製薬業界を志望する人必見!効果的な就活の軸を例文付きで紹介

製薬業界を志望する人必見!効果的な就活の軸を例文付きで紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・就活の軸とは何か、なぜ必要か
・就活の軸を聞いてくる企業側の意図
・製薬業界におすすめの就活の軸の回答構成

この記事をおすすめしたい人

・製薬会社を就職の選択肢に入れている人
・就活の軸について基礎から知りたい人
・就活の軸を定め、質の高い回答を用意しておきたい人

はじめに

製薬会社を目指し、就活を進めている方も多いでしょうが、就活の軸は明確になっているでしょうか。

「就活の軸って何?」と思う方もいれば「知っているけれど、面倒で、まだ定まっていない」という方もいるでしょう。

就活の軸は早い段階で定めておくことで、効率よく質の高い就活対策ができるようになるため、早めに決めておくことが大切です。

この記事では就活の軸の概要やおすすめの回答の構成について紹介するとともに、製薬業界の職種などについても説明するため、ぜひ参考にしてください。

就活の軸が定まらなかったらツールを使おう!

就活の軸を見つけるのはなかなか難しいですよね。

そこでおすすめするのが、ベンチャー就活ナビの就活の軸作成ツールです。

ページ上に流れてくる質問に答えていくだけで、簡単に就活の軸を見つけることができます。

少しでも楽に就活の軸を作成したいという方は、こちらのボタンから利用してみてください。

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就活の軸とは

まず、就活の軸とは何なのかについて考えてみましょう。

就活の軸とは「仕事や企業を選ぶ上で譲れない条件」のことです。

「給与の高さ」「年間休日の多さ」「業務内容」「企業理念」などが挙げられます。

「絶対にこの条件を満たしている企業で働きたい」と思えるものが、就活の軸であると言えるでしょう。

今後の就活の方針が明確になるため、早い段階で設定しておく必要があります。

また、面接で聞かれることもあるため、言語化しておくと安心です。

就活の軸を決めるメリット

では、就活の軸を決めるとどのようなメリットを享受できるのでしょうか。

様々なメリットがありますが、代表的なものは以下の3つです。

それぞれ詳しく紹介するため、参考にしてください。

志望企業を絞ることができる

就活を進める上で、膨大な数の業界や企業から自分に合った企業を見つけることは簡単ではありません。

そこで、就活の軸を明確にしておけば自分に適した企業を効率的に絞り込むことができます。

製薬業界と言っても、新薬開発を行う創薬メーカー、ジェネリック医薬品を扱う企業、医薬品の流通を担う卸売企業など、業態は様々です。

自分の価値観や将来のビジョンに基づいた軸を設定することで、どの分野の企業が適しているかが明確になります。

最先端の医薬品開発に携わりたいと思っているならば、研究開発型の製薬企業が良いでしょうし、医薬品の安定供給を支えたいと考える人は、ジェネリックメーカーや医薬品卸売業が良いでしょう。

このように、自分の軸を明確にすることで、数多くの企業の中から自分に合った企業を絞り込みやすくなるのです。

一貫した回答ができる

就活の面接では志望動機や自己PR、ガクチカなど、様々な角度から質問されます。

就活の軸が明確になっていると、これらの質問に対して筋が通った回答ができるようになり、より説得力が高まります。

例えば「患者の生活の質を向上させる医薬品の開発に貢献したい」という軸があるならば、志望動機では「貴社の○○という製品が患者の負担を軽減する点に魅力を感じた」と述べられますし、ガクチカでは「研究活動で患者の課題解決に貢献する重要性を学んだ」といったエピソードを交えることで、話の軸に沿って一貫性のある話ができるでしょう。

このように、どの質問にも同じ価値観を反映させることで、面接官に「この人は明確な軸を持って就活を進めているな」と判断してもらえます。

軸がないまま就活を進めてしまうと、志望動機や自己PRで言っていることがバラバラになってしまい、結局何がしたいのか、どのような人物なのかが伝わりにくくなってしまいます。

将来のビジョンを持つことにつながる

就活の軸を持つことは「将来のビジョンを持つこと」とも言い換えられます。

「就活の軸を考えること」自体が、企業を選ぶためだけでなく、将来のキャリアを考えるきっかけにもなるからです。

自分が何を大切にして働きたいのか明確にすることで、入社後のキャリアパスが具体的になります。

「グローバルに活躍できる製薬企業で働きたい」と思うならば海外展開を積極的に行っている企業を目指すでしょうし、将来的には海外駐在や国際プロジェクトに携わることを目指すことになるはずです。

一方「患者との距離が近い仕事をしたい」と考える人はMRとして医療機関と関わるキャリアを視野に入れられるでしょう。

このように、就活の軸があることで入社後のキャリアパスが明確になり、成長の方向性を考えやすくなります。

企業が就活の軸を聞く理由

企業は就活の軸について、なぜ聞いてくるのでしょうか。

様々な理由が考えられますが、どのような企業においても共通している目的は、以下の2つが挙げられます。

以下の2つの要素が自然とにじみ出るような回答を用意しておけば、良い印象を与えられる可能性が高まるため、回答を作成する際、念頭に置いてください。

就活生の価値観を知るため

企業が就活の軸を質問する理由として、就活生の価値観を知ることが挙げられます。

働く上でのモチベーションや、仕事において何を重視しているのかを把握すれば、その人が入社後にどのように活躍できるかを想定しやすくなるからです。

就活の軸には考え方や人生観が反映されており、企業はそれを通じて、就活生の仕事への向き合い方や、働く上での優先事項を把握しようとしています。

例えば、社会貢献を重視する人はやりがいや「社会への価値提供を大切にする人物だ」と思われるでしょうし「チームでお互いを高め合いながら取り組みたい」という人は「コミュニケーションや成長を重視する人物だ」と考えられるでしょう。

企業への適性を知るため

企業が就活の軸を聞くもう1つの理由として、就活生がその企業に適しているかを判断することが挙げられます。

企業ごとに理念や社風、求める人物像は異なります。

そのため、就活生の仕事に対する価値観やキャリアビジョンが企業と合致しているかどうかは非常に重要なポイントです。

企業に合わない人材を採用してしまうと、早期離職の可能性が高まり、企業側にとっても、採用や教育にかかったコストが無駄になるリスクがあります。

また、就活生にとっても、新卒という貴重なチャンスを失うことにつながるため、双方にとってメリットがありません。

そのため、企業はしっかりと適性を確認しているのです。

就活の軸について聞かれた際は、企業の特徴と自分の価値観が合っていることが伝わるような、明確な回答を心がけましょう。

製薬業界とは

製薬業界は簡単に説明すると「医薬品の開発・製造・販売を担う業界」です。

人々の健康を支えるために欠かせない業界であり、新薬の研究開発から既存の薬の改良、品質管理、流通まで、様々な工程を経て医薬品が世の中に提供されています。

製薬業界の主な業務は大きく分けて「研究開発」「製造」「販売・営業」の3つです。

研究開発では新しい薬の創出や既存の薬の改良を行い、製造部門では厳格な品質管理のもとで医薬品が生産され、消費者のもとに届けられます。

販売・営業では医薬情報担当者(MR)が医師や薬剤師に対して自社製品の情報を提供し、医薬品の適正使用を促進する役割を担います。

どの職種も最終的な目標は「安全で有効な医薬品を求めている人に届けること」であり、医薬品を通じて人々の健康を支えたいという思いがあるならば非常にやりがいのある業界と言えるでしょう。

製薬会社の主な職種

続いて、製薬会社の主な職種について紹介します。

大きく分けて以下の5つの職種があるため、それぞれ確認してください。

特に自分が興味を持った職種についてはより詳しく掘り下げて調べることを推奨します。

営業

営業職は製薬会社の医薬情報担当者(MR)として、医師や薬剤師に対して医薬品の情報を提供し、適切な使用を促進する役割を担います。

製薬会社の営業職は一般的な営業とは異なり、単に製品を売るのではなく、医療従事者に正確な医薬品情報を伝え、治療に貢献することが求められます。

したがって、医薬品の作用機序や副作用、適応症などの専門知識が必要です。

理系だけでなく文系出身者も多く活躍できる職種ですが、医薬品に関する知識を磨くことは不可欠です。

入社後にMR認定試験に合格するための研修が用意されていることも多く、そこで基礎知識を身につけることが重要になります。

また、営業の現場では病院や診療所、調剤薬局などが取引先となるため、良好な関係を築くことも重要と言えるでしょう。

事務職

製薬会社の事務職は一般的な企業と同様に総務・人事・経理などの業務を担当するほか、製薬業界ならではの専門的な業務も担います。

医薬品の申請書類や契約書の作成、薬事関連のデータ管理などは、製薬会社の運営を支える重要な仕事です。

薬事事務では医薬品の認証・承認申請に関する書類作成や、規制当局(厚生労働省やPMDA)とのやり取りを行う必要があります。

医薬品の承認には厳格な規制があり、正確な書類作成が求められるため、細かい作業を丁寧に進める能力が必要です。

また、企業によっては英語での書類作成や海外の規制当局との連携が必要な場合もあり、語学力が求められることもあります。

経理・財務部門では研究開発や製造にかかるコスト管理を行い、企業の運営を支える役割を担います。

人事・総務部門では新卒・中途採用や社員の研修、労務管理を担当し、社員が安定して働ける環境を整えることが重要です。

研究職

研究職は製薬会社における最も専門的な職種の1つであり、新しい医薬品の開発を担う重要な役割を果たします。

病気のメカニズムを解明し、治療に役立つ化合物を発見することから始まり、動物実験・細胞実験を経て、新薬の候補となる成分を特定するまで、様々な工程を担当します。

研究職は大きく分けて「基礎研究」「非臨床研究」「応用研究」の3つに分類されます。

基礎研究は病気の原因を解明し、新たな治療法を模索するのが主な目的です。

非臨床研究では開発された新薬の成分が安全かどうかを、動物実験などで評価します。

応用研究では実際に人体での効果を検証する臨床試験に向けて準備を進めます。

高度な専門知識が求められるだけでなく、長期間にわたる地道な努力に取り組む忍耐力も必要です。

また、近年ではAIやデータサイエンスを活用した研究も進んでおり、情報処理技術や統計学の知識も求められるようになってきました。

臨床開発職

臨床開発職は医薬品の有効性や安全性を確認するための治験を担当する職種です。

動物や細胞を使った非臨床試験をクリアした新薬候補は、人に投与する臨床試験へと進みます。

臨床開発職は医療機関と連携しながら試験の計画を立て、データを収集・分析し、医薬品の承認申請に必要な証拠を揃えることが求められます。

治験の正確性と倫理性を担保するという重大な責任があり、細かいデータ管理や厳格なプロトコルの遵守が必要です。

また、国内外の規制に対応するため、グローバルな視点を持つことも重要となります。

この仕事の大きなやりがいは「新しい医薬品の実用化に直接関われる」点です。

難病や治療法が確立されていない疾患の治験が成功すれば、多くの患者の命を救える可能性があり、大きな社会貢献を実感できます。

生産技術職

生産技術職は新たに開発された医薬品を大量に生産できるよう、体制を整える職種です。

研究開発段階では小規模な製造しか行われていませんが、医薬品が承認された後は大規模な製造ラインを確立し、安全に供給する必要があります。

したがって、生産工程の設計や品質管理、設備導入などを担当するのが、生産技術職の役割と言えます。

生産技術職は新しい薬品の製造だけでなく、既存の製造プロセスの効率化も求められます。

製造コストを削減するための新技術の導入や、品質を向上させるための改良を行うことも重要です。

医薬品は些細な成分の変化が患者の健康に大きな影響を及ぼす可能性があるため、厳密な管理が必要であり、細かい調整を繰り返しながら最適な製造プロセスを確立することが必須です。

就活の軸のおすすめの構成

続いて、就活の軸のおすすめの構成についても紹介します。

以下の構成は製薬業界に限ったものではなく、どのような業界の、どの企業を受ける際にも回答に役立てられるものです。

製薬会社を目指している方はもちろんのこと、別の業界も視野に入れている方も、ぜひ参考にしてください。

結論

就活の軸を伝える際は最初に結論を明確に示すことから始めましょう。

話の冒頭で、自分が何を就活の軸としているのかを伝えられればその後の説明もスムーズに理解してもらえます。

結論を後回しにしてしまうと、何が言いたいのか伝わりにくいため、必ず結論から述べることが重要です。

これは志望動機や自己PRなどにおいても共通している、就活の基本的なポイントです。

また、自分自身も結論を最初に述べることで、話しているうちに論点がずれてしまうことを防げるでしょう。

「私の軸は医薬品を通じて患者様の生活の質を向上させることです」といった形で、最初に端的な表現で述べることを推奨します。

具体的な理由

結論を述べた後はその軸を設定した理由を説明することが大切です。

ここでは自分の経験や価値観を交えて話すことで、説得力を持たせましょう。

「医薬品を通じて社会に貢献したいから」と述べるだけでは、なぜそう思うようになったのかが伝わりません。

そのため、過去の経験やエピソードを交えながら、自分がその軸を持つに至った背景を詳しく説明する必要があります。

「大学時代に薬学部の研究室で○○という疾患の治療薬の開発に携わる機会があり、その際に新薬の可能性に強く魅力を感じました」といったように、自分の実体験をもとに説明すると、より具体的です。

この部分がしっかりしていると、面接官もあなたのことをより信頼してくれるようになります。

企業の特徴と合うポイント

就活の軸を伝えたら、その軸と企業の特徴がどのように一致するのかについて説明する必要があります。

この部分をしっかり説明することで「なぜその企業なのか」「なぜ同業他社ではないのか」が明確になります。

企業側も、あなたの価値観が自社の理念や事業内容と合致しているかを判断しようとしているため、この部分は特に重要です。

「貴社は○○の分野で画期的な新薬開発を進めており、研究に対する投資も積極的に行っています」「新しい治療薬の開発に携わりたいという思いを、貴社でなら実現できると考えています」といった形で、企業の特徴と自分の軸を結びつけることを推奨します。

このように伝えれば「しっかり企業研究をしており、やる気のある人物だな」と判断してもらえるでしょう。

入社後のビジョン

最後に、入社後にどのように活躍したいのかについて述べると良いでしょう。

これによって、あなたのモチベーションの高さや仕事に対する熱意をアピールしやすくなります。

「入社後はまずMRとして医療現場のニーズを学び、将来的には新薬の開発に携わる仕事に挑戦したいと考えています」などといった形で、自分のキャリアプランを具体的に示すことを推奨します。

この部分をしっかり説明することで「この人は企業についてよく調べているし、やる気もある。長く働いてくれそうだ」と判断される可能性が高くなります。

特に製薬業界は新薬開発に長い時間がかかるため、短期間での成果を求めるのではなく、じっくりと成長できる人材が求められています。

そのため、長期的なキャリアビジョンを持っていることを伝えることは好印象につながります。

製薬会社の軸の例5選

続いて、製薬会社を目指す人の就活の軸の例について紹介します。

この就活の軸はいずれも、本音の軸としても建前の軸としても優秀であるため、就活の軸が明確になっていない方や、建前の軸が見つかっていない方は特に熟読しておいてください。

人の健康を守りたい

製薬業界の根本的な使命は「人々の健康を支えること」です。

したがって「人の健康を守りたい」という軸は製薬業界を志望する上で非常に説得力の高いものになります。

この軸を設定する際には「なぜそのような思いを抱くようになったのか」を明確にし、具体的な経験や背景を交えて説明すると良いでしょう。

「家族が病気になった際に薬の重要性を実感した」「大学の授業や研究を通じて、医薬品が患者の生活に与える影響の大きさを知った」など、具体的なエピソードを交えると、軸の説得力が増します。

この軸は研究開発職はもちろん、営業職や臨床開発職、生産技術職など、製薬会社ならばどの職種でも使いやすい軸であるため、迷った場合はこの軸を選んでおけば問題ないでしょう。

専門知識を活かしたい

製薬業界では職種を問わず、専門知識が求められます。

そこで「自分の学んだ専門知識を活かしたい」と述べれば、良い印象を与えられるでしょう。

特に薬学や化学、バイオ系の学問を学んでいる人にとっては、大学での知識を実際の医薬品開発や品質管理に活かせることが大きな武器となるはずです。

この軸を設定する際には「その知識をどのように活かしたいのか」を具体的に述べることが重要です。

「薬学部で学んだ製剤設計の知識を活かし、より安定した製品の開発に貢献したい」「大学で培ったバイオ技術を応用し、次世代医薬品の開発に携わりたい」といった形で、自分の専門性と企業の事業内容を結びつけると、良い印象を与えられます。

専門知識を活かせる職種は研究職や開発職が中心になりますが、MRでも高度な医薬品知識が求められるため、この軸は製薬会社を受けるならば汎用性が高いものと言えます。

研究を通して新たな発見をしたい

製薬業界は既存の医薬品を生産・販売するだけでなく、新たな医薬品を開発するための研究も積極的に行っています。

そこで「研究を通して新たな発見をしたい」と述べれば、良い印象を与えられます。

この軸を設定する際には「なぜ新しい研究に興味があるのか」「どのような分野でどのような新しい発見をしたいのか」を具体的に示しましょう。

例えば「大学でがん治療に関する研究に携わり、新たな治療法の可能性に興味を持った」など、自分の経験と結びつけると説得力が増します。

もちろん、この軸は研究開発職を目指す人が中心になりますが、臨床開発職や製造技術職にも応用できます。

研究開発には長い時間がかかるため「粘り強く取り組む姿勢」や「新しい技術に対する好奇心」も同時にアピールすると良いでしょう。

医療の発展に貢献したい

汎用性の高い軸として「医療の発展に貢献したい」というものも挙げられます。

医薬品業界の役割は「医薬品を提供して終わり」ではなく「医療全体の発展に寄与すること」です。

この軸を設定する際には「どのような形で医療の発展に貢献したいのか」を明確にすると良いでしょう。

例えば「新しい治療薬の開発を通じて、従来は治療が困難だった病気の方々を救いたい」「医薬品の安定供給を実現することで、世界中の人々に平等な医療を提供したい」といった具体的な視点を持つと、説得力が増します。

研究職はもちろん、生産技術職や品質管理職、MRも医療の発展に貢献できる職種であるため、非常に汎用性が高い軸です。

また、自分がどのようなポジションで、どのような貢献をしたいのかを明確にし、企業の理念や業務内容と結びつけて伝えると、さらに良い印象を与えられる可能性が高まります。

安定した環境で働きたい

「安定した環境で働きたい」という軸も、悪くはありません。

製薬業界は景気に左右されにくく、安定した業界の1つだからです。

しかし、この軸を強調しすぎると「この人は安定志向だから製薬業界を目指しているのか?」「安定している企業ならどこでも良いのでは?」と思われてしまう可能性があります。

そこで、仕事への熱意と組み合わせて伝えることが重要です。

「長期的に専門性を磨きながら、医療に貢献できる環境に魅力を感じた」「安定した環境の中でスキルを高め、貴社で長く活躍したい」といった形で、安定志向だけでなく自己成長の視点も盛り込むと、企業側への印象が良くなります。

また「製薬業界の安定性だけでなく、貴社の充実した教育制度を活かしながらキャリアを積みたい」といった形で、企業独自の特徴と結びつけると、より具体的な回答になります。

製薬会社の就活の軸例文

例文

私の就活の軸は人の健康を守ることです。

私が5歳の頃、父が大腸がんにかかり、10年以上にわたって治療を受けました。

抗がん剤の投与によって父が徐々に回復していく姿を見て、医薬品が人の命を守るためにいかに重要であるかを学び、抗がん剤の副作用を少しでも減らせないかについても考えるようになりました。

貴社のような大規模かつ、研究に多くの予算を投入し、1人でも多くのがん患者を救うという使命を持っている企業でこそ、新しい抗がん剤の開発に取り組めると考えています。

入社後はこの情熱を活かし、患者の負担を軽減し、より効果的な治療を実現する医薬品の開発に取り組みたいと考えています。

医薬品の開発を通じて、人の健康を守るという生涯の目標を全うする所存です。

まとめ

今回はまず就活の軸について詳しく説明した後に、製薬業界の概要や主な職種についても詳しく紹介しました。

製薬会社は薬の開発や安定供給を通じて、人々の健康と命を守る、非常にやりがいのある業界です。

簡単に内定を得られるわけではありませんが、本記事を参考にしっかりとした就活の軸を設け、面接で聞かれた際にも明確に回答できるように準備を進めておきましょう。

ぜひ、しっかりと対策を行い、第一志望の企業からの内定を目指してください。

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