【業界別】Webテスト実施企業一覧!SPI、玉手箱からマイナーな検査まで徹底紹介

【業界別】Webテスト実施企業一覧!SPI、玉手箱からマイナーな検査まで徹底紹介

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・業界別のWebテスト実施企業一覧
・高得点につながるおすすめの対策方法
・適性検査の種類と内容

この記事をおすすめしたい人

・志望企業の選考に向けて経験を積みたい人
・効率的にエントリー企業を決めたい人
・Webテストの対策方法を知りたい人

はじめに

就職活動における選考の最初の関門、それがWebテスト(適性検査)です。

多くの人気企業や大企業では、応募者が殺到するため、Webテストが足切りの役割を果たしています。

どんなに素晴らしいES(エントリーシート)や面接の準備をしていても、Webテストのボーダーラインを突破できなければ、次のステップに進むことはできません。

この記事では、主要なWebテストの種類、志望企業が導入しているテスト、そして内定獲得に近づくための具体的な対策方法を徹底解説します。

効率的な対策で、選考突破を目指しましょう!

適性検査の種類とは?

適性検査は、大きく分けて「能力検査」と「性格検査」の2つで構成されています。

能力検査は、社会人として必要な基礎学力や知的能力(言語能力、非言語能力など)を測るもので、明確な正解があり、対策が必須です。

性格検査は、受験者の行動特性や意欲、人となりを測るもので、企業との相性を見るために用いられます。

実施形式にも種類があり、自宅で自分のパソコンを使って受ける「Webテスト(自宅受験型)」と、専用の会場(テストセンターなど)に出向いて受験する「テストセンター型」が一般的です。

自宅型は時間に追われやすく、テストセンター型は替え玉受験ができないよう厳しく監視されます。

いずれの形式であっても、万全の準備が必要です。

企業によって受けるテストは異なる!

Webテストには複数の種類があり、企業がどのテストを導入するかによって対策すべき内容が大きく異なります。

採用の目的や職種、企業風土に合わせて、企業は最適なテストを選択しています。

主要なWebテストとしては、最も普及率が高いSPI、計算や図表の読み取りが特徴の玉手箱、難易度が高い問題を含むTG-WEB、総合商社やIT業界で導入例が多いWeb-CABなどが挙げられます。

形式を知らずに手当たり次第に対策するのは非効率なため、自分の志望企業がどのテストを導入しているかを正確に把握し、そのテストの形式に特化した対策を行うことが、選考突破の鍵となります。

【業界・企業別】導入されているWebテスト一覧

ここでは、主要な業界ごとにWebテストを導入している企業を、テストの種類別にまとめています。

コンサル業界

論理的思考力や瞬発力が問われるコンサルティング業界では、玉手箱やTG-WEB、あるいは企業独自の独自形式のテストを導入し、思考力のレベルを測っています。

SPI

野村総合研究所, 三菱総合研究所, アビームコンサルティング, ボストン コンサルティング グループ(BCG), KPMG, フューチャーアーキテクト

玉手箱

アクセンチュア、ベイン・アンド・カンパニー、日本総合研究所、PwCコンサルティング、大和総研、船井総研、ベイカレントコンサルティング、富士通総研

TG-WEB

Strategy&、ローランド・ベルガー、デロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティング合同会社、シグマクシス

その他

マッキンゼー・アンド・カンパニー (独自形式)、経営共創基盤 (GPS)

金融

メガバンクや証券、保険会社などの金融業界は、応募人数が多いため、足切りとしてWebテストを厳しく活用する傾向にあります。

SPI、玉手箱、TALなど多岐にわたるテストが導入されています。

SPI

ゴールドマン・サックス, 三井住友海上火災保険, あいおいニッセイ同和損害保険, 損保ジャパン, 東京海上日動あんしん生命保険, 明治安田生命, 住友生命保険, アフラック, 農林中央金庫, 商工組合中央金庫, 三菱UFJ銀行, 三菱UFJニコス, 三井住友信託銀行, 三井住友カード, 足利銀行, 岡三証券、新生銀行、第一生命保険、第四北越銀行、武蔵野銀行、みちのく銀行

玉手箱

バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、りそな銀行、あおぞら銀行、SMBC日興証券、オリックス、シティグループ証券、野村證券、みずほ銀行、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東京海上日動火災保険、関西みらい銀行、きらやか銀行、滋賀銀行、中央労働金庫、筑波銀行、栃木銀行、百五銀行、北陸銀行、三菱UFJ信託銀行、横浜銀行

TG-WEB

モルガン・スタンレー、日本取引所グループ、三菱UFJ銀行(TAL併用)、明治安田生命保険、日本政策金融公庫、池田泉州銀行、共栄火災海上保険

TAL

野村證券 、みずほ銀行 、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 、りそな銀行 、関西みらい銀行

その他

J.P.モルガン(Pymetrics)、UBSグループ、バークレイズ(独自形式)

メーカー

自動車、電機、化学、食品などのメーカー業界は、業種・職種によって求められる能力が異なるため、SPI、玉手箱、CUBICなど幅広いテストが導入されています。

SPI

キューピー、日清オイリオグループ、日清フーズ、明治、森永製菓、山崎製パン、マルハニチロ、ハウス食品、日本ハム、アサヒ飲料、伊藤園、アステラス製薬、武田薬品工業、参天製薬、大日本住友製薬、第一三共、小林製薬、小野薬品工業、大塚製薬、花王グループカスタマーマーケティング、ソニー、パナソニック、ニコン、リコー、日本ヒューレット・パッカード、シャープ、カシオ、富士フイルム、キヤノン、京セラ、村田製作所、JFEスチール、トヨタ自動車、豊田自動織機、デンソー、本田技研工業、ワコール、アシックス、東レ、クラレ、YKKグループ、LVMHグループ、AGC、三菱重工業、三菱電機、日本電工、古河電気工業、ヤマハ発電機、新日鉄住金、島津製作所、日揮、クボタ、ダイキン工業、LIXIL、ブリジストン、住友ゴム工業、バンダイ、コニカミノルタ、栗田工業、サッポロビール、昭和産業、スタンレー電気、SUBARU、住友化学、住友電装、セイコーエプソン、大同特殊鋼、帝人、DMG森精機、東芝、豊通マシナリー、日亜化学工業、日本水産、日鉄エンジニアリング、日本製鉄、ハナマルキ、ルネサス エレクトロニクス、日本ガイシ

玉手箱

旭化成、アサヒビール、エステー、NOK、オムロン、杏林製薬、島津製作所、東芝テック、ニコン、日産自動車、日立製作所、ファイザー、富士通、安川電機、ユニ・チャーム、日立グローバルライフソリューションズ、味の素、大薬品工業、協和キリン、サントリーホールディングス、昭和電工マテリアルズ、スリーエムジャパン、ニップン、三菱ケミカル、持田製薬、ヤンマー、任天堂

TG-WEB

協和キリン、キリンホールディングス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、TOTO、三菱電機、資生堂、オカムラ、花王、キヤノン、神戸製鋼所、積水化学工業、セイコーホールディングス、日本たばこ産業、ヤマハ、ヤマザキビスケット

CAB/C-GAB

富士通、旭化成

CUBIC

カプコン、豊田合成、日本ロレアル、三菱自動車工業、三菱重工業、明電舎、大王製紙、MSD

TAP

日産車体 、ニフコ 、北越メタル

広告・マスコミ

クリエイティブな能力だけでなく、基礎的な知的能力を測るためにWebテストを導入しています。

玉手箱やSPIの他に、難易度の高いTG-WEBも見られます。

SPI

電通、博報堂DYグループ、博報堂プロダクツ、サイバー・コミュニケーションズ、テレビ東京、フジテレビ、凸版印刷、ベクト、ルソニー・ミュージックエンタテイメント、NHK(日本放送協会)、トーハン、松竹

玉手箱

博報堂、関西テレビ放送、CBC、中京テレビ放送、TBSテレビ、東映、毎日放送

TG-WEB

テレビ朝日、日本テレビ放送網、読売広告社、大日本印刷

CUBIC

WOWOW、毎日放送

IT・通信

IT・通信業界は、エンジニア職や技術職でWeb-CABやGABといった理数系の適性検査を課す傾向があります。

事務系ではSPIや玉手箱が一般的です。

SPI

エムスリー、ヴァリューズ、LINE Yahoo!、ソフトバンク、NTTコミュニケーションズ、伊藤忠テクノソリューションズ、ルクサ、NEC、NECネッツエスアイ、NTTコムウェア、NTTデータ、NTTドコモ、JSOL、住友セメントシステム開発、東芝テック、ニッセイ情報テクノロジー、日鉄テックスエンジ、リクルート、電通総研(ISID)

玉手箱

KDDI、東日本電信電話、西日本電信電話

TG-WEB

SCSK、NECネッツエスアイ、日本タタ・コンサルタンシーサービシズ

CAB/C-GAB

アイシンインフォテックス 、インテックソリューションパワー 、住友セメントシステム開発 、ニッセイ情報テクノロジー 、日立ソリューションズ・クリエイト

TAL

NTTコムウェア 、NTTデータ 、NTTドコモ

インフラ

電力、ガス、鉄道、航空などのインフラ・運輸業界は、安定した組織運営に適した人材かを測るため、SPIや玉手箱、また性格特性を測るTALやTAPも導入しています。

SPI

日本航空、成田国際空港、JR東日本、東京急行電鉄、JR九州、小田急電鉄、九州電力、東北電力、日本郵船、中部電力、INPEX、丸全昭和運輸

玉手箱

関西エアポート、東武鉄道、西日本旅客鉄道、中日本高速道路、北海道電力、商船三井、東京ガス、東邦ガス、千代田化工建設、日本通運、東急

CAB/C-GAB

東急、東京ガスネット

CUBIC

コスモエネルギーホールディングス

不動産

デベロッパーやハウスメーカーなどの不動産・建築業界では、SPIや玉手箱、TG-WEBなど複数のテストを導入し、特に事務職では玉手箱での難易度が高い傾向が見られます。

SPI

三井不動産、三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、住友不動産、野村不動産、住友重機工業、鹿島建設、コマツ、大林組、ヒューリック、一条工務店、都市再生機構、森トラスト

玉手箱

NTT都市開発、東京建物、住友林業、積水ハウス、三菱地所、五洋建設

TG-WEB

東急不動産

総合商社・専門商社

志望者が多く、選考難易度が高い総合商社では、多くの応募者の中から優秀な人材を見極めるため、難易度の高いテストや複数のテストを課す傾向にあります。

SPI

伊藤忠商事、三菱商事、丸紅、豊田通商、双日、伊藤忠丸紅鉄鋼、稲畑産業、岩谷産業

玉手箱

伊藤忠商事、三井物産、住友商事、JFE商事、岡谷鋼機、阪和興業、丸紅、JALUX

CAB/C-GAB

三菱商事、丸紅、住友商事、双日、豊田通商、伊藤忠丸紅鉄鋼

小売・その他サービス

小売業やその他サービス業は、幅広い層から応募があるため、SPIや玉手箱といったメジャーなテストが中心ですが、有名企業では独自のテストを課す場合もあります。

SPI

高島屋、オリエンタルランド、ファーストリテイリング、ファミリーマート、コメリ、スタッフサービス・ホールディングス、日本郵政グループ

玉手箱

ウエルシア薬局、ローソン、三越伊勢丹グループ、ミリアルリゾートホテルズ、全国共済農業協同組合連合会、ルミネ

TG-WEB

そごう・西武、ユー・エス・ジェイ

Webテストのおすすめ対策方法

Webテストは対策の量と質が結果に直結します。

適性検査で高得点を取って選考を有利に進めるために、以下の具体的な対策法を実践しましょう。

1. SPIやWebテストの頻出問題を練習しておく

Webテストの能力検査は、テストの種類によって出題される問題の傾向や形式が決まっています。

特にSPIや玉手箱のようなメジャーなテストは、頻出する分野や計算パターンが集中しています。

対策本や問題集、無料のオンラインツールなどを活用し、頻出問題を繰り返し解くことで、問題を解くスピードと正確性を向上させましょう。

本番で見たことのある問題形式に遭遇すれば、時間切れを防ぐことができ、高得点につながります。

2. 性格テストに向けて自己分析を深める

性格検査は、企業が求める人物像との相性を見るために非常に重要です。

対策として最も有効なのは、徹底した自己分析です。

自分の価値観や行動パターン、強み・弱みを深く理解しておくことで、企業が求める人物像に近づけようと作為的に回答するのではなく、一貫性を持って回答できます。

適性検査の回答に矛盾が生じると、「信頼できない」と判断され、不合格になるリスクが高まります。

自己分析を通して、自信をもって正直かつ一貫した回答ができるように準備しましょう。

3. 対策本を用いて苦手分野に慣れておく

Webテストの能力検査で点数を大きく落とす原因は、多くの場合、苦手分野や初見の問題形式に時間を取られてしまうことです。

玉手箱の図表の読み取り、TG-WEBの非言語など、テストの種類によって難易度の高い分野は異なります。

対策本を用いて自身の苦手分野を特定し、その分野の問題を重点的に練習しましょう。

問題形式に慣れ、解法を習得しておくことで、本番で時間が足りなくなる事態を防ぎ、確実にボーダーラインを突破できるように備えることができます。

Webテストに関するよくある質問

就職活動でWebテストに臨む就活生が特に疑問に感じやすい質問と、その回答をまとめました。

不安を解消してテストに臨みましょう。

本選考とインターンシップで扱うテストの種類を変える企業は多くあります。

例えば、インターンシップ選考では応募者の裾野を広げるためにメジャーなSPIを導入し、本選考ではより高度な思考力を測るためにTG-WEBや玉手箱に変更する、といったケースです。

そのため、インターンで受けたテストが本選考でも同じであると決めつけず、本選考が近づいたら改めて企業がどのテストを導入しているかを情報収集して確認することが大切です。

原則として、同じ企業の適性検査を受けられるのは1回だけです。

企業は受験者が前回受けたテストの結果をデータベースに保存・流用することが可能です。

特にテストセンター形式の場合、一度受験した結果を複数の企業に送信できますが、企業側が「結果を使いまわす」または「再受験を許可する」かは企業の方針によります。

そのため、志望度の高い企業のWebテストに臨む際は、練習のつもりで受けず、必ず万全の状態で一発勝負に臨む意識を持つことが極めて重要です。

実際に、インターンで受けた適性検査の結果を本選考にも使いまわされる企業はあります。

特に人気企業では、選考の効率化のため、インターン選考時に基準をクリアした学生の結果を本選考でも採用するケースが多いです。

しかし、別で改めて適性検査を実施する企業もあるため、インターン選考を力試しで受けてみようと考える際には、その企業がどのような方針を取っているのかを事前にチェックしておきましょう。

もしインターンで落ちてしまっても、本選考で再受験できるチャンスがある場合は、気持ちを切り替えて対策を徹底的に行うことが次の合格に繋がります。

まとめ

Webテストは、あなたの基礎能力と企業との相性を測るための大切な選考要素であり、決して侮ってはいけません。

この記事で紹介した通り、企業や業界によって導入しているテストの種類は多岐にわたります。

まずは志望企業が何のテストを課しているかを正確に把握し、その形式に特化した効率的な対策を早期に実行しましょう。

万全の準備で自信を持ってWebテストに臨み、内定獲得へと大きく前進しましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます