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・面接で落ちてしまう理由
・不合格のサイン
・落ちてしまった時にやるべきこと
・面接で落ちてしまう理由を知りたい人
・不合格のサインを知りたい人
・落ちてしまった時にやるべきことを知りたい人
はじめに
面接中は、企業の担当者から返されるリアクションに一喜一憂する場合が多いです。
このリアクションから合否を判断できれば少しは気が楽になる可能性もありますが、逆に気を揉んで他の企業の選考に力が入らないことも考えられます。
採用担当者が、合否に応じてどのような反応や行動を取るのかは知っておきたいところです。
この記事では、面接に落ちるのはどんな就活生か、合否がわかるリアクションはあるのか、面接に落ちたと感じたら何をすべきかについてご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、就活における面接に役立ててください。
【面接に落ちる理由とは】面接に落ちてしまう理由
まずは、面接の担当者はどのような部分を見て就活生を落としているのか、その理由を探っていきましょう。
面接の結果を大きく左右するのは、就活生の第一印象や話のまとめ方、業界や企業への理解と相性です。
基本的に面接ではその就活生に社会人としての常識があるか、基本的な能力が備わっているか、仕事への意欲があり一緒に働きたいと思えるかを見られています。
そのため、企業が設けた基準を満たさないと担当者が判断した就活生は面接に落ちるのです。
それぞれの理由について、より詳しく見ていきましょう。
第一印象が悪い
面接の担当者からの第一印象が悪いと、選考に落ちる可能性が高いです。
第一印象はその人への評価に大きな影響を与えるものであり、これが悪いとそのあとどれだけ良いことを言っていても響かなくなります。
そのため第一印象が悪いと挽回が難しく、発言内容を正当に評価してもらえる可能性が低くなるのです。
まず担当者は就活生の入退室のマナーからチェックしており、ここで失敗すると印象が悪くなります。
面接が開始するまで、または開始したあとも視線を合わせない、アイコンタクトがない就活生はコミュニケーションを取る気がないと捉えられかねません。
さらに、髪がボサボサなまま、シャツにシワがよっている、スーツに埃がついているなど、身だしなみが整っていない状態では社会人としての常識が疑われます。
話が長い
面接の際は、就活生がどれだけ自分の主張を適切にまとめられるかを見られます。
社会に出たあとの業務上で使える時間は限られているため、最低限の能力として適切な時間内に重要な情報、必要な情報を伝えられるかをチェックされているのです。
話が長くなると伝えたいことがわかりにくくなり、基本的な伝える能力がないと判断されてしまいます。
日頃から1分以内で要点を押さえた話ができるよう、面接対策として話す練習をしましょう。
また、話の長さだけでなく構成も重要な条件です。
ほとんどの回答ではわかりやすさを重視して結論から話し始める必要があり、そこにつけ足す形で理由や具体的なエピソードを話していきます。
話し始めからダラダラと関係のないことを話してしまわないように気をつけましょう。
業界・企業研究が不十分
最初の第一印象をクリアできても、話の内容から業界や企業に対する研究が甘く、深く理解できていないと判断されると落ちる可能性が高いです。
企業としては、しっかり自社の業務内容や社風を理解し、それに納得した上で入社して欲しいと考えています。
自社のことを理解できていない、業務や指針、風土に納得できていないような人物が入社しても、結局肌に合わずに退職する可能性が高まるためです。
早期退職は採用や教育にかけたコストが無駄になる行為であり、労働者自身にとってもあまりプラスの要素ではありません。
そのため志望動機における企業の強みや特徴が不明瞭だったり、自己PRなどで企業の求めている人物像をアピールできていなかったりなど、理解が甘いと取れる発言には厳しい傾向にあります。
【面接に落ちる理由とは】不合格の可能性が高いサイン
ここからは、面接中に担当者が返す反応の中から不合格の可能性が高いサインについてご紹介します。
もちろん合否の判定が届くまで実際の評価はわかりませんが、ある程度担当者の行動などから推測できるのです。
ただし、ここで紹介するようなサインがあったからと言って必ずしも落ちるわけではありません。
回答への反応がそっけない、深掘りが少ない、回答内容を否定される、将来のイメージについて質問されないなど、9つのサインについて見ていきましょう。
反応がそっけない
面接を受けていて、担当者に愛想がない、リアクションが薄いと感じたら、注意が必要かもしれません。
その場合、あなたへの印象がすでに良くなかったり、回答した内容に大した興味を持てていないかもしれないためです。
面接では入場時の第一印象が大きな印象を持つため、入退室のマナーが身についていないと評価が下がります。
それだけならまだ決定的なダメージにはなりませんが、髪がまとまっていない、服装が乱れている、態度が悪いといった社会人として致命的な常識のなさが露呈してしまうと、評価が格段に下がるのです。
また、答えている内容がどこでも誰からでも聞けるようなものである場合、第一印象にかかわらず担当者は興味を失います。
単に無愛想な人が担当者になっただけの可能性もあるため、このサインだけで不合格になるわけではありませんが、その後の発言には十分な注意を払いましょう。
深掘りが少ない
面接での回答に対して担当者からの深掘りが少ない場合、これ以上の質問は無駄だと思われている可能性があります。
通常、面接では自己紹介や志望動機、自己PRやガクチカなどの回答をもとに就活生の過去の経験や考え方、価値観に対して深掘りするような質問をするものです。
しかし、場合によっては回答のあと何も質問されないまま次の項目に移られることもあります。
この場合、単に一度の回答ですべて理解できた可能性もありますが、すでに不合格の判断を下したため早めに面接を切り上げようとしている可能性もあるのです。
あえて深掘りされそうな取っ掛りを残した回答をしているにもかかわらず、その部分をスルーされた場合はその可能性が高いでしょう。
必ずしも落ちたとは限らないものの、1つの指標にはなります。
回答内容を否定される
面接の担当者によって回答の内容を否定された場合、不合格の可能性があります。
通常、担当者はわざわざ就活生の回答を否定するようなことはしません。
多くの人は自分の発言を否定されると不愉快な気持ちになるため、せっかく確保できそうな人材を逃す理由になりかねないためです。
ただし、担当者側が聞きたかったこととは別のことを回答してしまった場合や、企業研究の結果が適用されていない回答をしてしまうと、否定される場合もあります。
このように、回答内容をはっきりと否定された場合、自社に適さない人材であると思われている可能性があるのです。
その一方で、わざわざキツい言葉で返して反応を見るための圧迫面接を行っているだけの可能性もあります。
面接を受けている就活生から見てあまり良い反応とは言えないものの、必ずしも落ちたとは言えないでしょう。
入社後や将来のイメージを質問されない
面接の担当者から入社後や将来のイメージについて質問されない場合、不採用の判断を下されている可能性があります。
一般的に、面接では就活生が働いている姿をより具体的にイメージし、採用後の配属を決める際の参考にするためにも、就活生自身のビジョンについて質問される場合が多いです。
しかし、その就活生を採用するつもりがなく、自社で働くビジョンをイメージする必要がないと聞かれない可能性があります。
採用する気がない相手にわざわざ将来のビジョンを話してもらって面接を長引かせるより、早めに切り上げて次の人材に時間を使ったほうが有意義だと考える企業は多いです。
一方で、すでにその就活生が自社で働く姿を十分にイメージできており、あとひと押しのための質問が必要ない場合もあるため、必ず不合格とは限りません。
仕事と関係ない話が多い
面接全体で仕事と関係ないプライベートなことに関する話が多い場合などは、不合格の可能性があります。
基本的に面接とは就活生の人となりを知るための場ではあるものの、それはあくまでも業務に携わる人材を選別するためのものであり、仕事の話が中心になるものです。
それにもかかわらず仕事と関係のない話が多い場合、不採用ではあるものの、その場の雰囲気を悪くさせないためにお茶を濁しつつ、楽しい会話をしようとしていることもあります。
面接の始めのほうに仕事と関係のない質問や話が差し込まれている場合は、単純に就活生の緊張をほぐすためのアイスブレイクを用意しているだけの可能性が高いです。
そのため、仕事と関係のない話をされたら不合格になるわけではありません。
逆質問の時間がない
面接に逆質問の時間がない場合、その就活生の採用を考えていない可能性があります。
多くの面接では、採用に向けて就活生がもっと踏み込んだことを知りたいと考えている場合のために、面接の最後に逆質問の機会を設けているのです。
就活生はその機会を活用してとくに知りたいと考えていることを聞き、疑問に思っていることを解消できます。
採用を想定していない場合は就活生の疑問を解消する義理がないため、質問したいことがあるか聞かれないケースも少なくありません。
そもそも逆質問の時間を取らない面接もあるため一概に不合格とは言えないものの、他の応募者が逆質問をされたと言っているにもかかわらず、自分のときにはされなかったのであれば覚悟が必要でしょう。
今後の選考についての話がない
今後の選考について、何日で面接の結果が出るのか、どういった形で連絡があるのか、どのような選考フローが残っているのかなどについて具体的な説明がない場合、次の選考に進めない可能性があります。
最終面接以外の面接ではまだ選考フローが残っているため、採用の見込みがある就活生には流れで選考について案内があるケースがほとんどです。
その面接が最終面接であった場合も、結果がいつ頃届くのか、その後はどのような手続きをして欲しいかなどを伝え、就活生に準備を促します。
そのため面接中に次の選考に関する話題が出なかった場合、そこまでで打ち止めな場合があるのです。
一方で、後日あらためて書面などで通知するつもりがあるため、口頭では説明しないスタンスの企業もあります。
面接時間が予定よりも極端に短い
場合によっては、驚くほど早く面接が終了するケースがあります。
30分未満でスピーディに面接が終了してしまった場合、話を聞く必要がないとして打ち切られた可能性が高いです。
企業によっては応募人数が非常に多く、1日に多くの就活生の面接を行っている場合があります。
一人あたりに割ける時間が短い可能性もあるため一概には言えませんが、伝えたいことをほとんど言えなかったと感じている場合は注意が必要でしょう。
基本的に、この就活生の話をもっと聞きたいと思うほど面接の時間も長くなるものです。
時間が短いのに加え、面接官のリアクションがあまりにも薄い場合はあなたの話に関心がない可能性があります。
面接では担当者に話を聞いてもらえなければアピールにならないため、まずは話を聞いてもらえるよう第一印象を整えましょう。
合否の連絡がなかなか来ない
面接後、結果を待っていてもなかなか通知が来ない場合があります。
電話やメール、書類、LINEやチャットツールなど連絡手段は企業によってさまざまですが、指定された連絡手段で通知が来ない場合は落ちている可能性が高いです。
もし正式な通知が書類で郵送に時間がかかる場合でも、合格者には先んじて電話などで連絡しておき、今後の対応を指示するケースは少なくありません。
一方で、採用する決め手にかけたり保留にしたい応募者がいたりする場合には、選考結果の連絡全体が遅くなることもあります。
企業によっては応募者が多数いて選考に時間がかかったり、選考の際の確認事項や通すべき部署が多くて手間取っていたりする場合もあるため、心配し過ぎも良くありません。
【面接に落ちる理由とは】合格の可能性が高いサイン
続いて、面接中にわかる合格の可能性が高いサインについて解説します。
基本的に、就活生に対して面接官はさまざまなリアクションを取るため、その傾向からある程度合格しているかを判断可能です。
反応が良かったり、頻繁にメモを取っていたりとこちらに興味のある素振りがあれば、合格の可能性があります。
また、自社との相性の良さを示唆するような話をされた場合も同様です。
ただし、ここに挙げた反応があるから絶対に合格したとは言い切れません。
合格の可能性が高い11個の反応や行動について、それぞれ見ていきましょう。
面接官の反応が良い
担当者からのリアクションが良く、手応えを感じられる場合は期待できる可能性が高いです。
表情が明るい、話を聞きながらしっかり頷いている、あなたの発言を復唱するなどの反応や行動は、担当者からの好印象を表します。
一方で、就活生をはじめ社内外の多くの人と関わりながら業務をこなす人事の担当者はコミュニケーション能力が高く、人当たりが良い場合が多いです。
そのため、好感触だと思っていた反応が単なる社交辞令のようなものである場合も少なくありません。
たくさんいる就活生の中から自社にふさわしい人材をふるい分ける役割を担っているため、笑顔とは裏腹に評価は非常に厳しい場合もあります。
面接中の対応が良いからと油断してしまうと思わぬ粗をさらす可能性もあるため、注意が必要です。
面接官が頻繁にメモを取っている
担当者が面接中に頻繁にメモを取っている場合、面接に受かっている可能性が高いです。
メモを残しておく場合、基本的にあとで就活生の回答内容を見返せるようにするつもりがあります。
それはつまり、その就活生に興味があり、今後もしっかり情報を精査するつもりがあるということです。
メモした内容から次の選考につなげようとしていると捉えられるため、合格サインの可能性が高いでしょう。
その一方で、単純に面接の担当者が日頃からメモを取る癖をつけているだけの可能性もあります。
また、メモした内容を精査した結果、採用を見送られる場合もあるでしょう。
そのため、面接官がたくさんメモを取っていたからと言って必ずしもその後の選考に参加できるとは限りません。
質問の回答に対する深掘りがされる
面接の回答に対して深掘りの質問をたくさんされる場合は、合格の可能性があります。
これは担当者が就活生の経験や考え方に多大な関心を寄せている場合に取られる行動です。
深掘りした内容により、就活生の価値観や人柄について詳細な情報を知って就活生と自社とのマッチ度を確かめようとしています。
深掘りされた内容に対する担当者の反応が良い場合は、とくにその可能性が高いでしょう。
しかし、興味を持って深掘りした内容であっても詳細が担当者が思っていたもの、予想していたものと違う場合もあります。
その結果、思っていたより自社との相性が良くないと判断して不合格になる可能性もあり、多くの質問をされたからと言って必ずしも面接を通過できるわけではありません。
自社の良いポイントを提示してくる
面接の中で担当者が自社の良いところを提示してくる場合、良い評価を得られている可能性があります。
仕事へのやりがい、残業の有無や休日日数、現場の雰囲気から見た働きやすさ、魅力的な福利厚生など、企業や担当者によって挙げられるポイントはさまざまです。
担当者は、こうした良いポイントのアピールを通して就活生に自社に惹かれて欲しい、志望度を高めたいと思っています。
ただし、そもそも担当者にとって自社のイメージを損ねるメリットはありません。
そのためとくにその就活生を採用するつもりはなくても、自社の美点をアピールすることはあります。
緊張をほぐすためのアイスブレイクの一環として世間話をしているだけの可能性もあるため、必ずしも合格とは言えないのです。
適性があると言われる
自社での仕事や現場への適性があると言われた場合、選考への良い評価が考えられます。
企業側としても、自社への適性があり相性が良さそうな就活生にはぜひとも入社して欲しいところです。
しかし、その言葉で天狗になってしまうような人物は採用するリスクがあるでしょう。
事前に受けたSPIなどの試験の結果や取得した資格、面接の受け答えなどから適性があることを示唆された場合でも、なるべく謙虚な反応をする必要があります。
内定を獲得するためには、単なる業務への適性だけでなく人格面からも「この人と働きたい」という印象を残すことが大切です。
そのため、面接中に担当者から褒められても、最後まで油断をせずに面接に臨むようにしましょう。
希望の勤務地について話がある
複数の支店などがある企業の場合、面接で希望の勤務地を聞かれる場合があります。
これは、担当者からの印象が良く評価が高いため、入社を前向きに考えてもらえている場合が多いです。
転勤などはあるものの、基本的に入社直後の勤務地は住所などに合わせ、本人の希望を聞いてもらえます。
内定をもらった場合にあらためて確認はされますが、入社を見据えて面接を行っている場合はこの回答をもとに配属先を考えるケースがあるのです。
一方で、単なるアンケートとしての意味合いしか持たない場合もあり、勤務地について聞かれたからと言って安心するのはまだ早いでしょう。
企業が行って欲しいと思っている勤務地とあまりにも希望が離れている場合は、採用を見送られる場合もあります。
入社後の話が出る
就活生の入社を前向きに考えている場合、入社後にどのような形で働きたいかについて聞かれる場合があります。
「入社したての新入社員にはまずこのような業務を行ってもらいます」という説明を受ける場合もあり、こうした入社を見越した話題を振られた場合はポジティブに考えて良いでしょう。
一方で、入社後にどういった業務があるか就活生が把握しているか、または納得しているか、できそうかをチェックされている場合もあり、反応次第で評価を見直される場合もあります。
そのため入社後のことを話題に出されても、入社確定になるわけではありません。
担当者の判断で一応聞いておこうという軽い気持ちで聞かれることもあれば、企業として説明することが義務だと捉えている場合もありますので一概には言えないのです。
次回選考についての話が出る
面接の終わりに担当者から次の選考について説明があった場合、その面接には合格している可能性があります。
次の選考に進ませたい場合は、面接のあとの選考フローについて説明される場合が多いです。
つまり、選考の説明をされたということは、その担当者が就活生を次の選考につなげたいと考えているサインとも捉えられます。
選考を次の段階に進ませるつもりがない就活生に対しては、そもそも選考フローの説明をしないまま帰すケースが多いです。
とは言え、形式的にすべての就活生に選考フローに関する説明をしている場合もあるため、次の選考について説明されたからと言って合格とは限りません。
実際に合否の結果が届くまでは判断できないため注意が必要です。
面接の時間が長い
面接の時間が一般的なものより著しく長い場合、そのまま面接に合格する可能性があります。
一般的な面接の時間は30分程度ですが、場合によっては1時間以上かけてじっくり話を聞かれることもあるのです。
面接の時間が延びるのは、担当者からたくさん深掘りの質問をされることによります。
これは、担当者から過去の経験や考え方について興味を持たれているため、多くの質問をしてきていると考えられるでしょう。
ただし、しっかり話をした結果、不合格になる可能性は十分残っています。
また、その面接に合格できたとしても、次の面接などの選考フローから担当者が変わった場合は評価が変わる可能性もあるでしょう。
面接の時間だけ見て油断してしまわないよう気をつける必要があります。
他の社員を紹介される
面接のあとに担当者以外の社員を紹介された場合、採用の可能性が高いです。
これは、実際に現場で働いている方に就活生を引き合わせ、入社後の人間関係の構築を円滑にしようという目的から行われている場合があります。
業務の内容について説明されたり、職場の案内を受けたりする場合もあるでしょう。
就活生の性格や能力が自社や現場の業務にふさわしいと判断されており、現役の社員との相性をチェックする最終確認として行われている可能性があります。
ただし、そもそも選考フローにそういったプロセスが組み込まれていることもあるため、必ずしもそのまま採用になるとは限りません。
紹介された社員の方への態度が悪ければ採用を見送られる可能性もあるため、注意しましょう。
フォローアップの連絡が来る
面接のあと、わざわざ社員からのフォローアップの連絡があった場合は採用の可能性があります。
フォローアップとは、一度行ったことを定着させるために徹底して繰り返すことを指し、面接の結果良いと思った人材との結びつきを強めるための行為です。
企業の担当者は、この就活生を内定までフォローしたい、この人材を逃したくないという気持ちでコンタクトを取ってこようとしています。
メールや電話などで丁寧な連絡をもらった場合は、必ず自分も入社への意欲を再度アピールしつつ丁重な返事を行いましょう。
ただし、担当者からもらった連絡がすべてフォローアップになるわけではなく、フォローアップを受けたからと言って確実に採用されるわけでもないため注意が必要です。
【面接に落ちる理由とは】落ちてしまったらやるべきこと
面接中、または面接が終わってから選考に落ちていると気づくこともあります。
もし面接に落ちたと気づいたら、その時点から何をしたら良いのか考えておきたいものです。
気づいたのが面接の最中なのか、そのあとなのかによって、行うべき対処は異なります。
また、面接に落ちないように事前に対策しておくことも大切です。
複数の企業の選考を受け、1つでも多くの内定を獲得できるように、一度面接に落ちたあとでも振り返りと対策を続ける必要があるでしょう。
面接中に気づいても諦めない
担当者が出すさまざまなサインから、面接中に不合格かもしれないと気づいた場合でもそこで諦めてはいけません。
投げやりな気持ちを持つと態度に出てしまう可能性が高く、それは採用担当者にも伝わってしまいます。
そうなると「困難なことがあった場合に解決策を講じずに諦める人物」と判断され、より合格が遠のくでしょう。
最後まで諦めずにアピールを続ければ、その諦めない姿勢を評価して判断を見直してもらえる可能性も残っています。
そのため、面接中に「これは不合格かもしれない」と思っても、最後まで全力を尽くす必要があるのです。
また、少しでもこの状態を回避するために事前にしっかり身だしなみを整え、社会人としてのマナーを身につけておきましょう。
面接対策を進める
1つの企業の面接に落ちた場合、そこで落ち込むのではなく次の企業の面接のためにあらためて対策を講じる必要があります。
努力をしたのに結果が出なかったときに落ち込んでしまうこと自体は仕方のないことですが、就活の時間は有限です。
過ぎたことを気にしすぎるよりも、次の結果につなげられるように努力をしなければなりません。
別の企業の面接で選考の遅れを挽回できるように、対策を進めましょう。
面接対策のやり方については、次の項目で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、面接自体には合格できたものの、担当者の反応が芳しくなかった場合は通過した就活生の中でも評価が低い状態の可能性があります。
今後の選考で評価を上げられるよう、選考の合間にしっかり対策をしておきましょう。
原因を振り返る
面接に落ちたからと言って落ち込みすぎる必要はありませんが、落ちた原因についてはしっかり振り返りをしておく必要があります。
面接対策を頑張ったとしても、そもそも落ちてしまった根本的な原因を解決しなければ、また次の面接にも落ちる可能性が高いです。
そのためまずは原因を振り返ることで、今後の面接で不合格になる可能性を下げられます。
企業研究が足りなかったのであれば、今後面接を受ける企業について再度入念に企業研究をしなおす必要があるでしょう。
話が長くなりすぎてしまったのであれば、適切な時間内に話をまとめられるよう練習しなければなりません。
このように、面接に落ちた原因を探り、その内容に応じて対応を考えましょう。
【面接に落ちる理由とは】面接の対策方法
ここからは、面接を受ける前に行っておきたい対策方法についてご紹介します。
面接対策は何度も繰り返す必要があり、その都度振り返りを行って次に活かすことが大切です。
一人でも面接の練習はできますが、より詳細なフィードバックを受けるためには他の方の協力を仰ぐ必要があるでしょう。
また、集団で面接を受けたのであれば他の就活生を参考にすることもできます。
一人で練習する場合の対策と、客観的に対策するための方法について詳しく見ていきましょう。
一人でもできる練習方法
落ちてしまった面接から次の面接までの間に他の方の協力を得られない状況の場合は、自分一人で面接対策を行う必要があります。
まずは質問に対する回答の内容を見直して、今後の面接で想定される質問と回答を再思考してみましょう。
そして、実際に自分が話している姿を録画し、適切な態度を取れているかを振り返る必要があります。
その際は話す時間を意識し、回答の文字数や自分の話す速度を調整しながら話す練習をすることが大切です。
これらの対策は何度も繰り返し、スムーズに話せるように練習しなければなりません。
自分の中でのチェックポイントを設けて、点数をつけながら対策することもできます。
また、集団面接の際に他の人の面接の様子を見ながら適切な対処を学ぶのもおすすめです。
客観的に対策できる練習方法
次の面接までに時間があり、他の方の協力を得られるのであれば対策を手伝ってもらうのがおすすめです。
家族や友達に面接官役をやってもらい、回答を聞いてもらうと、一人で対策するよりも客観的なフィードバックが得られます。
また、企業目線からのアドバイスが欲しい場合は、OBOG訪問を通じて社会人からアドバイスをもらうと良いでしょう。
友達や先輩などと面接練習を行えば、人前で話す練習ができます。
就活セミナーに参加してみると、他の就活生と切磋琢磨しながら面接の対策ができる可能性が高いです。
より客観的で企業の目線に沿ったアドバイスが欲しい場合は、就活エージェントに相談すると良いでしょう。
「ジョブコミット」であれば、面接対策や就活に関するさまざまなアドバイスが受けられます。
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【面接に落ちる理由とは】落とされないようにするためには
面接に落ちた際の反省や対策も大切ですが、まずはそもそも面接に落ちないようにする必要があります。
そのためには、自分の身だしなみやマナーに気をつけること、表情や話し方に気を配ること、回答内容を見直すこと、業界や企業への研究を行って理解を深めることが大切です。
こうした対策がしっかり行えていないと、それが原因で面接に落とされる可能性があります。
それぞれの対策について、どのようなことをしたら良いのか詳しく見ていきましょう。
身だしなみやマナーを確認する
面接で落とされないようにするために、まず社会人としての身だしなみやマナーを身につける必要があります。
身だしなみやマナーを重視している企業は多く、これが備わっていないと採用される可能性は低いです。
企業にとっては一人ひとりが企業を代表する顔であり、取引先とやり取りする際に常識のない行動を取られては困ります。
先方に不快感を与えるような服装で平気で出てくるような人物を、大事な取引の場には連れて行けません。
また、マナーが身についていない人物と働くと、自分たちが不快な思いをする可能性もあります。
そのため、企業から「この人となら一緒に働ける」「この人なら取引先に引き合わせても大丈夫」と思わせられるように、身なりを整えてマナーを身につける必要があるのです。
表情や話し方に気を配る
面接に落ちないようにするためには、話している最中の表情や話し方に気を配る必要があります。
話す内容はもちろん、視覚や聴覚からの情報も人の印象に大きな影響を与えるため、適当な話し方をするとどんなに良いことを話していても説得力がなくなってしまいます。
企業の担当者はやる気のない話し方をする人を採用したいとは思いません。
面接の際は笑顔で明るくハキハキと話す必要があります。
しかし、人前で話すのが苦手な場合や慣れていない場合は、すぐそのような話し方はできないでしょう。
何度も面接の練習を繰り返し、笑顔で話せるように練習するのがおすすめです。
鏡の前で表情の練習をする、動画を録画して成果を確認するなど、できる対策を実施していきましょう。
回答内容を見直す
面接に落ちないようにするためには、企業にコミットした回答内容を用意する必要があります。
何度も面接に落ちてしまうのは、回答の内容がその企業にしか当てはまらないようなものではなく、どの企業にも言えるようなものである可能性が高いです。
志望動機や自己PRを他の企業でも使い回している場合は、企業ごとに適した形にできるように変えてみましょう。
自分がその企業のどのような点に惹かれているのか、自分自身に関する分析を行って確認するのがおすすめです。
自己分析を行えば、自分がどのようなポイントを大切にして就活を行っているのか、企業のどのような部分が琴線に触れたのかを把握できます。
それをしっかり理解できれば、より企業にコミットした回答を用意できるでしょう。
業界・企業研究を再度行う
面接に落ちないようにするためには、業界研究や企業研究を入念に行う必要があります。
業界や企業への研究不足は面接中の何気ない会話でバレてしまい、志望度が低いと見なされてしまうこともあるため注意が必要です。
自社に対して興味関心を持って調べているわけでないのなら、しっかり調べている就活生よりも志望度が低いと考えるのは自然なことでしょう。
また、自社に対してしっかり研究できていない場合、就活生自身が企業との相性を見誤っている可能性もあります。
そのような状態で就活生を採用するのは、企業にとって大きなリスクです。
企業からリスクの高い人材だと思われないためにも、しっかり業界や企業に対する理解を深めて面接に臨む必要があります。
おわりに
就活の面接に落ちてしまうのは、就活生の態度や身だしなみが不適切であるか、回答の内容が企業にコミットしていないためです。
面接中の担当者の態度で合否がわかる可能性もありますが、多くの場合は結果が届くまではわかりません。
もしも面接に落ちてしまったら、なぜ落ちたのか原因を探りつつ、次の面接のための対策を講じる必要があります。
社会人としてのマナーを身につけ、企業の担当者から良い印象を持ってもらえるような回答を用意できるようにしましょう。