【例文6選】「集団・チームでの役割」を面接で聞かれたら?答え方とポイントを解説!

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はじめに

就活ではあなたがこれまで学校やアルバイト、部活などでチームで活動するにあたって、どのような役割を担ってきたのかについて質問されることがあります。

ややトリッキーな質問であるため、対策をしておかないと、うまく答えられない場合もあります。

そこで今回はチームでの役割について聞かれた際、どのように回答すれば良いか、コツやポイント、例文などを詳しく紹介するため、参考にしてみてください。

「チームでの役割」を質問する理由は?

チームでの役割を質問する理由
  • 自己分析ができているかを確かめたい
  • チームの中での立ち回りや性格を知りたい
  • 企業が求める人物像とマッチするかを見極めたい

まずは企業がチーム内でどんな役割を担っていたかを聞いてくる理由について紹介します。

相手側の意図を理解しておけば、あなたの強みや関わり方を端的に伝えられることでしょう。

ぜひ企業側の意図を理解しておいてください。

自己分析ができているかを確かめたい

まず第一の理由として、あなたが自分自身の特徴や行動パターンをどの程度理解しているのか見極めたいという意図があります。

就活では自己分析の深さが選考結果に大きく影響します。

自分の性格や強み、これまでの経験に基づいて、自分はどのような役割を担うことが多かったのかを客観的に振り返って答えられる人は自分自身を理解し、成長する力を持っていると判断されやすいです。

「何となく」の印象や曖昧な言葉で答えてしまうと、自己分析が不十分だとみなされ、説得力を欠く恐れがあります。

チームの中での立ち回りや性格を知りたい

企業は採用活動を通じて、あなたがチームの中でどのように振る舞うかを重視しています。

「チームでの役割」という質問はあなたが周囲とどのような関係を築いているか、どのような場面で力を発揮するかを知る手がかりになります。

他人の意見を引き出すことに長けているのか、アイデアを形にする行動力があるのか、といった視点です。

集団でどのような役割を担ってきたかを通じて、企業は協調性や柔軟性、責任感などを見極めようとしています。

特に、チームで成果を出す場面が多い業界ではこの質問に対する答えを重視する傾向があります。

企業が求める人物像とマッチするかを見極めたい

企業はそれぞれに異なる価値観や社風を持っており、どのような人材が社内で活躍できるかというイメージを明確に持っています。

チームでの役割を尋ねるのは、応募者の特性が自社に合っているかを確認する目的もあります。

自主性を重んじる環境であれば、リーダーシップを取った経験や、自発的に取り組んだ話が好まれるでしょう。

反対に、周囲の意見をまとめて全体を円滑に進めるタイプが求められるならば、協調的に動ける人が好まれます。

このように、企業は応募者の過去の行動から将来の職場での姿をイメージしています。

「チームでの役割」タイプ一覧

タイプ一覧
  • チームリーダー(指揮・意思決定)
  • サポート役(裏方支援・補助)
  • モチベーター(場の活性化・鼓舞)
  • 情報収集役 (リサーチ・情報収集)
  • 提案役(アイデア出し・改善提案)
  • 調整役(意見のまとめ・橋渡し)
  • 相談役(傾聴・人間関係のケア)
  • 分析役(論理的思考・裏付け提示)
  • ムードメーカー (場の雰囲気作り)
  • 切り込み役(現状打破・意見表明)
  • NG:オールラウンダー型(曖昧・印象に残らない)

チームでの役割には様々なタイプが存在しますが、網羅的に紹介するため、あなたがこれまで担ってきた役割に近いものが見つかるはずです。

ぜひ自分がどのようなタイプだったのか、どのような強みがあるのか考えながら読んでみてください。

チームリーダー(指揮・意思決定)

リーダーはチームが目標に向かって進む際の道しるべとなる存在です。

方向性を定め、チームメンバーにその目的を伝えながら、最適な方法で進行できるように導く責任があります。

また、状況の変化に応じて柔軟に判断を下し、メンバーの意見を取り入れながらも、最終的な意思決定を担う存在です。

ゼミのリーダーやグループ課題の取りまとめ役などの経験から、自分が周囲をまとめて動かすことに向いていると気づいた人はリーダータイプに当てはまることでしょう。

この経験を通じて、どのように周囲と連携して困難に向き合ったかを言語化することが大切です。

サポート役(裏方支援・補助)

サポート役はチームの中で主導権を握るというよりも、全体の進行が円滑に進むように、裏から支える存在です。

目立たない業務や準備、事務的な対応、進行中の小さなトラブルの対応など、表には出にくいけれども欠かせない役割を担っています。

サポートを得意とする人は細かい変化に気づける観察力や、相手の立場を考えた配慮ができることも特徴です。

大学でのイベントの運営、アルバイトなど裏方の経験などがこれに該当しやすく、そうした場面で自分が支えたことで全体がうまく動いたといった実感を持っていれば、サポートタイプとしてアピールすると良いでしょう。

モチベーター(場の活性化・鼓舞)

モチベーターの役割はチームの雰囲気を明るくし、メンバーの士気を高めることです。

自分が積極的に前向きな発言をしたり、頑張っているメンバーに声をかけたりすることで、全体のエネルギーを底上げする存在として機能できます。

また、モチベーターは場の空気を読む力と、人との距離を縮めるコミュニケーション能力に長けている傾向にあります。

文化祭やサークルを鼓舞するような行動をとった経験がある人はこのタイプに当てはまることが多いです。

自分の言動がどう周囲に影響を与えたかを振り返り、良い作用をもたらしたかを伝えることが大切です。

情報収集役 (リサーチ・情報収集)

情報収集役は、チームの土台を支える縁の下の力持ちです。

的確なリサーチによって課題の本質を明らかにし、方針決定や戦略立案をサポートする重要な役割を担います。

信頼性の高い情報を集めて整理・分析し、チーム内で共有することで、議論の質を高める存在です。

グループ課題やゼミで資料収集・整理を中心的に行い、周囲から頼られた経験がある人は、情報収集型のタイプに当てはまるでしょう。

その経験の中で、どのように情報を収集・取捨選択し、チームの成果に貢献したかを具体的に言語化することが、自分の強みを伝えるうえで効果的です。

提案役(アイデア出し・改善提案)

提案役の特徴はチームの現状を分析し続け、新しい視点や改善のヒントを提示する姿勢にあります。

課題や目標に対して「どうすればより良くなるか」「別の方法はないか」と考え続ける力を持ち、チームに新たな気づきをもたらす存在です。

発想力と論理的な思考を組み合わせながら、メンバーの思考を刺激し、チーム全体のレベルアップを促す役割とも言えます。

大学のゼミやグループ活動において、自分の提案が採用された経験や、チームの進行に役立つアイデアを出したことがある人はこの役割としてアピールすると良いでしょう。

調整役(意見のまとめ・橋渡し)

調整役はチームの中で意見の違いが生じる際に、それぞれの立場や価値観を理解しながら折り合いをつけて、円滑な進行を促す存在です。

対立を避けるために意見を丸く収めるのではなく、全員が納得できる形を模索しながら、話し合いを前向きに導くことが求められます。

この役割には感情の機微を読み取る力や、多様な価値観を受け止める姿勢、冷静な判断力が欠かせません。

発言数が少ないメンバーにも声をかけるなど、全員が意見を出しやすい雰囲気を作ることも含めて、場づくりの工夫が求められます。

大学生活では複数人での課題やイベントの準備において意見が対立した時などに、間に入って話を聞き、折り合いをつけた経験がある人はこの調整役としてのアピールがおすすめです。

相談役(傾聴・人間関係のケア)

相談役は表立った発言や目立つ行動よりも、人の話に耳を傾け、心の状態に寄り添う力を発揮する存在です。

チームの中で、メンバーの不安や悩みにいち早く気づき、声をかけたり、適切な距離感で支えたりすることで、全体の安心感を支える役割を担います。

このタイプの人は相手の立場になって考える力が高く、率先して意見を述べるというよりも、相手の話を引き出すことが得意としています。

大学のサークルやボランティアなどで、友人や後輩から相談されることが多かった人はこの役割に自信を持っても良いでしょう。

分析役(論理的思考・裏付け提示)

分析役はチームの中で物事を冷静に見つめ、根拠に基づいて判断を下す存在です。

感覚的な意見や雰囲気に流されず、常に事実やデータを踏まえて発言することが求められます。

何かを決める場面で「なぜそうするべきか」を説明できる論理性があり、その視点は他のメンバーの考えを補強する役割も果たします。

資料を調べて仮説を立てた経験や、チームの議論に説得力を与えるような情報を提供していたなら、この役割を担ったとアピールすると良いでしょう。

ムードメーカー (場の雰囲気作り)

ムードメーカーは、チームの雰囲気を明るく保ち、メンバーが力を発揮しやすい環境をつくる存在です。

積極的な声かけや場の空気を読む力によって、メンバーの緊張を和らげたり、前向きな気持ちにさせたりすることで、チームの一体感を高めます。

意見が出にくい場面でも、発言しやすい雰囲気づくりに貢献できます。

日常的に人の輪の中心にいたり、グループ活動で場を和ませる役割を自然に担っていた人は、ムードメーカータイプに当てはまるでしょう。

その経験を通して、どのように雰囲気づくりを工夫し、チームに良い影響を与えたかを具体的に振り返ることが大切です。

切り込み役(現状打破・意見表明)

切り込み役はチームが行き詰まった時に、新たな展開を生み出す勇気を持った存在です。

誰しもが発言をためらっているような場で、率先して意見を表明したり、言いづらいことをあえて口にしたりして、チームの流れを変えることができます。

自分の考えを恐れずに発信し、その発言がきっかけとなって、チームが再び動き出すことも多いです。

議論が停滞していた時などに自分から意見を述べて積極的に発言した経験がある人は、切り込み役としてアピールすると良いでしょう。

NG:オールラウンダー型(曖昧・印象に残らない)

自分の役割を聞かれた時に「どんな役割もできます」と答える人がいますが、これは避けた方が良いです。

なぜならば、具体的な強みや経験が伝わりづらく、印象に残りづらいからです。

企業は応募者が自分をどのようにとらえているか、どのような場面で力を発揮できるかを知りたいと考えています。

あなたがどのような考えで、どのような行動をしてきたのかが分かりません。

チームでの役割の回答の作り方

チームでの役割の回答の作り方
  • ポジションではなく「役割」を明確に伝える
  • 具体的なエピソードで裏付ける
  • 仕事でどう活かすかを最後に述べる

続いて、チーム内での役割に関する回答の作り方について紹介します。

「あなたはチーム内でどのような役割を担っていましたか」と聞かれた際、以下の構成で回答すれば、良い印象を与えられることでしょう。

ぜひ、まずはこのテンプレートを理解しておいてください。

①ポジションではなく「役割」を明確に伝える

チームでの役割を聞かれた時に、役職名や立場だけを答えるのは避けた方が良いです。

部長やリーダーといったポジションの名称ではその人が具体的にどのような貢献をしたのかが見えにくくなってしまいます。

重要なのはそのポジションでどんな役割を果たし、チームにどう関わっていたかを伝えることです。

役職を述べること自体は悪くありませんが、それだけでは面接官が知りたいあなたらしさや、どんな価値を提供してきたかが伝わりません。

発言の仕方、雰囲気作り、仲間の意見を引き出す、自分から行動を起こすタイミングなど、どのような働きかけをしていたかを明らかにすることで、自分の強みが伝わりやすくなります。

②具体的なエピソードで裏付ける

どのような役割を果たしていたかを述べる際には、それを裏付けるエピソードが必要不可欠です。

どれほど素晴らしい役割を担っていたとしても、具体的な行動や状況が説明されなければ、相手には伝わりにくいです。

エピソードを入れることで、自分がその役割をどのように理解し、どのような行動をとっていたかが明確になります。

特に、問題が起きた時にどう対応したか、周囲からどのように見られていたか、どうチームに貢献できたかを語れると、説得力が増します。

また、自分の行動がチームの成果や雰囲気にどう影響したかを示すことで、面接官にあなたと働くイメージを持ってもらいやすくなります。

③仕事でどう活かすかを最後に述べる

役割とエピソードを語った後はそれが今後の仕事にどうつながるかを述べることで、回答にまとまりが生まれます。

面接官は過去の経験について聞いているようでいて「この人が入社後にどう活躍するか」という点を見ようとしています。

これまでの体験を通して身につけた考え方や姿勢を、今後どのように職場で適切に活かしていきたいのかを述べて、説得力と納得感を与えましょう。

この時も「どのような場面でその強みを活かせるか」「どのように周囲と関わっていきたいか」といった視点で語ることが大切です。

エピソードと今後の展望が結びついていると、話に一貫性が出て、面接官の印象にも残りやすいでしょう。

「チームでの役割は?」回答例

では回答の作り方について理解できたところで、どのように回答すれば良いか、例文も紹介します。

良い例文を6つ紹介した後に、NGの例文を4つ、なぜNGなのか解説も添えて紹介するため、ぜひ参考にしてください。

OK例①チームリーダー:意見を引き出し方向性を定めた経験

大学のゼミでプレゼン発表を担当するチームのリーダーを務めました。
チーム内には様々な意見があり、初めは方向性が定まらず議論が停滞していました。そこで私は一人ひとりの意見を伺い、ホワイトボードで意見を可視化しながら、論点を整理していきました。
これにより全員の納得感を持った形でテーマと方針を定めることができ、発表本番では高評価をいただきました。
貴社においても、チームの中で最適な方針を見極め、周囲と協力しながら行動していく姿勢を活かしていきたいと考えています。

OK例②サポート役:縁の下の力持ちとして支えた事例

学園祭の実行委員会で副リーダーとして活動しました。
中心メンバーがアイデア出しや調整に集中している間、私は備品管理やタイムスケジュールの見直し、抜け漏れのチェックなどを積極的に担いました。
進行がスムーズに進むよう先回りして動くことを意識し、トラブルを未然に防ぐことができたことで、全体の完成度を高めることに貢献できたと感じています。
貴社においても、周囲の状況をよく観察し、必要とされるサポートを適切なタイミングで行える存在として貢献していきたいと考えています。

OK例③モチベーター:雰囲気作りで場を動かした事例

アルバイト先の新商品キャンペーンにおいて、チーム全体の士気を高める役割を担っていました。
新しい業務に戸惑うメンバーが多く、現場に緊張感が漂っていましたが、積極的に声をかけたり、うまくいった事例を共有して雰囲気を和らげたりすることで、職場全体に前向きな空気を作っていきました。
その結果、徐々にメンバー同士のコミュニケーションも活発になり、チーム全体のパフォーマンス向上につながりました。
貴社においても、前向きな姿勢と発信力で、チームの推進力になれるよう努めたいと考えています。

OK例④提案役:改善アイデアを出しプロジェクト推進

ゼミの研究発表プロジェクトにおいて、提案役として行動しました。
進行中、発表資料の構成に違和感を覚え、内容が冗長になっていると感じ、資料の構成を目的別に再編し、各スライドの役割を明確化することを提案しました。
これにより発表の理解度が高まり、教授からもわかりやすいと好評を得ました。
貴社においても、既存のやり方に固執せず、柔軟な発想で提案を行い、業務の効率化やサービス向上に貢献していきたいと考えています。

OK例⑤調整役:意見が対立した際の調整経験

学生団体のイベント運営において調整役としての役割を果たしました。 準備段階でメンバーの意見が真っ向から対立し、話し合いが進みませんでした。
そこで私は双方の主張を整理し、それぞれが重視している点や譲れない理由をヒアリングし、共通点を見つけ、全員が納得できる中間案を提示することで、イベントの方向性を統一できました。
貴社においても、意見の違いに直面した際には冷静に状況を整理し、チーム全体の成果につながる解決策を導き出せるよう努力したいと考えています。

OK例⑥相談役:メンバーの悩みに寄り添った話

野球部のマネージャーとして相談役のような立場でチームを支えていました。
メンバーの1人が練習へのモチベーションを失っている様子に気づいた際は、会話から理由を探り、スランプであることが理由であると知りました。
そこでコーチと連携して練習メニューを見直す提案を行った結果、彼のやる気も徐々に回復していきました。
貴社においても、メンバーの状況に敏感に反応し、信頼関係を築くことで、働きやすい環境づくりに貢献していきたいと思っています。

NG回答例:4選

NG例①オールラウンダーと答えた場合のマイナス印象

私はどのチームでも、オールラウンダーとしてどんな役割にも対応できる点が強みです。
リーダーも担当したことがありますし、サポートやアイデア出しも得意なので、状況に応じて自分の役割を変えながら貢献してきました。
大学のゼミ発表や部活動、アルバイト先など、どんなチームでも自分なりにバランスを取りながら動いていたと感じています。
どんな業務にも柔軟に対応できる点は御社でも活かせると思っています。

役割が曖昧で印象に残らず「結局どのように活躍したのか」「何が得意なのか」が伝わりません。

他の応募者との差別化が非常に難しいです。

NG例②役割が仕事に直結しないケース

私は趣味のゲーム仲間とのグループで、よく試合の司令塔として戦略を考える役を担っています。
相手チームの動きを分析しながら、瞬時にメンバーに指示を出すことで、勝率を上げてきました。
このような経験から、緊張感のある場面で冷静に対応できる点は、御社でも役に立つと考えています。

内容が趣味に偏っており、ビジネスの場にそのまま転用できるかどうか怪しいです。

企業は仕事と関係する具体的な行動や成果を重視するため、評価にはつながりにくい内容と言えます。

NG例③要点がぼやけて伝わらない例

私はリーダーとしてチームをまとめていたことがあります。
メンバーとの関係を大切にしながら、全体の進行を見て、問題があれば対応していました。とにかく全体を見るようにして、いろいろなことに気を配っていました。
仕事でも同じように、いろいろな視点を持ちながら取り組んでいきたいと考えています。

どのような場面だったのかが曖昧で、具体的な行動や成果も不明瞭です。

「リーダーとして何をしたのか」「どのような困難をどう乗り越えたのか」が全く伝わらないため、印象に残りません。

NG例④ 自己PRと乖離する内容

自己PRでは「チームでの協調性」を強みとして述べていても、実際のエピソードが個人作業中心であったり、一人で頑張った内容ばかりだと、主張との整合性が取れません。

たとえば、「責任感を持って一人でやり遂げた」といった経験を語った場合、協調性をアピールしたいはずなのに、チームでの関わりが見えず、説得力が薄れます。

自己PRで伝えたい強みと、エピソードに一貫性があることが重要です。

「何を伝えたいのか」と「その裏付けとなる行動・成果」がズレていないかを確認することで、相手に響く内容になります。

チームでの役割を答えるときの注意点

面接官はあなたが組織の中でどのように力を発揮できるかを見ています。

ただ漠然と役割を伝えるだけでは高い評価にはつながりません。

しっかりとした準備なしに当日の本番に臨むと質問の意図が正しく伝わらず選考から落ちる原因になってしまいます。

ここでは面接で失敗しないための重要な注意点を詳しく解説します。

これらを意識するだけで採用担当者への印象が大きく変わり内定への道が拓けるでしょう。

初めての就活でも安心できるようにこれから紹介するポイントやマナーをしっかり押さえて対策を進めてください。

オールラウンダーは避ける

何でもできますというアピールは逆に何ができるかわからないという印象を与えてしまいます。

チームでの役割を聞かれた際にオールラウンダーと答えるのは避けるべきです。

企業はあなたの具体的な強みや特徴を知りたいと考えています。

全てをこなせると言うことは自分の苦手な部分や弱点に向き合っていないと捉えられかねません。

特定の得意分野がないと判断されるリスクもあります。

自分の強みを明確に定義しどのような場面で貢献できるかを具体的に話すことが大切です。

何でも屋にならず自分の武器を一つに絞って伝えることが選考を突破するコツです。

自分という人間を深く理解してもらうためにも安易な回答は控えましょう。

仕事に結びつかない内容は言わない

面接はあくまでビジネスの場であり企業が求めているのは仕事で成果を出せる人材です。

そのためサークルの飲み会の幹事や遊びの計画といった仕事に直接結びつかない内容をメインの役割として話すのは避けましょう。

もちろんその経験から得た課題解決のプロセスや目標達成への意識を語れるなら問題ありません。

しかし単に仲が良いや楽しいといったエピソードだけでは採用にはつながりません。

入社後にどのように会社に貢献できるかという視点を常に持ちながら話す内容を選定することが合格へのステップです。

マナーを守りビジネスパーソンとしての資質を示すためにもエピソード選びは慎重に行い質の高い回答を目指してください。

自己PRの内容と乖離しないようにする

自己PRで伝えた長所とチームでの役割として話す内容に矛盾がないように注意が必要です。

例えば自己PRでリーダーシップをアピールしているのに役割ではサポート役が得意と答えてしまうと面接官はあなたの本当の姿がわからなくなります。

一貫性がないと話の信憑性が薄れ評価が下がる原因になります。

自分の性格や強みを振り返り全体を通して一つの軸が通っているか確認しましょう。

面接全体が一つのストーリーとなるように意識して回答を準備することが大切です。

自分という人間を正しく理解してもらうためにこの整合性は非常に重要です。

過去の反省や習慣も含めて自己分析を深め一貫性のある主張を心がけることが選考通過の鍵となります。

チームでの役割がわからない時の対処法

チームでの役割がわからない時の対処法
  • 過去のエピソードから共通点を探す
  • 友人・上司に「自分の役割」を聞いてみる
  • 自分の強みと企業ニーズの接点を見つけよう
  • 「あなたを採用するメリット」との関連性
  • 志望動機・自己PRと整合性を持たせる

「自分がどのような役割を担ってきたのか、わからない」という方も多いことでしょう。

いろいろな経験をしてきたからこそ分からないという人もいるでしょうし、うまく自己分析ができない方もいるはずです。

そのような方でも以下の対処法に取り組めば、自分の役割が明確になるはずであるため、ぜひ参考にしてみてください。

過去のエピソードから共通点を探す

明確な役職がなかった場合は、過去の経験を振り返ることで自分の行動に共通する傾向を見つけられます。

ゼミ、アルバイト、サークル、ボランティアなど、集団の中でどのような立ち位置を取っていたのか振り返ってみてください。

意見をまとめることが多かったのか、誰かを支えることに喜びを感じていたのか、あるいは発言しにくい雰囲気を和らげていたのかといった行動を思い出すと、自分が担っていた役割を見つけられる可能性があります。

友人・上司に「自分の役割」を聞いてみる

自分のことは意外と自分では見えにくいものです。

そのため、友人やバイト先の上司、ゼミの仲間など、一緒に過ごした期間が長い他人からフィードバックを得るのがおすすめです。

「私はどんな役割を担っていたことが多かったか」と聞くだけでも、自分では気づけなかった一面を教えてもらえるかもしれません。

自分にとっては当たり前の取り組みでも、他人から見ると真似できない、素晴らしい取り組みであることもあります。

自分の言葉だけでなく、周囲の評価も取り入れることで、さらに自信を持って「私の役割は〇〇です」と伝えられるようになるでしょう。

自分の強みと企業ニーズの接点を見つけよう

役割を明確にした後は、それが企業の求める人物像とどう合致するかを意識することが大切です。

ただ過去の経験を語るだけでは面接官に響きにくいでしょう。

そこで、企業が掲げる理念や仕事内容を理解し、そこに自分の強みがどのように活かせるのかについて考えてみてください。

自分の役割が「周囲の意見をまとめること」だと気づいたならば、そのスキルがどういった場面で企業に活かせるのかについて述べることが大切です。

業務内容との接点を意識しておくことで、話の流れに説得力が生まれます。

「あなたを採用するメリット」との関連性

面接では「あなたを採用することで、企業にどのような価値がもたらされるか」が常に問われています。

チームでの役割について考える際も、この視点を忘れてはいけません。

過去の行動や、これまでの取り組みを通じて得た役割や強みはそのまま「採用にどのような貢献ができるか」の根拠になります。

採用担当者は応募者が自分の能力をどのように活かしてチームに貢献しようとしているのかを知りたいと思っています。

役割を伝えるだけで終わらせず「自分を採用すると、このような力が社内で活かされます」といった形で話を組み立てると、より説得力のあるアピールになるでしょう。

志望動機・自己PRと整合性を持たせる

志望動機や自己PRとチームでの役割の話に一貫性があるかどうかは面接全体の印象を左右します。

志望動機で「主体的に行動できること」をアピールしているにも関わらず、チームの話では「指示待ちだった」「メンバーの意見を待っていた」などと話してしまうと、矛盾が生じてしまいます。

「嘘をついている、不誠実な人物である」と思われ、大きくマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

全ての回答が同じ方向を向くように整え、面接官に誠実な印象を与えましょう。

まとめ

今回は面接で「自分がチーム内でどのような役割を担ってきたのか」について聞かれた際の回答の方法や例文、役割がわからない場合の対処法などについて詳しく紹介しました。

チーム内での役割については面接で聞かれることが多いため、ぜひ入念に対策を行い、本番も自信を持って答えられるようになっておいてください。

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