はじめに
就活の際の選択肢を考えるのならば、教育ベンチャーに進む道もあるのではないでしょうか。
教育ベンチャーという言葉は、最近かなり話題になっていて、さまざまな教育を提供する業界だと言えるでしょう。
そもそも、最近は教育の定義もずいぶん変わってきていますので、企業の数だけ教育があるといっても過言ではありません。
中には、可能性のある企業もありますので、ベンチャーを目指すのならば、思い切って教育業界に飛び込んでみるのも良いかもしれません。
今後は、間違いなく成長していく業界になっていますので、とてもチャレンジあふれる業界になっているでしょう。
【教育ベンチャーとは？】教育業界の種類
教育ベンチャーを知るためには、まず教育業界を知る必要があるでしょう。
教育といえば、学校や教師を思い浮かべる人もいるでしょう。
しかし、これらを思い浮かべているうちは、教育ベンチャーについて理解するのは難しいのです。
教育業界は、大きく分けると2つの分け方があって、ここではその部分の詳細について説明します。
提供しているものがなんなのか、誰に対して教育を提供しているのかによっても異なってくるでしょう。
提供しているものは場所？教材？
まず提供しているものが場所なのか教材なのかを確認してみると良いでしょう。
提供しているものが学びの場ならば、学校や進学塾といった、直接人に対して教えるようなサービスであると言えるでしょう。
多くの人は、こちらのほうを思い浮かべるかもしれません。
また、提供しているものが教材ならば、教科書や参考書などの教材を通じて、より多くの人たちに教えるというサービスになってくるでしょう。
教材を作っている人たちも教育業界であるといえて、直接表には出てこないものの、大きな影響を与えているのです。
誰に提供してる？子供？大人？
誰に提供しているのかによっても、さまざまなタイプに分かれます。
大きく分けると、義務教育をしている人たちに対して提供するのか、高校生や大学生に提供しているのか、社会人に対して提供しているのかによって分けることができるのです。
さらに、幼児に対してする教育もありますので、教える人たちの属性によって、まったく現場が違ってくることがわかります。
特に社会人向けの教育サービスは多様化する傾向があって、ひと昔前までには考えられなかったような派生を見せるサービスもあるのです。
たとえば、社会人向けの英会話サービス一つといっても、オンラインになってくるなどと大きく変わってきています。
何を提供しているか。
どんな目標を達成するためのサービスなのかも、教育を大きく左右する部分です。
たとえば、進学塾は、受験に必要な教科を教えています。
また、受験を乗り切るためのコツを教えてくれるのも進学塾の教育だと言えるでしょう。
英会話教室などは、英語のスキルを高めるために教育を提供しています。
ほかにもプログラミング教室など、教育といってもさまざまな幅があることがわかるのです。
教育といえば、義務教育や進学などを思い浮かべる人もいるかと思いますが、英会話やプログラミングといった部分にまで視野を広げれば、それこそ無限の可能性があると言えるでしょう。
【教育ベンチャーとは？】教育ベンチャーとは何か
教育ベンチャーには、これといった定義はありません。
そもそもベンチャー企業自体に、決まりきった定義がありませんので、かなり広い範囲を指す言葉でしょう。
あえて、定義をするとすれば、教育業界を広義的な意味で捉えたものになります。
実際に、教育ベンチャーとして台頭してきた企業はたくさんありますので、例を確認することによって、教育ベンチャーというものが見えてくるかもしれません。
EdTechという存在
教育ベンチャーを把握するうえで、EdTechの存在は見逃すことはできないでしょう。
これは教育業界をテクノロジーの活用でイノベーションさせるというような意味を持っています。
現在非常に注目されている言葉になっていて、教育を意味するeducationとIT技術などのTechnologyを掛け合わせた造語です。
教育の定義は予想以上に広いので、そこにITを組み合わせることによって無数の選択肢が生まれるのです。
少し前にフィンテックという金融とITを組み合わせたものがありましたが、その波が教育業界にも押し寄せてきた形だと言えるでしょう。
EdTechの例
EdTechの例を確認してみましょう。
EdTechの基本概念として、教育現場を広義的な意味で捉えていますので、EdTechと呼ばれるようなものはたくさんあります。
そして、新型コロナウイルスが契機になって、爆発的に拡大する兆候が見えているのです。
たとえば、オンラインスクールのschooや、プログラミング学習サービスのProgateなどが挙げられるでしょう。
さらに、オンラインで家庭教師を探すようなアプリも該当するでしょう。
ほかにも、学習のノートを共有するためのアプリであったり、手書きのアドバイスを受けられるサービスだったりと、とにかくさまざまなサービスが立ち上がっています。
【教育ベンチャーとは？】あなたは教育ベンチャーに向いている？
教育ベンチャーも一種のベンチャーなので、もちろん向き不向きがあります。
そのため、自分にこういった業種が向いているのかを確認してみると良いでしょう。
まず重要になってくるのが誰に何を提供したいのかを明確にする必要があるというものです。
ベンチャーというのは目標に向かって、突き進むような突進力が必要とされる業界になります。
そのため、自分はこの会社に入ってどんなことをしたいのかという明確なビジョンが見えていなければ、この業界で活躍するのは難しいかもしれません。
あなたは何をしたいのか
教育ベンチャーが指している教育業界は、とても範囲が広くなっています。
そこで重要になってくるのが、自分は誰に何を提供したいのかという部分です。
すでに、教育業界に興味があって、そのような目標を持っているのならば、問題ありませんし、まだそんな目標が見つかっていないのならば、自己分析をすると良いでしょう。
人に教えるのが好きというだけでは、少し弱いと言えて、人にどんな風に教えたいのか、自分が教えた人がどうなってほしいのかまで考えていくと良いでしょう。
その会社は誰に何を提供しているのか
企業が誰に何を提供しているのかわからなければ、就職したい会社というものはなかなかわからないものです。
教育ベンチャーは、たくさんありますので、そうした情報がなければ、どこを選んで良いかわからないはずです。
誰に何を提供しているのかによって、まったくやることが違ってきますので、これは非常に重要なポイントになってきます。
この部分は企業研究で補いたいところです。
実際に企業研究をしてみるとわかるかと思いますが、教育ベンチャーには、今まで誰も思いつかなかったような奇抜で洗練されたアイディアで起業している人たちがいます。
【教育ベンチャーとは？】まとめ
教育ベンチャーは、業界内でも幅広いサービスを展開しています。
さらに、新型コロナウイルスの影響で、その広がりはさらなるものになってきているので、よほど詳細に業界や企業を見なければ、自分がどのサービスに力を入れたいかを見極めるのは難しいでしょう。
もし、現在の教育になんらかの不満を持っていたり、子供の頃に体験した教育の疑問点があったりする場合は、既存の教育システムではなく、教育ベンチャーで新しいシステムを作り出すことによって、大きな成功を収められるかもしれません。
