解できるようにすることが重要です。
文章の冒頭で結論を明確にすることで、読み手が分かりやすいだけでなく、自分にとっても文章の指針が定まるため書きやすくなります。
「私の強みはリーダーシップです」「私は問題解決能力に自信があります」といった具体的な明確な表現が理想的です。
強みを最初に提示することで、その後のエピソードや詳細な説明がスムーズに進みます。
発揮したエピソードの概要
次に、その強みが実際に発揮されたエピソードの概要を述べます。
強みを証明するためには、具体的に取り組みや出来事を裏付けるエピソードが求められるからです。
簡潔かつ具体的に、どのような状況でその強みが役立ったのか説明しましょう。
例えば、「大学のサークル活動で新しいプロジェクトを立ち上げた際にリーダーシップを発揮しました」といった形で、その状況を一目で理解できるように記述する必要があります。
ただし、重要なのは課題や状況、その中でどのような行動をしたのかの部分であるため、そこまで文字数を割く必要はありません。
課題・状況
続いて、強みが発揮された際の課題や状況を具体的に述べ、より読み手を引き込みましょう。
どのような状況で強みが発揮されたのか、またその状況がどれほど困難だったのか説明しましょう。
例えば、「プロジェクトの初期段階ではメンバー間の意見が対立してしまい、全く業務が進みませんでした」といったように、具体的に課題や困難さを描写するようにしましょう。
課題や状況を詳細に述べることで、自分の強みがどれほど価値のあるものであるのかを強調できます。
行動
続いて、その状況や課題に対してどのような行動をとったのかを具体的に説明しましょう。
自己PRの核心の部分であり、自分の強みがどのように発揮されたかを示す部分です。
例えば、「意見の対立を解消するために、各メンバーとの個別ミーティングを行い、共通の目標を再確認しました」といったように、自分の具体的なアクションを細かく記載しましょう。
行動の説明ではオリジナリティや独自性を強調すると、他の候補者との差別化を図れます。
自分が取った行動がどのように状況を改善し、課題を解決するために貢献したのかを説明することで、強みの汎用性や再現性を強くアピールできます。
成果
最終的にどのような成果が得られたのかについても説明する必要があります。
自分の強みが実際に効果を発揮したことを証明できます。
「その結果、プロジェクトは予定よりも早く進み、メンバー全員の満足度も高まりました」といった形で、具体的な成果を明示しましょう。
成果は数字やデータ、他人の評価などで裏付けると説得力が増します。
例えば、「チームの生産性が20%向上し、プロジェクトが学内コンペティションで最優秀賞を受賞しました」といった具体的な成果を上げることをおすすめします。
仕事でどう活かすか
企業は活躍してくれる人材を採用しようと考えているため、仕事でどのように活かせるかについて説明して締めることが重要です。
例えば「リーダーシップを発揮してチームをまとめた経験を活用し、貴社のプロジェクトマネジメントにおいても貢献したいと考えています」といった形で、自分の強みを具体的な業務に結びつけましょう。
ここでは企業の業務内容や求められるスキルをよく理解していることを示すことが重要です。
具体的に業務やプロジェクトで自分の強みを活かすかを明確に説明することで、企業研究をしっかり行っていることと即戦力としての能力を同時にアピールできます。
【新卒向け自己PR】自己PRがない時は
自己PRについてのポイントや企業側の意図については理解できたかもしれませんが、自己PRがなかなか思いつかない、悩んでいる人も多いでしょう。
そこで、ここからは自己PRがない時の原因と見つけ方について詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
自己PRが見つからない原因
まず、自己PRが見つからない原因について大きく分けて3つ紹介します。
以下の3つのどれかが当てはまる場合は、ぜひ解消し自己PRを見つけられるよう取り組んでみてください。
エピソードがないと思い込んでいる
エピソードがないと思い込んでいる人は、なかなか自己PRが見つけられません。
実際には学生生活は自己PRに関するエピソードの宝庫です。
学業やアルバイト、サークル活動、部活動、さらには趣味で関わったイベントなど、全てが自己PRのネタとなります。
エピソードは、必ずしも華やかでなければならないわけではありません。
自分を見つめ直すきっかけさえ見つかれば、自己PRエピソードは作り出せます。
例えば、学業において特に努力した科目やアルバイトでの困難を乗り越えた経験など、日常の中に自己PRにつながる要素は複数存在します。
自分の経験を細かく振り返った上で、それらの中から自分の成長や学びを見つけ出すことが重要です。
このように、自分の過去の経験を掘り起こし、どのように自己PRにつなげられるかを考えることが、エピソード不足を解消することにつながるのです。
自分の強みや長所が思い浮かばない
自分の強みや長所が全く思い浮かばないという人も、なかなか自己PRを思いつけないでしょう。
この場合、自分の人生のターニングポイントを振り返ってみることが有効です。
小学生からの自分の人生を振り返り、中学校や高校への進学理由、大学への進学理由など、自分がこれまでに下してきた判断を再評価してみてください。
例えば、中学校の部活動での役割や高校での学び、大学での専攻選びなど、それぞれのステージで自分がどのような決断をして、その結果どのように成長してきたのかについて考えてみてください。
こうした振り返りの中で自分の強みや長所につながるエピソードが見つかる可能性は非常に高いです。
自分の過去の経験とその背後にある判断基準を見返すことで、自分の強みや長所を見つけ出せるでしょう。
強みがアピールとして不十分だと感じる
自分の強みが不十分だと感じている人も多いかもしれませんが、この場合、自分で考えた自己PRを親や友人などの第三者に聞いてもらうことをおすすめします。
第三者から自分の自己PRを肯定されるだけで大きな自信となります。
もし異なる長所や強みを相手が思い浮かべていた場合、その内容を参考にすることも可能です。
他者の意見をうまく取り入れた上で、自分の強みや長所を再評価し、自己PRに対する自信を深めましょう。
例えば、友人から「あなたは協調性が高い」と言われた場合、それを自己PRに取り入れると新たな視点で自分の強みをアピールできるようになります。
このように、他者の視点を取り入れることで、自分が見落としていた強みや長所を発見し、それを分かりやすくアピールするための材料とできるのです。
【新卒向け自己PR】自己PRの見つけ方
続いて、自己PRが全く思い浮かばない人向けにおすすめの対策を大きく分けて4つ紹介します。
自分に向いていると思うものから順番に、可能であれば全て取り組んでみてください。
失敗経験を全て書き出す
失敗経験を全て書き出すことは、自己PRを見つけるために非常に有効な対策の1つです。
自己PRでは成功体験に目を向けがちですが、実際には失敗談から学んだことや立ち直る強さが有力なアピールポイントとなることも多いです。
例えば、困難に立ち向かいながらも最終的に問題を解決した経験や、失敗してから得た教訓を活かして成功につなげたエピソードは、企業に対して自己成長や問題解決能力を示す良い材料となります。
また、企業が求める人物像にマッチするかどうかを確認するためにも、失敗談も自己PRに組み込むことで、より人間味があり、共感を呼ぶ自己PRを作り上げることも可能です。
失敗から学んだことやその後の改善策、努力したことを具体的に述べれば、企業に対して前向きな姿勢や粘り強さをアピールでき、好印象を与える自己PRが完成することも多いです。
企業が求める人材を参考にする
企業が求める人物像から考えてみることも、自己PRが見つからない人におすすめの対策の1つです。
自己PRは企業に対して自分が採用する価値がある人材であることをアピールすることです。
企業の公式サイトで求人情報をチェックしてみると、企業が求める人物像や求めている人材の特徴を確認できます。
自分の強みや経験がどのように企業のニーズに合致しているかを理解できます。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、過去のプロジェクトでの協力的な役割やリーダーシップを発揮した経験を強調することが有効です。
また、企業が求める人物像は業界や業種、職種によって異なるため、事前にしっかりと業界研究を行い、自己PRをカスタマイズすることも求められます。
企業が求めるスキルや特性に自分の経験や強みを結びつけることで、より具体的な説得力のある自己PRを作成できます。
採用担当の目線になって考える
採用担当者の目線になって考えてみることも、自己PRのエピソードに悩んだ時におすすめの対策の1つです。
自分が企業の採用担当者だった場合、どのような人を採用したいだろうかと考えてみると、おのずと求める人物像が如実に思い浮かぶはずです。
その人物像の中から、自分に当てはまっている強みや長所がないかについて考えてみてください。
この視点を踏まえれば、どのようなアピールをすれば良い印象を与えられるのか考えられるはずです。
例えば、企業が求めるのが柔軟な考えを持つ、チームワーク能力が高い人物である場合、自分がこれまでサークルや部活で柔軟に対応した経験やグループで努力した経験がないかについて考えてみましょう。
もしその経験がある場合は、どのような貢献をしたのかについて考えた上で自己PRに盛り込めます。
このように企業側の目線になって一度考えてみると、良い印象を与えられる可能性が高まります。
就活エージェントに相談してみる
就活エージェントに相談してみるのも、自己PRが思い浮かばない時におすすめの対策の1つです。
就活エージェントは就活のプロであり、これまで数えきれないほどの候補者をサポートしてきているため、自己PRが見つからないといった相談はこれまで何度も受けてきています。
自己PRが見つからない理由は先ほど紹介した3つが原因であることが多いですが、人それぞれ異なります。
オーダーメイドで、あなたが自己PRが見つからない原因について分析してもらうことで、より的確なアドバイスを受けられるため、すぐに自己PRが見つかるはずです。
特にジョブコミットは自己PRを見つけるサポートだけでなく、自己PRの下書きの添削なども行っているため、気になる方はぜひリンクから登録してみてください。
【新卒向け自己PR】自己PRの例文
続いて、ここまで紹介した内容を踏まえた上で新卒の方向けにおすすめの自己PRの例文を、強み別に10個作成しました。
すでにどのような能力をアピールするか決まっているかもしれませんが、ぜひその能力に関する例文だけでなく、他の例文も参考にしてみてください。
先ほど紹介した構成や意識しなければならないポイントを踏まえた上で作成しているため、非常に参考になるはずです。
例文1:責任感
私の強みは責任感です。
例えば、大学の研究プロジェクトにおいて、私はプロジェクトリーダーとして全体の進行管理をこなす中で、メンバーの進捗状況を把握し、遅れが生じた場合には迅速に対応策を講じることが求められました。
プロジェクト初期には、メンバーの一人が急病で長期間の欠席を余儀なくされ、いきなり予定が狂ってしまいました。
そこで私は計画を変更し、各メンバーのスキルや得意分野を活かしてタスクを再配分し、効率的に作業を進めるよう調整しました。
その結果、プロジェクトは無事に期日内に完了し、最終的なプレゼンテーションでは教授から高い評価を受けました。
メンバーからも「リーダーシップと責任感がチームを成功に導いた」との感謝の言葉をもらい、自信を深めることができました。
この経験から得た責任感を活かし、チームの一員として責任を持って仕事を遂行し、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。
例文2:計画性
大学のゼミ活動において、私はリーダーとして全体のスケジュールを策定し、各メンバーに担当部分の進捗報告を求めました。
また、各段階での進捗状況を共有するためのミーティングを定期的に開催し、問題が発生した際には迅速に対策を講じることができるようにしました。
これにより、各メンバーが自分の役割を理解し、スムーズに作業を進めることができました。
途中、数値が間違っていることに気付いた際も計画に基づいて修正作業を迅速に行い、最終的には予定通りに高品質なプレゼンテーションを完成させることができました。
この計画性は貴社での業務においても大いに役立つと確信しています。
プロジェクトの進行管理やタスクの分配、リスク管理において、このスキルを活かし、効率的で効果的な業務遂行を実現し、チーム全体の成功に貢献したいと考えています。
例文3:リーダーシップ
大学のサークル活動においてイベントを企画した際、まずチームメンバーの意見を収集し、それを基に計画を立てました。
各メンバーに役割を明確に分担し、進捗状況を定期的に確認することで、全体の進行をスムーズに管理しました。
初めての取り組みということもあり、問題は山積みでしたが、問題を発見するたびに迅速に対応策を講じ、チーム全体が一丸となって問題解決に取り組んだ結果、集客記録を更新できました。
このリーダーシップは貴社でのプロジェクトマネジメントやチーム運営においても大いに活かせると考えています。
チームの一員として全員が協力し合い、目標を達成するための調整役として貢献し、貴社の発展に寄与したいと考えています。
例文4:継続力
宅建士資格の取得を目指す中で、毎日の勉強時間を確保し、進捗管理のスケジュールを作成しました。
勉強内容を細分化し、日々の学習目標を設定することで、1年間にわたる勉強を効率的に進めることができました。
試験直前の数週間は大学の授業が忙しく、タイトなスケジュールの中で勉強を続けることが求められましたが、「毎日1時間は机に向かう」というノルマだけは破りませんでした。
結果、試験でも合格ラインから20点以上高い点数を獲得し、合格できました。
この継続力は貴社での業務にも還元できると考えています。
例えば、長期間にわたるプロジェクトや計画的な業務遂行において継続力を活かし、着実に成果をあげることができると考えています。
例文5:傾聴力
営業職のインターンに参加した際は、自分の業務だけでなく、リーダーとしてインターン仲間の相談にも乗りました。
1人のメンバーが2週間、1件も成約を獲得できず、気を落としていたため、親身になって話を聞きました。
そして、無闇にアドバイスをするのではなく、しっかりと話を聞いた結果、彼の「相手の話を聞かずに話しすぎる」という問題点を発見し、丁寧に伝えた結果、翌日には初の成約を勝ち取れたと感謝されました。
この経験を通じて身につけた傾聴力は、貴社でも活かせると考えています。
営業職としてクライアントの悩みやニーズを引き出し、成約を勝ち取ることはもちろん、営業チームの仲間の相談にも乗り、チーム全体の成約率を向上させる所存です。
例文6:対応力
アルバイト先の飲食店で突然のシステム障害が発生した際、柔軟に対応した際の話をいたします。
システム障害の結果、通常の業務ができなくなり、お客様への対応が滞ってしまったため、私はスタッフ全員に臨機応変な対策を指示し、手書きのメモでのオーダー管理を行いました。
また、お客様に正直にシステム障害についての説明と謝罪を迅速に行い、混乱を最小限に抑えました。
結果として、店舗運営をスムーズに再開し、お客様からもむしろ「大変だったね」とねぎらいの言葉までいただきました。
この経験を通じて、どんな状況でも迅速かつ柔軟に対応する力が身につきました。
貴社においても柔軟に対応する能力を活かし、システム障害やクライアントとの意見の食い違いが生じた際にも、迅速な解決を目指して取り組みます。
例文7:コミュニケーション能力
大学のボランティアサークルで地域の子供たちと交流するイベントを企画した際に自分の強みを実感しました。
ボランティアサークルはメンバーが100人以上と多く、全員の意見をまとめるのが困難でした。
しかし、常日頃から多くのメンバーと交流していた結果、全員からスムーズに意見を聞くことができ、全員が納得できる方針でイベントを開催できました。
イベントは成功し、メンバーからも参加者からも「楽しかった」との声を多数いただきました。
このコミュニケーション能力は貴社でも活かせると考えています。
貴社は風通しが良い社風なため、同期はもちろん、上層部の方々とも積極的に意見を交換し、理念である「社会貢献を通じて利益を最大化させる」を達成する所存です。
例文8:発想力
大学のサークルで新入生歓迎イベントを企画した際に発想力を遺憾なく発揮しました。
従来のイベントがマンネリ化していたため、新たなイベントを開催しようという意見が多く、そこで私は「学生対抗クイズ大会」という新しい企画を提案し、全員が楽しめる参加型のイベントにしました。
各サークルの特色や参加するメリットをトピックとした結果、全員が楽しむだけでなく、イベントを通じて各サークルを紹介でき、参加者が増えたと各サークル長から感謝されました。
この発想力を活かし、Webデザイン職として貢献したいと考えています。
視覚的な楽しさとユーザーフレンドリーな操作性を両立したサイト制作を通じて、貴社の発展に貢献する所存です。
例文9:実行力
飲食店でのアルバイトにおいて、人員不足によりなかなかご注文を伺えず、クレームが多発していました。
そこでスマートフォンから注文できるシステムの導入を促すため、現在の体制でいかに機会損失が発生しているか、そして導入した際にどれほど軽減でき、コストはいくらかを地区マネージャーにプレゼンしました。
その結果、当初は費用面を懸念していたマネージャーも納得してくださり、迅速な対応が可能になった結果、クレームは激減し、売上も各店舗平均で25%向上しました。
この実行力は、貴社でも活かせると考えています。
積極的に思いついたアイデアを実施してみて、有益であれば社内全体に共有することで、業務効率化に貢献する所存です。
例文10:情報収集能力
私は大学のゼミの抽選に落ちてしまい、専門とやや異なる分野の研究をせざるを得なくなりました。
しかし「せっかく別分野を学ぶことになったのだから」と気持ちを切り替えました。
1ヶ月で50冊以上の専門書を速読し、情報を集めることで、ゼミが始まる頃には他のメンバーに遜色ない知識を身につけており、ゼミの活動にも積極的に参加できました。
この経験を通じて、短期間で的確に必要な情報のみを抽出し、まとめて自分のものにするスキルに気づきました。
貴社でもこの経験を活かし、マーケティング職として貢献したいと考えています。
必要な情報とそうでない情報を取捨選択し、まとめることでプロジェクト全体の円滑な進行をサポートします。
【新卒向け自己PR】自己PRが完成したら
ここまで読んで、自己PRを作成し「やっと自己PRの下書きが完成した」と達成感を感じている人も多いでしょう。
「出来上がったから、早速企業に提出したい」と思う人も多いでしょうが、その前により質を高めるために以下の3つの対策に取り組んで欲しいところです。
ぜひ以下の3つの対策を行ってから企業に提出するようにしましょう。
声に出して読んでみる
自己PRが完成したら、まずは声に出して読んでみることをおすすめします。
音読することで文章の流れやリズムを確認し、誤字脱字や文法の誤りを確認できるからです。
また、面接で実際に話すことを想定して話し方にも注意を払いましょう。
例えば、適切な間を置くことで話のポイントがより明確に伝わりますし、緊張を和らげる効果もあります。
また、自己PRを音読することで内容に矛盾がないか、論理的に一貫しているかをチェックすることも可能です。
そして、音読中に違和感を感じた箇所があれば修正を加えることで、より洗練された自己PRに仕上げられます。
このプロセスを繰り返すことで、面接本番でも自信を持って自己PRを行えるようになります。
他の人に読んでもらう
自己PRが完成したら、声に出して読むだけでなく、家族や友人、就活を経験した先輩などに読んでもらうこともおすすめします。
他者の目線から見た意見やフィードバックを活用すれば、自分では気づかなかった改善点や新たなアイデアを得られるだけでなく、良い部分についても自信を持って話せるようになります。
例えば、家族や友人に読んでもらえば、分かりやすさや説得力についての率直な意見を聞かせてくれるでしょう。
特に、親しい間柄の人はあなたに過剰に配慮する必要がないため、ストレートな意見を聞けることが多いです。
一方、就活が終わった先輩や学業において優秀な同級生などにも確認してもらえば、よりクリティカルな意見が聞けることも多いでしょう。
就活エージェントを利用する
ここまで様々な対策を紹介してきましたが、結局最もおすすめなのはプロである就活エージェントを利用することです。
就活エージェントは先ほども紹介したように就活のプロであり、プロ目線からあなたの自己PRを分析して、どのような点に改善の余地があるのか、どのような点が良いのかについて教えてくれます。
企業側とのコネクションが強い場合も多く「この企業ならばこのような強みをアピールした方が良い」といったオーダーメイドのアドバイスもしてくれます。
特にジョブコミットは豊富な企業とのつながりがあり、さらに自己PRだけでなく、志望動機やガクチカの添削も行っており、面接対策も徹底的に行ってくれるため、非常に心強いです。
完全無料で利用できるため、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。
まとめ
今回は自己PRの作成方法に悩んでいる新卒の方向けに、おすすめの構成や意識しなければならないポイント、自己PRが見つからない時の対策などについて紹介しました。
いざ就活を頑張ろうと思っても「自己PRなんてなかなか見つからないよ」と頭を抱えている人も多いでしょう。
しかし、本記事で紹介したポイントを踏まえて取り組めば、すぐにあなたの強みが見つかるはずです。
ベンチャー就活ナビでは自己PRだけでなく、志望動機やガクチカの作成方法や見つけ方についても紹介しているため、気になる方はぜひ他の記事も参考にしてみてください。