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・鉄鋼商社の基礎知識
・志望動機のおすすめ構成
・鉄鋼メーカーとの差別化ポイント
・鉄鋼メーカーと差別化したい人
・自分の志望動機に不安がある人
・例文をみて参考にしたい人
はじめに
鉄鋼商社は、就職活動を進めるうえであまり表に出ることのない業界かもしれません。
しかし、私たちの暮らしを支えるインフラや産業の多くは、「鉄」という素材によって成り立っており、その鉄を“必要な場所へ、必要な形で”届ける役割を担っているのが鉄鋼商社です。
自ら製品をつくるわけではないけれど、社会のあらゆる現場とモノづくりの最前線を結びつける存在。
それが鉄鋼商社です。
営業や貿易といった職種を通じて、グローバルに、かつ現場感覚を持って仕事を進めていくことができるのが、この業界の魅力でもあります。
この記事では、鉄鋼商社の志望動機の書方について丁寧に解説していきます。
業界研究の一助として、また、自分の志望動機を深めるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
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鉄鋼商社とは?
鉄鋼商社とは、鉄鋼製品や素材を国内外の顧客に供給する専門商社のことです。
自ら製造を行うのではなく、鉄鋼メーカーがつくった鋼材を仕入れ、建設会社や自動車メーカー、機械メーカーなどへ届ける「橋渡し役」としての機能を果たしています。
ただ商品を売るのではなく、物流の調整、在庫の管理、価格交渉、さらには加工の指示まで行うこともあり、商流全体を設計・管理する立場にあるのが鉄鋼商社の特徴です。
総合商社やメーカーとの違い
総合商社との違いは、事業領域の幅と専門性にあります。
総合商社は、鉄鋼に限らず、エネルギーや食料、化学品、ITなど多岐にわたる分野を手がけており、鉄鋼はその中の一部門にすぎません。
一方で鉄鋼商社は、鉄という素材に特化し、その流通に関する知識やネットワークを深く持っています。
より現場に近い立場で、スピーディーかつ柔軟に動けるのは、専門商社ならではの強みと言えるでしょう。
また、鉄鋼メーカーとの違いは、製造の有無にあります。
鉄鋼メーカーは原料である鉄鉱石やスクラップをもとに鋼材を生産する「モノづくり」の主体です。
一方、鉄鋼商社はその製品を「どこに、どのように、いつ届けるか」を設計し、顧客との間で最適な商取引を実現することに力を注いでいます。
つまり鉄鋼商社は、つくるわけでも、何でも売るわけでもありません。
「鉄」という素材に向き合い続け、その流通と活用を支える専門家として、鉄鋼産業と社会の現場の間を結び続けているのです。
鉄鋼商社の主な職種
- 営業職
- 貿易実務
鉄鋼商社では、製造は行わないものの、鉄という素材が社会の現場へ届くまでのプロセス全体に関わっています。
その中で特に中核を担っているのが、営業職と貿易実務です。
どちらも鉄鋼商社の価値を支える重要な職種であり、現場との距離が近く、自らの判断や提案がビジネスを動かすダイナミックな仕事です。
営業職
営業職は、単に鉄鋼製品を販売するだけでなく、顧客のニーズを深く理解し、最適な製品・サービスを提案する役割を担います。
取引先は建設会社や自動車メーカー、機械メーカーなど多岐にわたり、それぞれの用途や課題に応じた対応が求められます。
また、メーカーとの調整や在庫管理、納期交渉、時には加工の手配まで一貫して関与することもあり、現場対応力と柔軟な判断力が不可欠です。
国内外のマーケットを横断しながら、営業担当自身が商流を設計していくことができる点が、鉄鋼商社の営業職ならではのやりがいです。
貿易実務
貿易実務は、鉄鋼製品の輸出入に関わる実務全般を担う職種です。
具体的には、輸送手配や通関手続き、為替の管理、現地の物流状況の確認などが含まれ、商談の裏側で商品の流れを滞りなく進める役割を果たしています。
特に鉄鋼業界はグローバルな動きが活発であり、東南アジアや欧米との取引も多いため、国際的な法律や貿易条件、文化的な違いを理解しながら業務を進めることが求められます。
現地とのやりとりには語学力や異文化理解も必要であり、国際舞台でキャリアを築きたい方には非常に魅力的なポジションと言えるでしょう。
主な鉄鋼商社
- 日鉄物産
- JFE商事
- 伊藤忠丸紅鉄鋼
鉄鋼商社は数多く存在しますが、なかでも業界を代表する大手商社として広く知られているのが、日鉄物産(旧:日鉄住金物産)、JFE商事、伊藤忠丸紅鉄鋼(IMC)です。
いずれも大手鉄鋼メーカーの系列企業でありながら、独自の商社機能を強化しており、国内外で強いプレゼンスを発揮しています。
それぞれの商社には異なる強みや特色があり、鉄鋼業界のサプライチェーン全体を支える重要な存在となっています。
日鉄物産(旧:日鉄住金物産)
日鉄物産は、日本最大の鉄鋼メーカーである日本製鉄グループに属する鉄鋼専門商社です。
鉄鋼流通の中核企業として、日本国内はもちろん、東南アジアやアメリカなど海外でも積極的に事業を展開しています。
自動車や建設、機械、エネルギーといった多様な分野に対し、きめ細かい製品提案と供給体制を構築している点が特徴です。
また、商社としての機能に加え、加工・物流・情報機能を一体的に提供する総合力も持ち合わせており、顧客ニーズに合わせた高度なソリューションを提供できる体制が整っています。
JFE商事
JFE商事は、JFEスチールを中心としたJFEグループの中核商社であり、鉄鋼流通において国内トップクラスの実績を持っています。
取り扱う製品の範囲は非常に広く、自動車用鋼材や造船・建設向けの厚板、エネルギーインフラ向けの鋼管など、多岐にわたります。
JFEスチールとの連携のもと、製品の開発段階から顧客に関わることも多く、技術理解の深さや提案力が強みです。
加えて、海外拠点の拡充にも積極的で、グローバル展開に関心がある学生にとっても魅力的なフィールドが広がっています。
伊藤忠丸紅鉄鋼(IMC)
伊藤忠丸紅鉄鋼(IMC)は、総合商社である伊藤忠商事と丸紅が共同出資する鉄鋼専門商社です。
両社のネットワークと資本力を背景に、鉄鋼業界における圧倒的な販売力とグローバル対応力を兼ね備えています。
IMCは特に海外事業に強く、アジア、欧州、北米を中心に多くの海外法人・拠点を構えています。
製品供給だけでなく、現地での加工・物流体制も構築しており、現地密着型のビジネスを展開しています。
グローバル志向があり、語学力や海外でのキャリア形成を目指す方には特に親和性の高い商社です。
鉄鋼商社に求められる人の特徴
- 信頼される誠実さ
- 地道で粘り強い行動力
- モノづくり・素材への興味
鉄鋼商社で活躍するためには、派手さやスピード感よりも、信頼を積み重ねながら物事を着実に前へ進める力が重視されます。
扱う商材は「鉄」という社会を支える素材であり、取引の規模も大きく、関わるステークホルダーも多岐にわたります。
そのため、ビジネスの根幹を支える資質が必要とされるのです。
ここでは、鉄鋼商社が特に重視する3つの人物像をご紹介します。
信頼される誠実さ
鉄鋼商社の仕事は、多くの関係者との調整を通じて成り立っています。
顧客、仕入先、輸送業者、加工会社など、ひとつの商談に複数の立場の人が関わるため、関係性の構築が非常に重要です。
短期的な成果よりも、長期的に「この人に任せたい」と思ってもらえる誠実さや、誤魔化しのない真摯な姿勢が信頼を生みます。
トラブルが発生した際にも逃げずに向き合い、相手の立場を理解した上で最善策を提示できるような人物は、社内外問わず強く求められています。
地道で粘り強い行動力
鉄鋼商社の業務には、表に見えにくい「地道な積み重ね」が多く存在します。
たとえば納期の管理、在庫状況の確認、為替リスクのチェック、細かな書類のやり取りなど、ミスが許されない業務を丁寧にこなすことが求められます。
また、顧客と信頼関係を築くまでには時間がかかるため、すぐに結果が出ないことも少なくありません。
そんなときでも粘り強く動き続け、相手との関係性を少しずつ深めていける姿勢が、鉄鋼商社の現場では強く評価されます。
モノづくり・素材への興味
鉄鋼商社が取り扱うのは、いわゆる「最終製品」ではなく、その前段階にある素材です。
顧客が何に鉄を使い、どんな強度や形状を求めているのかを理解しなければ、最適な提案を行うことはできません。
そのため、完成品ではなく、素材そのものへの関心や、「モノができるプロセス」に対する好奇心がある人は、鉄鋼商社の仕事に強いやりがいを感じやすいでしょう。
目に見えにくい価値に向き合い、社会の基盤を支えるという使命感を持てるかどうかも、大切なポイントです。
鉄鋼商社の志望動機のコツ
- 「なぜ鉄鋼か」を明確にする
- BtoBビジネスへの共感を示す
- 鉄鋼商社ならではのスケール感や調整力に触れる
鉄鋼商社を志望する際は、表面的な志望理由ではなく、自分自身の価値観や経験と深く結びついた動機を伝えることが重要です。
特に、なぜ数ある業界の中で「鉄鋼」なのか、なぜ商社の中でも「鉄鋼商社」なのかといった問いに対して、筋の通ったストーリーを持っているかどうかが評価の分かれ目になります。
ここでは、鉄鋼商社の志望動機を組み立てるうえで押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
「なぜ鉄鋼か」を明確にする
まず大前提として、鉄鋼という素材自体に対する関心や魅力を感じていることが伝わる志望理由が求められます。
鉄は、建設や自動車、インフラなど社会の根幹を支える素材であり、普段の生活では見えにくい存在ですが、社会にとって不可欠です。
その“縁の下の力持ち”としての役割に共感し、そこに関わりたいという気持ちがあるかどうかを、しっかりと言語化する必要があります。
単に「スケールが大きいから」「ものづくりに興味があるから」といった抽象的な表現ではなく、例えば「社会インフラを支える素材に携わることで、目には見えにくい部分から社会を動かしたい」といったように、自分なりの視点を加えると説得力が増します。
BtoBビジネスへの共感を示す
鉄鋼商社の多くは、一般消費者ではなく企業同士の取引、つまりBtoBビジネスを中心に展開しています。
そのため、顧客の課題を聞き取り、それに合った製品やスキームを提案し、関係性を築いていくプロセスに興味があること、またそうした仕事にやりがいを感じる理由を明確にしておくことが重要です。
「相手の要望を深く理解し、最適解を一緒に考えていく仕事に魅力を感じる」といった表現は、BtoBの特徴と自身の価値観を結びつけるうえで効果的です。
営業職や貿易実務など、どの職種を志望する場合でも、相手との信頼関係を築くことに前向きな姿勢があることをアピールすると良いでしょう。
鉄鋼商社ならではのスケール感や調整力に触れる
鉄鋼商社は、商材の規模が大きく、関わる金額や取引先の範囲も広いため、一つひとつの仕事に大きな責任とスケール感が伴います。
さらに、メーカー、加工会社、物流会社、顧客など多くのステークホルダーをつなぎ、最適な商流をつくる“調整力”が求められます。
そのため、志望動機の中で「複数の立場の人の意見を調整しながら物事を進めることにやりがいを感じる」「影響範囲の広い仕事を通じて社会に貢献したい」といった、自身の経験や志向性とつながる表現があると、より説得力が高まります。
鉄鋼商社の志望動機構成
- 結論
- 背景・動機
- 企業との接点
- 将来像
鉄鋼商社を志望する際は、単に「興味があります」と伝えるだけでは不十分です。
自分がなぜこの業界を選び、なぜその企業で働きたいのか、そしてどのように貢献していきたいのかを、論理的かつ一貫したストーリーで伝えることが重要です。
ここでは、選考で説得力を持って伝えるための、志望動機の基本構成を4つのステップでご紹介します。
① 結論
はじめに、「私は御社を志望しています」とはっきりと意思を示すことが大切です。
そのうえで、「鉄鋼という素材を通じて社会基盤を支えたい」「グローバルに活躍できる環境に惹かれた」といった自分なりの主張を、簡潔に述べます。
最初の一文で方向性を明確にすることで、読み手に安心感と期待感を与えることができます。
② 背景・動機
次に、自分がなぜその結論に至ったのかを説明します。
大学での学び、アルバイトや部活動での経験、価値観の変化などをもとに、「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜBtoBビジネスに関心を持ったのか」といった背景を語ります。
ここでは、「モノづくりを支える仕事に魅力を感じた」「直接目立たないけれど社会に欠かせない存在に惹かれた」といった、素材ビジネスへの関心や共感を示すと説得力が増します。
③ 企業との接点
業界への志望だけでなく、「なぜその中でもこの企業なのか」という視点も欠かせません。
企業の取り組みや理念、事業内容、グローバル展開、扱う製品分野などをしっかり調べたうえで、自分の価値観や経験と接点を持たせましょう。
④ 将来像
最後に、入社後にどのように活躍したいか、どんな価値を提供したいかを示します。
営業職を志望するなら、「顧客の潜在ニーズを引き出す力を磨き、長期的な信頼関係を築ける営業を目指したい」
貿易実務を志望するなら、「海外の取引先とも信頼を築ける対応力を身につけ、国際物流の安定に貢献したい」など、具体的な方向性を語ると印象に残りやすくなります。
また、企業の課題や将来の方向性に合わせて、自分がどう貢献できるかまで言及できると、より説得力のある締めくくりになります。
鉄鋼商社の志望理由別例文
ここでは志望理由別例文についてご紹介します。
産業を支える素材ビジネスに魅力を感じた
建設業に従事する父の姿を幼い頃から見てきたことで、目に見えにくい場所で社会を支える仕事に強く惹かれるようになりました。特に鉄は、建築・自動車・エネルギーなど多くの産業に必要不可欠であり、その流通を担う鉄鋼商社の役割に大きな価値を感じています。
素材の供給を通じて社会の土台を支え、将来的には需要の先を読み、提案ができる営業を目指したいです。
BtoBの信頼関係を重視する仕事に共感した
塾講師のアルバイトで、保護者や生徒と信頼関係を築きながら個別に提案を行った経験から、相手のニーズを深く理解し、丁寧に応えることの大切さを実感しました。貴社のように長期的な取引の中で顧客と信頼を築き、共に成長していく営業職に携わりたいと考えています。
グローバルなモノの流れを創るダイナミックさに惹かれた
国際系学部で学ぶ中で、物流や資源の動きが経済を支えていることを知り、なかでも鉄鋼は国を越えて産業をつなぐ存在だと感じました。貴社はアジアや北米をはじめとする海外展開に強みを持ち、現地に密着した流通を築いている点に共感しています。
将来的には海外案件にも携わり、グローバルな視点で素材の価値を届けられる人材を目指します。
地道な調整業務を通じて価値を生む仕事がしたい
ゼミ活動では、チームの進行管理や対外連絡を担う立場として、調整役の重要性と難しさを実感しました。その経験から、さまざまな立場の人をつなぎ、最適な結果へ導く仕事に強いやりがいを感じています。鉄鋼商社はメーカー、加工業者、物流、顧客の間に立ち、細やかな対応を求められるからこそ、調整力が価値を生む仕事だと考えています。
そうした現場で力を発揮したいです。
モノづくり現場との関わりにやりがいを感じた
大学時代、工場見学や製品開発のインターンを通じて、現場で働く人々の熱意や技術力に感動した経験があります。そうした人々を支える存在として、自らも価値を届ける仕事がしたいと考えるようになりました。
貴社は製品知識や加工提案まで踏み込んだ提案力に強みを持ち、現場密着型の支援ができる点にも惹かれています。
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職種別志望動機例文
ここでは職種別志望動機例文についてご紹介します。
営業職
学生時代は、ゼミ活動で産学連携の営業提案を経験し、相手の課題を深く理解したうえで提案を形にしていく過程にやりがいを感じました。その中で、BtoBビジネスにおける関係構築の奥深さと難しさを学び、誠実な対応力と対話力の重要性を実感しました。貴社は多様な業界に対して専門性の高い製品提案を行っており、現場に寄り添った営業力に強みを持っていると感じています。
私も将来的には、鉄という素材を通じて顧客の課題解決を支えられる営業を目指したいです。
貿易実務職
国際系学部で学ぶ中で、物流や為替、通関など実務の裏側にある緻密な調整業務に関心を持つようになりました。なかでも鉄鋼商社の貿易実務は、商材の特性や納期、為替変動など、複数の変数を調整しながら安定供給を実現する点に難しさとやりがいがあると感じています。
貴社は海外拠点も多く、現地に密着したグローバル物流体制を強みとしているため、実務を通して国際ビジネスの最前線で貢献したいと考えています。
企業別志望動機例文
ここでは3社の鉄鋼商社の志望動機をご紹介します。
日鉄物産(旧:日鉄住金物産)
私は大学時代、サークル活動で学外の取引先との渉外を担当し、相手の状況に合わせた調整や提案を重ねることで信頼関係を築くことの大切さを実感しました。貴社は日本製鉄グループの中核商社として、自動車や建設、エネルギーなど幅広い産業の川下とつながり、現場に最適な形で素材を届ける提案力に魅力を感じています。
私も営業職として、顧客の課題に真摯に向き合い、社会の土台を支える一員として活躍していきたいと考えています。
JFE商事
大学ではゼミ活動でメーカーと連携した研究を行い、現場で求められる素材の特性や品質へのこだわりに触れた経験から、素材ビジネスの面白さに惹かれました。中でも貴社はJFEスチールと連携した川上からの技術提案力と、造船・エネルギーなど大型産業への深い関与に強みがあると感じています。
将来的には、顧客との信頼を土台に、製品開発段階から提案ができる営業を目指したいです。
伊藤忠丸紅鉄鋼(IMC)
学生時代、アジア諸国の開発インフラを研究した経験から、鉄鋼需要の国際的な広がりと、それを支える商社の役割に強く関心を持ちました。貴社は伊藤忠商事と丸紅の両グループの強みを活かし、グローバルでの販売・加工・物流体制に優れた対応力を持っている点に魅力を感じています。
私も営業職として海外との橋渡し役を担い、国や産業の成長に貢献できる存在を目指したいと考えています。
就活に困ったら就活エージェントに相談しよう
鉄鋼商社の業界研究や志望動機の作成は、素材ビジネスの奥深さやBtoBならではの構造を理解する必要があり、一人で進めるには難しさを感じる場面もあるかもしれません。
そんなときは、就活エージェントを活用してみるのも一つの選択肢です。
就活エージェントは、企業ごとの違いや選考の傾向、実際の志望動機の添削や面接対策など、プロの視点からアドバイスを受けられるサービスです。
自分だけでは気づきにくい強みや可能性を引き出してくれることもあり、視野が広がります。
特に鉄鋼商社のようなBtoB業界は、情報が少なく、企業研究がしづらいと感じやすい分野です。
業界に詳しいキャリアアドバイザーと話すことで、自分に合った企業や職種が見えてくることもあります。
少しでも不安や迷いを感じたときは、早めに相談してみることをおすすめします。
まとめ
鉄鋼商社は、目立たないながらも社会の土台を支える非常に重要な業界です。
素材に関心がある方、誠実に信頼関係を築く仕事がしたい方、グローバルなフィールドでキャリアを積みたい方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。
本記事では、鉄鋼商社の役割や他業態との違い、職種別・企業別の志望動機例文、そして自分らしい動機を組み立てるためのヒントを紹介しました。
少しでもあなたの就職活動の助けになれば幸いです。
迷ったとき、行き詰まったときは、無理に一人で抱え込まず、誰かに相談してみてください。
納得のいく進路選択に向けて、着実に一歩を踏み出していきましょう。