ベンチャーに学歴は必要なのか?ベンチャー企業に求められる能力を紹介

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はじめに

ベンチャー企業への就職を考えているものの、学歴というフィルターを気にしている方も意外に多いのではないでしょうか。

自分の学歴では大手企業は難しいかもしれないけれど、ベンチャーならいけるのではと考えた人もいれば、自分の学歴ならベンチャーは軽い、高収入が目指せるに違いないと高学歴を武器にしたいと考えている方もいるかもしれません。

そこで、ベンチャーはそもそも採用にあたって学歴を見ているのか、学歴を気にしながら、どのようにしてベンチャーに就職していくかを紐解いていきます。

【ベンチャーと学歴の関係性とは?】ベンチャー就職に学歴は必要なのか?

就活にあたっては、どうしても学歴を気にして就活先を選びがちです。

では、ベンチャー企業にはどのような学歴が求められているのでしょうか。

ベンチャーを起業する経営者の中には、高卒でこれまでにない事業を起ち上げて成長した人もいます。

また、知名度が低い企業が多いため、学歴がなくても入れるのではと見る向きもあります。

そこで、そもそも、ベンチャー就職に学歴は必要なのかも気になるところです。

結論としていえば、大手企業と比べ、学歴を重視しないベンチャー企業が圧倒的に多いです。

募集時に学歴を見るベンチャー企業と、見ていない企業が存在しています。

そのため、自分で確認してから面接に臨む必要があります。

中には、大卒と専門学校を分けて募集するベンチャー企業もあるので、どこに違いがあるのか理解して臨みましょう。

大卒に求められていること

大卒を募集している場合や学歴をチェックしているベンチャー企業で、大卒の新卒社員に何を求めているのでしょうか。

大学まで進学して学んでいるため、専門的な知識はあるものの、学問を学び、学生生活を長く送ってきただけなので、実務的スキルは持ち合わせていないことがほとんどです。

そのため、ベンチャー企業が大卒出身者に求めているのは、思考力・理解力を通して、社内のマネジメント役として活躍することを望んでいます。

ということは、就活においては、思考力や理解力があること、マネジメント力が発揮できることをアピールすることが有利となります。

実務経験がないのに、大卒で有能だから即戦力となるといったアピールはあまりおすすめできません。

専門学校卒に求められていること

ベンチャー企業では、あえて専門学校卒を募集しているケースが少なくありません。

では、ベンチャー企業は専門学校出身者に何を求めて募集しているのでしょうか。

専門学校の種類にもよりますが、プログラミング力やWeb制作スキル、会計ソフトを操っての経理など、ビジネスにすぐに使える実践的なスキルを身につけている方が多いです。

そのため、学歴としては大卒より低いとしても、即戦力として活躍できると期待されていることが多いです。

ベンチャー企業は急成長を遂げることや急激に業務が増大、多忙化して人材採用に踏み切ることも少なくありません。

そのため、今、人手が足りない業務を担ってくれる即戦力となる人材を、実務能力の高い専門学校卒に求めるのです。

【ベンチャーと学歴の関係性とは?】なぜベンチャーは大手ほど学歴を重視しないのか?

学歴があれば、就職に有利に働くと考えて受験勉強や大学生活を頑張ってきた方にとっては、少し肩透かしかもしれません。

なぜ、ベンチャーは大手企業ほど学歴を重視した採用をしていないのでしょうか。

それには大きく2つの理由が考えられます。

1つは学歴よりも、一人ひとりの応募者の企業とのマッチ度を重視した採用を行っていること、もう1つは大企業に比べてエントリー数が少ないことから、一人ひとりをじっくり見極められることです。

詳しく見ていきましょう。

企業とのマッチ度

ベンチャー企業には独特な社風や経営理念があり、企業理念などへの共感や、同じ方向を向いて成長していけることが重視されます。

新卒を募集できる段階になったベンチャー企業は成長段階に入ることや従業員数も増えてきている企業も多いものの、やはり、大手企業に比べれば圧倒的に少人数です。

そのため、ベンチャー企業は大企業に比べ一人ひとりの責任が大きく、成長していく過程では企業とのマッチ度が重視されます。

大企業のように社員の代替性が高い環境ではなく、一人ひとりがそれぞれの業務を担い、同じ方向を向いて成長を目指すことが求められるので、ベンチャー企業の理念や社風、目的などに共感し、マッチしている人材が求められます。

学歴より、マッチ度が重視されるので、大卒かどうかを気にしないベンチャー企業も多いのです。

エントリー数の少なさ

大企業の場合、エントリー数だけでも膨大にのぼります。

第一志望の方だけでなく、保険的に受ける人、ダメ元で受ける人なども含めると、書類選考だけでも大変な作業となります。

そのため、人を見ず、まずは学歴で振り分けるといった方法を採る企業も少なくありません。

これに対して、ベンチャー企業の場合、採用予定数も少ないですが、エントリー数も大企業のような数にはなりません。

数人から数十人程度の応募者であるため、一人ひとりをじっくり見ることができます。

学歴だけでなく、学んできたこと、経験、性格、面談時の対応力や実際に話を聞いて、人間性を見ることやマッチ度を確認できます。

そのため、学歴を見る必要を感じないベンチャー企業も少なくありません。

【ベンチャーと学歴の関係性とは?】ベンチャー企業に求められる能力とは?

求めているのが学歴でないなら、ベンチャー企業に就職するためには、何をアピールすれば良いのでしょうか。

ベンチャー企業が必要としている力は何かを考える必要があります。

その代表的な力が、先を予測して行動する力、結果重視の思考、自主性です。

先を予測して行動する力

ベンチャー企業では、入社後すぐの段階でも、企業成長という目標達成のために、新卒レベルでは難しい仕事を振られることも少なくありません。

その際に振られた仕事や目標を達成するための手段を考えられる力が必要になります。

そのため、先を予測して行動する力が求められています。

ベンチャー企業のビジネスは、新たなサービスの提供や新たな市場開拓であることも多く、学ぶべき先例やお手本が存在しないことも多いです。

だからこそ、自分で目標を達成するにはどうすればいいかを考え、具体的なイメージを持ち、リスクなども考えて、達成するための手段を考えなくてはなりません。

上司や先輩すら、初めての経験が多いので、自ら先を予測して行動する力が求められるのです。

結果重視の思考ができる人

ベンチャー企業は少数精鋭で組織を動かしており、一人ひとりの働きがとても重要となる企業です。

そのため、結果にコミットしていける人、失敗してもひるまず、改善して結果を出そうと意欲的に頑張れる人が求められています。

たとえば、営業職として採用された場合、大企業であれば、成果が出せなくても、それは個人の評価や給与に影響するだけで、ほかの営業職が結果を出せれば、企業全体としては業績を伸ばすことが可能です。

これに対して、ベンチャー企業は営業職が数名や1人だけといったケースもあり、その人が結果を出せないと企業業績に大きく影響が出ます。

失敗がまったく許されないわけではありませんが、結果を出すことにこだわりを持って意欲的に取り組める人が必要なのです。

自主性

ベンチャー企業は一人ひとりの責任が大きく、新人教育を行う人材や時間もなく、先例のない業務の遂行などが求められるため、自主性が欠かせません。

時間をかけて新人教育が実施され、配属が決められて仕事が上から与えられる大企業に比べて、自ら能動的に動こうとする力が求められます。

大企業の場合、同期や同じ職場の人と違う行動をすれば、和を乱す、協調性がないと思われることや出る杭は打たれる状況に陥ることもあります。

一方、ベンチャー企業では指示を待っている場合や上司や先輩が忙しくしていて相手にされないからとボーっとしていては、仕事ができないとみなされてしまうのです。

【ベンチャーと学歴の関係性とは?】高学歴の学生のベンチャー就職は増えている 

ベンチャー企業は学歴重視ではなく、大卒だからといって、就活に有利に働かないのでは高学歴の大学生はベンチャー就職はつまらないのだろうかと悩まれるかもしれません。

もっとも、高学歴の大学生でも、企業理念や仕事に共感してベンチャー企業に就職する人は増えています。

ただし、就活にあたっては、ベンチャー企業が求めているのは学歴ではないことを念頭において臨まなくてはなりません。

学歴があるから受かると勘違いしたり、学歴をアピールするのではなく、ベンチャー企業とのマッチ度をアピールしたり、ベンチャー企業に求められる先を予測して行動する力、結果重視の思考、自主性があることをアピールしていきましょう。

【ベンチャーと学歴の関係性とは?】まとめ

ベンチャー企業は大手企業のように学歴重視の採用は行っていません。

それは、一人ひとりの能力が重視される成長段階にあるため、企業とのマッチ度や自主的に活躍できる力が求められるからです。

そのため、就活する大学生の側でも、企業理念に共感できるか、事業に魅力を感じるかや、自分がやりたいことができるかが大切です。

学歴よりも、自主性や先を予測して行動する力があり、結果が出せる人が求められているので、ベンチャー企業が求める力があることをアピールすることがポイントになります。

ベンチャー早期選考に向けての記事(作成中)も参照しましょう。


 

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