【徹底解説】WEB-GABとはどんなテスト?厳選例題や突破のコツも紹介

【徹底解説】WEB-GABとはどんなテスト?厳選例題や突破のコツも紹介

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・WEB-GABとはどんなテスト?
・WEB-GABの対策方法
・WEB-GABの問題を解く際のコツ

この記事をおすすめしたい人

・WEB-GABを控えている人
・WEBテストに苦手意識をもっている人
・効率的にWEB-GABの対策をしたい人

はじめに

Webテストには様々なものがありますが、今回はWEB-GABについて紹介します。

名前は聞いたことがあるものの、どのような試験なのか、どのように対策をすれば良いのかについては、なかなかご存知でない方も多いはずです。

そこで今回はWEB-GABの概要を紹介しつつ、対策方法や注意点、参考書とアプリについて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【WEB-GABとは】WEB-GABとはどんなテスト?

まず、WEB-GABとは、日本SHLが提供する総合知的診断テストの1つです。

性格や論理的思考、知的能力を測ることを目的としており、自宅のパソコンなどを利用してWeb上で受験できる形式であるため、多くの企業が採用しています。

また、テストの内容は大きく分けて以下の3つです。

それぞれ確認してみてください。

言語理解

WEB-GABの言語理解テストは、主に長文読解を通じて受験者の文章理解力を測るものです。

国語のように、与えられた文章を読んで設問に答える形式が取られます。

問題は文章の内容を正確に把握し、要点を素早く理解する能力が求められます。

特に、情報を整理して論理的に理解する能力が問われるため、文章の中から必要な情報を抽出し、それを元に設問に答えることが重要です。

また、文章の意図や主張を正確に把握し、それを的確に解釈することも重要です。

応募者が文章を読解する能力だけでなく、その情報をどのように解釈し、結論を導き出すかという総合的な判断力を評価するために行われます。

計数理解

計数理解は、単純な計算力だけでなく、情報を的確に処理する力を測るものです。

このテストでは図表やグラフを読み取り、その情報を元に答えを導き出す問題が多く出題されます。

複雑なデータを迅速かつ正確に分析し、中から必要な情報を抽出する能力などを確認しています。

与えられたデータをどのように解釈し、効率的に計算して結論を出すかが重要です。

例えば、売上や利益の推移を示すグラフから将来的な予測を行ったり、複数のデータを組み合わせて問題を解決したりする能力が問われます。

計数理解テストでは、数字に対する感覚だけでなく、データ分析に必要な論理的思考や計算力も重視されます。

そのため、事前に様々な形式の問題に慣れ、素早く正確に情報を処理する練習を推奨します。

性格適性検査テスト

性格適性検査テストは、文字通り性格や行動の特性を把握するために行われます。

このテストでは約70問の質問が出され、各質問に対して自分に最も近い選択肢を選びます。

仕事に対する姿勢や対人関係の築き方、ストレスに対する反応など、幅広い項目を確認されているテストです。

このテストでは無理に良い結果を出そうとするのではなく、できるだけ自然体で答えるようにしましょう。

特に、取り繕ったような回答をしてしまうと、回答が矛盾してしまうことがあり、マイナス評価になってしまいます。

そのため、「この回答をしたら良い印象を持ってもらえるかな」という推測で行うのではなく、正直に答えるようにしましょう。

WEB-GABがよく課せられる業界は?

WEB-GABは主に思考の速さや正確性が求められる業界で頻繁に課される適性試験です。

特に総合商社や専門商社では、国際的な取引や多岐にわたる業務を素早く、かつ正確に処理する能力が必要とされるため、WEB-GABが採用されています。

商社業界では日々刻々と変わる市場動向や顧客ニーズに柔軟に対応できる思考力が重視されているため、WEB-GABを通じて問題解決能力やロジカルシンキングがあるかを確認しているのです。

また、証券会社や投資銀行などの金融業界でもWEB-GABがよく使われています。

金融業界は市場の変動が激しく、迅速な判断力や数字に対する感覚が重要視されるため、適性試験を通じて、あらかじめWEB-GABを活用して適正があるかを判断されることが多いです。

さらに、コンサルティング業界や総合研究所(総研)でもWEB-GABが課されることが多いです。コンサルティング業界はクライアントの複雑な課題を迅速かつ論理的に解決する能力が必要とされるため、WEB-GABの結果を通じて、応募者の思考の速さや問題解決能力を評価します。

【WEB-GABとは】その他のWEBテスト

WEB-GABの他にも、SPIや玉手箱といった代表的なWebテストが存在します。

おそらく就活生の皆さんも名前は聞いたことがあるでしょうが、この代表的な2つはWEB-GABとどのように異なるのでしょうか。

簡単に概要を押さえておきましょう。

SPIとの違い

WEB-GABとSPIはどちらも就職活動において多く用いられているテストですが、内容や対策には大きな違いがあります。

SPIはリクルートが提供している適性検査で、一般的には難易度が比較的低く、多くの企業で利用されているテストです。

回答した内容に応じて問題の難易度が変わる適応型テストであり、各受験者に最適化された問題が出題されます。

一方で、WEB-GABは全ての受験者に対して同じ問題が出題され、難易度も一定です。

その分問題のレベルが高く、より高度な対策が求められます。

計数理解や言語理解のほかに性格適性検査が含まれており、全体的にビジネスシーンで求められる能力を幅広く測る内容となっています。

したがって、SPIとは異なる観点での準備が必要で、特にWEB-GABは時間制限が厳しいため、スムーズに答えられるように練習しておくことが重要です。

玉手箱

玉手箱は日本SHL社が提供する適性検査であり、WEB-GABと同じ企業により制作されています。

WEB-GABと同様に言語理解や計数理解、性格適性検査が行われますが、難易度はWEB-GABよりもさらに高いとされています。

特に計数理解の問題では、図表やグラフを読み解く力が求められ、SPIや他の適性検査とは異なる高度な計算能力が必要です。

ただし、毎年同じような形式の問題が出題されるため、過去問を繰り返し解くことで問題の傾向をつかみやすく、対策が立てやすいのが特徴です。

十分な対策を行えば、難易度の高い問題にも対応できるようになるでしょう。

また、玉手箱では問題数が多く、時間配分が重要な要素となるため、素早く正確に回答するスキルが求められます。

【WEB-GABとは】GABの種類

続いて、GABの種類についても紹介します。

実はGABにも様々な種類が存在するため、それぞれの特徴や傾向について理解を深めておきましょう。

目指す業界や職種によっては、全てのGABに出会うわけではないこともあります。

Web-GAB

Web-GABは新卒の就活生を対象にした就職試験で、自宅などのパソコンからオンラインで受験することができる形式のテストです。

この試験の利点は受験場所を選ばないため、企業が複数の候補者を一斉にテストできる点です。

Web-GABは主に問題解決力や論理的思考力、数的推論力を評価するために作られています。

内容は言語系、数理系、図形系、そして英語力などの複数の分野に分かれており、時間内に迅速かつ正確に解答する能力が求められます。

特に金融業界やコンサルティング業界などの企業で利用されることが多く、Web-GABは応募者の応用力と正確性を見極めるための重要な選考プロセスです。

C-GAB

C-GABは新卒の総合職採用を目的に開発された就職試験であり、テストセンターで受験する必要があります。

全国各地の指定されたテストセンターに赴き、専用の環境で試験を受ける形式です。C-GABは通常GABの進化版ともいわれ、特に総合職に求められる高い論理的思考力や分析力、数理的な能力を測ることに焦点を当てています。

問題の内容は言語系の問題や数理的な問題、論理問題に加えて、場合によっては英語や文章の読解力が問われることもあります。

C-GABは特に総合職として複雑な課題に取り組むことが求められる業界や企業で頻繁に利用されています。

GAB

GABは企業が指定した試験場で受ける就職試験であり、主にマークシート形式で実施されます。

GABはWeb-GABやC-GABとは異なり、パソコンを使用せずにペーパー形式で解答することが特徴です。

GABは多くの企業で利用され、数理能力や論理的思考力、言語力を測定するための標準的な試験です。

問題の範囲は言語系、数理系、そして論理的な問題などであり、企業が求める基本的なスキルを評価します。

CAB

CABはエンジニア職やIT関連職に特化した内容であり、難易度や評価するスキルが全く異なります。

CABは主にIT企業やエンジニア職を募集する企業で導入されており、プログラム的思考力や論理的な問題解決能力、図形認識能力、データの処理能力などが試されます。

エンジニアとしての適性を見極めるため、図形や数理の問題が中心となり、計算の正確性やスピードが重要視されるのです。

テストセンターや企業が指定する場所での受験が一般的で、IT業界の採用試験に広く利用されています。

【WEB-GABとは】WEB-GABの対策方法

続いて、WEB-GABのおすすめの対策方法について紹介します。

参考書、アプリ、模擬試験のいずれかを活用するか、または全てを活用することで、入念に対策ができます。

特に参考書とアプリについては、おすすめのものを2つ紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

参考書を3周する

WEB-GAB対策においては参考書を3周程度しておくと非常に効果的です。

初めて問題に取り組む際には、全体の問題形式や難易度を把握することを目的として取り組みましょう。

初見の問題に取り組むことで、どの部分が自分にとって難しいのかを理解し、具体的な弱点を見つけることができます。

2周目ではその弱点を中心により深く理解を深めながら、回答スピードを上げる練習をしましょう。

この段階では、問題を解くだけでなく、回答プロセスを意識しながら進めることを推奨します。

最後の3周目では問題を見ただけで素早く解法が思い浮かぶようにし、時間管理を徹底的に練習します。

このプロセスで3周することで、問題の傾向をしっかり把握し、効率的な回答方法が自然と身につくでしょう。

これが本当のCAB・GABだ!【2024年度版】

「これが本当のCAB・GABだ」はCABとGABの対策を徹底的に行える参考書です。

WEB-GABに必要な問題が全て網羅されており、特に難解な問題に対する丁寧な解説が特徴です。

初めてWEB-GABに挑戦する方でも、この参考書を使えば安心して対策を進められます。

どのように考え、どの順序で解くべきかが明確に解説されているため、非常に分かりやすいです。

また、過去の出題傾向に基づいて問題が作成されているため、実際の試験で出題される問題に近い形式で練習できます。

この本を3周しておけば、WEB-GABの問題形式に慣れ、短時間で正確に回答するスキルが十分に身につくことでしょう。

また、模擬試験も収録されているため、試験が近づいてきたら、現在どの程度得点できるのか、実力を確認しておくことを推奨します。

CAB・GAB完全対策2024年度

「CAB・GAB完全対策」は就活ネットワークが出版しているCABとGABの対策用の参考書です。

この本の特徴は先輩たちの体験談や攻略法が豊富に掲載されている点にあります。

実際に試験を受けた人たちのリアルな声を参考にすることで、具体的な勉強法や試験での注意点を把握できます。

また、問題の種類ごとに細かく分類されており、自分の弱点を見つけやすい構成になっているのも特徴です。

レベルの高い計数理解問題に対するアプローチ方法や、時間内に効率よく回答するテクニックが詳しく解説されています。

さらに、言語理解や性格適性検査の対策も充実しており、試験全体を通してバランスよく学習できる内容です。

この本をしっかりと学習しておけば、試験の本質を理解し、効率的にスコアを伸ばすことができるでしょう。

アプリを活用する

参考書よりもスキマ時間に取り組みやすく、かさばらないという点で便利なのがアプリです。

特に通学時間や休憩時間などの隙間時間を有効に使うことができる点が、忙しい就活生の方にまさしく適していると言えるでしょう。

おすすめのアプリを2つ紹介しますので、参考にしてみてください。

GAB対策 非言語

「GAB対策 非言語」はWEB-GABの非言語セクションに特化した本格的な対策アプリです。

合計127問の問題が収録されており、初心者から上級者まで幅広く取り組める内容となっています。

非言語セクションでは特に計数理解や図表の読み取りに焦点が当てられており、ビジネスの場で求められるデータ分析能力を効率的に鍛えることができます。

問題が実際の試験形式に非常に近い形式で作成されており、回答後には詳細な解説も表示されるため、回答プロセスを理解しながら学習を進めることが可能です。

また、時間を計測しながら回答できる機能も導入されているため、本番に近い環境での練習が可能です。

スピードと正確さが求められる非言語セクションの対策として、非常に有用なアプリの1つであると言えるでしょう。

GAB対策 言語

「GAB対策 言語」はWEB-GABの言語セクションに対応した対策アプリで、合計156問の問題が収録されています。

言語セクションは長文読解や語彙力を問われる問題が中心となっており、このアプリを活用することで読解力と回答スピードの両方を鍛えられるのが特徴です。

各問題には質の高い解説が付属しており、正解だけでなく、なぜその答えが正しいのかを理解しながら学習を進めることができます。

特に設問に対して効率的に答える方法や、無駄のない情報処理の技術を習得するのに役立つ構成になっています。

また、このアプリのもう1つの特徴は、非言語対策のアプリと同様に回答スピードを確認しながら学習できる点です。

回答時間を意識しながら問題を解くことで、実際の本番試験に近い状況で練習が可能となり、本番のタイムマネジメント能力を養成できます。

模擬試験を受験する

模擬試験を受験することも、WEB-GAB対策において実践的な対策を行う上で非常に重要です。

模擬試験を受けることで本番と同じ形式や時間配分で回答する練習ができ、自分の現在の実力を正確に把握することができます。

参考書にも模擬試験は付属していますが、他の人と同じ状況で同じ時間に取り組むことで、より本番に近い練習が可能です。

また、模擬試験では自分の弱点を客観的に確認できるため、その後の学習計画に役立てることもできます。

例えば、特定のセクションで時間が足りなかった場合は、その部分に特化した対策を追加するなど、効率的な学習が可能になります。

また、模擬試験を複数回受験しておけば、本番形式に慣れることができるため、試験に対する緊張感を軽減し、本番でリラックスして実力をより発揮できるようになるでしょう。

【WEB-GABとは】WEB-GABのコツ

続いて、WEB-GABで高得点を獲得するためのコツについて紹介します。

以下の3つはどのような就活生の方でも活用できる可能性が高いコツであるため、ぜひ参考にしてみてください。

時間を意識する

WEB-GABの最大の特徴の1つとして、厳しい時間制限が挙げられます。

問題数が多いにも関わらず、時間設定は非常にタイトであるため、スピードと正確さの両方が欠かせません。

時間を意識することは、WEB-GABを攻略するための最重要ポイントです。

まず、問題に取り組む際には、最初に全体の構成を把握し、どのセクションにどれだけ時間をかけるべきかを計画しておくことを推奨します。

特に言語理解や計数理解では、時間が足りなくなることが多いため、問題を解き始める前に時間配分を意識しておく必要があります。

また、全ての問題を完璧に解こうとするのではなく、確実に解ける問題を優先して取り組む戦略も有効です。

時間が足りなくなることを想定して、どの問題を「捨てる」つまり解かないかを見極める判断力も求められます。

また、日常的に時間を測りながら問題を解く練習を行い、試験単位での時間管理能力を向上させることも推奨します。

問題の解き方を工夫する

WEB-GABで高得点を目指すためには、問題の解き方を工夫することも欠かせません。

単に問題を解くだけでなく、効率的かつ戦略的に解く方法を身につけることで、スピードと正確さを両立させましょう。

例えば、計数理解の問題では、全ての計算を正確に行うのではなく、重要な部分に焦点を当て、不要な計算を省略することで時間を短縮できます。

また、言語理解の問題では、文章全体を読み込むのではなく、設問に関連する部分だけを重点的に読み込むことで時間を節約できます。

これらの工夫は、参考書やアプリを活用し、実際の問題に繰り返し取り組むことで自然と身についていくものです。

問題を解く際には常に効率性を意識し、自分に合った解法を見つけられるように工夫しながら取り組みましょう。

参考書を絞る

WEB-GAB対策においては、使用する参考書を絞ることが非常に重要です。

先ほど「1つの参考書を3周することを推奨する」と説明しました。

なぜかというと、多くの参考書に手を広げてしまうと、それぞれの問題にかける時間が減少し、深く理解することが難しくなってしまう傾向があるからです。

あれもこれも完璧にしようとすると手が回らず、最終的に1つの参考書も完璧にできないという事態になってしまっては意味がありません。

受験勉強で同じような経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

まずは1冊に集中し、その内容を徹底的に学習することが効果的です。

「この参考書では完璧に対策できないかもしれないから」といって、ついつい新しい参考書を買いたくなるかもしれませんが、口コミなどを確認した上で、総合的に良い評価がついているならば、その参考書を使っておけばひとまず問題はありません。

様々な理由で「2冊目」「3冊目」と参考書を買いたくなるかもしれませんが、まずは1冊目の参考書を完璧にすることから取り組みましょう。

周りの人と協力して勉強をする

WEB-GABの対策を1人で行うと、モチベーションが下がることもあります。

特に、就活という、ただでさえ忙しく、精神が削られる時期に、限られた時間の中で効率的に学習を進めるには周りの人との協力が非常に有効です。

例えば、同じ試験を受ける仲間と情報を共有することで、効率的に学習を進められます。また、点数や進捗状況をお互いに競い合うことで、自然と学習への意欲が高まります。

さらに、苦手分野が異なる仲間同士でアドバイスし合うことで、理解の幅も広がるでしょう。

定期的に模試を行って互いの結果を比較し合うなど、競争意識を持ちながら学ぶこともおすすめです。

【WEB-GABとは】WEB-GABの注意点

続いて、WEB-GABの注意点についても紹介します。

WEB-GABに取り組むにあたっては、以下の2点を理解した上で取り組まないと、想定していた結果が得られないこともあります。

「企業によって合格ラインが違う」「カンニングを絶対にしない」この2つは注意点として覚えておきましょう。

企業によって合格ラインが違う

WEB-GABの注意点として、企業によって合格ラインが異なることを理解しておくことが大切です。

多くの就活生は、「だいたい○○割ぐらい解けたから大丈夫」と考えがちですが、それは大きな間違いであると言わざるを得ません。

実は企業ごとに求める基準が異なり、一部の企業では非常に高いスコアが求められることもあります。

特に人気企業や競争率の高い企業では、他の受験者と差をつけるために、より高い正答率が要求される場合もあります。

したがって、自己判断で十分であると感じていたとしても、企業の基準にはまだ達していない可能性があります。

カンニングをしないようにする

これは全ての適性検査に当てはまることですが、カンニングはしないようにしましょう。

企業側は回答の速度や正答率、回答の一貫性などを詳細にチェックしており、不自然なパターンが見られるとすぐにカンニングの疑いを抱かれます。

例えば、普段の学力や性格適性検査の結果と著しく異なる結果が出た場合、または回答スピードが異常に早い場合など、企業側はその不自然さを見逃してはくれません。

また、Webテストはオンラインで行われるため、カンニングをしてもバレないだろうと思うかもしれませんが、企業はこれを想定し、様々な対策を講じています。

カメラ越しに確認されている場合や、タブを切り替えた際に通知が発生する機能などが導入されている可能性がありますので、自分の実力の中で誠実に取り組むようにしましょう。

性格適性検査では嘘が見破られる

WEB-GABの性格適性検査は単に能力を測るだけでなく、就活生の性格や働き方の適性も評価する重要な部分です。

ここで注意すべきなのは、適性検査では回答の整合性が重視されるという点です。

矛盾した回答をすると、嘘をついているのではないかと疑われることがあります。

例えば「リーダーシップが得意」と答えた一方で、別の質問では「人前に立つのが苦手」と答えると、明らかな矛盾が生じます。

このような矛盾が多発すると、面接官に「本当の自分を隠しているのではないか」「適当に答えているのでは?」と疑われてしまうでしょう。

したがって、無理に良い印象を与えようとせず、ありのままの自分を表現することが重要です。

企業は自分に正直で一貫性のある人物を好む傾向があるため、自然体で回答することが最も良い結果を生むのです。

【WEB-GABとは】WEB-GAB版Q&A

続いて、WEB-GABに関して多くの就活生の方からいただく質問に回答します。

以下の3つは、多くの就活生の方から就活エージェントを運営するにあたっていただく質問であるため、この記事を読んでいるあなたも参考になる場合が多いはずです。

ぜひ気になる項目があれば確認してみてください。

いつから対策をはじめればいいの?

WEB-GABの対策を始める時期は、当然と言えるかもしれませんが、早ければ早いほど効果的です。

試験の性質上、時間制限が厳しく、出題内容も幅広いため、十分な対策が必要となります。

また、一般的な回答として述べるならば、少なくとも試験の1ヶ月前から対策を開始することを推奨します。

この期間があれば、言語理解や計数理解、性格適性検査の全てをバランスよく学習することができ、弱点を補強する時間も確保できます。

はじめに全体の問題形式や難易度を把握し、その後自分の弱点に焦点を当てて学習を進めると効果的です。

また、時間配分の練習を行い、限られた時間内で正確に問題を解くスキルを身につけることも重要です。

Webテストは、単なる知識の習得だけでなく、実際の試験環境に近い形で練習することを求められるため、計画的に対策を進めることが成功のカギとなります。

何を使って対策をするべき?

WEB-GABの対策には、自分の学習スタイルやスケジュールに応じて適切なツールを選ぶことが大切です。

徹底的に対策を行いたい場合は参考書が最適です。

参考書は問題の解説が最も詳細であり、深い理解が必要な計数理解や言語理解の強化に役立ちます。

一方、忙しく隙間時間を有効に使いたい方にはアプリの活用をおすすめします。

通学時間や大学の空き時間など、短い時間で集中して学習できる利便性があり、日常的に対策を進められます。

特にアプリの多くは、回答スピードを意識しながら解くことができるため、時間制限の厳しいWEB-GABには最適です。

また、参考書を使うにしろ、アプリを使うにしろ、どのような方法を使ったとしても、継続的に取り組むことが重要です。

就活生は忙しいため、ESや面接の対策でなかなか時間をかけられないかもしれませんが、たとえ1日10分しか勉強できなかったとしても、1ヶ月続ければ300分になります。

300分で満点が取れるほど簡単な試験ではありませんが、少なくとも、諦めて学習しないよりは確実に成果が出るため、たとえ数分だとしても、毎日継続することを推奨します。

受検当日はどのように過ごせばいいの?

WEB-GAB受験当日は、事前に1日の流れを把握し、スムーズに行動できるように準備しておきましょう。

試験開始前にスケジュールや試験の開始時間を再確認し、余裕を持って行動しましょう。

これまで学んできた内容を軽く復習して頭の中を整理し、問題に対する準備を整えておきましょう。

特に間違いやすい問題は、再度解法を確認しておくことを推奨します。

新しい問題に取り組むと、これまで覚えてきた内容と混ざってしまい、すでに解ける問題も解けなくなってしまう可能性があるため、無理に当日知識を増やそうとする必要はありません。

また、試験前には深呼吸してリラックスする時間を設け、緊張を和らげることも重要です。

本番では時間管理が鍵となるため、各セクションでどれだけの時間を使うかを意識しながら取り組むようにしましょう。

【WEB-GABとは】就活エージェントに相談する

ここまでWEB-GABの概要について説明しつつ、対策方法なども紹介しましたが、自分では対策が継続的に進められないという方も多いでしょう。

そこでおすすめなのは、就活エージェントに相談することです。

Webテストの対策ができない原因の1つに、ESや面接対策に時間がかかりすぎることが挙げられます。

しかし、就活エージェントを利用すれば、スムーズにこれらの対策ができるため、Webテスト対策の時間を捻出することもできますし、効率的に時間を活用する方法を教えてくれることもあります。

ジョブコミットは完全無料で利用でき、面接やESの対策はもちろん、Webテストの対策サポートも行っているため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。

まとめ

今回は、WEB-GABの概要について説明しつつ、おすすめの対策方法やコツ、注意点などについても紹介しました。

WEB-GABは比較的難易度が高く、スピーディーに問題を解かなければならない点が多くの就活生を苦しめますが、継続的に学習を行えば目標点に到達することは不可能ではありません。

ぜひ本記事を参考にして、WEB-GABで高得点を獲得し、第一志望の内定を叶えてください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます