ホテル業界の志望動機の書き方とは?高評価を得られる強みやポイントを解説!

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ホテル業界とは

ホテル業界とは、宿泊施設やその関連サービスを提供する企業・組織からなる業界のことです。

その名称となっているホテルだけではなく、そこに付随する各種サービスも一体となった業界だと考えるとわかりやすいでしょう。

ホテル業界の特徴としては、観光業やビジネス旅行の動向、経済状況、国際的なイベントの影響を受けやすいことが挙げられます。

また、日々変化する顧客のニーズに対応し、より良い体験を提供するための新技術を導入することによって常に進化し続けている業界でもあります。

1. 宿泊サービス

ゲストに対して、快適で安全な宿泊環境を提供する宿泊サービスは、ホテル業界の中心となる事業です。

一言で宿泊といっても、その過程には多くのスタッフが関わっており、実際におこなわれている業務の種類も豊富です。

具体的な内容としては、客室の提供、ベッドメイキング、クリーニングサービスなどが挙げられます。

ゲストの宿泊体験は、宿泊そのものだけでなく後述する各種サービスとも密接に関係しているので、中核事業としてほかの分野と積極的に連携していくことも重要です。

2. 飲食サービス

多くのホテルにはレストランやカフェ、バーといった、宿泊客や外部のお客様に対して食事や飲み物を提供するスペースが併設されています。

また、各部屋に直接食事を届けるルームサービスも一般的です。

朝食ビュッフェや地元食材を使ったディナー、高級感あふれるカフェ・ラウンジなどをアピールポイントとしているホテルも多いので、飲食サービスはホテル業界において重要な存在といえるでしょう。

ホテルによっては既存のチェーン店と提携したり、地元の生産者と連携してサービスを提供したりする場合もあります。

3. イベント・会議サービス

宿泊とは異なるホテルの大きな役割として、規模が大きいイベントの開催場所を提供するサービスがあります。

提供するスペースの具体的な用途は、ビジネス会議やウェディング、パーティなどです。

イベント・会議サービスの具体的な業務としては、会場レンタルやケータリングサービス、イベントの企画・運営などが含まれます。

ホテル業界の主軸である宿泊サービスが、観光客など地元以外の人々をメインターゲットとするのに対し、イベント・会議サービスは地元の人々に多く利用されるのが特徴です。

4. レジャー・リクリエーションサービス

大規模なホテルでは建物内にスパやプール、ジム、ツアーデスクなどを併設し、ゲストのためのレジャー・リクリエーションサービスを提供しています。

これらの施設は宿泊客以外が利用できる場合もあり、そういったケースではホテル自体が地域におけるレジャー施設、観光の目的地としての側面も持つことになるでしょう。

施設ごとにさまざまな仕事があるので、これらのサービスを実施している場合は、業務の幅が一気に増えます。

提供されるサービスの種類は、そのホテルのコンセプトや利用者層、地域の特色などによって変わってきます。

ホテル業界の代表的な職種

次は、ホテル業界に入った際に実際に働くことになる代表的な職種について見ていきましょう。

先述のとおり、ホテル業界で実施されているサービスは幅広く、そのなかではさまざまな職種の人間が連携して業務をおこなっています。

また、ホテルによっては上記以外に独自の特徴的なサービスを実施しているケースも少なくありません。

すべての職種を網羅すると膨大な量になってしまうので、今回はとくに代表的な10の職種をピックアップして、その概要や仕事内容をご紹介します。

1.フロントスタッフ

フロントスタッフは、チェックイン・チェックアウト手続き、電話対応、宿泊客の対応などをおこなう職種です。

宿泊客や予約をしようとした人が最初に接することになる職種なので、フロントスタッフの印象はホテル全体の印象に大きく影響します。

そのため、ホテル業界の職種のなかでもとくにコミュニケーション能力やホスピタリティ精神など、高い対人関係のスキルが要求されるでしょう。

2. コンシェルジュ

コンシェルジュは、ホテルにおいて宿泊客の観光案内やレストランの予約、その他のリクエストへの対応などをおこなう職種であり、フロントスタッフが兼任する場合もあります。

ホテルの顔といえる存在であり、職場における地位も高めです。

宿泊だけでなく、観光や食事などあらゆる面で頼りになるプロフェッショナルなので、高い対応力とコミュニケーション力、幅広い知識などが求められます。

3. ハウスキーピング

ハウスキーピングは、ホテルにおいて宿泊客が長い時間を過ごすことになる客室の清掃や整備をおこなう職種です。

その仕事内容によって宿泊体験の快適さは大きく変わってくるので、宿泊客と対面する機会は少ないながらも、重要度の高い職種だといえるでしょう。

働くうえでとくに重要なスキルは、決められた仕事を正確に手早くおこなう几帳面さとスピード感、宿泊客のことを考えて仕事をするホスピタリティ精神などです。

4. レストランスタッフ

レストランスタッフは、ホテル内にあるレストランで接客やサービスなどを担当する職種です。

ホテルにおける食事の満足度は料理の味だけでなく接客態度も大きく影響してくるので、ウェイターやソムリエといったスタッフは、高いスキルを備えておかなければいけません。

ほかの接客系スタッフと同様に、語学力やコミュニケーション能力も重視されますが、レストランスタッフの場合は料理や食材に関する知識も必要です。

5. バンケットスタッフ

バンケットスタッフは、宴会や会議の準備、運営をおこなう職種です。

宴会やパーティに関わる場合は、前述のレストランスタッフと共通する仕事も多く見られますが、バンケットスタッフはタイムスケジュールに沿った食事の進行、スタッフ間の連携なども重視されます。

顧客の特別な日を彩る手伝いをする仕事なので、スマートな立ち振る舞いや、高いホスピタリティ精神も必要です。

6. ベルスタッフ

ベルスタッフは、宿泊客の荷物の運搬や客室への案内、チェックアウト時の見送りなどを担当する職種です。

ホテルによってはドアマンやフロントスタッフの業務を兼任する場合もあり、宿泊客の質問に答えられるように、ホテルの設備や機能について深い知識を持つことが求められます。

重い荷物の運搬しながらホテル内を何往復もする仕事なので、ほかの職種以上に強靭な足腰や体力が重要になるでしょう。

7. セールスマネージャー

セールスマネージャーは、ホテルの営業活動をおこない顧客を獲得する職種です。

その主な業務内容は営業であり、地元企業や旅行会社にホテルの利用を促し、大型の顧客を獲得するために積極的に動かなければいけません。

セールスマネージャーとして業績を上げるためには、自身が働くホテルのことだけでなく営業先の企業や団体、競合他社の状況、観光のトレンドなどについて幅広い知識が必要です。

8. マーケティングスタッフ

マーケティングスタッフは、ホテルの広報として宣伝やプロモーション活動をおこなう職種です。

宣伝・プロモーションの具体的な手法としては、プレスリリースの配信やWebメディアでの発信、イベントの企画、取材対応などが挙げられます。

新たな顧客を獲得するためには斬新な発想が必要になる場合もあるので、コミュニケーション能力だけでなく企画力や発想力も大切です。

9. 総支配人(GM)

総支配人(GM)は、接客・経営のトップとしてホテル全体の運営を統括する職種です。

宿泊部門や宴会部門といったさまざまな部門をまとめて監督する立場であり、ホテルにおける業務の最上流に位置する役職だといえます。

ホテルによっては1スタッフとして接客対応などの仕事をする場合もあり、とくに賓客が訪れた際は総支配人自らが挨拶に出向き、接客を担当するケースが多いでしょう。

10. 財務・会計スタッフ

財務・会計スタッフは、ホテルの財務管理や会計業務を担当する職種です。

ほかの職種と異なり宿泊客と直接対面する機会は少なく、ホテルの経理として出納管理業務や経費管理業務などを担うことになります。

そのため、コミュニケーション能力や対応力以上に、経理としての実力を示す資格やPCスキルなどが重視されます。

海外の宿泊客やスタッフが多いホテルでは、語学力もあると重宝されるでしょう。

ホテル業界で求められる特徴やスキル

次は、ホテル業界で働く際に求められる特徴やスキルについて解説します。

ホテル業界は多様な職種・業種で構成されているので、要求される能力もさまざまです。

言い換えれば、さまざまな強みを持つ方が自身の個性を活かして活躍できるチャンスのある業界だといえるでしょう。

自己分析でしっかり自身の強みをしっかり把握し、それをその分野でどのように活かせるか考えてみてください。

ホスピタリティ精神

ホスピタリティ精神とは、どんな状況でも顧客に対して親切で丁寧な対応ができる力のことです。

相手に思いやりを持って接し、心からのおもてなしができる精神性と言い換えても良いでしょう。

宿泊客や利用客ありきのホテル業界において、ホスピタリティ精神は、職種を問わずに必要なスキルです。

心のなかでホスピタリティ精神を持っていればそれだけで良いわけではなく、宿泊客を不快にさせないための基本的なマナーやスキル、言葉遣いなども身に付けなければいけません。

コミュニケーション能力

対人関係を円滑に進めるためのコミュニケーション能力は、多くの業界で重要視されるスキルです。

宿泊客のことをよく理解し、必要な情報やサービスを提供することが主な仕事であるホテル業界においては、とくに必要な能力だといえるでしょう。

ただしホテル業界の仕事では自身の意図を伝えたり、声をかけたりすることだけがコミュニケーションではありません。

ときには聞く姿勢に徹して相手の要望を引き出す傾聴力や、言外の動作などからニーズを汲み取る洞察力も必要になるでしょう。

チームワーク

他のスタッフと協力・連携して仕事を円滑に進めるチームワークも、ホテル業界においては重要なスキルのひとつです。

宿泊客相手ではなく、内部の同僚に対して向けられるコミュニケーション能力の一種と考えても良いでしょう。

ホテルの業務は、フロントスタッフやベルスタッフ、レストランスタッフといったさまざまな職種の人々の連携によって成り立っています。

そのため、個人や部署の内部だけで完結するのではなく、広い視野を持って異なる職種の人々と関わっていく姿勢が大切です。

柔軟性・適応力

マニュアル外の事態や変化する状況に対応できる柔軟性・適応力も、ホテル業界で働くうえでは重要なスキルです。

多様な宿泊客と関わり、サービスを提供することになるホテル業界の仕事では、それぞれの状況や要望に合わせた対応をおこなわなければいけません。

なかには、事前知識がないような質問をされたり、前例のない要求をされたりする場合もあるでしょう。

宿泊客に満足してもらうためには、そういった予想外のケースにおいても臨機応変に対応し、上質な体験を提供することが求められます。

体力やスタミナ

ホテル業界における重要なスキルとして忘れてはいけないのが、体力やスタミナです。

フロントスタッフの立ち仕事、ベルスタッフの荷物運搬、ハウスキーピングの迅速かつ正確な清掃・整備など、ホテル業界では体力仕事を求められるケースが少なくありません。

また、宿泊客にだらしない姿をみせないためには、常に身なりや姿勢に気を使わなければいけないので、精神面の負担も大きいでしょう。

そのため、学生時代に運動部やサークルに所属していた方は、優れた体力やスタミナを強みとしてアピールできます。

ホテル業界の志望動機作成3STEP

次は、実際に志望動機を作成する際のプロセスを、3つの段階に分けて解説します。

ホテル業界に限った話ではありませんが、いきなり志望動機を書き始めても、基本的に成功することはありません。

まずは自分自身、そして志望する業界や企業についての十分な知識がなければ、良い印象を与える志望動機は作成できないのです。

焦らず着実に、そしてそれができるだけの余裕のあるスケジュールで志望動機の作成を進めましょう。

STEP1.自分の強みを見つける

志望動機の目的は、採用担当者に自分の強みや入社への熱意を伝え、内定を出すに足る人材であると認識してもらうことです。

そのためには、まず自分が自らの強みについて正確に把握しておかなければいけません。

そこで重要になるのが、自身の長所や短所、価値観や性格、特徴などを過去の経験から分析する自己分析です。

自己分析が不十分な状態では、ガクチカや自己アピールなどの作成にも問題が生じるので、就職活動の最初のステップとして、なるべく早い段階に着手すると良いでしょう。

自分だけで強みが見つからない場合は、友人や家族に意見を聞く他己分析もおすすめです。

自身の強みが複数ある場合は、先述したようなホテル業界で使える強みをピックアップすると、適切な志望動機が作成しやすくなります。

STEP2.ホテル業界の人物像を把握する

自己分析によって自分自身を正確に把握できたとしても、目指す対象であるホテル業界について知らなければ、良い志望動機は作成できません。

ホテル業界で求められる人物像、要求される強みやスキルが把握できていなければ、自己分析で強みを見つけたとしても、どれをアピールするべきか判断できないでしょう。

ホテル業界で求められている人物像を知るために必要な活動が、業界研究です。

就職情報サイトや新聞・ニュース、合同説明会などを活用して、業界に関する情報を広く集めましょう。

ある程度情報収集が進んだ場合は、目指す職種や分野、企業などを絞り、個別に情報を集めることも大切です。

可能であればインターンやOB・OG訪問なども活用して、実際の業務や現場の雰囲気などを調べると良いでしょう。

STEP3.構成案に沿って志望動機を作成する

自己分析によって自分自身の強みを把握し、業界分析によってホテル業界の求める人物像を把握した後は、いよいよ志望動機の作成に着手しましょう。

採用担当者に良い印象を与えられる志望動機の構成は、ある程度セオリーが決まっているので、基本的にはそのテンプレートに沿って作成することをおすすめします。

まずは自身がなぜその業界を志望しているか、結論としての志望動機を簡潔に伝えましょう。

次に、志望動機の補足として自身の興味や関心、強みをアピールし、それを補足するエピソードを伝えるのがおすすめです。

そして、志望動機の締めくくりとして忘れてはいけないのが、未来への展望や入社後のキャリアプランです。

志望する企業から内定をもらった後、自身の興味関心や強みを活かし、どのような貢献ができるかを採用担当者に伝えましょう。

ホテル業界の志望動機の注意点

次は、ホテル業界の志望動機を作成する際に陥りがちな注意点について解説します。

前述のステップに従って志望動機を作成しても、内容面に不適切なポイントがあると、熱意が低いと判断されたり、採用担当者に悪印象を与えたりする場合があります。

まずは以下の2点を意識して志望動機の作成を進め、一通り完成した後もしっかり見直しをおこない、ミスをしていないか確認すると良いでしょう。

接客が好きだけで通さない

ホテル業界の仕事は宿泊客と接する職種が多く、接客が好きなこと、得意なことは大きなアピールポイントになります。

ただし、接客が好きな点だけをホテル業界の志望動機にするのは要注意です。

なぜなら、接客が重要な業界はホテル業界以外にも多くあるので、接客がしたいだけであればあえてホテル業界を選択する必然性は薄いためです。

ほかの業界ではなく、ホテル業界を志望する明確な理由を伝えられなければ、業界に対する志望度が低い、業界研究が不足しているといった印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。

希望部署だけを伝えない

ここまで解説してきたようにホテル業界にはさまざまな職種、部署があり、仕事内容だけでなく適性が高い人材の傾向も異なります。

そのため、特定の部署にある程度狙いを絞ってアピールする強みを決めたり、熱意を主張したりするのは必要なことです。

しかし、志望動機で希望の職種や部署だけを伝えるのは、あまりおすすめできません。

どの職種・部署に就くことになるかは基本的に内定が出てから決まるので、特定部署だけに焦点を絞りすぎると、希望の部署に配属されなかった際の早期退職を危惧されてしまうためです。

ホテル業界の志望動機例文5選

次は、ここまで解説してきた内容をもとに、ホテル業界の志望動機の例文をご紹介します。

今回は、志望動機や自身の強み、エピソード、今後の展望の構成で、それぞれ異なる動機に焦点を当てた5つの例文を用意しました。

実際の志望動機を書く際は、自身の志望している分野や企業の提供しているサービスの種類などを考慮し、どのような志望動機を書けば良いか考えてみてください。

コミュニケーション力を活かしたい

例文

私が御社を志望した理由は、自身の強みであるコミュニケーションを活かして仕事がしたいと考えたためです。

私は幼稚園の頃から多くの人と触れ合い、コミュニケーションを取ることが好きな性格でした。

大学に入ってからもそれは変わらず、テニスサークルでは副部長や幹事を務め、アルバイトでは飲食店で働き、サークルメンバーやお客さんと積極的に触れ合い満足してもらうことにやりがいを感じています。

そして昨年、サークルの慰安旅行で御社の経営しているホテルに宿泊し、その際にスタッフの接客姿勢に感銘を受けました。

決して過度に主張はせず、それでありながら顧客が何を必要としているのかを的確に読み取り、さり気なくサポートする姿勢はまさに自分の理想とする姿です。

そして、宿泊という実用性と娯楽体験の双方を提供する場所であれば、より多くの人々と関わり、自身の能力を活かせると考えました。

御社に入社した後は、ゲスト、スタッフ、現地の人々などをつなぐ役割として積極的に動き、自身も成長しつつ顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

企業理念に共感したため

例文

私がホテル業界のなかで御社を志望した理由は、その企業理念に深く共感したためです。

私の家族は元々旅行が好きで、幼い頃から国内外、色々な観光地に連れて行ってもらいました。

成長するうちに自分自身も旅行が好きになり、大学に入ってからは観光学を学び、友達とのグループや一人で、フットワークの軽い旅行を楽しんでいます。

そして、自分が旅のなかでとくに重視しているのが、現地の人々の触れ合いや、その土地でなければ味わえない魅力的な体験の数々です。

御社では「新鮮で温かなおもてなしを」を企業理念として掲げ、地元の生産者や観光地と密接に連携した独自性の高い宿泊サービスを展開しています。

自らさまざまな地域を旅し、多くの人々に触れてきたからこそ、私はこの理念の難しさ、素晴らしさ、そして続けていくことの重要性を強く感じています。

御社に入社した暁には、これまでの旅行で培ってきた旅人としての経験と、大学で学んだ観光学の知識を活かし、新たなサービスの企画・提案などで貢献したいと考えています。

人を喜ばせる仕事をしたい

例文

私が御社を志望しているのは、人を喜ばせる仕事がしたいと考えたからです。

私は自身の強みを、人々を笑顔にするための方法を考え、その実現のために試行錯誤しながら諦めずに行動できることだと考えています。

これは、単に人の笑顔を見るのが好きなだけではなく、それぞれが抱えている望みや理想を形にするためのサポート活動にもやりがいを感じています。

そして、大学時代の家族旅行で御社の経営している温泉旅館に宿泊した際、設備・料理・顧客対応など、あらゆる面でゲストに楽しんでもらおうとしている意思を強く感じたのです。

事実、普段の旅行では仏頂面の父も、頬を緩ませるタイミングが多くあり、これまでにないほど楽しい旅行ができました。

これまでの自分は、個人的な行動で人を喜ばせることを重視していましたが、御社のおもてなしの姿勢からは、より大きなことができる可能性を感じました。

御社に入社した後はより大局的な視点から、ほかのスタッフや地域の人々と連携し、人々を喜ばせるような新たなおもてなしを提案していきたいと考えています。

国際的な環境で働きたいから

例文

私が御社を志望したいのは、日本国内だけに留まらない国際的な環境で働きたいと考えたためです。

私は大学時代アメリカに留学しており、現地で観光人類学と英語を学びました。

観光地でフィールドワークをおこない、観光客や現地のコンダクターの話を聞くと、しばしば話題に上がるのが宿泊場所の問題です。

宿泊するホテルの質が悪ければせっかくの旅行や観光も十分に楽しめなくなってしまいますが、その問題は現地の人々だけではなかなか解決できません。

御社は日本国内、アメリカを中心に世界各国で多くのホテルを運営しており、現地の文化を取り入れながらも安定したサービスを提供しています。

また、積極的に海外研修を実施し、接客ノウハウの改善や、国際的なニーズを汲み取った設備・サービスの導入などに取り組んでいます。

御社であれば、自身の学んだ強みを活かしつつ国際的な働き方で、人々を満足させる仕事ができると感じました。

内定を頂いた後は、自身の語学力と人類学の知識を活かし、新規事業の展開などに積極的に貢献したいと考えています。

地元の魅力を伝えたいから

例文

私が御社への入社を志望しているのは、自身が育ってきた地元の魅力をできるだけ多くの人々に伝えたいからです。

私は生まれてから高校までこの街で育ち、少しでもこの街の魅力を広めるために、大学ではマーケティングと地域振興について学んでいます。

そして、東京の大学に行って友人たちに地元についてのイメージを聞くと、よく名前が挙がったのが県内で複数展開されている御社のホテルの名前でした。

地元民としては意識する機会が少なかったのですが、宿泊場所はその土地のイメージを印象付ける重要な要素であり、御社は非常に高い評価を得ていたのです。

そして改めて情報を集めてみると、地元の食材や調理法を使うことを重視しながらゲストに合わせて細やかに対応し、観光案内や補助も積極的におこなっている御社の姿勢に感銘を受けました。

御社に入社した後は、大学で学んでいるマーケティングの知識と経験を活かし、より地元と積極的にしたサービスの企画、国内外へ向けたプロモーションの実施などで貢献したいと考えています。

評価される志望動機を作成しよう

ホテル業界で評価される志望動機を作成するためには、自身や業界のことを十分に知っておかなければいけません。

そのためには、入念な自己分析と業界・企業研究が必要不可欠です。

自己分析や業界研究、志望動機の作成で不安がある方や、就職活動の時間が足りないと感じている方は、就活エージェントを活用するのもおすすめです。

就活の始まりから内定獲得まで、無料で専門家によるトータルサポートが受けられるので、ホテル業界への就職を目指す方はぜひ利用しておくべきといえるでしょう。

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