- 志望動機の見つけ方
- 志望動機のおすすめ構成
- 志望動機を作成する際の注意点
- 志望動機がないと悩んでいる人
- 志望動機の構成を知りたい人
- PREP方の使い方とメリット
はじめに
志望動機は就活において非常に重要なものであり、その質が合否を左右することすらあります。
就活が終わった先輩やキャリアセンターのスタッフ、就活仲間や就活エージェントに「志望動機は重要だよ」と言われるものの「全く思い浮かばない、どうしよう」と悩んでいる人も少なくないでしょう。
そこで今回は、そのような人でも志望動機が見つけられる具体的な対策方法や、志望動機を作成するにあたっての注意点などについて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機は書かないといけない?
結論として、志望動機は書いた方が良い印象を与えられることは間違いありません。
空欄で出してしまうとマイナスな印象を与えてしまい、その時点で落とされる可能性もあります。
しかし、無理に、自分でも思ってもいないような志望動機を書いてしまったり、理解不能なものを提出してしまったりするのもよくありません。
では、空欄で提出するとどのようになるのかについて、次の項目で紹介するため、参考にしてみてください。
志望動機欄を空欄にするとどうなる?
志望動機欄は空欄にしてしまうと、基本的に非常にマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
しかし、中には空欄を問題視しないケースもあります。
そこで評価が下がる場合と下がらない場合、それぞれについて確認してみましょう。
ケース1.熱意が感じられないと判断されてしまう可能性がある
基本的には、志望動機欄を空欄にしてしまうと、企業側から熱意が感じられないと判断されます。
新卒採用において、企業は応募者のモチベーションを大きな評価基準の1つとして捉えています。
なぜならば、就業経験がないため、スキルや即戦力としての活躍のイメージは難しいからです。
志望動機は「なぜその企業を選んだのか」「どうしてその仕事に就きたいのか」といった気持ちを表す場であり、本気度を図るための重要な項目です。
この欄が空白であれば「本当に入社を考えているのか」「全くやる気がないのではないか」と思われ、大きくマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
ケース2.空欄を問題視しないケースもある
一方で、志望動機をそれほど重視しない企業も存在します。
特に専門職や高度なスキルを必要とする業界では、志望動機よりも実務経験や技術力を重視する傾向があります。
このような企業は、応募者の専門知識やスキルセットを確認し、それが自社のニーズに合致するかどうかを主な判断基準とします。
そのため、志望動機欄が空欄だったとしても、それが致命的な問題とはならず、選考が進むこともあります。
しかしながら、これはどの企業にも当てはまるわけではありません。
企業が志望動機をどの程度重要視するかを事前に知ることは難しく、選考基準は非常に企業によって大きく異なります。
したがって、たとえスキル重視の企業であっても、志望動機を書いておくことはリスク回避のために重要です。
確かに、志望動機が全く浮かばないこともあるでしょうが、他の就活生と同じような全く差別化が図れていないものであったとしても、何かしらは書いておき、空欄で提出することは避けた方が良いと言えるでしょう。
企業側が志望動機を求めている理由は?
続いて、企業側が志望動機を求めている理由についても理解を深めておきましょう。
多くの企業は以下の3つの目的を持って、志望動機の提出を求めています。
相手側の意図に沿った、相手が知りたい内容を網羅している志望動機を提出できるよう確認しましょう。
就活生の人柄を知るため
企業が志望動機を求める理由の1つに、就活生の人柄や価値観を把握するためという目的があります。
志望動機は単に「なぜこの企業を選んだのか」を教えるためのものだけではなく、就活生がどのような考え方や興味を持ち、どのようなタイプの仕事を好むのかを理解する手がかりにもなります。
企業は応募者の志望動機を通じて、その人が自社の理念や文化に共感しているか、また自分の価値観と企業の方向性が一致しているかを見定めようとしているのです。
これにより、入社後に企業の中で活躍できるか、組織の一員としてうまく馴染めるかを判断するのです。
また、志望動機には就活生の熱意や仕事への姿勢も現れます。
たとえ学歴やスキルが他の応募者と同じレベルだったとしても、志望動機を通じて感じられる情熱やコミットメントが高い人材は企業にとって魅力的です。
自分の言葉でしっかりと企業への思いや自身の将来のビジョンを語ることができる人は、入社後の高いモチベーションで働く可能性が高いため、評価されやすくなります。
業界・企業研究ができているか確認するため
志望動機を通じて、企業は就活生がどれだけ業界や企業の研究を行っているかも確認しています。
企業は自社の理念やビジョンに共感し、同じ方向を向いて働ける人材を求めています。
そのため、志望動機には応募者がどの程度業界や企業のことを理解しているか、また自分のキャリアビジョンとどのように結びついているかが反映されている必要があります。
志望動機がしっかりと練られている場合、就活生がどれだけの熱意を持ってその企業について学び、どのように自分を活かそうと考えているのかを判断可能です。
企業は自分たちの目指す方向性や価値観に合う人材を求めているため、志望動機を通じて就活生が企業の特徴やニーズを理解しているかを見極めます。
例えば、業界の特有の技術やサービス、文化などについて触れている志望動機であれば、単に応募しているのではなく、しっかりとした調査を行い企業への適合性を自ら判断していることが伝わります。
学生と企業がマッチできているかを知るため
企業は当然ながら、企業とマッチしている学生を採用したいと考えています。
いくら能力が高かったとしても、その能力を活用できる場でなければ意味がありませんし、性格が合わなければ長く務めることはできません。
志望動機から、就活生の仕事を選ぶ基準や熱意、物事の捉え方を確認しようと考えている企業が多いです。
これらの要素が企業とマッチしていると、企業はその人を迎え入れたいと思うでしょう。
会社で働いている姿が如実に想像できる人を採用する企業が多いため、志望動機においてマッチングを適切に示すようにしましょう。
志望動機を書けない原因と対処法
続いて、志望動機が書けない原因とその対処法について紹介します。
以下の原因が当てはまる人は、ぜひ対処法を参考にしてみてください。
就職をしたくないと考えている
就職自体を嫌だと感じているならば、志望動機が思いつかないでしょう。
残念ながら現代は、就活生にとって明るい業界ばかりとは限らず、まず仕事をしたくないと考えている人も少なくありません。
しかし、厚生労働省と文部科学省の調査によると、令和6年3月大学卒業者の就職状況は、令和6年4月1日時点で大学生の就職率は98.1%となっています。
残念ながら、ほとんどの人が就職しています。
働かなくても生きていけるほどの資産がある方や、どうしても社会人に向いていないと感じて、フリーランスになろうと思っている人以外は、一旦諦めて就活を頑張るほかないでしょう。
対処法
就職したくないと考えているため、志望動機が思いつかないという人は、多くの企業が集う合同説明会などに参加し、自分が魅力的に感じる企業がないか探してみてください。
もしかすると、就職したくないと思っているのは、魅力的な企業がないと感じているからかもしれません。
あなたが想像もしていないような魅力的な企業に出会うことができれば、就職したくないという考え方も少しは変わる可能性があります。
書き方が分からない
志望動機の書き方がわからないならば、なかなか志望動機が浮かばないでしょう。
志望動機の書き方がわからないために、何を考えれば良いのかわからず頭を抱えている人も少なくありません。
しかし、志望動機の書き方を理解せずに適当に書いてしまうと、ただ時間がかかるだけでなく、クオリティも低いものになってしまい、なかなか就活を成功させることはできません。
対処法
このような場合の対処法としておすすめなのは、内定者のエントリーシートを参考にすることです。
内定を得たエントリーシートはクオリティが高く、それを参考にすることで志望動機が思いつくかもしれません。
また、下の記事では志望動機の書き方や構成、職種別の例文も紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機を見つけるためには
続いて、志望動機を見つけるにはどのような対策をしなければならないのかについても紹介します。
この中には、すでにあなたが取り組んだことがあるものも含まれているでしょうが、ぜひ、時間に余裕があるならば、もう一度別の方法で取り組む、またはより深く行ってみてください。
自己分析をする
志望動機を見つけるための第一歩は、自己分析を徹底的に行うことです。
自己分析が不十分なままでは、自分が何をしたいのか、どのような仕事が向いているのか、将来どのようなビジョンを描いているのかが見えてこず、志望動機の根幹を形成することができません。
自己分析をすることで、自分の強みや弱み、価値観や興味の対象を明確にし、どのような職場環境が自分に適しているのかを理解できます。
また、自己分析は単なる自己理解にとどまらず、自分の過去の経験や行動パターンを振り返り、それらがどのように現在の自分を形作っているのかを把握するための重要なプロセスです。
このように、自己分析を通じて得られた自分自身の理解を元に、志望動機の土台を築くことが可能となり、自分に最も適した職業や企業を選びやすくなります。
自分の経験やスキルを考えよう
自己分析の一環として、自分のこれまでの経験やスキルを深く考えることも大切です。
これまでに直面した課題や達成した成果、学んだこと、そしてそれらの経験が自分にどのような影響を与えたのかを振り返ることで、自分の特性や強みをより明確に把握できます。
例えば、大学時代にアルバイトやサークルで取り組んだこと、ボランティアを積極的に行ったことなど、経験を通じて学んだことや感じたことを洗い出し、それぞれの場面でどのように考え、行動していたのか整理してみましょう。
これにより、自分の考え方や行動の傾向、価値観などが見えてくることがあります。
この過程を経て、自分の経験やスキルがどのように志望する業界や企業の求める人物像にマッチするかを見つけることができ、説得力のある志望動機を作成するための重要な基盤となる可能性があります。
企業が求めている人物像との共通点を探す
企業にはそれぞれ求めている人物像があり、その人物像に合致するかどうかは採用の大きなポイントとなります。
自己分析を通じて得た自分の特性や価値観と、企業が求める人物像との共通点を探し出すことは、志望動機を強化するための有効な手段です。
企業の採用情報や公式サイト、社内のインタビュー記事などを通じて、企業がどのような人材を求めているのかを具体的に理解し、自分との共通点を見つけましょう。
その共通点を志望動機に組み込むことで、企業への適性や企業研究の深さをアピールできます。
このプロセスにより、単に「この企業が好きだから」といった表面的な理由ではなく、具体的で納得感のある志望動機を形成できます。
業界・企業研究をする
志望動機を見つけるためには、業界や企業の研究も欠かせません。
業界や企業についての知識が豊富であれば、業界のトレンドや競合企業との違いを理解し、志望する企業の強みや方向性を具体的に把握できます。
これにより、企業が目指す未来と自分の将来像がどのように重なるのかを見いだすことができ、より具体的で説得力のある志望動機を作り上げられるでしょう。
また、業界研究を通じて、今後の市場の動向や企業の課題に対して、自分がどのように貢献できるかを考えることも可能となり、企業が求める人材としての自分の価値を効果的にアピールする材料となります。
このように業界・企業研究を徹底することで、自分と企業の共通のビジョンを見つけ、質の高い志望動機を作成できるのです。
OB・OG訪問をする
志望動機を見つけるための最も有効な手段の1つとして、OB・OG訪問が挙げられます。
OB・OG訪問では、実際にその企業で働いている社員から直接話を聞くことができ、職場の雰囲気や業務内容をより具体的に知ることが可能です。
これにより、自分が企業に対して持っているイメージと現実のギャップを埋め、よりリアルな志望動機を形成することができます。
経験やキャリアパスを知ることで、自分自身のキャリアビジョンがより明確になり、企業との相性を判断できる場合も多いです。
また、志望動機には単に企業情報を調べるだけでなく、実際の現場での経験談を踏まえた説得力のある内容を盛り込むと、他の就活生との差別化を図ることができ、クオリティが上がります。
実際に感じたことや印象を取り入れることで、面接官に伝わる、生きた志望動機が作成できるでしょう。
内定者のESを参考にする
内定者のESを参考にすることも、志望動機を見つける一助となります。
就活情報サイトやアプリでは、多くの内定者が自分のESを公開しており、それを確認することで、どのような表現や構成が評価されるのかが分かりやすく理解できます。
内定者がどのように自分の強みや企業理解を組み合わせて志望動機を構築しているのかを学び、それを自分のケースに応用することができれば、良い印象を与えることができるでしょう。
ただし、他人のESをただ模倣するのではなく、自分自身の経験や価値観を反映させ、独自の志望動機へと消化させることが大切です。
内定者の成功例を参考にして、自分自身が持つ企業への熱意や強みをどのように表現すれば良いかをヒントとしましょう。
志望動機のおすすめ構成
続いて、志望動機を作成するにあたってのおすすめの構成についても紹介します。
以下の構成に沿って作成しておけば、非常に読みやすく、印象の良い志望動機を作成できます。
この構成はどのような業界や企業を受けるにあたっても汎用的に活用できるものであるため、ぜひ覚えておいてください。
1.最初に要点や結論を伝える
志望動機の構成においては、最初に結論を述べることが非常に重要です。
「私が貴社を志望した理由は〇〇です」という形で最初に結論を提示することで、面接官や企業の採用担当者は話の全体像を瞬時に理解することができ、その後の説明にも耳を傾けやすくなります。
結論を冒頭に置くことで伝えたい内容がスムーズに明確に伝わり、志望動機全体に一貫性を持たせることも可能です。
また、結論を最初に提示することには、相手に対するインパクトを強める効果も期待できます。
特に短時間で要点を伝える必要がある場合や、多くの応募者がいる中で差別化を図りたい場合、最初に結論を示すことは非常に効果的です。
このように、志望動機の構成において最初に結論を明確に述べることは、全体の印象を強くし、面接官に興味を持たせるための重要な要素となります。
2.それに至った理由
志望動機の構成において、結論の次に理由を説明することは話の流れをスムーズに保つために不可欠と言えるでしょう。
この段階では、なぜその結論に至ったのかを具体的に説明することで、志望動機に説得力を持たせることが可能です。
結論と具体例をつなぐ重要な役割を果たし、論理的な流れを作り出すことができる部分です。
例えば「貴社の社会貢献活動に共感し、自分の価値観と一致するため」といった形で、結論を補強する具体的な根拠を提示しましょう。
この部分はあくまで簡潔にまとめることが重要ですが、同時に具体性を持たせることで、相手に納得感を与えることが可能です。
文字数の制限にもよりますが、可能な限りわかりやすく理由を説明するようにしましょう。
3.具体例
理由を説明できたら、続いて具体例、つまりエピソードを用いて話をより深める必要があります。
具体例を通じて、なぜその結論に至ったのか、理由に基づいた実際の経験や状況を詳しく説明することが可能です。
この部分は、あなたの人間性や価値観を伝えるために重要な役割を果たします。
例えば、「ボランティアにおいて環境保護活動に取り組み、それがきっかけで環境保護に対する意識が高まりました」といった具合に、あなたの志望動機が単なる理論ではなく、実体験に基づいていることを示せます。
これにより、面接官に対して、あなたの考えや行動が一貫しており、信憑性が高いことを証明できるでしょう。
効果的に活用することで、志望動機全体に深みを持たせ、相手に強い印象を残すことができるのです。
4.再度結論
志望動機の最後の部分で、もう一度結論を述べることで全体の一貫性を強化できます。
「以上のことから、私は〇〇という理由で貴社を志望しました」という形で、これまでの説明を簡潔にまとめ、再度結論を確認します。
これにより、面接官は話の流れを再確認し、あなたの主張がしっかりと頭に残るでしょう。
また、最初に述べた結論を再度確認することで、話に対する理解が深まり、志望動機全体の印象がより一層強化されたものとなります。
最後に結論を繰り返すことは、論文やプレゼンテーションと同様に相手に対する説得力を高める効果もあります。
PREP法を使うメリット
PREP法は非常に便利なものであり、志望動機だけでなく、自己PRやガクチカなど、企業に提出するESにおいては全て活用した方が良いと言っても過言ではありません。
様々なメリットが存在しますが、特に代表的なものは以下の2つであるため覚えておいてください。
相手に伝わりやすい
PREP法を使う最大のメリットの1つは、相手に伝わりやすいという点です。
PREP法は「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→再度結論(Point)」という流れで文章を構成するため、情報が整理されており、相手が内容をすぐに理解できます。
就職活動においては、限られた時間で自分の考えや魅力を相手に伝えることが求められます。
多忙の中で多くのESや面接をこなさなければならないため、簡潔かつ論理的に整理された志望動機が好まれます。
PREP法を用いることで、伝えたいポイントを先に述べ、理由と具体的な事例で補強し、最後に結論を強調することで、相手の印象に残りやすいです。
また、自分の意見や考えが明確に伝わるため、効果的にアピールできるのが特徴です。
話の順序がしっかりと整っているため、どの部分が重要かが理解しやすくなり、主張の説得力が増します。
汎用性が高い
PREP法のもう1つの大きなメリットは、その高い汎用性です。
この方法を一度身につければ、様々な場面で応用が可能です。
就職活動においては、業界ごとに異なる志望動機や自己PRが求められますが、PREP法の構造を利用すれば、どの業界や企業に対しても対応できる文章を作成できます。
例えば、異なる業界に応募する際にも、PREP法の型に自分の経験や調べた内容を当てはめるだけで、説得力のある志望動機や自己PRを簡単に組み立てられます。
これにより、効率的な文章作成が可能です。
また、PREP法は就活以外の場面でも活躍できる汎用的なコミュニケーションツールで、ビジネスシーンにおいても非常に重宝されます。
プレゼンテーションや報告書の作成、日常の会話においても、この方法を使えば、相手に分かりやすく論理的に伝えることができます。
つまり、就活でPREP法を習得することは、将来的なキャリアにおいて役立つスキルを身につけることにつながるのです。
志望動機を書く際の注意点
志望動機を作成するにあたってはいくつかの注意点も存在します。
PREP法を活用して作成していたとしても、以下の点を意識していなければ、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。
ぜひ以下の3点を念頭に置いて、良い印象を与えられる志望動機を作成しましょう。
文字数を意識しよう
志望動機を書く際には、文字数の制限を意識することが非常に重要です。
多くの企業がESにおいて指定する文字数には理由があり、その範囲内でいかに簡潔かつ説得力のある文章を作成するかが評価のポイントとなります。
よって、指定された文字数の9割以上を埋めることが理想的であり、内容も充実させられます。
例えば、300字の指定であれば270字以上を目安に書くことで問題がなく、採用担当者にしっかりとした印象を与えられるでしょう。
もし文字数の指定がない場合は、200字から400字程度でまとめることを推奨します。
文字数が不足していると内容が浅く見えてしまい、十分な熱意が伝わらない可能性があります。
逆に、文字数を超えてしまうと、読みづらいだけでなく、レギュレーションを守れない人物だと思われてしまうでしょう。
限られた文字数の中で自分の強みや企業への思いを伝えるためには、簡潔な言葉を選び、要点を抑えて表現することが大切です。
話に一貫性を持たせよう
志望動機を書く際には、話に一貫性を持たせることも大切です。
一貫性があると志望理由がスムーズに伝わり、企業に対する熱意や自分の考えがしっかりと伝わるため、採用担当者の理解も深まります。
一貫性が欠けた志望動機は「結論と理由が合わない」「話が飛躍している」などの印象を与え、読み手に混乱を招く原因となってしまうでしょう。
志望動機を書く際には、最初に結論を述べ、その後に理由を順序立てて説明し、具体的な事例や経験を交えて根拠を補強する流れを意識することが大切です。
また、一貫性を持たせるためには、最初に自分の軸を明確にすることが求められます。
自分がなぜその企業を志望するのか、その企業でどのように貢献したいのかといった軸を持つことで、話がぶれることなく、全体を通して説得力のある文章に仕上げられます。
福利厚生だけを理由にしない
志望動機を作成する際は、福利厚生だけを理由にすることは絶対に避けるべきです。
確かに、福利厚生は働く上で重要な要素の1つですが、それだけを理由に挙げると企業への志望度が低いとみなされ、待遇面だけで選んでいる印象を与えてしまいます。
そのまま書くのではなく、福利厚生を企業への興味と結びつける工夫が必要です。
例えば「成果を出すためにオンとオフをしっかりと分けられる貴社の環境が魅力的です。
その環境で自分のスキルを活かし、貴社の成長に貢献したいと考えています」といったように、仕事への意欲を絡めた表現にすることが効果的です。
福利厚生について触れる場合は、それがどのように自分の働き方や成長につながるのか、仕事への意欲とどう関連するか具体的に述べることができれば、より深い志望動機として受け取られることでしょう。
志望動機の例文、書き方を詳しく読みたい方はこちら
ここまで志望動機を見つけることに焦点を当てて詳しく紹介してきましたが「見つけ方はわかったので、次は例文や、より詳しい書き方について知りたい」と思っている人も多いでしょう。
そこで、以下の3つの記事を紹介します。
志望動機の例文や書き出し、締めくくりについてそれぞれ詳しく紹介しているため、ぜひ時間に余裕がある方は参考にしてみてください。
特に、例文を複数読むことで「どのように書けば印象に残りやすいのか」などの感覚を掴むことができるため、熟読することをおすすめします。
就活で困ったことがあれば就活エージェントに相談しよう
ここまで志望動機を見つける方法について紹介してきましたが「それでも志望動機が見つからない」という方や「志望動機を考えるのに時間を使いすぎて、他の対策がなかなかできていない」という方も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、就活エージェントを利用することです。
就活のプロに相談することで、志望動機だけでなく自己PRやガクチカの内容をブラッシュアップできるだけでなく、面接対策などもサポートしてくれます。
ジョブコミットは完全無料で利用でき、さらにグループディスカッションの対策やおすすめの企業の紹介なども行っているため、気になる方はぜひ以下のリンクから登録してみてください。
まとめ
今回は「志望動機が見つからない」と頭を抱えている方向けに、おすすめの対策や企業側が志望動機を聞く際に考えていること、志望動機を作成するにあたってのおすすめ構成などについて詳しく紹介しました。
志望動機は就活において、自己PRと並び最も重要とされる項目の1つであり、いかに企業に対して熱意があり、自分が魅力的な人材であるかをアピールする必要があります。
ぜひ、本記事を通じて志望動機の見つけ方がわかった方は、さらにブラッシュアップできるよう、本メディアで紹介している他の記事も参考にしつつ、作成に取り組んでみてください。