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- ・不動産業界がきついとされる理由
- ・不動産業界の主な仕事内容
- ・不動産業界に向いている人の特徴
- 不動産業界の仕事内容について知りたい人
- 不動産業界がきついとされる理由を知りたい人
- 不動産業界の特徴について知りたい人
はじめに
不動産業界を目指して就活を始めたものの、Googleなどで検索するとサジェストに「きつい」と表示され、不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は不動産業界が本当にきついのかについて紹介しつつ、きつい理由やどのような人に向いているのか、どんな人に向いていないのかについて紹介します。
確かに魅力的な業界ではありますが、向いていない人も一部いるため、本記事をしっかりと読んだ後に、自分が本当に向いているか検討することを推奨します。
不動産業界はきつい?
結論として、不動産業界は楽な業界ではありません。
特に営業職を中心に、成果主義の強い職場環境です。
売上や契約件数など数値化された目標を達成することが非常に重要視されるため、プレッシャーを感じやすい職場となることが多いです。
また、不動産業界では顧客との交渉や契約の締結が仕事の中心となるため、土日や祝日にも働くことが多く、労働時間が長くなる傾向にあります。
顧客の人数や市場動向に敏感に対応する必要があり、常に最新の情報を追い求める努力も欠かせません。
このような点が、離職率の高さや「きつい」と感じる要因として挙げられます。
不動産業界がきついとされる理由
続いて、不動産業界がきついとされる理由について紹介します。
前述したように、不動産業界は数ある業界の中でも比較的大変な業界であることは間違いありません。
以下の理由を4つとも確認し、自分が本当に不動産業界に向いているか検討してみてください。
- 営業ノルマを課せられる
- 給料が成果主義
- 休みが取りづらい
- 常に競争が激しい環境
- 離職率が高い
営業ノルマを課せられる
不動産業界ではほとんどの企業が営業職に対して厳しいノルマを課しています。
扱う商品が高額であるため、1つの契約が業績に大きく影響を与える上に、契約を締結するためには高度な交渉力や粘り強さが求められます。
また、月ごとにノルマが設定され、特に新規の顧客獲得が大きな目標となるため、常に新しい見込み客を探し続ける必要があります。
このように、ノルマを達成するために日々の努力が欠かせず、プレッシャーがストレスの大きな要因となることも少なくありません。
さらに、不動産市場の変動や景気の影響もあり、契約を取ることが難しくなる時期もあるため、時期によってはさらに精神的な負担が大きくなることもあります。
給料が成果主義
不動産業界では基本給に加えてインセンティブ制度を採用している企業が多いです。
売上に応じて報酬が変動するため、成果を出した人にとっては大きなモチベーションとなりますが、逆に成果が出せない場合には収入が低くなる可能性もあります。
特に不動産の売買は1つの契約に数ヶ月を要することもあり、1つの契約に注力しすぎると、その間の給料が安くなってしまうこともあります。
成果を出せない時期が続くと生活に直結するため、給与の安定性が低くなることが問題視されがちです。
また、インセンティブの割合が高い企業ほど、結果を求められるプレッシャーも強く、達成できなかった場合には報酬が減少し、精神的にも追い詰められる要因となります。
休みが取りづらい
不動産業界の営業職は顧客の都合に合わせて動くことが求められるため、休みが取りづらいという問題もあります。
特に物件の見学や契約のタイミングが顧客の生活スタイルに大きく依存するため、週末や祝日に働くことが多く、連休を取ることが難しい企業は少なくありません。
また、急な契約やトラブル対応などで予定していた休みがキャンセルされることも多いでしょう。
そのため、労働時間が長くなることも多く、プライベートの時間を確保するのが難しく、ストレスを感じる人も少なくありません。
常に競争が激しい環境
不動産業界では常に厳しい競争環境に置かれます。
特に営業職では個々の成績が集中評価されるため、同僚同士での競争が激化することがあります。
毎月ノルマが課されることで、自分自身の成績を意識せざるを得ず、成果を出せなかった場合には精神的なプレッシャーが増大するのです。
さらに、他社との競争も常に存在しており、優良な物件を高く、そして早く販売することが求められるため、スピード感と精度が重視されます。
このような競争環境を、自らのモチベーションを高める、成長の機会として捉えられれば問題ありませんが、成果を出せなかった場合には厳しい現実を突きつけられ、きついと感じる人も少なくありません。
離職率が高い
不動産業界がきついと言われる理由の1つとして、離職率の高さが挙げられます。
特に営業職でその傾向が顕著であり、入社から数年以内に退職する人が一定数いるのが現状で、その背景には成果主義によるプレッシャーや土日祝日勤務、顧客との調整業務による不規則なスケジュールなど、体力的・精神的に厳しい環境が影響をしています。
また、住宅や土地などの高額な商材を扱っているため、一軒一軒の契約にかかるプレッシャーも大きく、売上に直結する成果を出し続けることが求められるのも離職率の高さの原因です。
しかし、これは全ての企業に当てはまるものではなく、選択する企業によって状況は大きく異なるため、企業選びを入念に行い、伸び伸びと働ける企業を見つければ問題ありません。
現状の離職率
以下の令和5年の雇用動向調査においては産業別の離職率を見ることができます。
不動産業界の令和5年度の情報を確認してみると、離職者は91,000人であることが分かります。
他の産業別でも言えますが、入職者が83,000人と、入職者より離職者が多いのが現状であるということは、否定できない事実です。
よって「不動産業界は他の業界と比べて、離職率が高い傾向にある」ということは、参考までに覚えておきましょう。
引用:令和5年雇用動向調査
不動産業界の業種
続いて、不動産業界における主な業種について紹介します。
様々な業種が存在しますが、特に代表的なものは以下の7つです。
それぞれどのような業務を行っているか確認し、自分が向いている業種を考えてみてください。
また、以下の記事では不動産業界の概要や業界研究の方法について詳しく紹介しているため、気になる方は参考にしてみてください。
- デベロッパー
- ハウスメーカー
- ゼネコン
- 不動産仲介事業者
- 不動産管理業
- 不動産投資業
- 不動産コンサルティング
デベロッパー
デベロッパーは土地や町の開発を主な業務とする企業です。
特に大規模な都市開発プロジェクトや商業施設、住宅地の造成、さらには大型マンションの開発などに関わることが多いです。
デベロッパーの仕事は土地の取得から始まり、その土地の有効活用を計画し、実際に建物を建設するまでの全プロセスを管理します。
土地のポテンシャルを最大限に引き出し、地域の魅力を高めることがデベロッパーの使命です。
開発には地元住民や自治体との話し合いも必要であり、長期的な視野で発展を考慮しながら進められます。
大規模なプロジェクトは数年単位で進行することもあり、その間に経済状況や市場の動向が変化することも多いため、柔軟な対応力が求められます。
・三菱地所
・住友不動産
ハウスメーカー
ハウスメーカーは住宅の建築を通じてまちづくりに携わる企業を指します。
特徴的なのは全国規模で展開される自社ブランドを持っている点であり、そのブランドイメージを保ちながら、標準化された品質の住宅を提供することです。
ハウスメーカーは住宅を提供するだけでなく、地域の環境や住民の生活スタイルを考慮したプランニングも行います。
また、モデルハウス展示や広告活動を通じて顧客へのアプローチを強化し、住宅購入をサポートします。
ハウスメーカーの強みは住宅の大量生産によるコストダウンと品質の均一性です。
これにより、比較的手頃な価格で住宅を提供できるため、多くの顧客にとって利用しやすい選択肢となっています。
・住友林業
・旭化成ホームズ
ゼネコン
ゼネコンは「ゼネラルコントラクター」の略称であり、総合建設業者としてマンションやビル、インフラ整備などの大規模建築プロジェクトを手掛ける企業です。
ゼネコンは設計から施工、引き渡しまでの全工程を統括し、複数の下請け業者と連携しながらプロジェクトを進めていきます。
特に大規模なプロジェクトでは技術力だけでなく、計画管理やコスト管理、安全管理など、多岐にわたるスキルが求められます。
建設現場では天候や地盤の状況、予期せぬトラブルなど多くの不確定要素があるため、柔軟な対応力も必要です。
また、ゼネコンの仕事は国や自治体との関わりが深く、公共事業やインフラ整備においても重要な役割を果たしています。
これらのプロジェクトは地域社会の発展に直結するものであり、社会的な責任が大きい反面、達成感ややりがいも非常に高い職種です。
・鹿島建設
・清水建設
不動産仲介事業者
不動産仲介事業者は土地や建物などの不動産を「売主と買主」や「貸主と借主」をつなぐ役割を担う職種です。
仲介業者の仕事は物件の紹介、契約交渉、価格調整、契約書の作成など、多岐にわたります。
また、契約後のアフターフォローやトラブル対応も重要な業務の一環です。
仲介業者は顧客が理想とする物件を見つけるために、豊富な知識とネットワークを活かし、最適な選択肢を提供することが求められます。
そのため、マーケット動向や法規制に関する知識が必要不可欠であり、日々の情報収集が重要です。
また、顧客との信頼関係が非常に重要な職種でもあり、特に高額な不動産取引では細かな説明や相談が欠かせません。
不動産仲介業は常に顧客のニーズに応じた柔軟な対応力が求められ、契約が成立すれば大きな報酬が得られるため、やりがいのある仕事です。
・オープンハウス
・野村不動産
不動産管理業
不動産管理企業は賃貸住宅や商業施設、オフィスビルなどの管理・運営業務を物件オーナーに代わって行う仕事で、入居者募集、契約手続き、家賃の徴収、建物の清掃、修繕対応、クレーム処理などを行います。
物件に関するトラブルや問い合わせに日々対応しなければならないため、丁寧で柔軟なコミュニケーション能力が必要不可欠です。
また、建物の資産価値を維持、さらに向上させるために、定期的な点検やリフォームの提案なども行います。
オーナーにとっては安定した収益を確保するためのパートナーであり、入居者にとっては、安定した住環境を提供してくれる、重要な存在です。
・日本ハウズイング株式会社
・三井不動産レジデンシャルサービス株式会社
不動産投資業
不動産投資業は物件を資産として捉え、購入・保有・運用・売却を通じて利益を得ることを目的とした業種です。
賃貸収入を通じたインカムゲインや、購入した物件を売却して得られるキャピタルゲインを狙い、不動産を活用した資産形成や資本の運用を行います。
企業としての不動産投資は個人投資と異なり、数十億円単位の商業施設やオフィスビル、物流倉庫などを扱うことも多く、大規模な資金や高度な市場分析が必要です。
収益性の高い物件を見極めるためには金融知識、不動産の法制度への理解など、幅広い知識を求められます。
長期的な視点で「資産をどう育てていくか」という視座を持ちながら、収益性とリスクのバランスを取っていく点がこの業種の特徴です。
・三菱地所株式会社
・住友不動産株式会社
不動産コンサルティング業
不動産コンサルティング業は個人や法人が所有・取得・活用しようとしている不動産について、専門的な知識を基にアドバイスを提供する仕事です。
売買や仲介を行うのはもちろんのこと、不動産の最適な活用方法や投資計画、開発戦略、市場調査など多角的な視点から提案を行う必要があります。
遊休地の活用を検討している企業に対しては商業施設やマンション開発の可能性を分析し、収益性や地域特性を踏まえた提案を行うなど、様々なケースが存在します。
顧客ごとに置かれた状況や目的が異なるため、ヒアリング能力や柔軟な思考、専門的な知識を総合的に活かすことが必須です。
・三井不動産リアルティ株式会社
・株式会社日本不動産研究所 (JREI)
不動産営業きついと言われるランキング
不動産業界の中で「きつい」と言われることが多い業種を、その理由と共にランキング形式でご紹介します。
ただし、「きつい」の感じ方は個人の適性や企業の文化・環境によって大きく異なるため、あくまで一般的な傾向として参考にしてください。
1.不動産仲介業者:厳しいノルマと成果主義の重圧。土日中心の長時間労働。高額商品を扱う対人ストレス。
2.投資用不動産販売:高いノルマ、強い営業圧力で精神的負担大。成果主義で収入も不安定になりやすい。
3.ハウスメーカー営業:契約棟数ノルマと土日中心の長時間労働。長期の顧客対応と幅広い知識が必要となる。
4.不動産管理:入居者からのクレームや緊急対応が多い。オーナーと入居者の板挟みで消耗しやすい。
5.デベロッパー:激しい情報戦と競争。地権者との交渉難航や反対も。事業の成否に関わる大きな重圧。
上記のランキングは特に、営業系や超苦節的な顧客対応・交渉系の職種が上位に来る傾向があります。
しかしきつい仕事にはその分のやりがいや達成感、高い給与を得られるチャンスがあります。
このランキングで不動産業界の理解を深める一助になれば幸いです。
不動産業界に向いている人の特徴
続いて、不動産業界に向いている人の特徴についても紹介します。
以下のような特徴が当てはまる人は不動産業界に向いている可能性が高いといえるでしょう。
自己分析の結果と照らし合わせて、自分が不動産業界に向いているか考えてみてください。
また、以下の記事では不動産業界に向いている人の特徴についてさらに詳しく紹介しています。
ぜひ時間に余裕のある方は参考にしてみてください。
- 目標達成意欲がある
- 柔軟性がある
- 責任感がある
- 学習意欲がある
目標達成意欲がある
不動産業界では成果を出すことが最も重要視されるため、目標達成に向けて地道に努力できる人が向いていると言えます。
多くの企業では営業職に個別のノルマが課せられ、達成するために日々の行動計画を立て、それに従って進める自己管理能力が求められます。
また、不動産業界は商品単価が高いため、1件の契約を得るまでのハードルが高く、契約までに長い時間がかかることも少なくありません。
そのため、結果をすぐに求めるのではなく、長期的な視野で目標を追い続けることができる忍耐力が必要です。
さらに、目標を達成した時には高額なインセンティブや昇進のチャンスも与えられるため、自分自身に厳しい目標を設定し、それを達成することに喜びを感じられる人にとっては大きなやりがいを感じられるとも言えます。
このように、目標に向かって努力を惜しまず、達成した時の達成感をモチベーションにできる人が、不動産業界に適しているといえるでしょう。
柔軟性がある
不動産業界では顧客の要望や市場の変化に応じて、柔軟に対応する能力が重要です。
顧客のライフスタイルや経済状況は様々であり、それに合わせた提案を行うことが成功への鍵となります。
例えば、住宅を購入する際には購入者のライフプランに最適なローンの提案や、将来的な資産価値を考慮した物件の選定が必要です。
また、顧客が求める条件や状況は日々変化するため、柔軟に対応できる能力が不可欠です。
急な契約やトラブル対応など予定外の仕事が発生することも多いため、常に計画通りに物事が進むわけではありません。
そのような環境でも冷静に対応し、最適な解決策を導き出せる人が、この業界で成功できるでしょう。
責任感がある
不動産取引は、ほとんどの場合、顧客にとって一生に一度の大きな買い物です。
そのような大切な機械に携わるということは、強い責任感が求められます。
不動産取引は住宅や土地など、高額な財産を扱うため、顧客からの信頼が何よりも重要です。
信頼できる情報提供や的確なアドバイスを行うことで、顧客との信頼関係を築くことができれば、契約に結びつくことが多いです。
また、契約後もトラブルが発生することがあるため、責任を持って問題を解決し、アフターフォローを怠らない姿勢が求められます。
このように「顧客の期待に応える」だけでなく「期待を超えるサービスを提供しよう」という強い責任感を持った人こそ、不動産業界で活躍できるでしょう。
学習意欲がある
不動産業界は法律や規制、市場の動向が頻繁に変化するため、常に新しい知識を習得する必要があります。
不動産取引は法的な手続きが多く関わるため、契約に関する最新の法律知識を持っていることが重要です。
また、土地や物件の価値は経済状況や市場の動きに左右されるため、常に市場動向をチェックし、最新の情報をキャッチアップする姿勢が必要です。
さらに、不動産業界はテクノロジーの進化とともにデジタル化も進んでおり、新しいツールやシステムを導入する企業も増えています。
そのため、これらの変化に適応し、自ら進んで新しい知識やスキルを学び取る意欲がある人に向いていると言えるのです。
不動産業界に向いていない人の特徴
続いて、不動産業界に向いていない人の特徴について紹介します。
以下の3つ全てが当てはまってしまう人は、不動産業界以外も就活の選択肢に入れた方が良いかもしれません。
正しい選択をするためにも、自己分析の結果と照らし合わせてみてください。
- ストレス耐性がない人
- 安定思考の人
- 仕事よりもプライベートを優先させたい人
ストレス耐性がない人
不動産業界はストレスを感じやすい業界の1つです。
特に営業職ではノルマが課されることが多く、毎月一定の成果を上げなければならないプレッシャーがつきまといます。
例えば、月ごとの売上目標や契約件数を達成することは必須であり、そのためには顧客との交渉やスケジュール管理を的確に行わなければなりません。
加えて、不動産は高額な取引が多いため、契約が成立しないことも多く、時間をかけた取引が破談に終わった場合は、無力感や喪失感を感じることでしょう。
また、顧客の要望に迅速に応えたり、トラブルに対処したりしなければならない場面も多く、対応が遅れると顧客からの信頼を失う可能性もあります。
特に、クレーム対応や契約の変更など、緊急対応が必要になる場面では冷静かつ的確な対応が求められます。
これらの理由から、ストレス耐性がない人にとって、不動産業界で長期的に働くことは非常に難しいと言えます。
安定志向の人
不動産業界は成果主義の傾向が強いため、安定した収入を求める人には向いていないと言えます。
不動産業界の給与体系は基本給に加えてインセンティブ制を採用している企業が多く、売上や契約件数に応じて報酬が大きく変動します。
月によって契約数が多いときには高額なボーナスを得られることもありますが、逆に契約が少ない月は収入が大幅に減少するリスクがあるのです。
このため、毎月安定した収入を期待している人にとっては不安定な給与体系に不満を感じることが多いでしょう。
また、不動産業界は景気や市場の影響を受けやすく、経済状況が悪化すると契約が減少し、インセンティブも減ることも少なくありません。
安定を重視する人は、固定給が保証されている業界や職種を選ぶ方が精神的な安心感を得やすいため、不動産業界、特に営業職は避けた方が良いかもしれません。
仕事よりもプライベートを優先させたい人
不動産業界では顧客のスケジュールに合わせて柔軟に働くことが求められるため、仕事とプライベートのバランスを取りたいと考えている人には向いていない業界です。
特に、不動産営業では顧客が物件の見学や契約を希望する時間に合わせて動く必要があるため、土日や祝日、夜間に仕事をすることが多くなります。
そのため、まとまった休みを取ることが難しいケースも多く、プライベートの時間が削られることがあります。
また、顧客から急な要望やトラブル対応の依頼があった場合、予定していた休みがキャンセルされることもあるため、スケジュール管理が難しいです。
顧客のニーズに応じた柔軟な働き方が求められるため、プライベートを最優先に考える人には向いていない業界と言えます。
不動産業界に向いているか確認する方法
続いて、自分が不動産業界に向いているかどうかを確認するための方法について紹介します。
口コミを見ることは最も一般的な対策ですが、OB訪問やインターンシップも非常に効果的であるため、可能であればぜひ全て実施してみてください。
- 口コミを見る
- OB訪問をする
- インターンシップに参加する
口コミを見る
自分が不動産業界に向いているか確認する方法の1つとして、口コミサイトを見ることをおすすめします。
企業の公式サイトでは企業の良い面しか紹介されないため、実際の業務の大変さや職場環境など、内情を知るには口コミサイトが役立ちます。
口コミサイトでは現場で働く社員や退職した元社員が投稿するリアルな情報を得ることができるため、企業ごとの働きやすさや労働環境、業務内容についての正確な判断材料となります。
エンゲージ
エンゲージは口コミ数ナンバーワンを誇る日本最大級の口コミサイトであり、22万社以上の企業に関する情報が掲載されています。
企業ごとの強みなどが詳細に記載されており、さらに業務内容や職場環境についての具体的なコメントも多く記載されています。
エンゲージの特徴は、社員だけでなく元社員や求職者からの口コミも多く含まれているため、業界全体の雰囲気や職場の実情について幅広い視点からの情報を得られる点です。
また、企業研究にも非常に役立つため、不動産業界のどの企業に応募するべきかを判断する際にも大きな参考となるでしょう。
OpenWork
OpenWorkは年収や社員の口コミが1700万件以上も掲載されている大規模な口コミサイトであり、17万8000件以上の企業が紹介されています。
OpenWorkの最大の特徴は年収データが詳細に記載されている点であり、これにより不動産業界での給与推移や水準を事前に知ることができます。
また、社員からの口コミも多岐にわたり、社風や企業文化、職場環境についての具体的な情報も得られます。
OpenWorkを活用して、実際の社員がどのようなキャリアパスを歩んでいるのか、そして自分がその職場に適応できるかどうかを判断しましょう。
OB訪問をする
OB訪問は不動産業界に向いているかどうかを確認するための直接的な手段として非常に効果的です。
実際に業界で働いている先輩社員やOBに対して、具体的な業務内容ややりがい、苦労したことなどを聞くことができるため、志望企業のリアルな姿を知ることができます。
OB訪問の利点は、業界の内情だけでなく、個人の経験に基づいたアドバイスを受けられる点です。
また、具体的な業務内容や成功体験について話を聞くことで、自分が不動産業界に適しているかをより明確にイメージすることもできます。
そして、OB訪問を通じて、自分の強みや弱みを客観的に見つめ直すこともできるため、業界への理解が深まるだけでなく、就職活動全般にも役立つ経験となるでしょう。
インターンシップに参加する
インターンシップに参加することも、不動産業界に向いているかを確認するための最も効果的な方法の1つです。
実際に企業での業務を体験することで、業界の雰囲気や仕事の進め方、職場の人間関係などをリアルに体感でき、自分がその業界で長く働けるかどうかを判断できます。
また、インターンは社員とのコミュニケーションを通じて、自分の適性や働く上での価値観を確認する絶好の機会でもあります。
不動産業界特有の業務プロセスや成果主義の考え方を実際に体験することで、自分に合った業界かどうかを見極めることも可能です。
また「インターンシップに参加した」という実績があるだけでも、モチベーションの高さが伝わり、選考過程での評価を高めることにもつながるでしょう。
インターンシップを通じて不動産業界で求められるスキルや姿勢を学び、自分のキャリアにどのように活かせるかを実感することを推奨します。
適職診断ツールを用いる
ここまで不動産業界について詳しく紹介してきましたが、この記事を読んだだけで自分が不動産業界に向いているか確信を持てない方も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、適職診断ツールを用いることです。
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不動産業界を目指す人におすすめしたい対策として、エージェントに相談することが挙げられます。
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おわり
今回は不動産業界が「きつい」と言われる理由や、向いている人の特徴、向いていない人の特徴などについて紹介しました。
不動産業界は、確かに「きつい業界」であることは間違いありません。
しかし、向いている人にとっては「天職」とも言えるほど、やりがいを感じられる業界でもあります。
本記事を読んで不動産業界に魅力を感じた方は、ぜひ本メディアで紹介している志望動機や自己PRの書き方の記事を参考にしっかりと対策を行い、第一志望への内定を目指してください。


