【就活リスタート】就活はまだ間に合う!
就活は、一度つまずいたぐらいでは失敗とは言えません。
一度失敗しても、やり直しは十分可能です。
もし内定を得ても納得がいかない場合、あきらめずに就活をリスタートさせましょう。
近年は1つの会社に定年まで勤め上げる方はそこまで多くありませんが、就活で最初に入社する会社はその後何年・何十年と人生に影響を与えます。
就活をもう一度やり直すのは苦しいかもしれませんが、苦労するだけの価値はあるでしょう。
5月・6月になってからも、就活リスタートは決して遅くありません。
10月まではエントリーできる企業はたくさんあるので、多くの会社が内定を出し終えていてもあきらめず、自分が本当に働きたいと思える会社を見つけましょう。
今回は、就活リスタートについて詳しく解説します。
2次募集を狙おう
就活リスタートでは、2次募集を狙うのがおすすめです。
2次募集とは、1次募集を終えた企業が追加でさらに学生を募集することを指します。
秋採用や冬採用と呼ばれることもあり、春に狙った企業から内定を得られなかった方・内定を得たものの「違うのではないか」と考え直した方にとって大きなチャンスです。
春の採用で思っていたほど人数が集まらなかった会社、事業を拡大することになりもっと多くの学生を採用することに決めた会社などが2次募集をおこないます。
より良い企業を狙って内定を辞退した優秀な学生を狙うため、もとから秋採用・冬採用を予定する企業も珍しくありません。
就活の結果に納得ができない方は、もう一度2次募集で本当に働きたいと感じられる企業を探して応募してみましょう。
【就活リスタート】困ったらエージェントを使おう
就活をリスタートしたいと思っても、自分で企業を探すのはなかなか大変です。
そのような悩みをお持ちの方は、就活エージェントを利用することを検討してはいかがでしょうか。
就活エージェントは自分の希望に合う企業をマッチングしてくれたり、キャリアの相談にのってくれたりするサービスです。
面接対策などもおこなってくれ、内定・入社まで就活生をサポートしてくれます。
自分では見つけられなかった企業を紹介してくれる可能性もあるので、ぜひ登録しておくのがおすすめです。
【就活リスタート】就活をリスタートさせる人の特徴
就活をリスタートさせる方の特徴はさまざまです。
残念ながら就活のやり方を間違えてしまい、なかなか選考に通過できず仕方なくリスタートする方もいるでしょう。
就活をどう進めて良いかわからなかったり、病気などの事情で就活に取り組めなかったりしたため、遅い時期にリスタートすることになる方もいます。
しかし、一度内定を得たが方向性を変更しようと決意して就活をリスタートさせる方も決して少なくありません。
勇気がいる決断ですが、内定先の企業にそのまま入社しても良い未来が見えないなら、思い切って就活をリスタートさせるほうがおすすめです。
不安を抱えたまま入社の日を迎えるより、自分に合う企業と確信を持てる企業に入社できるようにしましょう。
【就活リスタート】就活リスタート理由と対策
次に、就活リスタートのおもな理由と対策について解説します。
就活リスタートの理由に該当することを感じたとしても、必ずしもリスタートさせるほうが良いとは限りません。
本当に内定を辞退すべきかどうか、冷静に状況を判断することが大切です。
理由①内定後会社のイメージが変わってしまった
多くの方が就活をリスタートさせる理由は、内定後に会社のイメージが変わってしまうことです。
研修内容が合っていないと感じたり、内定者懇親会の印象が良くなかったりした場合、このように感じることもあるでしょう。
内定者同士で会うまで、自分以外の内定者がどんな方かはわかりません。
同期になる社員とあまり気が合わなそうと感じるときも、この会社に入って良いか考え直す理由になりえます。
ただし同期全員が同じ部署に配属されるわけではないため、同期とそこまで仲良くできなくても配属先でうまくやっていけることも多いです。
対策
会社のイメージが内定後に変わり、就活をやり直さずに済むようにするためには、就活の早い段階で会社のイメージをある程度固めておく必要があります。
募集要項を読むだけでなく、社風や仕事内容をOB訪問で知っておくのがおすすめです。
インターンシップを経験しておくと、なお良いでしょう。
ただし、企業は学生にすべての情報を開示できるわけではありません。
業務上話せないこともあるため、事前に知らなかった情報を内定後に知ってしまうこともありえます。
理由②研修で仕事内容が向いていないと感じた
内定者インターンなどで研修が始まってから、やりたいことと違う・この会社は自分に向いていないと感じる方も珍しくありません。
研修では他の同期と課題に取り組むこともあり、同期の出来が良ければ自分が劣っているように感じることもあります。
しかし、研修で出来が良かった方が必ずしもその後成功できるとは限りません。
研修で良い評価を得られなかったことだけを理由に自信をなくし、内定を辞退するのはあまりおすすめできないパターンです。
対策
研修が原因でこの会社が合わないのではと感じる場合、まずは原因をしっかり見極める必要があります。
研修内容に慣れていないために、一時的にこの仕事が合わないと感じているだけかもしれません。
講師を担当してくれる社員が、たまたま自分と反りが合わなかった可能性もあります。
仕事について自分でさらに学習を進めるなどしてみて、合わないと思った感覚が本当に正しいかどうか考え直してみましょう。
就活リスタートを決めるのは、それからでも遅くありません。
理由③他の人の内定先を聞いて不安になってしまった
同学年の友人の内定先を聞いたことで、自分は本当に今内定をもらった会社で良かったのか不安になる方もいらっしゃいます。
友人が優秀で人気企業に就職できていると、劣等感を覚えてしまうかもしれません。
しかし、このパターンで現状に不安を感じる場合も、簡単に内定辞退を決めないほうが良いでしょう。
就職は企業の規模や人気度より、自分に合っているかどうかのほうが重要です。
友人に自慢できる企業に入ったものの、ついていけずに辞めることになってしまうほうが良くありません。
対策
他の人の内定先を聞いても自分の意思が揺らがないよう、しっかり事前情報を確認しておくことが大切です。
自己分析を怠らず、内定先企業が本当に自分の性格や能力とマッチしていると確信を持てる状態にしておきましょう。
優秀な方一人の内定先を聞くと不安になることもありますが、進路は人それぞれです。
いろいろな方の進路やなぜその進路を選んだのかを聞くと、世間的に良いと言われる企業に入ることだけがすべてではないと感じやすくなるでしょう。
【就活リスタート】就活のつまずきポイント
次に、就活でつまずきやすいポイントについて5つ解説します。
就活でつまずいてリスタートをする場合、どこでつまずいたのか・どうしてつまずいたのかを見極めることが大切です。
次は同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
自己分析
自己分析は就活において、重要な要素です。
まずは自分自身を知らなければ、自分を高く評価してくれる企業・自分に合った企業を見つけられません。
しかし、自己分析は難しいため、ここで失敗してしまう方もたくさんいらっしゃいます。
自己分析でつまずいて就活が困難になってしまった方は、リスタート前にもう一度自己分析をおこないましょう。
自分の長所・短所だけでなく、モチベーションが上がるのはどんなときか、どんなことにやりがいを感じるのかなども知っておくのがおすすめです。
自己分析について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
業界研究
就活が本格化する前の準備で大切なステップは、自己分析と業界研究です。
業界研究がおろそかだと、内定後の研修などで「やはり別の業界のほうが良い」と感じ就活リスタートになってしまうことがあります。
業界研究のおもな方法は、企業研究会への出席やOB訪問・インターンシップへの参加です。
募集要項を読んだりパンフレットを見たりするだけでは、どうしても研究不足になってしまいます。
直接現役社員の方に話を聞ける機会を大切にしましょう。
業界研究について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
エントリーシート
エントリーシートで就活につまずいてしまう方も珍しくありません。
エントリーシートは一般的な作文とは違い、ちょっとしたコツがあります。
事前に添削などをしてもらい、通過率を上げることが大切です。
また最初に倍率の高い人気企業にエントリーシートを出していると、どうしても落ちる可能性が高くなってしまいます。
そこで挫折を感じる方もいますが、あきらめないようにしましょう。
もう少し倍率の低い企業・学歴フィルターがかかっていない企業なら、通過できるレベルの書類を書けているかもしれません。
グループディスカッション
グループディスカッションも通過するためのコツがあるため、きちんと対策ができていないとつまずきやすいポイントの1つと言えます。
とくに大切なのは、自分がどの役割に向いているかを把握しておくことです。
司会や発表者などの目立つ役割は、うまくその役割をこなせれば合格できる可能性が高いですが、向いていないのに無理して立候補する必要はありません。
もうひとつ重要なことは、グループディスカッションの流れを把握しておくことです。
今自分が何をすべきかわからないと、議論についていけなくなることもあります。
面接
面接で何度も落ちてしまい、挫折したことにより就活リスタートをする方も多いです。
模擬面接を繰り返し対策するのが基本ですが、それだけで簡単に合格率が上がるものではありません。
第一志望の企業以外にも面接に行き、回数をこなすことも重要です。
回数をこなすことによっても緊張感が取れたり自然体で面接を受けられるようになったりして、合格率が上がっていきます。
何回か落ちただけであきらめず、次の企業に気持ちを切り替えることが大切です。
【就活リスタート】就活再スタートの成功事例
最後に、就活リスタートの成功事例を2パターンご紹介します。
一度失敗したからと言って、社会人になるのに良いスタートが切れないわけではありません。
就活リスタートからの入社でも、その後活躍する方はたくさんいらっしゃいます。
就活リスタート例1
具体的なイメージを持たずに就活を始めてしまい、とにかく待遇が良い大手を中心に受けました。
しかし当然のように、ことごとく落ちてしまいます。
そこで自分を見直し、自己分析と業界研究を徹底的にやった結果、1つの就活の軸を作り上げました。
その就活をもとに再度就活に取り組んだ結果、すぐに内定を得て、希望する業界への就職に成功します。
今回はしっかり自己分析や業界研究をしていたため、その後の入社前研修にも意欲的に取り組めました。
就活リスタート例2
CA職を志望して就活を始めましたが、コロナ禍によりその夢を断念することにしました。
CA一本に絞っていたため、もう一度就活の軸を見直さなければいけません。
自分がなぜCAを志望していたのか見直し、自分の長所である気配りを活かせる業種で再度就活に臨むことにしました。
その結果接客業で内定を得られ、春に内定した方を含めても同期でナンバーワンの評価を得るまでに成長します。
就活の軸がしっかりしていれば、一度就活で失敗しても悲観する必要はありません。
【就活リスタート】納得する企業の内定を獲得しよう
一度就活でつまずいても、その後良い企業から内定を得る方は決して珍しくないため、前向きな気持ちで就活リスタートに臨みましょう。
就活リスタートをするなら、自己分析・業界研究を一からやり直す気持ちを持つことが大切です。
とくに内定先が自分に合っているか疑問に感じたために就活をやり直す方は、次に同じ失敗をしないようにしましょう。
納得できる企業の内定を獲得できるよう、エージェントのサポートを得ながら就活を進めていくのもおすすめです。