【例文10選】銀行業界で評価される志望動機の作成4ステップを徹底解説

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柴田貴司
監修者

自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などを通じて、銀行業界をはじめとした幅広い業界を志望する学生の支援に注力。年間10万人の就活生の内定獲得をサポート。

この記事を読んでわかること
  • 銀行の種類や業務
  • 銀行で評価される志望動機の作り方
  • 銀行の種類別の例文
この記事をおすすめしたい人
  • 銀行業界のことをもっと理解したい人
  • 銀行業界で評価される志望動機を作成したい人
  • 複数の例文を参考にしたい人

目次目次を全て表示する

【銀行業界の志望動機】はじめに

銀行業界は、日本経済の根幹を支える重要な業界です。

個人や企業への融資、資産運用、為替取引などを通じて、社会全体のお金の流れをコントロールし、人々の生活や企業活動を支えています。

就職先としての銀行は、「安定性」「社会貢献性」「専門性」の3拍子が揃った人気業界であり、多くの学生が志望します。

そのため、志望動機では「なぜ銀行か」「なぜその銀行か」「自分の強みがどう活かせるか」を明確に伝えることが不可欠です。

本記事では、銀行業界の基礎知識から志望動機の書き方、例文、よくあるNG例まで詳しく解説していきます。

「安定して長く働きたい」を理由にしてもいい?

安定して長く働きたいという理由を銀行の志望動機に挙げることは、決して悪いことではありません。

ただし、それだけでは他の志望者と差別化しにくく、ありきたりな印象を与えてしまう可能性があります。

銀行業界は、安定性に加えて、社会への貢献性や自己成長の機会が豊富な点も大きな魅力です。

単に「安定しているから」ではなく、「なぜ銀行で長く働きたいのか」「どんな価値を提供し続けたいのか」といった視点を持ち、説得力のある理由に落とし込むことが重要です。

【銀行業界の志望動機】大まかな銀行の種類

大まかな銀行の種類
  • メガバンク(都市銀行)
  • 地方銀行(地銀)
  • 信託銀行
  • ネット銀行(ネット専業銀行)

銀行業界と一口に言っても、その役割や顧客層によっていくつかの種類に分けられます。

自分がどのタイプの銀行に興味があるのかを理解することで、志望動機もより具体的で説得力のあるものになります。

以下に、代表的な銀行の種類を紹介します。

メガバンク(都市銀行)

メガバン

メガバンクとは、三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行に代表される、国内最大規模の銀行です。

全国および海外に広がる拠点網を活かし、個人・法人問わず幅広い金融サービスを提供しています。

業務内容は、預金・融資・為替などの基本業務にとどまらず、企業のM&A支援や海外進出サポート、プロジェクトファイナンスなど、高度な専門知識を要する業務にも広がっています。

こうしたスケールの大きな業務に携われる点が、メガバンクで働く大きな魅力です。

また、大手ならではの研修制度やキャリアパスも整っており、若手のうちから大規模案件に関われるチャンスも多く、成長環境としても優れています

地方銀行(地銀)

地方銀行

地方銀行は、特定の都道府県や地域に根ざして、地域に密着した金融サービスを提供している銀行です。

主に地元の中小企業や個人のお客様と深く関わりながら、地域経済の活性化に貢献する役割を担っています。

地銀の大きな魅力は、地域社会への貢献を実感しながら働ける点にあります。

お客様との距離が近く、顔の見える関係の中で信頼関係を築けるため、「人とのつながり」を大切にしたい方に向いています。

また、地域行事や地元企業との連携など、銀行の枠を超えた地域活動に関われるケースもあります。

信託銀行

信託銀行は、顧客の財産を預かり、資産運用や相続、不動産の管理など、専門性の高いサービスを提供する銀行です。

法人・富裕層を中心とした顧客に対して、長期的かつ高度な資産形成・資産保全の提案を行うのが特徴です。

信託銀行で働く魅力は、金融・法律・不動産といった多分野の専門知識を活かし、顧客の人生設計に深く関わる仕事ができる点にあります。

信頼関係を築きながら、長期的な資産サポートを行う責任とやりがいの大きな仕事です。

ネット銀行(ネット専業銀行)

ネット銀行は、店舗を持たず、インターネット上で金融サービスを完結させる次世代型の銀行です。

住信SBIネット銀行楽天銀行などが代表的で、低コスト・利便性の高いサービスを武器に急成長を遂げています。

ネット銀行で働く魅力は、FinTechやAI、ブロックチェーンなどの最新テクノロジーを活用しながら、金融の常識を覆す革新的なサービス開発に携われる点です。

また、比較的フラットで柔軟な社風を持つ企業も多く、働き方の自由度が高い傾向があります。

【銀行業界の志望動機】銀行業界の主要業務

銀行業界の主要業務
  • 預金業務
  • 融資業務
  • 為替業務

銀行の業務は多岐にわたりますが、中心となるのは「預金」「融資」「為替」の3つです。

これらの基本業務を通じて、銀行は個人・企業・社会全体の経済活動を支える役割を果たしています。

それぞれの業務について詳しく見ていきましょう。

預金業務

預金業務は、顧客からお金を預かり、安全に保管・管理する銀行の最も基本的な業務です。

預金者は普通預金や定期預金などを通じて資産を預け、必要なときに引き出すことができます。

銀行はこの預金をもとに融資などの運用を行い、利益を生み出しています。預金業務は顧客との信頼関係を築く上でも非常に重要であり、安定した銀行経営の基盤となります。

融資業務

融資業務は、企業や個人に資金を貸し出す業務です。

企業に対しては運転資金や設備投資資金、個人に対しては住宅ローンや教育ローンなど、用途に応じた多様な融資を提供しています。

融資は銀行の収益の大きな柱であり、顧客の成長や生活を支援する役割を果たすと同時に、経済全体の活性化にもつながる重要な業務です。

為替業務

為替業務は、異なる通貨を交換したり、送金や受取を代行したりする業務です。

個人の海外旅行や留学、企業の貿易・国際取引などにおいて不可欠なサービスを担います。

近年ではグローバル化の進展により、外国為替取引のニーズが高まっており、為替業務の重要性はますます増しています。

国際業務に関心のある人にとっては、特に魅力的なフィールドといえるでしょう。

【銀行業界の志望動機】銀行業界の職種

銀行業界の職種
  • 営業職
  • 一般職(窓口業務)

銀行での仕事は多岐にわたりますが、大きく分けると「営業職」と「一般職(窓口業務)」の2つに分類されます。

それぞれの職種には異なる役割や求められるスキルがあり、自分の志向に合った職種を理解することが、適切な志望動機を作成するうえで重要です。

営業職

営業職は、法人や個人の顧客に対して、融資、投資信託、保険などの金融商品やサービスを提案・提供する仕事です。

顧客のニーズを正確に把握し、最適な提案を行うことで、資産形成や事業成長を支援します。

 

この職種は銀行の収益に直結する中核的なポジションであり、コミュニケーション能力提案力課題解決力が求められます。

数字目標が明確な分、成果に対するやりがいや成長実感を得やすいことも特徴です。

一般職(窓口業務)

一般職(窓口)は、来店した顧客への対応を中心とする業務で、預金・引き出し・振込などの基本的な取引処理や、各種問い合わせへの対応を行います。

銀行の顔として、安心感と信頼を提供する重要な役割を担っています。

また、正確さや丁寧さが重視される職種であり、事務処理能力ホスピタリティが求められます。

最近では窓口業務に加えて、後方事務やオンライン対応など、業務の幅も広がってきています。

【銀行業界の志望動機】銀行業界のトレンド

銀行業界のトレンド
  • デジタル化の加速
  • フィンテック企業との競争と協調
  • ESG投資への関心の高まり
  • 新たな金融サービスの登場

銀行業界は、デジタル化、フィンテック、ESG投資など、常に変化を続けています。

そのトレンドをいち早くキャッチして理解を深めましょう。

デジタル化の加速

インターネットやモバイルバンキングの普及により、銀行のデジタル化が加速しています。

顧客は、いつでもどこでも金融サービスを利用できるようになり、銀行の業務効率化にも貢献しています。

フィンテック企業との競争と協調

フィンテック企業の台頭により、銀行業界は新たな競争に直面しています。

一方、フィンテック企業と連携することで、新たな金融サービスを生み出す動きも加速しています。

ESG投資への関心の高まり

環境問題、社会問題、企業統治への関心の高まりを受け、ESG投資が注目されています。

銀行は、ESG投資を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献しています。

新たな金融サービスの登場

AIやブロックチェーンなどの技術革新により、新たな金融サービスが登場しています。

銀行は、これらの技術を活用することで、顧客に新たな価値を提供しています。

【銀行業界の志望動機】書き方の4ステップ

志望動機書き方
  • 銀行業界を志望する理由を明確にする
  • なぜその銀行なのかを具体的に伝える
  • 金融知識や学び続ける意欲をアピールする
  • コミュニケーション力は具体的な経験と結びつける

銀行業界を志望する際は、「なぜ銀行業界を選んだのか」「なぜその銀行を志望するのか」を明確にしたうえで、自身の強みや将来のビジョンを織り交ぜて伝えることが重要です。

以下の4ステップに沿って構成すれば、説得力と一貫性のある志望動機を作成することができます。

1. 銀行業界を志望する理由を明確にする

まずは、自分がなぜ銀行業界に関心を持ち、進路として選んだのかを明確にしましょう。

金融は経済の根幹を支える重要な存在であり、銀行業はその中核を担っています。

社会への貢献度の高さや、企業・個人を支援するというやりがいを感じた経験などを踏まえて、銀行業界に魅力を感じた背景を丁寧に説明することが大切です。

2. なぜその銀行なのかを具体的に伝える

次に、「数ある銀行の中で、なぜその銀行を選ぶのか」を具体的に伝えます。

メガバンク・地方銀行・信託銀行・ネット銀行など、銀行ごとに異なる特性や方針があります。

事業内容、地域密着性、海外展開、デジタル化の取り組みなど、企業研究を通じて共感した点を挙げ、「その銀行でなければならない理由」を述べることで、志望動機に深みが出ます。

3. 金融知識や学び続ける意欲をアピールする

銀行員には、高い金融知識と変化への対応力が求められます。

そのため、簿記・FP・証券外務員などの資格取得や、経済ニュースへの関心など、学習姿勢をアピールすることが重要です。

「今、どのような学びをしているか」「今後どのような知識を深めたいか」を具体的に伝えることで、入行後も成長を続けられる人材であることを示せます。

4. コミュニケーション力は具体的な経験と結びつける

銀行業務では、顧客対応やチームとの連携が日常的に発生します。

そのため、対人スキルや信頼関係を築く力も大切な要素となります。

アルバイトや部活動、ボランティア活動などを通じて培ったコミュニケーション能力や責任感などを、具体的なエピソードとともに伝えることで、説得力を持たせることができます。

【銀行業界の志望動機】銀行業界で活かせる強みは?

銀行業界で活かせる強み
  • コミュニケーション力
  • 課題解決力・論理的思考力
  • 数字に強い・正確性がある
  • 継続的な学習意欲
  • 誠実さ・責任感

銀行業界を志望する際には、自分のどのような強みが業務に活かせるのかを明確に伝えることが非常に重要です。

銀行の仕事は多岐にわたり、さまざまなスキルが求められます。

ここでは、銀行業界で特に評価されやすい代表的な強みをいくつかご紹介します。

コミュニケーション力

銀行では、法人・個人問わず多くのお客様と接する機会があります。

信頼関係を築くためには、相手の話に丁寧に耳を傾け、自分の考えをわかりやすく伝える力が必要です。

営業職や窓口業務ではもちろんのこと、社内のチームとの連携でも重要となるため、普段の人間関係や課外活動で養ったコミュニケーション力は大きな強みとなります。

課題解決力・論理的思考力

銀行業務では、お客様のニーズを把握し、最適な金融商品やサービスを提案する力が求められます。

特に法人営業では、企業の財務状況や課題を把握したうえで、融資や資金運用など多面的な視点から解決策を導く必要があります。

そのため、物事を論理的に考える力や、課題を整理し解決に導くスキルは重宝されます。

数字に強い・正確性がある

銀行では、金銭を扱う業務が中心となるため、数字への強さや業務の正確性は非常に重要です。

計算ミスや処理の不備が信用問題につながる可能性もあるため、細部にまで注意を払って業務を遂行する力は評価されます。

簿記や数学の知識、過去の実務経験などを根拠にアピールすると効果的です。

継続的な学習意欲

金融業界は制度や商品、経済状況が日々変化する業界です。

そのため、常に新しい知識を吸収し続ける姿勢が求められます。資格取得の勉強に取り組んでいる、経済や金融のニュースを日常的にチェックしているなど、学びへの積極性を具体的に伝えることで、成長意欲の高い人材としてアピールできます。

誠実さ・責任感

銀行業はお客様の大切な資産を扱う責任ある仕事です。

そのため、誠実であること、与えられた仕事に最後まで責任を持って取り組む姿勢は、非常に重視されます。

日常の行動や過去の経験を通して、誠実さや責任感を持って物事に取り組んできたことを伝えると、信頼される人物像として印象に残ります。

【銀行業界の志望動機】銀行業界の例文

ここでは、営業職や一般職などの職種別・立場別に、実際に使える志望動機の例文を紹介します。

自分の経験や価値観と照らし合わせながら、伝わる志望動機を作成する参考にしてください。

メガバンクの志望動機例文

メガバンク
営業職志望の例文

私は、貴行の「顧客第一主義」の理念に共感し、お客様の夢の実現をサポートしたいという強い思いから、営業職を志望しました。
大学時代のアルバイトで、お客様一人ひとりのニーズを丁寧にヒアリングし、最適な商品を提案することで、売上目標を達成した経験があります。
この経験から、お客様とのコミュニケーション能力やニーズを汲み取る力を磨いてきました。
貴行では、これらの経験を活かし、お客様に寄り添い、最適な金融サービスを提供することで、お客様の夢の実現に貢献したいと考えています。

メガバンク
一般職志望の例文

私は、貴行の「地域社会への貢献」という理念に共感し、窓口業務を通じてお客様の生活を支えたいという思いから、一般職を志望しました。
大学時代のボランティア活動で、地域の方々と交流する中で、地域社会への貢献に関心を深めました。
貴行では、窓口業務を通じて、お客様一人ひとりに寄り添い、丁寧な対応を心掛けることで、地域社会に貢献していきたいと考えています。

地方銀行の志望動機例文

地方銀行
営業職志望の例文

私は、生まれ育った地域に貢献したいという思いから、貴行を志望しました。
大学では地域経済学を専攻し、地域金融機関の役割について研究しました。
貴行は、地域密着型の金融サービスを提供することで、地域経済の活性化に貢献しており、私の地域貢献への思いと合致しています。
大学時代に培った地域経済に関する知識を活かし、地域のお客様に寄り添い、最適な金融サービスを提供することで、地域社会の発展に貢献したいと考えています。

地方銀行
一般職志望の例文

私は、お客様との温かいコミュニケーションを大切にする貴行の企業文化に魅力を感じ、一般職を志望しました。
大学時代の接客アルバイトで、お客様に笑顔で接し、丁寧な対応を心掛けることで、お客様との信頼関係を築いてきました。
貴行では、この経験を活かし、窓口業務を通じてお客様との信頼関係を構築し、地域社会に貢献していきたいと考えています。

信託銀行の志望動機例文

信託銀行
営業職志望の例文

私は、お客様の資産形成をサポートし、お客様の豊かな人生に貢献したいという思いから、貴行の営業職を志望しました。
大学では金融論を専攻し、資産運用や相続に関する専門知識を深めてきました。
貴行は、信託業務を通じてお客様のライフプラン全体をサポートしており、私の専門知識を活かしてお客様に貢献できる場だと考えています。
入行後は、お客様一人ひとりのニーズを丁寧にヒアリングし、最適な資産運用プランを提案することで、お客様の資産形成をサポートしていきたいと考えています。

信託銀行
一般職志望の例文

私は、お客様の大切な資産をお守りするという責任感の強さから、貴行の一般職を志望しました。
大学時代には、会計学を専攻し、財務諸表分析や簿記などの知識を習得しました。
貴行では、これらの知識を活かし、お客様の資産管理業務を正確かつ丁寧に行うことで、お客様の信頼に応えていきたいと考えています。

ネット銀行の志望動機例文

ネット銀行
営業職志望の例文

私は、FinTechなどの最新技術を活用し、金融サービスの革新に携わりたいという思いから、貴行の営業職を志望しました。
大学では情報工学を専攻し、プログラミングやシステム開発について学んできました。
貴行は、ITを駆使した革新的な金融サービスを提供しており、私のITスキルを活かして、お客様に新たな価値を提供できる場だと考えています。
入行後は、お客様のニーズを捉え、ITを活用した新たな金融サービスの開発に貢献していきたいと考えています。

ネット銀行
一般職志望の例文

私は、貴行の「顧客中心主義」の理念に共感し、お客様に寄り添ったサービスを提供したいという思いから、一般職を志望しました。
大学時代には、お客様対応のアルバイトを通じて、コミュニケーション能力を磨いてきました。
貴行では、この経験を活かし、オンライン上でお客様一人ひとりに寄り添った丁寧なサポートを提供することで、お客様の満足度向上に貢献していきたいと考えています。

【銀行業界の志望動機】NG例文2選

営業職

私は、人と接することが好きなので、営業職を志望しました。
銀行は、お客様と接する機会が多い仕事なので、私のコミュニケーション能力を活かせるのではないかと考えています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

「人と接することが好き」という理由だけでは弱いため、銀行の営業職で求められる金融知識ニーズ把握力を踏まえた志望動機にすると、より説得力が増します!

一般職

私は、安定した企業で働きたいと思い、銀行の一般職を志望しました。
銀行は、社会的に安定した企業であり、長く働くことができるという点に魅力を感じています。

木下恵利

キャリアアドバイザー

安定性だけを理由にするのではなく、一般職で求められる丁寧な対応力信頼関係を築く姿勢を踏まえて志望動機を伝えると、より好印象につながります!

【銀行業界の志望動機】銀行に就職するためにあると有利な資格

有利な資格
  • 日商簿記(2級以上)
  • FP(ファイナンシャルプランナー)
  • 証券外務員(一種)
  • TOEIC(600点以上が目安)
  • ITパスポート

銀行業界では必須資格はありませんが、就職活動でのアピールや入行後の業務への理解を深めるうえで、取得しておくと有利になる資格があります。

特に評価されやすい資格を5つ厳選して紹介します。

日商簿記(2級以上)

日商簿記は、企業の財務状況や会計の基本を理解するための資格です。

銀行では融資審査や企業分析などで財務諸表を読む力が求められるため、簿記2級以上を取得していると金融知識の土台があると評価されます。

営業職・一般職のいずれでも有効です。

FP(ファイナンシャルプランナー)

FPは、顧客のライフプランに沿った資産運用や保険のアドバイスに必要な資格です。

銀行の窓口や個人営業の現場では、金融商品の相談に乗る機会が多く、FPを持っていることで顧客からの信頼を得やすくなります。

FP2級以上の取得が理想です。

証券外務員(一種)

証券外務員資格は、投資信託や株式などの金融商品を取り扱うために必要な資格です。

営業職で内定後に取得を義務づけられることが多く、事前に取得しておくことで金融業界への意欲や準備姿勢を強くアピールできます。

特に「一種」は取り扱える商品が広く、より有利です。

TOEIC(600点以上が目安)

銀行業界でもグローバル化が進んでおり、英語力を問われる場面が増えています。

TOEICのスコアは履歴書でのアピールに直結し、メガバンクや海外業務を希望する場合は600点以上、将来的に国際業務に携わりたい場合は700点以上が目標です。

ITパスポート

ITパスポートは、情報セキュリティやネットワーク、システム管理などの基本を学べる国家資格です。

近年、銀行でもDX化やFinTechとの連携が進む中で、ITリテラシーの有無が差別化ポイントになります。

特に文系学生がITへの関心を示す際に効果的です。

まとめ

銀行の就職活動では、効果的な志望動機を作成することが、選考を突破する上で非常に重要です。

上記のポイントを踏まえ、自身の経験や強みを結びつけ、銀行への熱い思いを伝えてください。

就活に困ったらエージェントに相談しよう!

就職活動は、自分一人で抱え込みがちですが、困ったことがあれば、就職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。

就職エージェントは、就職活動のサポートをしてくれる専門家です。

企業の情報提供や面接対策、履歴書・職務経歴書の添削など、様々なサポートを受けることができます。

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