明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
- 就活のストレスの原因と対処法
- NGストレス発散法
- ストレスを減らす就活スケジュールの立て方
- 就活をこれから始める人
- 就活にストレスを感じている人
- 就活で負担を感じたくない人
目次[目次を全て表示する]
はじめに
就活はストレスがたまるものですし、プレッシャーがかかるものです。
友人と比較してしまったり、思うようにスケジュールが進まなかったりすると、より精神的に負担がかかるでしょう。
しかし、ストレスを適切に管理しなければ、就活で望む結果を得られませんし、学生生活や人間関係に影響が及ぶ可能性もあります。
そこで今回は就活のストレスの原因や対処法について詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
【就活のストレス解消】就活のストレスの原因と対処法
まずは就活において多くの方がストレスを感じやすい原因と対処法を10個紹介します。
ストレスの原因が明確な方はもちろん言語化できていない方も、おそらく以下の10個のいずれかには当てはまるでしょう。
確認してみて、ストレス解消に取り組んでみてください。
- そもそも何をしたらいいかわからない
- 行きたい業界や企業が見つからない
- 身体的な疲労
- 精神的な疲労
- 時間管理の難しさ
- 出費による金銭的ストレス
- 面接・ESの繰り返し
- 企業からのフィードバック不足
- 周囲との比較
- 相談できる相手がいない
そもそも何をしたらいいかわからない
就活を始めたばかりの段階では全体の流れが見えず、何から手をつけるべきかわからない人が多いです。
エントリーシートの作成、企業研究、面接対策など、やるべきことが多く、一つ一つの作業に集中できないまま時間だけが過ぎてしまうことも多いでしょう。
また、周囲の就活生が順調に進んでいるように見えると、より焦りが生じてストレスを感じやすくなります。
スケジュールが曖昧なまま進めると、締め切りに追われることで精神的な負担も大きくなります。
この状態が続くと、漠然とした不安に押しつぶされそうになり、就活自体が嫌になってしまうこともあるでしょう。
就活でまずは何から行うべきかは、以下の記事で紹介しています。
対処法
まずは就活全体のスケジュールを確認し、各時期にやるべきことを把握することが大切です。
自己分析、業界研究、企業選び、エントリーシートの作成、面接対策など、大まかな流れを整理しておくことで、今何をすべきかが明確になります。
企業の選考スケジュールをリストアップし、優先順位をつけておけば、無駄に焦ることなく、一つひとつの作業に集中しやすくなるでしょう。
また、就活ノートを作成し、タスクごとに進捗を管理するのもおすすめです。
やるべきことを書き出し、終わったタスクをチェックしていけば、自分の進捗が可視化され、達成感を得ることも可能です。
さらに、就活の先輩やキャリアセンターに相談すれば、効率的な進め方のアドバイスを得られることもあるでしょう。
就活の全体像を把握し、優先順位をつけて、漠然とした不安を軽減しましょう。
行きたい業界や企業が見つからない
就活を進めても、自分がどんな業界や企業に向いているのか全く理解できず、焦りを感じることも少なくありません。
周囲の友人が次々と志望企業を決めている中で、自分だけが何も決まらないと、取り残されているような感覚に陥ることもあるでしょう。
また「この業界が人気だから」「この企業は待遇が良いから」といった理由で志望を決めても、納得感がないと、選考の過程でモヤモヤとすることが多いです。
その結果、面接で志望動機が曖昧になったり、選考を受ける企業の数が増えすぎてしまい、負担が大きくなったりするケースも少なくありません。
業界研究・企業研究の方法については以下の記事で紹介しています。
対処法
行きたい業界や企業が見つからない方はまず自己分析を徹底的に行い、自分の強みや価値観、仕事に求める条件を整理することを推奨します。
「どんなことをしている時にやりがいを感じるか」「どんな環境なら自分の力を発揮しやすいか」などを考え、書き出してみると、自分に合う業界の方向性が見えてくることもあるでしょう。
また、適性診断ツールを活用し、自分の性格や興味に合った業界を客観的に分析するのも選択肢の1つです。
さらに、業界研究を進め、様々な業界の特徴や働き方を深めることもおすすめです。
気になる業界の説明会や企業の説明会を活用して情報を集めると、具体的なイメージを持ちやすくなります。
身体的な疲労
精神的なものではなく、身体的な疲労がたまることが多いのも就活の特徴の1つです。
特に企業説明会やインターン、面接の日程を詰め込みすぎると、疲れやすくなってしまいます。
就活に熱心に取り組んでいる人ほど、この課題に直面することが多いでしょう。
遠方の企業に足を運ぶ場合、移動時間が長くなることでさらに疲労が増し、体調を崩してしまうこともあります。
スケジュールを詰め込みすぎると、メンタル的にも負担がかかることが多いです。
「とにかくたくさんの企業を受けた方が良い」と考える人は過密なスケジュールを組んでしまうこともありますが、十分な休息を取れず集中力が低下してしまい、面接のパフォーマンスにも影響が出てしまう可能性が高いです。
体調が万全でない状態では自分の良さを最大限にアピールできません。
対処法
まずは無理にスケジュールを詰めすぎないことが大切です。
特にエントリーする企業が多すぎると、1社ごとの準備が不十分になり、選考通過率が大幅に下がってしまうこともあります。
そこで「本当にこの企業に入りたいのか」「内定をもらった場合、承諾するのか」といったことを考えた上で、スケジュールを整理することが重要です。
少なくとも「内定をもらっても、よほどのことがない限り、就職しない」と思っている企業に、2社も3社も応募する必要はありません。
また、適度に休息を取ることも忘れないようにしましょう。
長時間の移動や連続した面接が続く場合は事前に休息時間を確保し、無理なく就活を進められるスケジュールを組むことが大切です。
精神的な疲労
就活では多くの人が「内定を獲得しなければならない」と強いプレッシャーを感じることでしょう。
そのため、精神的な負担が大きくなることが多いです。
周囲の学生と競争する環境に置かれると、自分の進捗と比較して不安を感じることが増えます。
「内定をもらっていないのは自分だけかもしれない」と悩んでいる人も多いでしょう。
また「失敗できない」「この企業に落ちたら人生が終わる」と思い詰めすぎると、面接やエントリーシートの作成時に緊張しすぎてしまい、本来の力を発揮できないこともあります。
就活が長期化すればするほど、このようなプレッシャーが蓄積され、精神的な疲労が増すのです。
対処法
精神的な疲労の対処法として、事前にしっかりと準備を行い、自信をつけることが重要です。
自己分析を深め、自分の強みや価値観を明確にしておくことで、面接やエントリーシート作成時の迷いを減らしましょう。
また、業界や企業研究をしっかりと行い、選考の流れやよく聞かれる質問を把握しておけば、面接への不安も軽減できます。
就活を「競争」ではなく「自分に合った企業を見つける機会」と捉えるのも有効です。
肩の力を抜き、プレッシャーを減らすことを心がけましょう。
後ほど紹介しますが、リフレッシュの時間を確保し、趣味や運動などで気分転換を図ることもおすすめです。
時間管理の難しさ
就活ほど厳密に時間を管理しなければならない取り組みはあまり無いため、就活でのスケジュール調整にストレスを感じる人も多いです。
大学の授業やアルバイト、卒論作成などと並行しなければならず、精神的にも肉体的にも負担がかかります。
エントリーシートの作成、企業研究、面接準備、インターン参加など、やるべきことが多すぎて「すべてこなすのは無理なのではないか?」と思う人も居るはずです。
特に、複数の企業の選考や説明会が1日に集中すると、スケジュール管理が複雑になり、どの企業の対策に時間を割くべきか判断しづらいものです。
また、突然面接の案内が届いたり、エントリー締め切りが迫っていることに気づいたりすると、さらに時間に追われることになり、ストレスが増してしまうことも多いでしょう。
対処法
時間管理の難しさに対処するためには計画的にスケジュールを組むことが大切です。
就活に使える時間を明確に算出し、授業やアルバイトなどと調整しながら、無理のない範囲でスケジュールを立てましょう。
スプレッドシートや手帳を活用し、エントリー締め切りや面接日程を整理すれば、やるべきタスクが明確になります。
このとき、重要なのは「限界まで詰め込まないこと」です。
「物理的に可能な日程」と「全ての取り組みに全力で取り組める日程」は異なります。
優先順位を明確にして、本当に行きたい企業の説明会だけに出席する・選考に応募する、など工夫しましょう。
出費による金銭的ストレス
就活では交通費やスーツ代、証明写真代など、様々な費用がかかるため、金銭的な不安やストレスを感じることも多いです。
オンライン面接が増えたとはいえ、対面の面接や企業訪問では出費が避けられません。
特に遠方の企業を受ける場合、交通費や宿泊費も大きな負担となります。
証明写真の撮影代、スーツの購入、筆記試験対策のための参考書代など、細かい出費が積み重なり、気づけば口座残高が大幅に減っていることも少なくありません。
その結果、アルバイトを増やさざるを得なくなり、就活の準備時間が削られるという悪循環に陥る人もいます。
対処法
まずは事前に就活にかかる費用をリストアップし、予算を組んでおくことで、無駄な支出を防ぐことが重要です。
スーツやカバンなどの必需品はリサイクルショップやレンタルサービスを活用するのも選択肢の1つです。
また、交通費がかさむ場合は大学の就職支援センターや自治体に相談してみると、交通費や宿泊費の援助を受けられる場合もあります。
企業によっては遠方からの応募者に対して交通費を支給するところもあるため、事前に確認してみると良いでしょう。
また、可能な限りオンライン説明会や面接を活用し、移動コストを抑える工夫をすることも大切です。
「志望度が低く、かつ交通費が高くつく」企業の場合「受けない」という選択肢もあります。
面接・ESの繰り返し
エントリーシートの提出や面接を何度も繰り返すと、精神的にも肉体的にも疲れてしまうことが多いです。
特に、不採用が続くと「自分には価値がないのではないか」「もう就活なんてやめてしまいたい」と考えてしまう人もいます。
就活が長引くとエネルギーを消耗し、モチベーションが低下してしまうケースも多いでしょう。
また、面接のたびに緊張やプレッシャーを感じ、夜もゆっくり休めず、ストレスが蓄積してしまうこともあります。
さらに「何が悪かったのか分からないまま次の選考に進む」という状況が続くと、不安を抱えたまま準備を進めることになり、思うように成果が出ず、悪循環に陥ることもあります。
対処法
改善点を見つけ、次の選考に活かすことを大切にしましょう。
不採用になったことに一喜一憂するのではなく「なぜ通らなかったのか」を客観的に分析し、次回に向けた対策を立てることが重要です。
「失敗」と捉えるのではなく「成功のために必要なプロセスだった」と考えれば、少しはストレスが軽減されるかもしれません。
「エントリーシートの内容を見直し、具体性が足りていない部分がないか確認する」面接の「受け答えを振り返り、より説得力のある伝え方ができないか考える」など、振り返りを繰り返すことで、選考通過率を高められるでしょう。
また、1社ごとに過度な期待を持ちすぎると、不採用時のダメージが大きくなるため「落ちてもまだ他の企業があるから大丈夫だ」くらいの気持ちで、肩の力を抜いて臨むことをおすすめします。
企業からのフィードバック不足
エントリーシートや面接で落とされた理由は基本的に企業から教えてもらえません。
これにストレスを感じる人も多いでしょう。
「何が問題だったのか」を把握できず、同じ失敗を繰り返してしまい、強いストレスを感じることもあります。
また「あれだけ対策をしたのに、なぜ落とされたのか」「何を直せば良いのか分からない」と感じることが続くと、次の面接に向けたモチベーションも低下しがちです。
転職を目指す人ならばある程度感覚をつかめていますが、新卒の皆さんは初の求職活動です。
自分のどこが評価され、どこが課題だったのかを客観的に判断することが難しく、改善の方向性が見えないとストレスを感じるでしょう。
対処法
企業からのフィードバックが得られない場合は第三者の意見を積極的に取り入れることを推奨します。
キャリアセンターのアドバイザーや就活エージェントのアドバイザーなどに相談し、エントリーシートや面接の内容を見てもらうことで、自分では気づけなかった改善点を探ってみましょう。
模擬面接を受け、面接官の視点からフィードバックをもらえば、本番に向けて対策を立てることも可能です。
また、自分で改善点を探ることもおすすめです。
面接の受け答えを録音して、聴いてみると「話し方にクセがある」「説明が不足している部分がある」など、自分に足りないものが、意外とすぐに分かるかもしれません。
周囲との比較
近年はSNSなどを通じて、他の大学の就活生と交流する機会が増えています。
そのため「内定をもらいました」という投稿を見て「自分は遅れているのではないか」と感じる人は多いでしょう。
また、大学の友人やゼミの仲間が内定を獲得したという報告を聞き、必要以上に焦ってしまうこともあります。
さらに、家族や親戚から「就活は順調?」と聞かれることで、不安が増す場合もあるでしょう。
このように、周囲と比較することで生じる焦りやプレッシャーが、就活のストレスを増幅させる要因の1つです。
他人と比べることに意識が向きすぎると、自分のペースで就活を進められなくなり、必要以上に精神的な負担が大きくなってしまいます。
対処法
就活のペースや進め方は人それぞれ異なるため、他人と比較しすぎないことが重要です。
「早く内定をもらえる人=あなたより優秀」とは限りません。
大切なのはあなたに合った企業を見つけることです。
まずは自分の就活の軸を明確にし「何を大切にしたいのか」を整理しましょう。
就活の情報収集は企業の公式サイトや大学のキャリアセンターを活用し、SNSは補助的な情報源として活用するのがおすすめです。
また、この記事で「ストレスが溜まる理由」として紹介されているということは、周りと比べて悩んでいるのは、あなただけではないということです。
「自分だけがうまくいかない」と自分を卑下しすぎないようにしましょう。
相談できる相手がいない
就活では不安や悩みがつきものです。
それに加えて「相談できる相手がいない」という状況が重なると、精神的な負担はさらに大きくなってしまいます。
「友人があまり多くない」「自分だけ別の業界を目指している」などの理由で相談できない場合も多いでしょう。
また「今さら何か相談しても遅いのではないか」「こんなことを聞いたら笑われるかもしれない」と考え、ますます塞ぎ込んでしまう人も居るはずです。
さらに、家族や友人に相談しても「頑張れ!」といった曖昧な言葉しかもらえず、モヤモヤが増してしまうこともあります。
対処法
相談相手がいないと感じる場合は大学のキャリアセンターや就活エージェントを活用し、アドバイザーに相談するのがおすすめです。
就活に関する豊富な知識を持つアドバイザーなら、客観的な意見や具体的なアドバイスをもらえます。
エントリーシートの添削や模擬面接の実施など、選考対策にも役立つでしょう。
また、日程に余裕があればOB・OG訪問を活用し、同じ大学の先輩や目指している業界で活躍している人と話をしてみるのも良いでしょう。
実際に就活を経験した先輩に「当時、不安だったこと」「大変だったこと」などを聞けば、自分と同じような悩みを持っていたことが分かり、安心できるかもしれません。
就活イベントやオンラインの就活コミュニティに参加するのも選択肢の1つです。
同じ悩みを持つ仲間と情報交換をすることで、ストレス軽減につながるでしょう。
【就活のストレス解消】就活エージェントに相談しよう
どうしても不安が解消できない場合は就活エージェントに相談してみるのも選択肢の1つです。
就活エージェントはこれまでに多くの就活生をサポートしてきた実績があり、あなたのように、就活のストレスに悩まされている人の支援を行ってきた人が多いです。
具体的な対策方法の提案だけでなく、メンタル面のケアをしてくれることもあり、相談するだけで気持ちが軽くなる場合もあります。
弊社が運営する「ジョブコミット」には気さくで親身になってくれるアドバイザーが多いため、もし興味があれば相談してみてください。
もちろん、完全無料で利用できます。
【就活のストレス解消】就活中の効果的なストレス解消法
続いて、就活中におすすめのストレス解消法を紹介します。
後ほど、NGなストレス発散法についても解説するため、適切な方法を選びながら、ストレスを解消しつつ就活を進めていきましょう。
体を動かしてリフレッシュする
最もおすすめの方法は運動を取り入れてリフレッシュすることです。
運動はストレス解消に有効であり、気分転換にもなるため、メンタルケアとして取り入れる人も多いです。
ウォーキングやジョギング、ストレッチなどの軽い運動をするだけでも血流が良くなり、気持ちがリフレッシュできます。
デスクワークが多くなりがちな就活中は適度に体を動かして緊張をほぐし、集中力を高めましょう。
また、ヨガや深呼吸を行えば、自律神経を整え、心を落ち着かせる効果も期待できます。
運動はストレスホルモンの分泌を抑え、気分を向上させるホルモンを活性化させるため、日常的に体を動かしてストレスを溜め込まない習慣を作ることが大切です。
規則正しい生活を心がける
睡眠不足はストレスを増大させ、思考力や判断力を低下させる原因となるため、規則正しい生活を心がけましょう。
面接やエントリーシートの締め切りが重なると夜更かしをしてしまいがちですが、睡眠時間を削るとパフォーマンスが低下し、就活の成功率も下がってしまいます。
少なくとも6〜7時間は睡眠を確保し、日中の活動効率を高めることが大切です。
人間の睡眠は1時間半ごとに浅い眠りと深い眠りが切り替わるため、6時間、7時間半など、1時間半単位で目覚ましを設定すると、すっきり目覚めやすくなります。
また、朝型の生活リズムを作れば、1日のスケジュールを効率的に管理しやすくなり、余裕を持って準備ができるようになるでしょう。
就活のことを考えない時間を作る
就活のことばかり考えていると、知らず知らずのうちにストレスが蓄積し、精神的な疲労を引き起こすことがあります。
この記事を読んでいるあなたも、就活のことで頭がいっぱいになっているのではないでしょうか。
そこで、一旦就活以外の時間を作って、気持ちをリセットすることを推奨します。
映画を観る、読書をする、料理をする、ゲームをするなど、自分が楽しいと感じる活動を取り入れることで、気分をリフレッシュできます。
また、就活情報を頻繁にチェックしすぎると不安や焦りが増してしまうことが多いです。
「SNSを見て焦ることが多い」「情報収集の名目で、長時間眺めてしまう」の2つが当てはまるなら、一旦、SNSをアプリごと消してしまうのも良いでしょう。
信頼できる人に相談する
信頼できる人に相談することも、ストレス解消には非常に効果的です。
家族や友人に話すだけでも気持ちが軽くなり、前向きな気持ちを取り戻せることもあります。
また、大学のキャリアセンターを活用し、アドバイザーに相談すれば、具体的なアドバイスをもらうことも可能です。
さらに、OBOG訪問を活用し、就活を経験した先輩に話を聞くのもおすすめです。
「就活で不安だったこと」「大変だったこと」などを聞くことで「自分と同じような経験をしていたんだな」と安心できることもあるでしょう。
考え方をポジティブに変える
「それができないから困っているんだけど...」と思うかもしれませんが、できる範囲で良いので、考え方をポジティブに変える努力をしてみましょう。
「自分だけ受からない」「もう内定はもらえないのではないか」とネガティブな考えが浮かぶことは、就活ではよくあることです。
しかし、面接の結果が悪かったからといって、あなた自身に価値がないわけではありません。
企業ごとに求める人物像は異なるため、連続で不採用になったとしても「たまたま合わない企業に応募してしまっただけ」と切り替えることも大切です。
「反省すること」は必要ですが「必要以上に落ち込む」必要はありません。
「次の面接では今回の課題を1つでも改善しよう」という前向きな気持ちを持つようにしてください。
【就活のストレス解消】NGストレス発散法
続いて、就活中におすすめできないNGなストレス発散法を紹介します。
以下の3つに当てはまるものがあれば、できるだけ避けるようにしましょう。
内定を獲得できても、最悪の場合、内定取り消しになるリスクもあるため注意が必要です。
SNSに愚痴を発信する
まず、絶対にやめてほしいのはSNSに愚痴を発信することです。
落とされた際は愚痴を吐きたくなることもありますが、近年は企業の採用担当者が就活生のSNSを非常に詳しくチェックしています。
企業によっては内定した人の情報をもとにSNSをチェックし、反社会的な投稿をしていないか、確認するケースもあるほどです。
「〇〇社の面接官がひどかった」「人生なんてどうでもいい」などといった投稿をしてしまうと、自分からネガティブな言葉を発信しているため、メンタルもどんどん落ち込んでしまいます。
さらに、投稿を消し忘れたままにしてしまうと、せっかく内定を得た後に人事に投稿が見つかり、取り消される可能性もあります。
愚痴を発信しても全く得は無いので、どうしても愚痴りたい場合は家族に話す、または友人に電話などで聞いてもらうようにしましょう。
深酒をする
もしかしたら、これを読んでギクッとした就活生の方もいるかもしれませんが、なるべく深酒はやめておいた方が良いです。
強いストレスを感じたときにお酒を飲むことで、一時的には楽な気分になれますし、不安で眠れないときに寝酒をする人もいるでしょう。
しかし、深酒をすると二日酔いになり、体調がすぐれなくなることが多いですし、睡眠の質が悪くなることもあります。
また、深酒が習慣化すると、どんどん癖になり、アルコール依存症になってしまう人も多いです。
「適度に楽しむ」分には問題ありませんが「最近、飲酒の量が増えているな」と感じる人は少し減らすことを意識してみてください。
ギャンブルをする
競馬やパチンコなどのギャンブルは一時的かつ強烈な興奮でストレスを発散できるように感じるかもしれません。
しかし、基本的にギャンブルは負けるものであり、負けが続けば続くほどストレスが増し、さらに、お金が減ることで新たな悩みを生んでしまいます。
就活中はアルバイトの時間も限られており、金銭的な余裕がない人が多いでしょう。
そんな中でギャンブルをしてしまい「説明会に行く交通費が足りなくなった」などという事態になってしまっては、目も当てられません。
【就活のストレス解消】ストレスを減らす就活スケジュールの立て方
では、就活においてストレスを溜めないようなスケジュールの立て方について紹介します。
以下のような点を意識しながら就活のスケジュールを立てれば、ストレスが溜まりにくくなります。
発散することも大切ですが、ストレスが溜まる前に予防することが根本的な対策となるため、ぜひ以下のスケジュールの立て方を確認してみてください。
無理のない計画を立てる
エントリーシートの提出期限や面接のスケジュールが重なり、短期間で多くのタスクをこなさなければならない人も多いでしょう。
しかし、1日に2つも3つもエントリーシートを仕上げたり、連日面接を詰め込みすぎたりすると、心身に大きな負担がかかり、パフォーマンスが低下してしまいます。
スケジュールを無理なく管理するためには、週単位で目標を設定し、計画的に進めることが大切です。
「今週は3社のエントリーシートを完成させる」「来週は模擬面接を2回受ける」など、具体的な計画を立てることで、焦ることなく効率的に進められます。
適度な休憩を挟む
就活に向けた作業を長時間続けていると、集中力が低下し、作業効率が悪くなってしまうこともあります。
エントリーシートの作成や面接の準備など、思考力を必要とする作業が続くと、知らず知らずのうちに疲労が蓄積してしまうものです。
考えがまとまりにくくなり、作業が思うように進まなくなることもあります。
そこで「疲れが溜まってきた」と感じた場合は「今日はここまで」などと区切りをつけて、適度に休憩を取ることをおすすめします。
「1時間作業したら10分休憩を挟む」「一度立ち上がってストレッチをする」など、一定のリズムを作るのも良いでしょう。
成功体験を記録する
就活では不採用通知が何度も届くこともあり、思うように結果が出ず、モチベーションが下がってしまうことも多いでしょう。
自己肯定感が低下し「自分には価値がないのではないか」「もう就活なんてやめてしまおう」と思うこともあるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、小さな成功に目を向けてください。
「前回の面接は緊張して話しきれなかったけれど、今回はしっかり答えられた」「エントリーシートは通るようになった」など、成長の記録を残せば、前向きな気持ちを保ちやすくなります。
成功体験を記録したメモを自室の壁に貼るなどして、いつでも見返せるようにしておくと良いでしょう。
まとめ
今回は就活においてストレスが溜まる原因とその主な対策方法、おすすめのストレス解消法や、避けるべきストレス発散法について紹介しました。
就活はストレスが溜まりやすいものですが、それはほとんどの人に当てはまることです。
しかし、適切な対処法を取り入れれば、ストレスを軽減し、パフォーマンスを向上させ、効率的に就活を進められます、
効率が良くなれば内定も近づき、早く就活を終えることで、ストレスの根本的な解消にもつながります。
ぜひ本記事を参考に、ストレスを解消しながら就活を進め、内定を獲得してください。



