はじめに
ITベンチャーに興味のある人は多いです。
そもそもベンチャー企業にはIT企業が多いので、どうしても人気が高くなってきます。
今回は、そんなITベンチャーについて紹介していきます。
そもそもITベンチャーとは何を指している言葉なのか、どういったメリットやデメリットがあるのかについて紹介します。
また、こういった業界に向いている人も解説していきますので、自分はITベンチャー企業で活躍することができるのかの基準にしてみてはいかがでしょうか。
【ITベンチャーを紹介】そもそもITベンチャーとは
そもそもITベンチャーと言われても、どんな存在なのかわからないという人がいるかもしれません。
ITベンチャーとは、インターネットテクノロジーを用いて、事業展開するベンチャー企業のことを指しています。
また、ここ最近のベンチャーには、IT企業が多いので、IT業界にはたくさんのこういった企業があると考えて問題ありません。
むしろ、現在ベンチャーとして起業する場合には、IT業界以外ではかなりハードルが高くなってくるでしょう。
【ITベンチャーを紹介】ITベンチャーの特徴
ここではITベンチャーの特徴を紹介します。
チャレンジ精神が旺盛であり、実力主義で年功序列という概念がありません。
そのため、安定した職業を求めるような人には向いていませんが、実力主義でどんどん上に上がっていきたいという人にとっては、ぴったりの業種になっています。
チャレンジ精神旺盛
ITベンチャーは、とにかくチャレンジ精神が旺盛です。
若手をプロジェクトリーダーやプロダクトの責任者として公募、抜擢することで人材の育成や発掘を目指すことや若手からのアイディアを積極的に採用することでイノベーションを起こし、自社の発展を目指しています。
これまで若者の文化を貪欲に取り入れることによって、成長してきた企業になりますので、上層部が若い人たちの発言に理解を示すことが多いです。
また、ベンチャー企業は、これから伸びる業界において、一発当てなければ、企業としてやっていくのは難しい部分がありますので、どうしてもチャレンジ精神が旺盛にならざるを得ないという状況があります。
実力主義
ITベンチャーは、完全に実力主義です。
どんなに先輩であっても、後輩のほうが実力があれば、後輩のほうが社会での立ち位置は上なのです。
ひと昔前の企業では当たり前だった年功序列という概念がありませんので、年功序列について疑問を持っていた人などについてはかなり嬉しい仕様でしょう。
しかし、本来であれば年功序列で上に行けた人たちがいけないといったこともありますので、安定を求める人にはあまり向いていないのです。
また、先輩が後輩に抜かれることが当たり前にある世界なのですが、そもそもITベンチャーには、上下関係という概念があまりありません。
上層部が一般社員と友達のように話す会社もあるくらいです。
上下関係に興味のない人たちが集まっているので、ある意味では横一線と言える部分もあるかもしれません。
【ITベンチャーを紹介】ITベンチャーに向いている人
ここでITベンチャーに向いている人を紹介します。
このような企業ではとにかく成長を求められるため、成長意欲が高いというのは大前提になってきます。
さらに、変化への柔軟性が高いというのも重要で、業界や会社自体が変容を求められる世界になっていますので、これらに柔軟に対応できる必要があります。
こういった点を踏まえて、ITベンチャーに向いている人材を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
成長意欲が高い
ITベンチャーでうまくやっていけるかどうかは、成長を前提にして考えることが重要です。
現状維持という考えでは、とてもこの業界では生き残ることはできないでしょう。
おそらく、こういった企業に就職した場合、たくさんの失敗をすることになります。
明確なゴールも見えない中で、失敗を繰り返すことになるので、自分の道に半信半疑になってしまうこともあるでしょう。
しかし、立ち止まることなく、歩み続けることができる人こそがこの業界で生き残っていくのです。
また、成長意欲を維持するためには、収入において上を目指すというモチベーションもあります。
とにかく稼ぎたいという欲求が成長を止めない部分もありますので、そういった欲の強い人は、ベンチャーに向いていると言えるでしょう。
変化への柔軟性が高い
変化への柔軟性が高いことも重要です。
ベンチャー企業を取り巻く環境は、次々に変わっていきます。
もちろん、ポジティブな変化もあれば、ネガティブな方向に変化することもあるでしょう。
これにしっかりと柔軟に対応して、次の目標を見定められるような人材が重要になってくるのです。
また、変化に対応するというのは、多くの人が疲れることです。
しかし、中には変化に対応することによって、幸せを感じるような人もいますので、そういった人はぴったりだと言えるでしょう。
ベンチャー企業の身を置いている業界は、新しい技術を扱っていることが多いので、状況が刻一刻と変化するのは当たり前なのです。
たとえば、前年度は国による補助金があったのに、今年度からは期待できないといったことも考えられるでしょう。
こういった変化に対して、合理的な施策を打ち出せる柔軟性が重要になってきます。
【ITベンチャーを紹介】ITベンチャーの企業例
ここではITベンチャーを実際に紹介します。
いくつかの例を紹介し、その中には大手から創業期までの幅広い企業が混ざっています。
まさに玉石混交という業界になっていますので、自分のスタイルに合致する企業はどこなのかを見極めてみましょう。
大手の企業に入るか、創業期の企業に入るのかによって、同じベンチャーであっても、まったく状況は異なってきますので、しっかりと見極めたいところです。
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントは、創業以来着実に売上を伸ばしている企業になります。
まず、主力の事業内容は5本の柱で成り立っていて、メディア事業やゲーム事業、インターネット広告事業、投資育成事業、その他事業の5つです。
メディア事業においてはAmeba関連のサービスに力を入れており、ゲーム事業ではスマートフォン向けのゲームを提供しています。
また、サイバーエージェントはメガベンチャーと言えるような存在ですが、自身もベンチャーだった経験を活かして、投資育成事業においては、ベンチャーキャピタルなどに力を入れているのです。
社長は、藤田晋さんになっていて、インテリジェンスに入社した後、1年を経てサイバーエージェントを立ち上げます。
その後は、AmebaTVやNewsなどの代表取締役に就任し、ますます活躍の場を広げているのです。
株式会社DeNA
DeNAは、ゲーム事業、スポーツ事業、オートモーティブ事業、ヘルスケア事業、そのほか新規事業などが主な事業となっています。
現在はメガベンチャーで、かつはベンチャーと言われる存在でしたが、モバイル向けのゲーム事業で大成功を収めました。
スポーツ事業では、プロ野球のオーナーをしており、そのほかにも幅広く手がけています。
オートモーティブ事業においては、カーシェアリング事業を立ち上げたり、IT技術を用いて、交通事故の軽減に取り組んだりといった活動をしているのです。
さらに近年注目の集まっているヘルスケア事業にも力を入れていて、健康寿命を延ばすために、インターネットをどう活用できるかをテーマにしたサービスを多数提供しています。
代表取締役社長兼CEOの岡村信悟さんは郵政省、総務省を経て、DeNAに入社した経歴を持っています。
いきなり横浜スタジアム代表取締役社長に抜擢され、現在は代表取締役社長兼CEOになりました。
株式会社AViC
ウェブマーケティングを専門に実施している企業です。
専門性の高いウェブマーケティング技術を有することによって、他社との差別化を図っています。
代表取締役社長の市原創吾さんは、青山学院大学理工学部を卒業後にサイバーエージェントに入社しました。
広告事業部門に配属され、大手クライアントをいくつも担当し実績を残しています。
その後は、マネジメント事業にも携わり、2015年には局長にまで上り詰めました。
そして、2018年に独立し、株式会社AViCを立ち上げたのです。
株式会社PIGNUS
PIGNUSは、ウェブマーケティングをしている企業のサポート業務をしています。
こういったコンサルティング業務のほか、ウェブ広告運用プロダクトやBtoB製品購入プラットフォームを提供している企業です。
代表取締役社長の水戸将平さんは、2012年に筑波大学理工学群を卒業しました。
在学中には家庭教師関連の企業を立ち上げ、卒業後にはSepteni Japanni入社したのです。
在籍中にはベストスタッフ賞や社内アワードなどを獲得し、その勢いのまま独立起業しPIGNUSを立ち上げました。
まとめ
ITベンチャーについて理解が深まったのではないでしょうか。
ベンチャー企業を知るのならば、ITベンチャーを外すことはできず、現在、多くのベンチャーはIT業界から生まれているのです。
そのため、ベンチャーで名を上げたいと思っているのならば、IT業界がぴったりだと言えるのではないでしょうか。