【例文あり】長期インターンの面接対策!よく聞かれる質問や事前準備なども解説!

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この記事を読んでわかること

・長期インターンの面接でよく聞かれる質問
・面接で問われる質問の意図と回答例
・長期インターンの面接前にしておく準備
・面接当日に気をつけたいこと

この記事をおすすめしたい人

・長期インターンの面接を控えている人
・長期インターンの面接でよく聞かれる質問を知りたい人
・長期インターンの面接の事前準備について知りたい人
・例文を見て参考にしたい人

はじめに

長期間のインターンシップへの参加を考えるとき、まずインターン前の面接という壁にぶつかります。

この面接では、本番の選考さながらの質問をされる場合が多いです。

そのため、長期インターンに参加したい場合は、面接でよくある質問などを押さえ、回答内容を考えておく必要があるでしょう。

この記事では、長期インターンの参加希望者に対して行われる面接でよくされる質問と、その回答の具体的な例についてご紹介します。

インターンに向けて準備をしたい方は、ぜひ読んでみてください。

【長期インターンの面接対策】長期インターンの面接でよく聞かれる質問

長期インターンのための面接では、その学生がどのような人物か、自社のインターンシップに対してどれだけの熱量を持っているかなどを見られます。

そのため、自己紹介や志望動機、長期インターンに参加する理由、企業を知った経緯や長期インターンでやりたい仕事など、本人の企業研究の度合いややる気に関わる質問をされる場合が多いです。

さらに、自己PR、学生時代に力を入れたこと、強みと弱み、長所と短所など、その学生への理解を深めるための質問もよくされます。

もっと学生の意欲を求める企業では、逆質問の機会を設けられるケースも少なくありません。

【長期インターンの面接対策】面接で問われる質問の意図と回答例

ここからは、実際に長期インターンの参加者を決めるための面接でされる質問について、見ていきましょう。

企業側が出す質問は、どのようなことを聞いているにせよ、何かしらの意図があります。

そのため、インターンシップに参加したい学生は、その意図をしっかり汲んだうえで、回答を考えなければなりません。

企業の意図とズレた回答をしてしまうと、基礎的なコミュニケーションすら難しい人物だと思われる可能性があります。

10の質問とその回答例文について、詳しく見ていきましょう。

自己紹介
志望動機
長期インターンに参加する理由
企業を知った経由
長期インターンでやりたい仕事
自己PR
学生時代に力を入れたこと
強みと弱み
長所と短所
逆質問

自己紹介

面接では、まず企業の担当者に、自分について知ってもらうための自己紹介が必要です。

自己紹介では、自分の名前だけでなく、大学名、学部名、学科名、大学で勉強していること、趣味やサークル活動・高校の部活などを伝えます。

自己紹介は、選考における基礎中の基礎であり、ここで話す内容については、担当者も選考書類で確認している場合が多いでしょう。

そのうえでそれをわざわざ対面で伝えるのは、自己紹介の話し方などから、人柄や性格を見ようとしているためです。

また、自己紹介を聞きながら、実際にその次に質問する内容を考えている場合もあります。

自己紹介の内容そのものが、双方にとってのアイスブレイクになる場合もあるため、単なる礼儀としてだけでなく、面接の自己紹介は大切です。

長期インターンのための面接の自己紹介について、こちらの記事でも詳しく解説しています。

自己紹介の回答例

苗字名前と申します。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
○○大学○○学部○○学科より参りました。
大学では、エネルギーの地産地消による経済の循環への影響について、学んでおります。
部活動ではサッカー部に所属しており、高校生の頃からずっとサッカーを続けてきました。
御社での長期インターンシップでは、エネルギーを各自治体で自給するためにはどのような課題があり、どのような取り組みが行われているか、それが地域の方々にどのような影響をもたらしているかについて実学で学べると考え、志望いたしました。
大学で学んでいることをもとに、インターンシップ中はさまざまな業務でお役に立てることと存じます。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。

志望動機

面接では、自社やそのインターンシップへの志望動機についても聞かれます。

これは、その学生が自社の求める人材像に当てはまっているか、学生の本気度はどれくらいか、学生のモチベーションはどうかなどが見られているためです。

また、インターンシップで実際の業務に携わるにあたり、事業内容などをしっかり理解しているのかといった部分も、チェックしている可能性があります。

企業説明などが大半を占めている短期インターンと異なり、長期インターンでは、実際に企業の一員として働いてもらう可能性が高いです。

そのため、インターンを受け入れる企業にとっても、なるべく志望度が高く、業務について理解の深い学生に来てほしいと考えています。

そのため、志望動機では、しっかりその企業での業務に絡めた動機を伝える必要があるのです。

長期インターンの志望動機については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

志望動機の回答例

御社のインターンシップを志望したのは、御社の「食の安全から社会を作る」という理念に共感したためです。
私は常日頃から、安心して食べられる食品が多くの人々の元気の源になると考えており、安心安全な食品の供給を通して、社会を元気づける仕事がしたいと考えてきました。
御社では、離乳食から高齢者の方の宅配食まで、徹底した安全管理のもと、一定以上の品質を保って供給に努めておられます。
今回のインターンシップは、実際にその一端を担える機会と考え、より食の安全について深く考えられると思って志望いたしました。
大学では、管理栄養士の資格を取得するための学びを続けておりますので、御社での業務でもお役に立つかと存じます。

長期インターンに参加する理由

面接では、その企業を志望した動機に加え、長期インターンに参加しようと思った理由について聞かれる場合があります。

長期インターンは数ヶ月間にわたって1つの企業内で働くため、モチベーションが低いと、途中でやる気がなくなってしまうケースが多いです。

そのような場合、学生はやりたくないことを長い間続けなければなりません。

企業側は、やる気がない学生に対して身にならない指導をしなければならず、思ったような成果も得られないなど、お互いに大変な思いをする可能性があります。

そのため、学生がその長期インターンのどのような部分にやる気を感じているのか、期間中のモチベーションの維持が可能かどうかを面接で判断しているのです。

このような質問に対しては「なんとなく」といった曖昧な返答は避けるようにしましょう。

長期インターンに参加する理由の回答例

私が今回の長期インターンシップを志望したのは、御社の「お客様目線のサービス」と「社員が全員で成長していく環境」について詳しく知り、体感したいと考えたためです。
私はアルバイトの経験から、お客様の笑顔につながるような仕事がしたいと考えています。
御社が手掛けるお客様目線に立ったサービスの提供が、理想とする姿勢に最も近いと感じました。
また御社では、社員一人ひとりの個別の成長をバックアップするだけでなく、社員同士が互いに切磋琢磨し合って、相互に成長できる現場のシステムを作り上げておられます。
インターンシップ当日は、お客様目線に立って行う業務とはどのようなものか、社員の方の様子から学びながら、自らの働き方をブラッシュアップしていきたいと考えております。

企業を知った経由

面接では、その企業を知った経緯について聞かれる場合があります。

これは言葉の通り、どこでどのような形で、その企業の存在を知ったのかといったデータを集めているのです。

大手企業であれば、日常の中で目にする機会が多いものの、中小企業などの場合は、普段は消費者の方から見えないところで事業を行っている場合もあります。

とくに、BtoB事業をメインにしている企業の場合は、一般的な知名度が低い場合が多いです。

そのような企業では、学生がどのような情報源を経由して、自社や開催予定のインターンシップを見つけてくるのかを知り、その傾向を理解できれば効率良く採用活動を進められるようになります。

よほど失礼な発言をしない限り、この経緯によって評価が左右されることはありません。

企業を知った経由の回答例

私が御社について知ったのは、テレビで御社のCMを見たためです。
CMの中で、御社が環境のことを第一に考えて事業を行っていることを知り、興味を持ちました。
そのため、インターンシップを探す際は、真っ先にポータルサイトで御社の情報を探しました。
私が御社のことを知ったのは、小学生のときに、両親が住宅を購入するために御社を利用したためです。
その際は、担当者の方に大変親身になっていただき、両親も満足のいく住宅を購入できました。
そのときに購入した住宅は、現在も家族で暮らしています。
私が御社のことを初めて知ったのは、大学の講義です。
講義の中では、御社が「社内で出た廃棄物のリサイクル事業に積極的に取り組んでいる企業」として紹介されていました。
そこから興味を持ち、インターンシップにも応募した次第です。

キャリアビジョン

面接では、長期インターンのあと、もし自社に就職した場合、どのようなキャリアを歩みたいのかというビジョンを聞かれる場合もあります。

その企業のみならず、将来はどのような仕事に就きたいのか、どのような人生を歩みたいのかなど、職種や働き方などから説明を求められることがあるのです。

具体的なキャリアビジョンを述べれば、自分の将来を見据えて行動できている視野が広い人物であると、好印象を与えられます。

とくに、その企業で進めるキャリアプランであれば、その企業で働くことに対する熱意のアピールにもなるでしょう。

事前に企業研究をして、その会社ではどのような仕事ができ、どのような事業内容を展開しているのかを知っておくと答えやすいです。

キャリアビジョンの答え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

キャリアビジョンの回答例

私は、まず営業職としてお客様の実際のニーズを学び、将来的には商品開発の仕事に携わりたいと考えております。
企業の顔となる商品を開発するためには、まず現在商品を購入してくださっているお客様がどのような方か、どのようなニーズをお持ちなのかを知ることが重要だと考えております。
そこで、まずは営業職として現場に出て経験を積み、商品の特性やニーズについてしっかり把握したうえで、より企業を愛してもらえるような商品の開発に携わりたいです。
古くから商品を愛用してくださっているお客様だけでなく、類似商品を検討しているものの、まだ購入に踏み切っていないというお客様も取り込み、シェアの拡大を狙っていきたいと考えております。

自己PR

長期インターンのための面接でも、本番の選考のように自己PRを求められる場合があります。

自己PRで見られているのは、学生がどのような強みを持っているのか、その能力が自社の求める人材にマッチしているかです。

「自分にはこのような強みがあり、このような形で企業に貢献できます」という情報を述べて、自分自身を効果的に売り込む宣伝をするための項目になります。

自己PRについて答えるためには、企業がどのような人材を求めているのか、事前に情報を集めておかなければなりません。

企業が求める人材像に自分の強みがマッチしていないと、どんなに素晴らしい強みがあっても「この人材は必要ないな」と判断され、インターンシップに参加できない可能性があります。

長期インターンにおける自己PRについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。

自己PRの回答例

私の強みは、どのようなお客様相手でも、丁寧に接客するコミュニケーション能力です。
学生時代はスーパーマーケットで働いており、レジ係の業務の中でこの強みが培われました。
私が勤務していた店舗ではセルフレジを導入しており、トラブル時の対応のために、私が待機することも少なくありませんでした。
なかには、セルフレジの使い方がよく分からないお客様もおり、高齢者の方の場合は耳が聞こえにくくなっていたため、こちらからのご案内を何度も聞き返されることもありました。
そのような環境でも、粘り強くお客様とコミュニケーションを取り、丁寧な接客を心がけ、対応した多くのお客様から感謝のお言葉をいただいております。
御社での業務でも、この強みを活かして、お客様の課題解決に寄与したいと考えております。

学生時代に力を入れたこと

長期インターンの面接では、学生時代に力を入れたことについて聞かれる場合もあります。

学生時代に力を入れたことは、略してガクチカと言われることも多く、就活本番の選考でも頻繁に聞かれる項目の1つです。

企業は、学生が過去にどのようなことを頑張ったのか、詳しい経験を聞き出して、一緒に働いても同じように頑張ってくれるのかを推測しています。

また、ガクチカのエピソードを通して、その学生が持つ価値観や、論理的な思考力・課題解決能力などを判断している場合が多いです。

派手な経歴や華やかな成果に主眼を置くのではなく、どのようなことにどうして力を入れたのか、どのような壁にぶつかりどう解決を試みたのかなど、エピソードに力を入れましょう。

長期インターンの面接におけるガクチカの答え方については、こちらの記事でもご紹介しています。

学生時代に力を入れたことの回答例

私が学生時代に力を入れたのは、継続的な筋力トレーニングです。
大学に入学する際に、今までしてこなかったことを始めようと考え、大学1年生の頃から続けています。
試験期間中は、思うようなトレーニングの時間が取れなくなる可能性がありました。
しかし、日々の課題をしっかりこなし、試験勉強をスキマ時間にしっかり行いました。
その結果、成績もキープしながらトレーニングのための時間をしっかり捻出でき、今日まで1日も途切れることなくトレーニングができています。
この経験から、目標を達成するためにはスケジュールをしっかり管理して、時間をうまく使うことが大切だと学びました。
この経験を活かして、御社の業務でも時間を有効活用しながら、効率的に業務を進めていきたいと考えております。

強みと弱み

長期インターンの面接では、学生が持っている強みや弱みについて聞かれる場合があります。

これは、自分が持っているスキルや能力面での過不足を問う質問です。

学生が自分の強みや弱みを客観的に見られているか、能力を踏まえて学生がどのような人柄を備えているのかを見ています。

単純に強みと弱みを聞かれたからといって、シンプルにそれだけを答えていては、印象に残りません。

強みならその強みをどのように企業に活かせるのか、弱みならどのように補うつもりなのかまで伝える必要があります。

とくに、弱みについて答えるときはそれを放置するのではなく、改善のためにしていることなど、最終的にポジティブな印象が残るように答えることが大切です。

弱みを知っていながら何の対策もしていないと、向上心のない人物と判断される場合があります。

強みの回答例

私の強みは、ここぞというときに踏ん張れる忍耐力です。
この強みを発揮したのは、学生時代のゼミの研究です。
ゼミでは、論文を執筆するために実験でデータを集めていたのですが、何度やっても思うように実験が成功せず、有効なデータを取れない時期が長く続いていました。
あまりにも長く結果が出せず、その実験に使える期限が迫っており、一度は諦めることも脳裏によぎりました。
しかし、もう少し踏ん張ってみようと思い直し、実験の手順を洗い直して再度臨んだのです。
そのときに諦めなかったことで、期限までに実験の結果を出せて、無事に論文の執筆も進められました。
この強みを活かし、御社の業務でもトラブルなどで辛いときこそ、踏ん張って乗り越えたいと考えております。

弱みの回答例

私の弱みは、スケジュール管理が甘いことです。
1つの作業に時間をかけすぎてしまい、残りの作業に割ける時間が短くなってしまうことが頻繁にあります。
これを克服するため、作業全体に使える時間から細かく配分を考え、この時間までには絶対に終わらせるというタイムリミットを設けながら、作業に取り掛かるようにしています。
これによって、ある程度時間配分を意識しながら作業ができるようになりました。
この作業に使えるのはあとこれくらいの時間だから、このような工程で進めようという見通しが立てられるようになりました。
御社では、引き続き作業全体に使える時間を意識しながら、時間内に終わらせるためにはどのような工程が適しているか、計画を立てて業務を行いたいと考えております。

長所と短所

長期インターンの面接では、学生の長所や短所について聞かれる場合があります。

自分の能力やスキル面での過不足について答える強みや弱みと異なり、長所や短所では主に「自分の性格的部分」について述べることが大切です。

企業は自己分析などにより、応募者が自分の長所と短所を客観的に分析できているか、人柄や性格は自社にほしいものを備えているかなどを見ています。

長所を伝えるときは、家族や友人、アルバイト先の人など、第三者の意見を取り入れると説得力が増すためおすすめです。

短所を伝えるときは、弱みと同様に改善策も併せて提示するようにしましょう。

短所を自覚していながら改善の見込みがない場合、努力できない、または努力するつもりがない人物だと見なされます。

面接における長所と短所の答え方については、こちらの記事でもご紹介しています。

長所の回答例

私の長所は好奇心が強く、学んだことを実践できるところです。
学生時代は雑貨屋でアルバイトをしており、この長所を活かして仕事をしていました。
私は勤めている店舗で取り扱っている商品に強い関心を持ち、さまざまな商品を自分で買って試してみたり、使い方を調べたりしていました。
そして、お客様に対して商品の実演を行い、実際に購入につなげたこともあります。
アルバイト先の店長からは「いろいろなことを勉強して仕事に役立ててくれるから助かる」と褒めていただけました。
この長所を活かして、御社が取り扱っている商材についても学びを深め、お客様に「買いたい」と思っていただけるような営業活動に、その知識を活用したいと考えております。

短所の回答例

私の短所は、思ったことをすぐに口に出してしまうところです。
これまで相手の立場を考えずに発言してしまい、相手との関係が悪くなってしまうことが何度かあり、そのたびにあの発言は良くなかったと反省や後悔をしていました。
そこで今は何か発言する前に5秒考える時間を取り、相手がそれを聞いたらどう思うか、相手の立場から見て適切な発言なのかを考えてから、話すようにしています。
これにより、現在は言葉での衝突が減り、以前よりも円滑にコミュニケーションが取れるようになりました。
御社での業務でも、まずは相手の立場に立って言葉を選び、円滑なコミュニケーションを心がけることで、スムーズに業務を回せるよう努めたいと考えております。

逆質問

長期インターンの面接では、最後に面接官から逆質問の時間を設けられるケースが多いです。

逆質問とは、これまでのように面接官が学生に質問するのではなく、学生から企業について知りたいことを質問する時間になります。

この質問を設けることで、企業側の説明を学生がきちんと理解できたか、企業に対する学生の本気度がどれくらいかを見ているのです。

企業に対して質問をするのは、その企業に対して興味関心を抱いており、志望度が高いことを表します。

一方で何も質問がないのは、大して企業に興味がなく、どうでも良いと思っていることにほかなりません。

学生から積極的に質問しなければ評価が下がってしまうため、企業に聞きたい疑問点を事前にいくつか用意しておきましょう。

長期インターンの面接における逆質問については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

逆質問の回答例

インターンシップでは、企業で販売する家具の設計やデザインに関する実務を経験したいと考えております。
御社が開催する今回のインターンシップでは、そのような家具のデザイン関係の業務に携わる予定はございますか。
御社のインターンシップでは、主に営業職として職員の方とお客様のもとを訪ねました。
御社の顔でもある営業職として、事前に習得しておくべきスキルや心構えなどがございましたら、ご教示いただきたいです。
御社では、クライアント様の要望を細かくヒアリングしながら、マーケティング用のWebサービスを開発しておられます。
実際に業務を進められる中で、この案件は難しいと感じたものがありましたら、教えていただきたいです。

【長期インターンの面接対策】長期インターンの面接前にしておく準備

ここからは、長期インターンのための面接を受けるまでに、事前にしておきたい準備についてご紹介します。

インターンシップに限らず、面接を受ける前には、自己分析、企業研究、職種に対する研究が必要です。

自分のことと相手のことを深く知っていないと、面接でうまく受け答えはできません。

自分以外の方の手も借りながら、自分自身や企業、そして業務内容に対する理解を深めていくことが大切です。

それぞれの準備について、詳しく見ていきましょう。

自己分析をする

長期インターンの面接対策としてまず始めにすべきことは、自己分析をして自分についてよく知っておくことです。

面接の最中に答えるのは、基本的に自分自身に関することであり、自分のことをよく知っていなければ回答できません。

企業は単純に自社の役に立ってくれるだけでなく、本気で長期インターンの経験を自身の成長につなげたいと考えている学生を採用したいと思っています。

事前に自分のことを理解していない学生では、本気で成長したいと考えているとは判断できないのです。

また、自己分析がきちんと行えていないと、面接での質問に戸惑ってしまう可能性があります。

「そんなことを聞かれるとは思わなかった」とならないよう、何を聞かれても答えられるほど自分について知っておく必要があるでしょう。

自己分析については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

企業研究をする

面接を受ける前には、インターンに参加したい企業の企業研究を行い、その企業の基本的な情報からディープな情報まで網羅しておくことも大切です。

企業理念やサービスの内容、今後の事業展開、またその企業が属する業界全体の動向などを調べておくと、その情報に基づいた回答をしやすくなります。

また、企業について知識を深めておくことで、なぜその企業を選んだのか、自信を持って回答できるようになるでしょう。

さらに他社と比較して、どのような点でその企業が差別化できているのかについてまで、分析するのがおすすめです。

これを知っておけば、他社でなく、その企業のインターンでなければダメな理由にまで言及できる可能性が高まります。

職種に対する理解を深める

面接の前には、実際に長期インターンで体験する職種に対する理解を深めておく必要があるでしょう。

実際にその仕事に就いている方に話を聞いてみるなど、情報を集めて職種に対する理解を深め、自分の適性や成長したいポイントを踏まえて、その職種を志望した理由を伝えられるようにするのがおすすめです。

企業は、基本的に採用した人材の早期離職を恐れています。

入社した学生が「この仕事は自分に向いていなかったな」と判断して企業を辞めたり、まったく違う部署への変更を希望したりすると、それまで学生の研修にかけてきたコストが無駄になってしまうためです。

そのため、インターンの段階からその職種に理解や熱意のある人材を選別し、将来的な採用活動につなげようとしています。

【長期インターンの面接対策】面接当日に気をつけたいこと

続いて、長期インターンに向けた面接を受けるにあたり、面接当日に気をつけたいことについて見ていきましょう。

面接当日に大切なのは、10分前行動を心がけること、服装に気をつけること、提出物をチェックすることです。

加えて面接後には、お礼のメールも忘れずに送っておく必要があります。

インターンシップは本選考ではないものの、礼を欠いて良い理由にはなりません。

企業側に失礼にならないよう、そして選考をスムーズに進めるために気をつけたいことについて、詳しく見ていきましょう。

10分前行動を心がける

長期インターンの面接では、必ず10分前行動を意識しましょう。

企業側は、インターン以外にも通常の業務などをそのまま行っており、忙しい中わざわざ学生の面接のために時間を割いています。

面接への遅刻は大変な失礼にあたってしまうため、絶対に間に合わせられるよう余裕を持って行動することが大切です。

しかし、あまりに余裕を持たせて30分前などに会場に行ってしまうと、まだ企業の方の準備ができていない場合があり、逆に焦らせてしまう可能性があります。

そのため、早すぎず遅くならない時間として、10分前行動がベストです。

公共交通機関などの関係で早めに着いてしまう場合も、時間が来るまではなるべく会場内に入らないよう気をつけましょう。

服装に気をつける

長期インターンの面接を受ける際は、当日の服装にも気をつける必要があります。

基本的に面接やインターンの際は、企業側から服装が事前に指定されていることが多いです。

指定されている場合は指示に従う必要があるほか、指定されていない場合でも、インターンにふさわしい身だしなみを確認しておきましょう。

企業からスーツを指定された場合、インターンではリクルートスーツを着用するのが一般的です。

また、私服を指定される場合は、オフィスカジュアルな私服を着ていく必要があります。

装飾が派手で華美な服装や、露出の多い服装などは、インターンなどビジネスの場にはふさわしくありません。

適切でない服装は企業への失礼にあたるため、TPOをわきまえた服装を選びましょう。

提出物をチェックする

インターンの面接に行く際は、出発前に必要な提出物のチェックも怠らないようにしましょう。

長期インターンの面接では、持ち物は不要だとする企業も多いです。

しかし、ときどき履歴書や証明写真、ハンコなどを持ってきてほしいと言われる場合があります。

ほかの企業の面接では必要なかったからと何も確認せずに行くと、必要な持ち物や提出書類が足りず、面接を受けられない事態になりかねません。

メールなど文章で送られてくる面接の詳細を見て、事前に提出物の有無を確認しておきましょう。

とくに履歴書やエントリーシートが必要な場合は、記入する内容をじっくり練る必要があり、面接での受け答えにも対応させなければならないため、入念な準備が求められます。

面接後のお礼メールも忘れずに

長期インターンの面接では、企業の担当者の方に貴重な時間を割いてもらっているため、終了後にお礼のメールを送るのが望ましいです。

実は、インターンのための面接において、わざわざお礼メールを送るのは一般的ではありません。

だからこそ、面接後にもお礼メールを送ることで、ほかの学生との差別化を測れます。

企業側は忙しいため、必ずしも学生からのお礼のメールに返信できるとは限りません。

ただ、それでも送られたものには目を通してくださっていることが多いため、誤字脱字などには注意しましょう。

せっかくお礼のメールを送っても、言葉遣いがおかしかったり、誤字脱字があったりすると悪目立ちしてしまいます。

担当者の方に良い印象を残せるよう、最後まで確認しておきましょう。

【長期インターンの面接対策】就活エージェントを利用しよう

長期インターンの面接に不安がある場合は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

「ジョブコミット」であれば、インターン用の面接対策はもちろん、いずれ就活に本腰を入れる際にも、あなたのことをサポートしてくれます。

自分に向いている企業選びや選考書類の作成、本番の面接対策、内定獲得後の入社準備など、就活の始まりから終わりまで包括的な支援を受けることが可能です。

就活の準備で迷ったら、ジョブコミットに相談してみましょう。

ジョブコミットへの登録は、こちらからどうぞ。

まとめ

長期インターンの面接では、本番の面接と遜色ない質問をされる場合が多いです。

企業側は意欲や熱意のある学生を選び、なるべく今後の選考にもつながるようなイベントにしようと計画しています。

そのため、面接での受け答えは真剣に、企業の意図に沿って回答する必要があるでしょう。

面接当日は、企業に対して失礼にならないよう、さまざまなことに気をつけなければなりません。

事前に面接対策をしっかり行って、貴重なインターンシップの機会を掴みましょう。

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