【例文6選】150字の志望動機はどうやってまとめるの?業界別例文紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・150字でのまとめ方
・志望動機のおすすめ構成
・企業が見ているポイント

この記事をおすすめしたい人

・150字の志望動機の書き方を知りたい人
・自分の志望動機に不安がある人
・文字数の削り方が分からない人

はじめに

就職活動では、志望動機を作成することが応募者にとって重要な課題となります。

しかし最近では、企業が150文字という制限で志望動機を求めるケースが増えています。

これは、短い文字数で応募者の熱意や能力を見極めるための一つの方法です。

本記事では、なぜ企業が150文字で志望動機を求めるのか、その背景にある意図を掘り下げながら解説します。

150字で志望動機を聞く理由って何?

企業が150字で志望動機を聞く意図はどんなものでしょうか。

企業視点のポイントを抑えてより魅力的な志望動機を作成できるようにしましょう。

簡潔にまとめられる能力があるのかを見たいため

ビジネスでは、簡潔でわかりやすいコミュニケーション能力が必要不可欠です。

150文字という制限は、応募者が限られたスペースで何を優先して伝えるか、要点をどのように整理して表現するかを評価する絶好の機会です。

特にプレゼンテーションや資料作成の場面で、要約力は重要なスキルとなります。

この制限があることで、企業は応募者の伝達力や思考力を測ろうとしています。

面接時に深堀り質問をしようと考えているため

150文字という短い志望動機は、応募者の興味や価値観を知る「入口」としての役割を果たします。

企業側は短い記述から得られる情報をもとに、面接で深掘りするための質問を準備することができます。

この形式は、応募者が考え抜いた簡潔な表現を元に、より深い話を聞き出す効果的な方法でもあります。

志望動機に現れる核心的な情報は、応募者の本音や熱意を探るヒントとなるのです。

企業側の時間短縮のため

選考プロセスでは、多くのエントリーシートに目を通す必要があります。

150文字の志望動機は、採用担当者が短時間で応募者の特徴を把握できる効率的な手段です。

長文であれば埋もれてしまうポイントも、短文であれば際立ちやすく、選考の公平性を高めることにもつながります。

また、限られた文字数で熱意を感じられる志望動機を作成できる人材は、企業にとって大きな魅力となります。

「150字以内」と「150字程度」の許容範囲

「150字以内」という指定は、その文字数を超えないことが絶対条件です。

指定を超えると、採用担当者に「ルールを守れない人」として判断される可能性があります。

この場合、許容される文字数は0~150字となりますが、内容が薄いと志望度が低いと思われることもあるため、135字以上を書くことが推奨されます。

「150字程度」という指定には、多少の余裕があります。この場合、135~165字程度が許容範囲となると考えられます。

文字数が多少オーバーしても問題ありませんが、あまりにも逸脱した場合は適応力や配慮不足と判断される恐れがあります。

そのため、指定範囲内で内容を充実させることが重要です。

その他の文字数の場合

その他の文字数の場合もみていきましょう。

100文字の場合

100文字以下の指定は、非常に限られた情報で志望動機をまとめる力が求められます。

この場合、志望する理由と入社後の抱負など、最も伝えたいポイントを一文で簡潔に表現することがポイントです。

例「貴社のIT技術を活かし、地域社会の課題を解決する事業に貢献したいと考えています。」

200文字の場合

200文字は、志望理由に加え、過去の経験や価値観、入社後の目標についても少し深く触れられる文字数です。

この場合、志望理由→具体的なエピソード→入社後の目標の順で構成すると効果的です。

例:「大学時代に地域活動でIT技術を活用し、課題解決に貢献した経験から、貴社を志望しました。貴社の独自のクラウド技術に共感し、それを活かして多様な企業の競争力向上を支援したいと考えています。」

300文字以上の場合

300文字以上の志望動機では、応募者がじっくりと自分の考えを伝える余裕があります。

この場合、志望動機の背景となる具体的なエピソードや、自分の強み、将来のビジョンを盛り込むことが重要です。

内容を詰め込みすぎず、読みやすい構成を心がけることがポイントです。

例:「大学時代、地域の教育支援プロジェクトでITツールを導入し、運営の効率化を実現しました。この経験から、技術を活かして課題を解決することに強い興味を持ちました。貴社の革新的なクラウドサービスは、国内外で高い評価を受けており、そのような環境で私の経験を活かし、幅広い企業の競争力向上に寄与したいと考えています。」

志望動機で企業が見ているポイント

志望動機は、就職活動において企業が応募者を評価する重要な要素の一つです。

特に企業が注目しているポイントには、「志望度の高さ」「就活生の人柄や価値観」「目指しているビジョンが一致しているか」の3つがあります。

以下に、それぞれのポイントについて詳しく説明します。

志望度の高さ

企業が志望動機で最も重視するのは、応募者の志望度の高さです。

これは、その企業で働きたいという本気度や熱意を測る指標となります。

企業は長期的に在籍し、成果を上げてくれる人材を求めています。

そのため、「なぜこの企業なのか」「どのように貢献したいのか」を具体的に伝えることが重要です。

例えば、事業内容や企業理念に共感した具体的なエピソード、また他社ではなくその企業を選んだ理由を志望動機に盛り込むと、志望度の高さが説得力を持って伝わります。

熱意をアピールすることは、採用担当者に「この人は本気でうちの会社を選んでいる」と感じさせるポイントです。

就活生の人柄や価値観

企業は志望動機を通じて、応募者の人柄や価値観を見ています。

これは、応募者が自社の社風やチームに馴染めるかどうかを判断するための材料となります。

応募者の過去の経験やエピソードから見える価値観や思考は、その人の個性を浮き彫りにします。

また、「人柄採用」が重視される近年では、学歴やスキルだけでなく、人間性やコミュニケーション能力が採用の決め手となることも少なくありません。

例えば、困難を乗り越えた経験や、チームで何かを成し遂げたエピソードを交えることで、自分の価値観や人柄を伝えることができます。

これにより、企業は応募者との相性を具体的にイメージしやすくなります。

目指しているビジョンが一致しているか

志望動機では、応募者が企業のビジョンや方向性と一致しているかも重視されます。

これは、応募者が長期的に企業に貢献できるかどうかを判断するための基準です。

企業が掲げる中期経営計画や事業ビジョンを分析し、それと自分のキャリアビジョンを結びつけて説明することがポイントです。

例えば、企業が進めているプロジェクトや社会貢献活動に共感し、自分のスキルや経験をどのように活かしていけるかを具体的に述べると良いでしょう。

こうしたビジョンの一致をアピールすることで、企業は「自社での活躍を目指す明確な目的を持った人材」として好印象を持つ可能性が高まります。

短い志望動機を書く際の要素と構成

短い志望動機を書くときには、限られた文字数で自分の魅力や熱意を効果的に伝える必要があります。

そのためには、以下の4つのステップを押さえて、簡潔かつ論理的に構成することが重要です。

ステップ1:その企業を志望した理由

最初に、その企業を志望した理由を端的に述べます。

「なぜこの企業を選んだのか」という動機を簡潔に表現することで、志望動機全体の核となる部分を明確にします。

例:「貴社のIT技術を活用した社会課題解決に共感し、志望しました。」

ステップ2:なぜそう思ったのかの理由

次に、志望理由に至った背景を説明します。

この部分では、応募者の価値観や考え方が伝わる内容にすることが大切です。

具体的な理由を述べることで、志望動機に説得力を持たせます。

例:「大学時代、地域の教育支援活動でデジタルツールを導入し、その効果を実感しました。」

ステップ3:具体的な経験やエピソード

企業を志望する理由と応募者自身の経験やスキルを結びつけます。

過去の取り組みを基に、応募者がその企業で活躍できる根拠を示します。

具体的なエピソードを交えることで、説得力が増します。

例:「この経験を通じて、IT技術を活用した効率化が社会に与える影響の大きさを学びました。」

ステップ4:入社後の貢献

最後に、入社後にどのように企業に貢献したいかを述べます。

この部分は未来志向の内容にすることで、企業にとって「将来性のある人材」と感じさせることができます。

例:「貴社のプロジェクトで培った知見を活かし、IT技術による社会課題の解決に貢献したいと考えています。」

まとめた例文(150文字程度)

「貴社のIT技術を活用した社会課題解決に共感し、志望しました。大学時代、地域の教育支援活動でデジタルツールを導入し、その効果を実感。この経験を通じて、IT技術を活用した効率化が社会に与える影響の大きさを学びました。貴社で得られる知見を活かし、IT技術による社会課題の解決に貢献したいと考えています。」

このように、短い志望動機でもポイントを押さえた構成で作成することで、企業に自分の強みや熱意をしっかりと伝えることができます。

150字で志望動機をまとめるコツ

志望動機を150字でまとめることは、一見難しいように思えますが、いくつかのコツを意識すれば効果的にアピールできます。

この短い文字数では、内容を絞り込み、簡潔でわかりやすい表現を使うことが重要です。以下に、その具体的な方法を解説します。

伝えたいことを1つに絞る

150字の制約の中で多くの情報を詰め込もうとすると、内容が散漫になり、主張が伝わりにくくなります。

そのため、伝えたいポイントを1つに絞り、それに集中して記述することが効果的です。

たとえば、企業理念への共感、具体的なスキルの活用、または入社後の抱負など、最も強調したい内容にフォーカスすることで、読み手に明確なメッセージを届けることができます。

具体例を短くする

志望動機に具体例を盛り込むことで説得力を増すことができますが、150字では詳細に述べる余裕がありません。

そのため、エピソードの背景や詳細を省略し、最も重要な部分だけを簡潔に記述します。

具体例を補助的な要素と考え、全体の流れを邪魔しない範囲で取り入れることが重要です。

150字より多めに書いてあとから削る

最初から150字に収めようとすると、内容が不十分になりがちです。

まずは300字程度で自分の思いを余すことなく書き出し、その後に不要な部分を削ることで、簡潔で内容の濃い志望動機に仕上げることができます。

削る際には、重複している表現や冗長な説明を省き、主張の核心部分だけを残すことを心がけます。

文字数が多い志望動機の削り方

志望動機が指定された文字数を超えた場合、内容を損なわずに効率的に削ることが必要です。

以下の方法を活用して、文章を簡潔に整えることができます。

漢字に置き換えられているかを確認

文字数が多い場合、ひらがなやカタカナが多用されている可能性があります。

これを漢字に置き換えることで、文字数を削減できます。特にカタカナ語は、短い漢字表現に変えるだけで大幅に文字数を削減できることがあります。

たとえば、「コミュニケーション」を「対話」や「会話」とすることで、文字数を抑えつつ内容を簡潔に表現できます。

「〇〇しました」ではなく「だ」「である」を使う

「です・ます調」を使うと文章が長くなる傾向があります。

特に文字数制限のある場面では、「だ」「である調」に切り替えることで、余分な語尾を省略できます。

ただし、あまりに硬い印象を与えないよう、全体のトーンとのバランスを考慮する必要があります。

これにより、文字数を削減しつつ、文の主張がより明確になります。

接続詞や句読点が本当に必要かを確認

文章の流れを滑らかにするために「そして」「しかし」などの接続詞を使うことがありますが、これらは文脈によっては省略可能です。

また、句読点の使いすぎも文字数を圧迫する要因です。接続詞や句読点を見直し、不要な部分を削ることで、文章をさらに簡潔にすることができます。

業界別150字の志望動機例文

ここでは業界別の150文字の志望動機の例文を紹介します。

自分の志望業界の例文を参考にしてみてください。

化粧品業界

私は、化粧を通じて一人でも多くの人に自信を持ってもらいたいという思いから、貴社を志望しました。
学生時代、美容に関するボランティア活動を通じて、メイクが人の心に与える影響を実感しました。
貴社の製品が持つ品質と社会貢献への姿勢に共感し、自分の経験と情熱を活かしてお客様に美と自信を届けたいと考えています。

IT業界

私は、ITの力で社会課題を解決したいという思いから、貴社を志望しました。
大学時代、地域のデジタル化プロジェクトに参加し、効率化が人々の生活を向上させることを実感しました。
貴社の先進的な技術と社会への影響力に魅力を感じ、ITを活用して多くの人に利便性を提供したいと考えています。

自動車業界

私は、車が生み出す自由と可能性に魅力を感じ、貴社を志望しました。
交通手段が限られた地域で育った経験から、自動車が生活の質を大きく向上させることを実感しました。
貴社の世界シェアNo.1の技術力と社会貢献活動に共感し、自動車を通じてより多くの人に快適な移動体験を提供したいと考えています。

交通インフラ

地方移住を経験した際、地方の持つ魅力が十分に伝わっていないことに気づきました。
貴社は全国に広がる交通網を持ち、地方の可能性を引き出す力があると感じています。
私は地域活性化を目指す視点を活かし、交通を通じて多くの人に地方の魅力を伝える事業に貢献したいと考え、貴社を志望しました。

エンタメ業界

私は、エンターテインメントを通じて人々に感動や喜びを提供したいという思いから、貴社を志望しました。
学生時代、イベント運営のアルバイトで観客の笑顔に触れ、エンタメが人々の心を動かす力を強く実感しました。
貴社の多角的な事業展開と革新性に魅力を感じ、自分の企画力と行動力を活かして、新たな価値を創出する場で活躍したいと考えています。

不動産業界

私は、人々の生活を支える住環境を創出する不動産業界に強く興味を持ち、貴社を志望しました。
学生時代、都市開発について学び、街づくりが社会に与える影響に魅了されました。
貴社の地域密着型の事業展開と先進的なプロジェクトに共感し、私の分析力を活かして、多くの人々に快適で安心な住環境を提供したいと考えています。

就活に困ったら就活エージェントに相談しよう

就職活動で志望動機の作成や自己PRに困った場合、就活エージェントを利用することは非常に有効な手段です。

エージェントは、企業の詳細情報や面接対策、応募書類の添削などを無料でサポートしてくれます。

また、自分の強みや適性に合った企業を紹介してくれるため、自分では気づかなかった新たな選択肢が広がることもあります。

特に、志望動機を短い文字数で作成する際など、専門的なアドバイスが役立つ場面は多いです。

相談することで、不安を解消し、自信を持って就職活動を進めることができます。

ぜひジョブコミットを活用して就活を進めてみてください。

まとめ

志望動機を150字でまとめるには、内容を簡潔に整理し、ポイントを絞って記述することが重要です。

エンタメ業界や不動産業界のように、それぞれの業界が持つ特性を理解し、自分の経験や価値観と結びつけることが説得力のある志望動機につながります。

また、就活エージェントの活用は、困ったときに大きな助けとなるでしょう。

限られた文字数でも、自分の熱意と適性を的確に伝える努力を続けることで、内定獲得への一歩を踏み出せるはずです。

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