ベンチャーのエンジニアはどんな仕事?仕事業務・必要スキルなどを紹介

ベンチャーのエンジニアはどんな仕事?仕事業務・必要スキルなどを紹介

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

新卒で、ITベンチャー企業のエンジニアとして働く選択肢を考えている人は少なくないでしょう。

事実、ベンチャーやスタートアップに入社して活躍する新卒は増える傾向にあり、特にIT関連ではその動きが顕著です。

初心者からエンジニアを目指す人にとっては追い風と言えますが、どういった背景があり、実態はどうなっているのでしょうか。

あえてベンチャーを目指すことの意味や就職後に得られるスキルなどについて解説します。

【ベンチャーのエンジニア就職】どんな企業がエンジニアを求めている?

まず現在の国内情勢ですが、あらゆる企業がエンジニアを求めており、ITベンチャーでなくても求人は多くなっています。

エンジニアと一言でいってもさまざまな職種がありますが、Webサイトでユーザーが目にする部分全般を担当するフロントエンドエンジニアなどは、特に年々需要が増えている職種です。

あらゆることがオンライン化し、当たり前のように毎日Webサイトを見る生活の現代では、どんな企業もITに対応しなければ生き残っていけません。

そこで古くからある大手企業や老舗企業でもITエンジニアの需要が高まっていますし、新しいビジネスの展開を目指すベンチャー企業ならそれはなおのことです。

なぜエンジニアが求められている?

日本でエンジニアが求められる理由には、大きく分けて2つあります。

IT市場の急成長

コロナ禍もあり、多くの企業がIT化へ走らざるを得なくなりました。

消費者の需要も急激に伸び、数十年かけて成長してきた日本のIT市場が、ここにきて爆発的に伸びを見せています。

現在あらゆる業界がITエンジニアを求め、市場対応に奔走していることが大きな理由です。

エンジニア人口が少ない

端的にいえば、日本のエンジニア人口の絶対数が少ないことが理由です。

エンジニアを求める企業が激増しているのに対し、それに応えられるだけのエンジニアが存在していません。

また人材不足には少子高齢化も関係しており、エンジニアに限らずあらゆる業種で労働力不足が叫ばれています。

【ベンチャーのエンジニア就職】エンジニア初心者でも就職するためには?

前述した通り、日本ではエンジニアが不足しています。

そのため、たとえ初心者でも採用して育てていくベンチャー企業が増えてきており、これからエンジニアとして働いていきたいと考える学生には大きな追い風となっています。

もちろん募集内容はよく見るべきですので、単に初心者OKなら良いとするのではなく、実態にどのような業務内容で、どのような成長ステップを踏むことになるかは確認しましょう。

そもそもエンジニアの仕事は一人でできるようなものではなく、組織の一員として果たすべき役割を担うことになります。

自分のことばかり考えるのではなく、社会人としてチームの一員として、どんな貢献ができるかもしっかり考えを整えておくことは大切です。

教育環境が整った企業に行くべき

初心者でも構わないと言いながら、実際に入社してみると何一つ指導されず、何をしたら良いかもわからないという対応ではどうしようもありません。

これはエンジニアに限りませんが、初心者が成長できるか否かは教育環境によって変わってきます。

社員教育に関しては企業によって考え方も方針も大きく変わってくるため、あらかじめ職場の雰囲気や教育制度に関しても注目しておく必要があると言えるでしょう。

具体的な社員育成方法やスキルアップの仕組み、研修制度などもチェックして、これなら初心者の自分でも業務に貢献できると感じられる企業に入社すべきと言えます。

最新情報を仕入れるべき

エンジニア初心者を募集する企業側と同じく、応募する側にも心構えが必要です。

現時点で初心者だという事実は変えようがありませんが、それでも自分の力で努力できる範囲は決して狭くはありません。

たとえば、ITに関する知識が乏しいと自覚しているなら、インターネットを使って関連する最新情報を手に入れることは可能です。

毎日スマートフォンを眺めている時間があるのであれば、少しでも業務につながりそうな最新情報は頭に入れておくべきと言えます。

初心者OKとはいえ、学校ではなく仕事である以上、企業側が手取り足取り何から何まで親切に教えてくれるわけではありません。

必要な知識は自分で取りに行く姿勢は、特にベンチャーでは強く求められる傾向にありますので、ぜひ意識して取り組んでください。

【ベンチャーのエンジニア就職】どんな仕事をするのか?

エンジニアと一括りにしても、SEやプログラマーなどさまざまな働き方があります。

さらに、企業によっては特殊な職種が用意されている場合や詳細な業務内容については企業ごとに千差万別と言えるでしょう。

ただ、一般的にエンジニアが携わる仕事は大きく2つの立場で分けることができます。

ここでは具体的にどのような仕事になるか、基本的にすべてのエンジニアに共通する業務内容を紹介しましょう。

自社開発

自社開発を行っている企業とは、製品やサービスを自社で開発し、運営をしている会社です。

つまり、自社から新たなものを作っていくことをメイン事業とし、具体的にはアプリやシステムなどを作っている企業を指します。

こうした企業はスピード感があり、顧客の要望にすぐに応えられる能力も必要とされるのが特徴です。

自社ブランドを持つためネームバリューもありますし、企画からブランディングまですべて社内で実施するため、会社の売上も自社商品の売上によって変動します。

比較的B2Cのビジネスモデルが多い印象ですが、ここは一概に言えません。

受託開発

受託開発をメインにする企業は、他の会社からオーダーを受け、それに沿って製品やサービスを開発していく会社を指します。

クライアントの細かな要望に応えるためには、エンジニアとしてさまざまな知識が必要とされるのが特徴です。

ブランドはありますが、比較的B2Bのビジネスモデルが多く、クライアントを主体とする開発スタイルが主となります。

システム開発などを行う企業が多く、かなりまとまった予算で大規模なプロジェクトを実施することも少なくありません。

いずれにせよ、受託開発企業はクライアントワークが中心となる点が大きなポイントです。

【ベンチャーのエンジニア就職】求められるスキルとは

ベンチャーのエンジニアとして働くためには、どのようなスキルがあると良いのでしょうか。

企業によって一概に言えませんが、一般的に要求される内容についてまとめてみましょう。

ITへの興味と知識

前述した通り、業界によって求められる知識は異なります。

たとえば、インターネット業界ならWeb運営の知識が必要ですし、ソフトウェア開発ならアプリケーションなどに関する知識があったほうが有利です。

総じて言えるのは、その業界に合った知識を持つことでしょう。

そもそもIT技術に興味があるからこそ就職を目指しているわけですから、その興味を活かしてたくさんの幅広い知識を身につけておくことが一番です。

気になることは調べ、業界研究や企業研究なども含めて情報を集めておきましょう。

好きこそものの上手なれと言いますが、興味があれば自然にできることです。

チャレンジ精神

ベンチャーは成長が早いため、意欲的に自ら知識を得ようとする姿勢が大切です。

何事にもチャレンジし、貪欲に行動できる精神を育ててください。

逆にベンチャーに向かないのは、他人任せ、消極的、言われたことだけをやっていたいというタイプです。

新しいことややったことのない分野にも興味を持ち、なんでも挑戦してみる行動力が必要だと言えるでしょう。

エンジニアと聞くと、ほとんどがデスクワークで、一人で黙々と作業をしているイメージを持つ人も少なくありません。

もちろん作業中はそうした時間もありますし、物事に集中することも大切ですが、仕事はそれだけではありませんので、自分から周りの情報を集めに行く積極性も大切です。

【ベンチャーのエンジニア就職】就職後に得られる能力とは?

ベンチャーにはベンチャーならではの魅力があり、ベンチャーで働くからこそ身につくものもたくさんあります。

もちろん経験は人それぞれですし、企業によっても得られるものは変わりますが、ここではベンチャーに就職することで自身がどのように成長できるかをまとめます。

幅広い知識

ベンチャーで、人的リソースが十分に足りている企業はまずありません。

ほとんどの場合が人手不足で、社員全員が毎日走り回っているような状況ですから、大手に比べてやる仕事がとても多いことが特徴です。

そのため、一人ひとりに幅広い技術が求められますし、仕事に取り組むごとに知識量が増え、非常に早い成長スピードを望めることが魅力です。

場合によってはポテンシャルを認められ、経営や運営に関わる部分まで任せてもらえる場合もあります。

いきなり裁量が与えられることにプレッシャーを感じる人もいるでしょうが、一つひとつこなしていくことで確実に幅広い知識が得られることは間違いありません。

ゆくゆくは独立して会社を持ちたいと考える人なら、願ってもない環境と言えます。

スピード感のある仕事

ベンチャーは、刻一刻と変化するマーケットの状況に素早く対応するフレキシブル性を強みにしています。

社長以下全員フラットという組織体制のところも多いですが、決裁者が現場に出ているため意思決定が早く、スピード感のある仕事を進めることができます。

大手企業のように、ささいな案件でも承認を得るために1週間も2週間も待たなければならないようなことは、ベンチャーではまずありません。

現場担当者にも常に多くの仕事が回ってくるため、短期間でたくさんのビジネス要件に携われることが強みになります。

忙しく目まぐるしいのも事実ですが、業務効率の良さでいえば、形態的にはベンチャーが一番でしょう。

臨機応変にあらゆるタスクをマルチに実行できる人材であれば、まさに天職と言えます。

まとめ

ITベンチャーにエンジニアとして就職すると、幅広い知識と経験で自身の大幅な成長が見込めます。

需要は高いので初心者にとっても追い風の状況と言えますので、ぜひ意欲を持ってチャレンジしてみてください。


 

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます